JPH08286727A - プロセス制御の操作量自動プリセット装置 - Google Patents

プロセス制御の操作量自動プリセット装置

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JPH08286727A
JPH08286727A JP22776595A JP22776595A JPH08286727A JP H08286727 A JPH08286727 A JP H08286727A JP 22776595 A JP22776595 A JP 22776595A JP 22776595 A JP22776595 A JP 22776595A JP H08286727 A JPH08286727 A JP H08286727A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP22776595A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hasegawa
谷 川 明 彦 長
Katsumi Suehiro
廣 克 己 末
Masao Mukai
井 聖 夫 向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モデル化が困難なプロセスにも適用可能な制
御を提供する。モデル化を不要にする。プリセット精度
を改善する。 【解決手段】 デ−タベ−ス20上に過去の実績情報u
(i),y(i),x1(i),x2(i)を蓄積しておき、算出対
象のストリップの状態量y*,x1*,x2*を入力し、
それと類似性の高い実績情報のu(i)に基づいて炉温設
定値u*を算出する。デ−タベ−スの更新は随時実施す
る。但し、新しい実績情報と類似性の高い実績情報が既
に登録されている場合には、登録を中止する。古い実績
情報を消去し、新しい実績情報をデ−タベ−スに残す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス制御の操
作量自動プリセット装置に関し、例えば鋼帯の連続焼鈍
設備の温度制御に利用しうる。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼帯の連続焼鈍設備の温度制御装
置においては、例えば炉出側の鋼帯の板温を制御量と
し、炉温設定値を操作量にする。フィ−ドフォワ−ド制
御系においては、この種の操作量として予め適切な値を
それぞれのタイミングでプリセットしなければならな
い。
【0003】この種の制御系にプリセットされる操作量
は、従来より、予め定めた数式モデルに、その時の各種
条件の情報を入力し、数式モデルを計算して得るように
している。また、実プロセスの実績デ−タを利用して、
学習により数式モデルを自動的に更新する場合もある。
【0004】しかしながら、プロセスは非線形である場
合が多いため、使用する数式モデルは近似モデルになら
ざるを得ない。従って、数式モデルの近似精度に応じ
て、求められる操作量の精度が定まる。近似精度の高い
数式モデルを用いる場合には、大量のデ−タの収集とそ
れの解析が必要であり、リアルタイムで数式モデルを計
算するのは困難である。近似精度の低い数式モデルを用
いると、プロセス制御の精度が悪化する。また、炉のプ
ロセスをモデル化するのは非常に難しく、炉については
精度の高いモデルが得られないのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モデル化が
困難なプロセスに対しても、比較的単純な計算処理によ
って、比較的精度の高い操作量を算出可能にすることを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1のプロセス制御の操作量自動プリセット装
置は、実質的に同一タイミングの、操作量(u),制御
量(y)およびプロセスに影響を及ぼすその他の少なく
とも1つのパラメ−タ(x1,x2)を1組のデ−タと
して繰り返しサンプリングするサンプリング手段(1
0);前記サンプリング手段がサンプリングしたデ−タ
を逐次蓄積して複数組保持する、デ−タ蓄積手段(2
0);及び操作量をプリセットするタイミングにおけ
る、前記制御量および前記パラメ−タを現デ−タ(y
*,x1*,x2*)として入力し、前記デ−タ蓄積手段
上の各組のデ−タを過去のデ−タ(y(i),x1(i),x
2(i))として入力し、前記現デ−タと前記過去のデ−
タとの類似性に応じた重み(f(wi))と、前記過去の
デ−タに含まれる操作量(u(i))とに基づいて、前記
現デ−タに対応する操作量(u*)を計算する(S4
B)操作量計算手段(30);を備える。
【0007】また請求項2のプロセス制御の操作量自動
プリセット装置は、実質的に同一タイミングの、操作量
(u),制御量(y)およびプロセスに影響を及ぼすそ
の他の少なくとも1つのパラメ−タ(x1,x2)を1
組のデ−タとして繰り返しサンプリングするサンプリン
グ手段(10);前記サンプリング手段がサンプリング
したデ−タを逐次蓄積して複数組保持する、デ−タ蓄積
手段(20);及び操作量をプリセットするタイミング
における、前記制御量および前記パラメ−タを現デ−タ
(y*,x1*,x2*)として入力し、前記デ−タ蓄積
手段上の各組のデ−タを過去のデ−タ(y(i),x1
(i),x2(i))として入力し、前記現デ−タと前記過去
のデ−タとの類似性が最も高い前記過去のデ−タを類似
デ−タとして選択し(S77,S78,S79,S7
A,S7B)、前記類似デ−タに含まれる操作量(u
(j)),前記類似デ−タに含まれる前記制御量(y
(i))と前記現デ−タに含まれる前記制御量(y*)との
偏差,および前記類似デ−タに含まれる前記パラメ−タ
(x1(i),x2(i))と前記現デ−タに含まれる前記パ
ラメ−タ(x1*,x2*)との偏差、に基づいて、前記
現デ−タに対応する操作量(u*)を計算する(S7
C)操作量計算手段(30);を備える。
【0008】また請求項3では、前記デ−タ蓄積手段
は、前記サンプリング手段がサンプリングしたデ−タと
ともに該デ−タの時刻の情報(x3(i))を蓄積し、前
記操作量計算手段は、前記過去のデ−タの各々に対応付
けられた時刻に基づいて、各々の過去のデ−タと前記現
デ−タとの類似性の程度を識別する(S76)ように構
成される。
【0009】請求項4のプロセス制御の操作量自動プリ
セット装置は、実質的に同一タイミングの、操作量
(u),制御量(y)およびプロセスに影響を及ぼすそ
の他の少なくとも1つのパラメ−タ(x1,x2)を1
組のデ−タとして繰り返しサンプリングするサンプリン
グ手段(10);前記サンプリング手段がサンプリング
したデ−タを逐次蓄積して複数組保持する、デ−タ蓄積
手段(20);及び操作量をプリセットするタイミング
における、前記制御量および前記パラメ−タを現デ−タ
(y*,x1*,x2*)として入力し、前記デ−タ蓄積
手段上の各組のデ−タを過去のデ−タ(y(i),x1
(i),x2(i))として入力し、前記現デ−タと前記過去
のデ−タとの類似性が所定のしきい値(ε2)以上高い
(w(i)≦ε2)もののうち、最も新しい前記過去のデ
−タを類似デ−タとして選択し(S87,S88,S8
9,S8A,S8B)、前記類似デ−タに含まれる操作
量(u(j)),前記類似デ−タに含まれる前記制御量
(y(i))と前記現デ−タに含まれる前記制御量(y*)
との偏差,および前記類似デ−タに含まれる前記パラメ
−タと前記現デ−タに含まれる前記パラメ−タ(x1
(i),x2(i))との偏差、に基づいて、前記現デ−タに
対応する操作量(u*)を計算する(S8C)操作量計
算手段(30);を備える。
【0010】また請求項5では、前記デ−タ蓄積手段
は、前記サンプリング手段がサンプリングしたデ−タ
と、デ−タ蓄積手段上に既に蓄積した全ての過去のデ−
タとの類似性をそれぞれ評価する評価手段(S36);
およびサンプリング手段がサンプリングしたデ−タとの
類似性が高いデ−タがデ−タ蓄積手段上に存在する場合
には、デ−タ蓄積手段のデ−タ更新を中止するデ−タ更
新中止手段(S37);を含む。
【0011】また請求項6においては、前記デ−タ蓄積
手段は、サンプリング手段がサンプリングしたデ−タと
の類似性が高いデ−タがデ−タ蓄積手段上に存在しない
場合に、デ−タ蓄積手段上に空きメモリ領域が存在しな
いと、デ−タ蓄積手段上の古いデ−タを自動的に消去し
て空きメモリ領域を作成する、デ−タ消去手段(S3
8,S39);を含む。
【0012】また請求項7においては、前記デ−タ蓄積
手段は、デ−タを蓄積する領域として、複数に区分され
た領域(20B1,20B2,20B3,20B4)を備
え、その時のプロセスの条件に応じて、デ−タを蓄積す
る領域を前記複数の領域の中から選択し(S60)、前
記操作量計算手段は、その時のプロセスの条件に応じ
て、前記デ−タ蓄積手段の複数の領域の1つを選択し
(S70)、選択した領域に蓄積されている過去のデ−
タに基づいて、前記現デ−タに対応する操作量を計算す
る、ように構成される。
【0013】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素又は処理ステップの番号を参考
までに示したものであるが、本発明の各構成要素は実施
例中の具体的な要素のみに限定されるものではない。
【0014】本発明においては、いずれの請求項につい
ても、操作量(u:例えば炉温),制御量(y:例えば
板温)およびプロセスに影響を及ぼすその他の少なくと
も1つのパラメ−タ(x1:例えば板速度,x2:例え
ば板厚)の実績デ−タ(過去のデ−タ)を予めデ−タ蓄
積手段(20)上に蓄積しておく。そして、これからプ
リセットすべき操作量を生成する際には、そのタイミン
グにおける前記制御量および前記パラメ−タを現デ−タ
(y*,x1*,x2*)として入力し、デ−タ蓄積手段
上に蓄積された各組のデ−タを過去のデ−タ(y(i),
x1(i),x2(i))として入力し、前記現デ−タと前記
過去のデ−タとに基づいて、前記現デ−タに対応する操
作量(u*)を計算する。即ち、現デ−タに対応する操
作量は、過去の実績のデ−タに基づいて決定される。
【0015】請求項1の発明では、前記現デ−タと前記
過去のデ−タとの類似性に応じた重み(f(wi))と、
前記過去のデ−タに含まれる操作量(u(i))とに基づ
いて、前記現デ−タに対応する操作量(u*)を計算す
る。例えば、現デ−タ(y*,x1*,x2*)がデ−タ
蓄積手段(20)上のj番目の過去のデ−タ(y(j),
x1(j),x2(j))と極めて類似性が高い場合には、j
番目のデ−タに含まれる操作量u(j)に近い値が、現デ
−タに対応する操作量(u*)になる。操作量u(j)は、
制御量がy(j)、第1のパラメ−タがx1(j)、第2のパ
ラメ−タがx2(j)の場合に実際に設定された過去の適
切な操作量であるので、現デ−タに対応する操作量(u
*)としても適切である可能性が極めて高い。
【0016】請求項2の発明では、前記過去のデ−タの
うち、前記現デ−タとの類似性が最も高い1組のものが
類似デ−タとして選択的に抽出され、前記1組の類似デ
−タに含まれる操作量(u(i)),前記類似デ−タに含
まれる前記制御量(y(i))と前記現デ−タに含まれる
前記制御量(y*)との偏差,および前記類似デ−タに
含まれる前記パラメ−タ(x1(i),x2(i))と前記現
デ−タに含まれる前記パラメ−タ(x1*,x2*)との
偏差、に基づいて、前記現デ−タに対応する操作量(u
*)が求められる。これによれば、比較的簡単な計算だ
けで適切な操作量(u*)を求めることができる。
【0017】請求項3の発明では、過去のデ−タととも
にそれに対応付けられた時刻の情報が蓄積されているの
で、この時刻の情報を利用することができる。プロセス
の状態は時間の経過に伴なって変化するので、時間以外
の条件が同一であれば、過去のデ−タの中で最も新しい
ものを利用すると、より適切な操作量が求められる。従
って、時間以外の条件が同一の過去のデ−タが複数存在
する場合には、時刻が現在に近い方のデ−タを、現デ−
タと類似性が高いものとみなす。
【0018】請求項4の発明では、前記過去のデ−タの
うち、前記現デ−タとの類似性が所定のしきい値(ε
2)以上高い(w(i)≦ε2)ものの中で、最も新しい
過去のデ−タを類似デ−タとして選択し、前記類似デ−
タに含まれる操作量(u(i)),前記類似デ−タに含ま
れる前記制御量(y(i))と前記現デ−タに含まれる前
記制御量(y*)との偏差,および前記類似デ−タに含
まれる前記パラメ−タ(x1(i),x2(i))と前記現デ
−タに含まれる前記パラメ−タ(x1*,x2*)との偏
差に基づいて、前記現デ−タに対応する操作量(u*)
を計算する。これによれば、比較的簡単な計算だけで適
切な操作量(u*)を求めることができる。
【0019】また請求項5においては、評価手段(S3
6)が、サンプリング手段のサンプリングしたデ−タ
と、デ−タ蓄積手段上に既に蓄積した全ての過去のデ−
タとの類似性をそれぞれ評価し、デ−タ更新中止手段
(S37)は、サンプリング手段がサンプリングしたデ
−タとの類似性が高いデ−タがデ−タ蓄積手段上に存在
する場合には、デ−タ蓄積手段のデ−タ更新を中止す
る。これによって、互いに類似した多数のデ−タがデ−
タ蓄積手段上に蓄積されることがないので、デ−タ蓄積
手段の記憶容量が比較的小さい場合であっても、様々な
条件にそれぞれ適合する多数のデ−タをデ−タ蓄積手段
上に蓄積することができる。
【0020】また請求項6においては、サンプリング手
段のサンプリングしたデ−タとの類似性が高いデ−タが
デ−タ蓄積手段上に存在しない場合には、デ−タ蓄積手
段上に空きメモリ領域が存在しないと、デ−タ消去手段
(S38,S39)が、デ−タ蓄積手段上の古いデ−タ
を自動的に消去して空きメモリ領域を作成するので、常
に比較的新しい実績デ−タをデ−タ蓄積手段上に保持す
ることができ、生成する操作量の信頼性をより高めるこ
とができる。
【0021】また請求項7においては、デ−タを蓄積す
る際に、プロセスの条件、例えば処理対象鋼材の種別の
違いに応じて、デ−タが異なる領域に蓄積される。そし
て、操作量を計算する際には、その時のプロセスの条件
に対応付けられた1つの領域を選択し、選択した領域に
蓄積されている過去のデ−タに基づいて、操作量を求め
る。
【0022】本発明によれば、いずれの請求項について
も、プロセスの特性に応じた数式モデルを必要としない
ので、モデル化が難しい焼鈍炉の温度制御などにも容易
に適用しうる。しかも、デ−タ蓄積手段上に充分な量の
デ−タを蓄積することによって、精度の高い操作量を簡
単に得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】実施例の装置の主要部の構成を図
1に示す。図1に示す装置は、ストリップ(鋼帯)1を
焼鈍するプロセスに関係するものである。ストリップ1
は、図中に矢印で示す方向に搬送され、その搬送路上に
設置された焼鈍炉2の内部空間を通り焼鈍処理される。
なお、ストリップ1の搬送経路は、焼鈍炉2の内部では
上下方向に蛇行する形になっている。焼鈍炉2の内部に
は、ストリップ1の搬送経路と隣接する位置に、ラジア
ントチュ−ブと呼ばれるヒ−タ(図示せず)が多数設置
されている。燃料であるコ−クス炉ガスなどをラジアン
トチュ−ブの内部に供給し、それを燃焼させることによ
ってラジアントチュ−ブが発熱する。そして、ラジアン
トチュ−ブからの放射熱によって、焼鈍炉2およびスト
リップ1が加熱される。
【0024】制御器3は、PID(比例・積分・微分)
制御器であり、板温偏差Δyおよび炉温偏差Δuが小さ
くなるように、ラジアントチュ−ブに供給する燃料の流
量を制御する。炉温偏差Δuは、プリセット装置4が出
力する炉温設定値u* と、焼鈍炉2に設置された炉温計
(熱電対)5が検出した炉温との差分であり、板温偏差
Δyは、ストリップ仕様設定装置6が出力する板温目標
値と、焼鈍炉2の出側に設置された板温計(放射温度
計)7が検出したストリップ1の板温との差分である。
【0025】焼鈍炉2に通されるストリップ1の端部に
は、第2のストリップの一端が溶接により連結され、更
に第2のストリップの他端に第3のストリップの一端が
連結され、これらの操作の繰り返しによって連続的にス
トリップが通板される。互いに連結されるストリップは
種類が異なる場合が多い。焼鈍炉2を通るストリップの
種類や仕様が変化すると、板温制御の条件を変更する必
要がある。そこで、ストリップの種類や仕様が変化する
継ぎ目の位置を検出するために、継ぎ目検出器(図示せ
ず)が備わっている。ストリップトラッキング装置8
は、ストリップ1の搬送速度を検出する板速度計(パル
ス発生器)9の出力信号と前記継ぎ目検出器の出力信号
を監視して、ストリップの継ぎ目位置の現在位置を常時
把握している。なお、継ぎ目に対して下流側に位置する
ストリップを先行材と呼び、上流側に位置するストリッ
プを後行材と呼ぶ。
【0026】ストリップ仕様設定装置6は、通板予定の
多数のストリップに関する情報を予め保持しており、ス
トリップトラッキング装置8からの信号(ストリップ間
の各継ぎ目が焼鈍炉2出側の板温計7を通過してから所
定距離(例えば100m)を搬送された時にそれぞれ発
生)を受けると、新しいストリップ仕様情報を出力す
る。ストリップ仕様情報としては、先行材の板厚,後行
材の板厚,先行材に対する焼鈍炉2出側の板温目標値,
および後行材に対する焼鈍炉2出側の板温目標値があ
る。
【0027】ストリップ仕様設定装置6が出力する先行
材(焼鈍炉2を通過中のストリップ)の板厚情報は制御
器3の入力とデ−タ入力装置10の入力に印加され、先
行材(焼鈍炉2を通過中のストリップ)に対する焼鈍炉
2出側の板温目標値は減算器11を介して制御器3の入
力に印加される。また、ストリップ仕様設定装置6が出
力する後行材(次に焼鈍炉2を通過するストリップ)の
板厚情報と、後行材(次に焼鈍炉2を通過するストリッ
プ)に対する焼鈍炉2出側の板温目標値は、それぞれデ
−タ入力装置10の入力に印加される。
【0028】デ−タ入力装置10の入力には、炉温計5
が検出した炉温,板温計7が検出したストリップの板
温,板速度計9が検出したストリップの搬送速度,先行
材の板厚,後行材の板厚,および後行材の板温目標値が
それぞれ印加される。デ−タ入力装置10は、ストリッ
プトラッキング装置8が出力する信号に従って、所定の
タイミングで入力情報をサンプリングし、記憶装置2
0,操作量計算装置30および登録制御装置40に出力
する。具体的には、ストリップ間の各継ぎ目が焼鈍炉2
出側の板温計7を通過して更に所定距離(100m)を
搬送された時に、炉温計5が検出した炉温がuとして、
板温計7が検出したストリップの板温がyとして、板速
度計9が検出したストリップの搬送速度がx1として、
後行材の板厚がx2として、それぞれサンプリングさ
れ、記憶装置20および登録制御装置40の入力に印加
される。また、ストリップ間の各継ぎ目が焼鈍炉2出側
の板温計7の位置に到達する毎に、後行材(次に焼鈍炉
2を通過するストリップ)の板厚がx2*として、後行
材(次に焼鈍炉2を通過するストリップ)の板温目標値
がy*として、板速度計9が検出した最新の速度がx1*
として、それぞれサンプリングされ、操作量計算装置3
0の入力に印加される。
【0029】記憶装置20は、入力される炉温u,板温
y,速度x1および板厚x2の実績情報を蓄積できるデ
−タベ−スであり、記憶装置20上には図2に示すよう
な行列形式で多数の情報が蓄積される。この実施例で
は、同じタイミングで得られた速度x1,板厚x2,板
温yおよび炉温uが、1組の情報として記憶装置20上
に蓄積される。速度x1,板厚x2,板温yおよび炉温
uは、記憶装置20上でそれぞれ列の1,2,3および
4に割り当てられる。また、速度x1,板厚x2,板温
yおよび炉温uは、それらの情報を登録した順番で行方
向に並べられる。即ち、n組の情報が登録されている場
合、最も古い速度x1,板厚x2,板温yおよび炉温u
の情報は、それぞれ記憶装置20上のn行目のメモリx
1(n),x2(n),y(n)およびu(n)に保持され、最
新の速度x1,板厚x2,板温yおよび炉温uの情報
は、それぞれ記憶装置20上の1行目のメモリx1
(1),x2(1),y(1)およびu(1)に保持される。
【0030】記憶装置20に対する情報の登録制御は、
登録制御装置40によって実施される。登録制御装置4
0が実行する処理の内容を図3に示す。この処理は、デ
−タ入力装置10を介して、炉温u,板温y,速度x1
および板厚x2の情報が入力される度に起動される。な
お、登録制御装置40は実際にはプロセスコンピュ−タ
のソフトウェア処理によって実現される。図3を参照し
て登録制御装置40の動作を説明する。
【0031】ステップS31では、予めオペレ−タによ
って設定される係数b1,b2,b3及びb4を、重み
係数入力装置(ラッチ)50を介して入力する。次のス
テップS32では、デ−タ入力装置10がサンプリング
した状態量u,y,x1及びx2を入力する。続くステ
ップS33では、imax の値を入力する。imax は、そ
の時に記憶装置20に既に登録してある情報の組数(例
えば図2のnの値)を保持するメモリであり、このメモ
リは登録制御装置40上に存在する。次のステップS3
4では、行カウンタiに初期値1をセットする。
【0032】i≦imax である間は、ステップS35の
次にS36に進む。ステップS36では、まず、記憶装
置20上のi行目に存在する1組の情報u(i),y(i),
x1(i)およびx2(i)を入力する。次に、ステップS3
1で入力した係数b1,b2,b3及びb4と、ステッ
プS32で入力した状態量u,y,x1及びx2とを使
用して次の計算を実施する。また、行カウンタiを更新
(+1)する。
【0033】
【数1】 di=b1|u−u(i)|+b2|y−y(i)|+b3|x1−x1(i)| +b4|x2−x2(i)| ・・・・(1) 上記第(1)式によって計算される評価値diは、記憶装
置20上のi行目の情報u(i),y(i),x1(i)および
x2(i)と、現在の状態量u,y,x1及びx2との類
似性が高くなるに従って小さな値になる。次のステップ
S37では、上記計算によって求めた評価値diを定数
ε(非常に小さな値)と比較する。そして、di≦εの
場合には、処理を終了する。即ち、記憶装置20上のi
行目の情報と現在の状態量u,y,x1及びx2との類
似性が非常に高い場合には、記憶装置20への情報の登
録(又は更新)を中止する。これによって、記憶装置2
0上の限られた記憶領域を有効に利用できる。
【0034】この実施例においては、後述するように、
その時の条件に近い過去の実績情報に基づいて、操作量
を算出するので、様々な条件においてそれぞれ適切な操
作量を算出するためには、様々な条件における実績情報
が必要になる。互いに類似性の高い情報を記憶装置20
上に多数登録すると、記憶容量の制約によって様々な条
件における実績情報を登録できなくなるため、算出され
る操作量の誤差が大きくなる場合が生じる。しかしこの
実施例では、評価値diが小さい場合には記憶装置20
への情報の登録を中止するので、限られた記憶領域に、
様々な条件における実績情報を登録することができる。
【0035】記憶装置20上に登録されているimax 組
の情報のそれぞれに対して、順次に評価値diが算出さ
れ、評価値diと定数εとが比較される。現在の状態量
u,y,x1及びx2との類似性が高い情報がまだ記憶
装置20上に登録されていない場合には、ステップS3
5,S36,S37の処理をimax 回繰り返した後、ス
テップS35からS38に進む。
【0036】ステップS38では、imax の値(情報の
登録組数)を定数Nmax と比較する。定数Nmax は、記
憶装置20上に登録可能な最大情報組数(最大行数)で
あり、この実施例での場合には1000である。記憶装
置20上に既に登録してある情報組数(imax)が最大
行数Nmax よりも小さい場合、即ち記憶装置20上の記
憶領域に空きがある場合には、ステップS38からS3
Aに進み、記憶装置20上に既に登録してある情報組数
(imax)が最大行数Nmax と一致する場合、即ち記憶
装置20上の記憶領域に空きがない場合には、ステップ
S38からS39に進む。ステップS39では、imax
−1の値をカウンタjに初期値としてセットする。また
ステップS3Aでは、imax の値をカウンタjに初期値
としてセットした後、imax の値を更新(+1)する。
【0037】カウンタjが1より大きい間は、ステップ
S3BからS3Cに進む。ステップS3Cでは、記憶装
置20上に登録されているj行目のメモリx1(j),x
2(j),y(j)及びu(j)の内容を、それぞれj+1行目
のメモリx1(j+1),x2(j+1),y(j+1)及びu(j+1)に
転送(位置を1行分シフト)する。また、カウンタjの
値を更新(−1)する。j<1になるまで、この処理が
繰り返される。j<1になると、次にステップS3Dに
進む。ステップS3Dでは、現在の状態量x1,x2,
y及びuを、それぞれ1行目のメモリx1(1),x2
(1),y(1)及びu(1)に記憶する。
【0038】即ち、記憶装置20上の記憶領域に空きが
ある場合には、それまでに登録された全ての情報(j=
imax〜1)を1行ずつずれたメモリ位置にそれぞれ転
送した後で、1行目のメモリに新しい1組の情報x1,
x2,y及びuを登録する。また、記憶装置20上の記
憶領域に空きがない場合には、imax 行目に存在する最
も古い情報は捨て、それ以外のそれまでに登録された全
ての情報(j=imax−1〜1)を1行ずつずれたメモ
リ位置にそれぞれ転送した後で、1行目のメモリに新し
い1組の情報x1,x2,y及びuを登録する。従っ
て、記憶装置20に登録可能なNmax行の情報の登録が
終了した後は、ほぼ定期的に、情報が新しいものに逐次
更新される。
【0039】操作量計算装置30は、ストリップ間の継
ぎ目が焼鈍炉2出側の板温計7の位置に到達する毎に、
デ−タ入力装置10を介して入力される状態量、即ち板
温目標値y*(次に焼鈍炉2を通過するストリップに対
応する値),板速度計9が検出した最新の速度x1*,
及び次に焼鈍炉2を通過するストリップの板厚x2*
と、記憶装置20上に登録された実績情報u(i),y
(i),x1(i),及びx2(i)と、重み係数入力装置(ラ
ッチ)60を介して入力される重み係数a1,a2及び
a3に基づいて、次に焼鈍炉2を通過するストリップに
対する炉温設定値u*を生成する。
【0040】操作量計算装置30が実行する処理の内容
を図4に示す。この処理は、ストリップ間の継ぎ目が焼
鈍炉2出側の板温計7の位置に到達する毎に起動され
る。なお、操作量計算装置30は実際にはプロセスコン
ピュ−タのソフトウェア処理によっ実現される。図4を
参照して操作量計算装置30の動作を説明する。
【0041】最初のステップS41では行カウンタiに
初期値の1をセットし、次のステップS42ではimax
の値(記憶装置20上の情報の登録行数)を入力し、続
くステップS43では重み係数a1,a2,a3を重み
係数入力装置60を介して入力し、次のステップS44
では、状態量y*,x1*,x2*をデ−タ入力装置を介
して入力する。なお、重み係数a1,a2及びa3の値
は、各々オペレ−タの入力操作により予め設定される。
【0042】ステップS45においてi≦imax である
間、ステップS46,S47,S48,S49及びS4
Aの各処理が繰り返し実行される。ステップS46で
は、まず、記憶装置20上から、行カウンタiが示す行
位置のメモリの内容y(i),x1(i)及びx2(i)の内容
を読み込む。そして、既に入力された重み係数a1,a
2,a3と、状態量y*,x1*,x2*と、実績情報y
(i),x1(i)及びx2(i)に基づいて、次の計算を実施
する。
【0043】
【数2】 wi=a1|y*−y(i)|+a2|x1*−x1(i)|+a3|x2*−x2(i)| ・・・(2) 上記第(2)式によって計算される評価値wiは、記憶装
置20上のi行目の実績情報y(i),x1(i),x2(i)
と、炉温設定値を算出すべきストリップに対する状態量
y*,x1*,x2*との類似性が高くなるに従って小さ
な値になる。なお、重み係数a1は、状態量y*と実績
情報y(i)との差分の炉温設定値u*に対する影響度を考
慮して設定され、重み係数a2は、状態量x1*と実績
情報x1(i)との差分の炉温設定値u*に対する影響度を
考慮して設定され、重み係数a3は、状態量x2*と実
績情報x2(i)との差分の炉温設定値u*に対する影響度
を考慮して設定される。
【0044】次のステップS47では、ステップS46
で求めた評価値wiをパラメ−タとする関数f(wi)を
計算する。関数f(wi)の値は、評価値wiが小さくな
るに従って大きくなる。即ち、関数f(wi)の値は、記
憶装置20上のi行目の実績情報y(i),x1(i),x2
(i)と、炉温設定値を算出すべきストリップに対する状
態量y*,x1*,x2*との類似性が高くなるに従って
大きな値になる。続くステップS48では、1行目から
i行目までの関数f(wi)の値の総和を求める。また次
のステップS49では、i行目の実績情報u(i)を記憶
装置から読み込み、1行目からi行目までについて、Σ
f(wi)・u(i)を計算する。続くステップS4Aでは、
行カウンタiを更新(+1)する。
【0045】上記ステップS45〜S4Aの処理をima
x 回繰り返すと、ステップS45でi>imax になるの
で、S45からS4Bに進む。ステップS4Bでは、次
の計算式により、炉温設定値u*を算出し、この炉温設
定値u*をプリセット出力装置70及び減算器12を介
して制御器3に印加する。
【0046】
【数3】 u* =Σf(wi)・u(i)/Σf(wi) ・・・(3) 上記第(3)式によって求められる炉温設定値u*は、記憶
装置20上に登録された実績情報の炉温設定値u(i)に
基づいて直接的に求められるものであり、炉温設定値u
*を算出すべきストリップに対する状態量y*,x1*,
x2*との類似性が高い過去の実績情報における炉温設
定値u(i)の影響を強く受ける。従って、記憶装置20
上に登録された実績情報の数が充分に多い場合には、そ
の中に炉温設定値u*を算出すべきストリップに対する
状態量y*,x1*,x2*との類似性が高い過去の実績
情報が存在する確率が高いので、適切な炉温設定値u*
を算出することができる。
【0047】プリセット出力装置70は、算出された炉
温設定値u*に対応する次のストリップが焼鈍炉2を通
過するタイミングで制御器3に印加する炉温設定値を更
新する(プリセットする)ためのラッチと、D/Aコン
バ−タを備えている。
【0048】なお上記実施例においては、焼鈍炉に設置
される加熱炉の温度制御の場合について説明したが、同
様の制御を冷却炉の温度制御にそのまま適用することが
できる。冷却炉においては、ク−リングチュ−ブと呼ば
れるチュ−ブが多数設置されており、各々のク−リング
チュ−ブの内部に冷却媒体(冷却ガス)を通すことによ
り、ク−リングチュ−ブが冷却される。そして、炉の雰
囲気温度(炉温)が低下し、またストリップからの放射
熱をチュ−ブが吸収することにより、ストリップが冷却
される。冷却ガスの流量を調整することによって、炉温
及びストリップの温度を調節できるので、前記実施例の
燃料流量を冷却ガスの流量に置き代えれば、前記実施例
の制御をそのまま適用しうる。
【0049】次に2番目の実施例を説明する。装置の構
成は図1とほぼ同一である。但しこの実施例では、図1
の記憶装置20の代わりに、図5に示す記憶装置20B
を用いている。図5を参照すると、記憶装置20Bにお
いては、4つの領域に区分されたデ−タベ−ス20
1,20B2,20B3,20B4のそれぞれの記憶領域
を有している。この実施例では、デ−タベ−スの領域
は、処理対象の鋼種に対応付けて区分してある。具体的
には、デ−タベ−ス20B1は、普通鋼(CQ)のデ−
タを蓄積する領域、デ−タベ−ス20B2は高張力鋼
(HS)のデ−タを蓄積する領域、デ−タベ−ス20B
3はしぼり鋼(DQ)のデ−タを蓄積する領域、デ−タ
ベ−ス20B4は深しぼり鋼(DDQ)のデ−タを蓄積
する領域にそれぞれ割り当ててある。
【0050】普通鋼のデ−タを蓄積するデ−タベ−ス2
0B1の内部は、図5に示すように構成されている。図
2に示すデ−タベ−スと対比すると、列数が4から5に
増えて、x3(1)〜x3(n)の情報の領域が追加されてい
る。x3(1)〜x3(n)は、各行のデ−タに対応付けられ
た時刻の情報を保持するメモリである。他のデ−タベ−
ス20B2,20B3,20B4も同様の構成である。
【0051】この実施例では、図1に示す登録制御装置
40の動作が図6のように変更され、また図1に示す操
作量計算装置30の動作が図7のように変更されてい
る。説明しない部分の構成及び動作は前記実施例と同一
である。なお、図6及び図7において、前記実施例と同
一の部分については同一のステップ番号を付して示して
ある。
【0052】まず図6を参照して、登録制御装置40の
変更又は追加された動作について説明する。最初のステ
ップS60では、プロセスの条件として、処理対象の鋼
種の情報を、ストリップ仕様設定装置6から入力し、該
鋼種に応じて、記憶装置20B上の1つのデ−タベ−ス
を選択する。即ち、処理対象の鋼種が普通鋼の場合には
デ−タベ−ス20B1を選択し、高張力鋼の場合にはデ
−タベ−ス20B2を選択し、しぼり鋼の場合にはデ−
タベ−ス20B3を選択し、深しぼり鋼の場合にはデ−
タベ−ス20B4を選択する。そして、これ以降の処理
で記憶装置20Bをアクセスする場合には、ステップS
60で選択した1つのデ−タベ−スのみに対して処理を
実行する。
【0053】ステップS62では、デ−タ入力装置10
がサンプリングした状態量u,y,x1,x2の他に、
その時の時刻をx3として内蔵した時計から入力する。
【0054】ステップS6Cでは、記憶装置20B上の
選択されたデ−タベ−スに関し、j行目のメモリx1
(j),x2(j),x3(j),y(j),及びu(j)の内容を、
それぞれj+1行目のメモリx1(j+1),x2(j+1),x
3(j+1),y(j+1),及びu(j+1)に転送(位置を1行分
シフト)する。また、カウンタjの値をを更新(−1)
する。
【0055】ステップS6Dでは、現在の状態量x1,
x2,x3,y及びuを、それぞれ、記憶装置20B上
の選択されたデ−タベ−スの1行目のメモリx1(1),
x2(1),x3(1),y(1)及びu(1)に記憶する。
【0056】次に図7を参照して、操作量計算装置30
の変更又は追加された動作を説明する。最初のステップ
S70では、プロセスの条件として、処理対象の鋼種の
情報を、ストリップ仕様設定装置6から入力し、該鋼種
に応じて、記憶装置20B上の1つのデ−タベ−スを選
択する。即ち、処理対象の鋼種が普通鋼の場合にはデ−
タベ−ス20B1を選択し、高張力鋼の場合にはデ−タ
ベ−ス20B2を選択し、しぼり鋼の場合にはデ−タベ
−ス20B3を選択し、深しぼり鋼の場合にはデ−タベ
−ス20B4を選択する。そして、これ以降の処理で記
憶装置20Bをアクセスする場合には、ステップS70
で選択した1つのデ−タベ−スのみに対して処理を実行
する。
【0057】ステップS73では重み係数a1,a2,
a3,a4を重み係数入力装置60を介して入力し、次
のステップS74では、状態量y*,x1*,x2*をデ
−タ入力装置を介して入力するとともに、現在の時刻の
情報x3*をそれ自身の時計から入力する。なお、重み
係数a1,a2,a3及びa4の値は、各々オペレ−タ
の入力操作により予め設定される。
【0058】ステップS76では、まず、記憶装置20
上の選択されたデ−タベ−スから、行カウンタiが示す
行位置のメモリy(i),x1(i),x2(i)及びx3(i)の
内容を読み込む。そして、既に入力された重み係数a
1,a2,a3,a4と、状態量y*,x1*,x2*,
x3*と、実績情報y(i),x1(i),x2(i)及びx3
(i)に基づいて、次の計算を実施する。
【0059】
【数4】 w(i)=a1|y*−y(i)|+a2|x1*−x1(i)| +a3|x2*−x2(i)|+a4|x3*−x3(i)| ・・・(4) 但し、a4<a1,a2,a3 行カウンタiの値が1からimax の間、ステップS76
の処理を繰り返し実行し、各行に割当てたメモリw(i)
に、計算の結果、即ち前記状態量と前記実績情報との類
似性に応じた値(小さい方が類似性が高い)を保存す
る。
【0060】1からimax の各行について類似性を示す
値がメモリw(i)に保存された後、行カウンタiの値が
imax を越え、ステップS45からS77に進む。ステ
ップS77では、行カウンタiに1をプリセットし、メ
モリw(i)が保持するi番目の行の類似性を示す値をレ
ジスタwにロ−ドする。
【0061】ステップS78では、メモリw(i)が保持
する値とレジスタwの値とを比較し、w(i)≦wである
と、次のステップS79を実行する。ステップS79で
は、行カウンタiが示す現在の行の類似性を示す値(w
(i))をレジスタwにロ−ドし、行カウンタiの値をレ
ジスタjにストアする。
【0062】ステップS7Aで行カウンタiの値を更新
しながら、i≦imaxである間、ステップS78,S7
9,S7A,S7Bの処理を繰り返す。これらの処理に
よって、i=1〜imax の範囲のw(i)の中で、最小の
値(類似性が最大)が保持されている行の値がレジスタ
jに保持される。
【0063】ステップS7Cでは、状態量y*,x1*,
x2*と、レジスタjが示す行位置のメモリy(j),u
(j),x1(j),x2(j)に保持された実績情報と、重み
係数k1,k2,k3とに基づいて、次の計算を実施す
る。
【0064】
【数5】 u* = u(j)+k1(y*−y(j))+k2(x1*−x1(j)) +k3(x2*−x2(j)) ・・・(5) 上記第(5)式によって求められる炉温設定値u*は、記憶
装置20B上に登録された過去の実績情報のうち、現在
の状態量y*,x1*,x2*との類似性が最も高く、し
かも時間的に比較的新しい1組の実績情報(y(j),u
(j),x1(j),x2(j)の値)に基づいて直接的に求め
られるものである。記憶装置20B上に登録された実績
情報の数が充分に多い場合には、それらの中に炉温設定
値u*を算出すべきストリップに対する状態量y*,x1
*,x2*との類似性が非常に高い過去の実績情報が存在
する確率が高いので、その1組の実績情報に基づいて、
適切な炉温設定値u*を算出することができる。また、
第(5)式の計算は、前記第(3)式に比べて簡単であり、短
い時間で処理を実行しうる。
【0065】なお、プロセスの経時変化が予測できる場
合には、現在の時刻と実績情報の時刻x3(j)との差に
応じた補償量を計算する項を、前記第(5)式に加えるこ
とにより、より適切な炉温設定値を求めることが可能で
ある。
【0066】次に3番目の実施例を説明する。装置の構
成は図1とほぼ同一である。前記2番目の実施例と同様
に図5に示す記憶装置20Bを用いているが、4つに区
分されたデ−タベ−ス20B1,20B2,20B3,2
0B4の各々の記憶領域は図2とそれぞれ同一の構成に
なっている。即ち、時間の実績情報x3(1)〜x3(n)
を保持する領域は省略されている。
【0067】この実施例では、図1に示す登録制御装置
40の動作は、図6のステップS60が追加された以外
は、図3と同一である。また図1に示す操作量計算装置
30の動作は、図8のように変更されている。説明しな
い部分の構成及び動作は前記実施例と同一である。なお
図8において、前記実施例と同一の部分については同一
のステップ番号を付して示してある。
【0068】次に図8を参照して、操作量計算装置30
の動作を説明する。前記実施例と同様に、最初のステッ
プS70では、プロセスの条件として、処理対象の鋼種
の情報を、ストリップ仕様設定装置6から入力し、該鋼
種に応じて、記憶装置20B上の1つのデ−タベ−スを
選択する。
【0069】ステップS43では重み係数a1,a2,
a3を重み係数入力装置60を介して入力し、次のステ
ップS44では、状態量y*,x1*,x2*をデ−タ入
力装置を介して入力する。
【0070】ステップS86では、まず、記憶装置20
B上の選択されたデ−タベ−スから、行カウンタiが示
す行位置のメモリy(i),x1(i)及びx2(i)の内容を
読み込む。そして、既に入力された重み係数a1,a
2,a3と、状態量y*,x1*,x2*と、実績情報y
(i),x1(i)およびx2(i)に基づいて、次の計算を実
施する。
【0071】
【数6】 w(i)=a1|y*−y(i)|+a2|x1*−x1(i)|+a3|x2*−x2(i)| ・・・(6) 行カウンタiの値が1からimax の間、ステップS86
の処理を繰り返し実行し、各行に割当てたメモリw(i)
に、計算の結果、即ち前記状態量と前記実績情報との類
似性に応じた値(小さい方が類似性が高い)を保存す
る。
【0072】1からimax の各行について類似性を示す
値がメモリw(i)に保存された後、行カウンタiの値が
imax を越え、ステップS45からS87に進む。ステ
ップS87では、行カウンタiにimax をプリセットす
る。
【0073】ステップS88では、メモリw(i)が保持
する値を予め定めたしきい値ε2と比較し、w(i)≦ε
2であると、次のステップS89を実行する。ステップ
S89では、行カウンタiの値をレジスタjにストアす
る。しきい値ε2は非常に小さい値であり、w(i)≦ε
2であることは、i番目の行の1組の実績情報と現在の
状態量との類似性が極めて高いことを意味する。
【0074】ステップS8Aで行カウンタiの値を更新
しながら、i≧1である間、ステップS88,S89,
S8A,S8Bの処理を繰り返す。この実施例では、記
憶装置上のデ−タベ−スにおいては、デ−タベ−ス更新
処理(図3参照)によって、各実績情報はそれが得られ
た時間が新しいほど、行番号の小さい位置になるよう
に、予め時間の順番で並べられている。そして、ステッ
プS88,S89,S8A,S8Bの処理においては、
行番号の大きい位置から小さい位置に向かって、即ち時
間的に最も古いものから新しいものに向かって順番に、
実績情報w(i)の参照を繰り返している。そして、w(i)
≦ε2の条件を満たす実績情報が見つかると、ステップ
S89で、現在の状態量との類似性が極めて高い1組の
実績情報が登録されている行番号が、レジスタjにスト
アされる。w(i)≦ε2の条件を満たす実績情報が複数
存在する場合には、参照順のより後方で検出された実績
情報の行番号が最終的にレジスタjに残るので、時間的
により新しい実績情報が優先される。つまり、w(i)≦
ε2の条件を満たす実績情報の中で最も新しい実績情報
の位置がレジスタjに保持される。
【0075】ステップS8Cでは、前記実施例のステッ
プS7Cと同様に、状態量y*,x1*,x2*と、レジ
スタjが示す行位置のメモリy(j),u(j),x1(j),
x2(j)に保持された実績情報と、重み係数k1,k
2,k3とに基づいて、前記第(5)式の計算を実施して
炉温設定値u*を求める。
【0076】このようにして求められる炉温設定値u*
は、記憶装置20B上に登録された過去の実績情報のう
ち、現在の状態量y*,x1*,x2*との類似性が非常
に高い1組、又は複数組の実績情報の中で時間が最も新
しい実績情報(y(j),u(j),x1(j),x2(j)の値)
に基づいて直接的に求められるものである。記憶装置2
0B上に登録された実績情報の数が充分に多い場合に
は、それらの中に炉温設定値u*を算出すべきストリッ
プに対する状態量y*,x1*,x2*との類似性が非常
に高い過去の実績情報が存在する確率が高いので、その
実績情報に基づいて、適切な炉温設定値u*を算出する
ことができる。また、現在の状態量との類似性が非常に
高い実績情報が複数存在する場合には、それらの実績情
報の中で最も新しい実績情報に基づいて炉温設定値u*
を算出するので、プロセスの経時変化の影響を軽減し
て、より適切な炉温設定値を得ることができる。
【0077】図8に示した実施例では、実績情報が予め
デ−タベ−ス上に時間順に並べられているので、時間の
古い順に実績情報を順番に参照して、最後に所定の条件
を満足した1組の実績情報を抽出している。しかし、デ
−タベ−ス上の実績情報の並びが時間順でない場合であ
っても、例えば図5に示した実施例と同様に、実績情報
の時間の情報をデ−タベ−ス上に登録しておけば、w
(i)≦ε2の条件を満たした複数の実績情報の中から、
最も新しい1組の実績情報を抽出することができる。
【0078】なお、上記実施例ではストリップの焼鈍プ
ロセスにおける板温制御の場合を説明したが、同様のプ
ロセス制御であれば、他の設備にも本発明は適用しう
る。
【0079】
【発明の効果】以上のとおり本発明のいずれの請求項に
おいても、プロセスの特性に応じた数式モデルを必要と
しないので、モデル化が難しい焼鈍炉の温度制御などに
も容易に適用しうる。しかも、デ−タ蓄積手段上に充分
な量のデ−タを蓄積することによって、精度の高い操作
量を簡単に得ることができる。また、数式モデルを必要
としないので、モデルのパラメ−タを解析するために大
量の実績デ−タを用意する必要がなく、実績デ−タが少
ない状態でも実際の設備の制御に本発明を適用しうる。
【0080】また請求項2及び請求項4によれば、請求
項1と比べてより簡単な計算で、操作量を算出すること
ができる。
【0081】また、請求項3によれば、実績情報の時刻
を考慮するので、経時変化の生じるプロセスにおいて
も、より適切な操作量が得られる。
【0082】また請求項5においては、互いに類似した
多数のデ−タがデ−タ蓄積手段上に蓄積されることがな
いので、デ−タ蓄積手段の記憶容量が比較的小さい場合
であっても、様々な条件にそれぞれ適合する多数のデ−
タをデ−タ蓄積手段上に蓄積することができる。
【0083】また請求項6においては、常に比較的新し
い実績デ−タをデ−タ蓄積手段上に保持することがで
き、生成する操作量の信頼性をより高めることができ
る。
【0084】また請求項7においては、プロセスの条件
に応じて選択したデ−タ蓄積手段上の領域のみから目的
とする実績情報を検索するので、参照すべき実績情報の
数が少なく、短い所要時間で適切な実績情報を抽出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の設備の主要部を示すブロック図
である。
【図2】 記憶装置上のデ−タ記憶領域の並びを示すマ
ップである。
【図3】 図1の登録制御装置の動作を示すフロ−チャ
−トである。
【図4】 図1の操作量計算装置の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図5】 第2実施例の記憶装置20Bの構成を示すマ
ップである。
【図6】 第2実施例における登録制御装置の動作を示
すフロ−チャ−トである。
【図7】 第2実施例における操作量計算装置の動作を
示すフロ−チャ−トである。
【図8】 第3実施例における操作量計算装置の動作を
示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1:ストリップ 2:焼鈍炉 3:制御器 4:プリセット装置 5:炉温計 6:ストリップ仕様
設定装置 7:板温計 8:ストリップトラ
ッキング装置 9:板速度計 10:デ−タ入力装
置 11,12:減算器 20:記憶装置 30:操作量計算装置 40:登録制御装置 50,60:重み係数入力装置 70:プリセット出
力装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に同一タイミングの、操作量,制
    御量およびプロセスに影響を及ぼすその他の少なくとも
    1つのパラメ−タを1組のデ−タとして繰り返しサンプ
    リングするサンプリング手段;前記サンプリング手段が
    サンプリングしたデ−タを逐次蓄積して複数組保持す
    る、デ−タ蓄積手段;及び操作量をプリセットするタイ
    ミングにおける、前記制御量および前記パラメ−タを現
    デ−タとして入力し、前記デ−タ蓄積手段上の各組のデ
    −タを過去のデ−タとして入力し、前記現デ−タと前記
    過去のデ−タとの類似性に応じた重みと、前記過去のデ
    −タに含まれる操作量とに基づいて、前記現デ−タに対
    応する操作量を計算する操作量計算手段;を備えるプロ
    セス制御の操作量自動プリセット装置。
  2. 【請求項2】 実質的に同一タイミングの、操作量,制
    御量およびプロセスに影響を及ぼすその他の少なくとも
    1つのパラメ−タを1組のデ−タとして繰り返しサンプ
    リングするサンプリング手段;前記サンプリング手段が
    サンプリングしたデ−タを逐次蓄積して複数組保持す
    る、デ−タ蓄積手段;及び操作量をプリセットするタイ
    ミングにおける、前記制御量および前記パラメ−タを現
    デ−タとして入力し、前記デ−タ蓄積手段上の各組のデ
    −タを過去のデ−タとして入力し、前記現デ−タと前記
    過去のデ−タとの類似性が最も高い前記過去のデ−タを
    類似デ−タとして選択し、前記類似デ−タに含まれる操
    作量,前記類似デ−タに含まれる前記制御量と前記現デ
    −タに含まれる前記制御量との偏差,および前記類似デ
    −タに含まれる前記パラメ−タと前記現デ−タに含まれ
    る前記パラメ−タとの偏差、に基づいて、前記現デ−タ
    に対応する操作量を計算する操作量計算手段;を備える
    プロセス制御の操作量自動プリセット装置。
  3. 【請求項3】 前記デ−タ蓄積手段は、前記サンプリン
    グ手段がサンプリングしたデ−タとともに該デ−タの時
    刻の情報を蓄積し、前記操作量計算手段は、前記過去の
    デ−タの各々に対応付けられた時刻に基づいて、各々の
    過去のデ−タと前記現デ−タとの類似性の程度を識別す
    る、前記請求項2記載のプロセス制御の操作量自動プリ
    セット装置。
  4. 【請求項4】 実質的に同一タイミングの、操作量,制
    御量およびプロセスに影響を及ぼすその他の少なくとも
    1つのパラメ−タを1組のデ−タとして繰り返しサンプ
    リングするサンプリング手段;前記サンプリング手段が
    サンプリングしたデ−タを逐次蓄積して複数組保持す
    る、デ−タ蓄積手段;及び操作量をプリセットするタイ
    ミングにおける、前記制御量および前記パラメ−タを現
    デ−タとして入力し、前記デ−タ蓄積手段上の各組のデ
    −タを過去のデ−タとして入力し、前記現デ−タと前記
    過去のデ−タとの類似性が所定のしきい値以上高いもの
    のうち、最も新しい前記過去のデ−タを類似デ−タとし
    て選択し、前記類似デ−タに含まれる操作量,前記類似
    デ−タに含まれる前記制御量と前記現デ−タに含まれる
    前記制御量との偏差,および前記類似デ−タに含まれる
    前記パラメ−タと前記現デ−タに含まれる前記パラメ−
    タとの偏差、に基づいて、前記現デ−タに対応する操作
    量を計算する操作量計算手段;を備えるプロセス制御の
    操作量自動プリセット装置。
  5. 【請求項5】 前記デ−タ蓄積手段は、前記サンプリン
    グ手段がサンプリングしたデ−タと、デ−タ蓄積手段上
    に既に蓄積した全ての過去のデ−タとの類似性をそれぞ
    れ評価する評価手段;およびサンプリング手段がサンプ
    リングしたデ−タとの類似性が高いデ−タがデ−タ蓄積
    手段上に存在する場合には、デ−タ蓄積手段のデ−タ更
    新を中止するデ−タ更新中止手段;を含む、前記請求項
    1,請求項2,又は請求項4記載のプロセス制御の操作
    量自動プリセット装置。
  6. 【請求項6】 前記デ−タ蓄積手段は、サンプリング手
    段がサンプリングしたデ−タとの類似性が高いデ−タが
    デ−タ蓄積手段上に存在しない場合に、デ−タ蓄積手段
    上に空きメモリ領域が存在しないと、デ−タ蓄積手段上
    の古いデ−タを自動的に消去して空きメモリ領域を作成
    する、デ−タ消去手段;を含む、前記請求項5記載のプ
    ロセス制御の操作量自動プリセット装置。
  7. 【請求項7】 前記デ−タ蓄積手段は、デ−タを蓄積す
    る領域として、複数に区分された領域を備え、その時の
    プロセスの条件に応じて、デ−タを蓄積する領域を前記
    複数の領域の中から選択し、前記操作量計算手段は、そ
    の時のプロセスの条件に応じて、前記デ−タ蓄積手段の
    複数の領域の1つを選択し、選択した領域に蓄積されて
    いる過去のデ−タに基づいて、前記現デ−タに対応する
    操作量を計算する、前記請求項1,請求項2,又は請求
    項4記載のプロセス制御の操作量自動プリセット装置。
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