JPH08278757A - 蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板 - Google Patents

蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板

Info

Publication number
JPH08278757A
JPH08278757A JP7101639A JP10163995A JPH08278757A JP H08278757 A JPH08278757 A JP H08278757A JP 7101639 A JP7101639 A JP 7101639A JP 10163995 A JP10163995 A JP 10163995A JP H08278757 A JPH08278757 A JP H08278757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
layer
film
microcapsule
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7101639A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Iwasaki
孝 岩崎
Sadatoshi Igaue
貞敏 伊賀上
Atsushi Ogura
厚 小椋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHEMITEC CO Ltd
Chemitech Inc
Original Assignee
CHEMITEC CO Ltd
Chemitech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHEMITEC CO Ltd, Chemitech Inc filed Critical CHEMITEC CO Ltd
Priority to JP7101639A priority Critical patent/JPH08278757A/ja
Publication of JPH08278757A publication Critical patent/JPH08278757A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暗中で背景の明るい鮮明な文字や画像が表示
される 【構成】 図1において、本発明の磁性マイクロカプセ
ル表示板は、接着剤層22を有するシートからなる圧力
緩衝部材27上に磁性粉、非磁性粉及び分散媒を含むマ
イクロカプセル分散層20、蓄光剤層33、透明フィル
ム層21を順に有することを特徴とする。蓄光剤34は
透明フィルム層に添加してもよい。またシートがフィル
ム状層を有する不繊布や合成樹脂フィルムであり、前記
各層には水性着色剤を含有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背景の明るい磁性マイ
クロカプセル表示板に関し、更に詳しくは暗中において
文字や画像の背景が明るく、しかも浮かび上がって見え
る磁性マイクロカプセル表示板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気表示方法には、各種の方式の
ものが知られており、例えば特公昭51−10959号
公報には、2枚の基板間を小室に区切り、これらの小室
に球状の磁性粉と酸化チタン粒子を分散した液体を封入
し、磁界を作用させて磁性粉を表面に泳動させることに
より表示を行う磁気表示方法が記載されており(以下、
泳動方式という。)、またこのような磁性粉や酸化チタ
ン粒子を分散するための分散媒を改良したものに特公昭
57−27463号、特公昭59−31710号、特公
昭59−47676号、特公昭62−53359号等の
各公報が知られている。同様に特公昭54−29895
号公報には、基材上に、磁場に感応しかつ液体中に浮遊
する感応薄片を有するマイクロカプセルを塗布した磁気
記録媒体が記載されており、この磁気記録媒体は、磁場
を加えてマイクロカプセル中の感応薄片を垂直でかつそ
の面が一定方向となるように配向した後、その一部に磁
場を加えて前記感応薄片を長手方向に回動し記録媒体面
と並行に成るように配向して記録を作製する方法が記載
されている(以下、偏向方式という。)。このような磁
性粉が薄片からなる磁気表示方法には、この他特開昭6
3−153197号、特開昭64−19384号、特開
平1−145637号等の各公報が知られている。更に
前記泳動方式と偏向方式の両方式の技術を開示している
ものに、特開昭55−29880号公報がある。このう
ち、球状体の磁性粉を使用した表示システムには、マイ
クロカプセルの大きさを特定し、大きさの異なるマイク
ロカプセルを2種以上混合したことにより画質を良好な
ものとしたものとして、特開平4−233581号公報
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公知の磁気表示方法は、磁性粉を含有したマイクロカプ
セルを使用したものであり、良質な文字又は画像を得る
ことができる点で優れているが、文字又は画像の鮮明度
が今一つよくないばかりか光のないところや夜中に作業
をする場合、表示乃至筆記することも多々あり、このよ
うな時にライトを付けてメモすることが行われていた
が、片手にライトを持ちながら筆記することは非常に煩
わしくまた作業効率もよくないという問題があり、良い
方法が探究されかつ要望されていた。
【0004】そこで、本発明者等は、この点について種
々検討した結果、前記マイクロカプセルを使用した磁気
表示板の背部に燐光体乃至蓄光剤を適用することにより
ライトを必要とせず、明るい背景下に浮き上がる如きに
文字や画像を書くことができ、非常に明るくかつ鮮明な
文字や画像を得ることができることを見出し、ここに本
発明を完成するに至った。したがって、本発明の目的
は、明るい背景下に浮き上がって鮮明な文字や画像が得
られる磁性マイクロカプセル表示板を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、以
下の各発明によってそれぞれ達成される。 (1)接着剤層を有するシートからなる圧力緩衝部材上
に磁気感応性マイクロカプセル分散層、蓄光剤層及び透
明フィルム層を順に有することを特徴とする磁性マイク
ロカプセル表示板。 (2)シートが不繊布であることを特徴とする前記第1
項に記載の磁性マイクロカプセル表示板。 (3)不繊布の外面にフィルム状層を有することを特徴
とする前記第2項に記載の磁性マイクロカプセル表示
板。 (4)シートが合成樹脂フィルムであることを特徴とす
る前記第1項に記載の磁性マイクロカプセル表示板。 (5)合成樹脂フィルムがポリエチレンテレフタレート
フィルム又はポリエチレンフィルムのいずれかであるこ
とを特徴とする前記第4項に記載の磁性マイクロカプセ
ル表示板。 (6)不繊布の厚みが250μm〜500μmであるこ
とを特徴とする前記第2項あるいは第3項に記載の磁性
マイクロカプセル表示板。 (7)合成樹脂フィルムの厚みが50μm〜200μm
であることを特徴とする前記第4項あるいは第5項に記
載の磁性マイクロカプセル表示板。 (8)接着剤層の厚みが30μm〜130μmであるこ
とを特徴とする前記第1項乃至第7項のいずれかに記載
の磁性マイクロカプセル表示板。 (9)磁気感応性マイクロカプセル層のバインダーが透
明水性接着剤であることを特徴とする前記第1項乃至第
8項のいずれかに記載の磁性マイクロカプセル表示板。 (10)透明フィルム層がポリエチレンテレフタレート
フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム、塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルム、ポ
リカーボネートのいずれかであることを特徴とする前記
第1項乃至第9項のいずれかに記載の磁性マイクロカプ
セル表示板。 (11)透明フィルム層の厚みが50μm〜180μm
であることを特徴とする前記第10項に記載の磁性マイ
クロカプセル表示板。 (12)蓄光剤層は、長期残光特性を有することを特徴
とする前記第1項乃至第11項のいずれかに記載の磁性
マイクロカプセル表示板。 (13)蓄光剤層を設ける代わりに透明フィルム層中に
蓄光剤を含有させてなることを特徴とする前記第1項乃
至第12項のいずれかに記載の磁性マイクロカプセル表
示板。
【0006】以下、本発明を更に詳細に説明すると、本
発明の磁性マイクロカプセル表示板は、磁気感応性マイ
クロカプセル層上に蓄光剤層を有することを特徴とする
ものであり、これにより得られた磁性マイクロカプセル
表示板は、暗中、特に夜中に作業している時に、表示乃
至筆記する場合、簡単にこの表示板に記載するだけで明
るい背景の中に文字や画像が浮き上がって描かれ、した
がって鮮明な文字や画像を表示することができる。本発
明においては、磁性マイクロカプセル表示板の透明フィ
ルム層と磁気感応性マイクロカプセル層との間に蓄光剤
層を有するが、この蓄光剤層は、結合剤に長期残光特性
を有する燐光体、蓄光性蛍光体を分散し、これを被覆す
ることにより形成される。
【0007】本発明に用いられる燐光体は、燐光体の技
術分野において通常知られているものが用いられ、例え
ばZnS:Ag、ZnS:Cu、放射線含有ZnS:C
u等が挙げられ、また蓄光性蛍光体としては、ヨーロッ
パ特許公開第94132号に記載されているSrAl2
4 等を母材とした化合物や特開平7−11250号公
報に記載されている如きMAl2 4 で表されるスピネ
ル構造の化合物(但し、MはCa、Sr、Ba元素を表
す。)からなる母結晶と賦活剤の組合せを挙げることが
できる。この他該スピネル構造の化合物を一部含み、賦
活剤したこれらの焼結体であってもよい。また結合剤と
しては、特に限定されるものではないが、好ましくはス
クリーン印刷用インキに用いられる如きバイダーがよ
く、例えばロジン、セラック、マレイン酸樹脂、フェノ
ール樹脂、キシレン樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、
乾性油変性フェノール樹脂、ロジン変性アルキド樹脂、
ポリアミド樹脂、塩化ゴム、環化ゴム、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース、石油樹脂等が挙げられる。
【0008】更に結合剤と蓄光剤との混合比率は、結合
剤に対して5重量%以上であり、好ましくは5重量%〜
50重量%であり、さらに8重量%〜30重量%更にま
た好ましくは10重量%〜20重量%である。また蓄光
剤層の厚みは、薄過ぎると輝光性が弱くまた厚過ぎると
書かれた磁性粉文字の透過性が悪く不鮮明となるので、
30μm〜120μmであり、好ましくは40μm〜1
00μmであり、更に好ましくは50μm〜80μmで
ある。
【0009】本発明に用いられる圧力緩衝部材に用いら
れるシートとしては、クッション性のある柔軟な材料か
らなり、厚さは、50μm〜500μmであり、好まし
くは200μm〜400μmであり、好ましくは不繊
布、合成樹脂フィルム、弾性部材、例えばゴム質材料、
発泡性材料等が用いられる、更に好ましくはこの圧力緩
衝部材は、接着層を有する合成樹脂フィルムや接着層を
有する不繊布が用いられる。更に接着層を有する不繊布
は、その裏面に合成樹脂フィルムを有し、これにより不
繊布の保護も兼ねている。不繊布の厚みは、描かれた記
録の消去の良否の関係からみてあまり厚くない方がよ
く、好ましくは250μm〜500μmが適当である。
またこの不繊布に有する接着層の厚みは、30μm〜1
30μmがよい。更に不繊布に有する接着層の接着剤と
しては、特に制限されるものではなく、広範な種類の接
着剤が使用される。例えば天然ゴム、イソプレンゴム、
スチレン・ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンブロ
ック共重合体、スチレン・イソプレンブロック共重合
体、ブチルゴム、ポリイソブチレン、シリコーンゴム、
ポリビニルイソブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニ
トリルゴム、グラフトゴム、再生ゴム等のエラストマー
に接着付与剤、軟化剤、老化防止剤、充填剤等を入れて
作製される。通常天然ゴム系、スチレン−ブタジエン
系、ポリイソプレン系、アクリル系、シリコーン系等の
各種接着剤が好ましい。
【0010】不繊布の素材は、木綿、亜麻、黄麻、羊
毛、絹等の天然繊維、レーヨン、アセテート等のセルロ
ース系繊維、ナイロン等のポリアミド繊維、ビニリデン
等の塩化炭化水素系繊維、アルクル繊維、ポリウレタン
系繊維、ポリプロピレン繊維等の合成繊維が好ましく用
いられる。これらの繊維を用いて製造される不繊布は、
通常の不繊布製造に用いられる公知の方法によって製造
される各種の不繊布が用いられ、特に不繊布の種類によ
って限定されるものではない。本発明において不繊布を
用いる場合には、不繊布の外面に、即ちマイクロカプセ
ル分散物を有する側と反対側にフィルムを設けることが
好ましく、通常このフィルムとしてはポリエチレンテレ
フタレートフィルム(以下PETフィルムと略称す
る。)、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルム、ポリ
カーボネートフィルム等が用いられる。このフィルムは
接着剤で接着することが好ましい。該フィルムの厚さ
は、50μm〜200μmが好ましい。また前記のフィ
ルムは、板状体でもよく、好ましくは樹脂製がよい。
【0011】本発明において、圧力緩衝部材として接着
層を有する合成樹脂フィルムを用いる場合には、接着層
が重要な役割を果たす。即ち接着層を有する合成樹脂フ
ィルムをマイクロカプセル層に接着するが、このとき接
着層の接着剤がマイクロカプセルの表面と密着し、空隙
ができないような接着剤が好ましい。これにより磁気表
示板のたわみ性(曲げに対する強度)を向上させること
ができる。また接着層の厚みはマイクロカプセルの保護
と同時に描かれた記録の消去の良否の関係からあまり厚
くすることはできず、したがって接着層の厚みは30μ
m〜130μmが好ましい。接着層の厚みが30μmよ
り薄い場合にはマイクロカプセルの保護が十分でなく筆
記中の圧力によりマイクロカプセルが破壊されるおそれ
がある。またその厚みが130μmを越えても十分な保
護が得られるが、その反面磁石による記録の消去が不十
分となるので好ましくなく、また消去用磁石として強い
磁石を用いる必要があるので経済上好ましくない。
【0012】本発明において、接着層の厚みに対して合
成樹脂フィルムの厚みは、50μm〜200μmが好ま
しく、前記接着剤と同様に描かれた記録の消去の良否の
関係からみてより好ましい厚みは、100μm〜180
μmであり、接着層の厚みが厚くなるにしたがってこの
合成樹脂フィルムの厚みは相対的に薄くしてもよいが、
特に薄くする必要はない。本発明に用いられる接着層を
構成する接着剤としては、天然ゴム系、スチレン−ブタ
ジエン系、ポリクロロプレン系、ポリイソプレン系、ポ
リウレタン系、アクリル系、シリコーン系等の各種接着
剤が挙げられる。またここに用いられる合成樹脂フィル
ムは、不繊布の裏面に用いられるものと同様の通常ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム等が用
いられる。
【0013】本発明においては、磁性マイクロカプセル
表示板に用いられるゼラチン被膜製マイクロカプセル乃
至該マイクロカプセルを構成する素材は、特に限定され
ないが、該マイクロカプセル内の分散媒が少なくとも低
沸点溶剤からなり、該マイクロカプセルの平均粒径は2
00μm〜800μmであることが好ましく、特に40
0μm±xμm〜800μm±xμm(x=10〜2
0)であることにより磁気力の弱い磁石を使用しても表
示速度乃至消去速度が早く、しかも鮮明な文字又は画像
を記録し得るという優れた効果を奏するので好ましい。
また前記の低沸点溶剤に175℃以上の高沸点溶剤を混
合することにより低沸点溶剤の発散を防止することがで
きる。
【0014】本発明の磁気表示板の製造に使用されるゼ
ラチン被膜製マイクロカプセルには、低沸点溶剤が含有
されており、この低沸点溶剤としては、特に限定されな
いが、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キ
シレン、エチルベンゼン等が好ましく、これらは単独で
もまた2種以上を混合してもよい。本発明に用いられる
175℃以上の高沸点溶剤としては、特に限定されない
が、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル
−1−ヘキサノール等が好ましく、本発明において、分
散媒として、低沸点溶剤と175℃以上の高沸点溶剤と
を混合して使用する時は、その組み合わせとしては、ト
ルエンと1−オクタノール、トルエンと2−エチル−1
−ヘキサノール等任意のものの組合せを用いることがで
きる。
【0015】また磁性粉等を分散するための分散剤、沈
殿防止剤等を点火することができる。本発明に用いられ
る磁性粉としては、この技術分野において通常用いられ
るものでよく、例えば黒色酸化鉄、二酸化マンガン含有
酸化鉄、二酸化クロム、フェライト、鉄又はニッケルの
微粒子、鉄−ニッケル合金等が挙げられ、これらを1種
又は2種以上混合して用いてもよい。これらの磁性粉は
通常他の成分との混合を容易にするためにシリコーンオ
イル等による親和処理が施されたものが市販されてい
る。この磁性粉の粒径は、10μm以下が好ましく、更
に好ましくは0.1μm〜5μmであり、また本発明に
用いられる非磁性粉としては、二酸化チタン、ルチル顔
料等が挙げられる。この非磁性粉の粒径は、十分な分散
ができれば特に限定されないが、0.1μm〜1μmが
好ましい。
【0016】本発明の磁性マイクロカプセル表示板は、
この磁気表示板を構成するいずれかの場所に着色剤を添
加して着色することができ、この着色剤としては、通常
透明色に着色できる染料、顔料が用いられるが、顔料と
しては、好ましくは水溶性顔料が用いられる。この着色
剤としては、好ましくは水溶性顔料が用いられる。メチ
レンブルー、コンゴーレッド、ベンゾイエローTZ等の
染料、オイルブルー、オイルグリーン、オイルイエロ
ー、ベンジジンイエロー、ニューラクチシュ(大日精化
工業(株)製)等の顔料、好ましくはニューラクチシュ
(大日精化工業(株)製)等の水溶性顔料がよい。この
ようにして着色することにより磁性マイクロカプセル表
示板は、各種の色に着色された背景又は背面を有する磁
気表示板が得られる。
【0017】本発明の磁性マイクロカプセル表示板は、
以下の方法によって製造される。即ち、透明フィルムシ
ート上に蓄光剤層を形成した後、磁性粉、非磁性粉及び
分散媒を含むマイクロカプセルを製造した後、これを水
性エマルジョン系接着剤に分散する。得られた磁気感応
性マイクロカプセル分散物を透明フィルム基板(透明フ
ィルム層となる。)に塗布した後、乾燥してマイクロカ
プセル分散物被覆層を形成する。この透明フィルム層
は、マイクロカプセルに対する局部的な圧力を緩和する
ように作用してマイクロカプセルの破壊が防止されるも
のであればよい。このマイクロカプセルに対する局部的
な圧力を緩和するとは、筆記圧力に対して透明フィルム
層は、凹んだり傷が付いたりしないと共にたわみ性が損
なわれないことを意味する。したがって透明フィルム層
の硬さはこの透明フィルム層の樹脂の硬さを調整する方
法とこの透明フィルム層の樹脂の硬さを所定のものを用
い厚みで調整してもよい。この透明フィルム層として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の透
明フィルムが用いられるが、これらに限定されるもので
はない。またこの透明フィルムの厚さは、30μm〜2
50μmであり、好ましくは50μm〜150μmであ
る。このようなフィルムにマイクロカプセル分散媒を被
覆する方法は、通常の塗布方法、例えば刷毛塗り、ロー
ラー塗布、スクリーン印刷法、エアカーテン法、ディッ
プ塗布法等を使用して被覆することができる。塗布後乾
燥する。ついで、得られた分散物被覆層の表面に圧力緩
衝部材を接着する。このように透明フィルムシート上に
蓄光剤層を形成することにより文字や画像の背景が明る
いものが得られる。また磁気感応性マイクロカプセル層
の表面に接着剤層を有するシートからなる圧力緩衝部材
を接着することにより、該マイクロカプセル層の凹凸部
に接着剤が充分入り込み空隙(気泡)ができることなく
密着した接着部が得られる。
【0018】本発明の磁性マイクロカプセル表示板又は
磁気表示部材は、磁界を用いて文字や画像を形成する。
この磁気表示部材に磁界を用いて文字や画像を形成する
方法は、この技術分野において種々の方法が知られてお
り、いづれの方法も使用することができる。また本発明
で得られた磁気表示部材は、種々の用途に使用すること
ができ、例えば、幼児用絵本、幼児用玩具、文字練習
器、各種ゲーム用板、習字板、メモ用板、デスクマッ
ト、会議用黒板、クリーンルーム内で使用する各種メモ
用板、電光掲示板、液晶用表示板等が挙げられる。また
特殊な利用の仕方としてファクスミリ用紙であり、これ
は消去可能であるので繰り返し使用することができ、省
資源であり、環境保護、自然保護に役立つ。これらの用
途は、いずれも暗中に用いるとき一層の前述の如き効果
を奏するものである。
【0019】
【作用】本発明の磁性マイクロカプセル表示板におい
て、透明フィルム層と磁気感応性マイクロカプセル層と
の間に蓄光剤層を設けることにより夜間の暗闇の中での
作業中に表示したり筆記したりする場合、背景が明るく
文字や画像が鮮明にしかも浮き出して見えるという優れ
た効果を奏するものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、この例は本発明を説明するためのものであ
り、本発明はこれに限定されるものではない。
【0021】実施例1 本発明の磁性マイクロカプセル表示板は、図1に断面図
が示されている。図1において、磁性マイクロカプセル
表示板Iは、圧力緩衝部材27とその上に磁気感応性マ
イクロカプセル層20を有し、この上に蓄光剤層33を
有し、更に透明層21で覆われている。圧力緩衝部材2
7は、磁気感応性マイクロカプセル層20に接着剤で接
着されている。本発明で使用される磁気表示用ゼラチン
被膜製マイクロカプセル1は、常法により製造される。
このマイクロカプセル1は、この中に表面にシリコーン
オイルで処理した平均粒径0.3μmのフェライトの粉
体粒子(商品名タロックスBL−220、チタン工業
(株)製)2重量%からなる磁性粉3及び表面にシリコ
ーンオイルで処理した平均粒径0.3μmの白色酸化チ
タン粉体(商品名KRONOS KR−330、チタン
工業(株)製)11.6重量%からなる非磁性粉4が分
散媒5に分散されて封入されている。このマイクロカプ
セル1は、400μm〜600μmの粒子を85%含む
ものから構成されている。
【0022】本発明の磁性マイクロカプセル表示板I
は、ポリエチレンテレフタレートの透明フィルムシート
(厚み120μm)21上にロジン変性アルキド樹脂7
0重量にSrOとAl2 3 とEuの酸化物の混合焼結
物を成分とする蓄光性蛍光体〔商品名、ケミテックピカ
リコCP−04、ケミテック(株)製〕34を分散して
得られた蓄光剤層33を20μmの厚さに被覆した後、
この上に磁気感応性マイクロカプセル分散物からなる塗
布用インク状物を塗布、乾燥して磁気感応性マイクロカ
プセル層(厚み600μm)20を形成した後、この被
覆表面に圧力緩衝部材27として不繊布(厚み500μ
m)23を接着することにより作製される。このとき接
着剤の動向は磁気感応性マイクロカプセル層20の表面
が凹凸状になっており、この凹部28はマイクロカプセ
ルとマイクロカプセルとの接触部に形成されるものであ
るが、この凹部28に接着剤22が入り込んで強固に接
着されている。このようにして得られた磁性マイクロカ
プセル表示板Iは蓄光剤層を有するので、この磁性マイ
クロカプセル表示板Iを用いて夜間の作業中に磁気表示
面に表示乃至筆記をしたところ、明るい背景下に鮮明な
文字が得られたばかりでなく、繰り返し筆記しても磁気
感応性マイクロカプセル層のマイクロカプセル粒子に異
常はなく、つぶれたマイクロカプセル粒子は発見できな
かった。なお、本発明の磁性マイクロカプセル表示板
は、磁気感応性マイクロカプセル層を支持する基板とし
て、不繊布を構成主材としたので、不繊布の柔軟性乃至
クッション性によりマイクロカプセル分散層中のマイク
ロカプセルが筆記中に破壊される恐れがなく、したがっ
て磁性マイクロカプセル表示板は繰り返し使用に対して
も耐久性に優れており、磁性マイクロカプセル表示板に
表示される文字又は画像の鮮明度を損なうことなく長期
間使用することができる。
【0023】実施例2 実施例1と同じ条件で、図2に断面図で示される磁性マ
イクロカプセル表示板IIを作製した。この磁性マイク
ロカプセル表示板IIは、透明フィルム層(厚み100
μm)21に蓄光剤層(厚さ20μm)33を被覆し、
ついで磁気感応性マイクロカプセル層(厚み600μ
m)20を形成した後、圧力緩衝部材27としてポリエ
チレンフィルム(厚み80μm)25で裏打ちされた不
繊布(厚み120μm)23を接着することにより作製
される。磁気感応性マイクロカプセル層20の表面はマ
イクロカプセルによる凹凸が形成されている。前記圧力
緩衝部材27は、図3に示されており、図3は、圧力緩
衝部材を示す断面図であり。圧力緩衝部材27は、不繊
布23の裏面にポリエチレンからなる合成樹脂フィルム
25が接着剤24によって接着されている。更にその表
面には接着剤22が被覆され離型紙26で覆われてい
る。この圧力緩衝部材27を、前記マイクロカプセル層
20の凹凸表面に接着する際は、この離型紙26を剥が
してから接着する。接着剤22は磁気感応性マイクロカ
プセル層20の凹凸表面の凹部に入り込んで密着し空隙
(気泡)のない接着面が得られ、強固に接着される。こ
のようにして得られた磁性マイクロカプセル表示板I
は、実施例1と同様にして筆記したところ、夜間の作業
中の筆記に際し、背景の明るい鮮明で浮き出した文字が
得られた。またマイクロカプセル粒子が潰れることなく
長期間使用することができた。また裏面がポリエチレン
フィルム25で裏打ちされているので、繰り返し使用に
対して十分な耐久性を有し、かつ磁力消去に対する影響
は殆どなかった。
【0024】実施例3 実施例2で作製した磁性マイクロカプセル表示板IIの
蓄光剤層33にかえてマイクロカプセル分散層の水性接
着剤2にケミテックピカリコCP−04を添加する以外
は、実施例2と同様にして磁性マイクロカプセル表示板
を製造した。このように蓄光剤を入れることにより暗中
で筆記すると磁性マイクロカプセル表示板に文字や画像
が鮮明にかつ浮き出して見えるという優れた効果を奏す
るものである。
【0025】実施例4 図4に示される如く、実施例1で作製した磁性マイクロ
カプセル表示板Iの圧力緩衝部材27に代えてポリエチ
レンテレフタレート32をアクリルエマルジョン系接着
剤で接着し接着層31を形成して磁性マイクロカプセル
表示板IIIを作製した。この際接着層31の厚みは5
0μmであった。得られた磁性マイクロカプセル表示板
IIIは、実施例1と同様にして、夜間の作業中に磁気
表示面に表示乃至筆記をしたところ、明るい背景下に鮮
明な文字が得られたばかりでなくマイクロカプセル粒子
が潰れることなく長期間使用することができた。また裏
面がポリエチレンフィルム32であるので、繰り返し使
用に対して十分な耐久性を有し、かつ磁力消去に対する
影響は殆どなかった。なお、本発明の磁性マイクロカプ
セル表示板は、磁気感応性マイクロカプセル層を支持す
る基板として、所定の厚みの接着層を有する合成樹脂フ
ィルムを用いたので、この所定の厚みの接着層の接着剤
がマイクロカプセルとマイクロカプセルとで形成される
凹凸部を有する表面と密着し空隙が生じないので、磁気
表示板のたわみ性がよく、しかも接着層の厚みも弾力性
によりマイクロカプセル分散層中のマイクロカプセルが
筆記中に破壊されるのを防止することができる。したが
って不繊布と同様に磁性マイクロカプセル表示板は繰り
返し使用に対しても耐久性に優れており、磁性マイクロ
カプセル表示板に表示される文字又は画像の鮮明度を損
なうことなく長期間使用することができる。
【0026】実施例5 実施例4で作製した磁性マイクロカプセル表示板III
の圧力緩衝部材を形成する接着剤に充填材としてシリカ
を加えた後、実施例4と同様にしてポリエチレンテレフ
タレートを接着剤で接着し接着層を形成して圧力緩衝部
材を設けた。この際接着層の厚みは50μmであった。
得られた磁性マイクロカプセル表示板IIIは、実施例
1と同様にして夜間の作業中に磁気表示面に表示乃至筆
記をしたところ、明るい背景下に鮮明な文字が得られた
ばかりでなく、マイクロカプセル粒子が潰れることなく
長期間使用することができた。また裏面がポリエチレン
フィルム32であるので、繰り返し使用に対して十分な
耐久性を有し、かつ磁力消去に対する影響は殆どなかっ
た。
【0027】実施例6 実施例1に記載された透明フィルム層の厚さがそれぞれ
50μm、80μm、100μm、180μmの各厚さ
のものを用いた以外は、実施例1と同様にして磁性マイ
クロカプセル表示板Iを作製した。得られた磁性マイク
ロカプセル表示板Iは、いずれも光のないところで明る
く鮮明な文字又は画像が得られた。透明フィルム層の厚
さが50μmのものでは、自動電磁方式等の如くコンピ
ュータと接続して使用するような場合に特に好ましく、
また透明フィルム層の厚さが180μmのものでは、幼
児などの比較的低年齢の子供用として供するときに特に
好ましい。実施例2に記載の磁性マイクロカプセル表示
板IIも同様に製造され、優れた本発明の効果が得られ
た。
【0028】実施例7 実施例1に記載された不織布の厚さがそれぞれ50μ
m、120μm、150μm、180μm、200μ
m、250μm、300μm、340μm、420μm
の各厚さのものを用いた以外は、実施例1と同様にして
磁性マイクロカプセル表示板Iを作製した。得られた磁
性マイクロカプセル表示板Iは、いずれも光のないとこ
ろで明るく鮮明な文字又は画像が得られた。不織布の厚
さが50μmのものでは、自動電磁方式等の如くコンピ
ュータと接続して使用するような場合に特に好ましく、
また不織布の厚さが400μmのものでは、幼児などの
比較的低年齢の子供用として供するときに特に好まし
い。実施例2に記載の磁性マイクロカプセル表示板II
も同様に製造され、優れた本発明の効果が得られた。
【0029】実施例8 実施例4に記載されたポリエチレンテレフタレートから
なる合成樹脂フィルムの厚さがそれぞれ50μm、80
μm、100μm、125μm、180μm、200μ
mの各厚さのものを用いた以外は、実施例4と同様にし
て磁性マイクロカプセル表示板IIIを作製した。得ら
れた磁性マイクロカプセル表示板IIIは、いずれも光
のないところで明るく鮮明な文字又は画像が得られると
いう優れた本発明の効果が得られ、合成樹脂フィルムの
厚さが50μmのものでは、自動電磁方式等の如くコン
ピュータと接続して使用するような場合に特に好まし
く、また合成樹脂フィルムの厚さが200μmのもので
は、幼児などの比較的低年齢の子供用として供するとき
に特に好ましい。
【0030】実施例9 実施例4に記載された合成樹脂フィルムの厚さが150
μmの厚さのものを用い、接着剤層の厚さをそれぞれ3
0μm又は80μmとした以外は、実施例4と同様にし
て磁性マイクロカプセル表示板IIIを作製した。得ら
れた磁性マイクロカプセル表示板IIIは、いずれも光
のないところで明るく鮮明な文字又は画像が得られると
いう優れた本発明の効果が得られ、接着剤層の厚さが3
0μmのものでは、自動電磁方式等の如くコンピュータ
と接続して使用するような場合に特に好ましく、また不
織布の厚さが200μmのものでは、幼児などの比較的
低年齢の子供用として供するときに特に好ましい。
【0031】実施例10 実施例1で作製した磁性マイクロカプセル表示板Iにお
いて、透明フィルム層及び蓄光剤層に代え該透明フィル
ム層であるポリエチレンテレフタレートフィルム中に蓄
光剤層中の蓄光剤であるSrOとAl2 3 とEuの酸
化物の混合焼結物を成分とする蓄光性蛍光体〔商品名、
ケミテックピカリコCP−04、ケミテック(株)製〕
34を10重量%分散して得られる蓄光剤含有ポリエチ
レンテレフタレートフィルムを用いた以外は、実施例1
と同様にして磁性マイクロカプセル表示板IVを作製し
た。このポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは
50μmであった。得られた磁性マイクロカプセル表示
板IVは、実施例1と同様にして、夜間の作業中に磁性
カプセル表示面に表示乃至筆記をしたところ、明るい背
景下に鮮明な文字が得られたばかりでなく自動電磁方式
等の如くコンピュータと接続して使用するような場合に
特に好ましく、マイクロカプセル粒子が潰れることなく
長期間使用することができた。圧力緩衝部材27として
不織布に代えてポリエチレンテレフタレートフィルム3
2を用いた場合でも良好な特性の磁性マイクロカプセル
表示板が得られた。
【0032】実施例11 実施例1で作製した磁性マイクロカプセル表示板Iにお
いて、磁気感応性マイクロカプセル層20中の磁性マイ
クロカプセル中に分散されている磁性粒子に代えて薄片
状の磁性粒子を用いた以外は、実施例1と同様にして磁
性マイクロカプセル表示板を製造した。得られた磁性マ
イクロカプセル表示板を常法にしたがい夜間の暗い場所
で作業時に使用したところ、磁性表示板に筆記すると背
景が明るく文字等が鮮明かつ浮き上がって見えた。
【0033】
【発明の効果】本発明の磁性マイクロカプセル表示板
は、透明フィルム層と磁気感応性マイクロカプセル層と
の間に蓄光剤層を設けたので、夜間等の暗い場所で作業
をする場合、磁気表示板に筆記すると背景が明るく文字
等が鮮明かつ浮き上がって見えるという優れた効果を奏
するものである。
【0034】本発明の磁性マイクロカプセル表示板にお
いては、圧力緩衝部材として不繊布を構成主材として使
用したので、筆記圧力に対して良好に作用しマイクロカ
プセル粒子がつぶれることがなく、したがってマイクロ
カプセル分散層中のマイクロカプセルを筆記中の圧力に
よる破壊を防止し、長期間鮮明な文字や画像を表示する
ことができるもので、優れた耐久性を有する磁性マイク
ロカプセル表示板が得られる。
【0035】また圧力緩衝部材として接着剤層を厚くし
て用いたので、これが圧力緩衝しカプセルの破壊を防止
する役目を果たし、不繊布と同様に筆記圧力に対して良
好に作用しマイクロカプセル粒子がつぶれることがな
く、したがってマイクロカプセル分散層中のマイクロカ
プセルを筆記中の圧力による破壊を防止し、長期間鮮明
な文字や画像を表示することができるもので、優れた耐
久性を有する磁性マイクロカプセル表示板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄光剤層を有する磁性マイクロカプセ
ル表示板を模式的に表した断面図である。
【図2】本発明の磁性マイクロカプセル表示板の別の実
体態様を模式的に表した断面図である。
【図3】本発明の磁性マイクロカプセル表示板の圧力緩
衝部材の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の磁性マイクロカプセル表示板の圧力緩
衝部材の別の一例を示す断面図である。
【図5】本発明の磁性マイクロカプセル表示板の別の実
体態様を模式的に表した断面図である。
【符号の説明】
1 磁気表示用ゼラチン被膜製マイクロカプセル 2 水性接着剤 3 磁性粉 4 非磁性粉 5 分散媒 11、12、13、14 マイクロカプセル粒子 20 マイクロカプセル分散層 21 透明層 22、24 接着剤層 23 不繊布 25、32 合成樹脂フィルム 26 離型紙 27 圧力緩衝部材 28 凹部 29 蓄光剤含有フィルム層 31 接着層(通常より厚い) 33 蓄光剤層 34 蓄光剤 I、II、III、IV 磁性マイクロカプセル表示板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤層を有するシートからなる圧力緩
    衝部材上に磁気感応性マイクロカプセル層、蓄光剤層及
    び透明フィルム層を順に有することを特徴とする磁性マ
    イクロカプセル表示板。
  2. 【請求項2】 シートが不繊布であることを特徴とする
    請求項1に記載の磁性マイクロカプセル表示板。
  3. 【請求項3】 不繊布の外面にフィルム状層を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の磁性マイクロカプセル
    表示板。
  4. 【請求項4】 シートが合成樹脂フィルムであることを
    特徴とする請求項1に記載の磁性マイクロカプセル表示
    板。
  5. 【請求項5】 合成樹脂フィルムがポリエチレンテレフ
    タレートフィルム又はポリエチレンフィルムのいずれか
    であることを特徴とする請求項4に記載の磁性マイクロ
    カプセル表示板。
  6. 【請求項6】 不繊布の厚みが250μm〜500μm
    であることを特徴とする請求項2あるいは請求項3に記
    載の磁性マイクロカプセル表示板。
  7. 【請求項7】 合成樹脂フィルムの厚みが50μm〜2
    00μmであることを特徴とする請求項4あるいは請求
    項5に記載の磁性マイクロカプセル表示板。
  8. 【請求項8】 接着剤層の厚みが30μm〜130μm
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
    かに記載の磁性マイクロカプセル表示板。
  9. 【請求項9】 磁気感応性マイクロカプセル層のバイン
    ダーが透明水性接着剤であることを特徴とする請求項1
    乃至請求項8のいずれかに記載の磁性マイクロカプセル
    表示板。
  10. 【請求項10】 透明フィルム層がポリエチレンテレフ
    タレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピ
    レンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィ
    ルム、ポリカーボネートのいずれかであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の磁性マイ
    クロカプセル表示板。
  11. 【請求項11】 透明フィルム層の厚みが50μm〜1
    80μmであることを特徴とする請求項10に記載の磁
    性マイクロカプセル表示板。
  12. 【請求項12】 蓄光剤層は、長期残光特性を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記
    載の磁性マイクロカプセル表示板。
  13. 【請求項13】 蓄光剤層を設ける代わりに透明フィル
    ム層中に蓄光剤を含有させてなることを特徴とする請求
    項1乃至請求項12のいずれかに記載の磁性マイクロカ
    プセル表示板。
JP7101639A 1995-04-04 1995-04-04 蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板 Pending JPH08278757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7101639A JPH08278757A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7101639A JPH08278757A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08278757A true JPH08278757A (ja) 1996-10-22

Family

ID=14305963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7101639A Pending JPH08278757A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08278757A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6756964B2 (en) Magnetophoresis type display device and process of production of same
CN1088533C (zh) 磁性显示用微胶囊
JP4026696B2 (ja) 磁気表示装置
JP2003195365A (ja) 上消し可能なマイクロカプセル磁気泳動表示シート、消去用磁石並びに筆記用磁石
US6299972B1 (en) Microcapsule magnetic display sheet and a method thereof
GB2324273A (en) Gelatinised microcapsules for magnetic display sheets
CN100595830C (zh) 多层纸制品
JPH08297470A (ja) マイクロカプセル磁気表示板及びその製造方法
JP2826301B2 (ja) 磁気泳動表示用パネル
JPH08278757A (ja) 蓄光性蛍光体を有する磁性マイクロカプセル表示板
JP4004718B2 (ja) 薄型マイクロカプセル磁気泳動表示シート
JPH0854651A (ja) 磁気表示板の製造方法
JPH04199086A (ja) カラー表示用パネル、カラー表示装置及びそれを用いたカラー表示方法
JPH0543846A (ja) 着色された粘着テープもしくはシート
JP4650955B2 (ja) 磁気泳動反転表示パネルおよび磁気泳動反転表示方法。
JP3995220B2 (ja) 磁気泳動表示用パネル
JP3964373B2 (ja) ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート
JPH10197908A (ja) 磁気表示用マイクロカプセル、磁気表示板及びその製造方法
JP3616938B2 (ja) 磁気表示カード
CN1284440A (zh) 微胶囊磁性显示板
JPS6330699B2 (ja)
JP2001266335A (ja) 転写型磁気テープ、および磁気カード
JP3490104B2 (ja) メールフォーム
JP3886073B2 (ja) 磁気表示パネル用カラー磁性粒子の着色方法
JPH0854841A (ja) 磁気表示用マイクロカプセル