JPH08273959A - 希土類樹脂結合型磁石の製造方法 - Google Patents

希土類樹脂結合型磁石の製造方法

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JPH08273959A
JPH08273959A JP7076671A JP7667195A JPH08273959A JP H08273959 A JPH08273959 A JP H08273959A JP 7076671 A JP7076671 A JP 7076671A JP 7667195 A JP7667195 A JP 7667195A JP H08273959 A JPH08273959 A JP H08273959A
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rare earth
magnet
resin
punching
molding
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Takeshi Ikuma
健 井熊
Toshiyuki Ishibashi
利之 石橋
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    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
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Abstract

(57)【要約】 【目的】希土類磁石粉末と樹脂成分からなる希土類樹脂
結合型磁石を高価な磁石粉末原料をロスすること無く製
造する。また製造工程を簡略化及び長時間の安定そして
安全に稼働させる。これにより製造コストを低減し、よ
り安価に希土類樹脂結合型磁石を提供することを目的と
する。 【構成】充填率92〜98重量%の希土類磁石粉末と熱
可塑性樹脂からなる希土類樹脂結合型磁石を押出成形に
より成形を行った後、インラインもしくはアウトライン
により打抜き加工を行い、所望の形状に成形する。成形
後の残材は粉砕した後にリサイクル材として再使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は希土類樹脂結合型磁石の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類樹脂結合型磁石の製造方法として
は圧縮成形法、射出成形法、押出成形法が主に挙げられ
る。
【0003】この内、押出成形法については、「日本応
用磁気学会誌 16,135-138(1992)」や「日本応用磁気
学会誌 18,227-230(1994)」に示されているように生
産性が高く、また寸法精度が高い等の多くの利点を有し
ている。また磁気性能においても従来の圧縮成形法とほ
ぼ同等の磁気性能を得ることが可能となっている。
【0004】押出成形法は従来、例えばフェライトゴム
磁石にも使用されていたが、フェライトゴム磁石の場
合、特開昭59−273707や特公平6−1645
8、特開昭62−273307等に示されているよう
に、賦形と冷却・固化が必ずしも一つの金型内で行われ
ているのではない。押出機に付設した金型により、プロ
ファイル形状に賦形した後に金型外で冷却を行う。寸法
調整は冷却時にサイジング金型やロールによって行う。
また押出成形後に切削加工等を行い、プロファイル形状
の寸法補正を行う場合もある。この方法の場合、生産速
度を上げることは可能であるが原料を変形可能な状態で
押し出すことから、磁石粉末の充填率を上げることが困
難であり、また寸法出しのための加工による材料ロスを
生じる。また、フェライト磁石粉末は粉末粒径が1〜2
μmと非常に小さいために高充填化が困難である。前記
の従来技術中の磁石粉末の磁粉充填率は最大90〜91
%程度である。さらにフェライト磁石粉末の場合、磁石
粉末原料が安価であるため生産コストに余り影響がない
が原料が高価な希土類磁石を使用してフェライト磁石の
製造方法を行うことは困難である。
【0005】これに対し、日本応用磁気学会誌等に示さ
れた押出成形法は金型内部でプロファイル形状に賦形
し、金型先端部で冷却固化する金型内冷却固化成形法を
採用している。この成形法により金型先端部で寸法精度
良く、プロファイル形状に賦形する事ができ、また変形
可能な状態で金型外へ押し出す必要がないために磁石粉
末の充填率を上げることが可能となった。更にこの押出
成形は従来の射出成形に比べ低せん断で加工ができるた
めに樹脂の変質が少ない。この結果この成形方法で成形
した磁石は高充填磁石でありながら、非常に機械的強度
の高い磁石を得ることが可能となった。また、希土類磁
石粉末の場合、フェライト磁石粉末に比べ粉末粒径が大
きく、また粒度調整が可能であるとから高充填化するこ
とが可能である。
【0006】このように希土類磁石の押出成形法はこれ
までの例えばフェライトゴム磁石の成形法とは全く異な
る成形方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金型内
冷却固化成形法を採用した希土類樹脂結合型磁石の押出
成形法には以下のような課題を有している。
【0008】すなわち、押出成形法によりプロファイル
形状については寸法精度良く成形することができるもの
の成形品は長さ方向においては連続的に成形されること
から所望の長さに切断をする必要がある。この切断方法
については例えば特開平2−254707、特開平2−
251117等が、切断装置については例えば特開平5
−309629が挙げられる。
【0009】これらの切断方法及び切断装置を用いるこ
とにより切断を行うことは可能である。しかし、これら
の切断を行うためには切断代が必要となり、特に特開平
5−309629の場合、切り粉が生じることとなる。
この切り粉は微粉末となるため再生利用することができ
ずに材料ロスとなる。切断寸法が長ければ材料の歩留ま
りは上がるものの、切断寸法が短くなればなるほど、ま
た円柱状や内径の小さい磁石のようにプロファイルの断
面積が大きくなるほど歩留まりは小さくなる。この歩留
まりの低下は希土類磁石粉末のような高価な原料を使用
している場合には製造コストに大きな影響を与える。結
果として磁石製造コストの増加を引き起こす。
【0010】また、切断時に生じる切り粉は酸化しやす
い希土類磁石粉末を含んだ粉末であるため燃え易く、製
造時の安全性に問題が生じる。この切り粉対策として集
塵機の設置等が必要となり装置の大型化や装置価格の増
加を引き起こす。これらによっても磁石の製造コストの
増加を引き起こす。
【0011】さらに、切断面は希土類磁石粉末が磁石粉
末表面に表出する事となるために耐食性を含めた磁石の
信頼性の低下を引き起こす。
【0012】そこで、本発明は上記に示した種々の課題
を解決するための希土類樹脂結合型磁石の製造方法を提
供するものである。その目的とするところは高性能でか
つ寸法精度の高い希土類樹脂結合型磁石を安価にそし
て、その製造方法を簡便にするところにある。また、信
頼性の高い希土類樹脂結合型磁石を提供するところにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は希
土類磁石粉末と熱可塑性樹脂からなる希土類樹脂結合型
磁石の製造方法において、希土類磁石粉末の充填量が重
量比で92〜98%である希土類磁石粉末と樹脂成分の
混合・混練物を金型内冷却固化成形法による押出成形を
行った後、打抜き加工により成形を行うことを特徴とす
る。
【0014】請求項2記載の発明は希土類磁石粉末と熱
可塑性樹脂からなる希土類樹脂結合型磁石の製造方法に
おいて、 a.希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂を所望の成分比に秤
量する工程 b.秤量した原料を混合・混練をする工程 c.混練物とリサイクル材を混合する工程 d.混練物を押出機に投入し、金型内冷却固化成形法に
よる押出成形を行う工程 e.押出機前方に設置したプレス機により、インライン
で打抜き加工を行う工程 f.打抜き後の残材を切断する工程 g.切断された残材を粉砕し、リサイクル原料とする工
程 以上のa〜gの工程からなることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は希土類磁石粉末と熱
可塑性樹脂からなる希土類樹脂結合型磁石の製造方法に
おいて、 a.希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂を所望の成分比に秤
量する工程 b.秤量した原料を混合・混練をする工程 c.混練物とリサイクル材を混合する工程 d.混練物を押出機に投入し、金型内冷却固化成形法に
よる押出成形を行う工程 e.押出機前方に設置した切断機により、インラインで
成形品を切断する工程 f.切断された成形品をプレス機により打抜き加工を行
う工程 g.打抜き後の残材を切断する工程 h.切断された残材を粉砕し、リサイクル原料とする工
程 以上のa〜hの工程からなることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は前記希土類磁石粉末
と熱可塑性樹脂からなる希土類樹脂結合型磁石材料の混
合・混練物において、混合・混練物中に酸化防止剤等の
添加剤を0.1〜2.0重量%含むことを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は前記の金型内冷却固
化成形による押出成形において、金型先端部に配向磁場
を印加して、磁気異方性磁石を製造することを特徴とす
る。
【0018】請求項6記載の発明は前記の金型内冷却固
化成形よる押出成形において、磁石成形体の肉厚tが 0.1≦t≦3[mm] であるシート状磁石であることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は前記プレス機による
打抜き加工の工程において、穴あき形状磁石を加工する
とき、穴の直径rが 0.5≦r≦3mm であることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は前記プレス機による
打抜き加工の工程において、打抜き加工により賦形した
成形体が打抜き前の押出成形体に対して製品化率で重量
比、10%以上であることを特徴とする。
【0021】請求項9記載の発明は前記希土類磁石粉末
が希土類元素(Yを含む)、Coを主体とする遷移金属
金属からなる希土類磁石粉末である。
【0022】請求項10記載の発明は前記希土類磁石粉
末が希土類元素(Yを含む)、Feを主体とする遷移金
属金属及びほう素からなる希土類磁石粉末である。
【0023】請求項11記載の発明は前記希土類磁石粉
末が希土類元素(Yを含む)、Feを主体とする遷移金
属金属及び窒素からなる希土類磁石粉末である。
【0024】請求項12記載の発明は前記熱可塑性樹脂
がポリアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)樹脂、液晶ポリマー等の融点150℃以上の耐熱性
樹脂であることを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明によれば、希土類磁石粉末
と熱可塑性樹脂からなる混合・混練物(以下磁石コンパ
ウンドと称す)を押出成形によりプロファイル形状を賦
形した後に押出機前方(押出方向)に付設したプレス機
により打抜き加工を行うことにより最終形状に成形を行
う。打抜き加工についてはフェライトボンド磁石への応
用例として例えば特公昭55−43244等が挙げられ
るがフェライトボンド磁石の場合には磁石粉末の充填量
が90%程度であるために樹脂成分の量が多いことから
打抜き加工を行うことが容易である。これに対して高性
能な希土類磁石に応用する場合、磁粉充填率を下げるこ
とにより打抜き加工を行うことは可能であるが高性能な
希土類磁石粉末の特性を充分に発揮させることができな
い。そこで金型内冷却固化成形法による押出成形を行う
ことにより、磁粉充填率の高い磁石を成形することが可
能となる。またこの押出成形は低せん断加工であるため
に、高充填で機械的強度の高い磁石を製造することが可
能となる。この磁石に打抜き加工を行うことは機械的強
度が高いという特徴を活かすことができる。また打抜き
加工の場合、材料ロスが少ないため従来の切断等の後加
工法に比べ、低コストで製造することが加工となる。こ
こで磁粉充填率を92〜98重量%としたのは92%以
下の場合、打抜き加工は可能ではあるが高性能な希土類
磁石粉末の特性を充分に発揮させることができない。ま
た、98%以下としたのは98%より多くなると希土類
磁石粉末と樹脂成分からなる混合・混練物の流動性が低
下し、押出成形を行うことが困難となるからである。
【0026】より好ましい磁石粉末充填量は94〜98
重量%である。
【0027】また、本発明の製造方法を用いることによ
り、特に薄板磁石の製造の場合、磁石成形体表面での後
加工面を少なくすることが可能となる。これは押出成形
面が成形体表面に残ることを意味する。押出成形面の場
合、表面に薄い樹脂層を形成しこれが、磁石粉末の酸化
に対しコーティング膜として作用する。この結果磁石成
形体の耐食性を含めた信頼性を向上させる。これに対
し、加工面の場合、加工により磁石粉末が成形体表面に
現れる。これは樹脂の被膜が存在しないため酸化しやす
く、これが存在することによって成形体の信頼性を低下
させる原因となる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、プレス機を
インラインに設置することにより、プレス機へ加工材料
を給材する装置等が不要となり装置の簡略化を図ること
が可能となる。また、プレス打抜き加工の場合、切断加
工と異なり、加工時に切り粉が生じなくなるために集塵
機の付設が不要となりこれによる装置の小型化を図るこ
とが可能となる。また、切り粉の発生がないことにより
装置の装置のメンテナンスが容易になり、連続長時間の
成形が可能となり、装置の稼働率の増加をもたらす。以
上の種々の利点により、材料ロスの低減や装置の小型化
・省人化により製造コストの低減が可能となる。またリ
サイクル工程を加えることにより、残材の有効利用を行
うことが可能となり、製造コストの低減を図ることが可
能となる。ここで本発明で使用した押出成形法は前述し
たように低せん断加工であるために樹脂成分への影響が
少なく、また磁石粉末成分の劣化を抑えることが可能な
ことからリサイクルによる特性劣化を抑えた成形を行う
ことが可能となる。
【0029】請求項3の発明によれば、磁石コンパウン
ドを押出成形によりプロファイル形状に賦形した後に適
当な長さに切断する。切断された成形物をプレス機に給
材して打抜き加工により磁石を最終形状に成形する。こ
の成形方法の場合、請求項1の方法と異なり、プレス機
への給材時には給材装置が必要となる。しかしながら押
出成形と打抜き加工速度を比較した場合、打抜き加工速
度の方が押出速度に比べ速いためプレス機に余力が生じ
る。そこで押出機とプレス機を別にすることにより、押
出機数台に対して、プレス機1台の構成にするにより各
成形機の製造能力のバランスをとることが可能となる。
これにより装置投資の最小化を図ることが可能となり、
結果として製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0030】請求項4の発明によれば、希土類磁石粉末
と熱可塑性樹脂及び添加剤を加えた磁石コンパウンドを
使用する。希土類磁石粉末の内、例えばNd−Fe−B
系磁石粉末を用いた場合、磁石コンパウンド中の磁粉体
積率を増加させると混練・成形中に磁石コンパウンドの
粘度増加が生じる。この粘度増加により混練成形を安定
に行うことが困難になる。そこでその対策として添加剤
として酸化防止剤の添加がある。また、磁粉体積率の増
加に伴い、流動性の低下が生じることの対策として可塑
剤や減摩剤の添加がある。これら以外にも潤滑剤や難燃
化剤等の有機添加剤や無機添加剤がそれぞれの必要に応
じて添加を行う。添加剤の種類については限定されな
い。添加剤の添加量を0.1〜2.0重量%としたのは
0.1%より少なくなると添加剤の効果がわずかとなる
ためであり、2.0%より多くなると相対的に樹脂成分
の量が低下するため成形性が低下するためである。より
好ましい添加量は0.5〜2.0重量%である。
【0031】請求項5の発明によれば、押出成形時、金
型先端部に磁場配向用の磁気回路を設置することにより
冷却固化成形を行うと同時に磁石粉末の磁場配向を行
う。これにより、無磁場で成形を行う場合に比べ、磁場
成形により高性能な磁石を得ることが可能となる。
【0032】請求項6の発明によれば押出成形時の成形
体の肉厚tを 0.1≦t≦3[mm] とする。ここでの肉厚はプレス機による打抜き長さであ
り、肉厚が厚くなればなるほど打抜き加工が困難とな
る。ここで上限を3mmとしたのは3mm以上の場合は
打抜きは可能であるにしても困難になることに加え、打
抜き形状を押出成形のプロファイルで成形した後に3m
m以上で切断加工して成形する方法に対してコスト上の
優位性が無いためである。また、下限値を0.1mmと
したのはそれ以上薄くした場合には打抜き加工時に成形
体にひびや割れが生じるため良品を成形することが困難
となるためである。
【0033】請求項7の発明によればプレス機による打
抜き加工の工程において、穴あき形状磁石を加工すると
き、穴の直径rが 0.5≦r≦3mm であることを特徴とする。穴あき磁石の形状としては例
えばリング形状が挙げられる。従来このような磁石の製
造方法としては押出成形によりリングのプロファイル形
状の押出成形がある。このとき使用する金型には中央部
にマンドレルを設置する必要がある。しかし、リング内
径が小さくなるとマンドレルが細くなり機械的強度が低
下する。そのため成形中の樹脂流動の負荷によりマンド
レルが折れ、成形を行うことが困難となる。打抜き加工
の場合、打抜き圧力が成形圧よりも低いことから小径の
穴あき加工を行うことが可能となる。ここで穴径の上限
値を3mmとしたのはそれ以上の加工は可能ではあるが
従来の押出成形法でも可能となることからこの長さに限
定した。また、下限値を0.5mmとしたのはそれ以下
の場合には打抜き金型の強度が問題となり加工が困難に
なるためである。
【0034】請求項8の発明によれば、プレス機による
打抜き加工の工程において、打抜き加工により賦形した
成形体が打抜き前の押出成形体に対して製品化率で重量
比、10%以上としている。これはリサイクル材比率が
90%以下と同義である。材料のリサイクル利用として
は例えば特公平6−54732等射出成形時のスプル
ー、ランナーのリサイクル利用がある。しかし、射出成
形の場合、高せん断で成形を行うため、樹脂成分の機械
的強度の低下や磁気性能の劣化が生じる。このため、リ
サイクル比率を増やすことが困難であった。これに対し
て押出成形の場合、低せん断の成形であるために成形時
の樹脂成分の機械的強度が小さく、磁気性能の劣化も少
ない。従って、リサイクル材利用による特性の劣化を抑
えることが可能となる。このことから、リサイクル材の
比率を増やすことが可能となる。ここで製品化率10%
以上、すなわちリサイクル比率90%以下としたのはこ
の範囲で特性の劣化がほとんどなく、成形を行えるから
である。このときの製品化率の上限は当然100%であ
り、このときにはリサイクル工程が不要となるため製造
コストを抑えることが可能となる。
【0035】請求項9、10、11の発明によれば使用
する磁石粉末はSm−Co系、Nd−Fe−B系、Sm
−Fe−N系が適当である。これらの粉末は単独で使用
することはもちろん、これらの粉末を混合して使用する
ことも可能である。
【0036】請求項12の発明によればポリアミド樹
脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、液晶
ポリマー等の融点150℃以上の耐熱の熱可塑性樹脂を
使用する。本発明ではリサイクル工程が必要となること
からリサイクル使用が可能な熱可塑性樹脂を用いること
が必要である。熱硬化性樹脂を使用してキュアリング前
に本発明の工程を行うことは可能であるが、キュアリン
グ前の成形体は脆く、ハンドリングが難かしくなるため
適用させることは困難である。使用する樹脂の融点を1
50℃以上としたのはそれ以下の場合、成形体の耐熱性
が低くなるため磁石としての実用上の耐熱性を確保する
ためである。
【0037】打抜き加工については1回のプレスによる
成形でも複数回のプレスによる加工でもどちらでもよく
限定はされない。
【0038】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0039】(実施例1)図1に示したフローチャート
のように基本組成が Sm(CobalFe0.22Cu0.08Zr0.0288.35 であるSm−Co系磁石粉末とポリアミド樹脂(Nyl
on−12、融点175℃)を磁粉充填率が95%とな
るように秤量し、混合した後に混練機を用いて混練を行
い、磁石コンパウンドを作製した。この時混練機として
は2軸の押出混練機を用いた。この磁石コンパウンドを
押出機に投入し、押出機内で溶融状態にしたところで押
出機に付設した金型に導入して所望のプロファイル形状
になるように賦形した。その後、金型先端部で磁石コン
パウンドを冷却固化した状態で金型外に押し出した。こ
のように金型内で冷却固化するのが金型内冷却固化成形
法である。押し出された成形品は曲がらないようにまっ
すぐに保ちながら、押出機前方に設置されたプレス機に
導入される。プレス金型に導入されたところでプレス圧
力3〜10kgf/mm2で打抜き加工を行い、所望の
形状に成形される。この時、必要に応じてプレス機は押
出速度に同期した速度で移動しながら加工を行う。プレ
ス方法としては加工形状に応じて1回のプレス加工や複
数回のプレス加工を選択する。打抜き加工された残材は
切断された後、破砕機等により適度な粒径に粉砕した後
にリサイクル品として再使用をする。このような製造工
程の概略図を図2に示す。成形された製品は必要に応じ
て、端面処理のための加工やコーティングを行い、着磁
を行って磁石として使用される。打抜き加工後の工程に
ついては限定されない。
【0040】上記の製造方法を用いて、まず幅15m
m、厚さ2.0mmの磁石を押出成形し、これをプレス
機で外径10mmの円盤状磁石を作製した。この時、打
抜き加工を15mm間隔でおこなった。製品/残材の重
量比は35%であり、リサイクル比率は約65%であっ
た。また、リサイクル品を65%混合した磁石コンパウ
ンドを使用して成形を行うことは可能であった。この成
形を行ったときの磁石コンパウンドの材料ロス分は約2
%であった。この成形方法の場合、切り粉等の加工屑の
発生が非常に少ないため成形機のメンテナンスを行うこ
となく、24時間以上の長時間の無停止稼働を行うこと
が可能となった。
【0041】比較例として、図3に示したフローチャー
トの製造方法のように上記の磁石コンパウンドを押出成
形により外径10mmの円柱状磁石を成形した後に切断
機により、厚さ2mmに切断して外径10mm、厚さ2
mmの円盤状磁石を作製した。この時切断機に使用した
ブレードの厚さは0.45mmであり、切り代は0.5
mmであった。このため、成形時の材料ロスは約20%
となった。また、ロスになった原料は発火し易い微粉末
の切り粉となるために切断機に集塵機を付設することが
必要となった。また、この切り粉が切断機内に堆積する
ために一定時間間隔で切断機を掃除しなければ製造を行
うことができなかった。
【0042】次に本発明で作製した磁石と比較例で製造
した磁石をそれぞれ100個、恒温恒湿槽にいれ、80
℃×90℃で5000時間静置したときの腐食性の試験
を実施した。この時の結果を表1に示す。評価は×10
倍の顕微鏡観察で行った。
【0043】
【表1】
【0044】本発明の製造方法により作製した磁石の場
合打抜き加工面にわずかに発錆が見られるだけであった
が、従来例の場合にはφ10mmの面に発錆が見られる
サンプルが多く、端面に発錆が見られるサンプルはほと
んどなかった。これは本発明の製造方法の場合、φ10
mmの面は押出成形面であり、この面には成形時に薄い
樹脂の層が形成されるため磁石粉末が表層には現れな
い。一種のコーティングを施した面となるため耐食性が
高いと考えられる。一方、従来の製造方法の場合、φ1
0mmの面は切断面であることから磁石表面に磁石粉末
が現れることにより耐食性が低下したものと考えられ
る。
【0045】このように本発明を用いることにより、従
来の成形方法に比べ、生産性が高くて安定成形が可能と
なり、低コストで信頼性の高い磁石を製造することが可
能となった。
【0046】(実施例2)図4に示したフローチャート
のように基本組成が Sm(CobalFe0.22Cu0.08Zr0.0288.35 であるSm−Co系磁石粉末と液晶ポリマー(溶融温度
260℃以上)及び滑剤をそれぞれ重量比で93%、
6.9%、0.1%となるように秤量し、混合した後に
混練機を用いて混練を行い、磁石コンパウンドを作製し
た。この時混練機としては2軸の押出混練機を用いた。
この磁石コンパウンドを押出機に投入し、押出機内で溶
融状態にしたところで押出機に付設した金型に導入して
所望のプロファイル形状になるように賦形した。その
後、金型先端部で磁石コンパウンドを冷却固化した状態
で金型外に押し出した。このように金型内で冷却固化す
るのが金型内冷却固化成形法である。押し出された成形
品は曲がらないようにまっすぐに保ちながら、切断機に
導入し、所望の長さに切断を行う。切断された成形体は
プレス金型に導入されたところでプレス圧力3〜10k
gf/mmで打抜き加工を行い、所望の形状に成形さ
れる。プレス方法としては加工形状に応じて1回のプレ
ス加工や複数回のプレス加工を選択する。打抜き加工さ
れた残材は、破砕機等により適度な粒径に粉砕した後に
リサイクル品として再使用をする。このような製造工程
の概略図を図2に示す。成形された製品は必要に応じ
て、端面処理のための加工やコーティングを行い、着磁
を行って磁石として使用される。打抜き加工後の工程に
ついては限定されない。
【0047】上記の製造方法を用いて、まず幅20m
m、厚さ1.5mm、長さ1000mmの磁石を押出成
形し、これをプレス機で外径15mmの円盤状磁石を作
製した。この時、打抜き加工を20mm間隔でおこなっ
た。押出成形品の両端部100mmは成形体固定のため
打抜き加工はできなかった。製品/残材の重量比は35
%であり、リサイクル比率は約65%であった。この成
形を行ったときの磁石コンパウンドの材料ロス分は約
2.5%であった。また、このリサイクル品を65%混
合した磁石コンパウンドを用いて成形を行うことは可能
であった。この成形方法の場合、切り粉等の加工屑の発
生が非常に少ないため成形機のメンテナンスを行うこと
なく、24時間以上の長時間の無停止稼働を行うことが
可能となった。また、この時、押出成形速度は10mm
/secであるのに対し、打抜き加工速度は30mm/
secであったため、押出機3台に対してプレス機1台
もしくは押出成形時間3に対してプレス加工時間1/3
で製造を行うことが可能であった。
【0048】比較例として、図3に示したフローチャー
トの製造方法のように上記の磁石コンパウンドを押出成
形により外径15mmの円柱状磁石を成形した後に切断
機により、厚さ1.5mmに切断して外径15mm、厚
さ1.5mmの円盤状磁石を作製した。この時切断機に
使用したブレードの厚さは0.45mmであり、切り代
は0.5mmであった。このため、成形時の材料ロスは
約25%となった。また、ロスになった原料は発火し易
い微粉末の切り粉となるために切断機に集塵機を付設す
ることが必要となった。また、この切り粉が切断機内に
堆積するために一定時間間隔で切断機を掃除しなければ
製造を行うことができなかった。
【0049】次に本発明で作製した磁石と比較例で製造
した磁石をそれぞれ100個、恒温恒湿槽にいれ、80
℃×90℃で5000時間静置したときの腐食性の試験
を実施した。この時の結果を表2に示す。評価は×10
倍の顕微鏡観察で行った。
【0050】
【表2】
【0051】本発明の製造方法により作製した磁石の場
合打抜き加工面にわずかに発錆が見られるだけであった
が、従来例の場合にはφ15mmの面に発錆が見られる
サンプルが多く、端面に発錆が見られるサンプルはほと
んどなかった。これは本発明の製造方法の場合、φ15
mmの面は押出成形面であり、この面には成形時に薄い
樹脂の層が形成されるため磁石粉末が表層には現れな
い。一種のコーティングを施した面となるため耐食性が
高いと考えられる。一方、従来の製造方法の場合、φ1
5mmの面は切断面であることから磁石表面に磁石粉末
が現れることにより耐食性が低下したものと考えられ
る。
【0052】このように本発明を用いることにより、従
来の成形方法に比べ、生産性が高くて安定成形が可能と
なり、低コストで信頼性の高い磁石を製造することが可
能となった。
【0053】(実施例3)基本組成が Nd12.0Fe77.8Co4.35.9 であるNd−Fe−B系急冷磁石粉末(GM社製MQP
−B粉末)とポリアミド樹脂(Nylon−12、融点
175℃)および酸化防止剤を含む添加剤を重量比でそ
れぞれ95%、3.0%、2.0%となるように秤量し
た後に図1及び実施例1に示された製造方法で磁石を成
形した。この時、押出成形磁石寸法は幅15mm、厚さ
2mmであり、打抜き磁石形状は外径12.5mm、厚
さ1mmの円盤状磁石であった。この時、打抜き加工を
15mm間隔でおこなった。製品/残材の重量比は45
%であり、リサイクル比率は約55%であった。この成
形を行ったときの磁石コンパウンドの材料ロス分は約3
%であった。また、このリサイクル品を55%混合した
磁石コンパウンドを用いて成形を行うことは可能であっ
た。この成形方法の場合、切り粉等の加工屑の発生が非
常に少ないため成形機のメンテナンスを行うことなく、
24時間以上の長時間の無停止稼働を行うことが可能と
なった。
【0054】比較例として、図3および実施例1中に示
された比較例の製造方法により、上記組成の磁石コンパ
ウンドの成形を行った。この時押出成形では外径12.
5mmの円柱状磁石を製造し、切断により厚さ1mmに
切断して外径12.5mm、厚さ1mmの円盤状磁石を
作製した。この時切断機に使用したブレードの厚さは
0.3mmであり、切り代は0.35mmであった。こ
のため、成形時の材料ロスは約25%となった。また、
ロスになった原料は発火し易い微粉末の切り粉となるた
めに切断機に集塵機を付設することが必要となった。ま
た、この切り粉が切断機内に堆積するために一定時間間
隔で切断機を掃除しなければ製造を行うことができなか
った。
【0055】次に本発明で作製した磁石と比較例で製造
した磁石をそれぞれ100個、恒温恒湿槽にいれ、80
℃×90℃で1000時間静置したときの腐食性の試験
を実施した。この時の結果を表3に示す。評価は×10
倍の顕微鏡観察で行った。
【0056】
【表3】
【0057】本発明の製造方法により作製した磁石の場
合打抜き加工面にわずかに発錆が見られるだけであった
が、従来例の場合にはφ12.5mmの面に発錆が見ら
れるサンプルが多く、端面に発錆が見られるサンプルは
ほとんどなかった。これは本発明の製造方法の場合、φ
12.5mmの面は押出成形面であり、この面には成形
時に薄い樹脂の層が形成されるため磁石粉末が表層には
現れない。一種のコーティングを施した面となるため耐
食性が高いと考えられる。一方、従来の製造方法の場
合、φ12.5mmの面は切断面であることから磁石表
面に磁石粉末が現れることにより耐食性が低下したもの
と考えられる。
【0058】このように本発明を用いることにより、従
来の成形方法に比べ、生産性が高くて安定成形が可能と
なり、低コストで信頼性の高い磁石を製造することが可
能となった。
【0059】(実施例4)基本組成が Nd4.5Fe73Co3Ga118.5 であるFe3B−Nd系磁石粉末とポリアミド樹脂(N
ylon6−12コポリマー、融点155℃)および酸
化防止剤を含む添加剤を重量比でそれぞれ96%、2.
6%、1.4%となるように秤量した後に図4及び実施
例2に示された製造方法で磁石を成形した。この時、押
出成形磁石寸法は幅15mm、厚さ0.8mmであり、
打抜き磁石形状は外径8mm、厚さ0.8mmの円盤状
磁石であった。この時、打抜き加工を12mm間隔でお
こなった。製品/残材の重量比は22%であり、リサイ
クル比率は約78%であった。この成形を行ったときの
磁石コンパウンドの材料ロス分は約3%であった。ま
た、リサイクル品混合率を80%で混合したときも成形
することは可能であった。この成形方法の場合、切り粉
等の加工屑の発生が非常に少ないため成形機のメンテナ
ンスを行うことなく、24時間以上の長時間の無停止稼
働を行うことが可能となった。
【0060】比較例として、図3および実施例2中に示
された比較例の製造方法により、上記組成の磁石コンパ
ウンドの成形を行った。この時押出成形では外径8mm
の円柱状磁石を製造し、切断により厚さ0.8mmに切
断して外径8mm、厚さ0.8mmの円盤状磁石を作製
した。この時切断機に使用したブレードの厚さは0.2
mmであり、切り代は0.25mmであった。このた
め、成形時の材料ロスは約23%となった。また、ロス
になった原料は発火し易い微粉末の切り粉となるために
切断機に集塵機を付設することが必要となった。また、
この切り粉が切断機内に堆積するために一定時間間隔で
切断機を掃除しなければ製造を行うことができなかっ
た。
【0061】次に本発明で作製した磁石と比較例で製造
した磁石をそれぞれ100個、恒温恒湿槽にいれ、80
℃×90℃で1000時間静置したときの腐食性の試験
を実施した。この時の結果を表4に示す。評価は×10
倍の顕微鏡観察で行った。
【0062】
【表4】
【0063】本発明の製造方法により作製した磁石の場
合打抜き加工面にわずかに発錆が見られるだけであった
が、従来例の場合にはφ8mmの面に発錆が見られるサ
ンプルが多く、端面に発錆が見られるサンプルはほとん
どなかった。これは本発明の製造方法の場合、φ8mm
の面は押出成形面であり、この面には成形時に薄い樹脂
の層が形成されるため磁石粉末が表層には現れない。一
種のコーティングを施した面となるため耐食性が高いと
考えられる。一方、従来の製造方法の場合、φ8mmの
面は切断面であることから磁石表面に磁石粉末が現れる
ことにより耐食性が低下したものと考えられる。
【0064】このように本発明を用いることにより、従
来の成形方法に比べ、生産性が高くて安定成形が可能と
なり、低コストで信頼性の高い磁石を製造することが可
能となった。
【0065】(実施例5)基本組成が Sm(CobalFe0.22Cu0.08Zr0.0288.35 であるSm−Co系磁石粉末とポリフェニレンサルファ
イド樹脂(PPS、融点278℃)および酸化防止剤を
含む添加剤を重量比でそれぞれ93%、6.5%、0.
5%となるように秤量した後に図1及び実施例1に示さ
れた製造方法で磁石を成形した。この時、押出成形時に
図5に示した金型を使用して、金型先端部で冷却固化成
形を行うと同時に磁場配向を行い、異方性磁石成形を行
った。配向磁場は15kG以上であった。また押出成形
磁石寸法は幅15mm、厚さ1.5mmであり、打抜き
磁石形状は10mm×10mm角、厚さ1.5mmの平
板磁石であった。この時、打抜き加工を15mm間隔で
おこなった。脱磁工程は押出成形後でも打抜き加工後で
もどちらでも良い。製品/残材の重量比は45%であ
り、リサイクル比率は約55%であった。この成形を行
ったときの磁石コンパウンドの材料ロス分は約4%であ
った。また、このリサイクル品を55%混合した磁石コ
ンパウンドを用いて成形を行うことは可能であった。こ
の成形方法の場合、切り粉等の加工屑の発生が非常に少
ないため成形機のメンテナンスを行うことなく、24時
間以上の長時間の無停止稼働を行うことが可能となっ
た。
【0066】比較例として、図3および実施例1中に示
された比較例の製造方法により、上記組成の磁石コンパ
ウンドの成形を行った。この時押出成形では図5に示さ
れた金型を使用して磁場配向成形を行い、異方性磁石の
成形を行った。押出成形により作製した磁石形状は10
mm×10mmの角柱磁石であり、切断により厚さ1.
5mmに切断して10mm×10mm角、厚さ1.5m
mの平板磁石を作製した。この時切断機に使用したブレ
ードの厚さは0.4mmであり、切り代は0.45mm
であった。このため、成形時の材料ロスは約23%とな
った。また、ロスになった原料は発火し易い微粉末の切
り粉となるために切断機に集塵機を付設することが必要
となった。また、この切り粉が切断機内に堆積するため
に一定時間間隔で切断機を掃除しなければ製造を行うこ
とができなかった。
【0067】(実施例6)基本組成が Nd12.6FebalCo11.66Zr0.1 であるNd−Fe−B系HDDR磁石粉末とポリアミド
樹脂(Nylon−6、融点222℃)および酸化防止
剤を含む添加剤を重量比でそれぞれ94%、4.5%、
1.5%となるように秤量した後に図4及び実施例2に
示された製造方法で磁石を成形した。この時、押出成形
時に図5に示した金型を使用して、金型先端部で冷却固
化成形を行うと同時に磁場配向を行い、異方性磁石成形
を行った。配向磁場は15kG以上であった。また押出
成形磁石寸法は幅15mm、厚さ1.5mmであり、打
抜き磁石形状は10mm×10mm角、厚さ1.5mm
の平板磁石であった。この時、打抜き加工を15mm間
隔でおこなった。脱磁工程は押出成形後でも打抜き加工
後でもどちらでも良い。製品/残材の重量比は45%で
あり、リサイクル比率は約55%であった。この成形を
行ったときの磁石コンパウンドの材料ロス分は約4%で
あった。また、このリサイクル品を55%混合した磁石
コンパウンドを用いて成形を行うことは可能であった。
この成形方法の場合、切り粉等の加工屑の発生が非常に
少ないため成形機のメンテナンスを行うことなく、24
時間以上の長時間の無停止稼働を行うことが可能となっ
た。
【0068】比較例として、図3および実施例2中に示
された比較例の製造方法により、上記組成の磁石コンパ
ウンドの成形を行った。この時押出成形では図5に示さ
れた金型を使用して磁場配向成形を行い、異方性磁石の
成形を行った。押出成形により作製した磁石形状は10
mm×10mmの角柱磁石であり、切断により厚さ1.
5mmに切断して10mm×10mm角、厚さ1.5m
mの平板磁石を作製した。この時切断機に使用したブレ
ードの厚さは0.4mmであり、切り代は0.45mm
であった。このため、成形時の材料ロスは約23%とな
った。また、ロスになった原料は発火し易い微粉末の切
り粉となるために切断機に集塵機を付設することが必要
となった。また、この切り粉が切断機内に堆積するため
に一定時間間隔で切断機を掃除しなければ製造を行うこ
とができなかった。
【0069】(実施例7)Nd−Fe−B系急冷磁石粉
末(GM社製MQP−B粉末)とポリアミド樹脂(Ny
lon−6、融点222℃)及び酸化防止剤を含む添加
剤をそれぞれ重量比で94%、4.5%、1.5%とな
るように秤量して作製した磁石コンパウンドを図1及び
実施例1に示された製造方法により磁石を作製した。押
出成形は幅25mmで厚さを種々に変えた形状に作製
し、打抜き加工により外径20mmの磁石を加工した。
この時、磁石厚さを変えて製造したときの製品歩留まり
の変化を図6に示す。磁石厚さが薄くなるにつれ、製品
に割れやかけが生じるものが発生し不良率が増加する。
磁石厚さが0.1mm以下の時には急激に不良率が増加
する結果が得られた。一方、磁石厚さが厚くなると打抜
き不良の発生や打抜きサンプル端面にバリが発生し不良
率が増加する。不良率から考えて本発明に適用な磁石厚
さは0.1mm以上5mm以下が適当であると考えられ
る。但し、製造コストを考慮すると磁石厚さ3mm以上
の場合、従来の図3に示された製造方法の製造コストと
の優位性が低下する。このことから、0.1mm以上3
mm以下が適当であると考えられる。
【0070】(実施例8)基本組成が Sm8.8Fe6819.73.5 であるSm−Fe−N系急冷磁石粉末とポリアミド樹脂
(Nylon−12、融点175℃)及び酸化防止剤を
含む添加剤をそれぞれ重量比で92.5%、6.2%、
1.3%となるように秤量して作製した磁石コンパウン
ドを図4及び実施例2に示された製造方法により磁石を
作製した。押出成形は幅20mmで厚さを種々に変えた
形状に作製し、打抜き加工により外径15mmの磁石を
加工した。この時、磁石厚さを変えて製造したときの製
品歩留まりの変化を図6に示す。磁石厚さが薄くなるに
つれ、製品に割れやかけが生じるものが発生し不良率が
増加する。磁石厚さが0.1mm以下の時には急激に不
良率が増加する結果が得られた。一方、磁石厚さが厚く
なると打抜き不良の発生や打抜きサンプル端面にバリが
発生し不良率が増加する。不良率から考えて本発明に適
用な磁石厚さは0.1mm以上5mm以下が適当である
と考えられる。但し、製造コストを考慮すると磁石厚さ
3mm以上の場合、従来の押出成形+切断加工の製造コ
ストとの優位性が低下する。このことから、0.1mm
以上3mm以下が適当であると考えられる。
【0071】(実施例9)Nd−Fe−B系急冷磁石粉
末(GM社製MPQP−C粉末)とポリアミド樹脂(N
ylon−12、融点175℃)及び酸化防止剤、滑剤
を含む添加剤を重量比でそれぞれ98%、1.5%、
1.5%となるように秤量した後作製した磁石コンパウ
ンドを図1および実施例1に示された製造方法で磁石製
造を行った。押出成形は幅15mm、厚さ1.2mmの
形状を成形し、打抜き加工により外径10mm、厚さ
1.2mmのリング状磁石を1回のプレス加工により成
形した。内径は種々の径で加工を行った。この時、外径
の中心位置と内径の中心位置のズレの変化を図8に示
す。また比較例として図3に示された製造方法で図9に
示した金型を使用して作製した外径10mm、厚さ1.
2mmで内径を種々に変化させた磁石を作製したときの
外径の中心位置と内径の中心位置のズレを図8中に示
す。
【0072】本発明の製造方法の場合、内径の変化によ
る中心位置の変化のズレはほとんど無いのに対し、従来
例の場合内径が小さくなるにつれてズレが大きくなる。
これは従来例の場合、内径が小さくなるにつれてマンド
レルの径が小さくなるためにコンパウンドの流動により
マンドレルの変形が生じるため中心位置のズレが生じる
と考えられる。また本発明の場合、内径0.5mmまで
成形可能であるのに対し、比較例の場合1mmまでしか
成形できなかった。内径が大きくなるにつれて比較例の
ズレが小さくなり、内径3mm以上では本発明の優位性
は見られなかった。
【0073】(実施例10)Sm−Co系磁石粉末とポ
リアミド樹脂(Nylon46、融点285℃)及び酸
化防止剤、滑剤を含む添加剤を重量比でそれぞれ92
%、6.5%、1.5%となるように秤量した後作製し
た磁石コンパウンドを図4および実施例2に示された製
造方法で磁石製造を行った。押出成形は幅15mm、厚
さ1.2mmの形状を成形し、打抜き加工により外径1
2mm、厚さ1.0mmのリング状磁石を2回のプレス
加工により成形した。内径は種々の径で加工を行った。
この時、外径の中心位置と内径の中心位置のズレの変化
を図10に示す。また比較例として図3に示された製造
方法で図9に示した金型を使用して作製した外径12m
m、厚さ1.0mmで内径を種々に変化させた磁石を作
製したときの外径の中心位置と内径の中心位置のズレを
図10中に示す。
【0074】本発明の製造方法の場合、内径の変化によ
る中心位置の変化のズレはほとんど無いのに対し、従来
例の場合内径が小さくなるにつれてズレが大きくなる。
これは従来例の場合、内径が小さくなるにつれてマンド
レルの径が小さくなるためにコンパウンドの流動により
マンドレルの変形が生じるため中心位置のズレが生じる
と考えられる。また本発明の場合、内径0.5mmまで
成形可能であるのに対し、比較例の場合1.2mmまで
しか成形できなかった。内径が大きくなるにつれて比較
例のズレが小さくなり、内径3mm以上では本発明の優
位性は見られなかった。
【0075】(実施例11)Nd−Fe−B系急冷磁石
粉末(GM社製MQP−B粉末)とポリアミド樹脂(N
ylon12、融点175℃)と酸化防止剤を含む添加
剤をそれぞれ重量比で97%、1.7%、1.3%とな
るように秤量し、作製した磁石コンパウンドを押出成形
により、幅50mm、厚さ2mmに成形した。この成形
体を打抜き加工により種々の形状に打抜き製品化率を変
えて加工をおこなった。この時の打抜き加工は図1の工
程でも図4の工程でもどちらでも良い。打抜き加工後の
残材を粉砕した後に製品化した重量分のバージン原料と
混合し、成形工程に再使用した。この工程を5回繰り返
した後に製造した製品の磁気性能(保磁力)及び機械的
強度の測定結果を製品化率を変えて製造して求めた。そ
の結果を図11、図12に示す。この時バージン材の保
磁力および機械的強度を100として評価を行った。
【0076】製品化率が低下するにつれて、保磁力及び
機械的強度は低下するもののその低下率はわずかであ
る。製品化率が10%以下の時には若干低下率は増加す
るもののその低下率は最大10%程度である。例えばN
d系磁石に射出成形の場合、バージン材/リサイクル材
比率3/7で保磁力は10%以上低下する。これに対し
押出成形が低せん断加工であるために磁石コンパウンド
の劣化が少ないため磁気性能や機械的強度の低下を抑え
ることが可能となると考えられる。
【0077】(実施例12)Nd−Fe−B系急冷磁石
粉末(GM社製MQP−B粉末)とポリアミド樹脂(N
ylon12、融点175℃)及び酸化防止剤を含む添
加剤をそれぞれ重量比で95%、3.5%、1.5%と
なるように秤量し磁石コンパウンドを作製した。これを
押出成形により幅20mm、厚さ1mmに成形した後に
図4の製造方法により図13に示した異形状の打抜き加
工をした。その打抜きサンプルを図14に示す。
【0078】図14に示したように本発明の製造方法に
より、異形状の磁石を製造することは可能であった。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、高価な希土類磁石粉末
原料をロスすること無くまた、長時間連続に安定して製
造することが可能となることから、より安価に希土類樹
脂結合型磁石を提供することが可能となる。また、希土
類樹脂結合磁石を高性能で信頼性の高い材料として提供
することが可能になる。さらに希土類磁石製造をより安
全に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示すフローチャート。
【図2】本発明の製造装置の概略図。
【図3】比較例の製造工程のフローチャート。
【図4】本発明の製造工程を示すフローチャート。
【図5】本発明に使用した異方性磁石製造用金型の概略
図。
【図6】成形品厚さを変えたときの不良率の変化を示し
た図。
【図7】成形品厚さを変えたときの不良率の変化を示し
た図。
【図8】穴あき磁石の内径を変化させたときの外径と内
径の中心位置のズレを示した図。
【図9】比較例として使用したリング磁石成形用金型の
概略図。
【図10】穴あき磁石の内径を変化させたときの外径と
内径の中心位置のズレを示した図。
【図11】製品化率を変えて製造したときの保磁力の変
化を示した図。
【図12】製品化率を変えて製造したときの機械的強度
の変化を示した図。
【図13】打抜き加工磁石の形状を示した図。
【図14】打抜き加工磁石を示した図。
【符号の説明】
1.押出機 2.押出金型 3.打抜きプレス機 4.切断機 5.ホッパー 6.引き取り機構 7.押出成形体 10.配向磁場 11.ヒーター 12.断熱材 13.冷却治具 14.冷却部(配向部) 15.金型流路 16.金型入口 17.金型出口 18.磁性体 19.非磁性体 20.マンドレル 21.マンドレル径

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂からなる希
    土類樹脂結合型磁石の製造方法において、希土類磁石粉
    末の充填量が重量比で92〜98%である希土類磁石粉
    末と樹脂成分の混合・混練物を金型内冷却固化成形法に
    よる押出成形を行った後、打抜き加工により加工を行う
    ことを特徴とする希土類樹脂結合型磁石の製造方法。
  2. 【請求項2】前記希土類樹脂結合型磁石の製造方法にお
    いて、 a.希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂を所望の成分比に秤
    量する工程 b.秤量した原料を混合・混練をする工程 c.混練物とリサイクル材を混合する工程 d.混練物を押出機に投入し、金型内冷却固化成形法に
    よる押出成形を行う工程 e.押出機前方に設置したプレス機により、インライン
    で打抜き加工を行う工程 f.打抜き後の残材を切断する工程 g.切断された残材を粉砕し、リサイクル原料とする工
    程 以上のa〜gの工程からなることを特徴とする請求項1
    記載の希土類樹脂結合型磁石の製造方法。
  3. 【請求項3】希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂からなる希
    土類樹脂結合型磁石の製造方法において、 a.希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂を所望の成分比に秤
    量する工程 b.秤量した原料を混合・混練をする工程 c.混練物とリサイクル材を混合する工程 d.混練物を押出機に投入し、金型内冷却固化成形法に
    よる押出成形を行う工程 e.押出機前方に設置した切断機により、インラインで
    成形品を切断する工程 f.切断された成形品をプレス機により打抜き加工を行
    う工程 g.打抜き後の残材を切断する工程 h.切断された残材を粉砕し、リサイクル原料とする工
    程 以上のa〜hの工程からなることを特徴とする請求項1
    記載の希土類樹脂結合型磁石の製造方法。
  4. 【請求項4】前記希土類磁石粉末と熱可塑性樹脂からな
    る希土類樹脂結合型磁石材料の混合・混練物において、
    混合・混練物中に酸化防止剤等の添加剤を0.1〜2.
    0重量%含む混合・混練物を金型内冷却固化成形法によ
    り押出成形した後に打抜き加工を行うことを特徴とする
    請求項1記載の希土類樹脂結合型磁石の製造方法。
  5. 【請求項5】前記の金型内冷却固化成形による押出成形
    において、金型先端部に配向磁場を印加して、磁気異方
    性磁石を製造したのちに打抜き加工を行うことを特徴と
    する請求項1記載の希土類樹脂結合型磁石の製造方法。
  6. 【請求項6】前記の金型内冷却固化成形よる押出成形に
    おいて、磁石成形体の肉厚tが 0.1≦t≦3[mm] であるシート状磁石であり、これを打抜き加工すること
    を特徴とする請求項1記載の希土類樹脂結合型磁石の製
    造方法。
  7. 【請求項7】前記プレス機による打抜き加工の工程にお
    いて、穴あき形状磁石を加工するとき、穴の直径rが 0.5≦r≦3mm であることを特徴とする請求項1記載の希土類樹脂結合
    型磁石の製造方法。
  8. 【請求項8】前記プレス機による打抜き加工の工程にお
    いて、打抜き加工により賦形した成形体が打抜き前の押
    出成形体に対して製品化率で重量比、10%以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の希土類樹脂結合型磁石
    の製造方法。
  9. 【請求項9】前記希土類磁石粉末が希土類元素(Yを含
    む)、Coを主体とする遷移金属金属からなる希土類磁
    石粉末である請求項1記載の希土類樹脂結合型磁石の製
    造方法。
  10. 【請求項10】前記希土類磁石粉末が希土類元素(Yを
    含む)、Feを主体とする遷移金属金属及びほう素から
    なる希土類磁石粉末である請求項1記載の希土類樹脂結
    合型磁石の製造方法。
  11. 【請求項11】前記希土類磁石粉末が希土類元素(Yを
    含む)、Feを主体とする遷移金属金属及び窒素からな
    る希土類磁石粉末である請求項1記載の希土類樹脂結合
    型磁石の製造方法。
  12. 【請求項12】前記熱可塑性樹脂がポリアミド樹脂、ポ
    リフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、液晶ポリマ
    ー等の融点150℃以上の耐熱性樹脂であることを特徴
    とする請求項1記載の希土類樹脂結合型磁石の製造方
    法。
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