JPH0827703A - 軌道用フローティングスラブの型枠構造 - Google Patents

軌道用フローティングスラブの型枠構造

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JPH0827703A
JPH0827703A JP18530394A JP18530394A JPH0827703A JP H0827703 A JPH0827703 A JP H0827703A JP 18530394 A JP18530394 A JP 18530394A JP 18530394 A JP18530394 A JP 18530394A JP H0827703 A JPH0827703 A JP H0827703A
Authority
JP
Japan
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bottom wall
formwork
truss
floating slab
concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP18530394A
Other languages
English (en)
Inventor
Michimasa Yamaguchi
道征 山口
Teruo Nakazawa
輝男 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペーサの配置作業をなくし、型枠内への鉄
筋配設作業を容易にし、施工性を良くするとともに、レ
ベル出しも容易に行えるようにする。 【構成】 コンクリート製の側壁11と底壁1の内部に
鉄筋を埋設するとともに、底壁1に埋設された鉄筋とし
て直線状の2本の上下鉄筋3,4間に波状に折り曲げら
れた鉄筋5を溶接等で固着したトラス筋2を用い、この
トラス筋2の上半分を底壁1から露出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上部にバラスト、枕
木を設けてレールを支持する軌道用フローティングスラ
ブの型枠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道用フローティングスラブは、現場で
形成する場合、合板等で所定の大きさの型枠を作り、図
5に示すようなスペーサ101を用いて鉄筋100を配
してコンクリート打設していた。また、フローティング
スラブの施工を省力化し、工期の短縮を図るため、底壁
と側壁とを有するフローティングスラブの半完成品を工
場で作り、これを現場に搬入し、コンクリートを打設す
る方法では上記半完成品がフローティングスラブの型枠
ともなっていた。このような半完成品、すなわち型枠を
現場に設置するとき路盤上に角材を置き、この角材の上
に型枠を水平になるように設置し、その後に型枠内の平
坦な底面上に鉄筋100を所定の高さに支持するスペー
サ101を配置し、スペーサ101上に鉄筋100を配
した後にコンクリートを打設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高架橋やトンネル内等
の剛性路盤上では、全て現場でコンクリートを打設して
フローティングスラブを形成することは困難であること
及び工期の短縮を図れないため、予めフローティングス
ラブの半完成品(型枠)を工場生産し、すなわちプレキ
ャストコンクリートによりプレハブ化し、現場へ搬入
し、設置した後に型枠内にコンクリートを打設してフロ
ーティングスラブを完成させていた。このような型枠を
使用する場合、コンクリート打設時及び養生時の荷重を
受け持つために、型枠の底壁厚みを厚くする必要があ
り、厚くすると重量が増大し、現場へ搬入し設置する作
業が困難となる。また、型枠を路盤上の角材で支持する
場合に、路盤と型枠の底壁とを隙間なくレベルを出しな
がら作業しなければならず、施工の能率が悪くなる。さ
らに、スペーサ101を使用しなければならず、スペー
サ101を配置する作業に手間がかかっていた。
【0004】そこで、この発明は、スペーサの配置作業
をなくし、型枠内への鉄筋配設作業を容易にし、施工性
を良くするとともに、レベル出しも容易に行えるように
した軌道用フローティングスラブの型枠構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、上部にバラスト、枕木を設けてレール
を支持する軌道用フローティングスラブの型枠構造にお
いて、コンクリート製の側壁と底壁の内部に鉄筋を埋設
するとともに、底壁に埋設された鉄筋として直線状の2
本の上下鉄筋間に波状に折り曲げられた鉄筋を溶接等で
固着したトラス筋を用い、このトラス筋の上半分を底壁
から露出させたものである。また、底壁に上下に突出す
る中間支保工を複数設け、これら中間支保工の底壁下方
に突出する部分を高さ調節可能な支持脚に構成したもの
である。
【0006】
【作用】この発明では、トラス筋の上半分が型枠の底壁
から露出しているので、現場に型枠を搬入し、設置した
後にトラス筋上に鉄筋を配設するのでスペーサが不要と
なる。トラス筋上に鉄筋を配設したならばコンクリート
を打設する。型枠の底壁に上下に突出する中間支保工を
複数設け、これら中間支保工の底壁下方に突出する部分
を高さ調節可能な支持脚に構成したものでは、コンクリ
ート打設及び養生時の荷重を受け持ち、レベル出しも容
易に行える。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1において、型枠10の底壁1に埋設さ
れた鉄筋(トラス筋2)を示し、この鉄筋は直線上の2
本の上下鉄筋3,4間に波状に折り曲げられた鉄筋5を
溶接等で固着したトラス筋2を用い、このトラス筋2の
上半分を底壁1から露出させてある。また、このトラス
筋2の上鉄筋3には現場でコンクリート打設する際に埋
設される鉄筋6をスペーサを用いずに溶接等の手段によ
り、現場において固着するようになっている。
【0009】図2は型枠10の全体を示す斜視図であ
り、底壁1と側壁11とから型枠10を構成し、これら
底壁1及び側壁11はプレキャストコンクリートでプレ
ハブ化される。側壁11の内部にも鉄筋を埋設してあ
り、底壁1にはトラス筋2の下半分が埋設してある。図
2に示すような型枠10は工場生産し、この工場生産さ
れた型枠10を現場に搬入し、設置する。型枠10を現
場に設置したならば、トラス筋2に鉄筋6を固着し、型
枠10内にコンクリートを打設し、養生した後にバラス
ト,枕木を設けてレールを敷設する。
【0010】図3においては、底壁1に上下に突出する
中間支保工7を複数設け、これら中間支保工7の底壁1
の下方に突出する部分を高さ調節可能な支持脚8に構成
したものである。ここで用いる型枠10は図1及び図2
に示したものであり、この型枠10は支持脚8で路盤1
2上に支持され、型枠10の底壁1と路盤12との間に
は防振ゴム9を介在させてある。支持脚8はボルトを使
用し、このボルトを受け入れる雌ねじ部(図示せず)を
底壁1に埋設し、雌ねじ部に対しボルト8のねじ込み具
合で型枠10の路盤12からの高さを調整できるように
なっている。防振ゴム9の設置は支持脚8により型枠1
0を所定の高さに調節した後、型枠10と路盤12との
隙間を埋めるように設け、その後支持脚8を引っ込める
ことにより型枠10はレベル出しが行われた状態で防振
ゴム9により路盤12上に支持されることとなる。ま
た、防振ゴム9の不陸個所にレジンコンクリート等の詰
め物を施し、詰め物を施した後に型枠10内にコンクリ
ートを打設する。このような中間支保工7を設けること
により、型枠10の剛性を上げないですむので、型枠1
0の底壁1の厚みを薄くすることができ、型枠10の軽
量化を図ることができる。
【0011】図3は全体の断面図を示し、点線部分は型
枠10を現場に設置した後に配設される鉄筋や打設され
るコンクリートを示している。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンクリート製の側壁と底壁の内部に鉄筋を埋設す
るとともに、底壁に埋設された鉄筋として直線状の2本
の上下鉄筋間に波状に折り曲げられた鉄筋を溶接等で固
着したトラス筋を用い、このトラス筋の上半分を底壁か
ら露出させたので、このような型枠を現場に搬入し、設
置すれば、現場においてトラス筋上に他の鉄筋を容易に
固着することができ、従来の如きスペーサを配置する面
倒な作業が不要となる。そして、トラス筋上に他の鉄筋
を固着したならば、型枠内にコンクリートを打設し、養
生すれば、軌道用フローティングスラブが容易に完成で
きる。また、底壁に上下に突出する中間支保工を複数設
け、これら中間支保工の底壁下方に突出する部分を高さ
調節可能な支持脚に構成したものでは、型枠のレベル出
しが容易に行えるとともに、型枠の現場での設置が容易
となる。また、中間支保工を設けることにより型枠の剛
性を上げないですみ、このために型枠の底壁を薄くする
ことができ、型枠そのものの軽量化が図れる。型枠の軽
量化を図ることができれば、現場への搬入,設置が容易
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】この発明の好適な実施例を示す斜視図。
【図3】型枠を現場に設置した状態の側面図。
【図4】全体の断面図。
【図5】従来のスペーサを用いた鉄筋の配設例を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 底壁 2 トラス筋 7 中間支保工 8 支持脚 10 型枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にバラスト、枕木を設けてレールを
    支持する軌道用フローティングスラブの型枠構造におい
    て、 コンクリート製の側壁と底壁の内部に鉄筋を埋設すると
    ともに、底壁に埋設された鉄筋として直線状の2本の上
    下鉄筋間に波状に折り曲げられた鉄筋を溶接等で固着し
    たトラス筋を用い、 このトラス筋の上半分を底壁から露出させたことを特徴
    とする軌道用フローティングスラブの型枠構造。
  2. 【請求項2】 底壁に上下に突出する中間支保工を複数
    設け、これら中間支保工の底壁下方に突出する部分を高
    さ調節可能な支持脚に構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の軌道用フローティングスラブの型枠構造。
JP18530394A 1994-07-14 1994-07-14 軌道用フローティングスラブの型枠構造 Pending JPH0827703A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524471A (ja) * 2004-12-16 2008-07-10 レール ワン ゲーエムベーハー 軌道車両のためのコンクリート軌道
JP2008531871A (ja) * 2005-11-15 2008-08-14 レール ワン ゲーエムベーハー 軌道車両用固定軌道
CN105442400A (zh) * 2015-12-11 2016-03-30 中国铁路总公司 跨度64米铁路钢桁梁适应轴重30t重载列车强化方法

Cited By (4)

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CN105442400B (zh) * 2015-12-11 2017-01-25 中国铁路总公司 跨度64米铁路钢桁梁适应轴重30t重载列车强化方法

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