JPH08277898A - ロボット装置 - Google Patents

ロボット装置

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JPH08277898A
JPH08277898A JP7080305A JP8030595A JPH08277898A JP H08277898 A JPH08277898 A JP H08277898A JP 7080305 A JP7080305 A JP 7080305A JP 8030595 A JP8030595 A JP 8030595A JP H08277898 A JPH08277898 A JP H08277898A
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shaft
guide
parallel
moving
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Takeshi Yanagisawa
健 柳沢
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • B25J9/023Cartesian coordinate type
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J5/00Manipulators mounted on wheels or on carriages
    • B25J5/02Manipulators mounted on wheels or on carriages travelling along a guideway
    • B25J5/04Manipulators mounted on wheels or on carriages travelling along a guideway wherein the guideway is also moved, e.g. travelling crane bridge type
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多関節ロボットに設けられた作業装置を、広
い範囲において繰り返し位置決め精度良く、且つ高速度
で移動させることができること。 【構成】 平行に配設された1対のX軸ガイドと、X軸
ガイドに直角な方向へ平行に配設された1対のY軸ガイ
ドと、前記X軸ガイドと平行に配され、Y軸ガイドに沿
って移動可能なX軸移動シャフト16a、16bと、前
記Y軸ガイドと平行に配され、X軸ガイドに沿って移動
可能なY軸移動シャフト18a、18bと、X軸移動シ
ャフト16a、16bとY軸移動シャフト18a、18
b上をX軸の方向およびY軸の方向へ移動可能な移動体
20と、X軸移動シャフト16a、16bを移動させる
駆動機構と、Y軸移動シャフト18a、18bを移動さ
せる駆動機構と、移動体20に固定され、回動アーム機
能および旋回機能を備えた多関節ロボット24とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット装置としては、例えば、自動車
の生産ラインに利用されているような多関節ロボットが
ある。多関節ロボットは、旋回機能を備え、複数の回動
アームが直列に連結されており、各回動アームの運動を
個別に制御可能に設けられている。一般に最先端側の回
動アームにワークの搬送および加工等の作業を行うため
の作業装置が装着されている。各回動アームの支持は、
回動アームの根元側を保持することでなされるため、片
持ち状態にある。この構成によれば、運動の自由度が高
く、作業装置を自在に3次元移動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回動アームが
片持ちによって支持されるため、先端の振れを防止する
には、各回動アームが高い剛性を備える必要がある。ま
た、各関節に荷重が集中するため、各関節では先端側の
回動アームを保持するための強い保持力を発生する機構
を備える必要がある。このため、装置が大型化し、コス
ト高になるという課題がある。装置が大型化すると、重
量が増大して移動時の慣性力が増大するため、移動速度
を高めることが難しいという課題もある。従って、多関
節ロボットの据え付け位置からワークを加工する位置が
遠ければ遠いほど、高い繰り返し位置決め精度を出すこ
と、或いは加工効率を高めることが困難になるという課
題があった。
【0004】このため、図9に示すように、2つのX軸
ガイド61、62と、その2つのX軸ガイド61、62
に沿って移動する2つのX軸移動体63、64と、その
2つのX軸移動体63、64上に設けられたY軸ガイド
65と、そのY軸ガイド65に沿って移動するY軸移動
体66とを備える2次元運動機構に、多関節ロボット6
7を装着し、多関節ロボット67をXY方向に移動させ
る方式のロボット装置を採用できる。これによれば、多
関節ロボット67が移動できるので、回動アームの短い
小型の多関節ロボットで、広い範囲に位置するワークの
加工等を行うことができる。
【0005】しかしながら、上記のX軸運動機構にY軸
運動機構が重ね合わされた2次元運動機構では、装置が
厚くなると共に、X軸移動体63、64を駆動する条件
と、Y軸移動体66を駆動する条件が異なり、運動バラ
ンスをとることが難しいという課題がある。また、多関
節ロボットが固定されたY軸移動体66は、2つのX軸
ガイド61、62によって支持されたY軸ガイド65上
に支持されているため、Y軸ガイド65の長手方向には
横揺れ(ローリング)が抑制されるが、Y軸ガイド65
の長手方向に直交する方向にはローリングが抑制でき
ず、繰り返し位置決め精度を向上させることが難しいと
いう課題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、多関節ロボット
に設けられた作業装置を、広い範囲において繰り返し位
置決め精度良く、且つ高速度で移動させることができる
ロボット装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
第1の方向へ平行に配設された1対の第1軸ガイドと、
前記第1の方向に対して直角な第2の方向へ平行に配設
された1対の第2軸ガイドと、前記第1軸ガイドと平行
に配され、各端部がそれぞれ前記第2軸ガイドへ移動可
能に連繋され、第2軸ガイドに沿って前記第2の方向へ
移動可能な第1軸移動ガイドと、前記第2軸ガイドと平
行に配され、各端部がそれぞれ前記第1軸ガイドへ移動
可能に連繋され、第1軸ガイドに沿って前記第1の方向
へ移動可能な第2軸移動ガイドと、前記第1軸ガイドと
第2軸ガイドに囲繞されて成る矩形平面内において、前
記第1軸移動ガイドと第2軸移動ガイド上を前記第1の
方向および第2の方向へ移動可能な移動体と、前記第1
軸移動ガイドを移動させる駆動機構と、前記第2軸移動
ガイドを移動させる駆動機構と、前記移動体に固定さ
れ、回動アーム機能および旋回機能を備えた多関節ロボ
ットとを具備する。
【0008】また、本発明は、上記ロボット装置を、ワ
ークの搬送路に沿って連設したことを特徴するロボット
装置ラインにもある。また、本発明は、上記ロボット装
置が、ワークの搬送路を該ワークの搬送路に略平行に設
けられた少なくとも3面で囲う枠体の少なくとも1面に
固定されたことを特徴とするロボット装置ユニットにも
ある。
【0009】
【作用】本発明のロボット装置によれば、多関節ロボッ
トが固定された移動体が、第1軸移動ガイドと第2軸移
動ガイドを介して、一対の第1軸ガイドと一対の第2軸
ガイドとを備える4辺によって支持された状態で、移動
自在に設けられている。このため、前記移動体を、4辺
に囲まれた広い範囲で安定的に精度良く2次元運動させ
ることができる。広い範囲で前記移動体を移動できるか
ら、小型の多関節ロボットでも、作業装置を所望の位置
に移動できる。多関節ロボットが小型であるため、移動
速度を高速化できる。また、多関節ロボットが運動する
際の慣性力および移動体自体の移動に伴う慣性力を、第
1軸移動ガイドと第2軸移動ガイドを介して4辺で好適
に受けることができ、ローリングを好適に抑制すること
ができる。従って、本発明によれば、多関節ロボットに
設けられた作業装置を、広い範囲において繰り返し位置
決め精度良く、且つ高速度で移動させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1は本発明の一実施例を示すロボ
ット装置の斜視図である。本実施例では、第1の方向を
X軸の方向とし、第2の方向をY軸の方向とする。10
a、10bは一対のX軸枠辺であり、矩形状の枠体の4
辺のうちX軸の方向へ平行に配設された2辺である。各
X軸枠辺10a、10bには、X軸の方向に平行に配さ
れた第1軸ガイドであるX軸ガイド(図示せず)が内蔵
されている。また、12a、12bは一対のY軸枠辺で
あり、矩形枠の4辺のうち前記X軸の方向に対して直角
なY軸の方向へ平行に配設された2辺である。各Y軸枠
辺12a、12bには、Y軸の方向に平行に配された第
2軸ガイドであるY軸ガイド(図示せず)が内蔵されて
いる。この一対のX軸枠辺10a、10bおよび一対の
Y軸枠辺12a、12bは、四隅に配された連結ブロッ
ク14を介して矩形状に連結されている。
【0011】16a、16bは一対のX軸移動シャフト
であり、X軸ガイドと平行に配され、各端部がそれぞれ
Y軸ガイドへ(例えば各Y軸ガイドに沿って移動する移
動片(図示せず)を介して)移動可能に連繋され、Y軸
ガイドに沿って前記Y軸の方向へ移動可能な第1軸移動
ガイドとして作動する。また、18a、18bは一対の
Y軸移動シャフトであり、Y軸ガイドと平行に配され、
各端部がそれぞれX軸ガイドへ(例えば各X軸ガイドに
沿って移動する移動片(図示せず)を介して)移動可能
に連繋され、X軸ガイドに沿って前記X軸の方向へ移動
可能な第2軸移動ガイドとして作動する。なお、第1軸
移動ガイドと第2軸移動ガイドについては、移動体に挿
通される上記のようなシャフト状のものに限らず、直動
ガイド(リニアガイド)が長手方向に配設された剛性の
ある長尺のフレーム状のものでもよい。
【0012】20は移動体であり、X軸移動シャフト1
6a、16bと、Y軸移動シャフト18a、18bとが
挿通され、前記X軸ガイドとY軸ガイドを内蔵する矩形
状の枠体22に囲繞されて成る矩形平面内において、前
記X軸の方向およびY軸の方向へ移動できる。以上の構
成によって2次元運動機構が構成されている。なお、移
動体20は、X軸移動シャフト16a、16bを移動さ
せる駆動機構、およびY軸移動シャフト18a、18b
を移動させる駆動機構によって駆動される。その駆動機
構は適宜選択的に採用することができ、具体例について
は2次元運動機構全体の詳細と共に図4〜図8に基づい
て後述する。
【0013】24は多関節ロボットであり、上記の構成
からなる2次元運動機構の移動体20の下面に固定され
ている。この多関節ロボット24は、根元部に垂直軸を
中心に旋回する旋回機能を備え、3つの回動アーム2
5、26、27が直列に連結されている。各回動アーム
25、26、27は、水平軸28、29、30を中心に
回動可能に設けられており、各回動アーム25、26、
27の運動を個別に制御可能に設けられている。そし
て、最先端の回動アーム27にワークの加工や組立作業
等を行う作業装置32が装着されている。以上の構成か
らなる多関節ロボット24によれば、運動の自由度が高
く、作業装置32を3次元空間で自在に移動させること
ができる。なお、多関節ロボットは本実施例に限らず、
回動アームの数、旋回機能を備える位置およびその数、
作業装置の種類等を、適宜選択的に採用した多関節ロボ
ットを利用できるのは勿論である。
【0014】以上の構成からなるロボット装置34によ
れば、多関節ロボット24が固定された移動体20が、
X軸移動シャフト16a、16bとY軸移動シャフト1
8a、18bを介して、一対のX軸ガイドと一対のY軸
ガイドとを備える4辺によって支持された状態で、移動
自在に設けられている。このため、移動体20を、4辺
に囲まれた広い範囲で安定的に繰り返し位置決め精度良
く2次元運動させることができる。広い範囲で移動体2
0を移動できるから、小型の多関節ロボット24でも、
作業装置32を所望の位置に移動できる。多関節ロボッ
ト24が小型であるため、移動速度を高速化できる。ま
た、多関節ロボット24が運動する際の慣性力および移
動体20自体の移動に伴う慣性力を、X軸移動シャフト
16a、16bとY軸移動シャフト18a、18bを介
して4辺で好適に受けることができ、ローリングを好適
に抑制することができる。これによっても、作業装置3
2を、広い範囲において繰り返し位置決め精度良く、且
つ高速度で移動させることができる。
【0015】以上に説明してきたロボット装置34を、
工場の生産ラインに使用した例を図2および図3に基づ
いて説明する。図2はロボット装置ラインを示す斜視図
であり、コンベア装置36によって設けられたワークの
搬送路に沿って、ロボット装置34が連設されている。
ワークの搬送路は、床面上に配されたコンベア装置36
によるものに限らず、図3に示すような、ワーク(自動
車38)を吊り下げた状態で搬送する搬送装置40によ
るもの等、種々の形態が考えられる。
【0016】42は枠体であり、4面でワークの搬送路
を囲うと共にワークの搬送路上の移動を許容するよう
に、立方体状に形成された枠組からなる枠体42を1ユ
ニットとする。その複数ユニットが連設されていること
で、ワークの搬送路を通すトンネル状の長い枠体が形成
されている。各枠体42のワークの搬送路に平行に設け
られた少なくとも一面にロボット装置34が固定されて
いる。ロボット装置34の2次元運動機構は、その枠辺
が図2に示すように枠体42内に組み込まれた状態に設
けられてもよいし、図3に示すように枠体42は支持部
材として設けられ、その枠体42上に装着されてもよ
い。本実施例の枠体42の基本ユニットは立方体状をし
ているため、スペースを有効に利用してロボット装置ラ
インを好適に組むことができる。なお、上記のトンネル
状の長い枠体を形成するには、ワークの搬送路に略平行
に設けられた少なくとも3面でワークの搬送路を囲うこ
とでワークの搬送路上の移動を許容する枠体を1ユニッ
トとしてもよいし、5面以上でワークの搬送路を囲うよ
うにしてもよい。
【0017】このようにワークの搬送路に沿ってロボッ
ト装置34を高密度に配することが可能であり、このロ
ボット装置ラインによれば、ワークに対する複雑な加工
や組立作業等を同時並行的に行うことができる。従っ
て、工場の生産性を向上させることができる。また、枠
体42がユニット化できるため、ロボット装置ラインの
ユニットごとの製作が可能になると共に、作業形態に応
じて生産ラインを容易に組み替えることができ、設備の
汎用性も向上する。そして、作業形態によっては、枠体
42を横方向或いは上下方向へ連設してもよく、さらに
設備の汎用性を向上できる。
【0018】次に、本発明に利用できる2次元運動機構
の具体的な実施例について図4と共に説明する。102
は基台であり、中央部がくり抜かれた矩形枠状に形成さ
れている。104a、104bは第1のラックであり、
それぞれ基台102上に固定されている。第1のラック
104a、104bは、第1の方向の一例であるY軸方
向へ平行に配設されている。106a、106bは第2
のラックであり、それぞれ基台102上に固定されてい
る。第2のラック106a、106bは、第2の方向の
一例であるX軸方向へ平行に配設されている。108
a、108bは第1の直動ガイドであり、それぞれ基台
102上に固定されている。第1の直動ガイド108
a、108bは、第1のラック104a、104bの内
側に設けられ、Y軸方向へ平行に配設されている。11
0a、110bは第2の直動ガイドであり、それぞれ基
台102上に固定されている。第2の直動ガイド110
a、110bは、第2のラック106a、106bの内
側に設けられ、X軸方向へ平行に配設されている。
【0019】112a、112bは第1の平行移動体で
あり、第1の直動ガイド108a、108bへ摺動可
能、かつ上方へ抜脱不能に嵌合されている。従って、第
1の平行移動体112a、112bは第1の直動ガイド
108a、108bに沿って第1のラック104a、1
04bと平行にY軸方向へ移動可能になっている。11
4a、114bは第2の平行移動体であり、第2の直動
ガイド110a、110bへ摺動可能、かつ上方へ抜脱
不能に嵌合されている。従って、第2の平行移動体11
4a、114bは第2の直動ガイド110a、110b
に沿って第2のラック106a、106bと平行にX軸
方向へ移動可能になっている。
【0020】116a、116bは第1のパイプであ
り、X軸方向へ平行に配されている。第1のパイプ11
6a、116bの両端は、第1の平行移動体112a、
112bへ固定されている。118は第1のシャフトで
あり、X軸方向へ配されている。第1のシャフト118
は金属シャフトである。第1のシャフト118は、第1
のパイプ116aおよび第1の平行移動体112a、1
12bへ回転可能に挿通されている。第1のシャフト1
18の両端部は第1の平行移動体112a、112bの
外側へ突出している。第1の平行移動体112a、11
2bの外側へ突出している第1のシャフト118の外周
面には止輪が嵌着されており、第1のシャフト118の
軸線方向の移動を規制している。
【0021】120は第2のシャフトであり、X軸方向
へ配されている。第2のシャフト120も金属シャフト
である。第2のシャフト120は、第1のパイプ116
bおよび第1の平行移動体112a、112bへ回転可
能に挿通されている。第2のシャフト120の両端部は
第1の平行移動体112a、112bの外側へ突出して
いる。第1の平行移動体112a、112bの外側へ突
出している第2のシャフト120の外周面には止輪が嵌
着されており、第2のシャフト120の軸線方向の移動
を規制している。なお、第1のシャフト118および第
2のシャフト120が第1の平行移動体112a、11
2bへ挿通されているので、第1の平行移動体112a
と112bが一体にY軸方向へ移動可能になっている。
また、第1のパイプ116a、116b内には潤滑剤1
17(例えばグリス)が充填されており、第1のシャフ
ト118、第2のシャフト120と第1のパイプ116
a、116bとの間の磨耗および騒音の発生を防止して
いる。
【0022】122a、122bは第1のピニオンギア
であり、それぞれ第1のシャフト118の各端部へ固定
されている。第1のピニオンギア122a、122b
は、第1のラック104a、104bへそれぞれ転動可
能に噛合されている。従って、第1の平行移動体112
a、112bがY軸方向へ移動すると、第1のピニオン
ギア122a、122bは、第1のシャフト118と一
体に回転し、第1のラック104a、104b上を転動
する。124a、124bは第2のピニオンギアであ
り、それぞれ第2のシャフト120の端部へ固定されて
いる。第2のピニオンギア124a、124bも、第1
のラック104a、104bへそれぞれ転動可能に噛合
されている。従って、第1の平行移動体112a、11
2bがY軸方向へ移動すると、第2のピニオンギア12
4a、124bも、第2のシャフト120と一体に回転
し、第1のラック104a、104b上を転動する。1
26a、126bは第2のパイプであり、Y軸方向へ平
行に配されている。第2のパイプ126a、126bの
両端は、第2の平行移動体114a、114bへ固定さ
れている。
【0023】128は第3のシャフトであり、Y軸方向
へ配されている。第3のシャフト128は金属シャフト
である。第3のシャフト128は、第2のパイプ126
aおよび第2の平行移動体114a、114bへ回転可
能に挿通されている。第3のシャフト128の両端部は
第2の平行移動体114a、114bの外側へ突出して
いる。第2の平行移動体114a、114bの外側へ突
出している第3のシャフト128の外周面には止輪が嵌
着されており、第3のシャフト128の軸線方向の移動
を規制している。
【0024】130は第4のシャフトであり、Y軸方向
へ配されている。第4のシャフト130も金属シャフト
である。第4のシャフト130は、第2のパイプ126
bおよび第2の平行移動体114a、114bへ回転可
能に挿通されている。第4のシャフト130の両端部は
第2の平行移動体114a、114bの外側へ突出して
いる。第2の平行移動体114a、114bの外側へ突
出している第4のシャフト130の外周面には止輪が嵌
着されており、第4のシャフト130の軸線方向の移動
を規制している。なお、第3のシャフト128および第
4のシャフト130が第2の平行移動体114a、11
4bへ挿通されているので、第2の平行移動体114a
と114bが一体にX軸方向へ移動可能になっている。
また、第2のパイプ126a、126b内にも潤滑剤1
17(例えばグリス)が充填されており、第3のシャフ
ト128、第4のシャフト130と第2のパイプ126
a、126bとの間の磨耗および騒音の発生を防止して
いる。
【0025】132a、132bは第3のピニオンギア
であり、それぞれ第3のシャフト128の各端部へ固定
されている。第3のピニオンギア132a、132b
は、第2のラック106a、106bへそれぞれ転動可
能に噛合されている。従って、第2の平行移動体114
a、114bがX軸方向へ移動すると、第3のピニオン
ギア132a、132bは、第3のシャフト128と一
体に回転し、第2のラック106a、106b上を転動
する。134a、134bは第4のピニオンギアであ
り、それぞれ第4のシャフト130の各端部へ固定され
ている。第4のピニオンギア134a、134bも、第
2のラック106a、106bへそれぞれ転動可能に噛
合されている。従って、第2の平行移動体114a、1
14bがX軸方向へ移動すると、第4のピニオンギア1
34a、134bも、第4のシャフト130と一体に回
転し、第2のラック106a、106b上を転動する。
【0026】136は、第1の平行移動体112a、1
12bを駆動する第1の駆動手段の一例である第1のボ
ールネジであり、基台102上にY軸方向へ配されてい
る。第1のボールネジ136は、基台102上に設けら
れたコーナーブロック138に軸支され、その軸線を中
心に回転可能である。第1のボールネジ136は、第1
の平行移動体112aへ螺挿されている。従って、第1
のボールネジ136が軸線を中心に回転すると、第1の
平行移動体112a、112bがY軸方向へ移動する。
140は、第1のボールネジ136を回転駆動する第1
の駆動手段の一例である第1のサーボモータであり、基
台102へ固定されている。第1のモータ140の出力
軸は、カプラを介して第1のボールネジ136へ連結さ
れている。第1のモータ140の回転速度、回転方向を
調整することにより、第1の平行移動体112a、11
2bの速度、移動方向が調整可能である。
【0027】142は、第2の平行移動体114a、1
14bを駆動する第2の駆動手段の一例である第2のボ
ールネジであり、基台102上にX軸方向へ配されてい
る。第2のボールネジ142は、基台102上に設けら
れたコーナーブロック138に軸支され、その軸線を中
心に回転可能である。第2のボールネジ142は、第2
の平行移動体114aへ螺挿されている。従って、第2
のボールネジ142が軸線を中心に回転すると、第2の
平行移動体114a、114bがX軸方向へ移動する。
144は、第2のボールネジ142を回転駆動する第2
の駆動手段の一例である第2のサーボモータであり、基
台102へ固定されている。第2のモータ144の出力
軸は、カプラを介して第2のボールネジ142へ連結さ
れている。第2のモータ144の回転速度、回転方向を
調整することにより、第2の平行移動体114a、11
4bの速度、移動方向が調整可能である。
【0028】146は移動体であり、第1のパイプ11
6a、116bおよび第2のパイプ126a、126b
上を移動可能になっている。従って、第1の平行移動体
112a、112bがY軸方向へ移動に伴って、移動体
146はY軸方向へ移動する。一方、第2の平行移動体
114a、114bがX軸方向へ移動すると、移動体1
46はその動きに伴ってX軸方向へ移動する。移動体1
46へ工具、ロボットヘッド、ワーク等の被搭載物を搭
載することにより、当該被搭載物のX−Y方向の位置決
めが可能になる。なお、本実施例では移動体146を第
1のパイプ116a、116bおよび第2のパイプ12
6a、126b上を移動可能にしたが、直接第1のシャ
フト118、第2のシャフト120、第3のシャフト1
28および第4のシャフト130上を移動可能にしても
よい。
【0029】上記構成を有する運動機構100におい
て、第1のモータ140を駆動して第1のボールネジ1
36を回転させると、第1の平行移動体112aが第1
の直動ガイド108aに案内され、移動体146と共
に、Y軸方向へ移動する。第1の平行移動体112aと
112bとは第1のパイプ116a、116bで連結さ
れているので、第1の平行移動体112bは第1の平行
移動体112aと共に、同速度で同方向へ同期移動す
る。同様に、第2のモータ144を駆動して第2のボー
ルネジ142を回転させると、第2の平行移動体114
aが第2の直動ガイド110aに案内され、移動体14
6と共に、X軸方向へ移動する。第2の平行移動体11
4aと114bとは第2のパイプ126a、126bで
連結されているので、第2の平行移動体114bは第2
の平行移動体114aと共に、同速度で同方向へ同期移
動する。そこで、上述のように移動体146へ被搭載物
を搭載することにより当該被搭載物のX−Y方向の位置
を決めることが可能となる。
【0030】続いて図5および図6を参照して図4に示
した第1のピニオンギア122a、122b、第2のピ
ニオンギア124a、124bについて詳細に説明す
る。第3のピニオンギア132a、132b、第4のピ
ニオンギア134a、134bについては、第1のピニ
オンギア122a、122b、第2のピニオンギア12
4a、124bと同一の構造を備えるので説明を省略す
る。第1のピニオンギア122aは、図5に明示される
ように、第1のシャフト118の端部へ外嵌されると共
に、固定ネジ50を締めつけることにより第1シャフト
52は固定されている。図示しないが、第1ピニオンギ
ア122bも同様に第1のシャフト118の他方の端部
へ固定されている。第2のピニオンギア124a、12
4bも同様に第2のシャフト120の各端部へ同様に固
定されている。第1のピニオンギア122a、122b
は、第1のシャフト118へ予め軸線に対して第1の周
方向の一例である矢印A方向のトーション(捩じれ力)
が加えられ、ラック104a、104bへ歯合されてい
る。一方、第2のピニオンギア124a、124bは、
第2のシャフト120へ予め軸線に対して第2の周方向
の一例である矢印B方向のトーションが加えられ、ラッ
ク104a、104bへ歯合されている。
【0031】第1のピニオンギア122a、122bを
平行移動体112a、112bへ挿入した第1のシャフ
ト118へ固定するための一方法について説明する。ま
ず、第1のピニオンギア122bをラック104bへ噛
合させた状態で固定ネジ50を締めつけ、第1のシャフ
ト118へ固定する。この状態で、ラック104aと噛
合している第2のピニオンギア122aの固定ネジ50
を緩め、第1のシャフト118が第1のピニオンギア1
22aに対してフリーに回動可能にする。この状態で、
例えばトルクレンチを用いて第1のシャフト118へ矢
印A方向のトーションを加える。このトーションを加え
た状態を保持しつつ第1のピニオンギア122aの固定
ネジ50を締めつけることにより、両方の第1のピニオ
ンギア122a、122bが第1のシャフト118へ固
定される。
【0032】同様に、第2のピニオンギア124a、1
24bを、平行移動体112a、112bへ挿通した第
2のシャフト120へ固定するための一方法を説明す
る。まず、第2のピニオンギア124bをラック104
bへ噛合させた状態で固定ネジ50を締めつけ、第2の
シャフト120へ固定する。この状態で、ラック104
aと噛合している第2のピニオンギア124aの固定ネ
ジ50を緩め、第2のシャフト120が第2のピニオン
ギア124aに対してフリーに回動可能にする。この状
態で、例えばトルクレンチを用いて第2のシャフト12
0へ矢印B方向のトーションを加える。このトーション
を加えた状態を保持しつつ第2のピニオンギア124a
の固定ネジ50を締めつけることにより、両方の第2の
ピニオンギア124a、124bが第2のシャフト12
0へ固定される。第3のピニオンギア132a、132
b、第4のピニオンギア134a、134bについても
同様に第3のシャフト128、第4のシャフト130へ
固定される。
【0033】すなわち、第1のピニオンギア122a、
122bは、第1のシャフト118へ予め軸線に対して
第1の周方向のトーション(捩じり力)が加えられた状
態で第1のラック104a、104bへ噛合されてい
る。一方、第2のピニオンギア124a、124bは、
第2のシャフト120へ予め軸線に対し、前記第1の周
方向と反対の第2の周方向のトーションが加えられた状
態で第1のラック104a、104bへ噛合されてい
る。第3のピニオンギア132a、132bは、第3の
シャフト128へ予め軸線に対して第3の周方向のトー
ションが加えられた状態で第2のラック106a、10
6bへ噛合されている。一方、第4のピニオンギア13
4a、134bは、第4のシャフト130へ予め軸線に
対して前記第3の周方向と反対の第4の周方向のトーシ
ョンが加えられた状態で第2のラック106a、106
bへ噛合されている。なお、第1のシャフト118およ
び第2のシャフト120へ加えられるトーションの大き
さは、第1のシャフト118と第2のシャフト120の
太さが同じであれば、同程度とし、当該太さに応じて値
を選択すればよい。また、第3のシャフト128および
第4のシャフト130へ加えられるトーションの大きさ
も、第3のシャフト128と第4のシャフト130の太
さが同じであれば、同程度とし、当該太さに応じて値を
選択すればよい。
【0034】第1のピニオンギア122a、122b
が、第1のシャフト118へ第1の周方向のトーション
が加えられた状態で第1のラック104a、104bへ
噛合されることにより、第1のピニオンギア122aに
は常時第2の周方向の戻りトーションが作用する。同様
に、第1のピニオンギア122bには常時第1の周方向
の戻りトーションが作用する。一方、第2のピニオンギ
ア124a、124bが、第2のシャフト120へ第2
の周方向のトーションが加えられた状態で第1のラック
104a、104bへ噛合されることにより、第2のピ
ニオンギア124aには常時第1の周方向の戻りトーシ
ョンが作用する。同様に、第2のピニオンギア124b
には常時第2の周方向の戻りトーションが作用する。
【0035】第3のピニオンギア132a、132b
が、第3のシャフト128へ第3の周方向のトーション
が加えられた状態で第2のラック106a、106bへ
噛合されることにより、第3のピニオンギア132aに
は常時第4の周方向の戻りトーションが作用する。同様
に、第3のピニオンギア132bには常時第3の周方向
の戻りトーションが作用する。一方、第4のピニオンギ
ア134a、134bが、第4のシャフト130へ第4
の周方向のトーションが加えられた状態で第2のラック
106a、106bへ噛合されることにより、第4のピ
ニオンギア134aには常時第3の周方向の戻りトーシ
ョンが作用する。同様に、第4のピニオンギア134b
には常時第4の周方向の戻りトーションが作用する。
【0036】従って、第1のピニオンギア122aと第
2のピニオンギア124aの歯面は、互いに逆方向の戻
りトーションにより第1のラック104aの歯面へ押接
される。同様に、第1のピニオンギア122bと第2の
ピニオンギア124bの歯面は、互いに逆方向の戻りト
ーションにより第1のラック104bの歯面へ押接され
る。この第1のピニオンギア122a、122bと第2
のピニオンギア124a、124bの歯面が第1のラッ
ク104a、104bの歯面へ常時押接されることによ
り、第1のピニオンギア122a、122bおよび第2
のピニオンギア124a、124bと第1のラック10
4a、104bとの間のバックラッシュが除去される。
その結果、X軸方向に対する第1のパイプ116a、1
16b、第1のシャフト118および第2のシャフト1
20の傾きが防止される。
【0037】一方、第3のピニオンギア132aと第4
のピニオンギア134aの歯面は、互いに逆方向の戻り
トーションにより第2のラック106aの歯面へ押接さ
れる。同様に、第3のピニオンギア132bと第4のピ
ニオンギア134bの歯面は、互いに逆方向の戻りトー
ションにより第2のラック106bの歯面へ押接され
る。この第3のピニオンギア132a、132bと第4
のピニオンギア134a、134bの歯面が第2のラッ
ク106a、106bの歯面へ常時押接されることによ
り、第3のピニオンギア132a、132bおよび第4
のピニオンギア134a、134bと第2のラック10
6a、106bとの間のバックラッシュが除去される。
その結果、Y軸方向に対する第2のパイプ126a、1
26b、第3のシャフト128および第4のシャフト1
30の傾きが防止される。上記のバックラッシュ除去に
より、移動体146および、移動体146に搭載された
被搭載物のX−Y方向の位置を極めて高精度に位置決め
可能となる。なお、本実施例では、X軸方向とY軸方向
へ互いに逆方向のトーションが予め溜め込まれた2本の
平行なシャフトをそれぞれ配設したが、各方向のシャフ
ト数は2本に限定されず、互いに逆方向のトーションが
予め溜め込まれた複数対の平行シャフトを用いてもよ
い。
【0038】次に2次元運動機構の他の実施例について
図7および図8と共に説明する。なお、本実施例は図4
の実施例の変形例であり、図4の実施例と同一の部材に
ついては同一の符号を附し、説明は省略する。図4の実
施例では、第1および第2の駆動手段として、第1のボ
ールネジ136、第2のボールネジ142、第1のモー
タ140および第2のモータ144を使用した。図7の
実施例では、第1の駆動手段として第1の平行移動体1
12aに搭載された第1のサーボモータ400と、第1
のモータ400の回転を伝達して、第1のシャフト11
8および第2のシャフト120を同方向へ回転させるた
めの第1の伝達部材とから構成されている。第1の伝達
部材は、第1のモータ400の出力軸402へ固定され
た第1のタイミングプーリ404a、404bと、第1
のシャフト118および第2のシャフト120へ固定さ
れた第2のタイミングプーリ406a、406bと、第
1のタイミングプーリ404a、404bと第2のタイ
ミングプーリ406a、406bとの間に掛け渡された
第1のタイミングベルト408a、408bとから構成
されている。
【0039】一方、第2の駆動手段は、第2の平行移動
体114aに搭載された第2のサーボモータ410と、
第2のモータ410の回転を伝達して、第3のシャフト
128および第4のシャフト130を同方向へ回転させ
るための第2の伝達部材とから構成されている。第2の
伝達部材は、第2のモータ410の出力軸412へ固定
された第3のタイミングプーリ414a、414bと、
第3のシャフト128および第4のシャフト130へ固
定された第4のタイミングプーリ416a、416b
と、第3のタイミングプーリ414a、414bと第4
のタイミングプーリ416a、416bとの間に掛け渡
された第2のタイミングベルト418a、418bとか
ら構成されている。
【0040】第1のモータ400を駆動すると、第1の
シャフト118と第2のシャフト120が同方向へ回転
する。同じく、第2のモータ410を駆動すると、第3
のシャフト128と第4のシャフト130が同方向へ回
転する。このシャフト118、120、128、130
の回転により、第1の平行移動体112a、112bは
同速度でY軸方向へ同期移動し、第2の平行移動体11
4a、114bは同速度でX軸方向へ同期移動する。そ
の結果、移動体146をX−Y方向へ移動させることが
できる。図7の実施例におけるバックラッシュ除去およ
び移動体146の高位置決め精度の効果は図4の実施例
と同様である。なお、図7の実施例でも第1のモータ4
00で同時にシャフト118、120を回転させ、第2
のモータ410で同時にシャフト128、130を回転
させたが、モータ400、410で1本のシャフトを回
転させ、他方は自由回転可能にしてもよい。
【0041】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、例えば各ラックを各平行移動体の内側に配設
し、各ピニオンギアを各シャフトの中途部分に設けても
よい等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施
し得るのはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】本発明のロボット装置によれば、多関節
ロボットが固定された移動体を、4辺に囲まれた広い範
囲で安定的に精度良く2次元運動させることができる。
広い範囲で前記移動体を移動できるから、小型の多関節
ロボットでも、作業装置を所望の位置に移動できる。多
関節ロボットが小型であるため、移動速度を高速化でき
る。また、多関節ロボットが運動する際の慣性力および
移動体自体の移動に伴う慣性力を、第1軸移動ガイドと
第2軸移動ガイドを介して4辺で好適に受けることがで
き、ローリングを好適に抑制することができる。従っ
て、本発明によれば、多関節ロボットに設けられた作業
装置を、広い範囲において繰り返し位置決め精度良く、
且つ高速度で移動させることができるという著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明のロボット装置ラインの一実施例を示す
斜視図。
【図3】本発明のロボット装置ユニットの一実施例を示
す正面図。
【図4】本発明にかかる2次元運動機構の一実施例を示
す平面図。
【図5】図4の実施例の第1のピニオンギア、第2のピ
ニオンギア近傍を示す部分側面図。
【図6】図4の実施例の第1のピニオンギア近傍の詳細
を示す部分断面図。
【図7】本発明にかかる2次元運動機構の他の実施例を
示す平面図。
【図8】図7の実施例の駆動機構を示す側面図。
【図9】従来の技術を説明する斜視図。
【符号の説明】
10a、10b X軸枠辺 12a、12b Y軸枠辺 16a、16b X軸移動シャフト 18a、18b Y軸移動シャフト 20 移動体 24 多関節ロボット 32 作業装置 34 ロボット装置 36 コンベア装置 40 搬送装置 42 枠体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向へ平行に配設された1対の第
    1軸ガイドと、 前記第1の方向に対して直角な第2の方向へ平行に配設
    された1対の第2軸ガイドと、 前記第1軸ガイドと平行に配され、各端部がそれぞれ前
    記第2軸ガイドへ移動可能に連繋され、第2軸ガイドに
    沿って前記第2の方向へ移動可能な第1軸移動ガイド
    と、 前記第2軸ガイドと平行に配され、各端部がそれぞれ前
    記第1軸ガイドへ移動可能に連繋され、第1軸ガイドに
    沿って前記第1の方向へ移動可能な第2軸移動ガイド
    と、 前記第1軸ガイドと第2軸ガイドに囲繞されて成る矩形
    平面内において、前記第1軸移動ガイドと第2軸移動ガ
    イド上を前記第1の方向および第2の方向へ移動可能な
    移動体と、 前記第1軸移動ガイドを移動させる駆動機構と、 前記第2軸移動ガイドを移動させる駆動機構と、 前記移動体に固定され、回動アーム機能および旋回機能
    を備えた多関節ロボットとを具備することを特徴とする
    ロボット装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロボット装置を、ワーク
    の搬送路に沿って連設したことを特徴するロボット装置
    ライン。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のロボット装置が、ワーク
    の搬送路を該ワークの搬送路に略平行に設けられた少な
    くとも3面で囲う枠体の少なくとも1面に固定されたこ
    とを特徴とするロボット装置ユニット。
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