JPH08282255A - 自動車用の温冷蔵庫 - Google Patents

自動車用の温冷蔵庫

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Publication number
JPH08282255A
JPH08282255A JP8439395A JP8439395A JPH08282255A JP H08282255 A JPH08282255 A JP H08282255A JP 8439395 A JP8439395 A JP 8439395A JP 8439395 A JP8439395 A JP 8439395A JP H08282255 A JPH08282255 A JP H08282255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heat
peltier element
automobile
cooling box
Prior art date
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Pending
Application number
JP8439395A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Tejima
照雄 手島
Masahiro Ezure
雅弘 江連
Shigeru Morohashi
茂 諸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP8439395A priority Critical patent/JPH08282255A/ja
Publication of JPH08282255A publication Critical patent/JPH08282255A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロンガス方式のものと比較して、部品費、
組み立て工数等のコストが低減され、脱フロン化の図れ
る自動車用の温冷蔵庫を提供する。 【構成】 ペルチェ素子3を伝熱ブロック4と放熱フィ
ン5とで挾み、該伝熱ブロック4の部分を断熱材2で保
温した温冷箱1の一つの側壁に設けた開口部1aに取り
付け、切替えスイッチ9を介してペルチェ素子3を自動
車のバッテリー電源に接続し、温冷箱内1を冷却又は加
熱するようにした自動車用の温冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載して使用
する温冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用冷蔵庫は、一部のRV車、高級車
等に搭載されており、特に運転者の使用頻度の高いセン
ターコンソールにも冷蔵機能付きのものが採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現有の冷蔵庫
付きセンターコンソールは、冷却機構がフロンガス方式
のため、フロント部のフロンガス圧縮機からのガス供給
配管や戻りの配管施工が必要で、実車組み立て上コスト
高となっており、一般大衆車向けにはあまり採用されて
いない。また、廃車時のフロン回収が行われるケースが
少なく、オゾン層破壊の重要問題となっている。
【0004】本発明は、従来の技術の有する上記した問
題点を解決した自動車用の温冷蔵庫を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペルチェ素子
を伝熱ブロックと放熱フィンとで挾み、該伝熱ブロック
の部分を保温した温冷箱の一つの側壁に設けた開口部に
取り付け、切替えスイッチを介してペルチェ素子を自動
車のバッテリー電源に接続し、温冷箱内を冷却又は加熱
するようにした自動車用の温冷蔵庫に関する。
【0006】ペルチェ素子は、n型としてBi2Te3−B
i2Se3合金及びp型としてSb2Te3−Bi2Te3合金が冷
却素子として一般的に用いられている。この2種の異な
った導体に直流電流を流すことにより、p型の場合は図
4(a)、n型の場合は図4(b)に示すように、その
接合部で電流Iの方向にジュール熱以外に熱Q2を発生
させるか、又は熱Q1の吸収が起こる。これをペルチェ
効果というが、ペルチェ素子はこれを応用し、図5に示
すようにn型導体とp型導体とを直列に配置することに
より片面はQ1の吸熱、相反する片面はQ2の発熱が起き
る。
【0007】本発明では、図5のようなペルチェ素子を
伝熱ブロックを介して温冷箱内に伝達し、温冷箱内を冷
却又は加熱するものであり、電源として自動車のバッテ
リーを使用し、切替えスイッチで電源の正負を切り替え
ることにより、冷却と加熱とを切り替えるものである。
温冷箱の材質は特に制限はない。温冷箱は保温をする
が、保温のためには、ウレタンフォーム、ポリオレフィ
ン発泡体、ポリスチレン発泡体等の断熱材で温冷箱の外
周を覆うのが好ましい。ペルチェ素子は伝熱ブロックと
放熱フィンとで挾み、温冷箱の一つの側壁には開口部を
設け、伝熱ブロックをその開口部に取り付け、伝熱ブロ
ックにより温冷箱内を冷却又は加熱する。伝熱ブロック
の材質は熱伝導性の良いアルミニウム等が好ましい。
【0008】ペルチェ素子は、腐食を防止するために外
周をシリコーンゴム、エポキシ樹脂等の電子部品用封止
材で覆うのが好ましい。放熱フィンは、伝熱ブロックと
は反対側のペルチェ素子の面を放熱してペルチェ素子の
効率を高め、保護するもので、ファン等を用いて放熱効
率を上げるのが好ましい。放熱フィンの材質は熱伝導性
の良いアルミニウム等が好ましく、押し出し成形品、フ
ィンを金属板に溶接したもの、機械加工してフィン形状
にしたもの等が挙げられる。また、ペルチェ素子の過昇
温を防止するために、温度調節用のバイメタルを放熱フ
ィンに設けるのが好ましい。温冷蔵庫の設置場所は特に
制限はなく、センターコンソール等自動車内の適当な場
所に設置する。
【0009】
【実施例】以下、本発明による自動車用の温冷蔵庫の実
施例について詳細に説明する。図1に本発明の実施例に
よる温冷蔵庫の組み立て状況を示す。温冷箱1は板厚が
1.6mmのアルミニウム製で、内容積は160×20
0×高さ230(mm)である。温冷箱1の周囲は硬質
ウレタンフォームの断熱材2で覆った。ペルチェ素子3
は40mm角で厚さ4.6mmのDC12V用3.3A
(40W)タイプ(小松エレクトロニクス(株)製、サー
モモジュールKSM−04127A)を用い、外周をシ
リコーンゴムの封止材(信越化学(株)製、KE−109
2)13で封止した。温冷箱1の一つの側壁には開口部
1aを設け、開口部1aを内側からステンレス製の取り
付け板7、外側からアルミニウム製の伝熱ブロック4で
挾んでねじ止めした。伝熱ブロック4の開口部1a付近
は断熱材2で囲まれるようにした。
【0010】次に、ペルチェ素子3を挾んで、この伝熱
ブロック4の開口部1a側の反対の面と放熱フィン5と
をねじ止めした。放熱フィン5はアルミニウム製の押し
出し成形品を用いた。放熱フィン5の外側には放熱効率
を高めるため放熱ファン6を配置した。放熱ファン6は
DC12V用、定格電流175mA、風量1m3/分、
最大静圧4.2mmHgのものを用いた。回路板8は図
3に示す回路のものを使用し、ペルチェ素子3、バイメ
タル12を介して放熱フィン5、放熱ファン6、温冷の
切替えスイッチ9及び12Vのバッテリーにそれぞれ接
続した。バイメタル12は80℃でON−OFFを電流
−電圧制御するもの(トランジスター使用の定電圧回路
を備えたもの)を使用した。これらの組み立て品を、図
2に示す車内のセンターコンソール10内に収納し、コ
ンソールリッド11で蓋をした。
【0011】温冷箱1内に冷却又は加熱するものを入
れ、蓋(図示せず)をして、冷却するときは切替えスイ
ッチ9を冷側に倒すと、バッテリー電源からペルチェ素
子3に電流が流れ、熱の吸収が開始され、伝熱ブロック
4を介して温冷箱1内が冷却される。同時に放熱ファン
6が稼動して放熱フィン5に向かって風を送り、放熱を
始める。加熱するときは切替えスイッチ9を温側に倒す
と、発熱が始まり、温冷箱1内が加熱される。
【0012】実施例で組み立てた自動車用の温冷蔵庫に
ついて評価試験を行った。測温箇所は、A:温冷箱1内
の取り付け板7の部分、B:温冷箱内の空気温度、C:
温冷箱内に収納した340ミリリットルの缶ジュース内
の液体温度とした。運転開始後の温度の経過は図6に示
す通りで、(a)は冷却の場合、(b)は加熱の場合で
ある。冷却の場合は、45分後にA部が0℃以下とな
り、C部のジュース温度は8.5℃となった。加熱の場
合は、45分後にA部が約80℃となり、ジュース温度
は56℃となった。
【0013】
【発明の効果】本発明の自動車用の温冷蔵庫は、従来の
フロンガス方式のものと比較して、部品費、組み立て工
数等のコストが低減され、更にオゾン層破壊で問題とな
っている脱フロン化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による自動車用の温冷蔵庫の組
み立て状況及び部品構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1の温冷蔵庫の自動車用の収納位置を示す図
である。
【図3】図1の温冷蔵庫の電気回路を示す図である。
【図4】ペルチェ素子の原理を示す図で、(a)はp
型、(b)はn型の場合である。
【図5】ペルチェ素子の一例を示す斜視図である。
【図6】試験結果を示すグラフで、(a)は冷却、
(b)は加熱の場合である。
【符号の説明】
1…温冷箱 1a…開口部 2…断熱材 3…ペルチェ素子 4…伝熱ブロック 5…放熱フィン 6…放熱ファン 7…取り付け板 8…回路板 9…切替えスイッ
チ 10…センターコンソール 11…コンソール
リッド 12…バイメタル 13…封止材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ素子を伝熱ブロックと放熱フィ
    ンとで挾み、該伝熱ブロックの部分を保温した温冷箱の
    一つの側壁に設けた開口部に取り付け、切替えスイッチ
    を介してペルチェ素子を自動車のバッテリー電源に接続
    し、温冷箱内を冷却又は加熱するようにした自動車用の
    温冷蔵庫。
JP8439395A 1995-04-11 1995-04-11 自動車用の温冷蔵庫 Pending JPH08282255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8439395A JPH08282255A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 自動車用の温冷蔵庫

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JP8439395A JPH08282255A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 自動車用の温冷蔵庫

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Publication Number Publication Date
JPH08282255A true JPH08282255A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13829332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8439395A Pending JPH08282255A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 自動車用の温冷蔵庫

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