JPH08284385A - フローリング下地材およびその製造法 - Google Patents

フローリング下地材およびその製造法

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JPH08284385A
JPH08284385A JP11252595A JP11252595A JPH08284385A JP H08284385 A JPH08284385 A JP H08284385A JP 11252595 A JP11252595 A JP 11252595A JP 11252595 A JP11252595 A JP 11252595A JP H08284385 A JPH08284385 A JP H08284385A
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JP
Japan
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groove
crosspiece
plate
base material
insertion groove
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Application number
JP11252595A
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English (en)
Inventor
Norio Isomatsu
則夫 礒松
Susumu Inoue
進 井上
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 桟材を容易に且つ緊密に装着できると共に、
反りにくいフローリング下地材を得る。 【構成】 フローリング下地材は、溝を設けた板状体
と、この溝に装着した柱状の桟材とからなり、前記桟材
の両側部の下端より上方に、側方に延びる鍔部が突設さ
れていると共に、前記板状体の溝の両側部に、前記鍔部
に対応して、高さが前記鍔部の肉厚より大きい挿入溝が
形成されており、前記桟材の底面が前記板状体の溝の底
面に当接し且つ前記鍔部の上端面が前記挿入溝の上部壁
面に当接している。前記挿入溝は、板状体の溝の底部よ
り上方の両側部に形成されていてもよい。鍔部の肉厚t
2 と挿入溝の高さt1 との比t2 /t1 は、0.2〜
0.95程度である。桟材の底部に、桟材の長さ方向に
延びる断面V字状などの溝状凹部が形成されていてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートスラブ等
の床面上に敷設するフローリング下地材、このフローリ
ング下地材の製造に用いるフローリング下地材用部材、
および、前記フローリング下地材の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートスラブ等の床面上に敷設す
るフローリング(床張り)下地材として、合成樹脂発砲
体の板状体に断面形状が四角形である溝を設け、この溝
に釘打ち性の良好な桟材を前記板状体の上面部と面一に
装着した構造のものが知られている(実公昭49−12
985号公報参照)。このフローリング下地材では、桟
材の装着の際、桟材の底面や溝内面に予め接着剤を塗布
して、溝部分との接着を行っている。しかし、溝幅より
も桟材幅が狭いと両者の強固な接着が十分なされず、あ
る程度の期間使用すると桟材が剥離して板状体から浮き
上がり、床鳴りが発生しやすい。逆に、溝幅を桟材幅よ
り小さく形成し、桟材を溝に無理に押込んで、板状体の
締付け応力を利用して桟材を固定すると、製品に反りが
発生しやすく、製品の不良率が増大する。
【0003】このような問題を解決するため、いくつか
の改良されたフローリング下地材が提案されている。例
えば、実公平2−46583号公報には、桟材の両側面
に鍔部を突設する一方、板状体の溝の両側部に上記鍔部
と対応させて、前記鍔部の肉厚と同一乃至は小さい溝幅
の嵌着溝を設け、この嵌着溝に上記鍔部を嵌入させたフ
ローリング下地材が開示されている。しかし、このフロ
ーリング下地材では、前記嵌着溝の溝幅が桟材の鍔部の
肉厚と同一か又は小さく形成されているので、桟材を板
状体の溝部に側部から挿入する際、円滑に挿入できず、
板状体に無理な力が加わって破損する場合が生じる。ま
た、板状体の前記溝部に余分な力が加わり易いので、板
状体に歪みが生じ、長期間の使用により次第に強度が低
下する場合がある。さらに、板状体と桟材とでは、通
常、熱膨張率および吸湿性が異なるので、温度および湿
度の変化に伴って、板状体および桟材の膨脹の度合いに
差が生じ、反りが発生しやすい。
【0004】実公平5−32587号公報には、桟材の
両側面に接する板状体の溝の両側部に、接着剤を滞留さ
せる凹部が設けられたフローリング下地材が開示されて
いる。しかし、このフローリング下地材では、板状体と
桟材とを接着剤により一体化するため、桟材の固定にか
なりの時間を要する。なお、この公報には、前記凹部に
加えて、上記実公平2−46583号公報に記載のフロ
ーリング下地材と同様、桟材に鍔部を設けると共に、板
状体の溝に前記鍔部の肉厚と同一乃至は小さい溝幅の嵌
着溝を設けたフローリング下地材も開示されている。し
かし、このフローリング下地材も、実公平2−4658
3号公報に記載のフローリング下地材と同様の問題点を
有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、桟材を容易に且つ緊密に装着できると共に、反りに
くいフローリング下地材を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、桟材の固定強度を長
期間に亘り維持できると共に、温度や湿度によらず、反
りの発生を防止できるフローリング下地材を提供するこ
とにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、前記のような
優れた特性を有するフローリング下地材を得るのに有用
なフローリング下地材用部材、およびフローリング下地
材の製造法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するため、本発明のフローリング下地材は、溝を設け
た板状体と、この溝に装着した柱状の桟材とからなるフ
ローリング下地材であって、前記桟材の両側部の下端よ
り上方に、側方に延びる鍔部が突設されていると共に、
前記板状体の溝の両側部に、前記鍔部に対応して、高さ
が前記鍔部の肉厚より大きい挿入溝が形成されており、
前記桟材の底面が前記板状体の溝の底面に当接し且つ前
記鍔部の上端面が前記挿入溝の上部壁面に当接してい
る。
【0009】このフローリング下地材は、(A)両側部
の下端より上方に、側方に延びる鍔部が突設されている
柱状の桟材を、(B)前記桟材を面一に装着可能な溝が
設けられ、この溝の両側部に、前記鍔部に対応して、高
さが前記鍔部の肉厚より大きい挿入溝が形成されている
と共に、前記鍔部の上端面が前記挿入溝の上部壁面に当
接可能に形成された板状体の前記溝に挿入することによ
って容易に得られる。
【0010】上記構成のフローリング下地材では、桟材
の底面が板状体の溝の底面に当接し、且つ桟材の鍔部の
上端面が板状体の挿入溝の上部壁面に当接しているの
で、桟材の下方への移動を前記溝の底面で規制でき、桟
材の上方への移動を前記挿入溝の上部壁面により規制で
きる。そのため、前記挿入溝の高さを前記鍔部の肉厚と
同一か又は小さく形成しなくても、桟材と板状体とを緊
密に一体化できる。したがって、桟材の鍔部を板状体の
挿入溝に無理に押込んで、板状体の挿入溝の上下から桟
材を締め付けて固定する必要がなく、締め付け応力によ
る反りの発生を防止できる。
【0011】また、挿入溝の高さが桟材の鍔部の肉厚よ
り大きく形成されているため、前記挿入溝の下方部が空
間として残る。そのため、鍔部の可撓性を利用して、無
理な力を加えることなく、桟材を板状体の溝に容易に装
着できる。しかも、装着後に、板状体に大きな力が作用
せず、歪みが生じたり、板状体が破損することがないの
で、桟材の固定強度を長期間に亘り維持できる。また、
温度や湿度が変化して、板状体と桟材の膨脹の度合いに
差が生じても、前記空間に面する部位の膨脹分を前記空
間により吸収できる。そのため、前記膨脹の度合いの差
に起因して互いに接触する板状体および桟材に作用する
力を軽減できる。したがって、温度や湿度によらず、反
りや歪みの発生を抑制できる。
【0012】さらに、桟材の鍔部と挿入溝の壁面とを接
着させるため接着剤を用い、桟材を板状体の溝にスライ
ド挿入しても、接着剤は桟材により外部に押し出され
ず、前記空間部に滞留する。そのため、接着剤を有効利
用できるとともに、桟材をより強固に固定できる。
【0013】
【実施例】以下に、添付図面に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
【0014】図1および図2は本発明のフローリング下
地材の一実施例を示し、図2は概略斜視図、図1は図2
のI−I線概略断面図である。
【0015】このフローリング下地材は、板状体1と、
この板状体1の表面側1aに装着された床仕上げ材固定
用の四角柱状の桟材2とで構成されている。
【0016】板状体1には、床面に敷設する際に隣接す
るフローリング下地材と係合可能な段部(あいじゃくり
部)8が形成されていると共に、表面側には、前記桟材
2を装着するための溝3が横方向に、また、通気溝7が
縦横方向に形成され、裏面側には、配管通路用の溝6が
横方向に形成されている。さらに、前記溝3の底部より
上方の両側部には、挿入溝4が、溝3の長さ方向の全体
に亘って形成されている。
【0017】板状体1は、合成樹脂発泡体等の慣用の材
料により形成できる。合成樹脂発泡体としては、ポリス
チレンなどのスチレン系樹脂;ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどのポリオレフィン系樹脂;フェノール樹脂な
どのポリマーから形成された発泡体などが挙げられる。
発泡体の密度は、強度、取扱性、保温性等を考慮して適
宜定められるが、例えば、10〜50g/L程度であ
る。
【0018】桟材2には、両側部の下端より上方で且つ
高さ方向の中央より下方に、可撓性を有する鍔部5が側
方に延出している。前記鍔部5は、桟材2の長さ方向の
全体に亘って形成されている。
【0019】桟材2は、床仕上げ材を固定できる材料で
形成されていればよく、例えば、釘打ち性又は接着性の
良好な材料で形成できる。このような材料として、例え
ば、木材、低発泡ポリスチレンなどの低発泡合成樹脂な
どが挙げられる。
【0020】このフローリング下地材では、桟材2の底
面が溝3の底面と当接していると共に、板状体1の表面
と桟材2の表面との面一性が確保されている。また、桟
材2の鍔部5は、板状体1の挿入溝4に挿入されてお
り、鍔部5の上端面は挿入溝4の上部壁面に緊密に当接
している。
【0021】挿入溝4の高さt1 と溝3の深さH1 との
比t1 /H1 は、板状体1の強度を損なわない範囲で定
められ、例えば0.05〜0.8、好ましくは0.1〜
0.5程度である。鍔部5の肉厚t2 と桟材2の高さH
との比t2 /Hは、桟材2の固定強度を損なわない範囲
で適宜選択でき、例えば0.05〜0.7、好ましくは
0.1〜0.4程度である。
【0022】挿入溝4の高さt1 は鍔部5の肉厚t2
り大きく形成されている。鍔部5の肉厚t2 と挿入溝4
の高さt1 との比t2 /t1 は、桟材2を板状体1の溝
4に挿入する際の操作性および桟材2の固定強度を損な
わない範囲で適宜定められ、例えば0.2〜0.95、
好ましくは0.3〜0.9、さらに好ましくは0.5〜
0.85程度である。
【0023】桟材幅Wおよび桟材2の鍔部5の幅は、桟
材装着時の操作性および桟材の固定強度を損なわず、し
かも歪みや反りを抑制できる範囲で適宜定められる。桟
材2の固定安定性を高めるため、桟材2の前記鍔部5の
上方および下方の両側面が、板状体1の前記挿入溝4の
上方および下方に対応する両側壁に当接し、鍔部5の両
側部端面が、挿入溝4の両側壁に当接している場合が多
い。
【0024】この例では、桟材2の底面が溝3の底面と
当接し、且つ鍔部5の上端面が挿入溝4の上部壁面に当
接しているので、桟材2を確実に固定できる。そのた
め、鍔部5の肉厚を挿入溝4の高さより大きくして、挿
入溝4の上下壁面により鍔部5を締付けて桟材2を固定
する必要がない。したがって、締め付け応力による反り
や歪みの発生を防止できる。
【0025】また、挿入溝4の高さt1 が桟材2の鍔部
5の肉厚t2 より大きく形成されているため、前記挿入
溝4の下方部が空間として存在する。そのため、桟材2
を板状体1の溝3に容易に装着できると共に、装着後
に、板状体1に大きな力が作用せず、歪みが生じること
がない。したがって、桟材2の固定強度を長期間に亘り
維持できる。また、温度や湿度が変化して、板状体1と
桟材2に膨脹の度合いに差が生じても、前記空間に面す
る部位では、板状体1または桟材2の膨脹分を前記空間
により吸収できるので、前記膨脹の度合いの差に起因し
て互いに接触する板状体1および桟材2に作用する力を
軽減できる。したがって、温度や湿度の変化による反り
や歪みを抑制できる。
【0026】さらに、挿入溝4が板状体1の溝3の底部
より上方の側部に形成されているので、桟材2の両側面
を、挿入溝4の上部および下部に対応する板状体1の溝
3の両側壁により規制できる。そのため、桟材2の固定
安定性をより高めることができる。
【0027】また、桟材2の両側部から側方に延びる鍔
部5が、桟材2の側部の長さ方向の全体に亘って突設さ
れているので、桟材2の固定強度を高めることができ
る。前記鍔部5は、桟材2の固定強度を損なわない限
り、桟材2の側部の一部に突設されていてもよい。
【0028】なお、桟材2の形状は、板状体1の溝3の
形状と対応していればよい。例えば、桟材2の形状は、
四角柱状(例えば、断面形状が長方形、正方形、台形ま
たはは逆台形等の四角柱状)に限らず、四角柱の角が面
取りされた柱状等であってもよい。
【0029】また、桟材2の両側部から側方に延びる2
つの鍔部の、桟材2の底部からの高さ、肉厚、幅等、お
よび前記鍔部に対応する板状体1の2つの挿入溝の高
さ、幅等は、それぞれ互いに異なっていてもよいが、生
産効率、強度の均一性等の点から、それぞれ同一である
場合が多い。さらに、鍔部5は桟材2の両側部から側方
に延出していればよく、水平に限らず、傾きをもって突
設されていてもよい。
【0030】このフローリング下地材は、前記桟材2
を、板状体1の溝3に挿入するという簡単な操作により
効率よく得ることができる。
【0031】板状体1と桟材2とは、溝3に桟材2を挿
入するだけでも固定できるが、接着剤を用いて両者を接
着させることにより、より強固に固定できる。接着剤を
塗布する箇所は、板状体1と桟材2とを接着できる場所
であればよく、桟材2の側面、底面部、鍔部5の上面又
は側面部、又は前記桟材2の各箇所に対応する板状体1
の各箇所等の一箇所若しくは複数箇所に接着剤を塗布で
きる。
【0032】接着剤としては、アクリル系樹脂、合成ゴ
ムラテックス、シリコーンゴム、ブチレン−酢酸ビニル
共重合体などの溶液又はエマルジョン型接着剤;液状エ
ポキシ樹脂接着剤;ホットメルト接着剤等を使用でき
る。
【0033】桟材2の鍔部5と挿入溝4の壁面とを接着
させるため接着剤を用いる場合、挿入溝4の下方に空間
部が存在するため、桟材2を板状体1の溝3にスライド
挿入しても、接着剤が桟材2により外部に押し出される
ことなく、前記空間部に滞留する。そのため、接着剤を
有効に利用できると共に、桟材2を板状体1に強固に固
定できる。
【0034】図3は本発明の他の実施例を示す要部の概
略断面図である。この例では、柱状の桟材の底面に溝状
凹部が形成されている点を除き、図1に示すフローリン
グ下地材と同様に形成されている。より具体的には、板
状体11の表面側11aに装着されている桟材12の底
面に、桟材12の長さ方向に延びる断面V字状の溝状凹
部9が形成されている。
【0035】このような桟材12の底面に溝状凹部9が
形成されたフローリング下地材では、桟材12の底面と
板状体11の溝13の底面との摩擦を小さくできるの
で、桟材12を板状体11の溝13に挿入する際の操作
性、作業性を高めることができる。したがって、製品の
生産効率を向上できる。また、桟材12の底面と板状体
11の溝13の底面とを接着剤を用いて接着させる場
合、桟材12を前記溝13にスライド挿入する際に接着
剤が桟材12により外部に押し出されるのを抑制でき、
溝状凹部9に滞留する接着剤により桟材12の固定強度
をより高めることができる。
【0036】前記溝状凹部の形状、個数は、桟材12の
強度を損なわない範囲で選択できる。例えば、断面形状
がV字状のほか、U字状、コの字状などの溝状凹部を、
例えば1〜10個程度形成できる。溝状凹部は、桟材1
2の底面の長さ方向に、特に長さ方向の全体に亘って形
成される場合が多い。
【0037】図4は本発明のさらに他の実施例を示す要
部の概略断面図である。このフローリング下地材では、
板状体21の溝23の両側部に設けられた挿入溝24の
底面と溝23の底面とが同一平面上に位置している。そ
して、桟材22の底面が溝23の底面と当接していると
共に、板状体21の表面と桟材22の表面との面一性が
確保されている。また、桟材22の下端より上方に突設
された鍔部25は、板状体21の挿入溝24に挿入され
ており、鍔部25の上端面は挿入溝24の上部壁面に緊
密に当接している。
【0038】この例においても、桟材22の下方および
上方への移動を、それぞれ溝23の底面および挿入溝2
4の上部壁面により規制できる。そのため、桟材22を
確実に固定できる。しかも、挿入溝24の下方部に空間
が存在するので、桟材22の溝23への挿入が容易であ
ると共に、桟材22の固定強度を長期間に亘り維持でき
る。また、この例では、板状体21の溝および挿入溝を
形成する壁面の数を少なくできるので、板状体21の溝
および挿入溝を簡易に形成できる。そのため、フローリ
ング下地材の生産効率が向上する。
【0039】
【発明の効果】本発明のフローリング下地材では、桟材
を容易に且つ緊密に装着でき、しかも反りにくい。ま
た、桟材の固定強度を長期間に亘り維持できると共に、
温度や湿度が変動しても反りの発生を防止できる。
【0040】本発明のフローリング下地材用部材および
フローリング下地材の製造法によれば、上記の優れた特
性を有するフローリング下地材を容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のフローリング下地材の一例を示
す図2のI−I線概略断面図である。
【図2】図2は本発明のフローリング下地材の一例を示
す概略斜視図である。
【図3】図3は本発明のフローリング下地材の他の例を
示す要部の概略断面図である。
【図4】図4は本発明のフローリング下地材のさらに他
の例を示す要部の概略断面図である。
【符号の説明】
1,11,21…板状体 2,12,22…桟材 3,13,23…溝 4,24…挿入溝 5,25…鍔部 9…溝状凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝を設けた板状体と、この溝に装着した
    柱状の桟材とからなるフローリング下地材であって、前
    記桟材の両側部の下端より上方に、側方に延びる鍔部が
    突設されていると共に、前記板状体の溝の両側部に、前
    記鍔部に対応して、高さが前記鍔部の肉厚より大きい挿
    入溝が形成されており、前記桟材の底面が前記板状体の
    溝の底面に当接し且つ前記鍔部の上端面が前記挿入溝の
    上部壁面に当接しているフローリング下地材。
  2. 【請求項2】 挿入溝が、板状体の溝の底部より上方の
    両側部に形成されている請求項1記載のフローリング下
    地材。
  3. 【請求項3】 鍔部の肉厚t2 と挿入溝の高さt1 との
    比t2 /t1 が、0.2〜0.95である請求項1記載
    のフローリング下地材。
  4. 【請求項4】 鍔部の肉厚t2 と前記桟材の高さHとの
    比t2 /Hが0.05〜0.7、鍔部の肉厚t2 と挿入
    溝の高さt1 との比t2 /t1 が0.3〜0.9である
    請求項1記載のフローリング下地材。
  5. 【請求項5】 桟材の底部に溝状凹部が形成されている
    請求項1記載のフローリング下地材。
  6. 【請求項6】 板状体と桟材とが接着剤により接着され
    ている請求項1記載のフローリング下地材。
  7. 【請求項7】 (A)両側部の下端より上方に、側方に
    延びる鍔部が突設されている柱状の桟材と、(B)前記
    桟材を面一に装着可能な溝が設けられ、この溝の両側部
    に、前記鍔部に対応して、高さが前記鍔部の肉厚より大
    きい挿入溝が形成されていると共に、前記鍔部の上端面
    が前記挿入溝の上部壁面に当接可能に形成された板状体
    とからなるフローリング下地材用部材。
  8. 【請求項8】 溝を設けた板状体と、この溝に装着した
    柱状の桟材とからなるフローリング下地材を製造する方
    法であって、(A)両側部の下端より上方に、側方に延
    びる鍔部が突設されている柱状の桟材を、(B)前記桟
    材を面一に装着可能な溝が設けられ、この溝の両側部
    に、前記鍔部に対応して、高さが前記鍔部の肉厚より大
    きい挿入溝が形成されていると共に、前記鍔部の上端面
    が前記挿入溝の上部壁面に当接可能に形成された板状体
    の前記溝に挿入するフローリング下地材の製造法。
JP11252595A 1995-04-12 1995-04-12 フローリング下地材およびその製造法 Pending JPH08284385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527131A (ja) * 2011-10-31 2014-10-09 ヴェーぺーテー ゲーエムベーハー 弾性床仕上げ材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527131A (ja) * 2011-10-31 2014-10-09 ヴェーぺーテー ゲーエムベーハー 弾性床仕上げ材

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