JPH08283230A - 改善された特性を有するアシルオキシアルカンスルホネートの製造方法 - Google Patents

改善された特性を有するアシルオキシアルカンスルホネートの製造方法

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JPH08283230A
JPH08283230A JP8074766A JP7476696A JPH08283230A JP H08283230 A JPH08283230 A JP H08283230A JP 8074766 A JP8074766 A JP 8074766A JP 7476696 A JP7476696 A JP 7476696A JP H08283230 A JPH08283230 A JP H08283230A
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fatty acid
acid
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hydroxyalkanesulfonate
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Dirk Buehring
ディルク・ビーユリング
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Hoechst AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/32Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of salts of sulfonic acids

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた水溶性、発泡性及び硬水安定を有する
アシルオキシアルカンスルホネートを、稠度調節剤の不
存在下に高濃度で製造する。 【解決手段】 脂肪酸をヒドロキシアルカンスルホネー
トでエステル化してアシルオキシアルカンスルホネート
を製造する方法であって、式1RCOOH (1) (R はC5〜
31個の分枝状炭化水素基またはそれぞれC5〜31個の分
枝状及び非分枝状炭化水素基の両方を示し、ただしこの
際非分枝状基の割合は50重量%以下である)の一種以上
の脂肪酸を、式2 HO-R1-SO3X (2) (R1はC2-C4-アルキ
レンまたは二価のジ-C2-C4- アルキルエーテル基、X は
アルカリ金属またはアンモニウムである)の一種以上の
ヒドロキシアルカンスルホネートで、エステル化触媒の
存在下及び稠度調節剤の不存在下に、180 〜250 ℃で水
を同時に除去しながらエステル化する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、脂肪酸をヒドロキ
シアルカンスルホネートでエステル化することによっ
て、改善された性質を有するアシルオキシアルカンスル
ホネートを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アシルオキシアルカンスルホネートは、
合成石鹸、化粧品及び洗剤の製造に主に使用される価値
の高い陰イオン性界面活性剤である。これらは、少なく
とも一種の脂肪酸を少なくとも一種のヒドロキシアルカ
ンスルホネートでエステル化することによって有利に製
造される[ 直接エステル化(direct esterification)]。
このような方法は、例えばヨーロッパ特許出願公開第0
585 071 号(米国特許第5 384 421 号)の明細書に記載
されている。この方法においては、脂肪酸とヒドロキシ
アルカンスルホン酸とを、エステル化触媒と稠度(consi
stency) 調節剤の存在下に、180 〜240 ℃の温度で存在
する水を同時に除去しながら反応させる。使用する稠度
調節剤はパラフィン類である。エステル化が進行するに
つれて反応混合物は非常に粘性が高くなるので、このよ
うな化合物を使用することが必須である。稠度調節剤を
用いることにより反応混合物の粘度を低くして反応の実
施を容易にすることができるが、エステル化生成物がこ
の化合物を含み、その結果多かれ少なかれ希釈された形
で所望のアシルオキシアルカンスルホネートが得られ
る。
【0003】
【発明の構成】驚くべきことに、使用する脂肪酸が分枝
状(非直鎖状)炭化水素基を含む場合に、問題の直接エ
ステル化反応を稠度調節剤を用いずとも行うことがで
き、それ故アシルオキシアルカンスルホネートを高含有
率で含むエステル化生成物が得られることがわかった。
ヒドロキシアルカンスルホネートと分枝状脂肪酸との反
応が稠度調節剤を用いずとも行えることは予期できない
結果である。この方法によって、──更に予期できない
特性として──良好な水溶性、高い発泡能力及び良好な
硬水安定性を有する高濃度のアシルオキシアルカンスル
ホネートを製造することができる。
【0004】脂肪酸をヒドロキシアルカンスルホネート
でエステル化することによって改善された特性を有する
アシルオキシアルカンスルホネートを製造するための本
発明の方法は、式1 RCOOH (1)(式中、R は5〜31個の
炭素原子を有する分枝状炭化水素基であるか、またはそ
れぞれ5〜31個の炭素原子を有する分枝状及び非分枝状
炭化水素基の両方を示し、ただしこの際非分枝状基は多
くとも50重量%である)で表される少なくとも一種の脂
肪酸を、式2 HO-R1-SO3X(2)(式中、R1は、C2-C4-アル
キレンであるかまたは二価のジ-C2-C4- アルキルエーテ
ル基であり、そしてX はアルカリ金属またはアンモニウ
ムである)で表される少なくとも一種のヒドロキシアル
カンスルホネートでエステル化する際、このエステル化
反応を、エステル化触媒の存在下及び稠度調節剤の不存
在下において、180 〜250 ℃の温度下に存在する水を同
時に除去しながら行い、これによってアシルオキシアル
カンスルホネートを高い含有率で有する生成物を得るこ
とからなる。
【0005】それ故、本発明の方法においては、(合計
して)5〜31個の炭素原子を有する飽和または不飽和の
分枝状炭化水素基を有する、選択された脂肪酸を使用す
る。その炭化水素基は一つまたはそれ以上の側鎖を有す
ることができ、一般的にはカルボキシル基に対してα-
位置に位置する一つの側鎖を有する。この側鎖自体は、
短いまたは長い、非分枝状または分枝状、好ましくは非
分枝状の、飽和または不飽和、好ましくは飽和の鎖であ
ることができる。式1中の分枝状炭化水素基Rは好まし
くは、以下の式1a
【0006】
【化3】
【0007】[ 式中、mは、4〜18、好ましくは4〜14
の整数であり、そしてnは0または1〜10の整数、好ま
しくは0または1〜6の整数である] で表される基であ
る。それ故、本発明において好ましい脂肪酸は、以下の
式1b
【0008】
【化4】
【0009】[ 式中、m及びnは上記の意味を有する]
に相当する脂肪酸である。本発明において使用されるべ
きこの分枝状(非直鎖状)脂肪酸は公知であり市販され
ているものから入手することができる。分枝状カルボン
酸は、例えば、内部オレフィンをオキソ合成によってア
ルデヒドに転化し、得られたアルデヒド化合物をカルボ
ン酸に酸化することによって製造することができる。適
当な分枝状脂肪酸の例は、2-エチルヘキサン酸、2-ペン
チルオクタン酸、2-ブチルノナン酸、2-プロピルデカン
酸、2-エチルウンデカン酸、2-ブチルウンデカン酸、2-
メチルドデカン酸、2-エチルトリデカン酸及び2-メチル
テトラデカン酸及びこれらの混合物である。
【0010】本発明においては、少なくとも一種の分枝
状脂肪酸及び少なくとも一種の非分枝状(直鎖状)脂肪
酸の混合物も使用でき、その際非分枝状脂肪酸の含有率
は、この混合物の重量を基準として多くとも50重量%で
ある。分枝状脂肪酸のときと同じように、非分枝状脂肪
酸も飽和または不飽和であってもよい。非分枝状脂肪酸
の場合は、基R は好ましくはC5-C21- アルキルまたはC5
-C21- アルケニルあるいはこれら両方の意味を示す。こ
のアルケニル基は好ましくはモノ不飽和ないしトリ不飽
和である。非分枝状脂肪酸の例としては、カプロン酸、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン
酸、アラキジン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、椰子脂肪酸及び獣脂脂肪酸を挙げることができる。
【0011】分枝状脂肪酸または分枝状及び非分枝状脂
肪酸の上記の混合物と反応させるヒドロキシアルカンス
ルホネートは何ら制限される性質のものではない。好ま
しいヒドロキシアルカンスルホン酸の塩は、式2中、R1
が-CH2CH2-、-(CH2)3-、-CH2CH(CH3)-または-CH2CH2OCH
2CH2- であり(エチレンが特に好ましい)、そして対イ
オンX がNH4 またはアルカリ金属、好ましくはナトリウ
ムまたはカリウムである化合物である。本発明において
特に好ましいヒドロキシアルカンスルホネートは、イセ
チオン酸- カリウムまたは- ナトリウムである。このヒ
ドロキシアルカンスルホン酸塩はそのままでも使用でき
るが、好ましくは、一般的に40〜65重量%濃度の溶液と
しての水溶液の形で使用する。
【0012】脂肪酸とヒドロキシアルカンスルホネート
の本発明による反応は触媒の存在下で行う。適当なエス
テル化触媒は、本願明細書に引用文献として掲載されて
いる上記ヨーロッパ特許出願公開第0 585 071 号明細書
に詳しく記載されている。これらは、アルカンスルホン
酸、ヒドロキシアルカンスルホン酸、アリールスルホン
酸、無機酸、例えば硫酸、リン酸、亜リン酸、ホウ酸ま
たはそれらの無水物;重金属塩、例えば硫酸亜鉛、硫酸
ジルコニウム、イセチオン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、硫酸ア
ルミニウム、硫酸チタンまたはリン酸タングステン; 酸
化金属、例えば酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグ
ネシウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウムまたは酸化
ランタン、加えて上記触媒の2種またはそれ以上の混合
物、及び重金属及び酸化金属から形成される石鹸であ
る。特に好ましいエステル化触媒は酸化亜鉛である。エ
ステル化触媒は、脂肪酸及びヒドロキシアルカンスルホ
ン酸塩の重量に基づいて、一般的に0.05〜2重量%、好
ましくは0.05〜1重量%の量で使用する。
【0013】本発明においては、一般的に1:1 〜2:1 、
好ましくは約1:1 のモル比の脂肪酸とヒドロキシアルカ
ンスルホン酸塩の反応を、180 〜250 ℃の温度下に行
う。好ましい温度範囲は200 〜240 ℃である。出発成分
と一緒に反応混合物に混入した可能性のある水及びエス
テル化反応により生じる水を、反応混合物から連続的に
除去する。使用する特定の脂肪酸のために、この反応混
合物は反応が完了するまで均質であり、100 %の転化率
においてもこれは比較的低い粘度を示しそして攪拌が容
易であるため、稠度調節剤は必要ない。脂肪酸またはヒ
ドロキシアルカンスルホネートの所望の転化率までに要
する時間は約4〜8時間である。例えば反応に要される
時間を短縮するために、一般的に100 %の転化率は必要
とされず、このエステル化反応は、100 %以下の百分
率、例えばアシルオキシアルカンスルホネートが75〜90
重量%に達した時点で中断される。
【0014】詳細な本発明の実施の一例として、本発明
方法は、常圧下に脂肪酸、ヒドロキシアルカンスルホン
酸の塩及びエステル化触媒を反応容器に導入しそしてこ
の混合物を上記範囲の温度に攪拌しながら加熱すること
によって行うことができる。存在する水は、反応混合物
の加熱の際から既に、及びエステル化反応の実施中にも
連続的に留去する。本発明の方法は、ヨーロッパ特許出
願公開第0 585 071 号明細書中に記載の方法によっても
行うことができる。この方法においては、エステル化反
応を常圧下と減圧下の両方に分けて行うことによってよ
り水の除去を迅速にする。所望の転化率が達成された
後、例えば冷却することによってエステル化反応を終了
する。得られる反応生成物は室温において液体または個
体である。室温で固形の生成物は、例えばフレーキング
ローラー(Flaking roller)または冷却ベルト(Cooling b
elt)を用いることによって調剤することができる。
【0015】工業的スケールでも行うことができる本発
明の方法によって、濃厚なアシルオキシアルカンスルホ
ネートを製造することができる。更に別の有利な特性と
して、これらは良好な水溶性、強力な発泡性及び良好な
硬水安定性並びに有益に作用する肌触りを有する。それ
故、本発明によって得られる生成物は水性配合物にも特
に適している。直接エステル化( 直接縮合)を行うた
め、他の方法では別の行程で脂肪酸から製造しなければ
ならなかった脂肪酸塩化物の使用は省略することができ
る。例えば洗剤及び化粧品中においては一般的に価値の
ある材料ではない、稠度調節剤及び/ または希釈剤の使
用は必要ではない。それ故、本発明の方法における反応
混合物は実質的に分枝状脂肪酸、ヒドロキシアルカンス
ルホネート及びエステル化触媒のみからなる。
【0016】上述した通り、本発明による固形または液
状の反応生成物は一般的に、固形または液状の全生成物
を基準として、アシルオキシアルカンスルホネート75〜
90重量%含む。本発明によって得られるアシルオキシア
ルカンスルホン酸の塩は以下の式3に相当する:
【0017】
【化5】
【0018】[ 式中、R 、R1及びX は上記の意味を有す
る] 本発明を以下の実施例においてより詳細に説明する。特
に断りがない限り百分率は重量%を示す。
【0019】
【実施例】
実施例1 214 の平均分子量を有するイソトリデカン酸(詳細な組
成については以下に記載)639g (3 mol)、57%濃度のイ
セチオン酸ナトリウム水溶液 775g ( イセチオン酸ナト
リウム3molに相当する) 及び酸化亜鉛 3.0g を、錨型攪
拌機、下降蒸留橋、内部温度計及び窒素導入口を備え
た、すりガラス接合部を持つ2L- 反応器に導入した。こ
の混合物を235 ℃に加熱しそしてこの温度を維持した。
この混合物に混入した水及び直接縮合反応において生じ
た水を連続的に留去した。この反応を、イソトリデカノ
イルイセチオン酸ナトリウムの含有率が79%になったと
ころで中断した。その反応生成物を120 ℃に冷却しそし
て金属板上に注いで冷却した。この生成物は、実質的
に、イソトリデカノイルイセチオン酸ナトリウム79%(E
pton滴定) 、ラウリン酸10%(電位差滴定)及びイセチ
オン酸ナトリウム11%(転化率から算出)からなる。 使用したイソトリデカン酸の組成(主成分):2-ペンチ
ルオクタン酸19%、2-ブチルノナン酸18%、2-プロピル
デカン酸17%、2-エチルウンデカン酸17%、2-メチルド
デカン酸25%、n-トリデカン酸3% 実施例2 イソトリデカン酸(組成は実施例1で使用したモノと同
じ)554g (2.6 mol)、57%濃度のイセチオン酸ナトリウ
ム水溶液 517g(イセチオン酸ナトリウム2molに相当す
る) 及び酸化亜鉛 2.0g を、実施例1で使用したのと同
じ反応容器に導入した。この混合物を235 ℃に加熱しそ
してこの温度を維持して、存在する水を連続的に留去し
た。イソトリデカノイルイセチオン酸ナトリウムの含有
率が77%のところで、減圧し(0.5mbar) そして235 ℃の
温度において過剰で使用したイソトリデカン酸 97gを留
去した。その生成物を150 ℃に冷却しそして金属板上に
注いで冷却した。その最終生成物は、イソトリデカノイ
ルイセチオン酸ナトリウム89%含む(Epton 滴定) 。そ
の酸価は19mg(KOH)/g であった( 電位差滴定) 。 実施例3 イソトリデカン酸( 組成は実施例1に使用したモノと同
じ)391g (1.8 mol) 、2-(2- ヒドロキシエトキシ) エタ
ンスルホン酸ナトリウム 353g (1.8 mol) 及び酸化亜鉛
2.0g を、実施例1で使用したのと同じ反応容器に導入
した。この混合物を235 ℃に加熱しそしてこの温度を維
持した。直接縮合において生じる水を連続的に留去し
た。この反応を、2-(2- イソトリデカノイルオキシエト
キシ)エタンスルホン酸ナトリウムの含有率が82%のと
ころで中断しそしてこの生成物を金属板に注いで冷却し
た。その反応生成物は、実質的に、2-(2- イソトリデカ
ノイルオキシエトキシ) エタンスルホン酸ナトリウム82
%(Epton滴定) 、イソトリデカン酸6%( 電位差滴定)
及び2-(2- ヒドロキシエトキシ) エタンスルホン酸ナト
リウム12%( 転化率から算出した値) からなる。 実施例4 228 の平均分量を有するC13-C15-カルボン酸( 詳しい組
成については以下に記載)561g (2.5 mol) 、57%濃度の
イセチオン酸ナトリウム水溶液 511g(イセチオン酸ナト
リウム 2mol に相当する) 及び酸化亜鉛 1.6g を、実施
例1で使用したのと同じ反応容器に導入した。この混合
物を220 ℃に加熱しそしてこの温度を維持した。この混
合物に混入した水及び直接縮合反応で生じた水を連続的
に留去した。生成物の含有率が77%に達したところで、
減圧し(0.5 mbar)、そして220 ℃の温度において、過剰
で使用したカルボン酸97g を留去した。その反応生成物
を金属板に注ぎ冷却した。この生成物は、C13-C15-アシ
ルイセチオン酸ナトリウム89%(Epton滴定) を含んでい
た。その酸価は10mg (KOH)/gであった( 電位差滴定) 。 使用したC13-C15-カルボン酸の組成 ( 1%より多い量で存在する主成分)2-プロピルデカン
酸 1.3%、2-エチルウンデカン酸 3.2%、2-メチルドデ
カン酸19.3%、n-トリデカン酸 34.2 %、2-ブチルウン
デカン酸 1.4%、2-エチルトリデカン酸 2.6%、2-メチ
ルテトラデカン酸 12.5 %、n-ペンタデカン酸 10.6 % 水溶性及び発泡性試験 1. 実施例1〜4の本発明による生成物と、界面活性剤
66%及び遊離の脂肪酸約28%を含むココイルイセチオン
酸ナトリウムである従来技術による生成物(比較例)に
ついて、20℃の脱イオン水中で透明溶液を与える最高濃
度を調べることによってそれらの水溶性を評価した。そ
の値を以下の表1にまとめる。 表1から示されるように、比較生成物を用いた場合は、
生成物の量が1%未満のときにのみ透明な溶液が得られ
た。これに対して、本発明の生成物を用いた場合は、30
%までの濃度が可能である。(百分率は溶液の重量に基
づく) 2. 実施例1〜3の本発明の生成物と、界面活性剤66%
及び遊離の脂肪酸約28%を含むココイルイセチオン酸ナ
トリウム(比較例1)及び90%より多い割合の界面活性
剤及び5%未満の割合の遊離の脂肪酸を含むココイルイ
セチオン酸ナトリウム(比較例2)である二つの従来技
術による生成物を、15のドイツ水硬度(15゜dH) 、37℃
の温度及び7のpH値を有する水中で、それぞれ1%と0.
03%の生成物濃度(百分率はこの水溶液の重量を基準と
する)においてロス・マイルス(Ross/Miles)法によって
試験した。ミリメートル単位で表した初期の泡の高さの
値(溶液を流下させた直後の泡の高さ)と5分後の泡の
高さを以下の表2にまとめる。 3. 実施例1の本発明による生成物と、界面活性剤66%
及び遊離の脂肪酸約28%を含むココイルイセチオン酸ナ
トリウムである従来技術による生成物(比較例)を、15
のドイツ水硬度(15 ゜dH) 、37℃の温度及び7のpHの水
中で、それぞれ1g/L の生成物濃度において、ホイップ
法により試験した。ミリリットルで表した初期の泡の値
(泡容量; 泡立て操作を終了した直後の値)と5分後の
その値を以下の表3にまとめる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪酸をヒドロキシアルカンスルホネー
    トでエステル化することによる、改善された特性を有す
    るアシルオキシアルカンスルホネートを製造する方法で
    あって、式1 RCOOH (1)(式中、R は、5〜31個の炭素
    原子を有する分枝状炭化水素基であるか、またはそれぞ
    れ5〜31個の炭素原子を有する分枝状及び非分枝状炭化
    水素基の両方を示し、ただしこの際非分枝状基の割合は
    多くとも50重量%である)で表される少なくとも一種の
    脂肪酸を、式2 HO-R1-SO3X (2) (式中、R1はC2-C4-ア
    ルキレンまたは二価のジ-C2-C4- アルキルエーテル基で
    あり、そしてX はアルカリ金属またはアンモニウムであ
    る)で表される少なくとも一種のヒドロキシアルカンス
    ルホネートでエステル化する際、このエステル化反応
    を、エステル化触媒の存在下及び稠度調節剤の不存在下
    に、180 〜250 ℃の温度において存在する水を同時に除
    去しながら行い、アシルオキシアルカンスルホネートを
    高い割合で含む生成物を得ることからなる、上記方法。
  2. 【請求項2】 R が、以下の式1a 【化1】 [ 式中、m は4〜18の整数でありそしてn は0または1
    〜10の整数である]で表される分枝状基である請求項1
    の方法。
  3. 【請求項3】 式1a 中、m が4〜14の整数でありそし
    てn が0または1〜6の整数である請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 R1が、-CH2CH2-、-(CH2)3-、-CH2CH(C
    H3)-または-CH2CH2OCH 2CH2- でありそしてX がNH4 また
    はアルカリ金属である請求項1〜3のいずれか一つの方
    法。
  5. 【請求項5】 エステル化を200 〜240 ℃の温度下に行
    う請求項1〜4のいずれか一つの方法。
  6. 【請求項6】 脂肪酸とヒドロキシアルカンスルホネー
    トを、1:1 〜2:1 のモル比で使用する請求項1〜5のい
    ずれか一つの方法。
  7. 【請求項7】 脂肪酸とヒドロキシアルカンスルホネー
    トを約1:1 のモル比で使用する請求項1〜5のいずれか
    一つの方法。
  8. 【請求項8】 使用するエステル化触媒が、脂肪酸及び
    ヒドロキシアルカンスルホネートの重量を基準として、
    0.05〜2重量%の量の酸化亜鉛である請求項1〜7のい
    ずれか一つの方法。
  9. 【請求項9】 式1中、R が、以下の式1a: 【化2】 [ 式中、m は4〜18の整数でありそしてn は0または1
    〜10の整数である]で表される分枝状の基である少なく
    とも一種の脂肪酸と、式2中、R1が-CH2CH2-、-(CH2)
    3-、-CH2CH(CH3)-または-CH2CH2OCH2CH2- でありそして
    X がNH4 またはアルカリ金属である少なくとも一種のヒ
    ドロキシアルカンスルホネートとを1:1〜2:1 のモル比
    で使用して脂肪酸をエステル化し、その際そのエステル
    化反応を、脂肪酸及びヒドロキシアルカンスルホネート
    の重量を基準として0.05〜1重量%の量の酸化亜鉛の存
    在下に、200 〜240 ℃の温度において行う請求項1の方
    法。
  10. 【請求項10】 脂肪酸とヒドロキシアルカンスルホネ
    ートを約1:1 のモル比で使用する請求項9の方法。
JP8074766A 1995-03-29 1996-03-28 改善された特性を有するアシルオキシアルカンスルホネートの製造方法 Withdrawn JPH08283230A (ja)

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EP (1) EP0735021A3 (ja)
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CA (1) CA2172933A1 (ja)
DE (1) DE19511460A1 (ja)
MX (1) MX9601154A (ja)
TW (1) TW343964B (ja)

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