JPH08283813A - 羽口取替方法及びそれに用いる羽口ストッカ - Google Patents

羽口取替方法及びそれに用いる羽口ストッカ

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JPH08283813A
JPH08283813A JP4817296A JP4817296A JPH08283813A JP H08283813 A JPH08283813 A JP H08283813A JP 4817296 A JP4817296 A JP 4817296A JP 4817296 A JP4817296 A JP 4817296A JP H08283813 A JPH08283813 A JP H08283813A
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一美 大徳
Masataka Ichikawa
正隆 市川
Koji Ueda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の羽口を収納でき、羽口取替の作業の
一貫性、作業性及び安全性の向上、作業人員の削減が図
れ、また羽口引き抜き時に、大丸や掛止爪を損傷させ
ず、掛止爪を羽口に自動位置決めでき、掛止爪を羽口に
無動力で掛止保持できる羽口取替方法及びそれに用いる
羽口ストッカを提供する。 【解決手段】 羽口13を羽口取替装置10により把持
して引き抜き、羽口ストッカ70まで搬送し、そこで羽
口ストッカ70の回転体74に配設された羽口掛止部材
77のうち、回転体74の羽口取替位置aにある空の羽
口掛止部材77に、抜き取られた羽口13を挿着し、次
いで回転体74を羽口ストッカ70の回転手段80によ
り回転して、他の羽口掛止部材77に左右の重量バラン
スを保持して挿着されていた新しい羽口130を、羽口
取替位置aに配置し、それを羽口取替装置10により抜
き取って炉底部に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、羽口取替方法及び
それに用いる羽口ストッカに係り、更に詳しくは、複数
個の羽口を収納でき、羽口取替の作業の一貫性と、作業
性及び安全性の向上と、作業人員の削減とが図れ、また
一方では羽口引き抜き時に、大丸の内周面や掛止爪を損
傷させることなく、掛止爪を羽口に自動位置決めでき、
さらに掛止爪を羽口に無動力で掛止保持できる羽口取替
方法及びそれに用いる羽口ストッカに関する。
【0002】
【従来の技術】高炉の炉底部の鉄皮には、炉内へ突出状
態で設けられた先細り円筒状の大丸が取り付けられ、そ
の奥まった先端に、熱風炉からの熱風を高炉内へ送り込
む羽口が取り付けられている。羽口は、溶けた溶銑など
に直接触れる場合があることから、損耗して破損事故が
生じる虞れがあるので、定期的に取替を行なわなければ
ならない。従来、この羽口取替装置として、例えば実開
昭55−37867号公報の「高炉の羽口冷却函引抜装
置」に記載されたものが知られている。このものは、高
炉内に突出する羽口の先端に、羽口内から挿入されたフ
ック状の複数本の引抜ロッドを掛止し、この引抜ロッド
を、フォークリフト車に取り付けられた油圧シリンダに
より引き込ませて羽口を大丸から引き抜き、それからフ
ォークリフト車を走行させて引き抜かれた羽口を撤去し
た後、引抜ロッドの先端部に新しい羽口を装着して、こ
れをフォークリフト車により大丸の先端に押し込むよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来装置では、このようにして抜き取った重い羽口(通
常、200kg程度)を、新しい羽口に取り替える際
に、羽***換場で羽口取替装置が保持した羽口を、数名
の作業者が手作業により新しい羽口に交換していたの
で、旧い羽口を引き抜いて収納し、新しい羽口を取り付
けるという、交換作業の一貫性に欠けると共に作業性が
悪く、危険な作業となり、しかも作業人員が増加すると
いう問題点があった。また、従来装置では、このように
フォークリフト車の運転手の勘に頼って、その爪に取り
付けられた引抜ロッドを、大丸の奥にある羽口内に挿入
しなければならず、引抜ロッドの先端で羽口の内周面を
傷つけるなどの問題点があった。
【0004】さらに、羽口内に挿入後の引抜ロッドは、
シリンダなどの駆動部を用いて拡径保持し、引抜ロッド
の爪先を羽口の先端に掛止しなければならなかった(例
えば、実開昭62−180055号公報の「転炉底吹用
羽口の着脱冶具」に記載されたクランプ装置を参照)。
本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、複数個の羽
口を収納でき、羽口取替装置及び羽口ストッカによる羽
口取替の作業の一貫性と、作業性及び安全性の向上と、
作業人員の削減とが図れ、また一方では羽口引き抜き時
に、大丸の内周面や掛止爪を損傷させることなく、掛止
爪を羽口に自動位置決めでき、さらに掛止爪を羽口に無
動力で掛止保持できる羽口取替方法及びそれに用いる羽
口ストッカを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の羽口取替方法は、炉底部の先細り円筒状の大丸の
先端に取り付けられた羽口を、羽口取替装置により把持
して引き抜き、引き抜かれた前記羽口を、前記羽口取替
装置により羽口ストッカまで搬送し、そこで該羽口スト
ッカの回転体に所定角度毎に突出された少なくとも3本
の羽口掛止部材のうち、前記回転体の上部中央部の羽口
取替位置に配置された空の前記羽口掛止部材に、前記羽
口取替装置により抜き取られた前記羽口を挿着し、次い
で前記回転体を、前記羽口ストッカに搭載された回転手
段により回転して、他の前記羽口掛止部材に左右の重量
バランスを保持して挿着されていた新しい羽口を、前記
羽口取替位置に配置後、該新しい羽口を前記羽口取替装
置により抜き取って前記炉底部に取り付ける。また、請
求項2記載の羽口取替方法は、請求項1記載の羽口取替
方法において、前記羽口取替装置として、装置本体とな
る移動台車及び該移動台車に搭載されたヘッド水平移動
手段の移動部材を前記羽口側へ移動させることにより、
前記移動台車に搭載されたフローティング手段が作動し
て、羽口取替ヘッドが、前記大丸の内周面にガイドされ
ながら、水平状態で上下左右及び旋回方向へと揺動自在
に該大丸の内部に挿入され、次いで前記羽口取替ヘッド
に取り付けられた開閉手段の弾性部材の付勢力で掛止爪
が自動閉爪されて、前記羽口の外部突出する元部に形成
された被掛止部が、前記掛止爪により掛止され、その
後、前記羽口取替装置を後退させて、前記羽口を前記大
丸から引き抜き可能としている。
【0006】さらに、請求項3記載の羽口ストッカは、
片面に少なくとも3本の羽口掛止部材が所定角度毎に突
出された回転体と、該回転体の回転手段と、これらが搭
載された移動台車とを備えている。さらにまた、請求項
4記載の羽口ストッカは、請求項3記載の羽口ストッカ
において、前記回転体を垂直状態より若干上方傾斜させ
ている。そして、請求項5記載の羽口ストッカは、請求
項3又は4記載の羽口ストッカにおいて、前記回転体
に、該回転体の回転中における前記各羽口掛止部材に装
着された羽口の回動を防止する回り止め手段を設け、ま
た前記回転体に、該回転体の回転角度に見合う分だけ前
記羽口掛止部材を回動させることにより、回転中の前記
羽口の上、下方向を常に垂直方向にする羽口上下角度位
置補正手段を設けている。
【0007】続いて、請求項6記載の羽口ストッカは、
請求項5記載の羽口ストッカにおいて、前記回転体から
突出される羽口掛止部材が、互いに前記回転体の回転軸
を中心として対向配置された偶数本であり、また前記羽
口上下角度位置補正手段が、前記回転体の回転軸を回転
可能に収納する固定外筒に外嵌された外筒側スプロケッ
トと、前記各羽口掛止部材の元部に固着されて、前記外
筒側スプロケットと同一歯数の掛止部材側スプロケット
と、前記外筒側スプロケット及び前記回転軸を中心とし
て対向する両掛止部材側スプロケットに一連に架け渡さ
れるチェーンとを有している。それから、請求項7記載
の羽口ストッカは、請求項3〜6の何れか1項に記載の
羽口ストッカにおいて、前記移動台車に、前記回転体の
昇降手段を設けている。
【0008】
【作用】請求項1、2記載の羽口取替方法及び請求項3
〜7記載の羽口ストッカにおいては、羽口取替装置によ
り引き抜かれた羽口を羽口ストッカまで搬送し、そこで
羽口ストッカの回転体の上部中央部の羽口取替位置に配
置された空の羽口掛止部材に、羽口取替装置により抜き
取られた羽口を挿着するが、他の羽口掛止部材には、予
め左右の重量バランスを保持するように羽口が挿着され
ているので、羽口取替位置の羽口掛止部材に外部から羽
口を挿着したことによる重量バランスの崩れを原因とし
て、回転体が回転したり転倒したりすることがない。次
いで、回転体を羽口ストッカに搭載された回転手段によ
り回転して、新しい羽口を羽口取替位置に配置するが、
この際にも、回転体に挿着された羽口の重量バランスが
取れているので、新しい羽口を比較的小さな力で羽口取
替位置まで移動できる。それから、羽口取替位置にある
新しい羽口を羽口取替装置により把持して羽口掛止部材
から抜き取り、その後、羽口取替装置を移動させて、こ
れを炉底部に取り付ける。
【0009】特に、請求項2記載の羽口取替方法におい
て、羽口を引き抜く際には、移動台車やヘッド水平移動
手段を用いて、羽口取替ヘッドをほぼ羽口の対向位置に
配置させ、それから移動台車を前進させたり、ヘッド水
平移動手段の移動部材を突出させることにより羽口取替
ヘッドを大丸の中に挿入し、掛止爪が羽口の掛止位置に
達したら、開閉手段の弾性部材により掛止爪が自動閉爪
されて掛止爪が羽口の被掛止部に掛止される。この際、
羽口取替ヘッドの軸芯が、羽口の軸芯から位置ずれして
いる場合には、羽口取替ヘッドの大丸への挿入途中で掛
止爪が大丸の内周面に接触するが、フローティング手段
により羽口取替ヘッドが上下左右及び旋回方向へ自在に
揺動するので、そのまま挿入を続行しても、大丸の内周
面や掛止爪を損傷させない。また、ヘッド水平移動手段
による羽口の引き抜き中にも、開閉手段の弾性部材によ
り掛止爪は、常時、無動力で羽口の被掛止部に掛止され
たままとなっている。
【0010】請求項3〜7記載の羽口ストッカにおいて
は、例えば羽口掛止部材に挿着された羽口が全て取り替
えられた後、移動台車を走行させて別の場所に搬送し、
羽口を交換できる。特に、請求項4記載の羽口ストッカ
においては、羽口掛止部材が突出された回転体が、垂直
状態より若干上方傾斜しているので、羽口掛止部材に掛
止された羽口が、回転手段による回転中に外れ難い。ま
た、請求項5記載の羽口ストッカにおいては、回り止め
手段により羽口の回動が防止され、かつ羽口上下角度位
置補正手段により回転体の回転中に羽口が、常に、羽口
の上、下を垂直方向に向けて回転するので、羽口取替装
置を作動させて、羽口取替ヘッドにより上部中央部の羽
口取替位置に達した新しい羽口の被掛止部を把持すると
きに、羽口を大丸に装着可能な姿勢で把持できる。
【0011】さらに、請求項6記載の羽口ストッカにお
いては、羽口上下角度位置補正手段を構成する互いにチ
ェーン連結された外筒側及び両掛止部材側スプロケット
が同一歯数であるので、回転体が回転軸を中心に回転す
ると、外筒側スプロケットの歯のうちのチェーンに噛合
される部分が、その回転角度に見合った角度分だけ周方
向に移動し、これによりチェーンが所定分量だけ周転し
て両羽口掛止部材が所定角度だけ回転し、これにより回
転体の回転中、常に羽口の上、下を垂直方向に向けて回
転できる。すなわち、図16に示すように、回転体11
5の回転を仮に公転と表し、回転体115の片面に突出
された羽口掛止部材119の回転を仮に自転と表し、第
1、2の外筒側スプロケット116(117)の軸心か
ら各掛止部材側スプロケット120の軸心までの長さを
同一の長さLとした場合、回転体115が角度θ1だけ
公転すると、第1、2の外筒側スプロケット116(1
17)のチェーン121と噛合する部分が、角度θ1だ
け回転方向へ移動するので、その分だけチェーン121
が矢印方向へ周転し、これにより第1、2の外筒側スプ
ロケット116(117)と同一歯数の各掛止部材側ス
プロケット120及び両羽口掛止部材119が、それぞ
れ角度θ1だけ矢印方向へ自転する。これにより、回転
体115の公転中、常に各羽口掛止部材119に掛止さ
れた羽口13、130の上、下方向は、垂直方向と合致
する。さらにまた、請求項7記載の羽口ストッカにおい
ては、回転体の上部中央部の羽口取替位置に達した羽口
掛止部材への羽口の抜き差し時に、昇降手段により回転
体を昇降させて、その羽口取替位置の羽口掛止部材を、
羽口取替装置の羽口取替ヘッドの高さまで変更する。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る羽口取替方法に用いられる羽口取替装置の
斜視図、図2は同使用状態を示す平面図、図3は同使用
状態を示す側面図、図4はフローティング手段の要部拡
大側面図、図5はフローティング手段のロックシリンダ
の拡大正面図、図6はフローティング手段の要部拡大正
面図、図7は羽口取替ヘッドの使用状態を示す拡大側面
図、図8は同油圧制御系の概略説明図、図9は他の実施
態様の羽口取替ヘッドの使用状態を示す拡大側面図、図
10は本発明の第1の実施の形態に係る羽口ストッカの
斜視図、図11は羽口ストッカの側面図、図12は羽口
ストッカの正面図、図13は本発明第2の実施の形態に
係る羽口ストッカの側面図、図14は同平面図、図15
は同正面図、図16は回転体回転時の羽口上下角度位置
補正手段による羽口の上、下方向を垂直方向に補正する
動作を示す説明図である。
【0013】図1〜3に示すように、本発明の第1の実
施の形態に係る羽口取替方法に用いられる羽口取替装置
10は、高炉の炉底部の鉄皮11に取り付けられた先細
り円筒状の大丸12の先端に、羽口13を着脱させる羽
口の取替装置であり、バッテリー式の自走可能な移動台
車14を有している。なお、大丸12から外部突出する
羽口13の元部外周面には、被掛止部の一例である環状
の溝部13aが形成されており、また羽口13の元部側
の端面には、凹面状の陥没部13b(図7参照)が形成
されている。移動台車14は下部に車輪15が取り付け
られており、上部に走行モータ16が取り付けられ、背
後にバッテリー17が配置されている。また、移動台車
14の後部上には手押し用の操舵ハンドル18が取り付
けられている。
【0014】移動台車14の前部14aには、駆動部に
図示しない油圧シリンダを有する昇降板20aを昇降さ
せるパンタグラフ式の昇降装置20が搭載され、昇降板
20a上に制御部21を収納した4本柱の基台22が取
り付けられており、基台22の上面中央部にゴム袋から
なる平面視して円形の空気バネ23が設けられている。
空気バネ23の上面には、載置台24を介して、移動台
車14の前後方向に長くて、前側が開口された横置き門
型の枠体であるフローティングテーブル25が固着され
ている。なお、フローティングテーブル25の前側の端
は、移動台車14の前側の端より若干幅だけ前方へ突出
している。フローティングテーブル25の前端部付近の
両外側面には、ブラケット26が取り付けられており、
それぞれのブラケット26の前側面に、小型の空気バネ
27を介して、羽口取替装置10を鉄皮11に吸着固定
させる電磁石28が設けられている。また、各ブラケッ
ト26の側面には、前方へ延びるケース状の閂部材29
が固着されており、両ブラケット26の元部には門型枠
25aが横架されている。さらに、フローティングテー
ブル25の両側部の上面には、ヘッド水平移動手段の一
例である羽口13の引き抜きシリンダ25bの元部が固
着されている。
【0015】フローティングテーブル25の内側には、
リニヤガイド30を介して、移動部材の一例であり、後
側が開口された枠形のスライドテーブル31が配置され
ている。スライドテーブル31の後端部上には、両端部
が、引き抜きシリンダ25bのロッド25cに当接する
横枠31aが横架されている。フローティングテーブル
25の後枠の中央部内面には、ヘッド水平移動手段の他
の例である横置き状態の2段式のテレスコシリンダ32
の元部が固着されており、その2段ロッド33の先端部
が、スライドテーブル31の前枠の中央部内面に固着さ
れている。また、テレスコシリンダ32のヘッド部は、
フローティングテーブル25に取り付けられている。テ
レスコシリンダ32の2段ロッド33を出し入れさせる
ことにより、リニヤガイド30を介して、スライドテー
ブル31がフローティングテーブル25の先端から出し
入れされる。
【0016】スライドテーブル31の前枠中央部前面に
は、羽口取替ヘッド34が固着されている。羽口取替ヘ
ッド34は、周方向に45度だけ回転可能で、スライド
テーブル31に固着された角パイプ35を有しており、
図7に示すように、角パイプ35の先端に当接板36が
固着されている。当接板36の前面中央部には、羽口1
3の元部側の端面に形成された前記陥没部13bに嵌合
可能な凸部36aが形成されており、当接板36の外周
部裏面からは、45度毎に、後方へ突出する4対の支持
板37が延びている。図7に示すように、各支持板37
の先端部には長孔38が形成されており、またそれぞれ
対配置された支持板37の先端部間には、対向する長孔
38に遊挿されたピン39を介して、羽口13の溝部1
3aに掛脱可能な肉厚な掛止爪40が回動可能に軸着さ
れている。角パイプ35の中央部付近には、それぞれロ
ッド41aが前方へ出し入れされる二個の開爪シリンダ
41が固着されており、その前方には、角パイプ35に
ブッシュ42を介して摺動可能に装着されて、背後から
掛止爪40の屈曲する元部40aを前方へ押し込むこと
により、掛止爪40を開爪させる後側リング43が配置
されている。
【0017】また、掛止爪40の元部40aの前方に
は、この元部40aを前方から後方へ押し込むことによ
り、掛止爪40を閉爪させる前側リング44が、ブッシ
ュ45を介して、角パイプ35に摺動可能に装着されて
いる。また、当接板36の中央部側と、前側リング44
との間には、所定間隔毎に弾性部材の一例である8個の
スプリング46が配置されている。なお、開爪シリンダ
41の出力は、スプリング46の付勢力より若干大きな
出力を有している。開爪シリンダ41のロッド41aを
突出させると、スプリング46の収縮を伴いながら、後
側リング43を介して元部40aが前方へ押されること
により、掛止爪40がピン39を中心に外方回動して開
爪される一方、ロッド41aを引き込ませると、スプリ
ング46の付勢力により掛止爪40の元部40aが後方
へ押されて閉爪される。なお、これらの構成部品41、
41a、42〜46により掛止爪40の開閉手段47が
構成されている。次に、図4〜6を参照してフローティ
ングテーブル25を有して、羽口取替ヘッド34を上下
左右及び旋回方向へ揺動させるフローティング手段48
を詳細に説明する。
【0018】図4、5に示すように、基台22の上部両
側部には、互いに所定間隔離れて前方へ45度傾斜した
下傾斜ブラケット49が一対ずつ固着されており、それ
ぞれ対応する下傾斜ブラケット49より所定長さ前方の
フローティングテーブル25の両側部下面には、それぞ
れ後方へ45度傾斜した上傾斜ブラケット50が固着さ
れている。そして、対応する上、下傾斜ブラケット4
9、50間には、ネジ構造により長さ調整可能で、しか
も両端部のユニバーサルジョイント51により三次元的
に揺動可能なリンクの一例である揺動ロッド52が傾斜
状態で横架されている。なお、ロッドでなくても板状の
リンクでもよい。基台22の前部のほぼ中間高さ位置に
は横枠22aが横架されており、横枠22aの一端部と
基台22の柱との間に、45度前方傾斜した下傾斜ブラ
ケット53が固着されている。一方、フローティングテ
ーブル25の中央部裏面には、載置台24の後部枠24
aが固着されており、横枠22aの下傾斜ブラケット5
3とは対角側の一端部に、45度後方傾斜した上傾斜ブ
ラケット54が固着されている。下傾斜ブラケット53
には、ユニバーサルジョイント55を介して、揺動ロッ
ド52より若干長い油圧式のロックシリンダ56が取り
付けられており、そのロッド56aの先端部が、ユニバ
ーサルジョイント55を介して、上傾斜ブラケット54
に取り付けられている。ロックシリンダ56のロッド5
6aを出し入れさせることにより、それぞれの揺動ロッ
ド52が前後方向へ平行状態を維持して揺動し、フロー
ティングテーブル25を介して、羽口取替ヘッド34が
水平揺動する。
【0019】ここで、図8を参照して羽口取替装置10
の制御系を概略説明する。図8に示すように、バッテリ
ー17、制御部21を構成する制御盤57、操作盤5
8、油圧ユニット59、バルブスタンド60を配備して
いる。操作盤58から操作信号が入力されると、制御盤
57から油圧ユニット59及びバルブスタンド60へ作
動指令が送られ、バルブスタンド60を介して油圧ユニ
ット59からの油圧力により、それぞれのシリンダ25
b、32、41、56を作動させる。次に、図10〜1
2を参照して、羽口取替装置10により抜き取られた羽
口13を、新しい羽口130に交換してストックする羽
口ストッカ70を説明する。図10〜12に示すよう
に、羽口ストッカ70は、車輪71により走行可能な手
押し式の移動台車72を有しており、移動台車72上
に、上面が、前方へ向かって角度θ(例えば5〜10
°)だけ上方傾斜した架台73が取り付けられている。
架台73の上部背面には手押し用の把手73aが取り付
けられており、また架台73の前部及び中央部上には、
架台73の前方に配置された環状の回転体74の回転軸
75を軸支する一対の軸受76が配置されている。回転
体74の片面には、上下左右90度間隔で前方ヘ延びる
ロッド状の4本の羽口掛止部材77が突出しており、架
台73の後部上には、ギヤボックス78を介して、回転
軸75を回転させるハンドル79が配置されている。ハ
ンドル79を回転させると、ギヤボックス78を介して
回転軸75が回転し、これにより羽口掛止部材77が取
り付けられた回転体74が回転する。
【0020】なお、回転体74の上部中央部が羽口取替
位置aになっており、ギヤボックス78及びハンドル7
9により、回転体74の回転手段80が構成されてい
る。このように、上方傾斜した架台73により、回転体
74も垂直状態より角度θだけ上方傾斜しているので、
羽口掛止部材77に掛止された羽口130が、ハンドル
79を回して、回転体74の回転中に外れ難い。図3に
おいて、符号61は、基台22の上部に取り付けられ
て、羽口取替ヘッド34による羽口13の着脱作業を監
視するカメラ、また図11において、符号81はカップ
リング、符号82は後部の車輪71のストッパである。
【0021】続いて、本発明の第1の実施の形態に係る
羽口取替方法に用いられる羽口取替装置10の作動を説
明する。図7に示すように、予め開爪シリンダ41のロ
ッド41aを突出させて、掛止爪40を破線に示す開爪
位置に配置しておき、また図11、12に示すように、
高炉近くの所定の羽***換場所に配置された羽口ストッ
カ70を、ストッパ82により後部側の車輪71の回転
をロックして位置決めしておき、さらに羽口取替位置a
以外の羽口掛止部材77に、新しい羽口130を挿着し
ておく。図2、3に示すように、羽口引き抜き時には、
まず移動台車14により羽口取替装置10を高炉の炉底
部近傍へ移動させ、昇降装置20により昇降板20aを
昇降させながら、羽口13の軸芯に羽口取替ヘッド34
の軸芯を概略合致させて、大丸12の周辺の鉄皮11に
電磁石28を吸着させる。これにより、羽口取替装置1
0が高炉に概略位置決めされた状態で固定される。な
お、カメラ61により大丸12内を覗きながら位置合わ
せすれば、より正確に位置決めできる。
【0022】次いで、ロックシリンダ56のロッド56
aのロック状態を解除し、カメラ61によりモニタ観察
しながら、フローティング手段48を作動させた状態
で、テレスコシリンダ32の2段ロッド33を突出させ
る。このように、カメラ観察しながらテレスコシリンダ
32を駆動させることにより、羽口取替ヘッド34の大
きな位置ずれによる大丸12の内周面及び掛止爪40の
損傷を防止できる。この2段ロッド33の突出により、
リニヤガイド30を介して、スライドテーブル31がフ
ローティングテーブル25の先端から突出し、羽口取替
ヘッド34が大丸12の内部に挿入され、掛止爪40が
図7の二点鎖線に示す羽口13の掛止位置に達したら、
開爪シリンダ41のロッド41aを引き込ませる。これ
により、スプリング46の付勢力により掛止爪40がピ
ン39を中心に内方へ自動回動し、掛止爪40の爪先が
羽口13の溝部13aに無動力で掛止される。このと
き、羽口取替ヘッド34の当接板36の凸部36aは、
羽口13の陥没部13bに嵌合される。
【0023】この羽口取替ヘッド34の前進中に、羽口
取替ヘッド34の軸芯が、羽口13の軸芯より位置ずれ
している場合には、羽口取替ヘッド34の大丸12への
挿入途中で掛止爪40が大丸12の内周面に接触する。
しかし、その接触圧を受けて空気バネ27が変形すると
共に、揺動ロッド52が揺動することにより、羽口取替
ヘッド34が水平揺動するので、そのまま挿入を続行し
ても、大丸12の内周面や掛止爪40の損傷を防止しな
がら、掛止爪40を羽口13に自動位置決めできる。な
お、この際、傾斜配置された揺動ロッド52からなる平
行リンク機構により、フローティングテーブル25が、
常時、平行状態を維持して揺動するので、揺動により羽
口取替ヘッド34が傾斜し、羽口13の溝部13aに掛
止爪40がうまく掛止できないという不都合を解消でき
る。
【0024】羽口13に掛止爪40が掛止後、ロックシ
リンダ56のロッド56aをロックする。これにより、
簡単かつ確実な方法で羽口取替ヘッド34を羽口引き抜
き位置に保持できる。それから、テレスコシリンダ32
の2段ロッド33の油圧系を開放し、引き抜きシリンダ
25bのロッド25cを突出させると、ロッド25cの
先端に当接又はその近傍に達していた横枠31aが後方
へ押される。これにより、その反力を受けて閂部材29
が鉄皮11に大きな力で押圧されながら、スライドテー
ブル31がフローティングテーブル25内へ引き戻され
るので、羽口13に掛止爪40が掛止された羽口取替ヘ
ッド34は後方へ大きな力で引っ張られて、支持板37
の長孔38内をピン39が若干スライドした後、羽口1
3の元部に大きな引き抜き力がかかって、羽口13が大
丸12から引き抜かれる。
【0025】この羽口13の引き抜き中にも、スプリン
グ46により掛止爪40は、常時、無動力で羽口13の
溝部13aに掛止されたままであり、それだけでなく、
それぞれの掛止爪40は、その元部40aがピン39を
介して羽口取替ヘッド34側に軸着されているので、羽
口13を引っ張る際に、長い掛止爪40の爪先が羽口1
3の溝部13aに食い込み、ミクロンオーダーではある
が、引き抜きには充分効果的な分量だけ羽口13の元部
が収縮され、これにより、羽口13の引き抜きが容易に
なる。こうして、引き抜かれた羽口13を羽口取替装置
10により羽***換場所に配置された羽口ストッカ70
まで搬送し、そこで回転体74の上部中央部の羽口取替
位置aに配置された空の羽口掛止部材77に、羽口取替
装置10により抜き取られた羽口13を挿着する。この
際、他の3本の羽口掛止部材77には、予め左右の重量
バランスを保つように新しい羽口130が挿着されてい
るので、このように羽口取替位置aの羽口掛止部材77
に、外部から羽口13を挿着しても、回転体74の重量
バランスが崩れ、この回転体74が回転したり、羽口ス
トッカ70自体が転倒したりするのを防止できる。次い
で、ハンドル79を回して回転体74を回転し、新しい
羽口130を羽口取替位置aに配置する。この際、回転
体74に挿着された新旧の羽口13、130の重量バラ
ンスが取れているので、新しい羽口130を比較的小さ
な力で羽口取替位置aまで移動できる。
【0026】それから、羽口取替位置aにある新しい羽
口130を羽口取替装置10により把持して羽口掛止部
材77から抜き取り、その後、羽口取替装置10を移動
させて、これを前述した反対の作業工程の要領で、高炉
の炉底部の鉄皮11の大丸12に取り付ける。羽口掛止
部材77に挿着されていた新しい羽口130が全て取り
替えられた後は、車輪71のストッパ82を外して移動
台車72を走行させ、別の場所へ一括して搬送し、新た
な羽口と交換することもできる。このように、羽口取替
装置10により抜き取られた羽口13を、羽口ストッカ
70の回転体74の羽口取替位置aに配置された空の羽
口掛止部材77に挿着し、ハンドル79により回転体7
4を回転させて新しい羽口130を羽口取替位置aへ移
動させ、それを羽口取替装置10により把持して炉底部
の鉄皮11に取り付けるようにしたので、羽口ストッカ
70を用いることにより、複数個の羽口13を収納で
き、また羽口取替装置10及び羽口ストッカ70による
羽口取替の作業の一貫性が図れると共に、作業性や安全
性の向上、さらに作業人員の削減が可能になる。
【0027】次に、図13〜15に基づいて、本発明の
第2の実施の形態に係る羽口ストッカ100を説明す
る。図13〜15に示すように、第2の実施の形態に係
る羽口ストッカ100は、車輪101により走行可能な
手押し式の移動台車102を有しており、移動台車10
2上に、門型フレーム103が立設されている。門型フ
レーム103は、補強材104により背面支持されてお
り、長尺な両脚枠105の対向側面に、上、下方向に延
びるガイドレール106が配設されている。ガイドレー
ル106間には、4個のスライダ107を介して側面視
して横L字形の昇降枠台108が上下動可能に設けられ
ている。
【0028】門型フレーム103の一脚枠105の中間
部には、外方へ突出する搭載部105aが設けられてお
り、搭載部105a上にハンドル201と、ワイヤ20
2の巻き取り用のドラム203を有する昇降手段の一例
である手動ウインチ204が搭載されている。ドラム2
03から上方へ導出されたワイヤ202は、門型フレー
ム103の上部枠205の延出部205a上に固着され
た滑車206から上部枠205の中央部に固着された滑
車207を経て下方へ引き回され、その先端部が、昇降
枠台108の枠台上部208の中央部上に固着されてい
る。手動ウインチ204のハンドル201を回転させる
ことにより、ドラム203からワイヤ202が導出又は
巻き取られ、これにより昇降枠台108がガイドレール
106に沿って昇降する。
【0029】昇降枠台108の若干角度θ2だけ後側へ
下方傾斜した枠台下部109の前部枠109a及び中央
部枠109b上には、互いに間隔をあけて配置された軸
固定台110、111が立設されている。両軸固定台1
10、111間には、固定外筒200が枠台下部109
と平行な固着状態で横架され、固定外筒200内に回転
軸112が遊挿状態で軸支されている。なお、枠台下部
109が幾らか後側へ下方傾斜しているので、回転軸1
12の先端部は、必然的にその下方傾斜分だけ上方傾斜
している。回転軸112の軸固定台111から後方に突
出する部分が、枠台下部109の後部枠中部に設けられ
たギヤボックス113に接続されており、ギヤボックス
113の上面からは、回転軸112を回転させるハンド
ル114が設けられている。回転軸112の先端部に
は、正面視して十字形をした回転体115の中心部が固
着されており、また固定外筒200の先端部付近及び回
転体115の各先端部に軸支された4本の羽口掛止部材
119の元部間には、回転体115の回転角度に見合う
分だけ羽口掛止部材119を回動させることにより、回
転中の羽口13、130の上、下方向を常に垂直方向に
する羽口上下角度位置補正手段209が設けられてい
る。羽口上下角度位置補正手段209は、固定外筒20
0の先端部付近に各々固着された第1の外筒側スプロケ
ット116と、第2の外筒側スプロケット117とを有
している。
【0030】回転体115の各先端部には、合計4個の
軸受118が配設されており、各軸受118に、回転軸
112の軸線と平行で、羽口13、130を挿着可能な
棒状の羽口掛止部材119の元部付近が、片持ち状態で
軸支されている。軸受118から後方に突出する羽口掛
止部材119の元部には、それぞれ第1の外筒側スプロ
ケット116と同一歯数の掛止部材側スプロケット12
0が固着されている。各対向する掛止部材側スプロケッ
ト120どうしには、中間部を固定状態の第1又は2の
外筒側スプロケット116、117に噛合させて、それ
ぞれチェーン121が架け渡されている。従って、ハン
ドル114を回転させて回転体115を回転させると、
その回転角度に見合った分だけ両チェーン121が周転
し、これにより各掛止部材側スプロケット120がその
回転体115の回転分だけ回転する。その具体的な回転
動作の説明は、図16を参照しながら作用の欄で説明し
た通りである。
【0031】各羽口掛止部材119の元部付近には、T
字配置されたリブ123を介して、羽口掛止部材119
の軸線に直交するように羽口130の端面と接する当接
板124が固着されており、当接板124の両端部の上
端に固着された一対の比較的長尺な支持片125間に、
ピン126を介して、羽口130の上部から外部突出す
る給水管122を掛止する回り止め手段の一例である回
り止め板127が軸着されている。回り止め板127の
先端部には、下方へ短く屈曲した二股状の掛止部127
aが一体形成されており、また回り止め板127の元部
付近には、下方へ長く屈曲して、羽口130が押し当て
られることにより、回り止め板127をピン126を中
心に、自動的に下方回動させる回動操作部127bが一
体形成されている。支持片125の上端部間には、取り
付けピン128が横架されており、また取り付けピン1
28の両端部と回り止め板127の元部付近上との間
に、回り止め板127を常時上方回動させる対配置され
たスプリング129が連結されている。なお、回り止め
板127の上方回動は、支持片125に、2重ボルトナ
ット構造により上方回動の角度調整が可能な回動角度規
制手段125aを介して、回動角度が所定角度に規制さ
れている。
【0032】羽口130が羽口掛止部材119の奥まで
挿着されると、羽口130の端面がスプリング129の
ばね力に抗して回動操作部127bを押し込み、これに
より回り止め板127がピン126を中心に下方回動し
て、その先端部の掛止部127aが、給水管122に自
動的に掛止され、これにより羽口ストッカ100の移動
中の振動などによる羽口130の落下を防止でき、反対
に、羽口130を羽口掛止部材119から引き抜くと、
スプリング129のばね力により、回り止め板127が
ピン126を中心に上方回動する。なお、図13、14
において符号102aは、手押し式の移動台車102の
把手アームであり、また図14において符号102bは
移動台車102のペダルロックである。さらに図15に
おいて、符号131はスナップアイドルである。
【0033】続いて、本発明の第2の実施の形態に係る
羽口ストッカ100の作動を説明する。まず、図11、
12に示す第1の実施の形態に係る羽口ストッカ70の
ように、予め高炉近くの所定の羽***換場所に配置され
た羽口ストッカ100を、ペダルロック102bにより
後部側の車輪101の回転をロックして位置決めし、さ
らに羽口取替位置a以外の羽口掛止部材119に、新し
い羽口130を挿着しておく。羽口取替装置10により
引き抜かれた旧い羽口13は、羽口取替装置10により
羽***換場所に配置された羽口ストッカ100まで搬送
され、そこで回転体115の上部中央部の羽口取替位置
aに配置された空の羽口掛止部材119に挿着される。
【0034】その際、予めハンドル201を回して、手
動ウインチ204のドラム203からワイヤ202を導
出させたり巻き取ったりして、昇降枠台108をガイド
レール106に沿って昇降させ、羽口取替ヘッド34に
把持された羽口13の高さに、羽口取替位置aにある羽
口掛止部材119の高さを合致させる。羽口13が羽口
掛止部材119に差し込まれて行き、羽口13の端面
が、回り止め板127の回動操作部127bに当接して
これを押し込むことにより、スプリング129のばね力
に抗して回り止め板127が、ピン126を中心に下方
回動し、掛止部127aが羽口13の給水管122に掛
止されて回り止めされて、羽口13の上、下方向が垂直
方向に簡単かつ無動力で位置決めされる。その後、ハン
ドル114を回して、固定外筒200内に遊挿された回
転軸112を回転させることにより回転体115を90
°だけ回転させ、これにより新しい羽口130を羽口取
替位置aに配置する。この際、図16に示すように、回
転体115を角度θ1だけ回転(公転)させると、第
1、2の外筒側スプロケット116、117の各チェー
ン121と噛合する部分が角度θ1だけ回転方向へ移動
して、その分だけチェーン121が矢印方向へ周転し、
これにより第1、2の外筒側スプロケット116、11
7と同一歯数の各掛止部材側スプロケット120及び両
羽口掛止部材119が、それぞれ角度θ1だけ矢印方向
へ回転(自転)する。従って、掛止部127aにより各
給水管122が位置決めされた回転体115の回転(公
転)中は、常に羽口掛止部材119に掛止された羽口1
3、130の上、下方向が、垂直方向と合致する。
【0035】このように、回り止め板127により羽口
13、130の回動が防止され、かつ羽口上下角度位置
補正手段209により回転体115の回転中に羽口1
3、130が、常に、羽口13、130の上、下を垂直
方向に向けて回転するので、羽口取替装置10を作動さ
せて、羽口取替ヘッド34により上部中央部の羽口取替
位置aに達した新しい羽口13、130の溝部13aを
把持するときに、羽口13、130を大丸12に装着可
能な正しい姿勢で把持できる。それから、羽口取替位置
aに達した新しい羽口130を羽口取替装置10を用い
て把持した後に羽口掛止部材119から抜き取り、それ
から羽口取替装置10を移動させて、これを前述した反
対の作業工程の要領で、高炉の炉底部の鉄皮11の大丸
12に取り付ける。なお、羽口130を羽口掛止部材1
19から抜き取る際には、羽口130の端面が回動操作
部127bより外れることで、スプリング129のばね
力により回り止め板127が上方回動し、これにより回
り止め板127が、羽口130の羽口掛止部材119か
らの抜き取りを阻害することはない。
【0036】このように、羽口上下角度位置補正手段と
して、互いにチェーン121を介して連結される同一歯
数の第1、2の外筒側スプロケット116、117及び
4個の掛止部材側スプロケット120を有するチェーン
連動式の羽口上下角度位置補正手段209を採用したの
で、比較的構造が簡単でかつ安価に、回転体115の回
転中、常時、羽口13、130の上、下を垂直方向に保
持可能な羽口ストッカ10を提供できる。さらに、手動
ウインチ204により回転体115を昇降させて、回転
体115の羽口取替位置aにある羽口掛止部材119の
高さを、羽口取替装置10の羽口取替ヘッド34の高さ
に合致できるので、羽口取替ヘッド34による羽口13
0の羽口掛止部材119への抜き差しが簡単かつ円滑に
できる。
【0037】以上、本発明を図面に基づいて説明した
が、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても
本発明に含まれる。例えば、実施の形態では、羽口に設
けられる被掛止部として溝部を示したが、これに限定し
なくても、例えば突部でもよい。また、掛止爪の開閉手
段を含む羽口取替ヘッド、フローティング手段、ヘッド
水平移動手段は、実施の形態の構造のものに限定しなく
ても、それぞれの機能を果たす構造のものであればどの
ようなものでもよい。さらに、掛止爪の形成個数も任意
個数でよく、掛止爪を自動閉爪させる弾性部材もスプリ
ングに限定しなくても、例えばゴムなどの他の弾性部材
でもよい。
【0038】さらにまた、図9に示すように、掛止爪4
0の先部外側にガイドローラ62を取り付けて、掛止爪
40側が大丸12に接触するのを防止でき、仮に接触し
たとしても、その際の両部材12、40の接触部の損傷
をかなり減少させることができる。そして、羽口取替装
置は、実施の形態の構造の装置に限定しなくても、高炉
の炉底部から羽口を抜き取ったり、取り付けたりできる
ものであれば、その他どのような構造の装置でもよい。
また、実施の形態では、羽口ストッカの回転体の周面に
4本の羽口掛止部材を突出させたが、これに限定しなく
ても、例えば3、5、6本など、回転体に少なくとも3
本あればよい。さらに、実施の形態では、羽口ストッカ
の回転体を垂直状態より若干上方傾斜させてたが、これ
に限定しなくても、回転体を垂直配置させてもよい。さ
らにまた、回転体の回転手段は、実施の形態に記載され
たものに限定しなくても、例えば電動モータなどを用い
た自動式の手段など、その他どのような構造のものでも
よい。
【0039】そして、第2の実施の形態では、羽口掛止
部材に挿着された羽口の回り止め手段として、スプリン
グにより上、下方向に回動し、先端部に羽口の給水管に
掛止可能な二股状の掛止部を有する回り止め板を採用し
たが、これに限定しなくても、例えば爪状のクランパに
より羽口の一部を把持するものなど、その形式はどのよ
うなものでもよい。また、第2の実施の形態では、羽口
上下角度位置補正手段として、チェーン連動式のものを
採用したが、これに限定しなくても、その他どのような
形式の羽口上下角度位置補正手段でもよい。さらに、第
2の実施の形態では、回転体から突出される羽口掛止部
材の本数を4本としたが、これに限定しなくても、例え
ば2本、6本、8本などの偶数本であればよい。その場
合、羽口掛止部材が2本に1本の割合で、外筒側スプロ
ケットが必要となる。そして、第2の実施の形態では、
回転体の昇降手段として、手動ウインチを採用したが、
これに限定しなくても、例えば電動ウインチ、送りねじ
式の昇降装置、パンタグラフ式の昇降装置などその他ど
のような形式の昇降手段でもよい。また、この昇降手段
を省略して、回転体を移動台車の所定位置に固定状態で
取り付けてもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1、2記載の羽口取替方法及び請
求項3〜7記載の羽口ストッカにおいては、このように
羽口取替装置により抜き取られた羽口を、羽口ストッカ
の回転体の羽口取替位置に配置された空の羽口掛止部材
に挿着し、回転手段により回転体を回転させて新しい羽
口を羽口取替位置へ移動させ、それを羽口取替装置によ
り把持して高炉の炉底部に取り付けるようにしたので、
羽口ストッカを用いることにより複数個の羽口を収納で
き、また羽口取替装置及び羽口ストッカによる羽口取替
の作業の一貫性が図れると共に、作業性や安全性の向
上、さらに作業人員の削減が可能になる。特に、請求項
2記載の羽口取替方法においては、羽口取替ヘッドを水
平状態で上下左右及び旋回方向に揺動させるフローティ
ング手段を設けたことにより、羽口取替ヘッドの軸芯と
羽口の軸芯とが位置ずれしている場合、羽口取替ヘッド
の大丸への挿入途中で掛止爪が大丸の内周面に軽く接触
しただけで、フローティング手段が作動して、羽口取替
ヘッドが上下左右及び旋回方向へ自在に揺動するので、
大丸の内周面や掛止爪を損傷させることなく、掛止爪を
羽口の掛止位置に自動位置決めできる。また、羽口取替
ヘッドに、弾性部材の付勢力により自動閉爪させる掛止
爪の開閉手段を設けたので、掛止爪が羽口の掛止位置に
達したときに、開閉手段の弾性部材により掛止爪が自動
閉爪されて、掛止爪を無動力で羽口の被掛止部に掛止で
きる。
【0041】請求項3〜7記載の羽口ストッカにおいて
は、移動台車を走行させて、取替前及び取替後の羽口を
一括して搬送できる。特に、請求項4記載の羽口ストッ
カにおいては、回転体を垂直状態より若干上方傾斜させ
たので、羽口掛止部材に掛止された羽口が、回転手段に
よる回転中に外れ難い。また、請求項5記載の羽口スト
ッカにおいては、回り止め手段により羽口の回動を防止
する回り止め手段と、回転体の回転中に羽口を、常に、
羽口の上、下を垂直方向に向けて回転させる羽口上下角
度位置補正手段とを配備したので、羽口取替装置により
上部中央部の羽口取替位置に達した新しい羽口を把持す
る際に、羽口を大丸に装着可能な姿勢で把持できる。
【0042】そして、請求項6記載の羽口ストッカにお
いては、羽口上下角度位置補正手段として、互いにチェ
ーンを介して連結される同一歯数の外筒側及び両掛止部
材側スプロケットを有するチェーン連動式の羽口上下角
度位置補正手段を採用したので、比較的構造が簡単でか
つ安価に、回転体の回転中、常時、羽口の上、下を垂直
方向に保持可能な羽口ストッカを提供できる。請求項7
記載の羽口ストッカにおいては、昇降手段により回転体
を昇降させて、回転体の羽口取替位置にある羽口掛止部
材の高さを、羽口取替装置の羽口取替ヘッドの高さに調
整できるので、羽口取替ヘッドによる羽口の羽口掛止部
材への抜き差しが簡単かつ円滑にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る羽口取替方法
に用いられる羽口取替装置の斜視図である。
【図2】同使用状態を示す平面図である。
【図3】同使用状態を示す側面図である。
【図4】フローティング手段の要部拡大側面図である。
【図5】フローティング手段のロックシリンダの拡大正
面図である。
【図6】フローティング手段の要部拡大正面図である。
【図7】羽口取替ヘッドの使用状態を示す拡大側面図で
ある。
【図8】同油圧制御系の概略説明図である。
【図9】他の実施態様の羽口取替ヘッドの使用状態を示
す拡大側面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る羽口ストッ
カの斜視図である。
【図11】羽口ストッカの側面図である。
【図12】羽口ストッカの正面図である。
【図13】本発明第2の実施の形態に係る羽口ストッカ
の側面図である。
【図14】同平面図である。
【図15】同正面図である。
【図16】回転体回転時の羽口上下角度位置補正手段に
よる羽口の上、下方向を垂直方向に補正する動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 羽口取替装置 11 鉄皮 12 大丸 13 羽口 13a 溝部 13b 陥没部 14 移動台車 14a 前部 15 車輪 16 走行モー
タ 17 バッテリー 18 操舵ハン
ドル 20 昇降装置 20a 昇降板 21 制御部 22 基台 22a 横枠 23 空気バネ 24 載置台 24a 後部枠 25 フローティングテーブル 25a 門型枠 25b 引き抜きシリンダ 25c ロッド 26 ブラケット 27 空気バネ 28 電磁石 29 閂部材 30 リニヤガイド 31 スライド
テーブル 31a 横枠 32 テレスコ
シリンダ 33 2段ロッド 34 羽口取替
ヘッド 35 角パイプ 36 当接板 36a 凸部 37 支持板 38 長孔 39 ピン 40 掛止爪 40a 元部 41 開爪シリンダ 41a ロッド 42 ブッシュ 43 後側リン
グ 44 前側リング 45 ブッシュ 46 スプリング 47 開閉手段 48 フローティング手段 49 下傾斜ブ
ラケット 50 上傾斜ブラケット 51 ユニバー
サルジョイント 52 揺動ロッド 53 下傾斜ブ
ラケット 54 上傾斜ブラケット 55 ユニバー
サルジョイント 56 ロックシリンダ 56a ロッド 57 制御盤 58 操作盤 59 油圧ユニット 60 バルブス
タンド 61 カメラ 62 ガイドロ
ーラ 70 羽口ストッカ 71 車輪 72 移動台車 73 架台 73a 把手 74 回転体 75 回転軸 76 軸受 77 羽口掛止部材 78 ギヤボッ
クス 79 ハンドル 80 回転手段 81 カップリング 82 ストッパ 100 羽口ストッカ 101 車輪 102 移動台車 102a 把手
アーム 102b ペダルロック 103 門型フ
レーム 104 補強材 105 脚枠 105a 搭載部 106 ガイド
レール 107 スライダ 108 昇降枠
台 109 枠台下部 109a 前部
枠 109b 中央部枠 110 軸固定
台 111 軸固定台 112 回転軸 113 ギヤボックス 114 ハンド
ル 115 回転体 116 第1の
外筒側スプロケット 117 第2の外筒側スプロケット 118 軸受 119 羽口掛止部材 120 掛止部
材側スプロケット 121 チェーン 122 給水管 123 リブ 124 当接板 125 支持片 125a 回動
角度規制手段 126 ピン 127 回り止
め板 127a 掛止部 127b 回動
操作部 128 取り付けピン 129 スプリ
ング 130 羽口 131 スナッ
プアイドル 200 固定外筒 201 ハンド
ル 202 ワイヤ 203 ドラム 204 手動ウインチ 205 上部枠 205a 延出部 206 滑車 207 滑車 208 枠台上
部 209 羽口上下角度位置補正手段 a 羽口取替位
置 L 長さL
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 浩二 福岡県北九州市小倉南区長行西3−9−21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉底部の先細り円筒状の大丸の先端に取
    り付けられた羽口を、羽口取替装置により把持して引き
    抜き、引き抜かれた前記羽口を、前記羽口取替装置によ
    り羽口ストッカまで搬送し、そこで該羽口ストッカの回
    転体に所定角度毎に突出された少なくとも3本の羽口掛
    止部材のうち、前記回転体の上部中央部の羽口取替位置
    に配置された空の前記羽口掛止部材に、前記羽口取替装
    置により抜き取られた前記羽口を挿着し、次いで前記回
    転体を、前記羽口ストッカに搭載された回転手段により
    回転して、他の前記羽口掛止部材に左右の重量バランス
    を保持して挿着されていた新しい羽口を、前記羽口取替
    位置に配置後、該新しい羽口を前記羽口取替装置により
    抜き取って前記炉底部に取り付けることを特徴とする羽
    口取替方法。
  2. 【請求項2】 前記羽口取替装置として、装置本体とな
    る移動台車及び該移動台車に搭載されたヘッド水平移動
    手段の移動部材を前記羽口側へ移動させることにより、
    前記移動台車に搭載されたフローティング手段が作動し
    て、羽口取替ヘッドが、前記大丸の内周面にガイドされ
    ながら、水平状態で上下左右及び旋回方向へと揺動自在
    に該大丸の内部に挿入され、次いで前記羽口取替ヘッド
    に取り付けられた開閉手段の弾性部材の付勢力で掛止爪
    が自動閉爪されて、前記羽口の外部突出する元部に形成
    された被掛止部が、前記掛止爪により掛止され、その
    後、前記羽口取替装置を後退させて、前記羽口を前記大
    丸から引き抜き可能としていることを特徴とする請求項
    1記載の羽口取替方法。
  3. 【請求項3】 片面に少なくとも3本の羽口掛止部材が
    所定角度毎に突出された回転体と、該回転体の回転手段
    と、これらが搭載された移動台車とを備えたことを特徴
    とする羽口ストッカ。
  4. 【請求項4】 前記回転体が垂直状態より若干上方傾斜
    している請求項3記載の羽口ストッカ。
  5. 【請求項5】 前記回転体に、該回転体の回転中におけ
    る前記各羽口掛止部材に装着された羽口の回動を防止す
    る回り止め手段を設け、また前記回転体に、該回転体の
    回転角度に見合う分だけ前記羽口掛止部材を回動させる
    ことにより、回転中の前記羽口の上、下方向を常に垂直
    方向にする羽口上下角度位置補正手段を設けたことを特
    徴とする請求項3又は4記載の羽口ストッカ。
  6. 【請求項6】 前記回転体から突出される羽口掛止部材
    が、互いに前記回転体の回転軸を中心として対向配置さ
    れた偶数本であり、また前記羽口上下角度位置補正手段
    が、前記回転体の回転軸を回転可能に収納する固定外筒
    に外嵌された外筒側スプロケットと、前記各羽口掛止部
    材の元部に固着されて、前記外筒側スプロケットと同一
    歯数の掛止部材側スプロケットと、前記外筒側スプロケ
    ット及び前記回転軸を中心として対向する両掛止部材側
    スプロケットに一連に架け渡されるチェーンとを有する
    ことを特徴とする請求項5記載の羽口ストッカ。
  7. 【請求項7】 前記移動台車に、前記回転体の昇降手段
    を設けたことを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に
    記載の羽口ストッカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103014209A (zh) * 2012-12-29 2013-04-03 大冶特殊钢股份有限公司 简易实用型高炉风口中小套更换装置
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