JPH082908Y2 - Circuit breaker for wiring - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は配線用遮断器、さらに詳しくは、過大な電流
が通過すると駆動される引き外し装置と、複数のリンク
とばねとを保持フレームに装着して構成さればね力を蓄
積したセット状態で引き外し装置が駆動されるとトリッ
プ動作を行なうトリップ装置と、トリップ装置に機械的
に連結されトリップ装置のトリップ動作に伴なって主電
路に挿入された接点を開離する接点装置とがハウジング
内の定位置に納装された配線用遮断器に関するものであ
る。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a circuit breaker for wiring, and more specifically, a trip device driven when an excessive current passes, a plurality of links and springs mounted on a holding frame. A trip device that performs trip operation when the trip device is driven in a set state in which the spring force is accumulated, and a contact that is mechanically connected to the trip device and that is inserted into the main circuit along with the trip operation of the trip device. The contact device for opening and closing is a circuit breaker for wiring installed in a fixed position in the housing.

［背景技術］ 従来のこの種の配線用遮断器では、トリップ装置にお
けるクレドルと第１リンクとの結合にあたり、リンクピ
ン等の別部材を必要としているものであり、リンクピン
の固定作業等が必要となり、組立作業に手間がかかるも
のであった。これに対して、クレドルと第１リンクとの
一方を切り起こして軸突起を形成し、他方に形成した軸
受溝に係合させることも考えられるが、切り起こして形
成した軸突起では、軸突起の外周形状と軸受溝の内周形
状とを合致させることができず、クレドルと第１リンク
とががたつきやすく、回転中心のがたつきによってクレ
ドルと第１リンクとが摩耗して経年変化を生じるという
問題がある。また、軸突起を切り起こすことによって形
成される孔の周部の強度が低下し、かつ軸突起も高い強
度を確保することができず、このことによっても回転中
心のがたつきや経年変化が生じやすいという問題を有し
ている。[Background Art] In a conventional circuit breaker of this type, a separate member such as a link pin is required for connecting the cradle and the first link in the trip device, and fixing work of the link pin is required. Therefore, the assembly work is troublesome. On the other hand, it is conceivable that one of the cradle and the first link is cut and raised to form a shaft protrusion, and the shaft protrusion is engaged with the bearing groove formed in the other. The outer peripheral shape of the bearing and the inner peripheral shape of the bearing groove cannot be matched with each other, and the cradle and the first link easily rattle, and the rattle of the rotation center causes the cradle and the first link to wear and change over time. There is a problem of causing. In addition, the strength of the peripheral portion of the hole formed by cutting and raising the shaft protrusion is reduced, and the shaft protrusion cannot secure high strength, which also causes rattling of the rotation center and secular change. It has a problem that it easily occurs.

［考案の目的］ 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであって、そ
の主な目的とするところは、クレドルと第１リンクとの
結合が容易に行なえるようにして生産性を向上させた配
線用遮断器を提供することにある。[Object of the Invention] The present invention has been made in view of the above points, and its main purpose is to improve productivity by easily connecting the cradle and the first link. An object is to provide an improved circuit breaker for wiring.

［考案の開示］ 本考案においては、過大な電流が通過すると駆動され
る引き外し装置と、複数のリンクとばねとを保持フレー
ムに装着して構成さればね力を蓄積したセット状態で引
き外し装置が駆動されるとトリップ動作を行なうトリッ
プ装置と、トリップ装置に機械的に連結されトリップ装
置のトリップ動作に伴なって主電路に挿入された接点を
開離する接点装置とがハウジング内の定位置に納装さ
れ、トリップ装置をセット状態に設定するハンドルがハ
ウジングから起倒自在に突出した配線用遮断器におい
て、トリップ装置は引き外し装置の作動に連動して駆動
される係止レバーと、セット状態で係止レバーに係合す
るクレドルと、クレドルに回動自在に連結された第１リ
ンクと、第１リンクに一端部が回動自在に連結され他端
部が接点装置に連結された第２リンクと、セット状態に
おいて接点が閉成されるようにばね力を蓄積する引張ば
ねと、係止レバーとクレドルとを揺動自在に保持する保
持フレームとを備え、クレドルと第１リンクとは板金を
用いて形成されるとともに一方を打ち出して突設した軸
突起と他方の軸受溝とを係合させて連結され、軸突起は
略円柱状であって軸方向に平行な平面で周面が優弧状と
なるように切り取った形状に形成され、軸受溝は軸突起
の外周面に沿った優弧状に切欠されるとともに軸受溝の
開口幅が軸突起の軸方向に直交する面内で軸突起の最小
幅部分よりも大きく軸突起の直径よりも小さく設定され
て成る配線用遮断器を開示する。DISCLOSURE OF THE INVENTION In the present invention, a tripping device that is driven when an excessive current passes, and a tripping device in a set state in which a plurality of links and springs are mounted on a holding frame and spring force is accumulated A trip device that performs a trip operation when driven, and a contact device that is mechanically connected to the trip device and opens and closes the contact inserted in the main circuit along with the trip operation of the trip device are in place in the housing. In the circuit breaker for the wiring, which is installed in the vehicle and has the handle that sets the trip device in the set state so that it can be tilted up and down from the housing, the trip device is set with a locking lever that is driven in conjunction with the operation of the trip device. Cradle engaged with the locking lever in the state, the first link rotatably connected to the cradle, one end rotatably connected to the first link and the other end contact The cradle includes a second link connected to the device, a tension spring that stores a spring force so that the contacts are closed in the set state, and a holding frame that swingably holds the locking lever and the cradle. The first link and the first link are formed by using a metal plate and are connected by engaging one of the shaft projections protruding from one side with the other bearing groove, and the shaft projections are substantially cylindrical and parallel to the axial direction. It is formed in a shape that is cut so that the peripheral surface becomes a superior arc shape on a flat plane, and the bearing groove is cut in an excellent arc shape along the outer peripheral surface of the shaft protrusion, and the opening width of the bearing groove is orthogonal to the axial direction of the shaft protrusion. Disclosed is a circuit breaker for wiring, which is larger than the minimum width portion of the shaft projection and smaller than the diameter of the shaft projection in the plane.

（実施例） 以下の実施例においては、３極型のブレーカを示す。
第１図に示すように、基本的には過電流が通過すると駆
動される引き外し装置10と、引き外し装置10が駆動され
るとトリップ動作を行なうトリップ装置40と、トリップ
装置40がトリップ動作を行なうと瞬間的に開離される接
点装置110と、接点装置110の開離時に発生するアークを
消弧する消弧装置130とをハウジング１内に納装したも
のであって、ハウジング１の上面からはトリップ装置40
に連動したハンドル100が起倒自在に突出する。引き外
し装置10と接点装置110と消弧装置130とは各極ごとに設
けられており、またトリップ装置40は３極が共有する形
で設けられている。ハウジング１はベース1aと、ベース
1a上に被嵌されるカバー1bとから構成されており、カバ
ー1bの中央部に形成されたハンドル挿通孔２を通してハ
ンドル100がハウジング１の外部に突出する。また、ハ
ウジング１の消弧装置130側の側面にはハウジング１の
内外を連通させる排気板９が嵌め込まれる。(Example) In the following examples, a three-pole type breaker is shown.
As shown in FIG. 1, a trip device 10 that is basically driven when an overcurrent passes, a trip device 40 that performs a trip operation when the trip device 10 is driven, and a trip device 40 that performs a trip operation The contact device 110, which is momentarily opened when the contact is performed, and the arc extinguishing device 130, which extinguishes an arc generated when the contact device 110 is opened, are housed in the housing 1. From the trip device 40
The handle 100 interlocked with protrudes freely. The trip device 10, the contact device 110, and the arc extinguishing device 130 are provided for each pole, and the trip device 40 is provided so as to share three poles. The housing 1 has a base 1a and a base
The cover 100 includes a cover 1b fitted on the cover 1a, and the handle 100 projects outside the housing 1 through a handle insertion hole 2 formed in the center of the cover 1b. Further, an exhaust plate 9 that connects the inside and outside of the housing 1 is fitted on the side surface of the housing 1 on the arc extinguishing device 130 side.

引き外し装置10は、第４図および第５図に示すよう
に、電磁引き外し装置10aと熱動引き外し装置10bとから
構成される。電磁引き外し装置10aは、コイル11、ヨー
ク12、プランジャー13、復帰ばね14、およびブッシュ15
から構成される。コイル11は、第７図に示すような略Ｌ
字形の切欠溝16を有する矩形状の板金17を折曲して構成
されているものであって、切欠溝16は、板金17の長手方
向の一端部から中央部に走る横溝16aと、板金17の長手
方向の側縁に一端部が開放された縦溝16bとを連続させ
た形状に形成されている。この板金17を横溝16aの一方
の側縁に沿った折線（第７図中の一点鎖線）を介して略
Ｌ形に折曲するとともに、板金17の長手方向の中央部で
第７図中縦方向に入る一対の折線を介して板金17の右端
部が左端部よりも上段となるように階段状に折曲するこ
とにより、右端部に端子片18が一体に延設された半ター
ンのコイル11が形成されるのである。ここでコイル11
は、主電路に沿って端子片18に近い方が横片11aとな
り、端子片18から離れた方が縦片11bとなる。端子片18
の中央部には端子ねじ孔19が形成され、端子片18のコイ
ル11側の端部にはねじ孔20が形成される。また、コイル
11の縦片11bの先端部には突片21が設けられる。このよ
うに、コイル11が板金17を折曲して形成されているもの
であるから、打抜加工と折曲加工とにより容易にコイル
11が製造できるのである。また、コイル１に端子片18が
一体に延設されているから、巻線のコイルを用いる場合
のような端子片とコイルとの溶接作業が不要であり、生
産効率が高いものである。さらに、コイル11をＬ字状に
折曲しているから、平板状のコイル11に比較して占有面
積が小さくなり、本実施例のように複数極を並設してい
る場合に配置スペースが小さくなるのである。ヨーク12
は、第５図に示すように、上下に離間して平行に配置さ
れた上下３段の横片12a〜12c間をそれぞれ縦片12d,12e
で一体に連結して略Ｓ字形に磁性体により形成されてお
り、上段の第１横片12aと中段の第２横片12bとの両横片
12a,12bには上下方向の一直線上でそれぞれ矩形状の透
孔22a,22bが形成される。下段の第３横片12cの中央部に
はねじ孔23が形成される。第２横片12bと第３横片12cと
の間にはコイル11が介装されるのであって、コイル11の
横片11aが第３横片12cと対面するとともに、コイル11の
縦片11bとヨーク12の第１縦片12dとがコイル11の横片11
aを介して対面する形で、コイル11とヨーク12とが非接
触となるように配置される。また、第２横片12bに形成
された透孔22bにはブッシュ15が装着される。ブッシュ1
5は、上面がやや窪んだ直方体状に合成樹脂成型品等の
非磁性体により形成されており、中央部に矩形状の透孔
27が開口し、第６図に示すように、透孔27の開口周縁の
下面の全周に挿入用突条28が突設されている。しかる
に、挿入用突条28を第２横片12bの透孔22bに圧入するこ
とにより、ブッシュ15がヨーク12に固定されるのであ
る。ここで、透孔27は第１横片12aの透孔22aと略等しい
寸法に形成されている。プランジャー13は磁性体により
形成されており、上端部が略Ｌ字形に折曲されて引掛片
24が形成され、下端部には側方に開放されたばね収納凹
所25が形成される。ばね収納凹所25の上下幅はヨーク12
の第１横片12aと第２横片12bとの間の幅に略等しく設定
される。ばね収納凹所25の上下両端面からはそれぞれば
ね保持突起26が突設されており、両ばね保持突起26間に
復帰ばね14が装着される。プランジャー13の下端部はヨ
ーク12の第１横片12aに形成された透孔22aおよびブッシ
ュ15の透孔27に対応して断面矩形状に形成されており、
両透孔22a,27に上下移動自在に挿通される。したがっ
て、ブッシュ15を装着したヨーク12にプランジャー13を
挿通し、ヨーク12の第１横片12aと第２横片12bとの間に
ばね収納凹所25を対応させた状態で復帰ばね14をばね収
納凹所25に側方より装着すれば、復帰ばね14の上下両端
がヨーク12の第１横片12aとブッシュ15とにそれぞれ弾
接し、プランジャー13が上下に移動するときに復帰ばね
14が圧縮され、プランジャー13に復帰力が作用するので
ある。このようにヨーク12にブッシュ15とプランジャー
13とを装着した状態で復帰ばね14が最後に装着されるか
ら、電磁引き外し装置10aの組立途中で復帰ばね14が外
れたりすることがなく、組立性が向上するのである。ま
た、復帰ばね14をヨーク12の第１横片12aとブッシュ15
との間に装着して、両者に弾接させているから、復帰ば
ね14からブッシュ15に作用する下向きの押圧力により、
ブッシュ15をヨーク12にかしめ固定しなくとも、ブッシ
ュ15の抜け止めを行なうことができるのである。プラン
ジャー13の下端部はコイル11の縦片11bとヨーク12の第
１縦片12dとの間に配置され、コイル11への通電により
プランジャー13が下方に吸引されるように構成される。
この構成により、ヨーク12にプランジャー13を装着した
状態でコイル11を最後にヨーク12の側方からヨーク12内
に配置することができるのであり、コイル11にプランジ
ャー13を挿通する場合に比較して、組立性が向上したも
のとなる。コイル11の一端部に形成された突片21には熱
動引き外し装置10bが結合される。The trip device 10 includes an electromagnetic trip device 10a and a thermal trip device 10b as shown in FIGS. The electromagnetic trip device 10a includes a coil 11, a yoke 12, a plunger 13, a return spring 14, and a bush 15.
Consists of The coil 11 is substantially L-shaped as shown in FIG.
The notch groove 16 is formed by bending a rectangular sheet metal 17 having a U-shaped notch groove 16 .The notch groove 16 includes a lateral groove 16 a running from one end in the longitudinal direction of the sheet metal 17 to the center, and a sheet metal 17. Is formed in such a shape that a longitudinal edge 16b is connected to a vertical groove 16b whose one end is open. The sheet metal 17 is bent into a substantially L-shape through a fold line (one-dot chain line in FIG. 7) along one side edge of the lateral groove 16a, and the sheet metal 17 is longitudinally arranged in the longitudinal center of FIG. A half-turn coil in which the terminal piece 18 is integrally extended to the right end by bending the sheet metal 17 in a stepwise manner so that the right end is higher than the left end through a pair of folding lines that enter in the direction. 11 is formed. Where coil 11
The side piece 11a is closer to the terminal piece 18 along the main electric path, and the side piece 11b is farther from the terminal piece 18 than the vertical piece 11b. Terminal strip 18
A terminal screw hole 19 is formed at the center of the terminal piece, and a screw hole 20 is formed at an end of the terminal piece 18 on the coil 11 side. Also coil
A projecting piece 21 is provided at the tip of the 11 vertical piece 11b. As described above, since the coil 11 is formed by bending the sheet metal 17, the coil 11 can be easily formed by punching and bending.
11 can be manufactured. Further, since the terminal piece 18 is integrally extended to the coil 1, the welding work between the terminal piece and the coil, which is required when using the coil of the winding wire, is unnecessary, and the production efficiency is high. Further, since the coil 11 is bent into an L-shape, the occupied area is smaller than that of the flat coil 11, and the arrangement space is reduced when a plurality of poles are arranged in parallel as in this embodiment. It gets smaller. York 12
As shown in FIG. 5, the vertical strips 12d and 12e extend between the upper and lower three horizontal rows 12a to 12c, which are vertically separated from each other.
Are formed of a magnetic material in a substantially S shape by being integrally connected with each other, and both horizontal pieces of the upper first horizontal piece 12a and the middle second horizontal piece 12b.
Rectangular through holes 22a and 22b are formed in the vertical lines 12a and 12b, respectively. A screw hole 23 is formed in the central portion of the lower third horizontal piece 12c. Since the coil 11 is interposed between the second horizontal piece 12b and the third horizontal piece 12c, the horizontal piece 11a of the coil 11 faces the third horizontal piece 12c and the vertical piece 11b of the coil 11 is provided. And the first vertical piece 12d of the yoke 12 are the horizontal pieces 11 of the coil 11.
The coil 11 and the yoke 12 are arranged so as to face each other via a so that they are not in contact with each other. The bush 15 is mounted in the through hole 22b formed in the second horizontal piece 12b. Bush 1
5 is a rectangular parallelepiped with a slightly recessed upper surface and is made of a non-magnetic material such as a synthetic resin molded product.
The opening 27 has an opening, and as shown in FIG. 6, an insertion ridge 28 is protrudingly provided on the entire lower surface of the periphery of the opening of the through hole 27. However, the bush 15 is fixed to the yoke 12 by pressing the insertion ridge 28 into the through hole 22b of the second horizontal piece 12b. Here, the through hole 27 is formed to have substantially the same size as the through hole 22a of the first horizontal piece 12a. The plunger 13 is made of a magnetic material, and its upper end portion is bent into a substantially L shape so that a hooking piece is formed.
24 is formed, and a spring storage recess 25 opened laterally is formed at the lower end. The vertical width of the spring storage recess 25 is the yoke 12
Is set substantially equal to the width between the first horizontal piece 12a and the second horizontal piece 12b. Spring holding projections 26 project from the upper and lower end surfaces of the spring housing recess 25, respectively, and the return spring 14 is mounted between the spring holding projections 26. The lower end of the plunger 13 has a rectangular cross section corresponding to the through hole 22a formed in the first lateral piece 12a of the yoke 12 and the through hole 27 of the bush 15.
It is inserted into both through holes 22a and 27 so as to be vertically movable. Therefore, the plunger 13 is inserted into the yoke 12 having the bush 15 attached thereto, and the return spring 14 is provided with the spring housing recess 25 corresponding to the first horizontal piece 12a and the second horizontal piece 12b of the yoke 12. When the return spring 14 is mounted laterally in the spring accommodating recess 25, the upper and lower ends of the return spring 14 make elastic contact with the first horizontal piece 12a of the yoke 12 and the bush 15, respectively, and when the plunger 13 moves up and down.
14 is compressed, and the plunger 13 is given a restoring force. Bush 15 and plunger in yoke 12 like this
Since the return spring 14 is finally attached in the state where 13 and 13 are attached, the return spring 14 does not come off during the assembly of the electromagnetic tripping device 10a, and the assembling property is improved. Further, the return spring 14 is connected to the first horizontal piece 12a of the yoke 12 and the bush 15.
Since it is mounted between and and is elastically contacted with both, by the downward pressing force acting on the bush 15 from the return spring 14,
The bush 15 can be prevented from coming off without caulking and fixing the bush 15 to the yoke 12. The lower end of the plunger 13 is disposed between the vertical piece 11b of the coil 11 and the first vertical piece 12d of the yoke 12, and is configured such that the energization of the coil 11 causes the plunger 13 to be attracted downward.
With this configuration, the coil 11 can be finally placed in the yoke 12 from the side of the yoke 12 with the plunger 13 attached to the yoke 12, and compared with the case where the plunger 13 is inserted into the coil 11. As a result, the assemblability is improved. The thermal trip device 10b is coupled to the projecting piece 21 formed at one end of the coil 11.

熱動引き外し装置10bは、ヒータ板31、バイメタル板3
2、および押圧ねじ33により構成される。ヒータ板31お
よびバイメタル板32はそれぞれ下端部に突片21が挿入さ
れる挿入孔34,35を有し、バイメタル板32を電磁引き外
し装置10a側としてヒータ板31とバイメタル板32とを積
層し、挿入孔34,35に突片21を挿入して突片21をかしめ
ることにより、ヒータ板31とバイメタル板32とがコイル
11に一体に固定されるようになっている。ヒータ板31と
バイメタル板32とを積層した状態において、バイメタル
板32の上端部はヒータ板31の上端よりも上方に突出して
おり、この突出部分に形成されたねじ孔36に押圧ねじ33
が進退自在に螺合するのである。ヒータ板31の上端部に
は、第１図に示すように、編組線よりなる接続線37が接
続され、ヒータ板31に通電される電流によりヒータ板31
が加熱されると、バイメタル板32の上端部が電磁引き外
し装置10a側に曲がるようになっているのである。この
ように、ヒータ板31とバイメタル板32とをコイル11に一
体に結合できるから、組立時の取り扱いが容易となるも
のである。また、押圧ねじ33は進退自在であるから、バ
イメタル板32からの突出量を必要に応じて調節できる。The thermal release device 10b includes a heater plate 31, a bimetal plate 3
2, and a pressing screw 33. The heater plate 31 and the bimetal plate 32 each have insertion holes 34 and 35 at the lower ends where the protruding pieces 21 are inserted, and the heater plate 31 and the bimetal plate 32 are laminated with the bimetal plate 32 as the electromagnetic trip device 10a side. By inserting the protruding pieces 21 into the insertion holes 34 and 35 and caulking the protruding pieces 21, the heater plate 31 and the bimetal plate 32
It is designed to be fixed integrally to 11. In a state where the heater plate 31 and the bimetal plate 32 are stacked, the upper end of the bimetal plate 32 protrudes above the upper end of the heater plate 31, and the pressing screw 33 is inserted into a screw hole 36 formed in the protruding portion.
Are screwed together so that they can move back and forth. As shown in FIG. 1, a connecting wire 37 made of a braided wire is connected to the upper end of the heater plate 31, and the heater plate 31 is heated by the current supplied to the heater plate 31.
When is heated, the upper end of the bimetal plate 32 is bent toward the electromagnetic trip device 10a. In this way, the heater plate 31 and the bimetal plate 32 can be integrally connected to the coil 11, so that handling at the time of assembly becomes easy. Further, since the pressing screw 33 is movable back and forth, the amount of protrusion from the bimetal plate 32 can be adjusted as necessary.

以上のようにして構成された引き外し装置10は、第１
図に示すように、端子片18をハウジング１の外部に露出
させるように配置され、ベース1aの下面より螺入される
固定ねじ3,4の先端部が端子片18に形成されたねじ孔20
およびヨーク12に形成されたねじ孔23に螺合されること
により、ハウジング１の定位置に固定される。また、端
子片18の端子ねじ孔19には端子ねじ29が螺合する。この
引き外し装置10は、各極ごとに設けられるものであっ
て、互いに独立して動作するようになっている。The trip device 10 configured as described above is the first
As shown in the figure, the terminal strip 18 is disposed so as to be exposed to the outside of the housing 1, and the distal ends of the fixing screws 3 and 4 screwed from the lower surface of the base 1 a have screw holes 20 formed in the terminal strip 18.
The housing 1 is fixed at a fixed position by being screwed into a screw hole 23 formed in the yoke 12. A terminal screw 29 is screwed into the terminal screw hole 19 of the terminal strip 18. The trip device 10 is provided for each pole, and operates independently of each other.

トリップ装置40は、第２図に示すように、左右に離間
した略平行な一対の支承板41aを一体に連結した形状に
形成された保持フレーム41を備えており、各支承板41a
の下端部はそれぞれ内向きに折曲されて固定片41bを形
成している。両固定片41b上には固定板47が跨がる形で
配設され、ベース1aの下面より挿通される固定ねじ５を
固定板47に形成された一対のねじ孔47aに螺合すること
により、保持フレーム41がベース1aの定位置に固定され
るようになっている。保持フレーム41において引き外し
装置10側の端部にはラッチリンク51がリンクピン52によ
り揺動自在に軸支される。As shown in FIG. 2, the trip device 40 includes a holding frame 41 formed into a shape in which a pair of substantially parallel support plates 41a that are separated from each other on the left and right sides are integrally connected, and each support plate 41a.
The lower end of each is bent inward to form a fixed piece 41b. A fixing plate 47 is arranged on both fixing pieces 41b in a straddling manner, and the fixing screw 5 inserted from the lower surface of the base 1a is screwed into a pair of screw holes 47a formed in the fixing plate 47. The holding frame 41 is fixed at a fixed position of the base 1a. A latch link 51 is pivotally supported by a link pin 52 at an end of the holding frame 41 on the side of the trip device 10.

ラッチリンク51は、軸支部分よりも引き外し装置10に
近い部分に下方に突出するばね受け突片53を有し、この
ばね受け突片53と保持フレーム41の端部に上方に向かっ
て突設されたばね受け突片42との間に圧縮ばね54を挟持
する。ラッチリンク51において引き外し装置10に近い端
部にはラッチ片55が延設され、ラッチ片55は連動バー61
に形成された保持溝62内に挿入される。ラッチリンク51
において軸支部分よりも引き外し装置10から遠い端部に
は押さえ片56が延設されており、押さえ片56の下面には
係止レバー71の上端が当接する。The latch link 51 has a spring receiving projecting piece 53 projecting downward at a portion closer to the tripping device 10 than the shaft supporting portion, and projecting upward at the end of the spring receiving projecting piece 53 and the holding frame 41. A compression spring (54) is sandwiched between the spring receiving projection (42) provided. A latch piece 55 extends from an end of the latch link 51 near the trip device 10, and the latch piece 55 is
Is inserted into the holding groove 62 formed at the bottom. Latch link 51
At the end, a holding piece 56 extends at an end farther from the trip device 10 than the pivot portion, and the lower end of the holding piece 56 contacts the upper end of the locking lever 71.

連動バー61は軸方向の３箇所から略等間隔離間して押
圧片63と引掛片64とが互いに略直交する方向に突設され
るとともに、軸方向の中央部に押圧片63とは略直交する
方向に係止片65が突設された形状に形成されており、連
動バー61の軸方向の両端部はハウジング１の内側面の定
位置に回動自在に軸支されている。押圧片63は上記熱動
引き外し装置10bの押圧ねじ33の先端に対応して配置さ
れ、また引掛片64は電磁引き外し装置10aの引掛片24の
下面側に配設される。しかるに、プランジャー13が下方
に引き込まれるかバイメタル板32がヒータ板31から離れ
る向きに曲がると、連動バー61が第１図中左回りに回転
するのである。ここで、連動バー61の３箇所に押圧片63
と引掛片64とが設けられていることにより、各極ごとに
設けられた引き外し装置10のうちのいずれか１つが動作
すると連動バー61が回転してトリップ装置40を動作させ
るのである。係止片65には側面および先端面が開口する
保持溝62が形成されており、係止片65の先端部で保持溝
62の上壁は係止片65の先端に向かって緩やかに昇り傾斜
する傾斜面66を形成している。The interlocking bar 61 is provided with the pressing piece 63 and the hooking piece 64 projecting in a direction substantially orthogonal to each other at substantially equal intervals from three places in the axial direction, and is substantially orthogonal to the pressing piece 63 at the center in the axial direction. A locking piece 65 is formed so as to protrude in a direction in which the locking bar 61 moves, and both ends of the interlocking bar 61 in the axial direction are rotatably supported at fixed positions on the inner side surface of the housing 1. The pressing piece 63 is arranged corresponding to the tip of the pressing screw 33 of the above-mentioned thermal tripping device 10b, and the hooking piece 64 is arranged on the lower surface side of the hooking piece 24 of the electromagnetic tripping device 10a. However, when the plunger 13 is pulled downward or the bimetal plate 32 bends away from the heater plate 31, the interlock bar 61 rotates counterclockwise in FIG. Here, pressing pieces 63 are provided at three places of the interlocking bar 61.
With the provision of the hooking piece 64, when any one of the tripping devices 10 provided for each pole operates, the interlocking bar 61 rotates to operate the trip device 40. The retaining piece 65 is formed with a holding groove 62 having an open side surface and a distal end surface.
The upper wall of 62 forms an inclined surface 66 that gradually rises and inclines toward the tip of the locking piece 65.

係止レバー71は下端部がリンクピン72により保持フレ
ーム41に揺動自在に軸着されており、軸着部分よりも上
方には引き外し装置10から離れる向きにばね受け突片73
が突設されている。このばね受け突片73は保持フレーム
41の上端部において引き外し装置10に近付く向きに突設
されたばね受け突片43との間で圧縮ばね74を挟持する。
また、係止レバー71には切欠孔75が形成されており、切
欠孔75の下縁からは引き外し装置10から離れる向きで昇
り傾斜する傾斜片76が延設される。係止レバー71の切欠
孔75にはクレドル81より延設された係止突片82が挿入さ
れる。The lower end of the locking lever 71 is pivotally attached to the holding frame 41 by a link pin 72, and the spring receiving protruding piece 73 is positioned above the pivoted portion in a direction away from the trip device 10.
Is protruding. This spring receiving protrusion 73 is a holding frame
A compression spring 74 is sandwiched between a spring receiving protruding piece 43 protruding at a top end of the 41 and approaching the trip device 10.
A notch hole 75 is formed in the locking lever 71, and an inclined piece 76 that rises and inclines in a direction away from the trip device 10 extends from a lower edge of the notch hole 75. A locking projection 82 extending from a cradle 81 is inserted into the cutout hole 75 of the locking lever 71.

クレドル81は保持フレーム41の両支承板41aに略平行
な脚片を備えた略コ字形に板金を折曲して形成されてお
り、リンクピン83により下端部が保持フレーム41に揺動
自在に軸着される。クレドル81の上端部内周面には軸突
起84が打ち出されており、軸突起84は、第８図に示すよ
うに、円柱状であって円柱の周面の一部を軸方向に平行
な平面85で切り取って周面を優弧状とした形状に形成さ
れる。この軸突起84には第１リンク91の上端部が回動自
在に軸着される。第１リンク91は両脚片の外周面間の距
離がクレドル81の両脚片の内周面間の距離に略等しく設
定された略コ字形に板金を折曲して形成され、両脚片の
上端部には軸突起84と直径の略等しい優弧状に切り欠か
れた軸受溝92を有しており、この軸受溝92が軸突起84に
回動自在に結合される。軸受溝92の開口幅Ｗ₂は、軸突
起84の軸方向と直交する面内における軸突起84の最小幅
Ｗ₁よりは大きく、軸突起84の直径Ｗ₃よりは小さく設定
されている。しかるに、第８図（ａ）に示すように、軸
突起84の軸方向と直交する面内で軸突起84の平面85と平
行な方向から第１リンク91の軸受溝92を軸突起84に挿入
し、その後第８図（ｂ）のように第１リンク91を軸突起
84の軸の回りに回転させれば、第１リンク91がクレドル
81に抜け止めされた形で揺動自在に保持されるのであ
る。ここで、軸突起84における平面85の位置はクレドル
81と第１リンク91との動作範囲においては第１リンク91
がクレドル81から脱落しない位置に設けられる。この構
成により、リンクピンを用いずにクレドル81と第１リン
ク91とを揺動自在に連結できるのであり、構成が簡単で
しかも両者を結合した後には容易にはずれないようにす
ることができるのである。クレドル81の両脚片において
係止突片82とは反対側の端部には押圧突片86が延設され
る。The cradle 81 is formed by bending a sheet metal into a substantially U shape having leg pieces that are substantially parallel to both supporting plates 41a of the holding frame 41, and a lower end portion of the cradle 81 is swingable to the holding frame 41 by a link pin 83. It is pivoted. As shown in FIG. 8, the shaft protrusion 84 is formed on the inner peripheral surface of the upper end portion of the cradle 81. The shaft protrusion 84 has a cylindrical shape and a part of the peripheral surface of the cylinder is a plane parallel to the axial direction. It is cut off at 85 and is formed into a shape with an arcuate outer surface. The upper end of the first link 91 is rotatably mounted on the shaft projection 84. The first link 91 is formed by bending a sheet metal into a substantially U shape in which the distance between the outer peripheral surfaces of both leg pieces is set to be substantially equal to the distance between the inner peripheral surface of both leg pieces of the cradle 81, and the upper ends of both leg pieces are formed. Has a bearing groove 92 notched in an arc shape having a diameter substantially equal to that of the shaft protrusion 84, and this bearing groove 92 is rotatably coupled to the shaft protrusion 84. The opening width W ₂ of the bearing groove 92 is set to be larger than the minimum width W ₁ of the shaft projection 84 in the plane orthogonal to the axial direction of the shaft projection 84 and smaller than the diameter W ₃ of the shaft projection 84. However, as shown in FIG. 8 (a), the bearing groove 92 of the first link 91 is inserted into the shaft protrusion 84 from the direction parallel to the plane 85 of the shaft protrusion 84 in the plane orthogonal to the axial direction of the shaft protrusion 84. Then, as shown in FIG. 8 (b), the first link 91 is axially projected.
If you rotate it around the axis of 84, the first link 91 will be cradle
It is retained by 81 so that it can swing freely. Here, the position of the plane 85 on the shaft projection 84 is a cradle.
In the operating range of 81 and the first link 91, the first link 91
Is provided at a position where it does not fall off the cradle 81. With this configuration, the cradle 81 and the first link 91 can be swingably connected without using a link pin, and the configuration is simple and can be prevented from easily disengaging after the two are coupled. is there. At both ends of the cradle 81, pressing protrusions 86 extend from ends opposite to the locking protrusions 82.

第１リンク91の下端部は、第３図に示すように、第２
リンク94の上端部にリンクピン93により回動自在に連結
される。リンクピン93には引張ばね102の一端部が結合
される。引張ばね102の他端部はハンドルリンク101の上
端部の引掛孔103に連結されている。ハンドルリンク101
は下方に開放された略コ字形に形成されており、上端部
がハンドル100に一体に結合され、ハンドル100の起倒に
伴なって揺動するようになっている。すなわち、ハンド
ルリンク101の下端部は保持フレーム41の支承板41aの外
側面に突設された軸突起44に係合する下方に開放された
略Ｕ字形の軸受溝104を有しており、軸突起44の回りで
ハンドル100とともに揺動自在となっている。支承板41a
の外側面において軸突起44とは異なる位置にはハンドル
リンク101の回動範囲を規制するストッパ突起45が突設
される。また、ハンドルリンク101において保持フレー
ム41よりも上方に突出する部分には押圧ピン105が装着
される。ハンドル100の下端部上面には、ハウジング１
の上端部でハンドル挿通孔２の周囲の内周面に形成され
た円弧面６に沿う円弧面106が形成されており、両円弧
面6,106はともに上記軸突起44を中心とする円弧となっ
ている。ところで、第２リンク94の下端部には略Ｕ字形
の連結溝95が形成されており、この連結溝95は接点装置
110に連結される。The lower end of the first link 91 is, as shown in FIG.
The link 94 is rotatably connected to the upper end of the link 94 by a link pin 93. One end of a tension spring 102 is connected to the link pin 93. The other end of the tension spring 102 is connected to a hook hole 103 at the upper end of the handle link 101. Handle link 101
Is formed in a substantially U-shape opened downward, and an upper end portion is integrally connected to the handle 100 so as to swing as the handle 100 is turned upside down. That is, the lower end portion of the handle link 101 has a substantially U-shaped bearing groove 104 which is opened downward and engages with a shaft projection 44 provided on the outer surface of the support plate 41a of the holding frame 41. It can be swung around the protrusion 44 together with the handle 100. Support plate 41a
A stopper protrusion 45 that restricts the rotation range of the handle link 101 is provided at a position different from the shaft protrusion 44 on the outer surface of the. Further, a pressing pin 105 is attached to a portion of the handle link 101 that protrudes above the holding frame 41. On the upper surface of the lower end of the handle 100, the housing 1
An arc surface 106 is formed along the arc surface 6 formed on the inner peripheral surface around the handle insertion hole 2 at the upper end of the handle. The both arc surfaces 6, 106 are both arcs centered on the shaft projection 44. I have. By the way, a substantially U-shaped connecting groove 95 is formed at the lower end of the second link 94, and the connecting groove 95 is a contact device.
It is connected to 110.

接点装置110は、可動接点112を備えた可動接触子111
と、可動接触子111を保持するクロスバー121と、クロス
バー121と可動接触子111との間に介装された圧縮ばね11
3と、後述する消弧装置130に一体に設けられた固定接点
131とを備えている。可動接触子111にはヒータ板31に一
端部が接続された接続線37の他端部が接続されている。
クロスバー121はハウジング１の内周面の定位置に軸支
されているものであって、他極の可動接触子111を同時
に駆動するようになっている。つまり上述した連動バー
61と同様にクロスバー121は各極の可動接触子111を同時
に保持しており、いずれか１つの可動接触子111が動作
すると、残りの可動接触子111が連動するようにしてい
るのである。クロスバー121は合成樹脂成形品等の絶縁
材料により形成されており、軸方向の３箇所に接触子保
持部122を備えている。接触子保持部122は、クロスバー
121の軸方向から見た外形が略三角形の基部体122aの先
端に保持部122bが突出する形状となっており、保持体12
2bの先端部はクロスバー121の軸方向において離間して
いる。基部体122aは、保持体122bの突出する面とその反
対側の面とが開放された形状に形成されている。基部体
122aの下壁における保持体122b側の側面は上下方向の平
面である第１ばね受け面123を形成し、第１ばね受け面1
23の上端には保持体122bから離れる向きで上方に昇り傾
斜する第２ばね受け面124が形成されている。すなわ
ち、第１ばね受け面123と第２ばね受け面124との間にエ
ッジ125が形成されるのである。基部体122aの下壁には
このエッジ125に跨がる形で斜め上方に突出するばね受
け突起126が設けられており、ばね受け突起126の突出方
向は第２ばね受け面124に略直交する方向に設定されて
いる。基部体122aにおいて保持体122bとは反対側の開口
の上下幅は可動接触子111の上下幅よりも大きく設定さ
れている。保持体122bの内周面には、保持体122bの内側
と基部体122a側とに開放された保持溝128が形成されて
おり、保持溝128の上周壁は基部体122aに近付くほど下
周壁から離れるように傾斜している。また、保持溝128
において基部体122aからもっとも離れた先端部は略一定
幅となっている。保持体122bの先端部には内向きに抜け
止め突起129が突設されており、保持溝128の先端と抜け
止め突起129との間は第２リンク94における連結溝95の
周囲部分の幅に略等しく設定されている。ところで、可
動接触子111は長手方向の略中央部に軸ピン114が挿通さ
れ、また基部体122a側端部の下部には基部体122側に突
出するばね受け舌片115が形成されるとともにばね受け
舌片115にはばね受けピン116が挿通される。圧縮ばね11
3は基部体122aのばね受け突起126と可動接触子111のば
ね受け舌片115との間に挟装されるのであって、可動接
触子111側の端部はばね受けピン116に当接する。圧縮ば
ね113にはばね受け突起126が挿入されるから、第10図に
示すように、圧縮ばね113はその軸方向が第１ばね受け
面123に直交する位置と第２ばね受け面124に直交する位
置との間で揺動自在となるのであり、両ばね受け面123,
124の間にエッジ125が形成されていることにより、圧縮
ばね113が上記両位置のいずれか一方の位置に確実に位
置決めされるのである。軸ピン114は保持溝128内に挿入
されるのであって、圧縮ばね113のばね力により、軸ピ
ン114が保持溝128の先端に向かうように可動接触子111
が付勢される。軸ピン114には第２リンク94が回動自在
に係止され、第２リンク94は圧縮ばね113のばね力によ
り抜け止め突起129と軸ピン114との間に挟持される。し
たがって、トリップ装置40と接点装置110との結合にあ
たっては、第９図（ａ）に示すように、接点装置110を
組み立てた後、第９図（ｂ）に示すように、圧縮ばね11
3を押し縮めて軸ピン114を保持溝128の先端から後退さ
せ、その状態でトリップ装置40の第２リンク94の連結溝
95に軸ピン114を装着した後、圧縮ばね113への圧縮力を
除去すれば、第９図（ｃ）に示すように、第２リンク94
は抜け止め突起129と軸ピン114との間に挟持されて軸ピ
ン114と直交する方向における抜け止めがなされる。ま
た、軸ピン114に沿う方向においては、可動接触子111と
保持体122bとの間に挟持されることにより抜け止めがな
される。つまり、トリップ装置40と接点装置110とが分
離して組み立てられるから、組立作業が容易となり生産
性の向上につながるものである。ベース1aの底面には基
部体122aに対応して係止面８が形成されており、接点の
開離に伴なってクロスバー121が所定角度回転すると、
基部体122aの下面が係止面８に当接して回転角度を規制
する。The contact device 110 includes a movable contact 111 provided with a movable contact 112.
And a crossbar 121 for holding the movable contact 111, and a compression spring 11 interposed between the crossbar 121 and the movable contact 111.
3 and fixed contacts integrally provided on the arc extinguishing device 130 described later.
It has 131 and. The movable contact 111 is connected to the heater plate 31 at the other end of a connection line 37, one end of which is connected to the heater plate 31.
The crossbar 121 is rotatably supported at a fixed position on the inner peripheral surface of the housing 1 and simultaneously drives the movable contact 111 of the other pole. In other words, the interlocking bar described above
Similar to 61, the crossbar 121 holds the movable contacts 111 of each pole at the same time, and when any one of the movable contacts 111 operates, the remaining movable contacts 111 interlock. The crossbar 121 is formed of an insulating material such as a synthetic resin molded product, and has contact holders 122 at three locations in the axial direction. The contact holder 122 is a crossbar
The holder 122 has a shape in which the holding portion 122b projects from the tip of a base body 122a whose outer shape when viewed from the axial direction of the 121 is substantially triangular.
The tip of 2b is separated in the axial direction of the crossbar 121. The base body 122a is formed in a shape in which the protruding surface of the holding body 122b and the surface on the opposite side are open. Base body
The side surface of the lower wall of 122a on the holding body 122b side forms a first spring receiving surface 123 which is a plane in the vertical direction, and the first spring receiving surface 1
A second spring receiving surface 124 is formed at the upper end of the upper surface 23 and is inclined upward and away from the holder 122b. That is, the edge 125 is formed between the first spring receiving surface 123 and the second spring receiving surface 124. A spring receiving protrusion 126 is provided on the lower wall of the base body 122a and extends obliquely upward so as to straddle the edge 125, and the protruding direction of the spring receiving protrusion 126 is substantially orthogonal to the second spring receiving surface 124. Is set to the direction. The vertical width of the opening of the base body 122a opposite to the holding body 122b is set to be larger than the vertical width of the movable contact 111. On the inner peripheral surface of the holding body 122b, a holding groove 128 that is open to the inside of the holding body 122b and the base body 122a side is formed, and the upper peripheral wall of the holding groove 128 is a lower peripheral wall as it approaches the base body 122a. Sloped away from. In addition, the holding groove 128
In, the tip end farthest from the base body 122a has a substantially constant width. An inward retaining projection 129 protrudes inward at the distal end of the holding body 122b, and the space between the distal end of the retaining groove 128 and the retaining projection 129 is the width of the second link 94 around the connection groove 95. They are set approximately equal. By the way, in the movable contactor 111, a shaft pin 114 is inserted in a substantially central portion in the longitudinal direction, and a spring receiving tongue piece 115 protruding toward the base body 122 side is formed at a lower portion of an end portion of the base body 122a side and a spring. The spring receiving pin 116 is inserted into the receiving tongue 115. Compression spring 11
Numeral 3 is sandwiched between the spring receiving projection 126 of the base body 122a and the spring receiving tongue 115 of the movable contact 111, and the end on the movable contact 111 side contacts the spring receiving pin 116. Since the spring receiving projection 126 is inserted into the compression spring 113, as shown in FIG. 10, the compression spring 113 has its axial direction orthogonal to the position orthogonal to the first spring receiving surface 123 and orthogonal to the second spring receiving surface 124. Between the two spring receiving surfaces 123,
The formation of the edge 125 between the positions 124 ensures that the compression spring 113 is positioned at one of the two positions. The shaft pin 114 is inserted into the holding groove 128, and the movable contact 111 is moved by the spring force of the compression spring 113 so that the shaft pin 114 is directed toward the tip of the holding groove 128.
Is activated. The second link 94 is rotatably locked to the shaft pin 114, and the second link 94 is sandwiched between the retaining projection 129 and the shaft pin 114 by the spring force of the compression spring 113. Therefore, when connecting the trip device 40 and the contact device 110, after the contact device 110 is assembled as shown in FIG. 9 (a), the compression spring 11 is connected as shown in FIG. 9 (b).
3 is retracted to retract the shaft pin 114 from the tip of the holding groove 128, and in that state, the connecting groove of the second link 94 of the trip device 40.
After attaching the shaft pin 114 to the 95, if the compressive force to the compression spring 113 is removed, as shown in FIG.
It is sandwiched between the retaining projection 129 and the shaft pin 114 to prevent retaining in the direction orthogonal to the shaft pin 114. Also, in the direction along the shaft pin 114, the movable contact 111 and the holding body 122b are clamped to prevent the retainer from coming off. That is, since the trip device 40 and the contact device 110 are separately assembled, the assembly work is facilitated and the productivity is improved. A locking surface 8 is formed on the bottom surface of the base 1a so as to correspond to the base body 122a. When the crossbar 121 rotates by a predetermined angle as the contacts open,
The lower surface of the base body 122a contacts the locking surface 8 to regulate the rotation angle.

可動接点112とともに接点を構成する固定接点131は消
弧装置130の固定接点板132の上面に設けられており、固
定接点板132の一端部にはアーク走行板133が設けられ
る。固定接点板132において固定接点131を挟んでアーク
走行板133とは反対側の端部にはアーク駆動コイル134の
一端部が接続される。アーク駆動コイル134は下方に開
放された略Ｕ字形に曲成されており、両脚片間に対応す
る位置に固定接点131が位置するように配設される。ア
ーク駆動コイル134の他端部は固定板135に接続される。
固定板135は階段状に屈曲されており、その下段側は固
定片135aであって、ベース1aの下面から挿入される固定
ねじ７が固定片135aに螺合することにより、固定板135
がベース1aに固定される。固定板135の上段側はハウジ
ング１の外側面に露出する端子片135bとなり、端子片13
5bには端子ねじ136が螺合する。アーク走行板133の上方
には消弧器137が配設される。消弧器137は、上下方向に
小間隔離間して平行に配設された導電板である複数枚の
グリッド板138と、グリッド板138を保持する絶縁材料で
形成された保持枠139とで形成され、最下段のグリッド
板138がアーク走行板133に対面して配置される。The fixed contact 131, which forms a contact together with the movable contact 112, is provided on the upper surface of the fixed contact plate 132 of the arc extinguishing device 130, and an arc traveling plate 133 is provided at one end of the fixed contact plate 132. One end of an arc drive coil 134 is connected to an end of the fixed contact plate 132 opposite to the arc traveling plate 133 with the fixed contact 131 interposed therebetween. The arc drive coil 134 is bent in a substantially U-shape that is open downward, and is arranged so that the fixed contact 131 is located at a position corresponding to between the two leg pieces. The other end of the arc driving coil 134 is connected to the fixed plate 135.
The fixing plate 135 is bent in a stepwise manner, and the lower side thereof is a fixing piece 135a, and the fixing screw 7 inserted from the lower surface of the base 1a is screwed into the fixing piece 135a, so that the fixing plate 135a.
Is fixed to the base 1a. The upper side of the fixing plate 135 becomes the terminal piece 135b exposed on the outer surface of the housing 1, and the terminal piece 13b
A terminal screw 136 is screwed into 5b. An arc extinguisher 137 is provided above the arc traveling plate 133. The arc extinguisher 137 is formed by a plurality of grid plates 138 that are conductive plates and are arranged in parallel in the vertical direction with a small gap therebetween, and a holding frame 139 formed of an insulating material that holds the grid plates 138. Then, the lowermost grid plate 138 is arranged so as to face the arc traveling plate 133.

以上のようにして、端子片18、コイル11、ヒータ板3
1、接続線37、可動接触子111、可動接点112、固定接点1
31、固定接点板132、アーク駆動コイル134、および固定
板135を通る主電路が形成されるのである。また、上述
の構成を有することにより、ハウジング１内への各装置
の組み付けにあたっては、まず主電路を形成する引き外
し装置10、接点装置110、消弧装置130を組み込んだ後、
トリップ装置40を組み込めばよいのであり、その際にト
リップ装置40の第２リンク94と接点装置110の軸ピン114
とを連結すればよいのである。As described above, the terminal strip 18, the coil 11, the heater plate 3
1, connection wire 37, movable contact 111, movable contact 112, fixed contact 1
A main electrical path passing through the fixed contact plate 132, the arc driving coil 134, and the fixed plate 135 is formed. Further, by having the above-described configuration, in assembling each device in the housing 1, first, after incorporating the trip device 10, the contact device 110, and the arc extinguishing device 130 that form the main electric path,
In this case, the trip device 40 may be incorporated. In this case, the second link 94 of the trip device 40 and the shaft pin 114 of the contact device 110 are used.
What is necessary is to connect with.

（動作） 以下、動作を説明する。まず、第14図に示すように、
ハンドル100が引き外し装置10側（第14図中右側）に倒
されているときには、可動接点112と固定接点131とが開
離する。この状態においては、連動バー61の保持溝62内
にラッチリンク51のラッチ片55が挿入されており、ラッ
チリンク51は圧縮ばね54によりリンクピン52の回りで左
回りに付勢されている。ラッチリンク51の押さえ片56の
下面は係止レバー71の上端縁に当接しており、係止レバ
ー71は圧縮ばね74によりリンクピン72の回りで右回りに
付勢されている。ここで、ラッチリンク51と係止レバー
71とが当接していることにより、両者の回転止めがなさ
れる。係止レバー71の切欠孔75にはクレドル81の係止突
片82が挿入され、クレドル81の回転止めがなされてい
る。一方、引張ばね102の両端を結ぶ直線は軸突起84よ
りも右側を通り、かつ第１リンク91と第２リンク94とを
連結するリンクピン93に上向きのばね力が作用するか
ら、第１リンク91は軸突起84の回りで左回りに付勢され
る。したがって、第２リンク94が第２リンク94に連結さ
れた可動接触子111とともに右上方に引き上げられて可
動接点112と固定接点131とが開離しているのであり、ク
ロスバー121が右回りに付勢される。ベース1aにはクロ
スバー121の基部体122aに対応した係止面８が形成され
ているから、基部体122aが係止面８に当接することによ
りクロスバー121の回転角度が規制されている。ここ
で、圧縮ばね113の両端を結ぶ直線は軸ピン114の右側を
通り、かつ圧縮ばね113のばね力が上向きに作用するか
ら、可動接触子111は左回りに付勢される。すなわち、
可動接触子111は基部体122aの上壁下面に当接する状態
となっている。(Operation) The operation will be described below. First, as shown in FIG.
When the handle 100 is tilted toward the trip device 10 (right side in FIG. 14), the movable contact 112 and the fixed contact 131 are separated. In this state, the latch piece 55 of the latch link 51 is inserted into the holding groove 62 of the interlocking bar 61, and the latch link 51 is biased counterclockwise around the link pin 52 by the compression spring 54. The lower surface of the pressing piece 56 of the latch link 51 is in contact with the upper edge of the locking lever 71, and the locking lever 71 is urged clockwise by the compression spring 74 around the link pin 72. Here, the latch link 51 and the locking lever
The contact with 71 prevents the rotation of both. The locking projection 82 of the cradle 81 is inserted into the notch hole 75 of the locking lever 71, and the rotation of the cradle 81 is stopped. On the other hand, the straight line connecting both ends of the tension spring 102 passes on the right side of the shaft protrusion 84, and the upward spring force acts on the link pin 93 that connects the first link 91 and the second link 94. 91 is biased counterclockwise around the shaft projection 84. Therefore, the second link 94 and the movable contact 111 connected to the second link 94 are pulled upward in the upper right direction so that the movable contact 112 and the fixed contact 131 are separated from each other, and the crossbar 121 is attached clockwise. Energized. Since the locking surface 8 corresponding to the base body 122a of the crossbar 121 is formed on the base 1a, the rotation angle of the crossbar 121 is regulated by the contact of the base body 122a with the locking surface 8. Here, since the straight line connecting both ends of the compression spring 113 passes through the right side of the shaft pin 114 and the spring force of the compression spring 113 acts upward, the movable contact 111 is biased counterclockwise. That is,
The movable contact 111 is in contact with the lower surface of the upper wall of the base body 122a.

次に、第１図に示すように、ハンドル100を消弧装置1
30側（図中左側）に倒すと、引張ばね102の両端を結ぶ
直線が軸突起44よりも左側を通り、かつばね力が下向き
に作用するから、ハンドルリンク101は左回りに付勢さ
れ、ハンドル100が左側に倒された状態が維持される。
ここで、ハンドルリンク101は、ストッパ突起45に当接
することにより、最大回動角が規制されている。また、
この状態において引張ばね102の両端を結ぶ直線がクレ
ドル81を軸支するリンクピン83よりも右側を通り、かつ
ばね力が上向きに作用するから、クレドル81は左回りに
付勢されることになる。ここでクレドル81、係止レバー
71、ラッチリンク51、連動バー61は上述した接点の開極
状態と同じ状態に保たれる。一方、第１リンク91と第２
リンク94とを連結するリンクピン93は引張ばね102のば
ね力により左側に引っ張られているから、第１リンク91
と第２リンク94とが略一直線上に並ぶことになり、第２
リンク94の下端に連結された可動接触子111が下方に押
圧されて可動接点112と固定接点131とが閉成される。ま
た、圧縮ばね113の両端を結ぶ直線が軸ピン114の右側を
通り、かつばね力が上向きに作用していることにより十
分な接点圧が得られるようになっている。こうしてハン
ドル100を左側に倒した状態では引張ばね102のばね力が
蓄積されたセット状態となるのである。Next, as shown in FIG. 1, the handle 100 is attached to the arc extinguishing device 1
When tilted to the 30 side (left side in the figure), the straight line connecting both ends of the tension spring 102 passes the left side of the shaft protrusion 44 and the spring force acts downward, so that the handle link 101 is biased counterclockwise. The state where the handle 100 is tilted to the left side is maintained.
Here, the handle link 101 is in contact with the stopper protrusion 45, whereby the maximum rotation angle is restricted. Also,
In this state, the straight line connecting both ends of the tension spring 102 passes on the right side of the link pin 83 that supports the cradle 81, and the spring force acts upward, so that the cradle 81 is urged counterclockwise. . Here cradle 81, locking lever
The 71, the latch link 51, and the interlocking bar 61 are maintained in the same state as the above-described contact opening state. On the other hand, the first link 91 and the second link 91
Since the link pin 93 connecting the link 94 is pulled to the left by the spring force of the tension spring 102, the first link 91
And the second link 94 are substantially aligned on a straight line.
The movable contact 111 connected to the lower end of the link 94 is pressed downward to close the movable contact 112 and the fixed contact 131. Further, since a straight line connecting both ends of the compression spring 113 passes through the right side of the shaft pin 114 and the spring force acts upward, a sufficient contact pressure can be obtained. In this way, when the handle 100 is tilted to the left, it is in a set state in which the spring force of the tension spring 102 is accumulated.

以上のようにして接点が閉成されている状態で短絡電
流のようなきわめて大きな電流が主電路に流れると、第
11図に示すように可動接点112と固定接点131とが電磁反
発力により瞬間的に開離する。このとき、圧縮ばね113
の両端を結ぶ直線が軸ピン114の下側を通り、かつばね
力が左向きに作用するから、圧縮ばね113のばね力によ
り可動接点112は固定接点131から離れる向きに付勢され
ることになる。圧縮ばね113はこの位置において、第１
ばね受け面123に当接するのであり、第１ばね受け面123
と第２ばね受け面124との間にエッジ125が形成されてい
ることにより、圧縮ばね113の反転動作が容易に行なわ
れるのである。また、圧縮ばね113が第１ばね受け面123
に当接することにより、ばね力の作用方向が正確に設定
されるのである。以上のようにして、圧縮ばね113は接
点閉成時には接点圧を付与し、接点開離時には接点の開
離を加速するように反転ばねの作用をするのである。こ
こで、接点の開離に伴なってアークが発生するが、アー
ク駆動コイル134の回りに発生する磁界とアークとの間
に作用するローレンツ力により、アークは消弧器137に
向かって強く付勢され、アーク長が急速に引き延ばされ
る。When an extremely large current such as a short-circuit current flows in the main circuit with the contacts closed as described above,
As shown in FIG. 11, the movable contact 112 and the fixed contact 131 are momentarily separated by the electromagnetic repulsive force. At this time, the compression spring 113
Is passed under the shaft pin 114, and the spring force acts to the left, so that the movable contact 112 is urged away from the fixed contact 131 by the spring force of the compression spring 113. . The compression spring 113 is in this position the first
The first spring bearing surface 123 contacts the spring bearing surface 123.
Since the edge 125 is formed between the second spring receiving surface 124 and the second spring receiving surface 124, the reversing operation of the compression spring 113 is easily performed. Further, the compression spring 113 has a first spring receiving surface 123.
, The action direction of the spring force is set accurately. As described above, the compression spring 113 acts as a reversing spring so as to apply the contact pressure when the contacts are closed and accelerate the opening of the contacts when the contacts are opened. Here, an arc is generated with the opening of the contact, but the arc is strongly applied to the arc extinguisher 137 due to the Lorentz force acting between the magnetic field generated around the arc driving coil 134 and the arc. And the arc length is rapidly extended.

電磁反発力による接点の開離に引き続いて、電磁引き
外し装置10aによりトリップ装置40が駆動される。電磁
引き外し装置10aは短絡電流のみではなく、定格の数倍
以上程度の大電流が流れると作動する。すなわち、電磁
引き外し装置10aのコイル11を大電流が通過すると、プ
ランジャー13が復帰ばね14のばね力に抗して下方に引き
込まれ、プランジャー13の上端部に形成された引掛片24
により連動バー61の引掛片64が下方に引かれる。これに
より、連動バー61は第12図に示すように左回りに回転
し、ラッチリンク51のラッチ片55が保持溝62の傾斜面66
により下方に押圧される。すなわち、ラッチリンク51が
圧縮ばね54のばね力で右回転し、係止レバー71への押圧
力が解除されるから、係止レバー71が圧縮ばね74のばね
力で左回転し、クレドル81の係止突片82が係止レバー71
の切欠孔75から外れる。クレドル81は上述したように、
引張ばね102のばね力により左回りに付勢されているか
ら、係止レバー71との係合が解除されると左回りに回転
し、第１リンク91を左上方に引き上げる。また、第１リ
ンク91が引き上げられると、引張ばね102の収縮ととも
に第２リンク94が右上方に引き上げられ、可動接点112
を固定接点131から引き離すように可動接触子111が引き
上げられる。これらの一連の動作は瞬間的に行なわれ、
いわゆるトリップ動作を行なうのである。このようにし
て可動接点112が固定接点131から離れるとアーク長が引
きのばされ、消弧器137のグリッド板138でアークが分割
されてアークが急速に消弧される。また、アーク発生に
ともなう高圧のアークガスは排気板９を通してハウジン
グ１外に排出される。ここで、上述したようにクロスバ
ー121の基部体122aの下端部がベース1aの底面に形成さ
れた係止面８に当接することによりクロスバー121の回
転止めがなされるのである。このように、可動接触子11
1の開極角度がクロスバー121をベース1aの係止面８に当
接させることによって規制されており、可動接触子111
は軸ピン114と圧縮ばね113とによりクロスバー121に保
持されているから、クロスバー121が係止面８に当接す
るときの衝撃力が緩和され、可動接触子111やトリップ
装置40への影響が少なくなり、トリップ装置40が作動し
て接点が開離したときに、可動接触子111の回転角度を
規制しながらも、可動接触子111やトリップ装置40への
衝撃を少なくすることができるのである。接点の開極位
置では、圧縮ばね113は第２ばね受け面124に当接し、圧
縮ばね113の両端を結ぶ直線が軸ピン114の右側を通り、
かつばね力が上向きに作用して可動接触子111が左回り
に付勢されるように設定される。Following the opening of the contact by the electromagnetic repulsion, the trip device 40 is driven by the electromagnetic trip device 10a. The electromagnetic tripping device 10a operates when not only a short-circuit current but a large current of several times or more of the rated current flows. That is, when a large current passes through the coil 11 of the electromagnetic trip device 10a, the plunger 13 is pulled downward against the spring force of the return spring 14, and a hook piece 24 formed at the upper end of the plunger 13 is formed.
As a result, the hooking piece 64 of the interlocking bar 61 is pulled downward. As a result, the interlocking bar 61 rotates counterclockwise as shown in FIG. 12, and the latch piece 55 of the latch link 51 is
Is pressed downward. That is, since the latch link 51 rotates right by the spring force of the compression spring 54 and the pressing force to the locking lever 71 is released, the locking lever 71 rotates left by the spring force of the compression spring 74, and the cradle 81 The locking projection 82 is the locking lever 71
From the notch hole 75. Cradle 81, as described above,
Since it is biased counterclockwise by the spring force of the tension spring 102, when the engagement with the locking lever 71 is released, it rotates counterclockwise and pulls up the first link 91 to the upper left. When the first link 91 is pulled up, the second link 94 is pulled up to the upper right along with the contraction of the tension spring 102, and the movable contact 112
The movable contact 111 is pulled up so as to separate from the fixed contact 131. These operations are instantaneous,
The so-called trip operation is performed. When the movable contact 112 separates from the fixed contact 131 in this way, the arc length is extended, the arc is divided by the grid plate 138 of the arc extinguisher 137, and the arc is rapidly extinguished. Further, the high-pressure arc gas that accompanies the arc generation is discharged to the outside of the housing 1 through the exhaust plate 9. Here, the rotation of the crossbar 121 is stopped by the lower end of the base body 122a of the crossbar 121 abutting on the locking surface 8 formed on the bottom surface of the base 1a as described above. Thus, the movable contact 11
1 is restricted by bringing the crossbar 121 into contact with the locking surface 8 of the base 1a.
Is held on the crossbar 121 by the shaft pin 114 and the compression spring 113, so that the impact force when the crossbar 121 abuts on the locking surface 8 is reduced, and the impact on the movable contact 111 and the trip device 40 is reduced. When the trip device 40 operates and the contacts are separated, the impact on the movable contact 111 and the trip device 40 can be reduced while regulating the rotation angle of the movable contact 111. is there. At the contact opening position, the compression spring 113 contacts the second spring receiving surface 124, and a straight line connecting both ends of the compression spring 113 passes through the right side of the shaft pin 114,
The movable contact 111 is set to be counterclockwise urged by the spring force acting upward.

以上のように、定格の数倍以上程度の大電流が通過し
たときには、電磁引き外し装置10aが作動してトリップ
装置40が駆動されるが、定格よりもやや大きい程度の過
電流が長時間通電されたときには、ヒータ板31がバイメ
タル板32を加熱することにより、バイメタル板32が曲が
り、押圧ねじ３が連動バー61の押圧片63を押圧すること
により連動バー61を左回りに回転させ、上述したのと同
様にトリップ装置40を作動させて接点を開極させること
ができる。As described above, when a large current of several times the rated value or more passes, the electromagnetic trip device 10a operates and the trip device 40 is driven, but an overcurrent of a slightly larger value than the rated value is applied for a long time. Then, the heater plate 31 heats the bimetal plate 32 to bend the bimetal plate 32, and the pressing screw 3 presses the pressing piece 63 of the interlocking bar 61 to rotate the interlocking bar 61 counterclockwise. The contact can be opened by operating the trip device 40 in the same manner as described above.

このように、トリップ装置40が作動すると、クレドル
81が係止レバー71から外れるものであるから、接点を再
度閉成するためには、リセットを行なう必要がある。リ
セットは第13図に示すように、ハンドル100を右側に最
大限に倒すことによって行なわれる。すなわち、ハンド
ル100を右側に最大限に倒すと、ハンドルリンク101に設
けた押圧ピン105によりクレドル81の押圧突片86が右方
向に押圧され、クレドル81が右回りに回転する。この操
作によりクレドル81の係止突片82が係止レバー71の切欠
孔75の下縁に延設された傾斜片76に沿って切欠孔75内に
挿入され、クレドル81からの押圧力で係止レバー71が左
回りに回転する。したがって、係止レバー71の上端がラ
ッチリンク51の押さえ片56の下面に当接することにな
り、ここでハンドル100を右側に倒す力を除去すれば、
第14図の状態に復帰するのである。In this way, when the trip device 40 operates, the cradle
Since 81 is disengaged from the locking lever 71, it is necessary to reset the contact in order to close the contact again. The reset is performed by tilting the handle 100 to the right as far as possible, as shown in FIG. That is, when the handle 100 is tilted to the right as much as possible, the pressing pin 86 provided on the handle link 101 presses the pressing protrusion 86 of the cradle 81 rightward, and the cradle 81 rotates clockwise. By this operation, the locking projection piece 82 of the cradle 81 is inserted into the cutout hole 75 along the inclined piece 76 extending to the lower edge of the cutout hole 75 of the locking lever 71, and is engaged by the pressing force from the cradle 81. The stop lever 71 rotates counterclockwise. Therefore, the upper end of the locking lever 71 comes into contact with the lower surface of the pressing piece 56 of the latch link 51, and if the force for tilting the handle 100 to the right is removed here,
The state returns to the state shown in FIG.

［考案の効果］ 本考案は上述のように、トリップ装置を構成するクレ
ドルと第１リンクとが、板金を用いて形成されるととも
に一方を打ち出して突設した軸突起と他方の軸受溝とを
係合させて連結され、軸突起は略円柱状であって軸方向
に平行な平面で周面が優弧状となるように切り取った形
状に形成され、軸受溝は軸突起の外周面に沿った優弧状
に切欠されるとともに軸受溝の開口幅が軸突起の軸方向
に直交する面内で軸突起の最小幅部分よりも大きく軸突
起の直径よりも小さく設定されているので、クレドルと
第１リンクとの結合にあたり、軸突起と軸受溝とを嵌合
させるだけでよく他の部材が不要であり、組立作業も容
易となる利点があり、しかも、軸突起と軸受溝とが上記
形状であるから、軸突起の平面に沿って軸受溝を挿入し
て回転させれば、軸突起の軸方向に直交する平面内にお
いて軸受溝が軸突起から脱落することがなく、軸突起を
円柱状とし軸受溝をＵ字状に切欠している場合のように
クレドルと第１リンクとの結合後に両者が分離すること
がないのであり、そのような結合構造を有するものに比
較して組立作業が容易となる利点を有する。その結果、
生産性が向上するという利点がある。また、軸突起は板
金を打ち出して突設されているので、クレドルと第１リ
ンクとをリンクピンで結合する場合のような部品点数の
増加がなく、またリンクピンの抜け止め等の固定作業が
不要であり、かつ軸突起を切り起こして形成する場合の
ようながたつきや経年変化も少なくなる。すなわち、軸
突起をプレス加工のみで精度よく形成することができる
から、軸突起の外周形状を軸受溝の内周形状に精度よく
合致させてクレドルと第１リンクとを滑らかに回転させ
ることができ、しかも軸突起および軸突起の周部の強度
を確保でき、結果的に部品点数および組立工数が削減さ
れ、かつ動作が安定し経年変化の少ない配線用遮断器を
提供することができるという利点を有するのである。[Advantages of the Invention] As described above, the present invention is configured such that the cradle and the first link forming the trip device are formed by using a metal plate and have a shaft projection protruding by punching one and a bearing groove on the other side. Engaged and connected, the shaft projection is formed in a shape that is substantially cylindrical and is cut in a plane parallel to the axial direction so that the peripheral surface becomes a superior arc shape, and the bearing groove extends along the outer peripheral surface of the shaft projection. Since it is notched in a superior arc shape and the opening width of the bearing groove is set to be larger than the minimum width portion of the shaft projection and smaller than the diameter of the shaft projection in the plane orthogonal to the axial direction of the shaft projection, the cradle and the first Upon coupling with the link, it is only necessary to fit the shaft protrusion and the bearing groove to each other, and there is an advantage that another member is not required, and the assembling work is easy. Moreover, the shaft protrusion and the bearing groove have the above-mentioned shapes. Insert the bearing groove along the plane of the shaft When rotated, the bearing groove does not fall off from the shaft protrusion in the plane orthogonal to the axial direction of the shaft protrusion, and the shaft protrusion has a cylindrical shape, and the cradle is notched like the U-shaped bearing groove. Since the first link and the first link are not separated from each other, there is an advantage that the assembling work becomes easier as compared with the one having such a coupling structure. as a result,
There is an advantage that productivity is improved. Further, since the shaft protrusion is formed by punching out a metal plate, there is no increase in the number of parts as in the case of connecting the cradle and the first link with a link pin, and the fixing work such as preventing the link pin from coming off is prevented. It is unnecessary and reduces rattling and secular change as in the case where the shaft projection is cut and raised. That is, since the shaft protrusion can be accurately formed only by press working, the outer peripheral shape of the shaft protrusion can be accurately matched with the inner peripheral shape of the bearing groove to smoothly rotate the cradle and the first link. Moreover, the strength of the shaft protrusion and the peripheral portion of the shaft protrusion can be secured, and as a result, the number of parts and the number of assembling steps can be reduced, and the operation of the wiring breaker with stable operation and less secular change can be provided. To have.

【図面の簡単な説明】[Brief description of drawings]

第１図は本考案の一実施例の接点の閉成状態を示す断面
図、第２図は同上に使用するトリップ装置と接点装置と
の分解斜視図、第３図は同上に使用するトリップ装置と
接点装置との斜視図、第４図は同上に使用する引き外し
装置の斜視図、第５図は同上に使用する引き外し装置の
分解斜視図、第６図は同上に使用するブッシュの下面側
の斜視図、第７図は同上に使用するコイルの展開図、第
８図（ａ）（ｂ）は同上に使用するクレドルと第１リン
クとの結合順序を示す斜視図、第９図（ａ）（ｂ）
（ｃ）は同上に使用するトリップ装置と接点装置との結
合順序を示す斜視図、第10図（ａ）（ｂ）は同上に使用
する接点装置の圧縮ばねの動作説明図、第11図は同上に
おいて短絡電流が通電された状態を示す断面図、第12図
は同上においてトリップ動作を行なった状態を示す断面
図、第13図は同上においてリセット状態を示す断面図、
第14図は同上においてオフ状態を示す断面図である。 １はハウジング、10は引き外し装置、40はトリップ装
置、41は保持フレーム、71は係止レバー、81はクレド
ル、84は軸突起、85は平面、91は第１リンク、92は軸受
溝、94は第２リンク、100はハンドル、110は接点装置、
111は可動接触子、112は可動接点、131は固定接点であ
る。FIG. 1 is a sectional view showing a closed state of a contact according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view of a trip device and a contact device used for the same, and FIG. 3 is a trip device used for the same. Fig. 4 is a perspective view of a tripping device used in the same as above, Fig. 5 is an exploded perspective view of the tripping device used in the same as above, and Fig. 6 is a lower surface of a bush used in the above. Side perspective view, FIG. 7 is a developed view of a coil used in the same as above, FIGS. 8 (a) and 8 (b) are perspective views showing a connecting order of the cradle and the first link used in the above, and FIG. a) (b)
(C) is a perspective view showing the connecting order of the trip device and the contact device used in the same as above, Fig. 10 (a) and (b) are operation explanatory views of the compression spring of the contact device used in the same as above, and Fig. 11 is Sectional view showing a state where a short-circuit current is applied in the same as above, FIG. 12 is a sectional view showing a state in which a trip operation is performed in the same as above, and FIG. 13 is a sectional view showing a reset state in the same as above,
FIG. 14 is a sectional view showing an off state in the above. 1 is a housing, 10 is a tripping device, 40 is a trip device, 41 is a holding frame, 71 is a locking lever, 81 is a cradle, 84 is a shaft protrusion, 85 is a flat surface, 91 is a first link, 92 is a bearing groove, 94 is the second link, 100 is the handle, 110 is the contact device,
111 is a movable contact, 112 is a movable contact, and 131 is a fixed contact.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−98945（ＪＰ，Ａ) 実開 昭48−7676（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−34669（ＪＰ，Ｕ) ─────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of the front page (56) Reference JP-A-57-98945 (JP, A) Actually opened 48-7676 (JP, U) Actually opened 50-34669 (JP, U)

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】[Scope of utility model registration request] 【請求項１】過大な電流が通過すると駆動される引き外
し装置と、複数のリンクとばねとを保持フレームに装着
して構成さればね力を蓄積したセット状態で引き外し装
置が駆動されるとトリップ動作を行なうトリップ装置
と、トリップ装置に機械的に連結されトリップ装置のト
リップ動作に伴なって主電路に挿入された接点を開離す
る接点装置とがハウジング内の定位置に納装され、トリ
ップ装置をセット状態に設定するハンドルがハウジング
から起倒自在に突出した配線用遮断器において、トリッ
プ装置は引き外し装置の作動に連動して駆動される係止
レバーと、セット状態で係止レバーに係合するクレドル
と、クレドルに回動自在に連結された第１リンクと、第
１リンクに一端部が回動自在に連結され他端部が接点装
置に連結された第２リンクと、セット状態において接点
が閉成されるようにばね力を蓄積する引張ばねと、係止
レバーとクレドルとを揺動自在に保持する保持フレーム
とを備え、クレドルと第１リンクとは板金を用いて形成
されるとともに一方を打ち出して突設した軸突起と他方
の軸受溝とを係合させて連結され、軸突起は略円柱状で
あって軸方向に平行な平面で周面が優弧状となるように
切り取った形状に形成され、軸受溝は軸突起の外周面に
沿った優弧状に切欠されるとともに軸受溝の開口幅が軸
突起の軸方向に直交する面内で軸突起の最小幅部分より
も大きく軸突起の直径よりも小さく設定されて成る配線
用遮断器。1. A trip device driven when an excessive current passes, and a trip device driven in a set state in which a plurality of links and springs are mounted on a holding frame and spring force is accumulated. A trip device that performs a trip operation and a contact device that is mechanically connected to the trip device and that opens and closes the contact inserted in the main electric circuit along with the trip operation of the trip device are installed in fixed positions in the housing, In the circuit breaker for which the handle that sets the trip device to the set state protrudes freely from the housing, the trip device has a locking lever that is driven in conjunction with the operation of the trip device and a locking lever that is driven in the set state. And a first link rotatably connected to the cradle, and a second link having one end rotatably connected to the first link and the other end connected to a contact device. Link, a tension spring that stores a spring force so that the contacts are closed in the set state, and a holding frame that swingably holds the locking lever and the cradle, and the cradle and the first link are made of sheet metal. The shaft protrusions are formed by using one of them, and one of them is punched out and provided to be engaged with the other bearing groove.The shaft protrusions are substantially columnar, and the peripheral surface is a flat surface parallel to the axial direction. The bearing groove is cut into an arc shape, and the bearing groove is notched in a superior arc shape along the outer peripheral surface of the shaft projection, and the opening width of the bearing groove is in the plane orthogonal to the axial direction of the shaft projection. A circuit breaker for wiring that is set to be larger than the minimum width part and smaller than the diameter of the shaft protrusion.