JPH08280736A

JPH08280736A - おむつ

Info

Publication number: JPH08280736A
Application number: JP7087105A
Authority: JP
Inventors: Miyuki Saisaka; 美雪齋坂; Masaru Tsubata; 勝津幡; Yoshio Hirai; 好夫平井
Original assignee: New Oji Paper Co Ltd
Current assignee: New Oji Paper Co Ltd
Priority date: 1995-04-12
Filing date: 1995-04-12
Publication date: 1996-10-29

Abstract

(57)【要約】【目的】脚周り開口部に局部的な圧迫域をなくし、こ
の脚周り開口部のフィット性を高めて漏れを防止し得る
と共に装着感の良好なおむつを提供する。【構成】ウエスト周り開口部１２と左右の脚周り開口
部１３とを形成し、かつ相互に重ね合わされる液透過性
のトップシート２１, ２２および液不透過性のバックシ
ート１４と、左右の脚周り開口部１３の間に位置するト
ップシート２１,２２とバックシート１４との間に設け
られる吸収体１９と、脚周り開口部１３に沿ってトップ
シート２１, ２２とバックシート１４との間に設けら
れ、かつこれら脚周り開口部１３をそれぞれ絞る脚周り
弾性部材１８とを具えたはかせる型おむつ１１におい
て、脚周り弾性部材１８は、その全長に亙って相互に重
ならずにほぼ等間隔に並ぶ複数本の線状材にてそれぞれ
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、脚周り開口部に圧迫感
が少ないレッグギャザーを形成し得るおむつに関する。

【０００２】

【従来の技術】ウエストの部分に対応するウエスト周り
開口部と、両脚の太股の部分に対応する左右の脚周り開
口部とを有するはかせる型おむつや、これ以前の左右の
サイドフラップ部を閉じ合わせて着用する展開型（パン
ツ型）おむつは、何れも液不透過性のバックシートと液
透過性のトップシートとの間に吸収体を介在させたもの
であり、開口部のフィット性を高めると共に全体的な装
着感を良好にするため、伸縮性のある材料が多用される
傾向にある。

【０００３】例えば、左右の脚周り開口部を絞ってレッ
グギャザーをそれぞれ形成するため、バックシートとト
ップシートとの間にこれら脚周り開口部に沿って脚周り
弾性部材を介在させ、脚周り開口部のフィット性を高め
る工夫をしており、例えば特開平４−１２２２５７号公
報や、特開平４−３１７６４９号公報、あるいは特開平
４−３１７６５０号公報などで周知の通りである。

【０００４】通常、この脚周り弾性部材は、複数本の相
互に平行な線状材をそれぞれ帯状をなすバックシート連
続体およびトップシート連続体の間の幅方向両側にＳ字
状に蛇行するように配設しており、トラバーサに保持さ
れた脚周り弾性部材の供給装置をシート連続体の搬送動
作に連動してその幅方向に往復動させるようにしてい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】特開平４−１２２２５
７号公報や、特開平４−３１７６４９号公報に開示され
たものは、脚周り弾性部材を構成する複数本の線状材の
配列間隔が、これら線状材の長さ方向中央部に置いて最
も広く、その中央部から両端部へ次第に狭くなってお
り、また、特開平４−３１７６５０号公報に開示された
ものは、線状材の配列間隔が股間部で最も狭くなってい
るが、これはトラバーサに保持された脚周り弾性部材の
供給装置の向きによってあらかじめ決まる。

【０００６】このように、従来のおむつでは脚周り弾性
部材を構成する複数本の線状材の配列間隔がその全長に
亙って一定ではなく、線状材の配列間隔が広くなると、
その圧迫域が分散する傾向を持ち、逆に線状材の配列間
隔が狭くなると、その圧迫域が集中する傾向を持つ。こ
こで、線状材の配列間隔の広い箇所を基準として設計す
ると、線状材の配列間隔が狭くなる部分でこれらが重な
り合ったりするため、圧迫領域が局部的に集中する結
果、着用者に不快感を与えることとなる。逆に、線状材
の配列間隔が狭い箇所を基準として設計すると、線状材
の配列間隔が広くなる部分で隣接する線状材の間隔が広
すぎてしまい、フィット性が悪化する上に漏れの防止が
困難となる可能性が発生する。

【０００７】

【発明の目的】本発明の目的は、脚周り開口部に局部的
な圧迫域をなくし、この脚周り開口部のフィット性を高
めて漏れを防止し得ると共に装着感の良好なおむつを提
供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の第一の形態は、
ウエスト周り開口部と左右の脚周り開口部とを形成し、
かつ相互に重ね合わされる液透過性のトップシートおよ
び液不透過性のバックシートと、前記左右の脚周り開口
部の間に位置する前記トップシートと前記バックシート
との間に設けられる吸収体と、前記脚周り開口部に沿っ
て前記トップシートと前記バックシートとの間に設けら
れ、かつこれら脚周り開口部をそれぞれ絞る脚周り弾性
部材とを具えたはかせる型おむつにおいて、前記脚周り
弾性部材は、その全長に亙って相互に重ならずにほぼ等
間隔に並ぶ複数本の線状材にてそれぞれ形成されている
ことを特徴とするはかせる型おむつにある。

【０００９】また、本発明の第二の形態は、液透過性の
トップシートと、液不透過性のバックシートと、これら
トップシートとバックシートとの間に設けられて当該ト
ップシートおよびバックシートの幅方向中央部に位置す
る吸収体と、この吸収体の長手方向両端側に位置する前
記トップシートおよび前記バックシートに形成されて前
記吸収体の幅方向外側にそれぞれ拡がるサイドフラップ
部とを具え、前記吸収体の長手方向一端側の前記サイド
フラップ部の先端部と他端側の前記サイドフラップ部の
先端部とを相互に重ね合わせることにより、ウエスト周
り開口部と左右の脚周り開口部とが形成され、これら脚
周り開口部をそれぞれ絞る脚周り弾性部材を当該脚周り
開口部に沿って前記トップシートと前記バックシートと
の間に配設した展開型おむつにおいて、前記脚周り弾性
部材は、その全長に亙って相互に重ならずにほぼ等間隔
に並ぶ複数本の線状材にてそれぞれ形成されていること
を特徴とするはかせる型おむつにある。

【００１０】ここで、前記複数本の線状材は、２〜１０
mmの間隔でほぼ等間隔に並び、これらの配列方向に沿っ
た両端側に位置する前記線状材の間隔が１０〜２０mmの
範囲にあることが望ましい。

【００１１】

【作用】本発明によると、脚周り弾性部材を構成する複
数本の線状材がおむつの脚周り開口部に沿ってその全長
に亙って重ならずにほぼ等間隔に並んでおり、脚周り開
口部の全周に亙って局部的な圧迫域がなく、この圧迫力
が均一に分布した状態となる。

【００１２】複数本の線状材の間隔を２mm未満に設定し
た場合、製造誤差などにより相互に隣接する線状材が相
互に重なり合ってしまい、圧迫域が集中する虞がある。
逆に、線状材の間隔が１０mmを越えている場合、線状材
の数が少なくなって所定のフィット感および漏れの防止
効果を得られない。

【００１３】また、線状材の配列方向に沿った両端側に
位置する線状材の間隔が１０mm未満の場合には、圧迫域
が集中してしまう虞がある。同様に、線状材の配列方向
に沿った両端側に位置する線状材の間隔が２０mmを越え
ている場合には、おむつの着用時にレッグギャザーの部
分がずり上がり、隣接する線状材が相互に重なり合って
圧迫域が集中してしまう虞がある。

【００１４】

【実施例】本発明によるおむつをはかせる型おむつに応
用した一実施例について、その外観を表す図１およびこ
れを展開した平面形状を表す図２およびその III−III
矢視断面構造を表す図３を参照しながら詳細に説明す
る。

【００１５】すなわち、本実施例におけるはかせる型お
むつ１１は、ウエストの部分に対応するウエスト周り開
口部１２と、両脚の太股部分に対応する一対の脚周り開
口部１３と、後述する液透過性のトップシートと共にこ
れら開口部１２, １３を形成する液不透過性のバックシ
ート１４と、ウエスト周り開口部１２を絞ってウエスト
ギャザー１５を形成するためのウエスト周り弾性部材１
６と、脚周り開口部１３を絞ってレッグギャザー１７を
形成するための脚周り弾性部材１８と、脚周り開口部１
３の間の股下部分から腹側および尻側にそれぞれ伸びる
吸収体１９とを有する。また、バックシート１４はその
脇腹部分に位置する接合フラップ部２０を剥離すること
により、図２に示すように展開可能に接合されている。

【００１６】つまり、図２に示す展開状態からバックシ
ート１４の前後の接合フラップ部２０を重ね合わせ、こ
れらの当接部分をホットメルト接着法や、加圧溶融接着
法、あるいは超音波溶融接着法などを単独または適宜組
み合わせて接合することにより、図１に示すはかせる型
おむつ１１を得ることができる。

【００１７】前記吸収体１９は、バックシート１４の幅
方向中央部に配置されている。また、この吸収体１９の
幅方向両側端部には、左右一対のサイドトップシート２
１の幅方向内端側が重ね合わされ、これらサイドトップ
シート２１の幅方向外端部がバックシート１４に接合さ
れている。また、サイドトップシート２１の幅方向内端
部には、吸収体１９に重ね合わされるセンタートップシ
ート２２の幅方向両端側が一体的に接合され、これらサ
イドトップシート２１とセンタートップシート２２とで
本発明のトップシートが構成される。

【００１８】前記センタートップシート２２の幅方向両
端部は、立体ギャザーを形成するためのインナーフラッ
プ２３となっている。そして、センタートップシート２
２の幅方向両端が折り返され、ここに伸縮可能な弾性部
材２４が伸長状態で巻き込まれ、インナーフラップ２３
の先端部をその長手方向に沿って引き縮め、着用者の肌
に密着するようにしている。

【００１９】前記レッグギャザー１７を形成するための
脚周り弾性部材１８は、複数本の線状材にて形成され、
これらの全長に亙って隣接する線状材の間隔がほぼ等し
くなるように、脚周り開口部１３に沿ってバックシート
１４と左右一対のサイドトップシート２１との間に伸長
状態で接合されており、ここで、脚周り弾性部材１８の
間隔を２mm未満に設定した場合、製造誤差などにより相
互に隣接する脚周り弾性部材１８が相互に重なり合って
しまい、圧迫域が集中する虞がある。逆に、脚周り弾性
部材１８の間隔が１０mmを越えた場合、脚周り弾性部材
１８の数が少なくなって所定のフィット感および漏れの
防止効果を得られない。また、これらの配列方向に沿っ
た両端側に位置する脚周り弾性部材１８の間隔が１０mm
未満の場合には、圧迫域が集中してしまう虞がある。同
様に、これらの配列方向に沿った両端側に位置する脚周
り弾性部材１８の間隔が２０mmを越えている場合には、
おむつの着用時にレッグギャザー１７の部分がずり上が
り、隣接する脚周り弾性部材１８が相互に重なり合って
圧迫域が集中してしまう虞がある。

【００２０】従って、複数本の脚周り弾性部材１８は、
２〜１０mmの間隔でほぼ等間隔に並び、これらの配列方
向に沿った両端側に位置する脚周り弾性部材１８の間隔
が１０〜２０mmの範囲にあることが望ましく、本実施例
では、無負荷状態で直径が０. ４mmの糸ゴムを４mm間隔
でそれぞれ３本ずつ配設し、漏れ防止を確実にすると共
にフイット感を良好に保持している。ただし、脚周り弾
性部材１８として幅が２〜３mm前後のテープ状をなすも
のを採用した場合、製造誤差などにより隣接する脚周り
弾性部材１８が相互に重ならないように、これらの間隔
を４〜５mm以上に設定することが好ましい。

【００２１】同様に、ウエストギャザー１５を形成する
ためのウエスト周り弾性部材１６も、ウエスト周り開口
部１２に沿ってバックシート１４とサイドトップシート
２１およびセンタートップシート２２との間に伸長状態
で接合されている。

【００２２】ここで、前記バックシート１４としては、
液不透過性のポリエチレン製のシートなどを採用するこ
とができる。より好ましくは、蒸れを防止するために液
体分子を透過させない程度の多数の微孔を設けた２０〜
４０μｍ程度の厚さのポリエチレン製シートや、熱可塑
性樹脂にフィラーを加えて延伸した透湿性のある液不透
過性のシート、あるいはこれらのシートの外側に不織布
を貼り合わせた複合シートが、おむつ内の余分な水分が
おむつ外に放出されるため、むれやかぶれが起こりにく
くなり、透湿性や肌触りなどの点でより快適なものとす
ることができる。

【００２３】また、前記吸収体１９はフラッフパルプを
主材に高吸収性ポリマーを併用したものが好ましく、そ
の他に吸収紙単独、又は熱融着繊維等の混合物や積層物
が用いられる。また、層状をなす上下のフラッフパルプ
の間に高吸水性ポリマーを混合または積層し、全体をテ
ィシュで包み込んだ積層構造とすることが好ましく、吸
収体１９の形状は砂時計型でも矩型でも良いが、砂時計
型の方がより良好なフィット性が得られる。

【００２４】前記サイドトップシート２１としては、ポ
リエチレンやポリプロピレン, ポリエステル、あるいは
その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維の不織布を
用いるが、このサイドトップシート２１は撥水性である
ことが望ましく、この不織布に熱可塑性樹脂を原料とし
たフィルムをラミネートし、液不透過性としたものであ
っても良い。

【００２５】また、センタートップシート２２として
は、ポリエチレンやポリプロピレン，ポリエステル、あ
るいはその他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維の液
透過性不織布シートを用いるが、立体ギャザーを形成す
るインナーフラップ２３の漏れ防止効果を高めるため、
このインナーフラップ２３となるセンタートップシート
２２の両側端部のみ、撥水性を持たせるような加工を施
すことがより好ましい。

【００２６】さらに、ウエスト周り開口部１２に沿って
設けられるウエスト周り弾性部材１６や、脚周り開口部
１３に沿って設けられる脚周り弾性部材１８を構成する
複数本の線状材、あるいは立体ギャザーを形成するため
の弾性部材２４としては、ウレタン糸やウレタンテー
プ、あるいは糸ゴム等をそのまま使用することが可能で
あり、これらはバックシート１４やセンタートップシー
ト２２の所定位置にスパイラルスプレーやカーテンコー
タにより間欠的に塗布されるホットメルト接着剤に沿っ
てそれぞれ伸張状態で接着固定される。

【００２７】従って、脚周り弾性部材１８を構成する複
数本の線状材をその全長に亙ってほぼ一定間隔で脚周り
開口部１３に沿って配設することで、局部的な圧迫域を
全くなくすことができ、脚周りに沿った所定面積の領域
が着用者の脚周りにほどよく密着し、脚周りからの漏れ
を最小限に抑えることができると共にフィット性を良好
に保持することができる。

【００２８】上述した実施例では、はかせる型おむつに
ついて説明したが、展開型（パンツ型）おむつに本発明
を応用することも可能である。

【００２９】このような本発明による別な実施例の外観
を図４に示すと共にその平面形状を図５に示すが、先の
実施例と同一機能の部材には、これと同一の符号を記す
に止め、その説明は省略するものとする。すなわち、本
実施例における展開型おむつ３１は、液透過性のトップ
シートを形成するセンタートップシート２２およびこの
センタートップシート２２の幅方向左右両端部に接合さ
れるサイドトップシート２１と、これらセンタートップ
シート２２およびサイドトップシート２１に重ね合わさ
れる液不透過性のバックシート１４と、このバックシー
ト１４と前記センタートップシート２２との間に設けら
れる吸収体１９と、この吸収体１９を挟んで前記サイド
トップシート２１およびバックシート１４の幅方向両側
に半円弧状に形成され、着用時に脚回り開口部１３を形
成するための一対の括れ部３２と、吸収体１９の長手方
向一端側のセンタートップシート２２およびサイドトッ
プシート２１とバックシート１４との間に挟持され、着
用時にウエスト周り開口部１２となるウエストギャザー
１５を形成するためのウエスト周り弾性部材１６と、吸
収体１９の幅方向両側のセンタートップシート２２およ
びサイドトップシート２１とバックシート１４との間に
挟持され、着用時に脚周り開口部１３となるレッグギャ
ザー１７を形成するための脚周り弾性部材１８とを有す
る。

【００３０】この場合、ウエスト周り弾性部材１６は、
吸収体１９の長手方向一端側にのみ形成され、また、脚
周り弾性部材１８を構成する複数本（図示例では３本）
の線状材は、その全長に亙って一定間隔となるように括
れ部３２に沿って円弧状に配設されている。さらに、吸
収体１９の長手方向両端側に位置するサイドトップシー
ト２１およびバックシート１４には、この吸収体１９の
幅方向外側に拡がるサイドフラップ部３３が形成されて
おり、一端側のサイドフラップ部３３の幅方向両側に
は、他端側のサイドフラップ部３３に重ね合わせてこれ
らをつなぐための左右一対の粘着テープ３４がベーステ
ープ３５と共に装着されている。

【００３１】この吸収体１９に沿った断面構造は、図３
に示した実施例と全く同じであり、脚周り弾性部材１８
を構成する複数本の線状材を、その全長に亙って一定間
隔となるように括れ部３２に沿って円弧状に配設したこ
とにより、先の実施例と同様な効果を得ることができ
る。

【００３２】なお、脚周り弾性部材１８を構成する複数
本の線状材を、その全長に亙って一定間隔となるように
円弧状に配設する場合、例えば、これら線状材を保持す
るトラバーサのヘッドを帯状をなすバックシート１４の
連続体の搬送面に対して旋回可能に枢支し、トラバーサ
をバックシート１４の連続体の幅方向に沿って移動させ
る際に、バックシート１４の搬送方向に対する線状材の
傾きに応じてトラバーサのヘッドを旋回させることによ
り、脚周り弾性部材１８を構成する複数本の線状材を、
その全長に亙って一定間隔となるように円弧状に配設こ
とができる。

【００３３】

【発明の効果】本発明のおむつによると、はかせる型お
むつおよび展開型おむつの脚周り弾性部材をその全長に
亙って相互に重ならずにほぼ等間隔に並ぶ複数本の線状
材にてそれぞれ形成したので、脚周り開口部の全周に亙
って局部的な圧迫域がなく、この圧迫力が均一に分布し
た状態となり、局部的な圧迫域を全くなくすことがで
き、脚周りに沿った所定面積の領域が着用者の脚周りに
ほどよく密着し、脚周りからの漏れを最小限に抑えるこ
とができると共にフィット性を良好に保持することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるおむつをはかせる型おむつに応用
した一実施例の外観を表す斜視図である。

【図２】図１に示したはかせる型おむつの接合フラップ
部を引き剥がして平板状に展開した状態の平面図であ
る。

【図３】図２中の III−III 矢視断面図である。

【図４】本発明によるおむつを展開型、すなわちパンツ
型おむつに応用した実施例の着用状態における外観を表
す斜視図である。

【図５】図４に示したパンツ型おむつを展開した状態の
平面図である。

【符号の説明】

１１はかせる型おむつ１２ウエスト周り開口部１３脚周り開口部１４バックシート１５ウエストギャザー１６ウエスト周り弾性部材１７レッグギャザー１８脚周り弾性部材１９吸収体２０接合フラップ部２１サイドトップシート２２センタートップシート２３インナーフラップ２４弾性部材３１展開型おむつ３２括れ部３３サイドフラップ部３４粘着テープ３５ベーステープ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ウエスト周り開口部と左右の脚周り開口
部とを形成し、かつ相互に重ね合わされる液透過性のト
ップシートおよび液不透過性のバックシートと、前記左
右の脚周り開口部の間に位置する前記トップシートと前
記バックシートとの間に設けられる吸収体と、前記脚周
り開口部に沿って前記トップシートと前記バックシート
との間に設けられ、かつこれら脚周り開口部をそれぞれ
絞る脚周り弾性部材とを具えたはかせる型おむつにおい
て、前記脚周り弾性部材は、その全長に亙って相互に重なら
ずにほぼ等間隔に並ぶ複数本の線状材にてそれぞれ形成
されていることを特徴とするはかせる型おむつ。
【請求項２】液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これらトップシートとバックシート
との間に設けられて当該トップシートおよびバックシー
トの幅方向中央部に位置する吸収体と、この吸収体の長
手方向両端側に位置する前記トップシートおよび前記バ
ックシートに形成されて前記吸収体の幅方向外側にそれ
ぞれ拡がるサイドフラップ部とを具え、前記吸収体の長
手方向一端側の前記サイドフラップ部の先端部と他端側
の前記サイドフラップ部の先端部とを相互に重ね合わせ
ることにより、ウエスト周り開口部と左右の脚周り開口
部とが形成され、これら脚周り開口部をそれぞれ絞る脚
周り弾性部材を当該脚周り開口部に沿って前記トップシ
ートと前記バックシートとの間に配設した展開型おむつ
において、前記脚周り弾性部材は、その全長に亙って相互に重なら
ずにほぼ等間隔に並ぶ複数本の線状材にてそれぞれ形成
されていることを特徴とするはかせる型おむつ。