JPH0827216B2 - 高速応答グロ−ブ温度計 - Google Patents
高速応答グロ−ブ温度計Info
- Publication number
- JPH0827216B2 JPH0827216B2 JP62059804A JP5980487A JPH0827216B2 JP H0827216 B2 JPH0827216 B2 JP H0827216B2 JP 62059804 A JP62059804 A JP 62059804A JP 5980487 A JP5980487 A JP 5980487A JP H0827216 B2 JPH0827216 B2 JP H0827216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermometer
- globe
- heat flow
- glove
- flow meter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明の概要 室内外に於ける人体におよぼす熱放射環境の物理的表
現法や温熱環境指標に関する研究は多くの人々によりな
されて来た。その要素の中の１つである熱放射はMRT（M
EAN RADIANT TEMPERATURE）を用いて秤価するものが多
い。これは1930年H.M.Vernonが熱放射の測定に用いたも
ので、15cmφの中空の黒球の中心に温度計を挿入したも
ので、人体の表面積と人体の体積の関係をもっており、
人体の温冷感との対応が良いとされている。その後、こ
れはBedfordとWarnerにより理論的裏付けされ物理的熱
放射環境測定の１つとして認められこれをグローブ温度
計と称し、MRT測定用として用いられて来ている。しか
し、このグローブ温度計は、熱伝導率の非常に大きい銅
製のものを使用しているため気流の過渡変化に関する実
験により５〜15分のタイムラグをもっている。これは環
境からの熱放射がグローブ自体を加熱し、更にグローブ
内部の温度を上げその結果が温度計に表われると云う間
接的な測定方式であるからである。又、人間への放射環
境は全方向から均一に受ける場合は少なく、例えば右側
にガスストーブの様な温熱源、左側に冷たい窓の様な冷
熱源があったりする場合が、しばしばあり放射環境の分
布の測定の必要性も重要になる。
現法や温熱環境指標に関する研究は多くの人々によりな
されて来た。その要素の中の１つである熱放射はMRT（M
EAN RADIANT TEMPERATURE）を用いて秤価するものが多
い。これは1930年H.M.Vernonが熱放射の測定に用いたも
ので、15cmφの中空の黒球の中心に温度計を挿入したも
ので、人体の表面積と人体の体積の関係をもっており、
人体の温冷感との対応が良いとされている。その後、こ
れはBedfordとWarnerにより理論的裏付けされ物理的熱
放射環境測定の１つとして認められこれをグローブ温度
計と称し、MRT測定用として用いられて来ている。しか
し、このグローブ温度計は、熱伝導率の非常に大きい銅
製のものを使用しているため気流の過渡変化に関する実
験により５〜15分のタイムラグをもっている。これは環
境からの熱放射がグローブ自体を加熱し、更にグローブ
内部の温度を上げその結果が温度計に表われると云う間
接的な測定方式であるからである。又、人間への放射環
境は全方向から均一に受ける場合は少なく、例えば右側
にガスストーブの様な温熱源、左側に冷たい窓の様な冷
熱源があったりする場合が、しばしばあり放射環境の分
布の測定の必要性も重要になる。
然るに今までは高速応答性があり且つ熱放射分布も同
時に測定し得る熱放射環境測定器は開発されていない。
時に測定し得る熱放射環境測定器は開発されていない。
本発明の目的 そこで本発明の目的は温熱放射環境測定用のグローブ
温度計を改良し応答速度が早く然も熱放射の分布の測定
も可能な温度計を提起するにある。
温度計を改良し応答速度が早く然も熱放射の分布の測定
も可能な温度計を提起するにある。
解決手段及び作用 本発明は非常に薄い熱流計複数個をグローブ温度計の
グローブ外面に面積均等分割位置に密着する様に取り付
ける。この場合、対流の影響を元のグローブ温度計と異
ならない様、なるべく凸凹の少ない様に取り付ける。こ
の様にする事により熱流計はその対面部位及び方向から
の対流と放射を直接的に出力する。この出力値をもって
グローブ内温度計指示に対し補正を行って真の温度・Tg
cを得る。
グローブ外面に面積均等分割位置に密着する様に取り付
ける。この場合、対流の影響を元のグローブ温度計と異
ならない様、なるべく凸凹の少ない様に取り付ける。こ
の様にする事により熱流計はその対面部位及び方向から
の対流と放射を直接的に出力する。この出力値をもって
グローブ内温度計指示に対し補正を行って真の温度・Tg
cを得る。
例えば熱流計をｎ個取り付けたとし、各個の熱流出力
をQiとすると、補正式は下記の様になる。
をQiとすると、補正式は下記の様になる。
ここに於て、Tgc:補正後のグローブ温度計温度 Tg:グローブ内温度計指示値 σ：ステファンボルツマン定数 特定の熱流計に関し、上式を適用すればその熱流計に
対面する方向からの放射が測定し得、熱放射環境分布を
測定する事が出来る。
対面する方向からの放射が測定し得、熱放射環境分布を
測定する事が出来る。
実施例 添付図面に本発明に依るグローブ温度計の実施例を示
す。図中１は熱伝導率の大なる材料例えば銅で作った球
体（グローブ）であり、この球の中心にグローブ内温度
計として熱電対２を吊架し球内の温度を測定するがこゝ
までは従来型のグローブ温度計と全く同じ構成である。
本発明に於てはグローブ１の外表面にほゞ均等に例えば
５つの熱流計３を貼り付けるがこの熱流計は平らな薄い
板状をなし、その対面方向からの放射を感知して夫々熱
流出力H1〜H5を出力する。
す。図中１は熱伝導率の大なる材料例えば銅で作った球
体（グローブ）であり、この球の中心にグローブ内温度
計として熱電対２を吊架し球内の温度を測定するがこゝ
までは従来型のグローブ温度計と全く同じ構成である。
本発明に於てはグローブ１の外表面にほゞ均等に例えば
５つの熱流計３を貼り付けるがこの熱流計は平らな薄い
板状をなし、その対面方向からの放射を感知して夫々熱
流出力H1〜H5を出力する。
グローブ内温度計２、各熱流計３の出力はデータロガ
ー４に入力し、熱流計３の読みでグローブ内温度計２の
読みを補正する様にこれらの読みをコンピュータ５で計
算する。即ち各熱流計に関し（１）式を用いてTgcをデ
ィスプレイ６で表示させる事に依り本グローブ温度計の
周囲の熱放射分布を知る事が出来る。
ー４に入力し、熱流計３の読みでグローブ内温度計２の
読みを補正する様にこれらの読みをコンピュータ５で計
算する。即ち各熱流計に関し（１）式を用いてTgcをデ
ィスプレイ６で表示させる事に依り本グローブ温度計の
周囲の熱放射分布を知る事が出来る。
又、グローブ外でこの付近に気温計及び風速計７、８
を設け、これら出力Ta、ｖを同時にデータロガー４に入
力し、前述で求めたTgcを用い、下記（２）式からMRTを
コンピュータ５で算出することが出来る。
を設け、これら出力Ta、ｖを同時にデータロガー４に入
力し、前述で求めたTgcを用い、下記（２）式からMRTを
コンピュータ５で算出することが出来る。
但し、Ta:気温 v:風速 2.35:経験による定数 効 果 従来のグローブ温度計が環境熱放射をグローブ及びグ
ローブ内空気を介して間接的に測定する方式に対し、本
発明に於いてはグローブ外面に貼りつけた熱流計により
その対面する熱放射を直接的に測定して、グローブ内温
度を補正する方式であるから、従来型に比し応答速度が に飛躍的に大となり、同時に熱放射分布を簡単に知る事
が出来る。
ローブ内空気を介して間接的に測定する方式に対し、本
発明に於いてはグローブ外面に貼りつけた熱流計により
その対面する熱放射を直接的に測定して、グローブ内温
度を補正する方式であるから、従来型に比し応答速度が に飛躍的に大となり、同時に熱放射分布を簡単に知る事
が出来る。
添付図面は本発明実施例による高速応答グローブ温度計
及びその周辺回路の図である。 １……グローブ、２……グローブ内温度計、 ３……熱流計、４……データロガー、 ５……コンピュータ、 Tg……グローブ内温度計出力、 H1〜H5……熱流計出力、ｖ……風速、 Ta……気温。
及びその周辺回路の図である。 １……グローブ、２……グローブ内温度計、 ３……熱流計、４……データロガー、 ５……コンピュータ、 Tg……グローブ内温度計出力、 H1〜H5……熱流計出力、ｖ……風速、 Ta……気温。
Claims (1)
- 【請求項１】グローブ温度計の外表面に複数個の薄い熱
流計を均等に分布して取り付けこの熱流計出力でグロー
ブ内温度計出力を補正する事を特徴とするグローブ温度
計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62059804A JPH0827216B2 (ja) | 1987-03-14 | 1987-03-14 | 高速応答グロ−ブ温度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62059804A JPH0827216B2 (ja) | 1987-03-14 | 1987-03-14 | 高速応答グロ−ブ温度計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63225133A JPS63225133A (ja) | 1988-09-20 |
| JPH0827216B2 true JPH0827216B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=13123814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62059804A Expired - Fee Related JPH0827216B2 (ja) | 1987-03-14 | 1987-03-14 | 高速応答グロ−ブ温度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0827216B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006133067A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Univ Of Tsukuba | 人体輻射熱計 |
-
1987
- 1987-03-14 JP JP62059804A patent/JPH0827216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006133067A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Univ Of Tsukuba | 人体輻射熱計 |
| JP4608653B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2011-01-12 | 国立大学法人 筑波大学 | 人体輻射熱計 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63225133A (ja) | 1988-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |