JPH08272518A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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Publication number
JPH08272518A
JPH08272518A JP7096271A JP9627195A JPH08272518A JP H08272518 A JPH08272518 A JP H08272518A JP 7096271 A JP7096271 A JP 7096271A JP 9627195 A JP9627195 A JP 9627195A JP H08272518 A JPH08272518 A JP H08272518A
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JP
Japan
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coordinate
mouse
pad
input device
operating body
Prior art date
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Application number
JP7096271A
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English (en)
Inventor
Yukihisa Matsumoto
幸尚 松本
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Nippon Steel Texeng Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Koki Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7096271A priority Critical patent/JPH08272518A/ja
Publication of JPH08272518A publication Critical patent/JPH08272518A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0334Foot operated pointing devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足で操作する場合にも操作性及び耐久性を確
保することができるとともに、手足で操作する様々な状
況に容易に対処することのできる座標入力装置を実現す
る。 【構成】 板状体に形成された操作盤1とパッド盤2と
は、相互にヒンジ接合部1a,2aの係合により折り畳
み自在に取付けられている。操作盤1には、踵保持部1
1と、爪先支持部12と、左右一対の操作ボタン13,
14とが設けられている。パッド盤2は、基板21の表
面側にラインパターンを備えたマウスパッド22を固着
することにより形成されている。マウス体3は内部に通
常のマウスとしても使用できるマウス本体を収容し、検
出光学系を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座標入力装置に係り、特
に、コンピュータ等の端末を操作する場合に好適な所謂
マウスとして使用される座標入力装置と同等の機能を備
えた装置の新規な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所謂マウスとしてコンピュータ端
末やパーソナルコンピュータ等にて使用される座標入力
装置は、マウス本体の移動量及び移動方向を検出し、マ
ウスの移動によって変化する対応座標を、マウス本体に
設けられた操作ボタンによって選択的に入力させたり、
入力したデータを取り消すことができるようになってい
る。操作ボタンは通常一対設けられ、一方の操作ボタン
を操作すると、操作時における座標値を入力できるとと
もに、キーボード上のリターンキーや選択入力キーと同
等の操作をすることができる。これに対して、他方の操
作ボタンを操作すると、入力座標の取消しや、キーボー
ド上のエスケープキーと同等の操作をすることができ
る。
【0003】上記のマウスとしては、検出ボールを回転
自在に収容し、マウスの走査により回転する検出ボール
の回転量及び回転方向により座標の特定を行う機械式マ
ウスと、X方向及びY方向にそれぞれ伸びるストライプ
状のラインパターンをそれぞれ透明基板の表裏に並列さ
せたパッドを形成し、このパッド上において、X方向及
びY方向のラインパターンを検出する複数の受光部を備
えた光学系をそれぞれ設け、検出したラインパターンの
数及び複数の受光部の検出順により座標の特定を行う光
学式マウスとがある。
【0004】ところが、上記従来のマウスは、通常、掌
で把持した状態で操作するものであるため、障害により
掌が不自由な人は操作できず、また、キーボードで数値
等を入力しながら操作する場合には、キーボード操作と
同時にマウスを操作することができないという問題点が
ある。
【0005】そこで、特開昭62−37731号公報に
記載されているように、マウス操作を足で行えるように
構成したものが提案されている。このマウスは、検出ボ
ールを備えた機械式マウスであり、片方の足で本体を移
動させながら、クリックボタンを操作するように構成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマウスにお
いては、足で操作するために掌を使用する必要がなくな
るため、障害者にも使用でき、また、キーボードとの同
時操作も可能になっている。しかし、足で操作する場合
には、一般的には掌よりも細かい操作が困難であるとと
もに、このような細かい操作を続けると足の疲労が大き
いという操作性の問題があり、しかも、マウスには脚部
から大きな力が加わる可能性があるため、マウスの耐久
性にも問題がある。
【0007】また、障害者は人によって障害部位がさま
ざまであり、片手の使用ができない場合、両手が不自由
な場合、片足が不自由な場合等、種々の状況があるが、
従来のマウスではこれらの種々の状況に対応することが
できず、個別に対応策を勘案しなければならないという
問題点があった。健常者の場合も同様であり、掌のみで
操作したい場合、掌と足を併用したい場合など、人によ
って様々な要望があるが、これらの要求に柔軟に対処す
ることは従来不可能であった。
【0008】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、足で操作する場合にも操作性及び
耐久性を確保することができるとともに、手足で操作す
る様々な状況に容易に対処することのできる座標入力装
置を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の座標入力装置
は、走査面上の移動により座標を特定する座標特定手段
と、該座標特定手段により特定された座標の入力及び/
又は取消を行うための入力選択手段とを備えた座標入力
装置において、前記座標特定手段を四肢で保持可能に形
成された移動体の内部に構成し、前記入力選択手段を前
記移動体とは別体の操作体に構成し、前記移動体と前記
操作体の少なくともいずれかを足で操作するように構成
したことを特徴とする。
【0010】ここで、前記移動体の走査面を構成するパ
ッド盤を設け、該パッド盤を前記操作体に対して着脱自
在に構成することが好ましい。
【0011】この場合において、前記操作体及び前記パ
ッド盤には、それぞれの操作面及び走査面の高さ及び姿
勢を変更可能にするための設置状態変更手段を設けるこ
とが望ましい。
【0012】これらの場合においては、前記座標特定手
段を座標検出用光学系を備えた光学式手段とし、前記パ
ッド盤には、前記座標検出用光学系により検出可能に形
成された少なくとも1方向に伸びる並列した複数のライ
ンパターンを形成することが望ましい。
【0013】また、前記移動体を、前記座標特定手段を
収容した掌操作体と、該掌操作体を走査面に臨ませた状
態で格納可能な足操作体とから構成することが好まし
い。
【0014】この場合において、前記足操作体の前記走
査面に対向する底面部に、格納した前記掌操作体を包囲
するように防塵用シートを取付けることが望ましい。
【0015】この場合においてはまた、前記掌操作体に
は、前記操作体と同様の入力選択手段を設けることが望
ましい。
【0016】これらの場合においてはさらに、前記座標
特定手段を座標検出用光学系を備えた光学式手段とし、
前記移動体の走査面を構成するパッド盤を設け、該パッ
ド盤には、前記座標検出用光学系により検出可能に形成
された少なくとも1方向に伸びる並列した複数のライン
パターンを形成することが望ましい。
【0017】
【作用】請求項1によれば、座標特定手段を移動体内に
収容し、入力選択手段を別体の操作体に構成して、移動
体と操作体の少なくともいずれかを足で操作するように
構成することにより、足であっても複雑な操作を同時並
行して行うことができ、操作性を向上させることができ
る。
【0018】請求項2によれば、パッド盤を操作体に対
して着脱自在に構成することにより、移動体をパッド盤
上で移動させることができるので、足元にても確実に移
動体を操作できるとともに、移動体の下のパッド盤と操
作体とを分離して、好みにより適宜の位置に設置するこ
とが可能になるから、最も操作し易い位置に設置できる
とともに、左右逆転させたり掌と足で作業を行うことも
可能であり、操作性及び種々の使用態様への対応性をさ
らに向上させることができる。
【0019】請求項3によれば、操作体及びパッド盤に
それぞれの操作面及び走査面の高さ及び姿勢を変更可能
にするための設置状態変更手段を設けることにより、さ
らに操作性を向上させることができる。
【0020】請求項4又は請求項8によれば、光学式の
座標入力装置とすることにより、床等の塵埃が多い場所
においても検出精度が低下しにくく、誤動作や故障を防
止することができるとともにメンテナンスも不要であ
る。また、移動体を移動させる際の操作力を軽くするこ
とができ、足の疲労を低減することができる。さらに、
機械的な駆動部分が存在しないため、足等で行う過酷な
操作状況にも耐えることができる。
【0021】請求項5によれば、座標特定手段を収容し
た掌操作体と、掌操作体を走査面に臨ませた状態で格納
可能な足操作体とから移動体を構成することにより、掌
と足のいずれでも操作を行うことができるため、個々の
事情により種々の使用態様で操作を行うことが可能にな
る。
【0022】請求項6によれば、足操作体の走査面に対
向する底面部に、格納した掌操作体を包囲するように防
塵用シートを取付けることにより、検出面を有する掌操
作体への塵埃の付着量を低減することができる。
【0023】請求項7によれば、掌操作体に操作体と同
様の入力選択手段を設けることにより、従来のマウスと
同様の使用態様で操作することも可能になる。
【0024】
【実施例】次に、添付図面を参照して本発明に係る座標
入力装置の実施例を説明する。この実施例は、図1に示
すように、合成樹脂製の一対の板状体で構成された縦3
0cm、横35cm程度の矩形状平面を備えた操作盤1
及びパッド盤2と、パッド盤2の表面を走査するように
構成されたマウス体3とから概略構成される。
【0025】操作盤1の表面上には、踵を載せるように
形成された合成ゴム製の踵保持部(ヒールフットレス
ト)11と、この踵保持部11に対応した所定位置にお
いて爪先を支えるように形成された合成ゴム製の爪先支
持部(ニュートラルフットレスト)12と、この爪先支
持部12の左右に一対形成された操作ボタン13,14
とが設けられている。この操作ボタン13,14は、直
径約20mmで足の裏で押圧してもクリック感が得られ
るようにストロークを約5mmに設定され、しかも剛性
の高い構造となっているが、通常のマウスに形成された
操作ボタンと同様の機能を有するものである。踵保持部
11は、足の大きさに対応できるように爪先支持部12
に対して接離可能な取付構造により固定されている。
【0026】操作盤1の内部には、操作ボタン13,1
4と接続されたスイッチ回路が収容され、操作盤1の側
面に取付けられた図示しない一対のコネクタに接続され
ている。コネクタの一方には後に詳述するマウス体3か
ら引き出された接続コード35が接続され、コネクタの
他方には、コンピュータ本体に接続された接続コード1
5が接続されている。
【0027】パッド盤2は、硬質樹脂製の基板21と、
この基板21の表面側に固着されたマウスパッド22と
から構成される。マウスパッド22は透明な合成樹脂板
の表裏にそれぞれX方向ラインパターン22X、Y方向
ラインパターン22Yとをアルミニウム等の金属薄膜に
より形成し、表面を硬質の透明保護膜で被覆したもので
ある。マウスパッド22の表面外周部には、後述するマ
ウス体3の脱落を防止するための複数の保持枠23が適
宜の間隔を以て取付けられている。
【0028】操作盤1とパッド盤2とは、その対向する
側面部にそれぞれ設けられたヒンジ接合部1a,2aに
より相互に折り畳み自在に取付けられている。ヒンジ接
合部1aは、操作盤1の側面の一部に凹部を形成し、こ
の凹部内に突出するヒンジ軸を設けたものであり、ヒン
ジ接合部2aは、上記凹部内に収容可能に形成された凸
部を備え、この凸部の側面部に上記ヒンジ軸を受け入れ
る軸穴を設けたものである。ヒンジ接合部1aと2aと
は、ヒンジ軸の軸線方向に操作盤1とパッド盤2とを移
動させることにより係脱自在に構成されており、ヒンジ
軸を軸穴に挿入させた場合には、操作盤1とパッド盤2
とを回動自在に接続する。なお、操作盤1の側面に取付
けられた把手16及びパッド盤2の側面に取付けられた
把手26は、携帯時等において、操作盤1とパッド盤2
とを折り畳んだ状態で把持するためのものである。
【0029】マウス体3は縦25cm、横8cm程度の
略スリッパ状に形成され、平坦な底面部31を備え、表
面側に足裏に接触させる載置面32を備えている。載置
面32には面ファスナや合成ゴム等から成る粘着シート
等の滑り止めシート33が取付けられている。マウス体
3の先端側表面からは接続コード35が引き出され、上
述のように操作盤1のコネクタに接続される。マウス体
3の内部には、後述するように、マウスパッド22のラ
インパターンを検出するためのX方向、Y方向毎に形成
された検出光学系が収容されている。この検出光学系
は、発光ダイオード等の発光素子から赤外光等の光をマ
ウスパッド22へ照射し、マウスパッド22からの反射
光を集光レンズを介してフォトダイオード等の受光素子
で検出するように構成したものである。この受光素子
は、X方向検出光学系においてはY方向に隣接した2分
割構造に、Y方向検出光学系においてはX方向に隣接し
た2分割構造になっている。
【0030】X方向検出光学系では、マウス体3がY方
向に移動してX方向ラインパターンを横切る度に上下変
動する検出信号を出力する。この検出信号は信号処理回
路によりディジタル信号に変換される。この信号に基づ
き、2分割構造の受光素子からそれぞれ得られたディジ
タル信号の位相関係により移動方向が、ディジタル信号
の波数により移動量がそれぞれ得られるようになってい
る。Y方向検出光学系においても同様に、マウス体3が
X方向に移動してY方向ラインパターンを横切る度に検
出信号が上下変動し、2分割構造の受光素子からそれぞ
れ得られた信号の位相関係により移動方向が、信号の波
数により移動量が得られる。
【0031】この実施例においては、例えば、右足を操
作盤1の上に載せ、踵を踵保持部11に、爪先を爪先支
持部12に対応させる。一方、マウス体3の載置面32
上に直接若しくは間接的に(靴下、靴、スリッパ等を履
いた状態で)左足を載せ、滑り止めシート33により保
持させる。この状態で、マウス体3に装着した左足をパ
ッド盤2上で前後左右に走査することにより、例えばコ
ンピュータのディスプレイ上のカーソルが上下左右に移
動する。また、右足では、カーソルの適宜の移動位置に
対応させて、踵を踵保持部11に載せたまま、爪先で左
右の操作ボタン13,14を押すことにより、座標入力
又は取消の操作を行う。
【0032】本実施例では、左足でマウスの移動操作を
行い、右足でボタン操作を行うため、従来のマウスのよ
うに片方の肢体で移動操作及びボタン操作の双方を行う
必要がなく、足による操作に適合した座標入力作業を行
うことができる。左右の足で同時に操作できるため、例
えばドラッグアンドドロップ操作等も簡単にでき、足で
も従来の掌によるマウス操作と同等か若しくはそれ以上
の操作性を得ることができる。
【0033】図2は上記操作盤1とパッド盤2とを分離
させた状態を示す斜視図であり、ヒンジ接合部1aのヒ
ンジ軸17をヒンジ接合部2aの凸部に形成された軸穴
から抜くことにより操作盤1とパッド盤2を容易に分離
させることができる。したがって、携帯時や不使用時に
は操作盤1とパッド盤2とを一体にしてコンパクトに収
容することができるとともに、使用時には、使用場所や
使用態様に応じて適宜左右の操作盤1とパッド盤2とを
それぞれ所望の位置、姿勢、方向に設定して使用するこ
とができる。例えば左右の足を逆にして操作を行う場合
や、マウス体ものみ掌で操作を行う場合等に容易に対応
できる。
【0034】図3は、操作盤1及びパッド盤2の裏面側
角部4か所に出没可能な脚部18,28を設けたものを
示す。この脚部18,28はそれぞれ同一構造を持つも
のである。図4(a)には脚部18近傍の断面構造を詳
細に示す。操作盤1には、上下方向に伸びるネジ穴1b
が形成されており、このネジ穴1bに脚部18の外周に
刻設された雄ネジ18bが螺合している。脚部18の下
端に形成された支持部18aの底面側には球面状に加工
された合成ゴム製の滑り止めが固着されている。脚部1
8は回転させることによりネジ穴1bから下方へ出没さ
せることができるようになっており、脚部18の雄ネジ
18bに螺合するナット19を操作盤1の底面に締め付
けることにより、固定することができるようになってい
る。
【0035】このような脚部18,28を設けたことに
より、脚部18,28を出没させて操作盤1及びパッド
盤2の高さを調節することができるとともに、図3に示
すように、4か所ずつ形成された脚部18,28の長さ
を異ならしめることにより所望の傾斜角にて設置するこ
とができる。特に足を載置して操作する操作盤1及びパ
ッド盤2は、所定の傾斜角を付けることにより予想外の
操作性の向上を実現することができ、足の疲労を低減す
ることができる。
【0036】操作盤1及びパッド盤2には、図4(b)
に示す構造を設けてもよい。図4(b)に示すものは、
パッド盤2の底面下に支持盤4を配置し、支持盤4の上
面に取付けられた接続部41と、パッド盤2の底面に取
付けられた接続部42とを蝶ネジとナットから成る接続
金具43により連結したものである。接続部41,42
にはそれぞれ上下方向に延長した長孔41a,42aが
形成され、この長孔41aと42aとを対応させて蝶ネ
ジを挿通し、ナットにより締め付けている。この構造で
は、図中点線Aに示すように、長孔41aと42aとの
合わせ方によりパッド盤2の高さを上下に調節すること
ができるとともに、図中Bに示すように、パッド盤2の
角度を調整することもできるようになっている。
【0037】図5には、本実施例におけるマウス体3の
詳細な構造を示す。マウス体3の底面に構成された走査
面31の中心のやや前方には凹部34が開口しており、
この凹部34の内部にマウス本体5が収容されている。
マウス本体5は、走査面31に臨む底面部を構成するボ
ート状の基台51と、この基台51にスペーサ51x,
51yを介して搭載され、上記検出光学系や信号変換回
路を実装した回路基板52と、スペーサ51x,51y
に接続された係合部材53x,53yと、係合部材53
x,53yに取付けられ、その上方へ伸びるコイルスプ
リング54x,54yとを有する。
【0038】係合部材53x,53yは相互に直交する
方向に穿設された支持孔55xと55yをそれぞれ備
え、この支持孔55x,55yには、マウス体3に取付
固定され、凹部34内に突出する支持軸37x,37y
が挿通されている。この支持軸37x,37yはマウス
体3に対して出没自在に取付けられており、マウス体3
に設けられた図示しない操作片により、その固定状態を
解除してマウス体3内に引き込むことにより、マウス体
3からマウス本体5を取り外すことができるようになっ
ている。
【0039】上記支持孔55x,55yは上下方向に長
く、水平方向に短い長円状の断面を有し、支持軸37
x,37yを支持孔55x,55yに挿通した状態で
は、マウス本体5が水平方向にはほぼ固定されるが上下
方向には所定範囲移動できるように構成されている。コ
イルスプリング54x,54yは凹部34の上面に当接
し、マウス本体5を常時下方へ押圧している。したがっ
て、マウス本体5の底面は、マウス体3をパッド盤2の
表面上を摺動させる際に、常にマウスパッド22の表面
に軽く押し付けられた状態となる。
【0040】マウス体3の底面部31には、シート状の
フェルト36が貼着されており、底面部31に取り囲ま
れたマウス本体5の底面にもシート状のフェルト56が
貼着されている。したがって、マウス体3の走査時に
は、底面部31に貼着されたフェルト36にマウスパッ
ド22の表面上にある塵埃が補足され、マウス本体5の
底面に付着する塵埃の量を低減する効果がある。しか
も、マウス本体5の底面上にもフェルト56が貼着され
ているので、このフェルト56にも塵埃が補足されるこ
とにより、底面に形成された図示しない検出窓に塵埃が
付かないように配慮されている。なお、この塵埃除去の
効果は機械式のマウス構造に対しても効果的である。
【0041】上記マウス体3内に収容されたマウス本体
5は、マウス体3から取り出して表面カバーを取りつけ
ることにより単独で使用することもできる。この場合、
単独で使用されるマウス本体5は掌で操作してもよく、
この場合にはパッド盤2を机上に置くようにするとよ
い。この場合にマウス本体5を掌でマウスパッド22上
を移動させ、一方、操作盤1の操作ボタンは足で操作す
ることができる。また、後述するようにマウス本体5に
は操作ボタンが設けられているため、表面カバーを装着
して通常の操作ボタン付きのマウスとして使用すること
も可能である。
【0042】図6は本実施例の信号検出系のブロック構
成を示すものである。マウス体3内に収容されたマウス
本体5には、底面に光学的に開口した図示しない検出窓
が設けられ、この検出窓を通して光の照射及び検出を行
うX方向検出光学系とY方向検出光学系とが設けられて
いる。これらの光学系のうち、X方向発光素子501
x、Y方向発光素子501yと、例えば2分割フォトダ
イオードで構成されるX方向受光素子503x、Y方向
受光素子503yとが信号変換回路502に接続されて
いる。信号変換回路502はマイクロプロセッサユニッ
トを構成するCPU(中央演算ユニット)で構成しても
よい。
【0043】信号変換回路502では、X方向受光素子
503x、Y方向受光素子503yにより得られた方向
毎に2つずつの光電流(2分割された検出部位毎に検出
される。)を電位変化に変換して方向毎に2つずつのア
ナログ検出信号を得て、このアナログ検出信号を所定の
しきい値と比較して2値化されたディジタル信号とし
て、方向毎に2つずつ、計4つのディジタル検出信号を
出力する。マウス本体5内には、信号変換回路502に
接続された操作ボタン504,505も設けられ、これ
らの操作ボタンが操作されることによりそれぞれオン・
オフの状態を持つ2つの操作信号が送出されるようにな
っている。
【0044】上記4つのディジタル検出信号と2つの操
作信号とは接続ライン35を介して送出される。接続ラ
イン35のコネクタ35aは操作盤1に設けられたコネ
クタ101に装着され、コネクタ101からは、操作盤
1内に収容された内部配線102が導出されている。内
部配線102には、操作ボタン13,14にそれぞれ接
続されたスイッチ回路103,104の出力ラインが接
続され、コネクタ105に接続されている。コネクタ1
05には、コンピュータに接続される接続ライン15の
コネクタ15aが装着される。
【0045】この実施例では、マウス本体5にも操作ボ
タン504、505が設けられ、この操作信号を送出す
るラインと、操作盤1内のスイッチ回路103,104
の出力の接続されるラインとが共通になっている。した
がって、通常、図1に示すようにして使用する場合に
は、操作ボタン504,505は使用せず、もっぱら操
作盤1上の操作ボタン13,14からの出力信号がコン
ピュータに送出されるが、マウス本体5をマウス体3か
ら取り外し、マウス本体に設けられた操作ボタン50
4,505を掌で操作することもできるから、通常のマ
ウスとしてマウス本体5を用いることもできる。また、
マウス本体5を取り出してこれを掌で操作するが、操作
ボタンだけは操作盤1上の操作ボタン13,14を用い
るという使い方も可能である。
【0046】上述したように、本実施例によれば、左右
の足によりマウスの移動操作と、操作ボタンの押圧操作
とを分けて操作するように構成したので、掌によるキー
ボードの操作と同時にマウス操作を行うことができると
ともに、操作性が向上して足でも極めて容易に操作を行
うことができる。
【0047】また、光学式の座標入力装置としたので、
操作力を極めて軽くすることができ足でも支障なく操作
できるとともに、足元の塵埃の多い場所に置いても、塵
埃による誤動作や故障を低減することができる。塵埃に
よる誤動作に関しては、さらに、マウス体3の底面部3
1にフェルトを貼着したので、マウス本体5の底面に付
着する塵埃を低減することができるという効果を有す
る。
【0048】操作盤1とパッド盤2とは、折り畳み自在
に構成したから、携帯性、収納性が高いとともに、相互
に分離して設置することができるので、好みや必要に応
じて適宜設置位置を別々に定めることができる。また、
操作盤1及びパッド盤2に設置角度や高さを変更する機
構を設けることにより、さらなる操作性の向上を図るこ
とができる。
【0049】マウス体3にはマウス本体5を内蔵し、マ
ウス本体5のみでも使用できるように構成したので、左
右の足で操作盤1とマウス体3を操作する場合、片方の
足で操作盤1を操作し、片方の掌でマウス本体5を操作
する場合、片方の足でマウス体3を操作し、片方の掌で
操作盤1を操作する場合、マウス本体5を通常のマウス
として操作する場合等、種々の使用態様が可能になる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
座標特定手段を移動体内に収容し、入力選択手段を別体
の操作体に構成して、移動体と操作体の少なくともいず
れかを足で操作するように構成することにより、足であ
っても複雑な操作を同時並行して行うことができ、操作
性を向上させることができる。
【0051】また、パッド盤を操作体に対して着脱自在
に構成することにより、移動体をパッド盤上で移動させ
ることができるので、足元にても確実に移動体を操作で
きるとともに、移動体の下のパッド盤と操作体とを分離
して、好みにより適宜の位置に設置することが可能にな
るから、最も操作し易い位置に設置できるとともに、左
右逆転させたり掌と足で作業を行うことも可能であり、
操作性及び対応性をさらに向上させることができる。
【0052】さらに、座標特定手段を収容した掌操作体
と、掌操作体を走査面に臨ませた状態で格納可能な足操
作体とから移動体を構成することにより、掌と足のいず
れでも操作を行うことができるため、個々の事情により
種々の使用態様で操作を行うことが可能になる。特に、
足操作体の走査面に対向する底面部に、格納した掌操作
体を包囲するように防塵用シートを取付けることによ
り、検出面を有する掌操作体への塵埃の付着量を低減す
ることができる。また、掌操作体に操作体と同様の入力
選択手段を設けることにより、従来のマウスと同様の使
用態様で操作することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座標入力装置の実施例を示す斜視
図である。
【図2】同実施例の操作盤とパッド盤とを分離させた状
態を示す斜視図である。
【図3】同実施例の操作盤とパッド盤の姿勢を調整して
設置した状態を示す斜視図である。
【図4】同実施例に適用可能な操作盤及びパッド盤の高
さ及び傾斜角の調整機構の例を示す説明図(a)、
(b)である。
【図5】同実施例のマウス体の構造を示す一部断面図で
ある。
【図6】同実施例の配線接続構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 操作盤 1a,2a ヒンジ接合部 2 パッド盤 3 マウス体 5 マウス本体 13,14 操作ボタン 18 脚部 22 マウスパッド 31 底面部 36,56 フェルト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査面上の移動により座標を特定する座
    標特定手段と、該座標特定手段により特定された座標の
    入力及び/又は取消を行うための入力選択手段とを備え
    た座標入力装置において、 前記座標特定手段を四肢で保持可能に形成された移動体
    の内部に構成し、前記入力選択手段を前記移動体とは別
    体の操作体に構成し、前記移動体と前記操作体の少なく
    ともいずれかを足で操作するように構成したことを特徴
    とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記移動体の走査面
    を構成するパッド盤を設け、該パッド盤を前記操作体に
    対して着脱自在に構成したことを特徴とする座標入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記操作体及び前記
    パッド盤には、それぞれの操作面及び走査面の高さ及び
    姿勢を変更可能にするための設置状態変更手段を設けた
    ことを特徴とする座標入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、前記座
    標特定手段は座標検出用光学系を備えた光学式手段であ
    り、前記パッド盤には、前記座標検出用光学系により検
    出可能に形成された少なくとも1方向に伸びる並列した
    複数のラインパターンが形成されていることを特徴とす
    る座標入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記移動体を、前記
    座標特定手段を収容した掌操作体と、該掌操作体を走査
    面に臨ませた状態で格納可能な足操作体とから構成する
    ことを特徴とする座標入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記足操作体の前記
    走査面に対向する底面部に、格納した前記掌操作体を包
    囲するように防塵用シートを取付けたことを特徴とする
    座標入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記掌操作体には、
    前記操作体と同様の入力選択手段を設けたことを特徴と
    する座標入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7において、前記座
    標特定手段は座標検出用光学系を備えた光学式手段であ
    り、前記移動体の走査面を構成するパッド盤を設け、該
    パッド盤には、前記座標検出用光学系により検出可能に
    形成された少なくとも1方向に伸びる並列した複数のラ
    インパターンが形成されていることを特徴とする座標入
    力装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3041368U (ja) * 1996-11-29 1997-09-19 瑛二郎 森 足で操作する座標位置指示装置
WO1998020412A1 (fr) * 1996-11-06 1998-05-14 Kitajima Craft Ltd. Tapis pour souris
KR100655719B1 (ko) * 2004-12-09 2006-12-11 송가을 발 마우스
JP2007106392A (ja) * 2005-09-15 2007-04-26 Denso Corp 車載電子機器用入力システム
JP5976183B1 (ja) * 2015-09-17 2016-08-23 株式会社エジクン技研 足用ポインティングデバイス

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