JPH08289710A - 糸切具 - Google Patents

糸切具

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JPH08289710A
JPH08289710A JP12310995A JP12310995A JPH08289710A JP H08289710 A JPH08289710 A JP H08289710A JP 12310995 A JP12310995 A JP 12310995A JP 12310995 A JP12310995 A JP 12310995A JP H08289710 A JPH08289710 A JP H08289710A
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JP
Japan
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blade
thread
sliding
separated
cut
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JP12310995A
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Inventor
Kosaku Nakazawa
孝作 中澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で確実に糸を切断することができて、操
作性の良い糸切具の提供を目的とする。 【構成】 一端を接合して他端側を離間させた弾性を有
する毛抜型の支持本体を形成すると共に、一端を離間し
た端部のそれぞれには、押圧によって互いに接触状態で
移動する摺動刃を設けた。この摺動刃間に糸を配設し
て、支持本体の両側を押圧することにより、糸を切断す
ることができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸の切断を容易にでき
るように改善したもので、特に釣糸などの切断に好適す
る糸切具に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来例としては、実公昭62−
25114号公報に示す釣用携帯具があり、これについ
て説明する。従来例で示す釣用携帯具は、弾性を有する
板状片の一端を接合してV字形の毛抜を形成し、毛抜の
挾み付ける部分に、一対のナイフエッジ状の刃を形成し
たものである。このナイフエッジ状の刃の間に糸を位置
させると共に、向き合った刃同士を押圧により衝合させ
ることで、糸を押切るように切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】毛抜の挾持部をナイフ
エッジとした糸切によれば、一対の刃を衝合させて糸を
押切ることになるから、強い押圧力を要した。切断中に
糸が刃の間から抜けてしまい切断しにくいという欠点も
あった。特に、このような糸切具を釣用に用いると、戸
外で手早く作業を行わなければならないことと、足場が
安定しない場所もあることとで、室内で用いるより更に
切断作業の確実性が悪くなり、非常に不便を感じること
が多かった。本発明は、このような不具合を解消するた
めになされたものであり、簡単で確実に糸を切断するこ
とができて、操作性の良い糸切具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。請求項1に
記載した糸切具は、一端を接合し他端側を離間させた弾
性を有する毛抜型の支持本体を形成すると共に、一端を
離間した端部のそれぞれには、押圧によって互いに接触
状態で移動する摺動刃を設けたものである。請求項2に
記載した糸切具は、一端を接合し他端を離間させた弾性
を有する毛抜型の支持体を形成した。一端を離間した端
部のそれぞれには、押圧によって互いに接触状態で移動
すると共に、切断物である糸の移動を阻止する位置決め
手段を有する摺動刃を設けたものである。請求項3に記
載した糸切具は、請求項1及び請求項2に記載した摺動
刃が、鋏の刃のように切断位置を移動するように設定し
たものである。請求項4に記載した糸切具は、請求項
1、請求項2及び請求項3に記載した摺動刃の一端に、
摺動刃と離間させて錐を設けたものである。
【0005】
【作用】毛抜型支持本体の開脚した部分を、互いに接近
させる方向に押圧すると、先端に設けた摺動刃が互いに
接触した状態で移動して重なり合うから、押切りする従
来例よりも押圧力が小さい。また、摺動刃に糸の位置決
め手段を設けることにより、刃の間からの糸の抜落を阻
止することができるものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は本発明の糸切具を示す斜視図、図2は図
1の要部を示す斜視図、図3は図2の作用を示す説明図
である。図1で示すように本発明の糸切具10は、板状
片を折曲してU字又は、V字状に形成した支持本体12
と、この支持本体の開放端で、それぞれ対向するように
配設した摺動刃20とからなる。この支持本体12と摺
動刃20とについて、更に詳細に説明する。図1で示す
支持本体12は、重ねた板状片の一端を接合し、他端側
を互いに離間させたV字状に形成したものである。ま
た、この支持本体はU字状に形成しても良く、図中の矢
印で示すように開放端側を押圧して、押圧力を取除くと
元の状態に戻るように設定している。尚、支持本体12
の接合部分には、孔14を設けて吊下げできるように配
慮している。
【0007】図2で示すように摺動刃20は、支持本体
12の開放端に対向状態で、かつ互いにその位置を少し
ずらした状態で配設した直線刃22と位置決め刃24と
からなる。直線刃22は、先端の刃先を一般的な直線状
に設けると共に、位置決め刃24は、鋸歯状に形成して
いる。鋸歯状に形成したのは、鋸歯の凹部に糸を配置し
て、その位置ずれを防止する位置決め手段25としたも
のである。よって、鋸歯状の代りに、三角形の凹部を設
けた構造でも良い。
【0008】このような構造の摺動刃20の作用につい
て、図面を参照して説明する。摺動刃を構成する直線刃
22と位置決め刃24とが、押圧によって互いに当接す
るように設定したものではなく、鋏の刃のように、互い
に接触した状態ですり動くように摺動させている。よっ
て、図3で示すように直線刃22は内側で、位置決め刃
24が外側となるように設定している。支持本体の開放
端を、互いに近づける方向に押圧すると、点線で示すよ
うに直線刃22が、位置決め刃24の内側を摺動して降
下することになり、従来例の押切り方式から、刃を滑ら
せる切断方式になるために、従来例よりも小さい力で糸
を切断することができる。
【0009】摺動刃の他の例について、図面を参照して
説明する。図4は摺動刃の他の例について示す斜視図で
ある。図4で示すように他の例で示す摺動刃40は、刃
先を傾斜面33で形成した直線刃32と、位置決め手段
35を有する位置決め刃34とからなる。この直線刃3
2と位置決め刃34とについて、更に詳細に説明する。
直線刃32は、図3で示した直線刃22と同様に直線状
に設定したものであり、相違点としては刃先部分の高さ
が、その両端部で相違するように、傾斜させて高低差を
設けている。すなわち、刃先を傾斜面33に形成して支
持本体12を押圧しても、直線刃32の全対が位置決め
刃34と同時に当接することなく、鋏の刃の如く順次切
断位置が移動するようにして、切断力を更に小さくでき
るようにしたものである。位置決め刃34は、図2で示
した鋸歯状の代りとして、刃先の一部に円弧形の凹部を
設けることにより、糸の位置ずれを防止する位置決め手
段35としたものである。
【0010】糸切具の他の例について、図面を参照して
説明する。図5は糸切具の他の例を示し、図4で示す摺
動刃に近接させて錐を設けた要部斜視図である。図5で
示す糸切具40は、図1で示したと同様の支持本体に設
けられ、図4で示したと同様の傾斜面43を有する直線
刃42と、位置決め手段45を有する位置決め刃44と
を設けている。図4で示した摺動刃30と相違する点
は、位置決め刃44の一端に、位置決め刃45とは少し
離間させて、錐46を配設したことである。この錐46
は、毛針と一体で設けた毛針取付用の環の中に、製造途
中で塗布するラッカーなどが付着して目詰まりし、環の
中に釣糸を通すことができないこともあって、このラッ
カーの膜を突き破るためのものである。錐46は、その
先端を細くして、環の中に突き差しできるように設定す
ると共に、この錐46と対向する直線刃42の一端を切
欠いて、切欠部48を設けている。この切欠部48は、
摺動刃が作動した場合に、錐46が当接しないようにし
たものであり、支持本体の角部が錐46を覆うようにす
ることで、危険防止の対策としている。この錐46は、
位置決め刃44の一端に設けたが、直線刃42側に設け
ると共に、切欠部48を位置決め刃44側に設けても良
い。
【0011】このように構成した糸切具の使用例につい
て説明する。糸切具を使用するには、刃先に設けた位置
決め手段の凹部に、切断すべき糸の部分を入れて、図1
の矢印で示す支持本体12の両側を押圧する。この押圧
によって摺動刃を形成する直線刃と位置決め刃とが、摺
動して切断することができる。この切断において、糸は
位置決め手段によって支持されるので、刃先から糸が脱
落することなく、確実に切断することができる。従来例
で示した刃を衝合させる押切りによれば、太い糸を切断
するのに大きな力を必要とするから、これを対策するに
は、支持本体を大型化しなければならなかった。しか
し、本願によれば鋏の如く切断できるから、太い糸でも
小型化した糸切具を使用して、対応することができると
いう作用を有するものである。また、摺動刃に隣接させ
て、支持本体の同一側に錐を設けたことにより、支持本
体を持替えることなく、糸切りと突き差しの両作業がで
きるという特徴を持たせたものである。尚、図2と図4
及び図5とで示した直線刃と位置決め刃とは、支持本体
の長手方向に対して、直交する方向に形成しているが、
支持本体の長手方向とは斜交するように、これらの刃を
本体とは斜めに設けても良いことはもちろんである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
端を開放端とした毛抜型の支持本体に、互いに摺動して
切断することができる摺動刃を設けたことにより、以下
の効果を得ることができた。すなわち、切断する刃を摺
動させることにより、従来例の押切方式よりも、小さな
力で切断することができるようになった。摺動刃に糸の
位置決め手段を設けることにより、糸の脱落が防止さ
れ、より確実に切断することができるようになった等の
効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸切具を示す斜視図である。
【図2】図1の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の作用を示す説明図である。
【図4】摺動刃の他の例を示す斜視図である。
【図5】糸切具の他の例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
10 糸切具 12 支持本体 20 摺動刃 22 直線刃 24 位置決め刃 25 位置決め手段 30 摺動刃 32 直線刃 34 位置決め刃 35 位置決め手段 46 錐 48 切欠部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の板状片を並設してその一端を接合
    し、他端側は互いに離間させて開放すると共に、この離
    間した端部同士を押圧すると、互いに接近する方向に移
    動し、この押圧力を取り除くと元の位置に復帰する支持
    本体と、 この支持本体の前記互いに離間させた端部側のそれぞれ
    に、その切断部を対向させて配設すると共に、前記押圧
    力によって互いに接触状態で移動するように設けた摺動
    刃とからなることを特徴とする糸切具。
  2. 【請求項2】 2枚の板状片を並設してその一端を接合
    し、他端側は互いに離間させて開放すると共に、この離
    間した端部同士を押圧すると互いに接近する方向に移動
    し、この押圧力を取り除くと元の位置に復帰する支持本
    体と、 この支持本体の前記互いに離間させた端部側のそれぞれ
    に、その切断部を対向させて配設すると共に、少くとも
    その一方には切断物の移動を阻止する位置決め手段を設
    けた摺動刃とからなることを特徴とする糸切具。
  3. 【請求項3】 前記一対の摺動刃は、前記支持本体の押
    圧によって、その切断位置が移動するように設定したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の糸切具。
  4. 【請求項4】 前記支持本体に設けた摺動刃の一端に、
    摺動刃と離間させて突き差しできる錐を設けたことを特
    徴とする請求項1、請求項2、または請求項3記載の糸
    切具。
JP12310995A 1995-04-24 1995-04-24 糸切具 Pending JPH08289710A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006854A1 (en) * 2003-07-21 2005-01-27 Dong-Yong Park Fishline cutter
US7036262B2 (en) * 2003-12-31 2006-05-02 Yabusaki Kenichi K Fisherperson's tool for using slotted weights with a fishing line
JP6978130B1 (ja) * 2021-04-07 2021-12-08 第一金属株式会社 ラインカッター

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