JPH08289144A - ビデオスキャナ装置 - Google Patents

ビデオスキャナ装置

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JPH08289144A
JPH08289144A JP7040960A JP4096095A JPH08289144A JP H08289144 A JPH08289144 A JP H08289144A JP 7040960 A JP7040960 A JP 7040960A JP 4096095 A JP4096095 A JP 4096095A JP H08289144 A JPH08289144 A JP H08289144A
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JP
Japan
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correction data
correction
data
lens
memory
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JP7040960A
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English (en)
Inventor
Masao Kanda
正夫 神田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シェーディング歪を補正するに際して、操作
性の向上及び小型化や低コスト化を図る。 【構成】 白補正データROM34に光電変換手段にお
ける所定の感度ムラに基づく第1補正データを記憶して
おき、面補正データROM36にレンズ28の所定の光
量分布に基づく第2補正データを記憶しておき、CCD
センサ20によって得られる画像情報に含まれている感
度ムラ及び光量分布ムラに対してこれら白補正データR
OM及び面補正データROM36に記憶されている第1
補正データ及び第2補正データによって補正処理を施す
ことにより、これら感度ムラ及び光量分布ムラに起因す
るシェーディング歪を補正(白レベル補正)するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば光電変換素子
をライン上に所定数個配置したラインセンサの走査によ
って画像データを得るカメラ型スキャナ装置に係り、特
にシェーディング歪の補正を適切に行わせるためのカメ
ラ型スキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリのように、光源と
CCDセンサとが一体となって走査されるいわゆるフラ
ットベッド型スキャナを有する装置では、光源により原
稿画像を照明し、その反射光をCCDセンサによって読
み取る動作を原稿画像の平面走査により全面に亘って行
うことで平面画像を取り込むことができる。
【0003】図9は、フラットベッド型スキャナを有す
る装置の構成を簡単に示すものであり、フラットベッド
型スキャナ1の蛍光灯等の光源2からの光によって原稿
4を照明すると、その反射光がCCDセンサ3によって
受光され、画像出力が得られる。
【0004】このような装置では、光源2が直線状であ
るため、原稿4の端部に光量不足が生じたり、CCDセ
ンサ3に感度ムラ等が生じたりするため、これらに起因
するシェーディング歪を補正(白レベル補正)する必要
がある。そのため、原稿4を読み取る毎に、その原稿4
の読み取り開始に先立って基準白色板5を読み取ること
で、光源2の分布ムラとCCDセンサ3の感度ムラとを
含んだシェーディング補正用のデータを取得しておき、
実際に読み取った原稿4のデータに対してシェーディン
グ補正処理を施している。
【0005】一方、近年においては、フラットベッド型
スキャナに対して、図10に示すように、レンズ6等の
光学系を介して取り込んだ被写体7からの反射光をライ
ンセンサ8によって受光する構成のカメラ型スキャナ9
が開発されている。このラインセンサ8は、1ライン当
り所定の画素数分の光電変換部を有しており、光電変換
部からの電気信号をラインデータとして出力するととも
に、所定ライン分スキャンすることにより画像データを
得ることができるものである。
【0006】このカメラ型スキャナ9は、平面素材に限
らず立体物の画像取り込みも可能であり、光源10によ
って被写体7を照らす場合、被写体7の形状や大きさ等
に合わせて光源10の配置設定が自由にとられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
カメラ型スキャナ9は、平面素材に限らず立体物の画像
取り込みも可能であり、特に立体物の画像取り込みを行
う場合、光源10による照明ムラや影等も画像データと
して意味のあるものであるから、上記のフラットベッド
型スキャナ1のように照明ムラや影等を考慮する必要は
ないが、レンズ6による分布ムラはカメラ固有のもので
あるため、ラインセンサ8の感度ムラと併せて補正する
必要がある。
【0008】ここで、これらレンズ6による分布ムラや
ラインセンサ8の感度ムラに起因するシェーディング歪
を補正する際、フラットベッド型スキャナ1と同様に、
基準白色板5を用いてシェーディング補正用のデータを
得ようとする場合を考えると次のような問題が発生す
る。すなわち、ラインセンサ8は1次元方向に光電変換
部を持つ構成であり、画像取り込み動作に同期して面方
向(ラインセンサと直交する方向)へステッピングモー
タ等によって1ラインずつ移送されることにより、1画
面分の画像データが得られるようになっているため、レ
ンズ6による分布ムラは2次元方向に分布することにな
り、1画面全てに対してレンズ6による分布ムラに対す
る補正データを取得する必要がある。
【0009】この場合、1画面当たり5000×400
0の画素のデータを取り込むとすると、1画素当たり8
bitのデータで表すものとし、更にR,G,Bの3色
を考慮すると、 5000×4000×8×3→約60Mbyte の補正データと、これを記憶する容量をもったメモリが
必要になる。
【0010】このように2次元に分布ムラを有するレン
ズ6によるシェーディングの影響のみを考慮した場合で
あっても補正データが膨大となるため、画像情報の取り
込みに先立ってレンズ6による分布ムラの補正データを
補足する構成では、データの読み込み作業に時間がかか
り、操作性が悪くなる。また、このような膨大なデータ
を記憶し得る容量をもったメモリを構築しようとする
と、回路規模が大きくなり装置の小形化やコストの低減
を図る上で妨げにもなる。本発明は、このような事情に
対処してなされたものであり、シェーディング歪を補正
するに際して、操作性の向上及び小型化や低コスト化を
図ることができるカメラ型スキャナ装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レン
ズを介して入射される被写体からの反射光線を受光し、
受光量に応じて変換した電気信号を出力する所定数の光
電変換手段を有した撮像素子を具備するカメラ型スキャ
ナ装置であって、前記所定数の光電変換手段における所
定の感度ムラに基づく第1補正データを記憶している第
1メモリと、前記レンズの所定の光量分布に基づく第2
補正データを記憶している第2メモリと、前記第1メモ
リ手段に記憶されている第1補正データ、前記第2メモ
リに記憶されている第2補正データ及び前記撮像素子か
らの出力信号との積を求める演算手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、レンズを介して入
射される被写体からの反射光線を受光し、受光量に応じ
て変換した電気信号を出力するとともに、1ライン当り
所定の画素数分の光電変換部を有し、前記光電変換部か
らの電気信号をラインデータとして出力するラインセン
サを用いて所定ライン分スキャンすることにより画像を
所望の画素数で撮影するカメラ型スキャナ装置であっ
て、前記所定の画素数分の光電変換部における所定の感
度ムラに基づく第1補正データを記憶している第1メモ
リと、前記レンズの所定の光量分布に基づく第2補正デ
ータを記憶している第2メモリと、前記第1メモリ手段
に記憶されている第1補正データ、前記第2メモリに記
憶されている第2補正データ及び前記ラインセンサから
の出力信号との積を求める演算手段とを備えたことを特
徴とする。
【0013】
【作用】本発明のカメラ型スキャナ装置では、第1メモ
リに光電変換手段における所定の感度ムラに基づく第1
補正データを記憶しておき、第2メモリにレンズの所定
の光量分布に基づく第2補正データを記憶しておき、撮
像素子によって得られる画像情報に含まれている感度ム
ラ及び光量分布ムラに対してこれら第1メモリ及び第2
メモリに記憶されている第1補正データ及び第2補正デ
ータによって補正処理を施すことにより、これら感度ム
ラ及び光量分布ムラに起因するシェーディング歪を補正
(白レベル補正)することができる。
【0014】また、1ライン当り所定の画素数分の光電
変換部を有したラインセンサからの画像情報に対しても
ライン走査毎に得られる画像情報に対してこれら第1メ
モリ及び第2メモリに記憶されている感度ムラに基づく
第1補正データ及び光量分布に基づく第2補正データに
よって補正処理を施すことにより、これら感度ムラ及び
光量分布ムラに起因するシェーディング歪を補正(白レ
ベル補正)することができる。
【0015】したがって、画像情報の取り込みに先立っ
てレンズによる分布ムラの補正データを補足する必要が
無くなるばかりか、第2メモリに記憶されている光量分
布に基づく第2補正データは、たとえば1画面を所定の
領域で区切り、その領域を1つのデータで代表させたも
のであるから、画素単位でのデータの補足が不要とな
り、第2メモリの記憶させるべきデータ量を極めて少な
くすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明のカメラ型スキャナ装置の
一実施例を示すものであり、1ライン当り所定の画素数
分の光電変換部を有し、1ライン毎の走査により光電変
換部からの電気信号をラインデータとして出力するライ
ンセンサを適用した場合の白レベル補正データの取り込
みに係わる装置のブロック図を示すものである。
【0017】ラインセンサ20は、コントローラ25に
より指定された蓄積時間(たとえば10ms)の間に入
射する光量(いわゆる露光量)に比例した電圧信号を出
力する光電変換素子を1ライン当り所定の画素数分有し
たものである。ラインセンサ20からの露光量に比例し
た出力信号は、アンプ21によって後段の信号処理に必
要なレベルまで増幅された後、クランパ22及びサンプ
ルホールド23によって出力信号のノイズ成分が低減さ
れる。なお、これらクランパ23及びサンプルホールド
24によるノイズ成分の低減については、センサ出力に
対するノイズ低減回路として公知であるCDS(Correl
ated Double Sampling;相関2重サンプリング)による
回路方式を採用したものであり、センサ出力のプリチャ
ージ部及びデータ部のノイズの相関を利用してノイズが
抑圧されるようになっている。
【0018】ノイズ成分が低減された出力信号は、A/
D変換回路24によってディジタル信号に変換され、コ
ントローラ25に取り込まれる。コントローラ25は、
入力されたラインセンサ20における露光量に対して後
述するフローに従い白レベル補正データを算出し、補正
データ用メモリ26に記憶する。このとき必要なメモリ
の記憶容量は、 5000×8×3→約0.11Mbyte である。また必要に応じてラインセンサ20の蓄積時間
を指定する。
【0019】基準光源27はたとえば螢光灯であり、ラ
インセンサ20の全ての走査位置において基準光源27
からの光が平行光と見なせ、且つラインセンサ20の5
000画素相当の受光部全てに均−な光量が入射される
位置へ配設されているものである。
【0020】続いて、感度ムラに対する第1補正データ
の取り込み手順を、図2を用いて説明する。なお、以下
に説明するフローにおいて、測定回数Mとして複数とし
たのは、ランダムノイズの影響を取り除くためのもので
あり、複数回の測定によって得られたデータに対し平均
化処理を施すことにより、得られたデータのS/Nが更
に向上されることになる。
【0021】まず、初期設定が行われる(ステップ20
1)。ここでは、蓄積時間の設定と測定回数Mの設定が
行われる。測定が開始され、設定された蓄積時間が経過
すると、1ライン目の走査位置での1ライン分の画素か
らの出力値が取り込まれる(ステップ202〜20
4)。
【0022】1回目の出力値の取り込みを終えた場合、
N=N+1として2回目の出力値の取り込みを行い、以
降、同様にしてM回目までの出力値の取り込みを行う
(ステップ205,206)。1ライン分の画素からの
出力値の取り込みをM回目まで行った後、1ライン分の
画素毎の出力値の平均化処理を行う(ステップ20
7)。
【0023】1ライン分の画素毎の出力値の平均化処理
を終えた後、5000画素分全体の平均化処理を行い、
更に全体の平均化処理によって得られた平均値を基に、
個々の画素の全体の平均値に対する偏差(比率)を求め
る。1ライン目における個々の画素の全体の平均値に対
する偏差(比率)を求めた後、この偏差(比率)を後述
の補正回路にて使用し得るように、この求めた偏差(比
率)の逆数値を補正データ用メモリ26に書き込む(ス
テップ208〜212)。
【0024】ー方、レンズにおける光量の分布ムラは、
レンズの開口効率に依存するものであり、たとえば図3
に示すように、レンズの絞りを最大に開放して像を最も
明るくした状態(たとえば、F数5.6)で焦点位置を
無限大に合わせたときの開口効率表から解る通り、レン
ズの光量の分布ムラは緩やかな曲率分布(図4参照)を
有するため、画素単位でデータを捕捉する必要はない。
【0025】ちなみに、ラインセンサ20の走査によっ
て得られる1画面分の画素数は、たとえば5000×4
000であり、たとえば16×16画素毎にその領域を
1つのデータで代表するように構成することができる。
この場合、レンズにおける光量ムラのデータは、全部で 5000×4000×8×(1/16)×(1/16)→約0.6Mbyte になる。
【0026】また、ラインセンサ20においては、ライ
ン方向は、コンデンサや抵抗等により構成されるフィル
タ等を用いることが簡単に補間データを得ることができ
るが、ラインに対する垂直方向(走査方向)の情報の補
間が難しいため、ライン方向64画素に対して垂直方向
4画素の割合(64×4)で補正データを代表させるよ
うにしてもよい。
【0027】また、レンズの全面に対して256ヶ所の
補正位置を代表させるのではなく、レンズの均−性(レ
ンズ中心からの距離が同じであれば開口効率は同一であ
る)に鑑みて、たとえばレンズを4分割し、そのうちの
4分の1の部分について256ヶ所を割り当てその位置
での補正データを補足し、その他の4分の3の部分は補
足したデータを位置に応じて換算するようにしてもよ
い。
【0028】なお、レンズの開口効率は、レンズ設計の
際に補足可能であるが、既成品のレンズを使用したりす
ると代表的な像高hに対する値しか与えられない場合が
ある。この場合には、図5に示すように、代表的な像高
hに対するx1 〜x10の各ポイント間をラグランジの補
間法を用いて補間し、補正データを得るようにしてもよ
い。
【0029】なお、後述の補正回路にて使用し得るよう
に、上述の方法にて求めたレンズの光量ムラのデータ
も、その逆数値が補正データとされる。以上のように、
白レベル補正用のデータの量は、ラインセンサ20にお
ける画素毎の感度ムラ補正用のデータ0.11Mbyt
eとレンズにおける光量ムラ補正用のデータ0.6Mb
yteの併せて約1Mbyteである。これらデータ
は、レンズ及びラインセンサ20をカメラ型スキャナ装
置へ組み込む前に予めメモリに記憶しておく。
【0030】図6は、上述のようにして得られた白レベ
ル補正用のデータが組み込まれたカメラ型スキャナを示
す図である。同図に示すように、レンズ28を介して被
写体からの反射光がラインセンサ20に取り込まれる
と、ラインセンサ20からの出力情報がアンプ21によ
って後段の信号処理に必要なレベルまで増幅された後、
上述したクランパ22及びサンプルホールド23によっ
て出力信号である画像出力のノイズ成分が低減されて減
算器30側に出力されるようになっている。
【0031】減算器30に取り込まれた出力情報は、D
/A変換器33によってアナログ信号に変化された黒補
正データROM32からの補正情報に基づいて黒レベル
補正が施された後、乗算器31にて第1メモリとしての
白補正データROM34及び第2メモリとしての面補正
データROM36からのそれぞれD/A変換器35,3
7によってアナログ信号に変化された補正情報に基づい
て白レベル補正が行われるようになっている。
【0032】このようなカメラ型スキャナにおける白レ
ベル補正は、次のようにして行われる。まず、レンズ2
8を介して被写体からの反射光がCCDセンサ20に取
り込まれると、CCDセンサ20の光電変換素子の10
ms程度に設定された蓄積時間の間に入射する露光量に
比例した電圧信号である画像出力がアンプ21によって
後段の信号処理に必要なレベルまで増幅された後、上述
したクランパ22及びサンプルホールド23によって出
力信号である画像出力のノイズ成分が低減されて減算器
30側に出力される。
【0033】減算器30には、黒補正データROM32
からの予め記憶されているデータがD/A変換器33に
よってアナログ信号に変化されて取り込まれることによ
り、ノイズ成分の低減された画像出力に対して黒レベル
補正が施される。ここで、黒補正データROM32に記
憶されている黒補正データは、光電変換素子の暗時出力
レベルが設定された蓄積時間及びCCDセンサ20の表
面温度に依存することに着目し、予め所定の蓄積時間を
設定しておき、光電変換素子を所定の温度とする暗室内
で得られた固体撮像素子からの出力データを黒レベル補
正データとしたものである。
【0034】ちなみに、黒レベル補正は、黒補正データ
ROM32からの補正データに画像データを得る際の光
電変換素子の蓄積時間とカメラ型スキャナ装置の使用時
の温度を考慮なされる。
【0035】黒レベル補正が施された画像出力は、乗算
器31aに送出される。乗算器31aには、CCDセン
サ20の各光電変換素子(画素)毎の感度ムラを補正す
るための白補正データROM34からの予め記憶されて
いる白補正データがD/A変換器35によってアナログ
信号に変化されて取り込まれており、乗算器31aにお
いて、黒レベル補正が施された画像データに対し、CC
Dセンサ20の各画素毎の感度ムラを考慮した白レベル
補正が行われる。
【0036】次いで、乗算器31bには、レンズ28に
おける光量ムラを補正するための面補正データROM3
6からの予め記憶されている面補正データがD/A変換
器37によってアナログ信号に変化されて取り込まれて
おり、乗算器31aにおいて、感度ムラを考慮した白レ
ベル補正が施されている画像データに対し、レンズ28
の光量分布ムラを考慮した白レベル補正が行われる。
【0037】ちなみに、白補正データROM34及び面
補正データROM36における補正データの取り得る範
囲が大きい場合には、図7に示すように、乗算器31に
対数制御の乗算器を用いることができる。この場合に
は、白補正データROM34及び面補正データROM3
6に記憶するデータは対数演算を施しておく必要があ
り、これら白補正データROM34及び面補正データR
OM36から出力されるそれぞれの補正データは加算器
38で加算処理した後、乗算器31の制御信号として入
力される構成となる。
【0038】また、このような対数演算処理されたデー
タを取り扱う構成では、図8に示すように、乗算器31
の代わりに演算回路40を用いることで、マイコンによ
るデジタル処理でも可能である。
【0039】このように、本実施例では、第1メモリと
しての白補正データROM34に光電変換手段における
所定の感度ムラデータを記憶しておき、第2メモリとし
ての面補正データROM36にレンズ28の所定の光量
分布データを記憶しておき、CCDセンサ20によって
得られる画像情報に含まれている感度ムラ及び光量分布
ムラに対してこれら白補正データROM及び面補正デー
タROM36に記憶されている感度ムラデータ及び光量
分布データによって補正処理を施すことにより、これら
感度ムラ及び光量分布ムラに起因するシェーディング歪
を補正(白レベル補正)することができる。
【0040】したがって、画像情報の取り込みに先立っ
てレンズ28による分布ムラの補正データを補足する必
要が無くなるばかりか、面補正データROM36に記憶
されている光量分布に基づく補正データは、レンズ28
の光量の分布ムラが緩やかな曲率分布(図4参照)を有
するため、画素単位でデータを捕捉する必要はなく、た
とえば1画面を所定の領域で区切り、その領域を1つの
データで代表させたものであるから、画素単位でのデー
タの補足が不要となり、面補正データROM36に記憶
させるべきデータ量を極めて少なくできる。
【0041】なお、本実施例では、本発明のカメラ型ス
キャナ装置を1ライン当り所定の画素数分の光電変換部
を有し、1ライン毎の走査により光電変換部からの電気
信号をラインデータとして出力するラインセンサを適用
した場合について説明したが、これに限らず、ライン走
査を行わない固体撮像素を有したCCDセンサに適用し
てもよい。
【0042】なお、本実施例では、白補正データROM
34及び面補正データROM36に白レベル補正を行い
得る偏差(比率)の逆数値を補正データとして記憶さ
せ、乗算器によって白レベル補正を行わせる場合につい
て説明したが、この例に限らず、白補正データROM3
4及び面補正データROM36に記憶させるべき補正デ
ータを偏差(比率)の逆数値とはせずに、そのままの偏
差(比率)を記憶させておき、乗算器の代わりに演算回
路によって演算処理させるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラ型
スキャナ装置によれば、スキャナの白レベル補正をなす
ために、たとえばラインセンサにおける感度ムラデータ
と、レンズの光量分布ムラデータとを予め捕捉し、これ
ら捕捉したデータを基に実際に取り込んだ所望の画像情
報に対して乗算処理を施す構成としたので、所望の画像
を取り込むまでの時間が短縮される。
【0044】また、たとえばラインセンサにおける感度
ムラデータとレンズの光量分布ムラデータとを個々に捕
捉する構成にしたため、分布曲率の緩やかなレンズの光
量分布ムラデータを間引くことができ、特にCCDセン
サとしてラインセンサを用いた場合には、全体のメモリ
容量を少なくできるので回路規模の縮小とコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ型スキャナ装置の一実施例に係
る白レベルデータの取り込みを説明するための図であ
る。
【図2】図1の白レベル補正データの取り込み手順を説
明するためのフローチャートである。
【図3】図1の白レベルに対する感度ムラを説明するた
めの図である。
【図4】図1の白レベルに対する感度ムラを説明するた
めの図である。
【図5】図1の白レベルに対する既成品のレンズを使用
した場合の感度ムラを説明するための図である。
【図6】図2の手順によって得られる白レベル補正用の
データが組み込まれたカメラ型スキャナを示す図であ
る。
【図7】図6の白補正データROM及び面補正データR
OMにおける補正データの取り得る範囲が大きい場合の
他の実施例を示す図である。
【図8】図7の構成を変えた場合の他の実施例を示す図
である。
【図9】従来のフラットベッド型スキャナを示す図であ
る。
【図10】従来のカメラ型スキャナを示す図である。
【符号の説明】
20 ラインセンサ 21 アンプ 22 クランパ 23 サンプルホールド 28 レンズ 30 減算器 32 黒補正データROM 33,35,37 D/A変換器 34 白補正データROM
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/93 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを介して入射される被写体からの
    反射光線を受光し、受光量に応じて変換した電気信号を
    出力する所定数の光電変換手段を有した撮像素子を具備
    するカメラ型スキャナ装置であって、 前記所定数の光電変換手段における所定の感度ムラに基
    づく第1補正データを記憶している第1メモリと、 前記レンズの所定の光量分布に基づく第2補正データを
    記憶している第2メモリと、 前記第1メモリ手段に記憶されている第1補正データ、
    前記第2メモリに記憶されている第2補正データ及び前
    記撮像素子からの出力信号との積を求める演算手段とを
    備えたことを特徴とするカメラ型スキャナ装置。
  2. 【請求項2】 レンズを介して入射される被写体からの
    反射光線を受光し、受光量に応じて変換した電気信号を
    出力するとともに、1ライン当り所定の画素数分の光電
    変換部を有し、前記光電変換部からの電気信号をライン
    データとして出力するラインセンサを用いて所定ライン
    分スキャンすることにより画像を所望の画素数で撮影す
    るカメラ型スキャナ装置であって、 前記所定の画素数分の光電変換部における所定の感度ム
    ラに基づく第1補正データを記憶している第1メモリ
    と、 前記レンズの所定の光量分布に基づく第2補正データを
    記憶している第2メモリと、 前記第1メモリ手段に記憶されている第1補正データ、
    前記第2メモリに記憶されている第2補正データ及び前
    記ラインセンサからの出力信号との積を求める演算手段
    とを備えたことを特徴とするカメラ型スキャナ装置。
JP7040960A 1995-02-28 1995-02-28 ビデオスキャナ装置 Pending JPH08289144A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7040960A JPH08289144A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 ビデオスキャナ装置
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