JPH08281375A - 鋳 型 - Google Patents

鋳 型

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JPH08281375A
JPH08281375A JP12395495A JP12395495A JPH08281375A JP H08281375 A JPH08281375 A JP H08281375A JP 12395495 A JP12395495 A JP 12395495A JP 12395495 A JP12395495 A JP 12395495A JP H08281375 A JPH08281375 A JP H08281375A
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JP
Japan
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mold
sand
space
casting
parting
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Pending
Application number
JP12395495A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nagai
泰生 長井
Hiroshi Kawakami
博 川上
Kenichi Kumazawa
研一 熊沢
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SENSHIYUU KK
Original Assignee
SENSHIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳バリ、砂カミの減少、バリ取りプレス型の
耐久性及び成形性の向上、鋳物製品の品質向上を図る。 【構成】 上下型2,3が鋳物砂6により造形される鋳
型1であって、型合せ面8,9の見切部10,11に砂
こぼれ防止空間12,13を設けると共に、鋳込空間7
と砂こぼれ防止空間12,13の境界部分にノッチ形成
用突条14,15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下複数型が鋳物砂に
より造形される鋳型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な鋳型31は、図9に例示するよ
うに、上型32と下型33とが、模型(図示省略)を介
して型枠34,35に充填された鋳物砂36により造形
され、鋳物空間37の型合せ面38,39に続く見切部
40,41には、3度以下の抜勾配が付されて、型抜け
が容易に行いうるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、前記見切部40,41に砂こぼれによる型崩れ
が生じ易く、金属溶湯注入により崩れて鋳込空間37内
に落ち込んだ砂により鋳造製品に砂カミを生じ、さらに
は、不均一な鋳バリが生じてバリ取りプレス型の寿命を
短くするばかりでなく、プレス型製造が面倒であるなど
の問題がある。
【0004】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、鋳バリの減少、
バリ取りプレス型の耐久性及び成形性の向上を図り、鋳
物製品の品質を向上させることができる鋳型を提供する
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、上下複数型が鋳物砂により造形される鋳型であっ
て、型合せ面の見切部に砂こぼれ防止空間を設けると共
に、鋳物空間と砂こぼれ防止空間の境界部分にノッチ形
成用突条を設けたことを特徴としている。
【0006】また、本発明は、上下複数型が鋳物砂によ
り造形される鋳型であって、型合せ面の見切部に続く鋳
込空間の周壁の抜勾配を、型合せ面に近い部分を3度以
上とし、これに続く部分の抜勾配を3度未満としたこと
を特徴としている。そして、本発明は、上下複数型が鋳
物砂により造形される鋳型であって、型合せ面の見切部
の上又は下型の一方に突条を設けたことを特徴としてい
る。
【0007】さらに、本発明は、上下複数型が鋳物砂に
より造形される鋳型であって、型合せ面の見切部に続く
鋳込空間の周壁が、縦断面において円弧状とされる場合
でも、見切部から所要範囲にわたって直線状とすること
を特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、鋳型の見切部における砂こぼ
れによる型崩れがなくなり、鋳バリが減少すると共に、
鋳バリが均一になる。従って、鋳込空間にこぼれ砂が入
らなくなり、鋳造製品に砂カミが発生するのを大幅に減
少させ、品質向上が図れる。又、バリ取りプレス型の耐
久性が向上し、しかも、バリ取りプレス型の製作も容易
になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1,図2は、請求項1の発明の実施例を示し、鋳
型1は、上型2と下型3とが図外の模型を介して型枠
4,5に充填されかつ突き堅められた鋳物砂6により造
形され、鋳込空間7の型合せ面8,9に続く見切部1
0,11には、全周にわたって、溝状の砂こぼれ防止空
間12,13が設けられ、前記鋳込空間7と砂こぼれ防
止空間の境界部分に、夫々対向状にノッチ形成用突条1
4,15が全周にわたって設けられている。
【0010】前記砂こぼれ防止空間12,13は、その
幅Wを2mm程度とし、深さDを1mm程度とするのが
望ましい。図1中16は湯だまり、17は湯口、18は
湯道である。上記実施例鋳型1を用いて鋳造を行った場
合、鋳込空間7内に注入された金属溶湯は、前記突条1
4,15から砂こぼれ防止空間12,13内に流れ込む
ため、見切部の砂こぼれが生じても前記空間12,13
内に流入し、鋳込空間7内に砂が落ち込むことがなく、
砂カミ不良品を大幅に減少させることができ、鋳物製品
の品質向上を図ることができる。
【0011】そして、上記実施例により鋳造された製品
19は、図3に示すように、全周に均一な鋳バリ20が
形成されると共に製品19との境界にノッチ21が上下
に形成される。従って、鋳バリ20は、バリ取りプレス
型(図示省略)により、容易に除去できる。しかも、鋳
バリ20が均一であるため、プレス型の製作が容易であ
り、かつ耐久性が大となり寿命を延長することができ
る。
【0012】又、ノッチ形成用突条は、上型2或いは下
型3のいずれか片側にだけ形成しても良い。例えば、ノ
ッチ形成用突条を上型2に形成した上記実施例の要部を
図4に示す。この場合、下型3に対するノッチ形成用突
条の形成が省略されるため、鋳型1の製作が簡単にな
る。これにより製作された製品19は、図5に示すよう
に、ノッチ21が片側にだけ形成され、プレス型の耐久
性向上に寄与する。尚、砂こぼれ空間12の深さDは3
mm程度とするのが望ましい。
【0013】図6は、請求項2の発明の実施例の要部を
示し、鋳型1の基本構成は図1に示すものと同じである
が、両型2,3の見切部10,11に続く鋳込空間周壁
の形状が異なっている。即ち、本実施例では、周壁2
2,23を型合せ面8,9側周壁22A,23Aとこれ
に続く上下周壁22B,23Bの二段に区分し、夫々の
抜勾配θ1,θ2を、従来のJIS規格の抜勾配θ(3
度以下)をベースとして、前記抜勾配θ1を3度以上と
し、抜勾配θ2を3度未満としてある。
【0014】図6に示す実施例では、型合せ面8,9の
見切部10,11の角部が、鋳物砂の突き固め時によく
締まるため、型崩れがなく、また鋳込み時における砂こ
ぼれが発生し難い。従って、鋳バリを大幅に減少させる
ことができると共に、砂カミをなくすことができる。ま
た、型抜け抵抗が小さいため、型抜けが容易である。図
7は、請求項3の発明の実施例の要部を示し、鋳型1の
基本構成は図1に示すものと同じであるが、上型2(ま
たは下型3の片側)の型合せ面8(又は9)の見切部1
0,11に、低い突条24を全周にわたって設け、上下
型2,3を合せたときに、前記突条24が下型3の見切
部11に喰い込んで、図7に2点鎖線25で示すよう
に、溝が形成されるようにしてある。
【0015】なお、前記突条24の幅Wは、約3mm、
同高さHは約0.5mmとしてある。しかし、この高さ
Hは、鋳物砂の種類、硬度に応じて、最適突出量となる
ように設定するのが望ましい。図7に示す実施例によれ
ば、金属溶湯を鋳型1の鋳込空間7に注入したとき、溶
湯が前記空間7から見切部11の溝25に流入するの
で、見切部11に砂こぼれが生じても、こぼれ砂は前記
溝25内に流れ込む。従って、砂カミを生じることもな
く、また鋳バリが減少する。
【0016】図8は、請求項4の発明の実施例の要部を
示し、鋳型1の基本構成は図1と同じであるが、型合せ
面8,9の見切部10,11に続く鋳込空間7周壁2
2,23が、縦断面において円弧条Rとされる場合、見
切部10,11から所要の範囲22A,23Aを直線状
としてある。図8に示す実施例によれば、型造形時にお
いて見切部10,11の砂が突き固めによって良く締ま
り、型崩れがなく、鋳込空間7内にこぼれ砂が落ち込ま
ず、したがって、鋳バリが減少すると共に砂カミが大幅
に少なくなり、鋳物の品質を向上させることができる。
【0017】本発明は、上記各実施例に限定されるもの
ではなく、床込め法等により造型される鋳型にも採用す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、上述のよう
に、上下複数型が鋳物砂により造形される鋳型であっ
て、型合せ面の見切部に砂こぼれ防止空間を設けると共
に、鋳物空間と砂こぼれ防止空間の境界部分にノッチ形
成用突条を設けたことを特徴とするものであるから、鋳
込空間への砂こぼれを防止できるので鋳物製品の砂カミ
をなくすことができ、品質の向上を図ることができるほ
か、鋳バリ取りプレス型の寿命延長、製作容易化による
コスト低下を図ることができる。
【0019】また、請求項2に記載の発明は、上下複数
型が鋳物砂により造形される鋳型であって、型合せ面の
見切部に続く鋳込空間の周壁の抜勾配を、型合せ面に近
い部分を3度以上とし、これに続く部分の抜勾配を3度
未満としたことを特徴とするものであるから、型抜けが
容易で、造形時における型崩れがなく、したがって、鋳
バリが出にくくなり、砂カミが減少し、鋳物製品の品質
向上を図ることができる。
【0020】そして、請求項3に記載の発明は、上下複
数型が鋳物砂により造形される鋳型であって、型合せ面
の見切部の上又は下型の一方に突条を設けたことを特徴
とするものであるから、鋳込空間への砂こぼれを減少さ
せて砂カミを防止できると共に、型崩れした砂を一方の
見切部に形成された溝に導き、鋳バリの減少を図ること
ができる。
【0021】さらに、請求項4に記載の発明は、上下複
数型が鋳物砂により造形される鋳型であって、型合せ面
の見切部に続く鋳込空間の周壁が、縦断面において円弧
状とされる場合でも、見切部から所要範囲にわたって直
線状とすることを特徴とするものであるから、型造形時
における型崩れを防止でき、砂カミ、鋳バリを減少させ
ることができるほか、造形作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の実施例を示す中央縦断
面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】同実施例鋳型を用いて製造した鋳物製品の中央
縦断面図である。
【図4】片側にノッチ形成用突条を設けた同実施例鋳型
の要部拡大図である。
【図5】片側にノッチ形成用突条を設けた同実施例鋳型
を用いて製造した鋳物製品の中央縦断面図である。
【図6】請求項2に記載の発明の実施例の要部を示す中
央縦断面図である。
【図7】請求項3に記載の発明の実施例の要部を示す中
央縦断面図である。
【図8】請求項4に記載の発明の実施例の要部を示す中
央縦断面図である。
【図9】従来例を示す中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 鋳型 2 上型 3 下型 6 鋳物砂 7 鋳込空間 8 型合せ面 9 型合せ面 10 見切部 11 見切部 12 砂こぼれ防止空間 13 砂こぼれ防止空間 14 ノッチ形成用突条 15 ノッチ形成用突条 22 周壁 22A 型合せ面側周壁 22B 周壁 23A 型合せ面側周壁 23B 周壁 24 突条 25 溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下複数型が鋳物砂により造形される鋳
    型であって、型合せ面の見切部に砂こぼれ防止空間を設
    けると共に、鋳物空間と砂こぼれ防止空間の境界部分に
    ノッチ形成用突条を設けたことを特徴とする鋳型。
  2. 【請求項2】 上下複数型が鋳物砂により造形される鋳
    型であって、型合せ面の見切部に続く鋳込空間の周壁の
    抜勾配を、型合せ面に近い部分を3度以上とし、これに
    続く部分の抜勾配を3度未満としたことを特徴とする鋳
    型。
  3. 【請求項3】 上下複数型が鋳物砂により造形される鋳
    型であって、型合せ面の見切部の上又は下型の一方に突
    条を設けたことを特徴とする鋳型。
  4. 【請求項4】 上下複数型が鋳物砂により造形される鋳
    型であって、型合せ面の見切部に続く鋳込空間の周壁
    が、縦断面において円弧状とされる場合でも、見切部か
    ら所要範囲にわたって直線状とすることを特徴とする鋳
    型。
JP12395495A 1995-02-15 1995-05-23 鋳 型 Pending JPH08281375A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12395495A JPH08281375A (ja) 1995-02-15 1995-05-23 鋳 型

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JP7-27018 1995-02-15
JP2701895 1995-02-15
JP12395495A JPH08281375A (ja) 1995-02-15 1995-05-23 鋳 型

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