JPH08272228A - 画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法

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JPH08272228A
JPH08272228A JP7076398A JP7639895A JPH08272228A JP H08272228 A JPH08272228 A JP H08272228A JP 7076398 A JP7076398 A JP 7076398A JP 7639895 A JP7639895 A JP 7639895A JP H08272228 A JPH08272228 A JP H08272228A
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JP
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intermediate transfer
image forming
contact
forming apparatus
cleaning
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Application number
JP7076398A
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English (en)
Inventor
Takeshi Motohashi
武 本橋
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Shingo Kato
眞吾 加藤
Shigeo Kurotaka
重夫 黒高
Takeshi Deki
剛 出来
Takahiro Tamiya
孝弘 田宮
Tomonori Yabuta
知典 薮田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体
上に一次転写した後、該中間転写体上から最終転写材に
二次転写を行うようにし、前記二次転写後に前記中間転
写体上に残留する残留トナーのクリーニング部材を有す
る画像形成装置において、中間転写体に対する剥離剤の
塗布機構を簡略化し、良好な転写性を得つつ、コストダ
ウンを図ることのできる画像形成装置、画像形成方法を
提供する。 【構成】中間転写体10をクリーニングするクリーニン
グ部材30に、トナーに対する剥離特性を向上させる物
質24を前記中間転写体10に塗布する機能を付加し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置、画像形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置の代表的なも
のとしては、潜像を形成する感光体ドラムと転写紙を保
持し感光体上のトナー像を転写する転写ドラムを用いた
方法や、感光体ドラム上に複数のトナー像を重ね合わせ
て転写紙に転写する方法が実用化さている。
【0003】転写ドラムを用いた方式では、静電的や機
械的に転写ドラムに転写紙を保持しなければならないの
で、はがきのような小サイズの紙や、厚紙などは転写紙
として使用することが困難で、所謂ペーパーフリーでは
ない。また、機械的に転写紙の先端を保持する方式で
は、転写紙全面に画像を転写することができないという
欠点があった。また、感光体ドラム上に複数のトナー像
を重ね合わせる方式も提案、実用化されているが、この
方式では、予め転写されたトナー像上から再度感光体上
を帯電露光し、潜像を形成し現像を行うというプロセス
を複数回行うため、帯電の均一性を良好に保つことが困
難であり、画質も従来の転写ドラム方式に比べ劣ってい
る。
【0004】上記のような欠点を解決するため、はがき
や厚紙も転写紙として使えるようなペーパーフリー性を
達成するとともに、高品質な画像を達成できるようなシ
ステムとして、感光体に形成される各色のトナー像を順
次、重ねて、例えば、無端ベルトの如き中間転写体上の
同一位置に転写し、この転写像を転写紙に転写して定着
を行うことで、フルカラー画像を得る方式が提案されて
いる。すなわち、像担持体上に形成されたトナー像を中
間転写体上に一次転写した後、該中間転写体上から最終
転写材に二次転写を行うようにした画像形成装置があ
る。
【0005】この方式の重要な技術として、中間転写体
の材料特性が挙げられ、トナーが像担持体よりも中間
転写体に容易に転写されること、トナーが中間転写体
よりも転写紙に容易に転写されること、の条件を満足す
るものを選定しなければならない。
【0006】特に、ペーパーフリー性を重視した方式な
ので、転写紙の種類は薄紙から厚紙、OHP(オーバー
ヘッドプロジェクター)シートなど、多くの種類の転写
紙に対応せねばならず、また、カラー画像形成時には、
通常の2〜3倍のトナー量を中間転写体上から転写紙に
転写しなければならない。現在では、中間転写体の材料
選定だけで前記、双方の要求を満足するものは開
発、実用化されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対
し、特開平6−337598号公報開示の技術において
は、中間転写体にベルト状のフッ素系樹脂シートを用い
て、中間転写体の転写紙への転写率向上のため(トナー
に対する剥離特性をあげるため)、中間転写体にステア
リン酸亜鉛(金属石鹸の一種)を定期的に塗布すること
で解決している。
【0008】しかし、その構成は、中間転写体に金属石
鹸を塗布するために専用の塗布ブラシを中間転写体の近
傍に設け、中間転写体に対し接離可能にするべく、電磁
ソレノイドを設け、かつ、塗布ブラシを回転することで
金属石鹸を塗布するための専用モーターを設置するもの
であり、大幅なコストアップにつながっていた(USP
5053827 もほぼ同様の構成である。)。
【0009】本発明は、良好な転写性を得つつ、中間転
写体に対する剥離剤の塗布機構を簡略化して、コストダ
ウンを図ることのできる画像形成装置、画像形成方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1)像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体上
に一次転写した後、該中間転写体上から最終転写材に二
次転写を行うようにし、前記二次転写後に前記中間転写
体上に残留する残留トナーのクリーニング部材を有する
画像形成装置において、 前記中間転写体上に、トナー
に対する剥離特性を向上させる物質(以下、剥離剤と称
する。)を塗布する機能を、前記クリーニング部材にも
たせた(請求項1)。
【0011】(2)(1)記載の画像形成装置におい
て、クリーニング部材は中間転写体に接離可能な回転体
として構成され、前記中間転写体に接したとき、剥離剤
にも当接させることとした(請求項2)。
【0012】(3)(1)記載の画像形成装置におい
て、クリーニング部材は中間転写体に接離可能な回転体
として構成されており、剥離剤は前記クリーニング部材
に対して接離可能に設けられており、前記クリーニング
部材を前記中間転写体に当接させた状態で前記剥離剤を
前記クリーニング部材に当接させることとした(請求項
3)。
【0013】(4)(1)記載の画像形成装置におい
て、クリーニング部材は中間転写体に接離可能な回転体
として構成されていて、かつ、該クリーニング部材は前
記中間転写体と非接触の状態でさらに剥離剤と当接する
位置へ揺動可能に設けられ、前記剥離剤と当接後、前記
中間転写体へ当接させるようにした(請求項4)。
【0014】(5)(3)、(4)記載の画像形成装置
において、クリーニング部材の中間転写体との接離動作
およびクリーニング部材の剥離剤との接離動作の駆動源
を同一のものとした(請求項5)。
【0015】(6)(3)または(4)記載の画像形成
装置において、クリーニング部材の中間転写体への剥離
剤の塗布のための接触状態時には、前記剥離剤の帯電特
性と同極性のバイアスを前記クリーニング部材に印加す
ることとした(請求項6)。
【0016】(7)(3)または(4)記載の画像形成
装置において、クリーニング部材の剥離剤への接触状態
時には、前記剥離剤の帯電特性とは逆極性のバイアスを
前記クリーニング部材に印加することとした(請求項
7)。
【0017】(8)(3)または(4)記載の画像形成
装置において、クリーニング部材の中間転写体への剥離
剤の塗布のための接触状態時、あるいは前記接触状態直
後に前記中間転写体の一次転写工程で印加する転写バイ
アス部材に前記剥離剤の帯電特性とは逆極性のバイアス
を印加することとした(請求項8)。
【0018】(9)(3)または(4)記載の画像形成
装置において、クリーニング部材による中間転写体への
剥離剤の塗布作業を一定量通紙枚数毎に自動的に行うこ
ととした(請求項9)。
【0019】(10)(1)記載の画像形成装置におい
て、剥離剤は金属石鹸とした(請求項10)。
【0020】(11)(2)または(3)または(4)
記載の画像形成装置において、クリーニング部材は発泡
タイプのゴムスポンジ導電ローラと下(請求項11)。
【0021】(12)(2)または(3)または(4)
記載の画像形成装置において、クリーニング部材は導電
性を有する細繊維で構成されたファーブラシローラとし
た(請求項12)。
【0022】
【作用】中間転写体に金属石鹸などのトナーに対する剥
離特性を向上させる物質を塗布する機構を中間転写体の
クリーニング部材にもたせた。
【0023】
【実施例】
1.〔各請求項記載の発明に共通して適用することので
きるカラー画像形成装置〕 〔装置の構成〕本発明の実施に適するカラー画像形成装
置の一実施例を図1に示す。図1において、符号1はベ
ルト状像担持体たる可撓性のベルト状感光体を示し、該
ベルト状感光体1は回動ローラ2、3に間に巻き回され
ていて、これら回動ローラ2、3の駆動により、時計回
りの向きに回動されるようになっている。
【0024】符号4は、帯電手段たる帯電部材を示し、
符号5は像露光手段たるレーザー書き込み系ユニット、
符号6、7、8、9はそれぞれ、特定色の現像剤を収容
した複数の現像手段、すなわち、現像器を示す。レーザ
ー書き込みユニット5は上面にスリット状の露光用開口
部を設けた保持筐体に納めて装置本体に組み込まれてい
る。
【0025】このレーザー書き込みユニット5には、図
示したもののほかに、発光部と収束性光伝送体を一体と
した光学系なども使用される。帯電部材4、レーザー書
き込みユニット5からのレーザー光が照射されるレーザ
ー書き込み部5D、感光体クリーニング装置15など
は、ベルト状感光体1を支持している複数の回動ローラ
2、3のうちの一つである回動ローラ2の部分に設けら
れている。
【0026】前記現像手段を構成する各現像器6、7、
8は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各現像剤をそれぞれ収容するものであり、所定の現像
位置にて、ベルト状感光体1と近接あるいは接触する現
像スリーブを備え、感光体ベルト1上の潜像を非接触現
像あるいは接触現像法により顕像化する機能を有してい
る。
【0027】符号10は、中間転写体としての中間転写
ベルトを示し、該中間転写ベルト10は回動ローラ1
1、12の間に巻き回されていて、回動ローラ11、1
2の駆動により、反時計回りの向きに回動搬送されるよ
うになっている。
【0028】ベルト状感光体1と中間転写ベルト10
は、回動ローラ3の部分で接触しており、ベルト状感光
体1上の第一回目の顕像が、中間転写ベルト10内に設
けられたバイアスローラ13により、中間転写ベルト1
0上に転写される。そして、同じようなプロセスを反復
することにより、第二回目の顕像が、そして、第三回目
の顕像が、第四回目の顕像が中間転写ベルト10上にそ
れぞれ重ねられて位置ずれを生じないように転写され
る。
【0029】一方、中間転写ベルト10に接離するよう
に、二次転写部材たる転写ローラ14が設けられてい
る。また、回動ローラ11部において、中間転写ベルト
10に接するようにして、中間転写ベルト10のクリー
ニング装置16が設けられている。
【0030】〔画像形成プロセス〕図1に示したカラー
画像形成装置における画像形成のプロセスを説明する。
まず、本実施例による多色像の形成は、次の像形成シス
テムに従って遂行される。すなわち、オリジナル画像を
撮像素子が操作するカラー画像データ入力部で得られた
データを画像データ処理部で演算処理して画像データを
作成し、これは一端、画像メモリーへ格納される。
【0031】次いで、該画像メモリーは、記録時に取り
出されて、記録部である、例えば、図1の実施例で示し
たカラー画像形成装置へと入力される。すなわち、図1
に示したカラー画像形成装置とは別体の画像読み取り装
置から出力される色信号が前記レーザー書き込みユニッ
ト5に入力されると、レーザー書き込みユニット5にお
いては、半導体レーザー(図示せず)で発生されたレー
ザービームは駆動モータ5Aにより回転されるポリゴン
ミラー5Bにより回転されるポリゴンミラー5Bにより
回転走査され、fθレンズ5Cを経てミラーにより光路
を曲げられて、予め帯電手段たる帯電部材4によって一
様に帯電されたベルト状感光体1の、回動ローラ2で支
持された円周上に露光され、静電潜像が形成される。
【0032】ここで、露光する画像パターンは所望のフ
ルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
に色分解したときの単色の画像パターンである。ベルト
状感光体1に形成された各々の静電潜像は、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの色のトナーでの現像機能
を有する回転型の現像器6〜9により現像され、顕色化
され、それぞれの色の単色画像が形成される。
【0033】ベルト状感光体1上に形成された単色画像
は、ベルト状感光体1に接触しながら、反時計回りの向
きに回転する中間転写ベルト10上に順次重ね合わされ
て転写される。このようなベルト状感光体1から中間転
写ベルト10への転写を一次転写と称する。
【0034】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像は、給紙台
17から給紙ローラ18、レジストローラ19を経て転
写部へ搬送された最終転写材としての転写紙に転写ロー
ラ14により転写される。このような中間転写ベルト1
0から最終転写材ヘノ転写を二次転写と称する。転写終
了後、転写紙は定着装置20により定着されてフルカラ
ー画像が完成する。
【0035】2.〔各請求項記載の発明に対応する説
明〕 本発明の主要な構成要素である中間転写ベルト10のク
リーニング装置16の機構を説明する。 〔第1の実施例〕図2、図3を参照して説明する。中間
転写ベルト10と当接するクリーニングローラ30は、
発泡タイプのEPDMなどのゴムスポンジローラであり
(請求項11)、アーム支軸22Aを中心に揺動するア
ーム22の端部に回転自在に支持されている。このアー
ム22は緊縮性のスプリング23により一方方向に付勢
されている。このアーム支軸22Aは、クリーニングロ
ーラ30と当接している金属製のバイアスローラ31の
軸と同心である。
【0036】バイアスローラ31には、該バイアスロー
ラ表面をクリーニングするクリーニングブレード32が
当接されている。また、固体状の金属石鹸24は、比較
的弱い伸張性の加圧スプリング25を介してクリーニン
グ装置16に取付けられている。
【0037】クリーニングローラ30はアーム支軸22
Aを支点として揺動自在なアーム22の自由端側に設け
られていて、同一揺動側に、中間転写ベルトおよび金属
石鹸24が設けられている。よって、クリーニングロー
ラ30はアーム22の回動とともに、中間転写ベルト1
0に接触可能であり、中間転写ベルト10に接触したと
き、同時に金属石鹸24にも接触する(請求項1)。
【0038】中間転写ベルト10上への画像形成時は、
図2に示すように、スプリング23の力によってアーム
22が回動させられることにより、クリーニングローラ
30は中間転写ベルト10に対して離れた位置に退避し
ており、二次転写工程後の中間転写ベルト10上のクリ
ーニング工程時には、図3に示すように、図示しない電
磁ソレノイドの力でスプリング23の力に抗してアーム
支軸22Aを中心に揺動させられて、中間転写ベルト1
0にクリーニングローラ30が当接させられる。この状
態を図3に示す。
【0039】図3に示すクリーニング工程時において、
中間転写ベルト10上の残留トナーTは反時計回りの向
きに回転しているクリーニングローラ30により中間転
写ベルト10上からはぎ取られ、さらに、トナーの帯電
特性とは逆極性のバイアスが印加されているバイアスロ
ーラ31に移り、最終的にはクリーニングブレード32
によってはぎ取られ、クリーニング装置16の筐体内に
回収される。
【0040】このクリーニング工程時において、クリー
ニングローラ30は中間転写ベルト30と接触している
とともに金属石鹸24にも同時に接触しており(請求項
2)、クリーニングローラ30によってはぎ取られた金
属石鹸の粒子Rは、中間転写ベルト10上に塗布され
る。
【0041】前記ソレノイドの吸引を止めれば、クリー
ニングローラ30は金属石鹸24から離間する。よっ
て、金属石鹸24はクリーニングローラ30に対し接離
自在である(請求項3)。
【0042】〔第2の実施例〕図4に示すように、中間
転写ベルト10と当接するクリーニングローラ30は、
発泡タイプのEDPMなどのゴムスポンジローラであり
(請求項11)、アーム支軸22Aを中心に揺動するア
ーム220の一端側に回転自在に支持されている。この
アーム220は緊縮性のスプリング23によりアーム支
軸22Aを中心にアーム22が時計回りの向きに回転す
るよう付勢している。アーム220が揺動したときのク
リーニングローラ30の揺動範囲には、伸張性の加圧ス
プリング25によりクリーニング装置160のフレーム
に支持された金属石鹸24がある。
【0043】アーム220の他端側には丸軸状のストッ
パー22Bが設けられていて、アーム220とともに揺
動する。このストッパー22Bの揺動領域には偏心カム
21が設けられている。この偏心カム21は偏心位置に
設けたカム軸21Aを中心に回転するようになってい
る。
【0044】二次転写工程後の中間転写ベルト10上の
クリーニング工程では、図4に示すように、偏心カム2
1がストッパー22Bに作用しない離間位置に回転する
とともに、スプリング23の力によりアーム220が揺
動させられて、該スプリング23お弾性によりクリーニ
ングローラ30が中間転写ベルト10に当接した状態に
ある。この状態では、中間転写ベルト10上の残留トナ
ーTがクリーニングローラ30に移され、さらに、クリ
ーニングローラ30上に移された残留トナーTがバイア
スローラ31に移された上、クリーニングブレード32
により掻き落され、クリーニング装置160の筐体内に
落下する。
【0045】このように、残留トナーTの回収工程は、
第1の実施例で説明した内容に準ずる。ここで、クリー
ニングローラ30の駆動はアーム支軸22Aの軸線上に
設けられた図示しない本体からの駆動伝達ギヤから、ク
リーニングローラ30の軸上に設けられたギヤへ伝達さ
れることにより行われる。これにより、アーム220が
揺動して、クリーニングローラ30が移動しても常に回
転可能である。
【0046】クリーニング工程以外のときは図5に示す
ように、図4に示す状態から偏心カム21が約1/4回
転することで偏心カム21がストッパー22Bに当接し
て作用しはじめ、クリーニングローラ30を中間転写ベ
ルト10より引き離すことにより、退避状態とする。つ
まり、図5に示すように、該偏心カム21が軸21Aを
中心に回転することにより、クリーニングローラ30の
中間転写ベルト10および金属石鹸24への接離動作が
択一的に行われる(請求項4)。バイアスローラ31と
クリーニングブレード32の構成は前記第1の実施例と
同一である。
【0047】金属石鹸24の塗布工程時には図6に示す
ように、偏心カム21がさらに約1/4回転することで
ストッパー22Bがもち上げられてクリーニングローラ
30が下がり、クリーニング装置160のフレーム部に
設けられた固体状態の金属石鹸24に当接するようにな
る。
【0048】このように、本例では、クリーニングロー
ラ30の中間転写ベルト10への接離動作と、クリーニ
ングローラ30の金属石鹸24への接離動作の駆動源
を、同一の駆動源としての偏心カム21としている(請
求項5)。
【0049】金属石鹸24は比較的弱い加圧スプリング
25を介して設置されているので、フアーブラシローラ
よりは弾性硬度が硬いスポンジローラでも接触圧力を低
くでき、クリーニングローラ30が回転することで、金
属石鹸24から粒子Rとして剥ぎ取りを行う。
【0050】金属石鹸24は、加圧スプリング25を介
してGND接地されており、このとき、クリーニングロ
ーラ30に金属石鹸24の帯電特性とは逆極性のバイア
スを印加すると、電気的クーロン力が作用して剥ぎ取
り、保持が確実に効率よく行われる。つまり、図6に示
す例では金属石鹸24の粒子Rがプラスに帯電する特性
をもった物質としたとき、クリーニングローラ30にマ
イナスのバイアスを印加している(請求項7)。
【0051】ここで、バイアスローラ31の軸心とアー
ム支軸22Aを同一としているときは、バイアスローラ
31には金属石鹸24の帯電特性(例えばプラス)と同
極性(プラス)のバイアスを印加することで、金属石鹸
24の粒子Rがバイアスローラに回収されるのを防ぐこ
とができる。
【0052】前記図6の状態から、偏心カム21が回動
し、図7に示すようにストッパー22Bが偏心カム21
から外れる。これに伴い、スプリング23の力により、
金属石鹸粒子Rが保持されたクリーニングローラ30が
中間転写ベルト10に接するようになる。
【0053】ここで、クリーニングローラ30および中
間転写ベルト10の回転動作を行うことで、中間転写ベ
ルト10に金属石鹸粒子Rが擦りつけられて塗布され
る。このとき、転写ローラ14に金属石鹸24の帯電特
性(例えばプラス)と同極性のバイアス(プラス)を印
加すると、電気的クーロン力が作用して塗布効果を確実
に効率よく行うことができる(請求項6)。一方、バイ
アスローラ31には金属石鹸の帯電極性と同極性のバイ
アス(プラス)を印加しているので、バイアスローラ3
1には金属石鹸粒子Rは転移しない。
【0054】クリーニングローラ30に対するバイアス
は、図6に示したようにマイナス極性の電圧を印加する
場合と、図7に示したようにプラス極性の電圧を印加す
る場合とがあり、極性の異なる電源を切り替えスイッチ
SWで結ぶことにより、これらの各電圧印加の状態を可
能としている。
【0055】ここで、機能の拡大として、クリーニング
ローラ31が中間転写ベルト10に接触しているとき、
あるいは、接触状態直後に、通常の一次転写工程でトナ
ー像を中間転写ベルト10に転写するためのバイアスロ
ーラ13に金属石鹸24の帯電特性、例えばプラスとは
逆極性のバイアス、例えばマイナスを印加すると(同一
の電極となる場合もある)、中間転写ベルト10上の金
属石鹸粒子Rがベルト状感光体1側に塗布され、ひいて
は、ベルト状感光体1のクリーニング性を改良するため
のクリーニング助剤として作用することになる(請求項
8)。
【0056】このように、金属石鹸の塗布によって、中
間転写ベルト10上の剥離特性が向上し、転写紙の種
類、例えば、薄紙から厚紙、OHPシートなどを選ぶこ
となく、カラー画像形成時における、通常の2〜3倍の
トナー量を中間転写ベルト10から転写紙へ良好な転写
を行うことができる。
【0057】特に、金属石鹸24としてステアリン酸亜
鉛を使用した場合には、従来よりトナー中に添加物とし
てよく用いられた物質のため副作用もなく、十分な剥離
特性を得ることができる(請求項10)。その効果の持
続性は、転写紙の通紙枚数に左右されるため、塗布作業
は、一定量通紙枚数毎に、偏心カム31の駆動や、アー
ム22の駆動用ソレノイドを、通紙カウンタの出力に応
じて装置全体制御手段により作動させることで自動的に
行うことができ、無駄なく、画像品質低下を確実に防止
することができる(請求項9)。
【0058】ここで、中間転写体としてベルトを選定し
た理由は、ドラムタイプに比べ、曲率を小さくすること
ができるので、分離チャージャを設ける必要もなく、転
写部での転写紙分離が有利であること、設置スペースに
対して自由度がある、などが挙げられ、ベルトの材質と
しては電気的特性や機械的強度の点から厚さ0.15m
m程度のフッ素系樹脂シートを用いている。
【0059】〔第3の実施例〕第3の実施例を、図8、
図9、図10により説明する。クリーニングローラ30
は、弾性および導電性を有する細繊維で構成されたファ
ーブラシローラであり(請求項12)、アーム支軸22
Aを中心に揺動するアーム22の端部に回転自在に支持
されていて、このアーム22は緊縮性のスプリング23
0によりアーム22を、アーム支軸22Aを中心にして
時計回りの向きに回転させるように付勢している。
【0060】また、固体状態の金属石鹸24は塗布アー
ム支軸27Aを中心に揺動する塗布アーム27の一端側
に支持され、この塗布アーム27はクリーニング装置1
600のフレームに一端を掛けられた緊縮性のスプリン
グ28により塗布アーム支軸27Aを中心にして反時計
回りの向きに付勢されていて、図示省略のストッパで図
8に示す位置に係止されている。
【0061】アーム22の他方の端部にはストッパー2
2Bが、塗布アーム27の他方の端部にはストッパー2
7Bが設けられ、これらのストッパー22B,27Bに
択一的に作用すべく、これらのストッパーの中間位置に
レバー26を設け、このレバー26を軸26Aを中心に
回動させることで、クリーニングローラ30の中間転写
ベルト10および金属石鹸24への接離動作を行うこと
ができるようになっている。
【0062】つまり、レバー26の回動位置を、図8に
示すように、レバー26がストッパー26Bおよびスト
ッパー27Bの何れにも触れない中間位置に位置させる
ことで、スプリング230の弾性によりクリーニングロ
ーラ30を中間転写ベルト10に当接させ、また、金属
石鹸24をクリーニングローラ30から離間させた状態
を得る。この状態では、中間転写ベルト10のクリーニ
ングローラ30によるクリーニングが行われる。
【0063】また、レバー26の回動位置を、図9に示
すように、レバー26がストッパー22Bのみを押動さ
せた状態とすることで、クリーニングローラ30を中間
転写ベルト10から離間させ、また、金属石鹸24とも
離間させた状態を得ることができる。
【0064】さらに、レバー26の回動位置を、図10
に示すように、レバー26がストッパー27Bを押動さ
せた状態とすることで、クリーニングローラ30を中間
転写ベルト10に押しあてたままの状態で、金属石鹸2
4をクリーニングローラ30に押し当てた状態を得るこ
とができる。ここでは、金属石鹸24よりクリーニング
ローラ30に該金属石鹸粒子が削りとられる。さらに、
このクリーニングローラ30上の金属石鹸の粒子が中間
転写ベルト10に塗布される状態が示されている。
【0065】レバー26の回動位置は、軸26Aを中心
とする揺動であるので、軸26Aに設けた図示省略とロ
ータリーソレノイドあるいは、ソレノイドとばねとの組
合せによりこのレバー26の駆動手段とすることができ
る。このようにして、 クリーニングローラ30を中間転写ベルト10に接離
可能な回転体として構成したことにより、クリーニング
ローラ30が中間転写ベルト10に接したとき、金属石
鹸にも当接させた状態(図10)を得ることができ(請
求項2)、 クリーニングローラ30を中間転写ベルト10に接離
可能な回転体として構成するとともに、金属石鹸24を
クリーニングローラ30に対して接離可能に設けたこと
により、クリーニングローラ30を中間転写ベルト10
に当接させた状態で金属石鹸をクリーニングローラ30
に当接させることができ(請求項3)、 クリーニングローラ30を中間転写ベルト10に接離
可能な回転体として構成し、かつ、該クリーニングロー
ラ30を中間転写ベルト10と非接触の状態でさらに金
属石鹸24と当接する位置へ揺動可能とし、金属石鹸2
4と当接後、中間転写ベルト10へ当接させることがで
きる(請求項4)。
【0066】二次転写工程後の中間転写ベルト10上の
クリーニング工程の動作は、図8に示すようにレバー2
6をストッパー22Bに作用しない位置に動作させ、ス
プリング230の弾性によりクリーニングローラ30を
中間転写ベルト10に当接させる。以下、残留トナーの
回収工程は第1の実施例におけると同じである。
【0067】ここで、クリーニングローラ30の駆動ア
ーム22が揺動してクリーニングローラ30が中間転写
ベルト10に当接したとき、回動ローラ11の軸線上に
設けられた図示しない本体からの駆動伝達ギヤから転写
ローラ14の軸上に設けられたギヤへ駆動伝達される。
クリーニング工程の動作以外のときは図9に示すように
レバー26を図8に示す位置よりも時計回りの向きに回
転させることで、レバー26をストッパー22Bに作用
させ、クリーニングローラ30を中間転写ベルト10よ
り引き離し、退避状態にする。
【0068】金属石鹸24の塗布工程時は、図10に示
すように、レバー26を図8に示す位置よりも反時計回
りの向きに回転させる。これにより、クリーニングロー
ラ30が中間転写ベルト10に当接したままの状態で、
ストッパー27Bにレバー26が作用しはじめ、金属石
鹸24が中間転写ベルト10を介して回動ローラ14に
当接するようになる。
【0069】ここで、ファーブラシローラは、弾性硬度
が十分柔らかいので、金属石鹸24の位置精度を厳しく
しなくても固定でき、クリーニングローラ30は回転し
ているので、金属石鹸24から粒子Rとして剥ぎ取りを
行い、かつ、中間転写ベルト10に金属石鹸粒子Rが擦
りつけられて、塗布される(請求項1)。
【0070】3.実施例の利点 請求項1記載の発明の実施例では、中間転写ベルト10
をクリーニングするクリーニングローラ30に、トナー
にたいする剥離特性を向上させる物質としての金属石鹸
24を塗布する機能をもたせたので、従来の塗布ブラシ
などの部品が要らなくなり、装置のコストダウンを図る
ことができる。このことから、結局、画像品質を保ちつ
つ、機能の簡略化を図り、コストダウンが可能である。
【0071】請求項2記載の発明の実施例では、請求項
1記載の発明の実施例に加え、クリーニングローラ30
が中間転写ベルト10と金属石鹸24とに同時に接触し
て回転する構成としているので、金属石鹸の塗布を確実
に行うことができる。また、金属石鹸24から、該石鹸
を剥ぎ取るための専用の回転機構が不要である。このこ
とから、結局、金属石鹸24の塗布機能の確実性を図る
とともに、装置構成の簡略化を図ることができる。
【0072】請求項3記載の発明の実施例では、請求項
1記載の発明の実施例に加え、クリーニングローラ30
が中間転写ベルト10と金属石鹸24に同時に接触して
回転するので、塗布が確実に行われ、金属石鹸24の剥
ぎ取りのための専用の回転機構が不要であり、また、金
属石鹸24がクリーニングローラ30に対して接離可能
な構成であるので、中間転写ベルト10への塗布を定期
的に行うことができ、これにより、金属石鹸24の余計
な消費を防止することができる。このことから、金属石
鹸24の塗布機能の確実性、装置構成の簡略化を図り、
金属石鹸24の長寿命化を図ることができる。
【0073】請求項4記載の発明の実施例では、請求項
1記載の発明の実施例に加え、金属石鹸24の剥ぎ取
り、金属石鹸24の塗布を、金属石鹸24を固定したま
ま、クリーニングローラ30を揺動させることで行うこ
とができ、かつ、中間転写ベルト10への塗布を定期的
に行うことで、金属石鹸24の余計な消費を防止するこ
とができる。
【0074】請求項5記載の発明の実施例では、請求項
3または請求項4記載の発明の実施例に加え、クリーニ
ングローラ30の中間転写ベルト10との接離動作、お
よび、クリーニングローラ30の金属石鹸24との接離
動作の各駆動源を同一のものとし、接離駆動源を共通化
しているので、駆動モーター、制御部品などのコストダ
ウンを図ることができる。
【0075】請求項6記載の発明の実施例では、請求項
3または請求項4記載の発明の実施例に加え、クリーニ
ングローラ30の中間転写ベルト10への金属石鹸24
の塗布のための接触状態時には、金属石鹸24の帯電特
しと同極性のバイアスをクリーニングローラ30に印加
する。これにより、金属石鹸24の中間転写ベルト10
に対する塗布に電気的クーロン力が作用して、塗布を確
実、効率的に行うことができる。
【0076】請求項7記載の発明の実施例では、請求項
3または請求項4記載の発明の実施例に加え、クリーニ
ングローラ30の金属石鹸24への接触状態時には、金
属石鹸24の帯電特性とは逆極性のバイアスをクリーニ
ングローラ30に印加するようにしているので、金属石
鹸24からの該石鹸の剥ぎ取りおよび保持を電気的クー
ロン力の作用により、確実、かつ効率よく行うことがで
きる。
【0077】請求項8記載の発明の実施例では、請求項
3または請求項4記載の発明の実施例に加え、クリーニ
ングローラ30の中間転写ベルト10への金属石鹸24
の塗布のための接触状態時、あるいは、接触状態直後に
中間転写ベルト10の一次転写工程で印加するバイアス
ローラ13に金属石鹸24の帯電特性とは逆極性のバイ
アスを印加させることとしているので、中間転写ベルト
10に塗布された金属石鹸24の粒子がバイアスローラ
13に、該金属石鹸24の帯電特性とは逆極性のバイア
スを印加することでさらにベルト状感光体1側に塗布さ
れるため、ベルト状感光体1のクリーニング性も向上す
る。
【0078】請求項9記載の発明の実施例では、請求項
3または請求項4記載の発明の実施例に加え、クリーニ
ングローラ30による中間転写ベルト10への金属石鹸
24の塗布作業を一定量の通紙枚数毎に自動的に行うの
で、無駄なく、画像品質の低下を確実に防止することが
できる。
【0079】請求項10記載の発明では、請求項1記載
の発明の実施例に加え、金属石鹸24としてステアリン
酸亜鉛などを使用するので、副作用を生ずることなく、
中間転写ベルト10上のトナーに対する剥離特性を向上
させることができる。請求項11記載の発明では、請求
項2または請求項3または請求項4記載のクリーニング
ローラ30を発泡タイプのゴムスポンジ導電ローラで構
成したので、特に、中間転写ベルト10に対する接触圧
力を大きくとることができ、クリーニング性能を安定し
て得ることができる。
【0080】請求項12記載の発明では、請求項2また
は請求項3または請求項4記載のクリーニングローラ3
0として、弾性および導電性を有する細繊維で構成され
たファーブラシで構成したので、金属石鹸に対する接触
圧力を低く設定することができ、金属石鹸24の位置決
め精度に厳しさを要求する必要がなくなる。なお、各図
において、回転方向を示す矢印のないものは、静止して
いる、もしくは、連れ回りする、の何れでもよい。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、中間転写体に対する剥
離剤の塗布機構を簡略化し、良好な転写性を得つつ、コ
ストダウンを図ることのできる画像形成装置、画像形成
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に適する画像形成装置の断面図で
ある。
【図2】中間転写ベルト上への画像形成時におけるクリ
ーニング部材の状態を説明した図である。
【図3】クリーニング部材が中間転写ベルトをクリーニ
ングするとともに、クリーニング部材に金属石鹸を塗布
している状態を説明した図である。
【図4】本発明の他の実施例で、中間転写ベルト10上
のクリーニング工程を説明した図である。
【図5】クリーニング工程以外のときであって、クリー
ニングローラを中間転写ベルトより退避状態としている
状態を説明した図である。
【図6】クリーニングローラに対する金属石鹸の塗布工
程を説明した図である。
【図7】クリーニングローラによる中間転写ベルトへの
金属石鹸の塗布工程を説明した図である。
【図8】中間転写ベルトのクリーニング工程を説明した
図である。
【図9】中間転写ベルトから除かれたトナーの回収工程
を説明した図である。
【図10】中間転写ベルトに対する金属石鹸粒子の塗布
工程を説明した図である。
【符号の説明】
10 (中間転写体としての)中間転写ベルト 21 (クリーニング部材駆動源としての)偏心カム 24 (剥離剤としての)金属石鹸 30 (クリーニング部材としての)クリーニングロー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒高 重夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 出来 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 田宮 孝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10−3・リコーマイクロ エレクトロニクス株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成されたトナー像を中間転
    写体上に一次転写した後、該中間転写体上から最終転写
    材に二次転写を行うようにし、前記二次転写後に前記中
    間転写体上に残留する残留トナーのクリーニング部材を
    有する画像形成装置において、 前記中間転写体上に、
    トナーに対する剥離特性を向上させる物質(以下、剥離
    剤と称する。)を塗布する機能を、前記クリーニング部
    材にもたせたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、ク
    リーニング部材は中間転写体に接離可能な回転体として
    構成され、前記中間転写体に接したとき、剥離剤にも当
    接させることを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、ク
    リーニング部材は中間転写体に接離可能な回転体として
    構成されており、剥離剤は前記クリーニング部材に対し
    て接離可能に設けられており、前記クリーニング部材を
    前記中間転写体に当接させた状態で前記剥離剤を前記ク
    リーニング部材に当接させることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、ク
    リーニング部材は中間転写体に接離可能な回転体として
    構成されていて、かつ、該クリーニング部材は前記中間
    転写体と非接触の状態でさらに剥離剤と当接する位置へ
    揺動可能に設けられ、前記剥離剤と当接後、前記中間転
    写体へ当接させるようにしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4記載の画像形成装
    置において、クリーニング部材の中間転写体との接離動
    作およびクリーニング部材の剥離剤との接離動作の駆動
    源を同一のものとしたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項3または請求項4記載の画像形成装
    置において、クリーニング部材の中間転写体への剥離剤
    の塗布のための接触状態時には、前記剥離剤の帯電特性
    と同極性のバイアスを前記クリーニング部材に印加する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】請求項3または請求項4記載の画像形成装
    置において、クリーニング部材の剥離剤への接触状態時
    には、前記剥離剤の帯電特性とは逆極性のバイアスを前
    記クリーニング部材に印加することを特徴とする画像形
    成方法。
  8. 【請求項8】請求項3または請求項4記載の画像形成装
    置において、クリーニング部材の中間転写体への剥離剤
    の塗布のための接触状態時、あるいは前記接触状態直後
    に前記中間転写体の一次転写工程で印加する転写バイア
    ス部材に前記剥離剤の帯電特性とは逆極性のバイアスを
    印加することを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】請求項3または請求項4記載の画像形成装
    置において、クリーニング部材による中間転写体への剥
    離剤の塗布作業を一定量通紙枚数毎に自動的に行うこと
    を特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】請求項1記載の画像形成装置において、
    剥離剤は金属石鹸であることを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】請求項2または請求項3または請求項4
    記載の画像形成装置において、クリーニング部材は発泡
    タイプのゴムスポンジ導電ローラであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項2または請求項3または請求項4
    記載の画像形成装置において、クリーニング部材は導電
    性を有する細繊維で構成されたファーブラシローラであ
    ることを特徴とする画像形成装置。
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