JPH08282860A - 情報通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カット紙２を斜めにセットする型式の給紙部
において、底板４を下降させた際にカット紙を給紙ロー
ラ１から確実に離して下方に落下させる。 【構成】 給紙時に給紙ローラ１にカット紙２を押し付
ける底板４を、待機のために下降させる際に、その底板
４によって回転させられるように略Ｌ字状の押圧部材２
０をカット紙２の先端位置に配置し、底板４の下降時
に、押圧部材２０のかき落とし部２２を回転させ、その
先端の傾斜部２２ｂで、給紙ローラ１の近傍に残りがち
なカット紙２ｂを下方にかき落とし、底板４上に積み重
ねて揃える構成とし、これにより、カット紙の乱れを防
止し、良好な給紙を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は情報通信装置に関し、特
に記録紙であるカット紙を斜めにセットする型式の情報
通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、情報通信装置の小型化が要望され
ており、そのために記録紙であるカット紙を装置本体に
対して斜めにセットする技術が提案されている。図８は
カット紙を斜めにセットする構成の給紙部を示すもので
あり、１は給紙ローラ、２はカット紙、３はそのカット
紙２を斜めに且つ先端が給紙ローラ１の下方に位置する
ようにセットする載置台、４はカット紙２をを支持して
給紙ローラ１に押し付けるように移動可能な底板、５は
セットされたカット紙２の先端位置を規制するガイドで
ある。この給紙部では、給紙時には図８（ａ）に示すよ
うに底板４がばね（図示せず）で押し上げられ、カット
紙２を給紙ローラ１に押し付け、給紙ローラ１による給
紙を行っており、給紙後には、底板４が図示しない移動
機構によって図８（ｂ）に示すように押し下げられ、そ
の上のカット紙２を自重によって給紙ローラ１の下方に
離れた位置に退避させている。そして、この状態で、新
たなカット紙を上方から差し込めば、カット紙は自重で
ガイド５に突き当たる位置まで進入し、先端が揃えられ
ることとなるので、先端を揃えるという動作が不必要と
なり、カット紙の付け足しを容易に行うことができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
給紙部では、図８（ｂ）に示すように、底板４を下降さ
せた時に、その上のカット紙２が必ずしも底板４と一緒
に下降するとは限らず、一部のカット紙はガイド５との
摩擦力等により二点鎖線２ａで示すように、給紙ローラ
１の近傍に残ってしまうことがある。このため、給紙動
作を繰り返しているうちに、上部のカット紙の先端位置
が不揃いとなって給紙不良を生じることがあった。ま
た、新たなカット紙を付け足す場合、給紙ローラ１の近
傍に底板４から浮き上がった状態のカット紙２ａが存在
していると、それを新たにセットされたカット紙がガイ
ド５を越えて押し出したり、ガイド５に押し付けてしわ
にしてしまうことがあり、これらの結果、カット紙が給
紙ローラ１のところにおいて詰まってしまい、記録が不
可能になるという問題があった。

【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、カット紙を斜めにセットする型式の給紙部にお
いて、底板で支持されたカット紙を底板の下降に応じて
確実に下降させることによって先端の不揃いの発生を防
止し、それによってカット紙を良好に給紙することがで
き、また、新たなカット紙を付け足した場合でも良好に
給紙することができる情報通信装置を提供することを目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本願請求項１の発明は上
記問題点を解決するため、斜めにセットされたカット紙
を給紙ローラに対して押し付けるための底板を、底板駆
動機構によって給紙ローラによる給紙毎に上下動させ、
前記カット紙を給紙ローラに押し付けたり、離したりす
るように構成し、更にその底板の下方への移動に連動し
て、給紙ローラ近傍に残ったカット紙の先端部を前記底
板に向けて押圧する押圧部材を設けるという構成を備え
たものである。

【０００６】請求項２の発明は、前記した底板駆動機構
を、前記底板を押し上げる方向に配置されたばねと、前
記底板を押し下げる方向に作用するカムとで構成したも
のである。

【０００７】請求項３の発明は、前記押圧部材に、給紙
ローラ近傍に残ったカット紙の先端部を前記底板に向け
て押圧させる機能に加えて、底板上のカット紙をカット
紙セット方向に押し上げる機能をも付与したものであ
る。

【０００８】請求項４の発明は、前記押圧部材を、前記
底板の下方への移動により徐々に回転する構成とすると
共に、その押圧部材には、回転した時に、給紙ローラ近
傍に残ったカット紙の先端部を前記底板に向けて押圧
し、且つ、底板上のカット紙をカット紙セット方向に押
し上げるかき落とし部を設けるという構成を備えたもの
である。

【０００９】請求項５の発明は、その押圧部材を、底板
の下方に位置する操作部と底板の前方に位置するかき落
とし部とを備えた略Ｌ字状の部材で構成し、前記操作部
の両端に、押圧部材を回転可能に取り付けるための支点
突起を形成するという構成としたものである。

【００１０】

【作用】請求項１の発明は上述構成により、給紙ローラ
の給紙毎に底板が揺動し、その際の下方への移動に連動
して押圧部材が、給紙ローラ近傍に残ったカット紙を底
板に向かう方向に押圧し、このため、底板の下降時にガ
イドとの摩擦等により落下しないカット紙があっても、
それを下方に落下させることが可能であり、カット紙先
端を揃えて良好な給紙を行うことができると共に、新た
なカット紙を支障なく付け足すことができる。

【００１１】請求項２の発明は、前記した底板駆動機構
を、前記底板を押し上げる方向に配置されたばねと、前
記底板を押し下げる方向に作用するカムとで構成したこ
とにより、カムの回転によって底板を揺動させることが
でき、そのカムを給紙ローラの給紙タイミングに連動さ
せることで、給紙毎に底板の上下動を行うことができ
る。

【００１２】請求項３の発明は、上記したように、底板
の下方への移動に連動する押圧部材が、給紙ローラ近傍
に残ったカット紙の先端部を前記底板に向けて押圧する
のみならず、底板上のカット紙をカット紙セット方向に
押し上げるので、ガイド等に引っ掛かって落下しないカ
ット紙を底板上の所定位置に落とすことができると共
に、給紙動作毎にカット紙の先端を揃えることができ、
一層良好なカット紙の給紙を行うことができる。

【００１３】請求項４の発明は上述構成により、底板が
下方に揺動し、それに連れて押圧部材が回転し、その押
圧部材のかき落とし部が、給紙ローラ近傍に残ったカッ
ト紙の先端部に接触して、そのカット紙を底板に向かう
方向に押圧し、且つ、底板上のカット紙をカット紙セッ
ト方向に押し上げ、カット紙先端を良好に揃えることが
できる。

【００１４】請求項５の発明は上述構成により、押圧部
材に設けている支点突起を載置台側に設けている凹部に
乗せるだけで押圧部材を載置台に対して回転可能とする
ことができ、取付をきわめて簡単に行うことができる。

【００１５】

【実施例】図１は本発明の一実施例による情報通信装置
を待機中の状態で示す概略断面図、図２はその情報通信
装置を給紙中の状態で示す概略断面図、図３はその主要
部品を示す概略斜視図であり、図８に示す従来例と同一
又は同様な部品には同一符号を付けている。図１〜図３
において、１は給紙ローラ、２は記録紙であるカット
紙、３はそのカット紙２を斜めに且つ先端が給紙ローラ
１の下方に位置するようにセットする載置台、４はカッ
ト紙２をを支持して給紙ローラ１に押し付けるように移
動可能な底板、５はセットされたカット紙２の先端位置
を規制するガイドである。６は原稿用の給紙ローラ、７
は、給紙ローラ１、６の下流に設けられた原稿及び記録
紙に共通な搬送路、８は搬送路７を通過するカット紙に
受信記録を行う記録手段、例えば、インクジェット式の
記録手段、９は装置本体である。

【００１６】１１は、給紙部のカット紙２を給紙ローラ
４に押し付け且つ離すように底板４を上下動させる底板
駆動機構であり、給紙ローラ１がカット紙２を１枚ずつ
繰り出す毎に底板４を上下動させる構成となっている。
１２は、セットされるカット紙２の両端近傍に接触する
ように設けられ、カット紙２が給紙ローラ１で繰り出さ
れる時に、カット紙２の重送を防止する分離爪である。

【００１７】底板駆動機構１１は、底板４の下に底板４
を押し上げる方向に配置されたばね１４と、支軸１５を
中心として揺動可能に且つ下方に揺動した時に底板４を
押し下げるように設けられた揺動アーム１６と、その揺
動アーム１６を下方に押し下げる方向に、従って底板４
を押し下げる方向に作用するよう設けられたカム１７
と、そのカム１７を回転駆動するカム駆動手段（図示せ
ず）等を備えている。このカム駆動手段はカム１７を、
給紙ローラ１がカット紙２を給紙する前に図１に示す待
機状態から図２に示す状態に回転させ、ばね１４が底板
４を上方に持ち上げてカット紙２を給紙ローラ１に押し
付けるのを許容し、給紙ローラ１がそれに押し付けられ
たカット紙２の最上部の１枚を給紙した後には、カム１
７を図２に示す位置から図１に示す位置に回転させて底
板４を押し下げ、カット紙２を給紙ローラ１から離れた
待機位置とするように制御される構成となっている。

【００１８】２０は、底板４の下方への移動に連動し
て、給紙ローラ近傍に残ったカット紙の先端部を底板４
に向けて押圧し、且つ、底板上のカット紙２をカット紙
セット方向に押し上げる押圧部材であり、図３から良く
分かるように、載置台３の幅方向のほぼ中央に、且つガ
イド５に干渉しないように配置されている。この押圧部
材２０は図４〜図６に示すように、底板４の下方に位置
する操作部２１と、底板４の前方に位置するかき落とし
部２２とを備えた略Ｌ字状の部材で構成されている。操
作部２１の中間位置の両側には下向きの支点突起２１ａ
が形成されており、この支点突起２１ａを、載置台３側
に設けている凹部２４に乗せるだけで押圧部材２０を載
置台３に対して回転可能に保持させることができる。ま
た、操作部２１の先端には上向きの突起２１ｂが形成さ
れており、底板４の下面に接触可能となっている。かく
して、図６（ａ）に示すように、底板４を上昇させて給
紙を行っている時には、押圧部材２０はカット紙２の繰
り出しに支障のないように自重により前方に倒れた位置
となるが、底板４が下方に移動してゆくと、図６（ｂ）
に示すように、その底板４が押圧部材２０の操作部２１
先端の突起２１ｂを押し下げてゆき、押圧部材２０は支
点突起２１ａを中心として時計方向に回転し、かき落と
し部２２がカット紙２の先端部に向かって回転してゆ
き、最終的には図５に示す位置となる。

【００１９】ここで、かき落とし部２２は、操作部２１
に近い側の直線部２２ａとその先端の底板４側へ屈曲し
た傾斜部２２ｂを備えており、図５に示すように、底板
４が最下部位置に下降した時には、その直線部２２ａが
底板４に対してほぼ直角となり、傾斜部２２ｂが底板に
対して斜めとなるように、形状が定められている。更に
この時、直線部２２ａの底板４側の面がガイド５の底板
４側の面よりも底板４側に位置するように、押圧部材２
０の取付位置が定められている。

【００２０】以上の構成になる情報通信装置について、
以下その動作を説明する。装置が受信のための待機時に
は、図１及び図５に示すように、底板４は底板駆動機構
１１の揺動アーム１６によって押し下げられており、押
圧部材２０の直線部２２ａが底板４上のカット紙２の先
端を支持している。受信時には、カム１７が図１に示す
位置から図２に示す位置に回転し、揺動アーム１６の上
方への揺動を許容する。これにより、底板４がばね１４
によって押し上げられ、図２、図６（ａ）に示すように
カット紙２を給紙ローラ１に押し付け、給紙ローラ１が
最上部のカット紙２を給紙する。なお、この時、押圧部
材２０のかき落とし部２２は、自重によって下方に回転
しており、カット紙２の給紙に干渉することはない。給
紙ローラ１で給紙されたカット紙２は、その下流の搬送
路７に送られ、記録手段８により受信情報が記録され、
排出される。

【００２１】一方、給紙ローラ１で繰り出されたカット
紙２が搬送路７の送りローラに達した時点で、カム１７
が再び図１に示す位置に回転し、揺動アーム１６を下方
に揺動させ、底板４を押し下げる。この時、図６（ｂ）
に示すように、底板４の下降に伴って、その上に乗って
いるカット紙２も自重で下降するが、その先端がガイド
５に接触しているため、一部のカット紙２ｂは下降せ
ず、給紙ローラ１の近傍に留まることがある。しかし、
底板４の下降に連動して押圧部材２０が時計方向に回転
し、かき落とし部２２の先端の傾斜部２２ｂが上方に残
っているカット紙２ｂの先端部に接触し、その先端部に
底板４に向かう方向の押圧力を作用させる。これによ
り、残っていたカット紙２ｂは下方にかき落とされるこ
ととなり、図５に示すように、底板４上に重ねられる。
更に、この押圧部材２０が図６（ｂ）に示す位置から更
に回転し、図５に示す位置になると、かき落とし部２２
の直線部２２ａがガイド５よりも上方に（底板４側に）
移動し、底板４上のカット紙２を、カット紙セット方向
（底板４にほぼ平行な方向）に押し上げてゆく。これに
より、カット紙２の先端がきれいに揃えられる。かくし
て、底板４が図５に示す待機位置まで下降した時には、
カット紙２も底板４上にかき落とされ且つ先端が揃えら
れた状態となっており、この状態で次の給紙のために待
機する。

【００２２】以下、同様の動作を繰り返して受信記録が
行われる。このように、底板４の下降毎に、押圧部材２
０が回転して、給紙ローラ１の近傍に残りがちなカット
紙をかき落とすと共に、底板４上のカット紙２の先端を
揃えるため、セットされたカット紙２の先端の不揃いが
生じにくく、常に良好な給紙が行われる。また、新たな
カット紙を付け足す場合には、図５に示すように底板４
が下降位置にある時に、底板４上のカット紙２の上に新
たなカット紙を挿入すればよい。この時、二点鎖線２ａ
で示す位置にカット紙が残っていることはないので、カ
ット紙を付け足す際に、先にセットされていたカット紙
を乱して、詰まりを生じるということがなく、常に良好
な給紙が可能である。また、単に新たなカット紙を差し
込むだけでカット紙の付け足しが可能となるので、付け
足し操作をきわめて容易に行うことができる。

【００２３】なお、上記実施例では、押圧部材２０のか
き落とし部２２の直線部２２ａが、ガイド５よりも底板
４側に位置する位置まで回転し、カット紙２をセットし
た方向に押し上げる構成としているが、本発明はこの構
成に限らず、図７に示すように、傾斜部２２ｂのみが、
ガイド５よりも底板４側に移動して、上方に残っていた
カット紙（二点鎖線２ａで示す）をかき落とす構成とし
てもよい。この場合には、かき落とされたカット紙の先
端がガイド５に突き当たることにより揃えられることと
なる。

【００２４】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願請
求項１の発明は、カット紙を給紙ローラに対して押し付
けるための底板を底板駆動機構によって給紙ローラによ
る給紙毎に上下動させると共に、その底板の下方への移
動に連動して、前記給紙ローラ近傍に残ったカット紙の
先端部を前記底板に向けて押圧する押圧部材を設けたこ
とにより、給紙ローラの給紙毎に底板が揺動し、その際
の下方への移動に連動して押圧部材が、給紙ローラ近傍
に残ったカット紙を底板に向かう方向に押圧し、このた
め、底板の下降時にガイドとの摩擦等により落下しない
カット紙があっても、それを下方に落下させることが可
能であり、給紙の都度カット紙先端を揃えた状態で、良
好な給紙を行うことができると共に、新たなカット紙を
支障なく付け足すことができ、付け足し作業を容易とす
る等の効果を有している。

【００２５】請求項２の発明は、底板を上下動させる底
板駆動機構を、前記底板を押し上げる方向に配置された
ばねと、前記底板を押し下げる方向に作用するカムとで
構成したことにより、カムの回転によって底板を揺動さ
せることができ、そのカムを給紙ローラによる給紙動作
に連動させることで、給紙毎に底板の上下動を行うこと
ができ、簡単な構成で底板の上下動を行うことができる
という効果を有している。

【００２６】請求項３の発明は、前記押圧部材に、給紙
ローラ近傍に残ったカット紙の先端部を前記底板に向け
て押圧させる機能に加えて、底板上のカット紙をカット
紙セット方向に押し上げる機能をも付与したことによ
り、ガイド等に引っ掛かって落下しないカット紙を底板
上の所定位置に落とすことができると共に、給紙動作毎
にカット紙の先端を揃えることができ、一層良好なカッ
ト紙の給紙を行うことができるという効果を有してい
る。

【００２７】請求項４の発明は、前記押圧部材を、前記
底板の下方への移動により徐々に回転する構成とすると
共に、その押圧部材には、回転した時に、給紙ローラ近
傍に残ったカット紙の先端部を前記底板に向けて押圧
し、且つ、底板上のカット紙をカット紙セット方向に押
し上げるかき落とし部を設けるという構成を備えたこと
により、底板の下方への移動に連動して押圧部材が回転
した時、その押圧部材のかき落とし部が、給紙ローラ近
傍に残っているカット紙先端に接触してこれを底板上に
かき落とすと共に、底板上のカット紙をカット紙セット
方向に押し上げてカット紙先端を良好に揃えることがで
き、簡単な構造の押圧部材によって、カット紙のかき落
とし及び先端の揃えを行うことができるという効果を有
している。

【００２８】請求項５の発明は、その押圧部材を、底板
の下方に位置する操作部と底板の前方に位置するかき落
とし部とを備えた略Ｌ字状の部材で構成し、前記操作部
の両端に、押圧部材を回転可能に取り付けるための支点
突起を形成するという構成としたことにより、押圧部材
の構造を簡略化することができると共に、押圧部材に設
けている支点突起を載置台側に設けている凹部に単に乗
せるだけで押圧部材を載置台に対して回転可能に保持さ
せることができ、取付をきわめて簡単に行うことがで
き、コストダウンを図ることができるという効果を有し
ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による情報通信装置を待機状
態で示す概略断面図

【図２】図１に示す情報通信装置を給紙状態で示す概略
断面図

【図３】図１に示す情報通信装置の主要部品を示す概略
斜視図

【図４】図１の情報通信装置に用いている押圧部材の概
略斜視図

【図５】図１の情報通信装置の給紙部を待機状態で示す
概略断面図

【図６】（ａ）は図１の情報通信装置の給紙部を給紙状
態で示す概略断面図 （ｂ）はその給紙部を、底板下降途中の状態で示す概略
断面図

【図７】本発明の他の実施例における給紙部を待機状態
で示す概略断面図

【図８】（ａ）は従来の情報通信装置の給紙部を給紙状
態で示す概略断面図 （ｂ）はその給紙部を待機状態で示す概略断面図

【符号の説明】

１ 給紙ローラ ２ カット紙 ３ 載置台 ４ 底板 ５ ガイド ７ 搬送路 ８ 記録手段 ９ 装置本体 １１ 底板駆動機構 １２ 分離爪 １４ ばね １６ 揺動アーム １７ カム ２０ 押圧部材 ２１ 操作部 ２１ａ 支点突起 ２２ かき落とし部 ２２ａ 直線部 ２２ｂ 傾斜部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 受信記録を行うべきカット紙を搬送する
   搬送路と、その搬送路を搬送されるカット紙に受信記録
   を行う記録手段と、前記搬送路の入口に配置された給紙
   ローラと、カット紙を斜めに且つ先端が前記給紙ローラ
   の下方に位置するようにセットする載置台と、前記カッ
   ト紙を支持して前記給紙ローラに押し付けるように移動
   可能な底板と、前記給紙ローラによる給紙毎に前記カッ
   ト紙を給紙ローラに押し付け且つ離すように前記底板を
   上下動させる底板駆動機構と、前記底板の下方への移動
   に連動して、前記給紙ローラ近傍に残ったカット紙の先
   端部を前記底板に向けて押圧する押圧部材を備えた情報
   通信装置。
2. 【請求項２】 底板を上下動させる底板駆動機構が、前
   記底板を押し上げる方向に配置されたばねと、前記底板
   を押し下げる方向に作用するカムとを有することを特徴
   とする請求項１記載の情報通信装置。
3. 【請求項３】 受信記録を行うべきカット紙を搬送する
   搬送路と、その搬送路を搬送されるカット紙に受信記録
   を行う記録手段と、前記搬送路の入口に配置された給紙
   ローラと、カット紙を斜めに且つ先端が前記給紙ローラ
   の下方に位置するようにセットする載置台と、前記カッ
   ト紙を支持して前記給紙ローラに押し付けるように移動
   可能な底板と、前記給紙ローラによる給紙毎に前記カッ
   ト紙を給紙ローラに押し付け且つ離すように前記底板を
   上下動させる底板駆動機構と、前記底板の下方への移動
   に連動して、前記給紙ローラ近傍に残ったカット紙の先
   端部を前記底板に向けて押圧し、且つ、底板上のカット
   紙をカット紙セット方向に押し上げる押圧部材を備えた
   情報通信装置。
4. 【請求項４】 受信記録を行うべきカット紙を搬送する
   搬送路と、その搬送路を搬送されるカット紙に受信記録
   を行う記録手段と、前記搬送路の入口に配置された給紙
   ローラと、カット紙を斜めに且つ先端が前記給紙ローラ
   の下方に位置するようにセットする載置台と、前記カッ
   ト紙を支持して前記給紙ローラに押し付けるように移動
   可能な底板と、前記給紙ローラによる給紙毎に前記カッ
   ト紙を給紙ローラに押し付け且つ離すように前記底板を
   上下動させる底板駆動機構と、前記底板の先端近傍に、
   前記底板の下方への移動により徐々に回転するように配
   置された押圧部材とを備え、この押圧部材が、回転した
   時に、前記給紙ローラ近傍に残ったカット紙の先端部を
   前記底板に向けて押圧し、且つ、底板上のカット紙をカ
   ット紙セット方向に押し上げるかき落とし部を有してい
   ることを特徴とする情報通信装置。
5. 【請求項５】 押圧部材が、底板の下方に位置する操作
   部と底板の前方に位置するかき落とし部とを備えた略Ｌ
   字状の部材で構成され、前記操作部の両端に、押圧部材
   を回転可能に取り付けるための支点突起を有することを
   特徴とする請求項４記載の情報通信装置。