JPH08277604A - 鉄筋金網及びその鉄筋金網を用いた配筋方法並びに鉄筋構造 - Google Patents

鉄筋金網及びその鉄筋金網を用いた配筋方法並びに鉄筋構造

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JPH08277604A
JPH08277604A JP10800495A JP10800495A JPH08277604A JP H08277604 A JPH08277604 A JP H08277604A JP 10800495 A JP10800495 A JP 10800495A JP 10800495 A JP10800495 A JP 10800495A JP H08277604 A JPH08277604 A JP H08277604A
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Kenji Kurokawa
健次 黒川
Junzo Ikeda
順三 池田
Michio Ogawa
三千雄 小川
Shigemi Kashima
重美 鹿島
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SUMIKURA KOGYO KK
SUMIKURA KOZAI KK
Original Assignee
SUMIKURA KOGYO KK
SUMIKURA KOZAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継ぎ手部が少なく、作業効率に優れ、材料や
運送等のコストも低減できる鉄筋金網及びその鉄筋金網
を用いた配筋方法並びに鉄筋構造を提供する。 【構成】 所定の縦ピッチで並設された主筋12、及び
これに直交し所定の横ピッチで連結される配力筋14を
有する鉄筋構造33、63に使用する鉄筋金網10であ
って、所定の縦ピッチで平行配置された主筋12に対
し、配力筋14は所定の横ピッチの2倍のピッチで配置
され、しかも主筋12及び配力筋14のそれぞれの少な
くとも一方は、隣り合う鉄筋金網10と連結するための
継ぎ手部16、18となっている鉄筋金網10及びその
鉄筋金網10を使用した配筋方法並びに鉄筋構造33、
63。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継ぎ手箇所を少なくで
き、且つ、千鳥継ぎ手を実現可能な鉄筋金網及びその鉄
筋金網を用いた配筋方法並びに鉄筋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の配筋作業、例えば、トンネルの支
保工100の内側に主筋102及び配力筋104を配筋
する場合には、コンクリートの被り厚のための複数の幅
決め段取筋106の一端がそれぞれ支保工100の内側
に固着され、幅決め段取筋106の他端に水平段取筋1
08が複数取り付けられる(図9(A))。そして、水
平段取筋108に湾曲した主筋102を、配力筋104
の取り付け作業を考慮して数本置きに配置し、図示され
ていない番線で固定する(図9(B))。数本置きに取
り付けた主筋102の上側周囲に所定ピッチで配力筋1
04を配置し、主筋102に図示されていない番線で固
定する(図9(C))。最後に、残りの主筋102を所
定の位置に配置し、同様にして水平段取筋108に固定
していた(図9(D))。なお、主筋102及び配力筋
104の配筋は図10及び図11に示すように、それぞ
れの重合部101は強度の観点から千鳥状配置になるよ
うに位置が調整してあり、千鳥状配置は図12に示すよ
うに重合部101の中心間の距離xは少なくとも重合部
101の重合長さLよりも大きいことが条件である。
【0003】しかしながら、このように主筋102及び
配力筋104を一本ずつ現場にて配筋するのでは手間で
あり、作業効率が悪いという問題があった。そこで、図
13及び図14に示すように、平行配置された主筋10
2が複数の配力筋104で連結され、しかも主筋102
及び配力筋104のそれぞれの両側部が継ぎ手部110
となっている鉄筋金網112、114が使用されてい
る。鉄筋金網112は隣り合う鉄筋金網112との重合
部101が直線状になるものであり、鉄筋金網114は
隣り合う鉄筋金網114との重合部101が千鳥状配置
になるものであり、千鳥状配置の方が品質的に安定して
いるので用途により使い分けられている。これらの鉄筋
金網112、114は予め工場で製作され、現場に搬送
して水平段取筋108に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉄筋金
網112、114はトラックで輸送するためその長さは
9〜10m程度、幅は2.5〜3.0m程度に限定され
るために長い主筋102に短い配力筋104が連結され
た構造となっている。このように幅方向が狭く、両側は
継ぎ手部110となっているので、網目部分が少なく、
特に、鉄筋金網114の場合が極端に少なく、従って、
多数の鉄筋金網114を必要とし、それに伴って継ぎ手
部110の連結作業も多くなり、効率が悪く、材料や運
送等のコストもかかるという問題があった。本発明はこ
のような事情に鑑みなされたもので、継ぎ手部が少な
く、作業効率に優れ、材料や運送等のコストも低減でき
る鉄筋金網及びその鉄筋金網を用いた配筋方法並びに鉄
筋構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の鉄筋金網は、所定の縦ピッチで並設された主筋、
及びこれに直交し所定の横ピッチで連結される配力筋を
有する鉄筋構造に使用する鉄筋金網であって、前記所定
の縦ピッチで平行配置された主筋に対し、配力筋は前記
所定の横ピッチの2倍のピッチで配置され、しかも前記
主筋及び配力筋のそれぞれの少なくとも一方は、隣り合
う鉄筋金網と連結するための継ぎ手部となっているよう
に構成されている。
【0006】請求項2記載の鉄筋金網を用いた配筋方法
は、所定の縦ピッチで平行配置された主筋が所定の横ピ
ッチの2倍のピッチで配置された複数の配力筋で連結さ
れ、しかも前記主筋及び配力筋のそれぞれの両側部は継
ぎ手部となっている鉄筋金網を、前記配力筋の継ぎ手部
を重合状態で配力筋方向に連結すると共に、前記それぞ
れの配力筋の中間に、連結される鉄筋金網を跨ぐ補助配
力筋を取り付けるように構成されている。請求項3記載
の鉄筋金網を用いた配筋方法は、請求項2記載の配筋方
法において、前記配力筋の中間に配置されたそれぞれの
補助配力筋は、これと直交し、隙間を有して配置された
複数の捨筋によって連結されて構成されている。請求項
4記載の鉄筋金網を用いた配筋方法は、請求項2又は3
記載の配筋方法において、前記配力筋の継ぎ手位置と、
前記補助配力筋の継ぎ手位置は、主筋方向に対して異な
る位置にあるように構成されている。請求項5記載の鉄
筋構造は、所定の縦ピッチで平行配置された主筋が所定
の横ピッチの2倍のピッチで配置された複数の配力筋で
連結され、しかも前記主筋及び配力筋のそれぞれの両側
部は継ぎ手部となっている上鉄筋金網及び下鉄筋金網
を、前記配力筋の継ぎ手部を重合状態で配力筋方向にそ
れぞれ連結すると共に、前記それぞれの配力筋の中間
に、連結される上鉄筋金網及び下鉄筋金網をそれぞれ跨
ぐ補助配力筋を取り付けて上金網と下金網とをそれぞれ
形成し、これらをトラス構造筋で連結するように構成さ
れている。
【0007】
【作用】請求項1記載の鉄筋金網においては、所定の縦
ピッチで平行配置された主筋に対し、配力筋は所定の横
ピッチの2倍のピッチで配置され、しかも前記主筋及び
前記配力筋のそれぞれの少なくとも一方は、隣り合う鉄
筋金網と連結するための継ぎ手部となっているので、そ
れぞれの継ぎ手部を重合させて鉄筋金網を縦横に連結
し、それぞれの隣り合う配力筋の中間に、連結される鉄
筋金網を跨いで別の配力筋を取り付けることにより連結
部が少ない配筋が行える。また、別の配力筋の長さを調
整することにより、配力筋の継ぎ手位置と別の配力筋の
継ぎ手位置は、主筋方向に対して異なる位置に配置する
ことができる。請求項2〜4記載の鉄筋金網を用いた配
筋方法においては、所定の縦ピッチで平行配置された主
筋が所定の横ピッチの2倍のピッチで配置された複数の
配力筋で連結された鉄筋金網を、配力筋の継ぎ手部を重
合状態で配力筋方向に連結すると共に、それぞれの配力
筋の中間に、連結される鉄筋金網を跨ぐ補助配力筋を取
り付ける。このようにすることにより、連結部が少ない
配筋が行える。特に、請求項3記載の鉄筋金網を用いた
配筋方法においては、配力筋の中間に配置されたそれぞ
れの補助配力筋は、これと直交し、隙間を有して配置さ
れた複数の捨筋によって連結されているので、補助配力
筋の取り付けが効率的に行える。請求項4記載の鉄筋金
網を用いた配筋方法においては、配力筋の継ぎ手位置
と、補助配力筋の継ぎ手位置は、主筋方向に対して異な
る位置にあるので、継ぎ手部の品質が安定する。
【0008】そして、請求項5記載の鉄筋構造において
は、所定の縦ピッチで平行配置された主筋が所定の横ピ
ッチの2倍のピッチで配置された複数の配力筋で連結さ
れ、しかも主筋及び配力筋のそれぞれの両側部は継ぎ手
部となっている上鉄筋金網及び下鉄筋金網を、配力筋の
継ぎ手部を重合状態で配力筋方向にそれぞれ連結すると
共に、それぞれの配力筋の中間に、連結される上鉄筋金
網及び下鉄筋金網をそれぞれ跨ぐ補助配力筋を取り付け
て上金網と下金網とをそれぞれ形成し、これらをトラス
構造筋で連結した構造なので、全体が高い剛性を有し、
例えば、アーチ状に配筋しても自立できる。
【0009】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る配筋方
法に使用される鉄筋金網の平面図、図2は配筋方法の概
略説明図、図3は支保工に幅決め段取筋及び湾曲段取筋
を取り付けた状態を示す斜視図、図4は他の実施例にお
ける配力筋金網の平面図、図5は本発明の第2の実施例
に係る鉄筋構造の配筋方法の概略説明図、図6はトラス
構造筋の端部の連結状態を示す部分拡大図、図7は分割
された自立鉄筋を組み立てている状態を示す説明図、図
8はトラス構造筋の斜視図である。
【0010】本発明の第1の実施例に係る配筋方法に使
用される鉄筋金網10は、図1に示すように、200m
m程度の縦ピッチで平行配置された湾曲状の主筋12
が、所定の横ピッチ250mm程度の2倍の500mm
程度のピッチで配置された複数の配力筋14で連結さ
れ、主筋12及び配力筋14のそれぞれの両側部は隣り
合う鉄筋金網10と連結するためのそれぞれの継ぎ手部
16、18となっている。この鉄筋金網10の継ぎ手部
16、18と隣り合う鉄筋金網10の継ぎ手部16、1
8をそれぞれ重合させ、その重合部26を公知のクリッ
プ22で連結する。そして、それぞれの隣り合う連接し
た配力筋14の中間に所定長さの補助配力筋20をクリ
ップ22により主筋12に取り付け、補助配力筋20同
士も継ぎ手部24を重合させ、その重合部28をクリッ
プ22で連結して配筋するようになっている。この場
合、配力筋14の重合部26と補助配力筋20の重合部
28は主筋方向に対して異なる位置にあるので、同じ位
置にある場合より継ぎ手部の品質が安定する。また、補
助配力筋20を連結される鉄筋金網10に跨がして取り
付けているので、連結部分が少なくて済み、作業を合理
化することができ、材料、運搬等のコストを削減するこ
とができる。
【0011】この鉄筋金網10を使用してトンネルの支
保工30の内側に配筋する場合には、図2(A)及び図
3に示すように、先ず、支保工30の内側周囲に被り厚
を決める幅決め段取筋32の一端を複数固着し、この幅
決め段取筋32の先部に湾曲段取筋34を固着する。次
に、湾曲段取筋34に所定の横ピッチの2倍の500m
m程度のピッチで補助配力筋20を図示していないクリ
ップで取り付ける(図2(B))。そして、補助配力筋
20の内側に3枚の鉄筋金網10を取り付けるが、先ず
両側に鉄筋金網10の配力筋14が隣り合う補助配力筋
20の中間位置になるように配置し、図示されていない
クリップで湾曲段取筋34及び補助配力筋20に固定し
(図2(C))、残りの天井部の鉄筋金網10も両側部
の鉄筋金網10と同様にして取り付けて(図2(D))
鉄筋構造33を形成する(図1参照)。このようにして
鉄筋構造33を形成することにより、連結部分が少ない
配筋を行うことができる。
【0012】なお、前記第1の実施例においては、補助
配力筋20は湾曲段取筋34に一本ずつ取り付けたが、
図4に示すように、所定の横ピッチの2倍のピッチで平
行配置された補助配力筋20を複数の捨筋38で連結し
て配力筋金網40を形成し、その配力筋金網40を湾曲
段取筋34に取り付けることにより、作業を合理化して
もよい。
【0013】次に、本発明の第2の実施例に係る鉄筋構
造63に使用する下鉄筋金網44、上鉄筋金網46、ト
ラス構造筋48について説明する。前記下鉄筋金網44
は、前記第1の実施例における鉄筋金網10と同様に所
定の縦ピッチで平行配置された湾曲した主筋12と、所
定の横ピッチの2倍のピッチで配置された複数の配力筋
14が縦横に連結され、主筋12及び配力筋14のそれ
ぞれの両側部は隣り合う下鉄筋金網44と連結するため
の継ぎ手部となっている(図5及び図1参照)。前記上
鉄筋金網46は下鉄筋金網44とは主筋12と配力筋1
4の配置が逆になっているものである(図5及び図1参
照)。前記トラス構造筋48は、図8に示すように、湾
曲した上端筋50の両側に対となる湾曲した波形ラチス
筋52が下方に開いて配置され、それぞれの波形ラチス
筋52の上部の屈曲部54が上端筋50に固着され、波
形ラチス筋52の下部の屈曲部56はそれぞれの湾曲し
た下端筋58に固着されており、剛性が高い。
【0014】これらの下鉄筋金網44、上鉄筋金網46
及びトラス構造筋48を用いて明り巻用の鉄筋構造63
の配筋を行う場合には、図5(A)に示すように、作業
台60に前側2枚、後側2枚、計4枚の下鉄筋金網44
を配置し、重合したそれぞれの継ぎ手部を連結する。そ
して、所定長さの補助配力筋20を隣り合う配力筋14
の中間に配置し、補助配力筋20を主筋12に取り付け
て下金網45を形成する(図1参照)。次に、図5
(B)に示すように、4枚の下鉄筋金網44の中央にト
ラス構造筋48をそれぞれ配置して主筋12及び配力筋
14に固定し、図6(A)、(B)に示すように、トラ
ス構造筋48の両端に取り付け部材62を設ける。中央
側に配置される取り付け部材62には長孔状の連結孔6
5が形成され、その連結孔65に外側からボルト67を
装着し、ボルト67の頭部69により対となる連結部材
64を押圧した状態でナット71を締めて連結部材64
を取り付け部材62に固定する。更に、図5(C)に示
すように、トラス構造筋48の上に前側2枚、後側2
枚、計4枚の上鉄筋金網46を配置し、中央部の主筋1
2を連結部材64の隙間66に挿入し、それぞれの継ぎ
手部を連結し、そして、所定長さの補助配力筋20を隣
り合う配力筋14の中間に配置し、補助配力筋20を主
筋12に固定して上金網47を形成し、自立鉄筋61を
組み立てる(図1参照)。同様にして、もう1組の自立
鉄筋61を組み立て、図7に示すように、クレーン68
で吊り上げて自立鉄筋61の一方の連結部材64を礎台
70に載せて固定し、他方側の連結部材64をそれぞれ
合わせ、取り付け孔72を用いてボルトとナットにより
連結してアーチ状の鉄筋構造63を組み立てる。このア
ーチ状に組まれた鉄筋構造63は高い剛性を有する。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の鉄筋金網は、所定の縦ピ
ッチで平行配置された主筋が、所定の横ピッチの2倍の
ピッチで配置された配力筋により連結されているので、
鉄筋金網を縦横に連結し、それぞれの配力筋の中間に連
結される鉄筋金網を跨いで別の配力筋を取り付けること
により連結部が少ない配筋を行うことができる。従っ
て、作業効率がよくなり、材料や運送等のコストを削減
することができる。また、別の配力筋の長さを調整する
ことにより、配力筋の継ぎ手位置と、別の配力筋の継ぎ
手位置は、主筋方向に対して異なる位置にあるようにす
ることができるので、継ぎ手部の品質が安定した鉄筋金
網を形成することができる。そして、請求項2〜4記載
の配筋方法は、所定の縦ピッチで平行配置された主筋が
所定の横ピッチの2倍のピッチで配置された複数の配力
筋で連結された鉄筋金網を配力筋方向に連結すると共
に、それぞれの配力筋の中間に、連結される鉄筋金網を
跨いで補助配力筋を取り付けているので、連結部が少な
い配筋を行うことができる。従って、作業性が向上し、
材料や運送等のコストを削減することができる。特に、
請求項3記載の配筋方法においては、配力筋の中間に配
置されたそれぞれの補助配力筋は複数の捨筋で連結され
ているので、効率的に補助配力筋を取り付けることがで
きる。請求項4記載の配筋方法は、配力筋の継ぎ手位置
と、補助配力筋の継ぎ手位置は、主筋方向に対して異な
る位置にあるので、継ぎ手部の品質が安定した配筋構造
を形成することができる。
【0016】また、請求項5記載の鉄筋構造は、所定の
縦ピッチで平行配置された主筋が、所定の横ピッチの2
倍のピッチで配置された複数の配力筋で連結された上鉄
筋金網及び下鉄筋金網を配力筋方向に連結すると共に、
それぞれの配力筋の中間に、連結される上鉄筋金網及び
下鉄筋金網をそれぞれ跨ぐ補助配力筋を取り付けて上金
網と下金網とをそれぞれ形成し、これらをトラス構造筋
で連結したので、連結部が少ない配筋を行うことができ
る。従って、作業性が向上し、材料や運送等のコストを
削減することができる。また、鉄筋構造は剛性を有する
ので、自立性が要求される明り巻等に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る配筋方法に使用さ
れる鉄筋金網の平面図である。
【図2】配筋方法の概略説明図である。
【図3】支保工に幅決め段取筋及び湾曲段取筋を取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図4】他の実施例における配力筋金網の平面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例に係る鉄筋構造の配筋方
法の概略説明図である。
【図6】トラス構造筋の端部の連結状態を示す部分拡大
図である。
【図7】分割された自立鉄筋を組み立てている状態を示
す説明図である。
【図8】トラス構造筋の斜視図である。
【図9】従来例に係る支保工の内側の配筋工程を示す概
略説明図である。
【図10】主筋の連結状態を示す斜視図である。
【図11】配力筋の連結状態を示す斜視図である。
【図12】主筋及び配力筋の重合部の千鳥状配置の説明
図である。
【図13】鉄筋金網の平面図である。
【図14】鉄筋金網の平面図である。
【符号の説明】
10 鉄筋金網 12 主筋 14 配力筋 16 継ぎ手部 18 継ぎ手部 20 補助配力筋 22 クリップ 24 継ぎ手部 26 重合部 28 重合部 30 支保工 32 幅決め段取筋 33 鉄筋構造 34 湾曲段取筋 38 捨筋 40 配力筋金網 44 下鉄筋金網 45 下金網 46 上鉄筋金網 47 上金網 48 トラス構造筋 50 上端筋 52 波形ラチス筋 54 屈曲部 56 屈曲部 58 下端筋 60 作業台 61 自立鉄筋 62 取り付け部材 63 鉄筋構造 64 連結部材 65 連結孔 66 隙間 67 ボルト 68 クレーン 69 頭部 70 礎台 71 ナット 72 取り付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 三千雄 福岡県北九州市小倉北区東港2丁目1番18 号 住倉鋼材株式会社内 (72)発明者 鹿島 重美 福岡県北九州市小倉北区東港2丁目1番18 号 住倉鋼材株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の縦ピッチで並設された主筋、及び
    これに直交し所定の横ピッチで連結される配力筋を有す
    る鉄筋構造に使用する鉄筋金網であって、 前記所定の縦ピッチで平行配置された主筋に対し、配力
    筋は前記所定の横ピッチの2倍のピッチで配置され、し
    かも前記主筋及び配力筋のそれぞれの少なくとも一方
    は、隣り合う鉄筋金網と連結するための継ぎ手部となっ
    ていることを特徴とする鉄筋金網。
  2. 【請求項2】 所定の縦ピッチで平行配置された主筋が
    所定の横ピッチの2倍のピッチで配置された複数の配力
    筋で連結され、しかも前記主筋及び配力筋のそれぞれの
    両側部は継ぎ手部となっている鉄筋金網を、前記配力筋
    の継ぎ手部を重合状態で配力筋方向に連結すると共に、
    前記それぞれの配力筋の中間に、連結される鉄筋金網を
    跨ぐ補助配力筋を取り付けることを特徴とする鉄筋金網
    を用いた配筋方法。
  3. 【請求項3】 前記配力筋の中間に配置されたそれぞれ
    の補助配力筋は、これと直交し、隙間を有して配置され
    た複数の捨筋によって連結されている請求項2記載の鉄
    筋金網を用いた配筋方法。
  4. 【請求項4】 前記配力筋の継ぎ手位置と、前記補助配
    力筋の継ぎ手位置は、主筋方向に対して異なる位置にあ
    る請求項2又は3記載の鉄筋金網を用いた配筋方法。
  5. 【請求項5】 所定の縦ピッチで平行配置された主筋が
    所定の横ピッチの2倍のピッチで配置された複数の配力
    筋で連結され、しかも前記主筋及び配力筋のそれぞれの
    両側部は継ぎ手部となっている上鉄筋金網及び下鉄筋金
    網を、前記配力筋の継ぎ手部を重合状態で配力筋方向に
    それぞれ連結すると共に、前記それぞれの配力筋の中間
    に、連結される上鉄筋金網及び下鉄筋金網をそれぞれ跨
    ぐ補助配力筋を取り付けて上金網と下金網とをそれぞれ
    形成し、これらをトラス構造筋で連結したことを特徴と
    する鉄筋構造。
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Cited By (5)

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