JPH08282690A - チューブ状倒立容器 - Google Patents
チューブ状倒立容器Info
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- JPH08282690A JPH08282690A JP7092254A JP9225495A JPH08282690A JP H08282690 A JPH08282690 A JP H08282690A JP 7092254 A JP7092254 A JP 7092254A JP 9225495 A JP9225495 A JP 9225495A JP H08282690 A JPH08282690 A JP H08282690A
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- container
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/2018—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure
- B65D47/2031—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure the element being formed by a slit, narrow opening or constrictable spout, the size of the outlet passage being able to be varied by increasing or decreasing the pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】キャップに設けられた小蓋を開いたままで容器
を倒立可能にする。 【構成】スクイズが可能な容器本体(200) の口部に、ヒ
ンジを介して小蓋(120)がキャップ本体(110) に連設す
るキャップ(100) を装着した倒立容器であり、キャップ
本体の口部に、中央にスリットを有する椀状の注出部(3
10) と、その外側へ順に肉厚で湾曲リング状の支え部(3
20) 、リング状の薄肉部(330) 、平面リング状の固定部
(340) とから構成される弾性体の中栓(300) を、止めリ
ング(140)で係着し、小蓋をキャップ本体に閉じたとき
に、中栓の注出部のスリットの外側面に、小蓋の天板内
側に設けた液止め防止リング(122) の先端が密接し、且
つ小蓋の側面に設けた掛止部(124) と、キャップ本体の
小蓋収容溝部(117) の側壁に設けた掛止部(118) とが係
合するチューブ状倒立容器。
を倒立可能にする。 【構成】スクイズが可能な容器本体(200) の口部に、ヒ
ンジを介して小蓋(120)がキャップ本体(110) に連設す
るキャップ(100) を装着した倒立容器であり、キャップ
本体の口部に、中央にスリットを有する椀状の注出部(3
10) と、その外側へ順に肉厚で湾曲リング状の支え部(3
20) 、リング状の薄肉部(330) 、平面リング状の固定部
(340) とから構成される弾性体の中栓(300) を、止めリ
ング(140)で係着し、小蓋をキャップ本体に閉じたとき
に、中栓の注出部のスリットの外側面に、小蓋の天板内
側に設けた液止め防止リング(122) の先端が密接し、且
つ小蓋の側面に設けた掛止部(124) と、キャップ本体の
小蓋収容溝部(117) の側壁に設けた掛止部(118) とが係
合するチューブ状倒立容器。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、練り歯磨き、ジャム、
洗顔クリーム、シーリング剤などの内容物に用いられ、
口部に小蓋を有するキャップを装着し、容器本体が可撓
性でスクイズが可能であり、使用中に小蓋を開いた状態
でも倒立して使用可能なチューブ状倒立容器に関するも
のである。
洗顔クリーム、シーリング剤などの内容物に用いられ、
口部に小蓋を有するキャップを装着し、容器本体が可撓
性でスクイズが可能であり、使用中に小蓋を開いた状態
でも倒立して使用可能なチューブ状倒立容器に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、スクイズが可能な容器本体の口部
にキャップを装着したチューブ状容器は、歯磨き、食
品、化粧品、医薬品などの広い分野にわたって使用され
ている。このチューブ状容器の容器本体は、口部を起立
した肩部の周縁外面に、積層シートを筒状に背貼りした
胴部や、押出機で単層又は多層で押し出した筒状の胴部
の端部周縁内面を熱融着し、口部にキャップを装着し
て、胴部の開口部から内容物を充填したのち、開口部を
熱融着して封止したものか、または、チューブ状の容器
本体を、中空成形法で単層又は多層で成形し、この容器
本体に内容物を充填してのち、口部にキャップを装着し
たものであった。そして、使用時には、キャップを外す
か、キャップに設けられた小蓋やノズルを開いて、容器
の口部を開口し、容器本体の胴部を押圧して内容物を押
し出して使用するものであった。
にキャップを装着したチューブ状容器は、歯磨き、食
品、化粧品、医薬品などの広い分野にわたって使用され
ている。このチューブ状容器の容器本体は、口部を起立
した肩部の周縁外面に、積層シートを筒状に背貼りした
胴部や、押出機で単層又は多層で押し出した筒状の胴部
の端部周縁内面を熱融着し、口部にキャップを装着し
て、胴部の開口部から内容物を充填したのち、開口部を
熱融着して封止したものか、または、チューブ状の容器
本体を、中空成形法で単層又は多層で成形し、この容器
本体に内容物を充填してのち、口部にキャップを装着し
たものであった。そして、使用時には、キャップを外す
か、キャップに設けられた小蓋やノズルを開いて、容器
の口部を開口し、容器本体の胴部を押圧して内容物を押
し出して使用するものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のチューブ状容器においては、すぐの使用に備える
ために容器を倒立状態にするには、その都度、容器の口
部にキャップを再装着するか、又はキャップに設けられ
た小蓋やノズルを閉じる必要があり、大変、煩わしかっ
た。
従来のチューブ状容器においては、すぐの使用に備える
ために容器を倒立状態にするには、その都度、容器の口
部にキャップを再装着するか、又はキャップに設けられ
た小蓋やノズルを閉じる必要があり、大変、煩わしかっ
た。
【０００４】本発明は、上述した従来のチューブ状容器
の使用時における煩わしさを排除するものであり、すぐ
の使用に備えるために、キャップに設けられた小蓋を開
いたまま容器を倒立状態にすることが可能で、しかも、
流通・保管時における内容物のキャップからの液漏れを
防いだチューブ状倒立容器を提供するものである。
の使用時における煩わしさを排除するものであり、すぐ
の使用に備えるために、キャップに設けられた小蓋を開
いたまま容器を倒立状態にすることが可能で、しかも、
流通・保管時における内容物のキャップからの液漏れを
防いだチューブ状倒立容器を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の発明は、図１
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）に示すように、スクイズが可
能な容器本体（２００）の口部（２１０）に、ヒンジ
（１３０）を介して小蓋（１２０）がキャップ本体（１
１０）に連設するキャップ（１００）を装着した倒立容
器であって、前記キャップ本体（１１０）の口部（１１
２）に、中央にスリット（３１１）を有する椀状の注出
部（３１０）と、その外側へ順に肉厚で湾曲リング状の
支え部（３２０）、リング状の薄肉部（３３０）、平面
リング状の固定部（３４０）とから構成される弾性体の
中栓（３００）を、止めリング（１４０）で係着し、前
記小蓋（１２０）をキャップ本体（１１０）に閉じたと
きに、前記中栓（３００）の注出部（３１０）のスリッ
ト（３１１）の外側面に、小蓋（１２０）の天板（１２
１）内側に設けた液止め防止リング（１２２）の先端が
密接し、且つ小蓋（１２０）の側面に設けた掛止部（１
２４）と、キャップ本体（１１０）の小蓋収容溝部（１
１７）の側壁に設けた掛止部（１１８）とが係合するこ
とを特徴とするチューブ状倒立容器（１０）である。
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）に示すように、スクイズが可
能な容器本体（２００）の口部（２１０）に、ヒンジ
（１３０）を介して小蓋（１２０）がキャップ本体（１
１０）に連設するキャップ（１００）を装着した倒立容
器であって、前記キャップ本体（１１０）の口部（１１
２）に、中央にスリット（３１１）を有する椀状の注出
部（３１０）と、その外側へ順に肉厚で湾曲リング状の
支え部（３２０）、リング状の薄肉部（３３０）、平面
リング状の固定部（３４０）とから構成される弾性体の
中栓（３００）を、止めリング（１４０）で係着し、前
記小蓋（１２０）をキャップ本体（１１０）に閉じたと
きに、前記中栓（３００）の注出部（３１０）のスリッ
ト（３１１）の外側面に、小蓋（１２０）の天板（１２
１）内側に設けた液止め防止リング（１２２）の先端が
密接し、且つ小蓋（１２０）の側面に設けた掛止部（１
２４）と、キャップ本体（１１０）の小蓋収容溝部（１
１７）の側壁に設けた掛止部（１１８）とが係合するこ
とを特徴とするチューブ状倒立容器（１０）である。
【０００６】第２の発明は、図１（ａ）、（ｂ）及び
（ｃ）に示すように、小蓋（１２０）の天板（１２１）
の開閉方向の端部に掛止部（１５２）を設け、ヒンジ
（１３０）を回転軸に小蓋（１２０）を少なくとも１８
０度以上キャップ本体（１１０）の天面（１１１）に対
して開いたときに、小蓋（１２０）の前記掛止部（１５
２）と係合する掛止部（１５１）を、キャップ本体（１
１０）の周壁（１１９）に設けたことを特徴とする第１
の発明に記載のチューブ状倒立容器（１０）である。
（ｃ）に示すように、小蓋（１２０）の天板（１２１）
の開閉方向の端部に掛止部（１５２）を設け、ヒンジ
（１３０）を回転軸に小蓋（１２０）を少なくとも１８
０度以上キャップ本体（１１０）の天面（１１１）に対
して開いたときに、小蓋（１２０）の前記掛止部（１５
２）と係合する掛止部（１５１）を、キャップ本体（１
１０）の周壁（１１９）に設けたことを特徴とする第１
の発明に記載のチューブ状倒立容器（１０）である。
【０００７】上述のキャップは、ポリプロピレンやポリ
エチレンを用いて、射出成形法により、キャップ本体と
小蓋とをヒンジを介して一体に成形するものであり、キ
ャップの天面は、容器を倒立状態にしたときに自立する
形状をとる。また、止めリングは、別途に、ポリプロピ
レンやポリエチレンを用いて射出成形法により成形し、
止めリングとキャップ本体との係合は、咬合、螺合、嵌
合などによる。
エチレンを用いて、射出成形法により、キャップ本体と
小蓋とをヒンジを介して一体に成形するものであり、キ
ャップの天面は、容器を倒立状態にしたときに自立する
形状をとる。また、止めリングは、別途に、ポリプロピ
レンやポリエチレンを用いて射出成形法により成形し、
止めリングとキャップ本体との係合は、咬合、螺合、嵌
合などによる。
【０００８】また、弾性体の中栓は、スチレン−ブタジ
エン系やポリエステル系などの熱可塑性エラストマー、
ポリウレタン、シリコーンなどを用いて、射出成形法に
より成形する。なお、スリットは、一文字や十文字の形
状に切り込んで形成する。
エン系やポリエステル系などの熱可塑性エラストマー、
ポリウレタン、シリコーンなどを用いて、射出成形法に
より成形する。なお、スリットは、一文字や十文字の形
状に切り込んで形成する。
【０００９】
【作用】本発明のチューブ状倒立容器（１０）を、図１
（ａ）に示すように、キャップ（１００）の小蓋（１２
０）を開いて、キャップを下方に倒立状態に静置したと
きに、中栓が受ける内容物を重量を、肉厚の凹リング状
の支え部が受けて椀状の注出部の突出を防ぎ、中央のス
リットが開口しないため、内容物が漏れない。次に、倒
立状態の容器を持ち上げ、容器本体の胴部を押圧する
と、中栓の肉薄部がまず変形して、椀状の注出部が突出
し、注出部の中央に形成されたスリットが開口してく
る。さらに、容器本体の胴部を押圧すると、開口したス
リットから、内容物が吐出する。
（ａ）に示すように、キャップ（１００）の小蓋（１２
０）を開いて、キャップを下方に倒立状態に静置したと
きに、中栓が受ける内容物を重量を、肉厚の凹リング状
の支え部が受けて椀状の注出部の突出を防ぎ、中央のス
リットが開口しないため、内容物が漏れない。次に、倒
立状態の容器を持ち上げ、容器本体の胴部を押圧する
と、中栓の肉薄部がまず変形して、椀状の注出部が突出
し、注出部の中央に形成されたスリットが開口してく
る。さらに、容器本体の胴部を押圧すると、開口したス
リットから、内容物が吐出する。
【００１０】また、小蓋を開いたときに、図２（ｂ）に
示すように、小蓋（１２０）の天板（１２１）の開閉方
向の端部に設けた掛止部（１５２）と、キャップ本体
（１１０）の周壁（１１９）に設けた掛止部（１５１）
とを係合させると、小蓋（１２０）が開いたまま固定す
る。
示すように、小蓋（１２０）の天板（１２１）の開閉方
向の端部に設けた掛止部（１５２）と、キャップ本体
（１１０）の周壁（１１９）に設けた掛止部（１５１）
とを係合させると、小蓋（１２０）が開いたまま固定す
る。
【００１１】また、小蓋を閉じると、中栓の注出部のス
リットの外側面に、小蓋の天板内側に設けた液止め防止
リングの先端が密接し、且つ小蓋の側面に設けた掛止部
と、キャップ本体の小蓋収容溝部の側壁に設けた掛止部
とが係合して、小蓋が固定するため、流通・保管時にキ
ャップからの内容物の液漏れが防げる。
リットの外側面に、小蓋の天板内側に設けた液止め防止
リングの先端が密接し、且つ小蓋の側面に設けた掛止部
と、キャップ本体の小蓋収容溝部の側壁に設けた掛止部
とが係合して、小蓋が固定するため、流通・保管時にキ
ャップからの内容物の液漏れが防げる。
【００１２】
＜実施例１＞まず、図１（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）に示
す角状の小蓋（１２０）がヒンジ（１３０）を介してキ
ャップ本体（１１０）の天板（１１１）に連設するキャ
ップ（１００）を、ポリプロピレンを用いて射出成形法
で作製した。このキャップのキャップ本体の天板（１１
１）上面には、小蓋を収容する小蓋収容溝部（１１７）
と、この溝部の中央に係合部（１１３）をもつ口部（１
１２）を設け、側壁には掛止部（１１８）を設けた。そ
して、天板（１１１）の下面には、インナーリング（１
１４）と係合部（１１６）をもつアウターリング（１１
５）とを設け、ヒンジ下方の周壁（１１９）に掛止部
（１５１）を設けた。また、小蓋の天板（１２１）の内
面中央には、液漏れ防止リング（１２２）を設け、そし
て、ヒンジ上方の天板（１２１）の端部には掛止部（１
５２）を設けた。次に、図１（ｂ）に示す下端内側に係
合部（１４１）をもつ止めリング（１４０）を、ポリエ
チレンを用いた射出成形法で作製した。次に、図１
（ｂ）、（ｃ）に示す中央に十文字状のスリット（３１
１）を有する椀状の注出部（３１０）と、その外側へ順
に肉厚で湾曲リング状の支え部（３２０）、リング状の
薄肉部（３３０）、平面リング状の固定部（３４０）と
から構成される弾性体の中栓（３００）を、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーを用いて射出成形法で作製し
た。さらに、ポリエチレンを用いて、図１（ａ）に示す
口部（２１０）の外面に係合部（２１１）を設けたチュ
ーブ状の容器本体（２００）を、中空成形法で作製し
た。
す角状の小蓋（１２０）がヒンジ（１３０）を介してキ
ャップ本体（１１０）の天板（１１１）に連設するキャ
ップ（１００）を、ポリプロピレンを用いて射出成形法
で作製した。このキャップのキャップ本体の天板（１１
１）上面には、小蓋を収容する小蓋収容溝部（１１７）
と、この溝部の中央に係合部（１１３）をもつ口部（１
１２）を設け、側壁には掛止部（１１８）を設けた。そ
して、天板（１１１）の下面には、インナーリング（１
１４）と係合部（１１６）をもつアウターリング（１１
５）とを設け、ヒンジ下方の周壁（１１９）に掛止部
（１５１）を設けた。また、小蓋の天板（１２１）の内
面中央には、液漏れ防止リング（１２２）を設け、そし
て、ヒンジ上方の天板（１２１）の端部には掛止部（１
５２）を設けた。次に、図１（ｂ）に示す下端内側に係
合部（１４１）をもつ止めリング（１４０）を、ポリエ
チレンを用いた射出成形法で作製した。次に、図１
（ｂ）、（ｃ）に示す中央に十文字状のスリット（３１
１）を有する椀状の注出部（３１０）と、その外側へ順
に肉厚で湾曲リング状の支え部（３２０）、リング状の
薄肉部（３３０）、平面リング状の固定部（３４０）と
から構成される弾性体の中栓（３００）を、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーを用いて射出成形法で作製し
た。さらに、ポリエチレンを用いて、図１（ａ）に示す
口部（２１０）の外面に係合部（２１１）を設けたチュ
ーブ状の容器本体（２００）を、中空成形法で作製し
た。
【００１３】次に、作製したキャップ（１００）の口部
（１１２）に、図１（ａ）に示すように、小蓋（１２
０）を開いて中栓（３００）を被せ、さらに、その上か
ら止めリング（１４０）を被せ、この止めリングの係合
部（１４１）を、口部（１１２）の係合部（１１３）に
係合させて、中栓の固定部（３４０）を挟持して中栓を
固定した。次に、小蓋を閉じ、小蓋の掛止部（１２４）
を、キャップ本体（１１０）の掛止部（１１８）に係合
して、小蓋をキャップ本体の小蓋収容溝部（１１７）に
収容した。次に、内容物を充填した容器本体（２００）
の口部（２１０）にキャップ（１００）を被せ、キャッ
プのインナーリング（１１４）を容器本体（２００）の
口部（２１０）に密接するように挿入し、キャップのア
ウターリング（２１０）の係合部（２１１）を容器本体
の口部（２１０）の係合部（２１１）に係合させて、容
器本体（２００）にキャップ（１００）を装着し、本実
施例のチューブ状倒立容器（１０）を作製した。
（１１２）に、図１（ａ）に示すように、小蓋（１２
０）を開いて中栓（３００）を被せ、さらに、その上か
ら止めリング（１４０）を被せ、この止めリングの係合
部（１４１）を、口部（１１２）の係合部（１１３）に
係合させて、中栓の固定部（３４０）を挟持して中栓を
固定した。次に、小蓋を閉じ、小蓋の掛止部（１２４）
を、キャップ本体（１１０）の掛止部（１１８）に係合
して、小蓋をキャップ本体の小蓋収容溝部（１１７）に
収容した。次に、内容物を充填した容器本体（２００）
の口部（２１０）にキャップ（１００）を被せ、キャッ
プのインナーリング（１１４）を容器本体（２００）の
口部（２１０）に密接するように挿入し、キャップのア
ウターリング（２１０）の係合部（２１１）を容器本体
の口部（２１０）の係合部（２１１）に係合させて、容
器本体（２００）にキャップ（１００）を装着し、本実
施例のチューブ状倒立容器（１０）を作製した。
【００１４】次に、上述の本実施例のチューブ状倒立容
器を、倒立状態で１０ケースほど、通常の流通・保管過
程を経たのち、キャップからの内容物の液漏れ状態を調
べたが、小蓋の液漏れ防止リングとキャップ本体のイン
ナーリングとで完全に容器が密封され、液漏れした容器
は皆無であった。次に、キャップの小蓋を開き、図２
（ｂ）に示すように、小蓋の掛止部（１５２）をキャッ
プ本体の掛止部（１５１）に係合して、小蓋を開いた状
態で固定し、一旦容器本体をスクイズして、内容物を中
栓のスリットから吐出させ、そのまま倒立した状態で静
置し、再度容器を取り上げ、容器本体をスクイズして内
容物を吐出させた。本実施例のチューブ状倒立容器の使
用状態は良好であり、倒立静置の状態での中栓のスリッ
トからの内容物の液漏れはなかった。
器を、倒立状態で１０ケースほど、通常の流通・保管過
程を経たのち、キャップからの内容物の液漏れ状態を調
べたが、小蓋の液漏れ防止リングとキャップ本体のイン
ナーリングとで完全に容器が密封され、液漏れした容器
は皆無であった。次に、キャップの小蓋を開き、図２
（ｂ）に示すように、小蓋の掛止部（１５２）をキャッ
プ本体の掛止部（１５１）に係合して、小蓋を開いた状
態で固定し、一旦容器本体をスクイズして、内容物を中
栓のスリットから吐出させ、そのまま倒立した状態で静
置し、再度容器を取り上げ、容器本体をスクイズして内
容物を吐出させた。本実施例のチューブ状倒立容器の使
用状態は良好であり、倒立静置の状態での中栓のスリッ
トからの内容物の液漏れはなかった。
【００１５】＜実施例２＞まず、ヒンジを介して小蓋が
連設するキャップ本体と、止めリングと、弾性体の中栓
と、容器本体とを、実施例１と同様の材質と成形方法で
作製した。小蓋の形状とキャップ本体の外側形状とが実
施例１と異なるが、キャップの内側構造、止めリング、
弾性体の中栓及び容器本体は、実施例１と同様である。
小蓋は、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、掛止部
（１５２）と、内面中央に液漏れ防止リング（図示せ
ず）を設けた円盤状の天板（１２１）と、その天板と９
０度の角度をもつ側板（１２５）とからなり、側板の下
端がヒンジを介してキャップ本体の側壁の下端と連設し
ている。キャップ本体（１２０）の小蓋収容溝部（１１
７）には、図３（ａ）に示すように、掛止部（１１８）
と掛止部（１５１）とが設けられている。
連設するキャップ本体と、止めリングと、弾性体の中栓
と、容器本体とを、実施例１と同様の材質と成形方法で
作製した。小蓋の形状とキャップ本体の外側形状とが実
施例１と異なるが、キャップの内側構造、止めリング、
弾性体の中栓及び容器本体は、実施例１と同様である。
小蓋は、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、掛止部
（１５２）と、内面中央に液漏れ防止リング（図示せ
ず）を設けた円盤状の天板（１２１）と、その天板と９
０度の角度をもつ側板（１２５）とからなり、側板の下
端がヒンジを介してキャップ本体の側壁の下端と連設し
ている。キャップ本体（１２０）の小蓋収容溝部（１１
７）には、図３（ａ）に示すように、掛止部（１１８）
と掛止部（１５１）とが設けられている。
【００１６】次に、作製したキャップの口部に、実施例
１と同様に、中栓を被せ、止めリングで固定する。次
に、小蓋（１２０）を閉じ、図３（ａ）及び（ｂ）に示
すように、小蓋の先端部の掛止部（１５２）を、キャッ
プ本体（１１０）の掛止部（１１８）に係合して、小蓋
をキャップ本体の小蓋収容溝部（１１７）に収容した。
次に、内容物を充填した容器本体の口部に、実施例１と
同様にして、キャップを装着し、図１（ａ）に示す本実
施例のチューブ状倒立容器（１０）を作製した。
１と同様に、中栓を被せ、止めリングで固定する。次
に、小蓋（１２０）を閉じ、図３（ａ）及び（ｂ）に示
すように、小蓋の先端部の掛止部（１５２）を、キャッ
プ本体（１１０）の掛止部（１１８）に係合して、小蓋
をキャップ本体の小蓋収容溝部（１１７）に収容した。
次に、内容物を充填した容器本体の口部に、実施例１と
同様にして、キャップを装着し、図１（ａ）に示す本実
施例のチューブ状倒立容器（１０）を作製した。
【００１７】次に、上述の本実施例のチューブ状倒立容
器を、実施例１と同様に、通常の流通・保管過程を経た
のち、キャップからの内容物の液漏れ状態を調べたが、
液漏れした容器は皆無であった。次に、キャップの小蓋
を開き、図３（ｃ）に示すように、小蓋の掛止部（１５
２）をキャップ本体の掛止部（１５１）に係合して、小
蓋を開いた状態で固定し、一旦容器本体をスクイズし
て、内容物を中栓のスリットから吐出させ、そのまま倒
立した状態で静置し、再度容器を取り上げ、容器本体を
スクイズして内容物を吐出させた。本実施例のチューブ
状倒立容器の使用状態は良好であり、倒立静置の状態で
の中栓のスリットからの内容物の液漏れはなかった。
器を、実施例１と同様に、通常の流通・保管過程を経た
のち、キャップからの内容物の液漏れ状態を調べたが、
液漏れした容器は皆無であった。次に、キャップの小蓋
を開き、図３（ｃ）に示すように、小蓋の掛止部（１５
２）をキャップ本体の掛止部（１５１）に係合して、小
蓋を開いた状態で固定し、一旦容器本体をスクイズし
て、内容物を中栓のスリットから吐出させ、そのまま倒
立した状態で静置し、再度容器を取り上げ、容器本体を
スクイズして内容物を吐出させた。本実施例のチューブ
状倒立容器の使用状態は良好であり、倒立静置の状態で
の中栓のスリットからの内容物の液漏れはなかった。
【００１８】
【発明の効果】本発明のチューブ状倒立容器は、使用中
に小蓋を開いた状態で倒立静置しても内容物の液漏れが
なく、使用時における煩わしさが排除できる。また、小
蓋を閉じた本発明のチューブ状倒立容器は、流通・保管
時において、容器からの内容物の液漏れが極めて少な
い。そのうえ、小蓋は、ヒンジでキャップ本体に接続し
ているため、キャップの外観デザインの自由度が広く、
開いた小蓋は、必要に応じて掛止することもできる。
に小蓋を開いた状態で倒立静置しても内容物の液漏れが
なく、使用時における煩わしさが排除できる。また、小
蓋を閉じた本発明のチューブ状倒立容器は、流通・保管
時において、容器からの内容物の液漏れが極めて少な
い。そのうえ、小蓋は、ヒンジでキャップ本体に接続し
ているため、キャップの外観デザインの自由度が広く、
開いた小蓋は、必要に応じて掛止することもできる。
【図１】（ａ）は、本発明の一例の実施例１の倒立容器
を、キャップの小蓋を開口して倒立状態に静置したとき
の斜視図であり、（ｂ）は、キャップの小蓋を閉じた状
態の前記容器の口部付近の部分断面図であり、（ｃ）
は、キャップの小蓋を開口した状態の前記容器の平面図
である。
を、キャップの小蓋を開口して倒立状態に静置したとき
の斜視図であり、（ｂ）は、キャップの小蓋を閉じた状
態の前記容器の口部付近の部分断面図であり、（ｃ）
は、キャップの小蓋を開口した状態の前記容器の平面図
である。
【図２】（ａ）は、本発明の一例の実施例１の倒立容器
のキャップの斜視図であり、（ｂ）は、前記キャップの
小蓋を開口した状態を示す断面図である。
のキャップの斜視図であり、（ｂ）は、前記キャップの
小蓋を開口した状態を示す断面図である。
【図３】（ａ）は、実施例２の倒立容器のキャップ装着
部分の斜視図であり、（ｂ）は、キャップの小蓋を開口
した状態を示す、前記容器のキャップ装着部分の斜視図
であり、（ｃ）は、開口した小蓋をキャップ本体に掛止
して倒立状態に静置したときの斜視図である。
部分の斜視図であり、（ｂ）は、キャップの小蓋を開口
した状態を示す、前記容器のキャップ装着部分の斜視図
であり、（ｃ）は、開口した小蓋をキャップ本体に掛止
して倒立状態に静置したときの斜視図である。
１０……倒立容器 １００……キャップ １１０……キャップ本体 １１１，１２１……天板 １１２，２１０……口部 １１３，１１６，１４１，２１１……係合部 １１４……インナーリング １１５……アウターリング １１７……小蓋収容溝部 １１８，１２４，１５１，１５２……掛止部 １１９，１２３……周壁 １２０……小蓋 １２２……液漏れ防止リング １２５……側板 １３０……ヒンジ １４０……止めリング ２００……容器本体 ３００……中栓 ３１０……注出部 ３１１……スリット ３２０……支え部 ３３０……薄肉部 ３４０……固定部
Claims (2)
- 【請求項１】スクイズが可能な容器本体の口部に、ヒン
ジを介して小蓋がキャップ本体に連設するキャップを装
着した倒立容器であって、前記キャップ本体の口部に、
中央にスリットを有する椀状の注出部と、その外側へ順
に肉厚で湾曲リング状の支え部、リング状の薄肉部、平
面リング状の固定部とから構成される弾性体の中栓を、
止めリングで係着し、前記小蓋をキャップ本体に閉じた
ときに、前記中栓の注出部のスリットの外側面に、小蓋
の天板内側に設けた液止め防止リングの先端が密接し、
且つ小蓋の側面に設けた掛止部と、キャップ本体の小蓋
収容溝部の側壁に設けた掛止部とが係合することを特徴
とするチューブ状倒立容器。 - 【請求項２】前記小蓋の天板の開閉方向の端部に掛止部
を設け、ヒンジを回転軸に小蓋を少なくとも１８０度以
上キャップ本体の天面に対して開いたときに、小蓋の前
記掛止部と係合する掛止部を、キャップ本体の周壁に設
けたことを特徴とする請求項１に記載のチューブ状倒立
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092254A JPH08282690A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | チューブ状倒立容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092254A JPH08282690A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | チューブ状倒立容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08282690A true JPH08282690A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14049293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7092254A Pending JPH08282690A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | チューブ状倒立容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08282690A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002096848A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-02 | Kitano Seisaku Kk | 倒立型ヒンジキャップ付き容器 |
| US6880730B2 (en) | 2002-02-07 | 2005-04-19 | Paul Robert Fulwood | Stand and twist-type closure cap incorporating same |
| WO2006079771A1 (en) * | 2005-01-29 | 2006-08-03 | Garry Ritchie | Gravity fuelled fluid dispenser |
| JP2010523409A (ja) * | 2007-05-30 | 2010-07-15 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 薄型キャップを備える容器 |
| GB2453205B (en) * | 2007-09-28 | 2010-11-03 | Obrist Closures Switzerland | A flip-top dispensing closure |
| JP2014073848A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-24 | Toppan Printing Co Ltd | スパウトとこのスパウトを取り付けたスタンディングパウチ |
| JP2018030607A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 竹本容器株式会社 | キャップ |
| JP2024041013A (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-26 | 株式会社joze | キャップおよびキャップ付き容器 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7092254A patent/JPH08282690A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002096848A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-02 | Kitano Seisaku Kk | 倒立型ヒンジキャップ付き容器 |
| JP4610064B2 (ja) * | 2000-09-21 | 2011-01-12 | キタノ製作株式会社 | 倒立型ヒンジキャップ付き容器 |
| US6880730B2 (en) | 2002-02-07 | 2005-04-19 | Paul Robert Fulwood | Stand and twist-type closure cap incorporating same |
| WO2006079771A1 (en) * | 2005-01-29 | 2006-08-03 | Garry Ritchie | Gravity fuelled fluid dispenser |
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| GB2453205B (en) * | 2007-09-28 | 2010-11-03 | Obrist Closures Switzerland | A flip-top dispensing closure |
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| JP2024041013A (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-26 | 株式会社joze | キャップおよびキャップ付き容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040217 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |