JPH08278044A - 中央熱源式空調装置 - Google Patents

中央熱源式空調装置

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JPH08278044A
JPH08278044A JP7875395A JP7875395A JPH08278044A JP H08278044 A JPH08278044 A JP H08278044A JP 7875395 A JP7875395 A JP 7875395A JP 7875395 A JP7875395 A JP 7875395A JP H08278044 A JPH08278044 A JP H08278044A
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JP
Japan
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valve
heat source
fluid
air conditioner
central heat
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Pending
Application number
JP7875395A
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English (en)
Inventor
Masaya Tachibana
雅哉 橘
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷側の能力不足が生ずることなく、流体搬送
動力の低減及び熱源装置の運転効率を向上させる。 【構成】冷温水を製造する地域冷暖房装置または中央熱
源装置22にサプライ管2及びレタン管3を介して並列
接続された複数の空調機1と、各空調機1とサプライ管
2間に配設された混合三方弁21と、混合三方弁21と
レタン管3間に接続されたバイパス管23とを備え、混
合三方弁21は、低負荷時にレタン側の流体をサプライ
側の流体に混合可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地域冷暖房システム或
いは蓄熱式空調システム等に適用される中央熱源式空調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中央熱源式空調装置は、地域冷暖房装置
または中央熱源装置において製造した冷水又は温水を負
荷側の空調機又はファンコイルユニットに循環させる装
置であり、図4〜図6に示す循環方式がある。図4及び
図5において、1は空調機(ファンコイルユニット又は
エアハンドリングユニットを含む)、2はサプライ管、
3はレタン管、4は二方弁、5は制御装置、6は温度セ
ンサ、7は三方弁、8はバイパス管である。
【0003】図4の二方弁による制御は、室内の負荷変
動により二方弁4を制御しサプライ管2から空調機1に
入る流量を制御し室温を設定値に保つ方式である。二方
弁4による制御では通常、負荷にかかわらず入口温度t
i であり、低負荷時にはオンオフ制御に近い状態とな
り、充分に熱交換されない流体が熱源側に戻るため、低
負荷時にサプライ側とレタン側の温度差がつきにくく、
その結果、二次側搬送動力の増大や熱源装置の運転効率
が低下する問題を有している。
【0004】また、図5の三方弁による制御では、サプ
ライ側の流体は負荷に応じてバイパス管8及び三方弁7
から空調機1からのレタン側の流体と混合し熱源側に戻
すようにしているが、空調機1の出口温度はtO1で仮に
入口温度ti との温度差が確保されたとしても、温度t
i の流体と混合してしまい必然的にサプライ側とレタン
側の温度差がとれなくなるという問題を有している。
【0005】上記問題を解決するために、図6に示すブ
リードイン方式が提案されている。図中、1は空調機、
2はサプライ管、3はレタン管、8は循環ポンプ、9は
混合三方弁、10は温度センサ、11はバイパス管、1
2は逆止弁、13は減圧弁、14は圧力制御弁、15は
温度制御弁である。このブリードイン方式では、混合三
方弁9の制御により各空調機1に供給される流体の温度
i2が設定値になるようにサプライ側の流体にレタン側
の流体を混合するようにして、サプライ側とレタン側の
温度差をとるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブリードイン方式においては、各空調機1に供給さ
れる流体の温度ti2は、サプライ側の流体温度ti1とレ
タン側の流体温度tO との混合比によって決定される
が、温度ポテンシャル上サプライ側の流体温度ti1を上
まわることはない(温水であればti1より高くなること
はないし、冷水であればti1より低くなることはな
い)。その結果、各空調機1の一台でも大きな負荷があ
る場合、供給される流体の温度ti2は、建物全館の平均
負荷より決まるため、温度ポテンシャル上満足できない
という問題を有している。また、従来のブリードイン方
式においては、a点とb点の圧力をほぼ一定に保つた
め、減圧弁13及び圧力制御弁14を必要とするため、
構成が複雑になるという問題を有している。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、負荷側の能力不足が生ずることなく、流体搬
送動力の低減及び熱源装置の運転効率を向上させること
ができる中央熱源式空調装置を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の中央
熱源式空調装置は、冷温水を製造する地域冷暖房装置ま
たは中央熱源装置22にサプライ管2及びレタン管3を
介して並列接続された複数の空調機1と、各空調機1と
サプライ管2間に配設された混合三方弁21と、混合三
方弁21とレタン管3間に接続されたバイパス管23と
を備え、混合三方弁21は、低負荷時にレタン側の流体
をサプライ側の流体に混合可能にすることを特徴とする
ものである。また、本発明に係わる混合三方弁21は、
弁収納ハウジング31と、該弁収納ハウジングに形成さ
れた入口開口32、出口開口33及びバイパス開口34
と、前記弁収納ハウジング内に固定され、一端にノズル
37を有する弁座38と、前記弁収納ハウジングと弁座
により形成された内側通路46及び外側通路47と、前
記弁座内に摺動可能に設けられ、前記内側通路及び外側
通路を閉塞可能にする弁体39と、前記バイパス開口に
配設された逆止弁48とを備えたことを特徴とするもの
である。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理
解を容易にするために図面と対比させるためのもので、
これにより本発明の構成が何ら限定されるものではな
い。
【0009】
【作用及び発明の効果】本発明においては、空調機毎の
ブリードイン方式が可能となり、負荷が下がればレタン
側の流量を増加させ温度ポテンシャルを下げた流体を供
給するので、循環温度が確保され能力不足が起こらず、
また、流体搬送動力の低減及び熱源装置の運転効率を向
上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1及び図2は本発明の中央熱源式空調装置の
1実施例を示し、図1は全体構成図、図2は図1の混合
三方弁の構造を示す断面図である。
【0011】図1において、空調機1(ファンコイルユ
ニット又はエアハンドリングユニットを含む)は、例え
ば建物の各階フロアや地域冷暖房における各負荷側に設
置され、各空調機1は、混合三方弁21を介してサプラ
イ管2及びレタン管3間に並列接続し、サプライ管2及
びレタン管3は、冷温水を製造する地域冷暖房装置また
は開放型蓄熱式の中央熱源装置22及び循環ポンプ8に
接続している。また、混合三方弁21とレタン管3間に
はバイパス管23を接続し、負荷側の温度センサ24に
より混合三方弁21を制御し、サプライ側の流体にレタ
ン側の流体を混合可能にしている。
【0012】さらに、循環ポンプ8には圧力センサ25
により制御されるバイパス弁26を並列接続し、循環ポ
ンプ8を一定圧変流量制御することにより、混合三方弁
21前後での必要差圧を確保するようにしている。ま
た、循環ポンプ8の入口側に圧力センサ27により制御
される圧力制御弁28を設けると共に、レタン側に圧力
保持弁29を設けることにより、系内での基本的差圧を
確保するようにしている。レタン管3にはサージタンク
30を接続している。なお、系全体が地域冷暖房側の自
然上昇水頭内に入る場合は、圧力制御弁28及び圧力保
持弁29を差圧制御弁1台とすることも可能である。ま
た、図では空調機1は3台しか示していないが、地域冷
暖房システム或いは蓄熱式空調システムの負荷側として
多数の空調機が接続される。
【0013】上記混合三方弁21は、図2に示すよう
に、弁収納ハウジング31を有し、弁収納ハウジング3
1には、入口開口32、出口開口33及びバイパス開口
34が形成され、また、小径筒状部35及び大径筒状部
36が形成されている。弁収納ハウジング31内には、
一端にノズル37を有する筒状の弁座38が固定され、
弁座38内には弁体39が摺動可能に設けられている。
弁体39は、弁座38内に嵌合された筒部40と、筒部
40の一側に形成された弁部41及び開孔42と、筒部
40の他側に形成されたフランジ部43と、弁部41に
連結された駆動シャフト44と、駆動シャフト44を摺
動させるためのモータ等のアクチュエータ45とからな
り、弁体39のフランジ部43は弁収納ハウジング31
の小径筒状部35に嵌合可能にされ、弁収納ハウジング
31内に内側通路46と外側通路47を形成している。
また、バイパス開口34内には逆止弁48が配設されて
いる。
【0014】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。負荷が大きい場合には、負荷側の温度センサ2
4により、アクチュエータ45が駆動し駆動シャフト4
4が図2で下方向に移動し、弁体39のフランジ部43
が小径筒状部35より離れ、サプライ管2からの流体
は、入口開口32から内側通路46及び外側通路47を
経て出口開口43から空調機1に供給される。このと
き、サプライ側の水圧により逆止弁48が閉じバイパス
管23からの流体の供給は停止している。
【0015】負荷が次第に小さくなり、弁体39のフラ
ンジ部43が小径筒状部35に接触すると、外側通路4
7の流れが停止し、サプライ管2からの流体は、内側通
路46、開孔42を経て弁座38のノズル37から噴出
し、この際、エジェクト作用によりノズル37周囲の流
体は負圧となり、バイパス管23からの流体がバイパス
開口34及び逆止弁48を経て供給され、サプライ側の
流体にレタン側の流体を混合した後、空調機1に供給す
る。
【0016】さらに、負荷が減少すると、弁体39の弁
部41がノズル37に接触するため、内側通路46及び
外側通路47の流れが停止し、サプライ側からの流体は
全て停止し、空調機1への流体の供給は停止される。
【0017】図3は本発明が適用される中央熱源式空調
装置の他の例を示す全体構成図である。なお、図1の例
と同一の構成については同一番号を付けて説明を省略す
る。本例は、密閉式中央熱源装置を示し、図1のサージ
タンク30は膨張タンク30Aとなり、圧力制御弁28
は省略される。
【0018】以上の構成により、空調機毎のブリードイ
ン方式が可能となり、負荷が下がればレタン側の流量を
増加させ温度ポテンシャルを下げた流体を供給するの
で、循環温度が確保され能力不足が起こらず、また、流
体搬送動力の低減及び熱源装置の運転効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中央熱源式空調装置の1実施例を示す
全体構成図である。
【図2】図1の混合三方弁の構造を示す断面図である。
【図3】本発明が適用される中央熱源式空調装置の他の
例を示す全体構成図である。
【図4】従来の中央熱源式空調装置の例を示す構成図で
ある。
【図5】従来の中央熱源式空調装置の例を示す構成図で
ある。
【図6】従来の中央熱源式空調装置の例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1…空調機、2…サプライ管、3…レタン管、21…混
合三方弁 22…地域冷暖房装置または中央熱源装置 23…バイパス管、24…温度センサ、31…弁収納ハ
ウジング 32…入口開口、33…出口開口、34…バイパス開
口、37…ノズル 38…弁座、39…弁体、46…内側通路、47…外側
通路、48…逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷温水を製造する地域冷暖房装置または中
    央熱源装置にサプライ管及びレタン管を介して並列接続
    された複数の空調機と、これら各空調機と前記サプライ
    管間に配設された混合三方弁と、該混合三方弁と前記レ
    タン管間に接続されたバイパス管とを備え、前記混合三
    方弁は、低負荷時にレタン側の流体をサプライ側の流体
    に混合可能にすることを特徴とする中央熱源式空調装
    置。
  2. 【請求項2】前記混合三方弁は、弁収納ハウジングと、
    該弁収納ハウジングに形成された入口開口、出口開口及
    びバイパス開口と、前記弁収納ハウジング内に固定さ
    れ、一端にノズルを有する弁座と、前記弁収納ハウジン
    グと弁座により形成された内側通路及び外側通路と、前
    記弁座内に摺動可能に設けられ、前記内側通路及び外側
    通路を閉塞可能にする弁体と、前記バイパス開口に配設
    された逆止弁とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の中央熱源式空調装置。
JP7875395A 1995-04-04 1995-04-04 中央熱源式空調装置 Pending JPH08278044A (ja)

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JP (1) JPH08278044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084951A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2012247113A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Sanki Eng Co Ltd 空調配管システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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