JPH08288939A - 放送システム - Google Patents

放送システム

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JPH08288939A
JPH08288939A JP7090641A JP9064195A JPH08288939A JP H08288939 A JPH08288939 A JP H08288939A JP 7090641 A JP7090641 A JP 7090641A JP 9064195 A JP9064195 A JP 9064195A JP H08288939 A JPH08288939 A JP H08288939A
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JP
Japan
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cell
encryption key
broadcast
encryption
subscriber
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Application number
JP7090641A
Other languages
English (en)
Inventor
裕昭 ▲高▼野
Hiroaki Takano
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間的な放送スイッチを用いることなく、各
加入者線に接続された複数の契約端末にのみ放送サービ
スを提供することができるようにする。 【構成】 回線終端装置80の放送セル暗号化部823
と、暗号鍵発生部824と、時計部824等は、所定の
周期で更新される暗号鍵K2を使って、放送セルを暗号
化する機能を有する。セル化部829と、ファイル記憶
部830と、通常セル暗号化部721等は、暗号鍵K2
が更新されるたびに、この暗号鍵K2をセル化し、この
セルを各契約者に予め付与された暗号鍵K1で暗号化す
る機能を有する。加入者端末100の通常セル復号部1
01は、予め自端末に付与された暗号鍵K1を使って受
信セルを復号する機能を有する。暗号鍵抽出部105は
この復号出力から暗号鍵K2を抽出する機能を有する。
放送セル復号部102は、この抽出出力を使って受信セ
ルを復号する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送路として、例え
ば、広帯域サービス総合ディジタル網(以下「B−IS
DN」という。)を使って放送を行う放送システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気通信の分野においては、電話
網のような加入者網として、B−ISDNの導入が進め
られている。このB−ISDNにおいては、通信サービ
スとして、有線テレビジョン(以下「CATV」とい
う。)をはじめとする放送型サービスの提供が予想され
る。このため、例えば、下記の文献等に記載されるよう
に、B−ISDNにおける放送型サービスの提供に関す
る研究開発が盛んに行われている。
【0003】文献:「マルチメディアサービスを提供す
る広帯域アクセス系の検討」 信学技報 TECHNICAL REPORT OF IEICE.CS94-18.OSC94-
8(1994-05) 図2は、B−ISDNを使ったCATVシステムの構成
の一例を示すブロック図である。
【0004】図示のCATVシステムにおいては、CA
TV供給装置10から出力されたCATV信号の放送セ
ルは、B−ISDNの中核をなす長距離網20を介して
加入者線終端装置(SLT)30に供給される。
【0005】加入者線終端装置30に供給された放送セ
ルは、複数の加入者線40に振り分けられる。各加入者
線40に振り分けられた放送セルは、この加入者線40
に接続された複数の加入者端末(ONU)50に振り分
けられる。
【0006】各加入者線40は、例えば、パッシブダブ
ルスター方式の伝送路によって構成されている。すなわ
ち、各加入者線40は、加入者線終端装置30に接続さ
れる1本の光ファイバ41と、スターカプラ(SC)4
2と、各加入者端末50に接続される複数の光ファイバ
43によって構成されている。
【0007】しかしながら、加入者線40をパッシブダ
ブルスター方式の伝送路で形成するような構成では、放
送サービスの契約者以外の者にも放送サービスが提供さ
れてしまうという問題が生じる。
【0008】すなわち、放送サービスの契約は、通常、
放送チャネルごとに行われる。また、B−ISDNを使
った放送サービスの場合、さらに、時間単位の契約が考
えられる。言い換えれば、番組単位の契約が考えらる。
【0009】このような契約環境の下では、各加入者線
40に接続された複数の加入者端末50がすべて契約者
の加入者端末(以下「契約端末」という。)とは限らな
い。したがって、加入者線40をパッシブダブルスター
方式の伝送路で形成するような構成では、放送サービス
の契約者以外の者にも放送サービスが提供されてしまう
という問題が生じる。
【0010】この問題に対処するために、従来は、加入
者線終端装置30において、予め各加入者端末50に付
与された暗号鍵を使って、各契約者ごとに放送セルを暗
号化して送信するようになっていた。
【0011】このような構成によれば、各契約端末50
しか受信セルを復号することができないので、契約者に
のみ放送サービスを提供することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、放送セルの放送スイッチとして、空間的
な放送スイッチのほかに、時間的な放送スイッチが必要
になるという問題があった。
【0013】ここで、空間的な放送スイッチ31とは、
図3に示すように、CATV供給装置10から供給され
る放送セルを複数の出線32に振り分けるスイッチであ
る。
【0014】また、時間的な放送スイッチ33とは、図
4に示すように、放送セルを契約端末数分だけ複写し、
各複写セルを各出線32に時分割で出力することによ
り、1つの加入者線40に接続されている複数の契約端
末50に放送セルを振り分けるスイッチである。
【0015】このような時間的な放送スイッチが必要に
なると、各加入者の使用可能な帯域が狭められてしまう
という問題が生じる。
【0016】また、図5に示すように、放送スイッチ3
3の内部に放送セルの複写部34を設ける構成では、放
送セルを最大で[出線数]*[出線に接続される加入者
端末数]分複写しなければならないため、バッファメモ
リの負荷が大きくなってしまうという問題が生じる。
【0017】さらに、図6に示すように、放送スイッチ
33の出線32上に放送セルの複写部34を設けるよう
な構成では、各出線32ごとにバッファメモリを設けな
ければならないという問題が生じる。
【0018】したがって、加入者線40として、パッシ
ブダブルスター方式の伝送路を用いる放送システムにお
いては、時間的な放送スイッチ33を用いることなく、
放送を行うことができるような技術が望まれる。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、放送情報の送信信号を所定の周期で更
新される第1の暗号鍵を使って暗号化して送信し、か
つ、この第1の暗号鍵が更新されるたびに、この第1の
暗号鍵の送信信号を各契約者ごとに予め付与された第2
の暗号鍵を使って暗号化して送信するようにしたもので
ある。
【0020】
【作用】上記構成においては、放送情報の送信側では、
放送情報の送信信号を第1の暗号鍵で暗号化して送信す
る処理が実行される。また、第1の暗号鍵が更新される
たびに、この暗号鍵の送信信号を各契約者に予め付与さ
れた第2の暗号鍵で暗号化して送信する処理が実行され
る。
【0021】一方、放送情報の受信側では、予め自分に
付与された第2の暗号鍵を使って受信信号を復号する処
理が実行される。また、この復号出力から第1の暗号鍵
を抽出する処理が実行される。さらに、この抽出出力を
使って受信信号を復号する処理が実行される。
【0022】このような構成によれば、受信された第1
の暗号鍵の送信信号が予め自分に付与された第2の暗号
鍵で暗号化されたものであれば、この受信信号から正確
に第1の暗号鍵を抽出することができる。これにより、
時間的な放送スイッチを用いることなく、受信された放
送情報の送信信号を正確に復号することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。
【0024】図1は、この発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0025】なお、図1は、この発明を、B−ISDN
を使ったCATVシステムに適用した場合を代表として
示す。また、図1は、この発明を、放送セルのほかに通
常セルの伝送機能を有するシステムに適用した場合を代
表として示す。ここで、通常セルとは、1つの加入者端
末100にのみ供給されるATM(非同期転送モード)
セルである。
【0026】図示の放送システムは、CATV供給装置
60と、長距離網70と、加入者線終端装置80と、複
数の加入者線90と、複数の加入者端末100を有す
る。なお、図には、1つの加入者線90と、1つの加入
者端末100を示す。
【0027】ここで、CATV供給装置60は、CAT
V信号の放送セルを出力する機能を有する。長距離網7
0は、ATMセル(放送セルや通常セル)を加入者線終
端装置80まで伝送する機能を有する。加入者線終端装
置80は、加入者線90を終端する機能を有する。加入
者線90は、加入者端末100と加入者線終端装置80
とを接続する機能を有する。加入者端末100は、CA
TV信号のATMセルを受信する機能を有する。
【0028】加入者線終端装置80は、放送スイッチ8
1と、複数の加入者線インタフェース82を有する。
【0029】ここで、放送スイッチ81は、長距離網7
0を介して送られてきたATMセルを複数の加入者線イ
ンタフェース82に分配する機能を有する。図には、1
つの加入者線インタフェース82を示す。各加入者線イ
ンタフェース82は、放送スイッチ81と加入者線90
とを接続する機能を有する。
【0030】各加入者線90は、1つの光ファイバ91
と、1つのスターカプラ92と、複数の光ファイバ93
からなるパッシブダブルスター方式の伝送路として構成
されている。
【0031】ここで、光ファイバ91は、対応する加入
者線インタフェース80とスターカプラ92とを接続す
る機能を有する。光カプラ92は、光ファイバ91から
供給されるATMセルを分岐する機能を有する。光ファ
イバ93は、スターカプラ92と各加入者端末100と
を接続する機能を有する。
【0032】加入者線インタフェース82は、通常セル
暗号化部821と、暗号鍵格納メモリ822と、放送セ
ル暗号化部823と、暗号鍵発生部824と、時計部8
25と、セル判定部826と、セレクタ827,828
と、セル化部829と、ファイル記憶部830を有す
る。
【0033】ここで、通常セル暗号化部821は、通常
セルの宛先の加入者端末100に予め付与された暗号鍵
K1を使って、当該通常セルを暗号化する機能を有す
る。暗号鍵格納メモリ822は、対応する加入者線90
に接続された複数の加入者端末100のそれぞれに予め
付与された暗号鍵K1を各加入者線100ごとに保持す
る機能を有する。
【0034】放送セル暗号化部823は、暗号鍵K2を
使って、放送セルを暗号化する機能を有する。暗号鍵発
生部824は、暗号鍵K2を出力する機能を有する。ま
た、この暗号鍵発生部824は、時計部825から供給
される制御信号に基づいて、暗号鍵K2を所定の周期で
更新する機能を有する。時計部825は、暗号鍵K2の
更新タイミングを示す制御信号を出力する機能を有す
る。
【0035】セル判定部826は、放送スイッチ81か
ら出力されるATMセルが通常セルか放送セルかを判定
する機能を有する。
【0036】セレクタ827は、セル判定部826によ
りATMセルが通常セルと判定されると、通常セル暗号
化部821の出力を選択し、放送セルと判定されると、
放送セル暗号化部823の出力を選択する機能を有す
る。また、このセレクタ827は、暗号鍵K2が変更さ
れると、セル判定部826の判定結果に関係なく、一時
的に、通常セル暗号化部821の出力を選択する機能を
有する。
【0037】セレクタ828は、通常は、放送スイッチ
81から出力されるATMセル(放送セルや通常セル)
を選択し、暗号鍵K2が更新されると、一時的に、セル
化部830から出力される暗号鍵のセルを選択する機能
を有する。この選択出力は、通常セル暗号化部821に
供給される。
【0038】セル化部829は、暗号鍵K2の更新時
に、この暗号鍵K2をセル化する機能を有する。このセ
ルは通常セルとして形成される。この通常セルを以下暗
号鍵セルという。ファイル記憶部830は、加入者の情
報ファイル(以下「加入者ファイル」という。)を格納
する機能を有する。この加入者ファイルには、加入者に
関する各種情報が登録される。
【0039】なお、暗号鍵発生部824は、各放送チャ
ネルごとに暗号鍵K2を発生する。また、放送セル暗号
化部823は、受け取った放送セルの放送チャネルを判
定し、判定した放送チャネルに対応する暗号鍵K2で当
該放送セルを暗号化する。
【0040】加入者端末100は、通常セル復号部10
1と、放送セル復号部102と、セル判定部103と、
セレクタ104と、暗号鍵抽出部105と、データ抽出
部106と、データ復号部107を有する。
【0041】ここで、通常セル復号部101は、対応す
る光ファイバ93を介して送られてきた受信セルを予め
自装置に付与された暗号鍵K1を使って復号する機能を
有する。同様に、放送セル復号部102は、この受信セ
ルを暗号鍵抽出部105の抽出出力を使って復号する機
能を有する。
【0042】セル判定部103は、受信セルが通常セル
か放送セルかを判定する機能を有する。セレクタ104
は、セル判定部103によりセルが通常セルと判定され
ると、通常セル復号部101の出力を選択し、放送セル
と判定されると、放送セル復号部102の出力を選択す
る機能を有する。暗号鍵抽出部105は、セレクタ10
4の選択出力から暗号鍵K2を抽出する機能を有する。
【0043】データ抽出部106は、セレクタ104の
選択出力からATMセルのペイロード部分に挿入されて
いるデータを抽出する機能を有する。データ復号部10
7は、データ抽出部106により抽出されたデータを復
号する機能を有する。
【0044】上記構成において、動作を説明する。
【0045】まず、放送システム全体の動作を説明す
る。
【0046】CATV供給装置60から出力された放送
セルは、長距離網70を介して加入者線終端装置80に
供給される。また、この加入者線終端装置80には、放
送セル以外の通常セルも供給される。
【0047】加入者線端末装置80は、入力セルが通常
セルであれば、これを、その宛先に基づいて、複数の加
入者線90のいずれか1つに送出する。加入者線90に
送出された通常セルは、この加入者線90に接続された
複数の加入者端末100に供給される。この複数の加入
者端末100に供給された通常セルは、その宛先に応じ
た加入者端末100でのみ正常に復号される。
【0048】これに対し、入力セルが放送セルであれ
ば、これを複数の加入者線90に振り分ける。各加入者
線90に振り分けられた放送セルは、この加入者線90
に接続された複数の加入者端末100に供給される。こ
の複数の加入者端末100に供給された放送セルは、当
該放送チャネルの契約端末100でのみ正常に復号され
る。以上が、図1の放送システムの全体的な動作であ
る。
【0049】次に、加入者線終端装置80の動作を説明
する。
【0050】CATV供給装置60から加入者線終端装
置80に送られてきた放送セルは、まず、放送スイッチ
81に供給される。放送スイッチ81は、入力セルが通
常セルであれば、これを複数の加入者線インタフェース
82のうち、その宛て先に応じた加入者線インタフェー
ス82に供給する。これに対し、放送セルであれば、複
数の加入者線インタフェース82に供給する。
【0051】この加入者線インタフェース82の動作
は、暗号鍵K2の更新時以外の期間の動作と暗号鍵K2
の更新時の動作に大別される。したがって、以下の説明
では、この2つの場合に分けて、加入者線インタフェー
ス82の動作を説明する。
【0052】まず、暗号鍵K2の更新時以外の期間の動
作を説明する。
【0053】放送スイッチ81から出力されるATMセ
ル(通常セルや放送セル)は、セレクタ828と、放送
セル暗号化部823と、セル判定部826に供給され
る。また、セル化部829から出力される暗号鍵セル
は、セレクタ828に供給される。
【0054】セレクタ828は、暗号鍵K2の更新時以
外の期間は、放送スイット81から出力されるATMセ
ルを選択する。これにより、この場合は、通常セル暗号
化部821には、放送スイッチ81から出力されるAT
Mセルが供給される。
【0055】セル判定部826は、入力セルが通常セル
か放送セルかを判定する。この判定結果は、通常セル暗
号化部821と、放送セル暗号化部823と、セレクタ
827に供給される。
【0056】通常セル暗号化部821は、入力セルが通
常セルの場合は、この入力セルの宛先の加入者端末10
0に予め定められた暗号鍵K1を使って、この入力セル
を暗号化する。この暗号鍵K1は、暗号鍵格納メモリ8
22から読み出される。これに対し、放送セルの場合
は、この暗号化処理を中止する。この通常セル暗号化部
821の出力は、セレクタ827に供給される。
【0057】放送セル暗号化部823は、入力セルが放
送セルの場合は、暗号鍵発生部824から出力される暗
号鍵K2を使って、この入力セルを暗号化する。これに
対し、通常セルの場合は、この暗号化処理を中止する。
この放送セル暗号化部823の出力は、セレクタ827
に供給される。
【0058】セレクタ827は、セルが通常セルの場合
は、通常セル暗号化部821の出力を選択し、放送セル
の場合は、放送セル暗号化823の出力を選択する。こ
れにより、セルが通常セルの場合は、セレクタ827か
ら通常セルの暗号化出力が出力され、放送セルの場合
は、放送セルの暗号化出力が出力される。
【0059】この暗号化出力は、加入者線90を介して
この加入者線90に接続されるすべての加入者端末10
0に供給される。以上が、暗号鍵K2の更新時以外の期
間の動作である。
【0060】次に、暗号鍵K2の更新時の動作を説明す
る。
【0061】この場合も、放送スイッチ81から出力さ
れるATMセルは、セレクタ828と、セル判定部82
6と、放送セル暗号化部823に供給される。また、セ
ル化部829から出力される暗号鍵セルは、セレクタ8
28に供給される。さらに、セル判定部826の判定結
果は、通常セル暗号化部821と、放送セル暗号化部8
23と、セレクタ827に供給される。
【0062】しかし、この場合、セレクタ828では、
時計部825から出力される制御信号に従って、セル化
部829の出力が選択される。また、通常セル暗号化部
821では、セル判定部826の判定結果に関係なく、
通常セル入力時の動作が行われる。さらに、セレクタ8
27では、セル判定部826の判定結果に関係なく、通
常セル暗号化部821の出力が選択される。
【0063】これにより、この場合は、セル化部828
から出力される暗号鍵セルがセレクタ828を介して通
常セル暗号化部821に供給され、暗号化される。この
暗号化出力は、セレクタ827を介して加入者線90に
出力され、この加入者線90に接続された複数の加入者
端末100に供給される。以上が暗号鍵K2の更新時の
動作である。
【0064】ここで、セル化部829の動作を詳細に説
明する。
【0065】このセル化部829では、暗号鍵K2の更
新時、まず、暗号鍵発生部824から出力されるある放
送チャネルの暗号鍵K2をセル化する処理が実行され
る。これにより、暗号鍵セルが得られる。この暗号鍵セ
ルは、通常セルとして形成される。但し、この段階で
は、その宛先情報(仮想パス識別子や仮想チャネル識別
子等)は挿入されていない。
【0066】次に、この暗号鍵セルを複写する処理が実
行される。この複写は、当該放送チャネルの契約者数分
だけ繰り返される。但し、この場合の契約者数は、対応
する加入者線90に接続されている契約者数である。
【0067】このとき、同時に、各契約者の宛先情報を
挿入する処理も実行される。この宛先情報は、ファイル
記憶部830に格納されている加入者ファイルから読み
出される。
【0068】このようにして生成された契約者数分の暗
号鍵セルは、順次セレクタ828を介して、通常セル暗
号化部821に供給される。この後、次の放送チャネル
の暗号鍵K2について、上述したような処理が実行され
る。以下、同様に、すべての放送チャネルの暗号鍵K2
について、上述した処理が繰り返される。
【0069】通常セル暗号化部821に供給された暗号
鍵セルは、放送スイッチ81から供給される通常セルと
同様に、その宛先に対応する暗号鍵K1を使って暗号化
される。以上がセル化部829の動作である。
【0070】次に、加入者端末100の動作を説明す
る。
【0071】光ファイバ93を介して送られてきた受信
セル(通常セル(暗号鍵セルを含む)や放送セル)は、
通常セル復号部101と、放送セル復号部102と、セ
ル判定部103に供給される。
【0072】通常セル復号部101に供給された受信セ
ルは、当該端末に割り当てられた暗号鍵K1を使って復
号される。この復号出力は、セレクタ104に供給され
る。また、放送セル復号部102に供給された受信セル
は、暗号鍵抽出部105の抽出出力を使って復号され
る。この復号出力は、セレクタ104に供給される。
【0073】セル判定部103に供給された受信セル
は、通常セル(暗号鍵セルを含む)か放送セルかを判定
される。この判定結果は、セレクタ104に供給され
る。セレクタ104は、受信セルが通常セルの場合は、
通常セル復号部101の復号出力を選択し、放送セルの
場合は、放送セル復号部102の出力を選択する。
【0074】これにより、受信セルが通常セルの場合
は、通常セル復号部101の復号出力が暗号鍵抽出部1
05と、データ抽出部106に供給される。これに対
し、放送セルの場合は、放送セル復号部102の復号出
力がこれらに供給される。
【0075】暗号鍵抽出部105は、セレクタ104の
選択出力から暗号鍵K2を抽出する。この抽出出力は、
放送セル復号部102に復号用の暗号鍵として供給され
る。データ抽出部106は、セレクタ104の選択出力
からペイロードに挿入されているデータを抽出する。但
し、この抽出は、入力セルが暗号鍵セルである場合は、
中止される。抽出されたデータは、データ復号部107
によりディジタル信号からアナログ信号に戻される。
【0076】通常セルの暗号化に用いられた暗号鍵K1
が自端末に付与された暗号鍵K1と一致する場合、この
通常セルは正確に復号される。これにより、この場合
は、この通常セルのペイロードに挿入されているデータ
が正確に抽出される。その結果、この場合は、この通常
セルを使って送られてきた情報が正確に再生されること
になる。
【0077】また、この場合、この通常セルが暗号鍵セ
ルであれば、この暗号鍵セルから暗号K2が正確に抽出
される。これにより、この場合は、放送セルが正確に復
号される。その結果、この場合は、この放送セルのペイ
ロードに挿入されているデータが正確に抽出される。こ
れにより、この場合は、この放送セルを使って送られて
きた情報が正確に再生されることになる。
【0078】これに対し、通常セルの暗号化に用いられ
た暗号鍵K1が自端末に付与された暗号鍵K1と一致し
ない場合は、この通常セルが正確に復号されない。これ
により、この場合は、この通常セルを使って送られてき
た情報が正確に再生されないことになる。
【0079】また、この場合は、暗号鍵K2も正確に抽
出されないので、放送セルも正確に復号されない。これ
により、この場合は、この放送セルを使って送られてき
た情報が正確に再生されないことになる。
【0080】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0081】(1) まず、この実施例によれば、放送
セルを所定の周期で更新される暗号鍵K2を使って暗号
化して送信し、かつ、この暗号鍵K2が更新されるたび
に、この暗号鍵K2をセル化し、かつ、この暗号鍵セル
を各契約者ごとに予め付与された暗号鍵K1を使って暗
号化して送信するようにしたので、各加入者線90に複
数の契約端末100が接続されている場合であっても、
これらに一度で放送セルを放送することができる。
【0082】これにより、時間的な放送スイッチを用い
ることなく、各加入者線90に接続された複数の契約端
末100に放送セルを供給することができるので、各加
入者の使用帯域が狭められるという問題と、バッファメ
モリの負荷や量が大きくなるという問題を回避すること
ができる。
【0083】(2) また、この実施例によれば、暗号
鍵K2を所定の周期で更新するようにしたので、契約が
番組単位で更新されるような契約においては、暗号鍵K
2の更新周期を例えば5分単位とすることにより、この
暗号鍵K2の更新によって、実質的に契約を解除するこ
とができるという利点が得られる。一方、契約が年単位
で更新されるような契約においては、暗号鍵K2の更新
によって、この暗号鍵K2の秘密姓を高めることができ
るという利点が得られる。
【0084】(3) また、この実施例によれば、暗号
鍵K2を契約者に送信する場合、予めすべての暗号鍵K
2を送信するのではなく、この暗号鍵K2が更新される
たびに、1つづつ送るようにしたので、暗号鍵K2とし
て、乱数を用いることができる。これにより、暗号鍵K
2の秘密性を高めることができる。
【0085】(4) さらに、この実施例によれば、暗
号鍵K2を契約者に送信する場合、この暗号鍵K2をセ
ル化した後、各契約者に付与された暗号鍵K1で暗号化
して送信するようにしたので、この暗号鍵K2を通常セ
ルの送信系を使って送信することができる。これによ
り、暗号鍵K2を送信するために追加するハードウェア
量を極力少なくすることができる。
【0086】以上、この発明の一実施例を説明したが、
この発明は、上述したような実施例に限定されるもので
はない。
【0087】(1) 例えば、先の実施例では、この発
明を、パッシブダブルスター方式の加入者線90を使っ
た放送システムに適用する場合を説明した。しかし、こ
の発明は、アクティブダブルスター方式の加入者線を使
った放送システムに適用しても構わない。すなわち、契
約者を含む複数の加入者に放送を行うシステムだけでな
く、契約者のみに放送を行うシステムに適用しても構わ
ない。
【0088】(2) また、先の実施例では、この発明
を、セル交換方式のような蓄積交換方式の通信網を使っ
て放送を行う放送シテムに適用する場合を説明した。し
かし、この発明は、回線交換方式の通信網を使って放送
を行う放送システムにも適用することができる。
【0089】(3) また、先の実施例では、この発明
を、交換方式の通信網を使って放送を行う放送システム
に適用する場合を説明した。しかし、この発明は、交換
方式の通信網ではなく、例えば、複数のノードがメッシ
ュ状に接続された通信網を使った放送システムにも適用
することができる。
【0090】(4) このほかにも、この発明は、その
要旨を逸脱しない範囲で、種々様々変形実施可能なこと
は勿論である。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
放送情報の送信信号を所定の周期で更新される第1の暗
号鍵を使って暗号化して送信し、かつ、この暗号鍵が更
新されるたびに、この暗号鍵の送信信号を各契約者ごと
に予め付与された第2の暗号鍵を使って暗号化して送信
するようにしたので、1つの加入者線に複数の契約端末
が接続されている場合であっても、これらに一度で放送
情報を放送することができる。
【0092】これにより、時間的な放送スイッチを用い
ることなく、各加入者線に接続された複数の契約端末に
放送情報を供給することができるので、各加入者の使用
帯域が狭められるという問題と、バッファメモリの負荷
や量が大きくなるという問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】CATVシステムの一例の構成を示すブロック
図である。
【図3】空間的放送スイッチの機能を説明するためのブ
ロック図である。
【図4】時間的放送スイッチの機能を説明するためのブ
ロック図である。
【図5】時間的放送スイッチの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図6】時間的放送スイッチの構成の他の例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 60…CATV供給装置 70…長距離網 80…加入者線終端装置 90…加入者線 100…加入者端末 81…放送スイッチ 82…加入者線インタフェース 91,93…光ファイバ 92…スターカプラ 821…通常セル暗号化部 822…暗号鍵格納メモリ 823…放送セル暗号化部 824…暗号鍵発生部 825…時計部 826,103…セル判定部 827,828,104…セレクタ 829…セル化部 830…ファイル記憶部 101…通常セル復号部 102…放送セル復号部 105…暗号鍵抽出部 106…データ抽出部 107…データ復号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/167

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送情報の送信側に設けられ、この放送
    情報の送信信号を第1の暗号鍵を使って暗号化する第1
    の暗号化手段と、 前記放送情報の送信側に設けられ、前記第1の暗号鍵を
    所定の周期で更新する暗号鍵更新手段と、 前記第1の暗号鍵が更新されるたびに、この第1の暗号
    鍵の送信信号を各契約者ごとに予め付与された第2の暗
    号鍵を使って暗号化する第2の暗号化手段と、 前記放送情報の受信側に設けられ、受信信号を予め自分
    に付与された前記第2の暗号鍵を使って復号する第1の
    復号手段と、 前記放送情報の受信側に設けられ、前記第1の復号手段
    の復号出力から前記第1の暗号鍵を抽出する暗号鍵抽出
    手段と、 前記放送情報の受信側に設けられ、前記暗号鍵抽出手段
    の抽出出力を使って前記受信信号を復号する第2の復号
    手段とを具備したことを特徴とする放送システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の暗号化手段と、前記暗号鍵更
    新手段と、前記第2の暗号化手段は、加入者網の加入者
    線終端装置に設けられ、 前記第1の復号手段と、前記暗号鍵抽出手段と、前記第
    2の復号手段は、加入者線を介して前記加入者線終端装
    置に接続される加入者端末に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の放送システム。
JP7090641A 1995-04-17 1995-04-17 放送システム Pending JPH08288939A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2001050686A1 (ja) * 2000-01-07 2004-01-08 富士通株式会社 情報送受信装置
KR100456162B1 (ko) * 2002-12-14 2004-11-09 한국전자통신연구원 디지털 케이블 티비 제한수신시스템에서 키 업데이트 방법
JP2009027731A (ja) * 2008-08-18 2009-02-05 Fujitsu Ltd 光加入者線端局装置
US7702904B2 (en) 2002-11-15 2010-04-20 Nec Corporation Key management system and multicast delivery system using the same
JP2014216892A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 西日本電信電話株式会社 映像通信システム、映像信号送信装置及び映像信号受信装置

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