JPH08270951A - オーブン機能付き電子レンジ - Google Patents

オーブン機能付き電子レンジ

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Publication number
JPH08270951A
JPH08270951A JP7076422A JP7642295A JPH08270951A JP H08270951 A JPH08270951 A JP H08270951A JP 7076422 A JP7076422 A JP 7076422A JP 7642295 A JP7642295 A JP 7642295A JP H08270951 A JPH08270951 A JP H08270951A
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JP
Japan
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oven
opening
cooking
food
closing mechanism
Prior art date
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Application number
JP7076422A
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English (en)
Inventor
Kokichi Shibata
康吉 柴田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08270951A publication Critical patent/JPH08270951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/32Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens
    • F24C15/322Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation
    • F24C15/325Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation electrically-heated

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーブン調理の調理品質の向上を図り、併せ
てレンジ調理の効率の向上を図る。 【構成】 本体11内に調理物が収容されるオーブン庫
12を設ける。オーブン庫12の右側壁部に、マグネト
ロンからのマイクロ波を供給する励振口21を設ける。
オーブン庫12の背壁部12aの背面側に、ファン及び
ヒータ等からなるオーブン調理用の熱風生成装置を設け
る。背壁部12aに開口12bを形成し、その背面に固
定プレート32を固着して、熱風を供給するための上部
開口部28及び下部開口部29を形成する。固定プレー
ト32の背面部に、上下方向にスライド移動可能な可動
プレート及びこの可動プレートを移動させるモータ等か
らなる開閉機構を設ける。調理物の形状に応じて可動プ
レートを上下動させて上部開口部28及び下部開口部2
9の開口面積を変更させる制御部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波により調理
物を加熱するレンジ調理モードの実行と、熱風により調
理物を加熱するオーブン調理モードの実行とを可能とし
たオーブン機能付き電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子レンジは、図8に示すよう
に、外箱1内に配設されたオーブン庫2の背壁部の外側
に、熱風生成装置3を配設して構成されている。この熱
風生成装置3は、ケーシング4内にヒータ5及び遠心フ
ァン6を有すると共に、ケーシング4の外側に前記遠心
ファン6を駆動するモータ7を有して構成されている。
そして、前記オーブン庫2の背壁部には、上部及び下部
に位置して熱風の供給口8,8が形成され、それらの中
間部に吸気口9が形成されている。
【0003】これにて、オーブン調理モードの実行時に
は、ヒータ5及びモータ7に通電がなされ、これに伴
い、ケーシング4内の空気がヒータ5により加熱されて
熱風となり、この熱風が供給口8,8からオーブン庫2
内に供給され、角形のオーブン皿10上に支持された調
理物(図示せず)の加熱に寄与した後、吸気口9からケ
ーシング4内に戻るといった循環を行うようになってい
る。また、このとき、オーブン皿10は、オーブン庫2
内に上下2段に配置されるようになっている。尚、図示
はしないが、この電子レンジは、機械室内に設けられた
マグネトロンの駆動によりオーブン庫2内にマイクロ波
を供給するレンジ調理モードの実行も可能とされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オーブン調
理を行う場合、調理物の支持形態としては、上述のよう
なオーブン皿10を上下2段に配置する形態の他にも、
オーブン皿10を上段のみに配置する、下段のみに配置
する等がある。ところが、上記従来のものでは、いずれ
の支持形態の場合にも、固定的な供給口8,8から熱風
をオーブン庫2内に供給する同様の加熱態様で調理を行
うものであるため、必ずしも支持形態に応じた最適な加
熱態様とはならない場合があり、加熱効率や調理の出来
上り具合の点で、改善の余地が残されていた。
【0005】なお、上記した従来の熱風の供給口8,8
及び吸気口9は、電波漏れが生じないように、多数個の
小孔(パンチング孔)から形成されており、レンジ調理
に関して良くも悪くも何ら影響を与えるものではなかっ
た。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、オーブン調理の調理品質の向上を図る
ことができ、併せてレンジ調理の効率の向上を図ること
が可能なオーブン機能付き電子レンジを提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のオー
ブン機能付き電子レンジは、調理物が収容されるオーブ
ン庫と、このオーブン庫内にマイクロ波を供給するレン
ジ調理用のマグネトロンと、前記オーブン庫の一側壁の
外側に設けられたケーシング内にヒータ及びファンを備
えて構成されるオーブン調理用の熱風生成装置と、前記
オーブン庫の一側壁の上部側及び下部側に設けられ前記
熱風生成装置からの熱風をオーブン庫内に供給するため
の開口部と、これら開口部の開口面積を変更する開閉機
構とを具備する構成に特徴を有するものである。この場
合、実行する調理モードがレンジ調理かオーブン調理か
に基づいて、開閉機構を制御する制御手段を設けること
ができる(請求項2の発明)。
【0008】また、オーブン庫に収容された調理物の形
状を検出する形状センサを設けると共に、オーブン調理
モードの実行時において、前記形状センサの検出形状が
縦長状であるときには、上部側及び下部側の開口部の開
口面積をほぼ同等とし、平面状であるときには、下部側
の開口部の開口面積を上部側よりも大きくするように開
閉機構を制御する制御手段を設けることができる(請求
項3の発明)。
【0009】オーブン庫内には調理物を支持するオーブ
ン皿が上下二段に配置可能とされているものにあって
は、オーブン調理モードの実行時において、前記オーブ
ン皿が上段のみに配置されているときには、上部側の開
口部の開口面積を下部側よりも大きくし、オーブン皿が
下段のみに配置されているときには、下部側の開口部の
開口面積を上部側よりも大きくするように開閉機構を制
御する制御手段を設けることができる(請求項4の発
明)。
【0010】オーブン庫に収容された調理物の焼き色を
検出する焼き色センサを設けると共に、オーブン調理モ
ードの実行時において、前記焼き色センサが所定の焼き
色を検出した後には、下部側の開口部の開口面積を上部
側よりも大きくするように開閉機構を制御する制御手段
を設けることもできる(請求項5の発明)。
【0011】オーブン庫に収容された調理物の重量を検
出する重量センサを設けると共に、レンジ調理モードの
実行時において、前記重量センサの検出重量が所定重量
よりも大きいときには、上部側の開口部の開口面積を下
部側よりも大きくし、所定重量以下のときには、下部側
の開口部の開口面積を上部側よりも大きくするように開
閉機構を制御する制御手段を設けることもできる(請求
項6の発明)。
【0012】そして、オーブン庫に収容された調理物か
ら放出されるガス濃度を検出するガスセンサを設けると
共に、レンジ調理モードの実行時において、前記ガスセ
ンサの検出濃度が所定値に至るまでは、上部側及び下部
側の開口部の開口面積を同等とし、所定値以上となった
後には、下部側の開口部の開口面積を上部側よりも大き
くするように開閉機構を制御する制御手段を設けるよう
にしても良い(請求項7の発明)。
【0013】さらには、調理実行時の初期においては、
上部側及び下部側の開口部の開口面積を同等とし、調理
の進行に伴い、下部側の開口部の開口面積を上部側より
も大きくするように開閉機構を制御する制御手段を設け
ることもできる(請求項8の発明)。
【0014】
【作用】本発明の請求項1のオーブン機能付き電子レン
ジによれば、レンジ調理モードの実行時には、マグネト
ロンからのマイクロ波がオーブン庫内に供給されて調理
物が加熱され、オーブン調理モードの実行時には、熱風
生成装置により生成された熱風が、オーブン庫の一側壁
の上部側及び下部側の開口部から庫内に供給されて調理
物が加熱される。このとき、熱風供給用の開口部の開口
面積を変更する開閉機構を設けたので、オーブン調理モ
ードの実行時には、上下の開口部の開口面積のバランス
によって上下からの熱風のバランスを調整することがで
き、また、レンジ調理モードの実行時には、開口部の開
口面積によって、電波の分布モードひいてはオーブンイ
ンピーダンスを調整することができる。
【0015】この場合、実行する調理モードがレンジ調
理かオーブン調理かに基づいて、開閉機構を制御する制
御手段を設ければ(請求項2のオーブン機能付き電子レ
ンジ)、例えばレンジ調理モード実行時には、開口部を
閉じて電波漏れを防止し、オーブン調理モード実行時に
は、開口部を開放するなど、調理モードに応じた開口部
の開口形態とすることができる。
【0016】ところで、オーブン調理モードの実行時に
おいて、調理物の形状が、高さ寸法の大きい縦長状であ
る場合には、オーブン庫の上部側及び下部側から熱風を
供給することが望ましく、調理物の形状が、高さ寸法の
小さい平面状である場合には、下部側の開口部を大きく
してオーブン庫の下部側における熱風の供給量を多くす
ることが望ましい。従って、請求項3のオーブン機能付
き電子レンジによれば、調理物の形状を検出する形状セ
ンサとその検出に基づいて開閉機構を制御する制御手段
とを設けたので、調理物の形状に応じた適切な加熱態様
でオーブン調理を実行することができる。
【0017】また、オーブン調理モードの実行時にオー
ブン皿が上下二段に配置可能とされているものにおい
て、オーブン皿が上段のみに配置されている場合には、
上部側の開口部を大きくしてオーブン庫の上部側におけ
る熱風の供給量を多くすることが望ましく、オーブン皿
が下段のみに配置されている場合には、下部側の開口部
を大きくしてオーブン庫の下部側における熱風の供給量
を多くすることが望ましい。従って、請求項4のオーブ
ン機能付き電子レンジによれば、オーブン皿の配置に応
じて開閉機構を制御する制御手段を設けたので、オーブ
ン皿の配置ひいてはオーブン庫内の調理物の支持位置に
応じた適切な加熱態様でオーブン調理を実行することが
できる。
【0018】また、オーブン調理モードにおいては、調
理物の表面に適切な焼き色を付け、且つ、調理物の内部
を十分に加熱することが要望されるのであるが、このと
き、調理物の表面に焼き色を付けるには、上部側の開口
部からの熱風の供給が有効であり、下部側の開口部から
の熱風の供給は、焼き色を濃くすることにはあまり有効
でないものの、調理物の内部を十分に加熱するためには
有効である。請求項5のオーブン機能付き電子レンジに
よれば、焼き色センサの検出に基づいて開閉機構を制御
する制御手段を設けたので、適切な焼き色を確保しつつ
調理物を十分に加熱することのできる加熱態様でオーブ
ン調理を実行することができる。
【0019】一方、レンジ調理モードの実行時において
は、開口部の開口面積を変化させることによって、オー
ブン庫内のマイクロ波の強度分布のモードひいてはいわ
ゆるオーブンインピーダンスを変化させることができ
る。この場合、本発明者の実験・研究によれば、調理物
が比較的大形のものにあっては、上部側の開口部の開口
面積を下部側よりも大きくした方が、より加熱効率の良
いマイクロ波の強度分布状態が得られ、調理物が比較的
小形のものにあっては、それとは逆に下部側の開口部の
開口面積を上部側よりも大きくした方がより加熱効率が
良くなる傾向が認められた。従って、請求項6のオーブ
ン機能付き電子レンジによれば、調理物の重量を検出す
る重量センサとその検出に基づいて開閉機構を制御する
制御手段とを設けたので、オーブン庫内を調理物の重量
ひいては大きさに応じた適切なオーブンインピーダンス
とした状態でレンジ調理を実行することができる。
【0020】そして、さらなる本発明者の実験・研究に
よれば、レンジ調理モードの実行時においては、加熱調
理の進行状態に応じてオーブンインピーダンスを変化さ
せることによっても、加熱効率の向上を図ることができ
ることが認められた。即ち、調理開始初期においては、
上部側及び下部側の開口部の開口面積を同等とし、調理
がある程度進行した後には、下部側の開口部の開口面積
を上部側よりも大きくすることが、加熱効率が良くなる
のである。また、調理の進行状況はガスセンサの検出に
基づいて知ることができる。従って、請求項7のオーブ
ン機能付き電子レンジによれば、ガス濃度を検出するガ
スセンサとその検出に基づいて開閉機構を制御する制御
手段とを設けたので、調理の進行状況に応じた適切なオ
ーブンインピーダンスが得られ、効率的なレンジ調理を
実行することができる。
【0021】さらには、上記したオーブン調理モードの
実行時における調理物の焼き色や、レンジ調理モードの
実行時におけるガス濃度は、調理時間の経過と関連する
から、焼き色センサの検出やガスセンサの検出に代え
て、時間の経過に基づいて上部側及び下部側の開口部の
開口面積を変化させても同等の作用,効果を得ることが
できる。従って、請求項8のオーブン機能付き電子レン
ジによれば、適切な焼き色を確保しつつ調理物を十分に
加熱することのできるオーブン調理を実行することがで
き、また、効率的なレンジ調理を実行することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例について、
図1ないし図7を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,3に対応)に
ついて、図1ないし図6を参照して述べる。
【0023】図1は本実施例に係るオーブン機能付き電
子レンジの全体の外観を示している。ここで、電子レン
ジの本体11内には、前面が開口した矩形箱状をなすオ
ーブン庫12が配設されている。また、本体11の前面
には、前記オーブン庫12の前面を塞ぐ扉13が開閉可
能に設けられており、さらには、使用者が調理モードの
選択や調理開始の指示等を行うための各種の操作キーや
必要な表示を行う表示部を有する操作パネル14が設け
られている。
【0024】前記オーブン庫12の内底部には、回転網
15が設けられている。この回転網15上には、レンジ
調理モードの実行時において、調理物を支持する図示し
ない回転皿(丸皿)が載置されるようになっている。ま
た、詳しく図示はしないが、この回転網15は、オーブ
ン庫12の底部を貫通する軸を介してモータに連結され
ており、モータの駆動により回転されるようになってい
る。さらには、前記軸には、重量センサ16(図5にの
み図示)が接続されており、この重量センサ16によ
り、回転網15(回転皿)上に載置された調理物の重量
が検出されるようになっている。
【0025】また、前記オーブン庫12の左右の内側壁
部には、オーブン調理モードの実行時に、図2に示すオ
ーブン皿17(角皿)を支えるための支え部18が、上
下2段に設けられている。これにて、オーブン庫12内
には、レンジ調理モードの実行時において調理物を支持
するオーブン皿17が上下2段に配置可能とされてい
る。調理物が比較的大きい(高い)ものであったり、調
理物の量が少ないときなどには、上段及び下段のいずれ
か一方にオーブン皿17を配置してオーブン調理を実行
することが可能であることは勿論である。さらには、上
記した回転皿を用いてオーブン調理を行うことも可能で
ある。
【0026】そして、このオーブン庫12には、調理物
の形状を検出するための形状センサ19(図5参照)が
設けられている。この場合、形状センサ19は、オーブ
ン庫12の左右の内側壁部に配設された複数組(図1に
1組のみ図示)の透過形の光センサ20から構成されて
おり、光の透過の有無により調理物の高さなどを検出す
るようになっている。またこのとき、光センサ20の一
部がオーブン皿17の有無を検出するセンサとしても機
能するようになっている。
【0027】さらに、オーブン庫12の右側の側壁部に
は、励振口21が設けられている。図示はしないが、前
記操作パネル14の後部側には機械室が設けられてお
り、この機械室内に配設されたマグネトロンからのマイ
クロ波が、導波管を介して前記励振口21からオーブン
庫12内に供給され、もってレンジ調理が実行されるよ
うになっているのである。また、図示はしないが、オー
ブン庫12の左側の側壁部には排気口が設けられ、その
排気口内にはオーブン庫12内のガス濃度を検出するた
めのガスセンサ22(図5にのみ図示)が設けられてい
る。
【0028】さて、前記オーブン庫12の一側壁である
背壁部12aの外側(背面側)には、図2に示すよう
に、オーブン調理用の熱風生成装置23が設けられてい
る。この熱風生成装置23は、前記背壁部12aの背面
に被せられるように設けられた円形容器状のケーシング
24内に、遠心ファン25を配設すると共に、その遠心
ファン25の周囲を囲むように位置して、シーズヒータ
等のヒータ26を配設して構成されている。また、前記
遠心ファン25は、前記ケーシング24の外側に配設さ
れたファンモータ27により回転されるようになってお
り、この回転により、中心部側から風を吸って外周側へ
送風するようになっている。
【0029】このとき、前記背壁部12a部分には、次
に述べるように、上部側及び下部側に位置して、前記熱
風生成装置23からの熱風を前記オーブン庫12内に供
給するための上部開口部28及び下部開口部29が設け
られるようになっている。また、背壁部12a部分の中
心部分には、オーブン庫12内から風を吸込む吸込口3
0が形成されている。これにて、熱風生成装置23(遠
心ファン25及びヒータ26)が駆動されると、オーブ
ン庫12内の空気が吸込口30から吸込まれ、ヒータ2
6により加熱されて熱風となり、上部開口部28及び下
部開口部29からオーブン庫12内に供給される循環が
行われ、もってオーブン調理が実行されるのである。
【0030】そして、本実施例では、前記上部開口部2
8及び下部開口部29の開口面積を変更する開閉機構3
1が設けられている。以下、それら上下部の開口部2
8,29及び開閉機構31について、図3及び図4も参
照して述べる。即ち、前記背壁部12aには、図1及び
図3等に示すように、やや縦長の長方形の上下両辺部を
凸状に湾曲させた形態の開口12bが形成されている。
図4にも示すように、前記背壁部12aの背面には、略
円形の部分の左右に突出部を有した形状の固定プレート
32が宛がわれ、その左右の突出部分において例えばね
じ止めにより固着されている。
【0031】このとき、前記背壁部12aの開口12b
の上下両端部を除く部分が、その固定プレート32によ
って塞がれ、この結果、背壁部12aの上部側に円弧状
をなす上部開口部28が形成され、背壁部12aの下部
側に円弧状をなす下部開口部29が形成されるのであ
る。これら上部開口部28及び下部開口部29は、マイ
クロ波が通過する大きさとされている。また、固定プレ
ート32の中央部には、多数個のパンチング孔が形成さ
れ、もって吸込口30が構成されている。
【0032】さらに、図3及び図4に示すように、前記
固定プレート32のさらに背面部にに宛がわれるように
して、可動プレート33が上下方向にスライド移動可能
に設けられている。この可動プレート33は、前記上下
部の開口部28及び29の幅寸法と同等以上の幅寸法を
有する矩形板状をなしており、また、その板面には全面
に渡って多数個のパンチング孔が形成され、もって前記
吸込口30が確保されるようになっている。
【0033】この可動プレート33の一側辺部(図3で
左側辺部)には、背面側に立上がるようにしてラック部
33aが上下方向に延びて一体に設けられている。ま
た、前記固定プレート32の図3で左側の突出部には、
モータ34が取付けられ、このモータ34のシャフト3
4aに取付けられたピニオン35が、前記ラック部33
aに噛合っている。これにて、開閉機構31が構成さ
れ、前記モータ34の駆動により可動プレート33が固
定プレート32に対して上下動し、もって前記上部開口
部28及び下部開口部29が開閉されてその開口面積が
変更されるようになっているのである。
【0034】また、前記モータ34は、図5に示すよう
に、制御手段としての制御部36により通電制御される
ようになっている。この制御部36は、マイコンを含ん
で構成され、前記形状センサ19、重量センサ16、ガ
スセンサ22からの信号が入力されるようになってい
る。後の作用説明にて述べるように、本実施例において
は、制御部36はそのソフトウエア構成により、オーブ
ン調理モードの実行時において、前記形状センサ19が
検出した調理物の形状が縦長状であるときには、上部開
口部28及び下部開口部29の開口面積をほぼ同等と
し、調理物の形状が平面状であるときには、下部開口部
29の開口面積を上部開口部28よりも大きくするよう
に可動プレート33を制御するようになっている。
【0035】次に、上記構成の作用について、図6も参
照して述べる。回転皿(丸皿)を用いたオーブン調理を
行う場合、使用者は、回転皿上に調理物を載置し、その
回転皿をオーブン庫12内(回転網15上)にセットす
る。そして、操作パネル14を操作してオーブン調理の
モードを選択すると共に調理時間をセットした上で、ス
タートキーをオン操作する。すると、熱風生成装置23
(遠心ファン25及びヒータ26)が駆動されて、オー
ブン庫12内に熱風が供給される。
【0036】ここで、オーブン調理に係る調理物には、
クッキー等の平面状のものと、ローストチキン等の比較
的縦長状のものとがある。このとき、調理の出来具合を
良好とするためには、調理物の形状が、高さ寸法の大き
い縦長状である場合には、オーブン庫12の上部側及び
下部側から熱風を供給することが望ましく、調理物の形
状が、高さ寸法の小さい平面状である場合には、オーブ
ン庫12内の下部側における熱風の供給量を多くするこ
とが望ましいのである。
【0037】そこで、本実施例では、制御部36は、図
6のフローチャートに従ってモータ34を通電制御し、
可動プレート33の位置ひいては上部開口部28及び下
部開口部29の開口面積を制御するようになっている。
即ち、スタートキーがオン操作されると、ステップS1
にて、形状センサ19(複数組の光センサ20)が動作
されて調理物の形状のデータが取込まれ、ステップS2
にて、調理物の形状が平面状であるか縦長状であるかの
判断がなされる。
【0038】そして、調理物の形状が平面状であると判
断されたときには、次のステップS3にて、図4に示す
ように可動プレート33が最上部まで上昇されて上部開
口部28全体が塞がれ、下部開口部29のみから熱風が
供給されるような態様で加熱調理が実行されるようにな
るのである。尚、フローチャート中の略図では、開口部
分に斜線を付して示している。
【0039】一方、調理物の形状が縦長状であると判断
されたときには、次のステップS4にて、可動プレート
33が固定プレート32にラップする中央部(図3参
照)に位置され、上部開口部28及び下部開口部29の
双方が全開されてオーブン庫12の上部側及び下部側か
ら熱風が供給されるような態様で加熱調理が実行される
のである。
【0040】従って、本実施例によれば、オーブン調理
モードの実行時において、固定的な供給口8,8から熱
風をオーブン庫2内に供給するようにした従来のものと
異なり、形状センサ19が検出した調理物の形状に応じ
て、上部開口部28及び下部開口部29の開口面積を変
更し、適切な加熱態様でオーブン調理を実行することが
できるようになった。この結果、オーブン調理の調理品
質の向上を図ることができるものである。
【0041】(2)第2の実施例 図7のフローチャートは、本発明の第2の実施例(請求
項4に対応)を示すものである。本実施例が、上記第1
の実施例と異なる点は、制御部36のソフトウエア構成
にあり、従って、電子レンジの構造などは上記第1の実
施例と同等であるため、新たな図示や詳しい説明を省略
する。
【0042】本実施例においては、制御部36は、オー
ブン調理モードの実行時にあって、複数組の光センサ2
0(形状センサ19)により、オーブン庫12内にセッ
トされているオーブン皿17の位置(上段のみ、下段の
み、上下2段の別)を検出し、そのオーブン皿17の位
置つまり調理物の支持位置に応じて、上部開口部28及
び下部開口部29の開口面積を変更するようになってい
るのである。
【0043】ここで、上述のように、オーブン皿(角
皿)17は、オーブン庫12内に上下2段に配置可能と
されており、調理物の量が多い場合には、上下2段にオ
ーブン皿17を配置してオーブン調理を行うことがで
き、調理物が比較的大きい(高い)ものであったり、調
理物の量が少ないときなどには、上段及び下段のいずれ
か一方にオーブン皿17を配置してオーブン調理を実行
することができる。
【0044】このとき、オーブン皿17が上段のみに配
置されている場合には、オーブン庫12内の上部側にお
ける熱風の供給量を多くすることが望ましく、オーブン
皿17が下段のみに配置されている場合には、オーブン
庫12内の下部側における熱風の供給量を多くすること
が望ましい事情がある。また、オーブン皿17が上下2
段に配置されているときには、上下双方側から熱風を供
給することが望ましい事情がある。
【0045】本実施例では、オーブン調理モードがスタ
ートされると、まずステップS11にて、複数組の光セ
ンサ20が動作されて各支え部18にオーブン皿17が
支持されているかどうかのデータが取込まれ、ステップ
S12にて、オーブン皿17の位置(上段のみ、下段の
み、上下2段)が判断される。
【0046】そして、オーブン皿17が上段のみに配置
されているときには、ステップS13にて、可動プレー
ト33が最下部まで下降されて下部開口部29全体が塞
がれ、上部開口部28のみから熱風が供給されるような
態様で加熱調理が実行されるようになる。一方、オーブ
ン皿17が下段のみに配置されているときには、ステッ
プS14にて、可動プレート33が最上部まで上昇され
て上部開口部28全体が塞がれ、下部開口部29のみか
ら熱風が供給されるような態様で加熱調理が実行される
ようになる。さらに、オーブン皿17が上下2段に配置
されているときには、ステップS15にて、可動プレー
ト33が固定プレート32にラップする中央部に位置さ
れ、上部開口部28及び下部開口部29の双方が全開さ
れてオーブン庫12の上部側及び下部側から熱風が供給
されるような態様で加熱調理が実行されるのである。
【0047】従って、本実施例によれば、オーブン調理
モードの実行時において、オーブン皿17の配置ひいて
はオーブン庫12内の調理物の支持位置に応じて、上部
開口部28及び下部開口部29の開口面積を変更し、い
ずれの場合でも適切な加熱態様でオーブン調理を実行す
ることができるようになった。この結果、オーブン調理
の調理品質の向上を図ることができるものである。この
場合、従来では、使用者がオーブン皿10の配置位置を
誤ると、調理の出来具合が悪くなる不具合があったが、
本実施例では、使用者がオーブン皿17の配置位置を任
意に選択することができ、どの位置にオーブン皿17を
配置しても調理の出来具合を悪化させる虞がなくなるも
のである。
【0048】(3)他の実施例 以下、図示はしないが、本発明の他の実施例について説
明する。本発明の第3の実施例として、オーブン庫12
内に収容された調理物の焼き色を検出する焼き色センサ
を設け、制御手段としての制御部36を、オーブン調理
モードの実行時に、調理の初期にあっては上部開口部2
8及び下部開口部29の双方を開放し、前記焼き色セン
サが所定の焼き色を検出した後には、下部開口部29の
開口面積を上部開口部28よりも大きくするような制御
を行う構成とすることができる(請求項5に対応)。こ
の場合、前記焼き色センサとしては、CCDカメラ等を
採用することができる。
【0049】ここで、オーブン調理モードにおいては、
調理物の表面に適切な焼き色を付け、且つ、調理物の内
部を十分に加熱することが要望されるのであるが、この
とき、調理物の表面に焼き色を付けるには、上部開口部
28からの熱風の供給が有効であり、下部開口部29か
らの熱風の供給は、焼き色を濃くすることにはあまり有
効でないものの、調理物の内部を十分に加熱するために
は有効である。
【0050】従って、この第3の実施例によれば、焼き
色センサの検出に基づいて開閉機構31を制御すること
により、調理物も焼き色が濃くなり過ぎることを防止し
つつも、調理物の加熱不足を招くこともなくなり、適切
な焼き色を確保しつつ調理物を十分に加熱することので
きる加熱態様でオーブン調理を実行することができるも
のである。
【0051】ところで、上記した上部開口部28及び下
部開口部29は、従来のようなパンチング孔から形成さ
れ供給口8と異なり、マイクロ波の透過が可能であるた
め、レンジ調理時の調理に影響を与えることができる。
即ち、レンジ調理モードの実行時において、上部開口部
28及び下部開口部29の開口面積を変化させることに
よって、オーブン庫12内のマイクロ波の強度分布のモ
ードひいてはいわゆるオーブンインピーダンスを変化さ
せることができるのである。
【0052】そこで、本発明の第4の実施例として、制
御手段としての制御部36を、レンジ調理モードの実行
時において、前記重量センサ16の検出した調理物の重
量が所定重量よりも大きいときには、上部開口部28の
開口面積を下部開口部29よりも大きくし、所定重量以
下のときには、下部開口部29の開口面積を上部開口部
28よりも大きくするような制御を行うように構成する
ことができる(請求項6に対応)。
【0053】この場合、本発明者の実験・研究によれ
ば、調理物が比較的大形のものにあっては、上部開口部
28の開口面積を下部開口部29よりも大きくした方
が、より加熱効率の良いマイクロ波の強度分布状態が得
られ、調理物が比較的小形のものにあっては、それとは
逆に下部開口部29の開口面積を上部開口部28よりも
大きくした方がより加熱効率が良くなる傾向が認められ
たのである。
【0054】従って、この第4の実施例によれば、レン
ジ調理モードの実行時において、オーブン庫12内を調
理物の重量ひいては大きさに応じた適切なオーブンイン
ピーダンスとした状態でレンジ調理を実行することがで
きる。この結果、従来に比べて、レンジ調理の効率をよ
り向上させることが可能となるものである。
【0055】そして、本発明の第5の実施例として、制
御手段としての制御部36を、レンジ調理モードの実行
時において、前記ガスセンサ22の検出したオーブン庫
12内のガス濃度が所定値に至るまでは、上部開口部2
8及び下部開口部29の開口面積を同等とし、ガス濃度
が所定値以上となった後には、下部開口部29の開口面
積を上部開口部28よりも大きくするような制御を行う
構成とすることができる(請求項7に対応)。
【0056】この場合、本発明者の実験・研究によれ
ば、レンジ調理モードの実行時においては、加熱調理の
進行状態に応じてオーブンインピーダンスを変化させる
ことによっても、加熱効率の向上を図ることができるこ
とが認められたのである。即ち、調理開始初期において
は、上部開口部28及び下部開口部29の開口面積を同
等とし、調理がある程度進行した後には、下部開口部2
9の開口面積を上部開口部28よりも大きくすること
が、加熱効率が良くなるのである。また、このとき、調
理の進行状況はガスセンサ22の検出に基づいて知るこ
とができる。
【0057】従って、この第5の実施例によれば、調理
の進行状況に応じた適切なオーブンインピーダンスが得
られ、効率的なレンジ調理を実行することができるもの
である。
【0058】さらには、本発明の第6の実施例として、
制御手段としての制御部36を、オーブン調理モード及
びレンジ調理モードのいずれを実行する場合において
も、調理実行時の初期においては、上部開口部28及び
下部開口部29の開口面積を同等とし、調理の進行に伴
い、下部開口部29の開口面積を上部開口部28よりも
大きくするような制御を行う構成とすることができる
(請求項8に対応)。
【0059】これによれば、上記した第3の実施例にお
ける調理物の焼き色や、第6の実施例におけるガス濃度
は、調理時間の経過と関連するから、焼き色センサの検
出やガスセンサ22の検出に代えて、時間の経過に基づ
いて上部開口部28及び下部開口部29の開口面積を変
化させても同等の作用,効果を得ることができる。従っ
て、この第6の実施例によれば、適切な焼き色を確保し
つつ調理物を十分に加熱することのできるオーブン調理
を実行することができ、また、効率的なレンジ調理を実
行することができるものである。
【0060】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の
変更が可能である。例えば、開閉機構を上部開口部28
と下部開口部29とを別個に開閉する構成とすることも
できる。また、このとき、開閉機構を制御する制御手段
を、実行する調理モードがレンジ調理かオーブン調理か
に基づいて、例えばレンジ調理モード実行時には、両開
口部28,29を閉じて電波漏れを防止し、オーブン調
理モード実行時には、両開口部28,29を開放するよ
うな制御を行うように構成し(請求項2に対応)、調理
モードに応じた開口部28,29の開口形態をとるよう
にすることができるものである。
【0061】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏する。即ち、請求
項1のオーブン機能付き電子レンジによれば、調理物が
収容されるオーブン庫と、このオーブン庫内にマイクロ
波を供給するレンジ調理用のマグネトロンと、前記オー
ブン庫の一側壁の外側に設けられたケーシング内にヒー
タ及びファンを備えて構成されるオーブン調理用の熱風
生成装置と、前記オーブン庫の一側壁の上部側及び下部
側に設けられ前記熱風生成装置からの熱風をオーブン庫
内に供給するための開口部と、これら開口部の開口面積
を変更する開閉機構とを具備するので、オーブン調理の
調理品質の向上を図ることができ、併せてレンジ調理の
効率の向上を図ることが可能となるものである。
【0062】この場合、実行する調理モードがレンジ調
理かオーブン調理かに基づいて、開閉機構を制御する制
御手段を設ければ(請求項2のオーブン機能付き電子レ
ンジ)、例えばレンジ調理モード実行時には、開口部を
閉じて電波漏れを防止し、オーブン調理モード実行時に
は、開口部を開放するなど、調理モードに応じた開口部
の開口形態とすることができるものである。
【0063】請求項3のオーブン機能付き電子レンジに
よれば、オーブン調理モードの実行時において、調理物
の形状を検出する形状センサとその検出に基づいて開閉
機構を制御する制御手段とを設けたので、調理物の形状
に応じた適切な加熱態様でオーブン調理を実行すること
ができるものである。
【0064】請求項4のオーブン機能付き電子レンジに
よれば、オーブン調理モードの実行時にオーブン皿が上
下二段に配置可能とされているものにおいて、オーブン
皿の配置に応じて開閉機構を制御する制御手段を設けた
ので、オーブン皿の配置ひいてはオーブン庫内の調理物
の支持位置に応じた適切な加熱態様でオーブン調理を実
行することができるものである。
【0065】請求項5のオーブン機能付き電子レンジに
よれば、オーブン調理モードにおいて調理物の焼き色を
検出する焼き色センサと、その検出に基づいて開閉機構
を制御する制御手段とを設けたので、適切な焼き色を確
保しつつ調理物を十分に加熱することのできる加熱態様
でオーブン調理を実行することができる。
【0066】一方、請求項6のオーブン機能付き電子レ
ンジによれば、レンジ調理モードの実行時において、調
理物の重量を検出する重量センサとその検出に基づいて
開閉機構を制御する制御手段とを設けたので、オーブン
庫内を調理物の重量ひいては大きさに応じた適切なオー
ブンインピーダンスとした状態でレンジ調理を実行する
ことができる。
【0067】そして、請求項7のオーブン機能付き電子
レンジによれば、レンジ調理モードの実行時において、
ガス濃度を検出するガスセンサとその検出に基づいて開
閉機構を制御する制御手段とを設けたので、調理の進行
状況に応じた適切なオーブンインピーダンスが得られ、
効率的なレンジ調理を実行することができる。
【0068】さらには、請求項8のオーブン機能付き電
子レンジによれば、調理実行時の初期においては、上部
側及び下部側の開口部の開口面積を同等とし、調理の進
行に伴い、下部側の開口部の開口面積を上部側よりも大
きくするように開閉機構を制御する制御手段を設けたの
で、適切な焼き色を確保しつつ調理物を十分に加熱する
ことのできるオーブン調理を実行することができ、ま
た、効率的なレンジ調理を実行することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、遠近法を
用いた電子レンジの正面図
【図2】熱風生成装置部分の縦断側面図
【図3】背壁部部分の背面図
【図4】可動プレートの駆動構成を示す背面側からの斜
視図
【図5】制御部を中心とした要部の電気的構成を示すブ
ロック図
【図6】開閉機構の制御手順を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例を示す図6相当図
【図8】従来例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、11は本体、12はオーブン庫、12aは背壁
部(一側壁)、12bは開口、16は重量センサ、17
はオーブン皿、19は形状センサ、20は光センサ、2
2はガスセンサ、23は熱風生成装置、24はケーシン
グ、25は遠心ファン(ファン)、26はヒータ、28
は上部開口部、29は下部開口部、30は吸込口、31
は開閉機構、32は固定プレート、33は可動プレー
ト、34はモータ、36は制御部(制御手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24C 7/08 335 F24C 7/08 335

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物が収容されるオーブン庫と、この
    オーブン庫内にマイクロ波を供給するレンジ調理用のマ
    グネトロンと、前記オーブン庫の一側壁の外側に設けら
    れたケーシング内にヒータ及びファンを備えて構成され
    るオーブン調理用の熱風生成装置と、前記オーブン庫の
    一側壁の上部側及び下部側に設けられ前記熱風生成装置
    からの熱風をオーブン庫内に供給するための開口部と、
    これら開口部の開口面積を変更する開閉機構とを具備し
    てなるオーブン機能付き電子レンジ。
  2. 【請求項2】 実行する調理モードがレンジ調理かオー
    ブン調理かに基づいて、開閉機構を制御する制御手段を
    具備することを特徴とする請求項1記載のオーブン機能
    付き電子レンジ。
  3. 【請求項3】 オーブン庫に収容された調理物の形状を
    検出する形状センサを備えると共に、オーブン調理モー
    ドの実行時において、前記形状センサの検出形状が縦長
    状であるときには、上部側及び下部側の開口部の開口面
    積をほぼ同等とし、平面状であるときには、下部側の開
    口部の開口面積を上部側よりも大きくするように開閉機
    構を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載のオーブン機能付き電子レンジ。
  4. 【請求項4】 オーブン庫内には調理物を支持するオー
    ブン皿が上下二段に配置可能とされていると共に、オー
    ブン調理モードの実行時において、前記オーブン皿が上
    段のみに配置されているときには、上部側の開口部の開
    口面積を下部側よりも大きくし、オーブン皿が下段のみ
    に配置されているときには、下部側の開口部の開口面積
    を上部側よりも大きくするように開閉機構を制御する制
    御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のオーブ
    ン機能付き電子レンジ。
  5. 【請求項5】 オーブン庫に収容された調理物の焼き色
    を検出する焼き色センサを備えると共に、オーブン調理
    モードの実行時において、前記焼き色センサが所定の焼
    き色を検出した後には、下部側の開口部の開口面積を上
    部側よりも大きくするように開閉機構を制御する制御手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載のオーブン機
    能付き電子レンジ。
  6. 【請求項6】 オーブン庫に収容された調理物の重量を
    検出する重量センサを備えると共に、レンジ調理モード
    の実行時において、前記重量センサの検出重量が所定重
    量よりも大きいときには、上部側の開口部の開口面積を
    下部側よりも大きくし、所定重量以下のときには、下部
    側の開口部の開口面積を上部側よりも大きくするように
    開閉機構を制御する制御手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載のオーブン機能付き電子レンジ。
  7. 【請求項7】 オーブン庫に収容された調理物から放出
    されるガス濃度を検出するガスセンサを備えると共に、
    レンジ調理モードの実行時において、前記ガスセンサの
    検出濃度が所定値に至るまでは、上部側及び下部側の開
    口部の開口面積を同等とし、所定値以上となった後に
    は、下部側の開口部の開口面積を上部側よりも大きくす
    るように開閉機構を制御する制御手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載のオーブン機能付き電子レンジ。
  8. 【請求項8】 調理実行時の初期においては、上部側及
    び下部側の開口部の開口面積を同等とし、調理の進行に
    伴い、下部側の開口部の開口面積を上部側よりも大きく
    するように開閉機構を制御する制御手段を備えることを
    特徴とする請求項1記載のオーブン機能付き電子レン
    ジ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125123A1 (en) 2006-05-01 2007-11-08 Arcelik Anonim Sirketi An oven
EP2799782A3 (en) * 2013-04-30 2016-01-06 Dongbu Daewoo Electronics Corporation Cooking apparatus
CN107713782A (zh) * 2016-08-12 2018-02-23 珠海格力电器股份有限公司 一种隔板、热风循环调节装置和烤箱
EP2799781B1 (en) * 2013-04-30 2018-09-12 Dongbu Daewoo Electronics Corporation Cooking apparatus

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