JPH08284260A - ユニット式建築における相互間の接合構造 - Google Patents

ユニット式建築における相互間の接合構造

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JPH08284260A
JPH08284260A JP12418795A JP12418795A JPH08284260A JP H08284260 A JPH08284260 A JP H08284260A JP 12418795 A JP12418795 A JP 12418795A JP 12418795 A JP12418795 A JP 12418795A JP H08284260 A JPH08284260 A JP H08284260A
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joint
housing units
steel
steel pipe
bolt
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JP12418795A
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Masanori Takeda
正徳 武田
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DAISOU KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工場で内外部の仕上げまで完了された住宅ユ
ニットを、現場で接合して3階建ての住宅を建設するた
めの相互間の接合構造を得る。 【構成】 接合部の近傍に設けた開閉自由の内部開閉仕
上げ壁16a,16b,20a,20bを開き、上記鋼
管柱1、2の相互の端部に設けたボルト接合用開閉部1
0、11からジョイントボルト12を挿入して、上記鋼
管柱1、2の内部で住宅ユニットの柱部分を接合し、上
記鋼管柱1、2の端部に設けたジョイントプレート13
a,13b,17a,17bにジョイントボルト14を
挿入して隣接する左右住宅ユニットを接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニット式建築にお
ける住宅ユニット相互間の接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工場で生産された部材を現場で組
立てて家屋を造る、いわゆる、プレハブ住宅は広く知ら
れている。しかし、3階建て以上のマンションの建設に
なると、プレハブ方式で建設することは困難であった。
従って、3階建ての住宅では、独身者用の小さな住宅で
あっても、鉄筋・鉄骨の建築物になされており、せいぜ
い鉄骨部材、床部材、壁面部材など、部分的な部材を工
場で生産して現場で接合し組立てる程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、独身者用のマン
ションの建設が増加しているが、上記のように鉄筋・鉄
骨の建築物になるため、工期も長く、プレハブ住宅に比
較して建設費が高価になっていた。この発明は上記のよ
うな課題を解決するためになされたもので、工場で内部
仕上げまで製作された住宅ユニットを、現場で接合して
3階建ての住宅を建設するための相互間の接合構造を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るユニット
式建築における相互間の接合構造においては、柱部分は
鋼管柱を梁部分は形鋼材を用いて構成された住宅ユニッ
トの相互間を接合する構造において、上記鋼管柱の相互
の端部に設けたボルト挿入口からジョイントボルトを挿
入して、上記鋼管柱の内部で上下住宅ユニットの柱部分
を接合し、上記鋼管柱の端部に設けたジョイントプレー
トにジョイントボルトを挿入して左右住宅ユニットの柱
部分を接合したものである。
【0005】また、ジョイントボルトを挿入する孔にガ
イド用パイプを設けたものである。
【0006】さらに、接合される鋼管柱の一方の端部に
ガイドピンを、他方の端部に上記ガイドピンの位置に対
応するガイド孔を設け、上記ガイドピンを上記ガイド孔
に係合させて位置決めしたのちジョイントボルトを挿入
して接合したものである。
【0007】
【作用】接合部の近傍に設けた開閉自在の開閉壁及び鋼
管柱の相互の端部に設けたボルト挿入口が、ジョイント
ボルトを挿入を可能にし、かつ、完成後ジョイントボル
トが見えないようにする。
【0008】また、ジョイントボルトを挿入する孔に設
けたガイド用パイプがジョイントボルトの挿入及び接合
を容易にするように働く。
【0009】さらに、ガイドピンが鋼管柱の位置を正確
に合わせて、ジョイントボルトの挿入及び接合を容易に
するように働く。
【0010】
【実施例1】実施例について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の接合部の構造を示す部分断面図であ
り、図2はその平面図である。図において、1aは上側
の住宅ユニットの柱部分を構成する鋼管柱であり、1b
は鋼管柱1aに隣接する住宅ユニットの柱部分を構成す
る鋼管柱である。この鋼管柱1a、1bには、それぞれ
下端に外ダイヤフラム3及び4が設けられている。2a
は下側の住宅ユニットの柱部分を構成する鋼管柱であ
り、2bは鋼管柱2aに隣接する住宅ユニットの柱部分
を構成する鋼管柱である。この鋼管柱2a、2bには、
それぞれ上端に外ダイヤフラム5及び6が設けられてい
る。7は上側の住宅ユニットの鋼管柱1a、1bに設け
られた丸パイプで、外ダイヤフラム3及び4の中央に溶
接されている。外ダイヤフラム4には後述のガイドピン
9を係合させるためのガイド孔が設けてある。10は鋼
管柱1a,1bの側面に設けられたボルト接合用の開口
部である。8は下側の住宅ユニットの鋼管柱2a,2b
に設けられた丸パイプで、外ダイヤフラム5及び6の中
央に溶接されている。外ダイヤフラム5には上記ガイド
孔に対向する位置にガイドピン9が設けてある。11は
鋼管柱2a,2bの側面に設けられたボルト接合用開口
部である。
【0011】13a,13bは図2に示すように鋼管柱
1a,1bに設けられたジョイントプレートであり、鋼
管柱1a,1bの側面に溶接されており、それぞれ中央
部にボルト孔が設けられている。17a,17bは下側
の住宅ユニットの鋼管柱2a,2bに設けられたジョイ
ントプレートであり、鋼管柱2a,2bの側面に溶接さ
れており、それぞれ中央部にボルト孔が設けられてい
る。12は縦ジョイントボルトであり、図1及び図3に
示すように上下の住宅ユニットを重ね合わせて、ガイド
ピン9をガイド孔に係合させることにより位置決めした
後、ボルト接合用開口部10から挿入し、丸パイプ7、
8を貫通させて、ボルト接合開口部11から挿入したナ
ットにより上下の住宅ユニットを接合する。なお、縦ジ
ョイントボルト12は住宅ユニットの大きさにより20
mm〜34mm呼び径のものから適切な強度のものを選
択して用いる。14は横ジョイントボルトであり、図4
にも示すように、ジョイントプレート13a,13bあ
るいは17,17bのボルト孔を貫通させて、隣接する
住宅ユニットを接合する。この横ジョイントボルト14
は10mm〜20mmの呼び径のものから適切な強度の
ものを選択して用いる。
【0012】15は上側住宅ユニットの内部仕上げ壁で
あり、上下住宅ユニットの接合部に近接した部分には、
それぞれ一部分をビス止めにより開閉可能となる内部開
閉仕上げ壁16a,16bが設けられており、閉鎖後は
ジョイント部をシール施工する。19は下側住宅ユニッ
トの内部仕上げ壁であり、上下住宅ユニットの接合部に
近接した部分にはそれぞれ一部分をビス止めにより開閉
自在になされた内部開閉仕上げ壁20a,20bが設け
られている。縦ジョイントボルト12及び横ジョイント
ボルト14、18により住宅ユニットを接合する時は、
上記内部開閉仕上げ壁16a,16b及び20a,20
bを開いて接合し、接合後は内部開閉仕上げ壁16a,
16b及び20a,20bをもと通り閉じる。なお、上
記説明では、鋼管柱1a,1b及び2a,2bの部分に
ついて説明したが、他の鋼管柱の部分でも同様の接合構
造になされるものである。
【0013】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0014】住宅ユニットの接合部の近傍に設けた開閉
自在の内部開閉仕上げ壁及び鋼管柱の相互の端部に設け
たボルト接合挿入用開口部を通してジョイントボルトを
挿入し、上下及び隣接する住宅ユニットの接合がなさ
れ、接合した後は内部開閉仕上げ壁を閉じてジョイント
ボルトが見えないようになされる。従って、工場で内部
仕上げまで製作された住宅ユニットを、現場で接合して
3階建ての住宅を建設することが可能である。
【0015】また、ジョイントボルトを挿入する孔に設
けたガイド用パイプがジョイントボルトの挿入及び接合
を容易にするので、建設の進捗が速くなる。
【0016】さらに、ガイドピンが鋼管柱の位置を正確
に合わせて、ジョイントボルトの挿入及び接合を容易に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の接合部を示す部分断面図
である。
【図2】この発明の一実施例の接合部を示す部分平面図
である。
【図3】この発明の上下住宅ユニットの連結状態を示す
斜視図である。
【図4】この発明の上下住宅ユニットの接合部分の斜視
図である。
【符号の説明】
1、2 鋼管柱 3、4、5、6 ダイヤフラム 7、8 丸パイプ 9 ガイドピン 10、11 ボルト接合用開口部 12 縦ジョイントボルト 13a、13b、17a、17b ジョイントプレート 14、18 横ジョイントボルト 15、19 内部仕上げ壁 16a、16b、20a、20b 内部開閉仕上げ壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱部分は鋼管柱を梁部分は形鋼材を用い
    て構成された内外部の仕上を済ませた住宅ユニットの相
    互間を接合する構造において、接合部の近傍に設けた開
    閉自在の内壁を開き、上記鋼管柱の内部で上下住宅ユニ
    ットの柱部分を接合し、上記鋼管柱の端部に設けたジョ
    イントプレートにジョイントボルトを挿入して左右住宅
    ユニットの柱部分を接合したことを特徴とするユニット
    式建築における相互間の接合構造。
  2. 【請求項2】ジョイントボルトを挿入する孔にガイド用
    パイプを設けたことを特徴とする請求項1記載のユニッ
    ト式建築における相互間の接合構造。
  3. 【請求項3】接合される鋼管柱の一方の端部にガイドピ
    ンを、他方の端部に上記ガイドピンの位置に対応するガ
    イド孔を設け、上記ガイドピンを上記ガイド孔に係合さ
    せて位置決めしたのちジョイントボルトを挿入して接合
    したことを特徴とする請求項1または2記載のユニット
    式建築における相互間の接合構造。
JP7124187A 1995-04-12 1995-04-12 ユニット式建築における相互間の接合構造 Expired - Lifetime JP3060200B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101372300B1 (ko) * 2012-08-24 2014-03-13 한국건설기술연구원 증축용 유닛 모듈러 구조체
WO2023101331A1 (ko) * 2021-12-02 2023-06-08 삼성물산 주식회사 모듈러 유닛의 상하방향 결합구조 및 이를 이용한 모듈러 구조물의 시공방법

Cited By (3)

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KR20230082853A (ko) * 2021-12-02 2023-06-09 삼성물산 주식회사 모듈러 유닛의 상하방향 결합구조 및 이를 이용한 모듈러 구조물의 시공방법

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