JPH0826772A - 融着用ガラス、その製造方法及び製造装置、並びに磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

融着用ガラス、その製造方法及び製造装置、並びに磁気ヘッドの製造方法

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JPH0826772A
JPH0826772A JP19183494A JP19183494A JPH0826772A JP H0826772 A JPH0826772 A JP H0826772A JP 19183494 A JP19183494 A JP 19183494A JP 19183494 A JP19183494 A JP 19183494A JP H0826772 A JPH0826772 A JP H0826772A
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glass
fusing
magnetic head
rod
groove
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JP19183494A
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Tetsuo Shimada
哲夫 島田
Mineo Yorizumi
美根生 頼住
Takeshi Takahashi
高橋  毅
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Original Assignee
Sony Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/02Forming molten glass coated with coloured layers; Forming molten glass of different compositions or layers; Forming molten glass comprising reinforcements or inserts
    • C03B17/025Tubes or rods

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 耐アルカリ性を改善した組成で単独での最適
融着温度 580℃のガラス部分18Aと、単独での最適融着
温度 560℃のガラス部分18Bとが一体になって融着用ガ
ラスロッド19を形成する。融着用ガラスロッド19はスラ
イダ素材20の上面の溝21にセットされる。溝21にはヘッ
ドチップ23を挿入する溝22が連通し、溝21にセットした
ガラスを溝22に流し込むことが可能である。融着用ガラ
スロッド19を 560℃に加熱すると、先ずガラス部分18B
が溶けてスライダ素材20とヘッドチップ23との間の狭い
間隙を充填して、次いで溶けてきたガラス部分18Aが同
18Bの上部の間隙を充填する。 【効果】 ガラス作製、溝加工、ガラスセット作業が1
度で済み、磁気ヘッド作製が容易である。接合強度はし
っかりと保たれ、信頼性の高い磁気ヘッドが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、融着用ガラスの製造方
法及び製造装置並びに磁気ヘッドの製造方法に関し、例
えば、磁気ヘッド構成材料の結合のために用いられる融
着用ガラスの製造方法及びこの方法を実施するための装
置並びに磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドのコアの固着又は埋め込み
等、磁気ヘッド構成材料の結合にはボンディングガラス
が使用され、電気炉での加熱による融着が行われてい
る。ところで、近年、磁気ヘッド用ボンディングガラス
の分野においては、磁気ヘッドの高性能化に伴い、特に
融着温度の低温化、かつ、環境に対する信頼性(耐水
性、耐アルカリ性等)が要求されてきている。
【0003】例えば、磁気ヘッドのコアに高磁束密度の
アモルファス合金が用いられるようになってきたが、ア
モルファス合金は一般に結晶化温度が低い(400〜500
℃)ので、ガラスボンディングを結晶化温度以下のでき
るだけ低温で行うことが必要である。さらに、磁気ヘッ
ドの加工時に、研削水や洗浄液に浸漬されるため、特に
磁気ヘッド摺動面に露出するガラスは、これらの液に対
する耐蝕性の点で実用的なレベルで信頼性がなければな
らない。
【0004】また、一般にデータストレージ用の磁気ヘ
ッドのコアブロックは、その構成部材の結合のため、高
融点ガラスから低融点ガラスの順に2回以上のボンディ
ング工程を経て製造される。図12はフロッピーディスク
用の磁気ヘッドコアである。先ず、一方の記録再生用コ
ア43Aは、サイドコア43Aaとセンタコア43Ab(両コ
ア共一般にフェライトからなる)とが1回目のボンディ
ングでガラス44Aによって結合されて形成される。
【0005】同様にして、他方の消去用コア43Bもサイ
ドコア43Baとセンタコア43Bbとが1回目のボンディ
ングでガラス44Aにより結合されて形成される。次に、
両コア43A、43Bはガラス44Bによる2回目のボンディ
ングで一体化される。続いて、両コア43A、43Bは両面
をスライダ42及び45に挟まれ、ガラス44Cによって3回
目のボンディングが行われ、コアブロックが形成され
る。
【0006】図13はハードディスク用磁気ヘッドコアを
示すものであり、コア39Aと39Bとがガラス41Aによる
1回目のボンディングで結合されてからスライダ38の所
定位置に組み込まれ、ガラス41Bによる2回目のボンデ
ィングが行われる。
【0007】従って、上記した複数回のボンディングに
よるヘッド作製工程では、2回目以降のボンディングに
用いるガラスは、それ以前にボンディングした部材の結
合位置をずらしたりしないような物性が要求されるた
め、特にそれ以前のボンディングで既に使用したガラス
を軟化させないように低融点のガラスが使用される。
【0008】しかも、フロッピーディスク用ヘッドコア
の2回目のボンディングガラス44B及びハードディスク
用磁気ヘッドコアの2回目のボンディングガラス41Bは
ヘッド摺動面に露出するため、加工中のアルカリ洗浄液
や空気中の水と反応して溶出し、段差が発生すると磁気
記録媒体を傷つけることになるため、水やアルカリに対
して耐蝕性の点で信頼性が高いことが要求される。
【0009】磁気ヘッドコア等のボンディング用には主
としてロッド状ガラスが用いられる。例えば、一対のコ
アを結合するには、図14に示すように、コア素材ブロッ
ク50、51を突き合わせ、コア素材ブロック50の溝52に、
ロッド状に形成されたガラス32Aを挿入し、加熱してガ
ラス融着によるボンディングを行い、図15に示すように
コア素材ブロック50、51を結合する。図中53は、トラッ
ク幅規制用の溝で、溶融したガラスは多数の溝53を通っ
て供給される。このようにガラスをロッド形状にして用
いることにより、ガラス量の制御を行うと共にガラスセ
ット作業の効率化が図られている。
【0010】上記ロッド状ガラスの製造法には、引上げ
線引法と引下げ線引法の2通りの方法がある。図16は引
上げ線引法によるロッド状ガラスの製造の概念を示す概
略図である。即ち、坩堝30の中でガラス原料を溶融さ
せ、この融液32が一定の粘度を保つようにヒータ33で加
熱しておき、この状態で融液32をピンセット等で摘んで
引っ張り上げると自然冷却され、固体のガラスロッド32
Aになる。これを駆動手段(図示せず)により回転する
一対のゴムロール31、31の間に挟み込んで連続的に引上
げ、ガラスロッドを作製する。
【0011】図17は引下げ線引法の概念を示す概略図で
ある。即ち、坩堝34の中で溶融させたガラス原料32を、
ヒータ36を上方と下方とで適当に温度制御することによ
り、坩堝34の下部のノズルからゆっくりと自然落下させ
る。そして、これを自然冷却させ、固体化してロッド状
になったガラス32Aを駆動手段(図示せず)で回転する
一対のゴムロール35、35に挟んで連続的に引下げ、ガラ
スロッドを作製する。
【0012】磁気ヘッドコアが良好な電磁変換特性を示
すためには、両コアの結合面に幅がサブミクロンオーダ
ー以下の高精度な磁気ギャップが必要である。従って、
このような箇所及びその周辺には低温でもガラスが溶融
してコアの磁気特性を劣化させず、ギャップ形状を一定
に保たせ、しかも、通常の環境下で段差を発生しない程
度の信頼性を有するような組成のガラスが良しとされ
る。
【0013】即ち、アモルファス合金を用いるヘッドや
データストレージ用に用いる低融点ガラスの項でも述べ
たように、ボンディングガラスとしては融着温度が低い
程好ましいが、磁気ヘッドの摺動面に現れるガラスは耐
湿性、耐アルカリ性等についての実用的な信頼性が求め
られる。しかし、融着温度の低さと信頼性の高さとは二
律背反の関係にあって、融着温度の低いガラスは磁気ヘ
ッドの摺動面用として不向きであり、従来は、ガラス面
をできる限り濡らさないようにしたり、若干の磁気特性
やギャップ形状による歩留低下を招いても、融着温度の
若干高いガラスを使用するなどの工夫をした。
【0014】その工夫の一つが、摺動面に露出するガラ
スとそれ以外の箇所に使用するガラスとを区別して、各
々のガラスのセット箇所を設け、別々にセットしたガラ
スを同時に融着する方法であるが、多大な手間と煩わし
さを伴うばかりでなく、各ガラスを間違って使用するこ
とがときとしてある。こうした場合は、製品の品質が低
下し、更には不良品が発生し、信頼性と生産性との双方
を低下させる結果をもたらしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に鑑みてなされたものであり、従来は互いに組成
を異にする複数のロッド状ガラスを別個に作製し、これ
らをコアブロックの複数の箇所に夫々セットして融着を
行っていたのに替えて、1回のロッド状ガラス作製とコ
アブロックの1箇所へのセット作業とだけで前者と機能
的に同様の融着を行える融着用ガラス、その製造方法及
び装置、並びに前記融着用ガラスを用いて磁気ヘッドを
製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、互いに
組成を異にする複数のガラス部分が一体になっている融
着ガラスに係るものである。
【0017】また、本発明において、複数部分が互いに
単独での最適融着温度を異にすることが、磁気ヘッドの
製造に有利である。
【0018】また、本発明において、複数部分が互いに
組成を異にすることにより、融着温度で被融着材料に対
して互いに異なる濡れ性を示すことが望ましく、更に融
着用ガラスがロッド状になっていることが望ましい。
【0019】また、本発明において、複数部分の夫々が
ロッド状になっており、かつ、これら複数部分が幅方向
に並んで互いに接合された構造とすることができる。
【0020】また、本発明に基づく融着用ガラスは、磁
気ヘッド構成材料の融着用として特に好適である。
【0021】本発明はまた、上記の融着用ガラスを製造
するに際し、攪拌手段及びガス供給手段を夫々具備する
複数の容器と、ストッパ機構と、制御機構と、上記複数
の容器を加熱する加熱手段とを用い、前記の各容器中で
溶融させた互いに組成を異にする液状ガラス原料を、ガ
ス圧と前記液状ガラス原料の自重とにより、5〜150cm/
secの速度で前記各容器の開口から夫々押し出して、互
いに合体させる、融着用ガラスの製造方法に係るもので
ある。
【0022】上記において、押し出された液状ガラス原
料を冷却機構によって冷却するようにすることが望まし
い。
【0023】本発明はまた、攪拌手段と、ガス供給手段
と、液状ガラス原料を押し出すための開口とを夫々具備
する複数の容器、前記開口を閉塞及び閉塞解除するため
のストッパ機構、加熱手段及び制御機構を有する、前記
の方法を実施するための装置に係るものである。
【0024】上記において、押し出された液状ガラス原
料を冷却するための冷却機構を更に設けることが望まし
い。
【0025】本発明はまた、上記した融着用ガラスを使
用して、磁気ヘッド構成材料を融着する磁気ヘッドの製
造方法に係るものである。
【0026】上記において、磁気ヘッドチップとこれを
保護するスライダ材との間の間隙に融着用ガラスとして
溶融させて充填するようにできる。
【0027】更に上記においては、磁気コア間の間隙に
融着用ガラスを充填するようにできる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0029】最初にロッド状融着用ガラス、その製造方
法及び製造装置について説明する。
【0030】図1は、融着用ガラスロッドを示す。図1
(a)の融着用ガラスロッド19は、細長の概ね蒲鉾形を
呈する2本のガラス部分18A、18Bが平面部で接合、合
体してなっている。図1(b)の融着用ガラスロッド29
は、細長で断面が半円形を呈する2本のガラス部分28
A、28Bが平面部で接合、合体してなっていて、全体と
して円形の断面形状をなしている。ガラス部分18A、28
Aと同18B、28Bとは、下記表に示すように組成及び性
質を互いに異にしている。
【0031】 註)αは熱膨張係数、Twは単独での最適融着温度である。 ガラス部分18A、28Aは、Bi2 3 (酸化ビスマス)を含有させて耐ア ルカリ性を改善したものである。
【0032】図1(a)の融着用ガラスロッドは、断面
が円形ではないが、使用上何等差し支えはなく、製造も
容易である。然し、後述するように、図1(b)の融着
用ガラスロッドも製造が可能である。
【0033】図1(a)の融着用ガラスロッドは、次の
ようにして製造される。
【0034】図2は、融着用ガラスロッドを製造するた
めの装置1の要部を示す概略図である。この装置1のハ
ウジング2の内部上方には、下部をヒータ12で囲まれた
2個の坩堝3A及び3Bが設置されている。ハウジング
2の上部には、攪拌手段5A、5Bの駆動部としてのモ
ータ7が設置され、その駆動軸の先端にはベベルギヤ7
Aが坩堝3Aの上部に位置し、ベベルギヤ7Bが坩堝3
Bの上部に位置して同軸に連設されている。そして、ベ
ベルギヤ7Aは坩堝3Aの攪拌機の回転軸5Aの上端に
固定されたベベルギヤ8Aに係合し、他方のベベルギヤ
7Bは坩堝3Bの攪拌機の回転軸5Bの上端に固定され
たベベルギヤ8Bに係合している。
【0035】一方の攪拌軸5Aは坩堝3Aの中へ、そし
て他方の攪拌軸5Bは同じく坩堝3Bの中へ夫々が坩堝
3A、3Bに被せた共通の上蓋4を貫通して挿入され、
各々の先端には攪拌手段としてのアーム15A、15Bが振
り分けられて設けられ、ガラスの融液 118A、 118Bに
浸漬されている。
【0036】そして、坩堝3Aへはガス供給管13から延
設された配管13aが途中にバルブ14Aを設けて配管さ
れ、他方の坩堝3Bへは同じくガス供給管13から分岐し
た配管13bが途中にバルブ14Bを設けて配管され、これ
らの配管は坩堝の上蓋4を貫通して夫々の先端が所属す
る坩堝の内部まで延設されている。ガス供給管13はガス
17を各坩堝内へ送り、そのガス圧によって後記のように
ガラス原料融液 118A、118Bをその自重と共に所望の
速度(5〜150cm/sec)で下方へ押し出す(吹き出す)た
めのものである。
【0037】坩堝3A、3Bの各下部は縮径されてノズ
ル(又はオリフィス)を形成し、その吹き出し口は斜め
に向かい合っている。図4は、坩堝3A、3Bの拡大図
である。図示のように、坩堝3A、3Bは円筒を縦に2
分したような半円形の断面で、下部が縮小されて、円心
寄りに斜めに向くノズル3Aa及び3Baを形成してい
る。両坩堝の間には上下にスペーサ16を挟んで両坩堝が
結合されている。そして、上方の開口部3Ab、3Bb
は上蓋4が被せられて密閉され、下方のノズル3Aa、
3Baの開口にはストッパ機構6が上下動及び回動可能
に設置され、ガラス原料の融液 118A、 118Bを断続的
に下方へ押し出し落下させるようになっている。
【0038】更に、図2において、その下方には冷却機
構9が設置され、また最下部には製品としての融着用ガ
ラスロッド19を収納する収納機構10が設置されている。
外部には制御機構11が設置され、ハウジング2の内部と
は配線によって接続され、各部の動作を制御する仕組み
になっている。
【0039】この双方の坩堝3A、3Bには夫々異なる
組成のガラス原料が供給(供給口は図示せず)され、例
えば高融点のガラス原料と低融点のガラス原料が用途に
応じた組み合わせで分けて供給される。この例では、坩
堝3A内のガラス融液 118Aを融着用ガラスロッド18A
の組成とし、坩堝3B内のガラス融液 118Bを融着用ガ
ラス18Bの組成としている。なお、坩堝は夫々に所要の
機構を具備させて3つ以上の複数にすることもできる。
【0040】予めストッパ機構6を用いてノズル(又は
オリフィス)3Aa、3Baを塞いだ状態で、坩堝3
A、3B内に供給されたガラス原料(ガラス粉末又はカ
レット)は、ヒータ12によって加熱されて溶融し、融液
118A、 118Bとなる。これらの溶融に際しては、ガラ
ス組成が均一になるように融液 118A、 118Bの粘度が
0.5Pa・sec 以下程度になる温度にして、一定時間攪拌
しながらガラス原料を完全に溶融させた後、清澄(泡抜
き)工程(攪拌を停止して泡を逃がすこと)を経てガラ
スの吹き出し可能な温度に保つ。この温度は、ガラス組
成及び吹き出しガス圧やノズルの径等に依存して決める
ことができる。
【0041】ガラス原料融液 118A、 118Bの吹き出し
は、図3に示すように、ストッパ機構6を下降及び回動
させて坩堝3A、3Bのノズル3Aa、3Baから瞬時
のうちに離し、その時点からタイミングT1 を経て電磁
バルブ14A、14Bを開いてガス17を坩堝内に送り、予め
設定したガス圧を坩堝3A、3B内にかける。このと
き、坩堝ごとのガス圧はガラス組成に応じて調整され
る。
【0042】これにより、坩堝3A、3Bの下部のノズ
ル3Aa、3Baから融液 118A、118Bが連続的に斜
めに吹き出されて合体し、高速で落下する間に極めて急
速に冷却されて急速凝固し、アモルファス状態でロッド
状に固まって図1(a)に示したロッド状ガラス19とな
る。タイミングT1 は融液 118A、 118Bの表面張力に
応じて変えることができる。装置をこのように構成する
ことにより、融着用ガラスの成形(線引き)がスピーデ
ィになされ、かつ量産に適したものとなる。
【0043】図1(a)はこのようにしてロッド状に製
造された融着用ガラスロッド19であり、高融点のガラス
融液 118Aから射出されたものと低融点のガラス融液 1
18Bから射出されたものがロッド状に合体したものであ
る。従って、円形または半円形のノズルから射出された
もの同士が接合、合体したもので、前述したような形状
になる。図4に示すように、ノズル3Aa、3Baの直
下に仮想線で示す漏斗状の管Fを設置し、各ノズルから
吹き出てくるガラス融液 118A、 118Bを凝固直前に漏
斗状管Fを通すことにより図1(b)のような断面円形
の融着用ガラスロッド29とすることが可能である。
【0044】なお、こうしたガラスの超急冷を実現する
ため、装置を上記のように構成し、坩堝3A、3Bの底
部のオリフィスまたはノズル3Aa、3Baからガラス
118A、 118Bをガス圧とガラスの自重により吹き出さ
せるが、ガラスを吹き出すためのガスがオリフィスまた
はノズル以外の部分から坩堝外へ漏れない構造の装置と
し、ガス圧を任意に制御することにより、ガラス組成ご
とに、冷却速度を変えられるようにしている。なお、ガ
ス圧の制御だけでは冷却速度が不十分な場合は、オリフ
ィスまたはノズル3Aa、3Baの下側に取付けた冷却
機構9を活用し、この冷却機構での冷却ガスの噴出等に
より更に急冷効果を高めて、融着用ガラスをロッド状に
作製することを一層確実に実現できる。
【0045】ガラスの吹き出し速度(押し出し速度)の
制御は極めて重要である。即ち、ガラスの吹き出し速度
が5cm/sec未満であると両ガラスが合体するための圧力
を失い、また、150cm/sec を超えると吹き出した溶融ガ
ラスが他方のガラスに衝突する圧力が強すぎて飛び散っ
てしまい、ロッド状にすることが難しくなる。従って、
吹き出し速度は5〜150cm/sec とすることが必須不可欠
である。
【0046】この吹き出し速度は、吹き出し用ガス17の
圧力及びガラス融液の自重によって制御する。そのガス
圧は、ガラスの組成及び重量や吹き出し温度、さらに坩
堝のオリフィス径によって異なる。吹き出し速度は5〜
150cm/sec とすべきであるが、特に好ましい吹き出し速
度は、10〜50cm/secである。
【0047】上記した装置の基本機構及びガラスの吹き
出し速度により、複数のガラスロッドを1つのガラスロ
ッドとして合体しながら作製することが可能になる。
【0048】ガラス吹き出し用のガス17としてはAr等
の不活性ガスを用いるが、ガラス組成に影響がなければ
圧縮空気でも使用可能である。但し、圧縮空気を用いる
場合は、ガラスに不純物が混入しないように油分等を除
去した清浄な空気を使用するのが望ましい。
【0049】この装置によるガラスロッドの製造におい
て、一方の組成のガラス部分だけでも 0.5mmφ以上の線
径の太いガラスロッドの場合や、ガラス転移温度が 350
℃以下の低融点ガラスの場合は固化され難いため、液状
のまま収納機構10の中に落下することを防止するために
冷却機構9を通して線引きするのが良い。冷却機構9
は、落下する液状ガラス原料 118A、 118Bが異常に変
形しないように、周囲から均等にガスを吹き付けて冷却
するようにしている。
【0050】次に、前記融着用ガラスロッドを用いての
磁気ヘッドの製造について説明する。
【0051】図5は、融着用ガラスロッドの使用例を示
すものであり、後述するハードディスク用磁気ヘッドの
製造過程における要部拡大斜視図である。磁気ヘッドの
構成部材であるスライダの素材20には上面に溝21が設け
られており、この溝21に図1(a)に示した融着用ガラ
ス19がセットされて加熱される。スライダ素材20には側
面にも溝22が設けられ、此処にヘッドチップ23が予め組
み込まれてセットされている。ヘッドチップ23は、ガラ
ス転移点Tgが 570℃程度のガラス(図13の41A)でギ
ャップ部をボンディングしたものである。
【0052】従って、融着用ガラスロッド19のガラス部
分18Bの最適融着温度である 560℃(前記表参照)に加
熱し、融着用ガラスロッド19が溶融し始めれば、先ず融
着温度の低い斜線を付したガラス部分18Bから溶けだし
て、その良好な濡れ性によってスライダ20の溝部22とヘ
ッドチップ23との極めて小さい間隙内に溶けたガラス部
分18Bが流れ込んで間隙の下部を充填する。続いて遅れ
て溶けだすガラス部分18Aは溝22のガラス部分18Bで充
填された部分より摺動面側の上部を埋めつくすことにな
る。 560℃におけるガラス部分18Aの粘度は同18Bの粘
度より高いので、毛細管現象も起こりにくく、ガラス部
分18Aは必ず同18Bの上部を被うことになる。
【0053】その結果、磁気記録媒体との摺動面となる
スライダ20の上面に融着温度が高くかつ耐アルカリ性を
改善した組成のガラス部分18Aが露出するようになる。
なお、溝21を含むスライダの上側の余剰部分は、後の工
程で研削、除去される。この際、ガラス部分18Aの一部
も研削、除去されるが、摺動面の溝22には18Aのガラス
が残っている。図5中、仮想線で示す部分は、研削、除
去される部分である。
【0054】図5では、低融着温度のガラス部分を下に
して融着用ガラスロッド19を溝21にセットしているが、
これとは逆に、ガラス部分18Bを上に、ガラス部分18A
を下にして溝にセットしても、或いは両ガラス部分を横
に並べてセットしても、融着用ガラスロッド19の向きに
関係なく、ガラス部分18Bの方が同18Aよりもヘッド構
成部材に対して濡れ性が良好であるので、上記と同様に
融着がなされる。
【0055】磁気ヘッド摺動面のガラス部分をガラス部
分18Bと同じ組成のガラスロッドだけを用いて充填して
スライダとヘッドチップとを融着した磁気ヘッド素材
を、pH11程度の洗浄液に1時間浸漬したところ、この
ガラスは、耐アルカリ性改善作用を有するBi2 3
含有していないので、融着ガラス部分が洗浄液に溶出し
て表面に致命的な段差が生じた。従って、ガラス部分18
Bの組成のガラスは、磁気ヘッド表面に露出する部分の
融着用としては不適である。
【0056】これに対し、同箇所にガラス部分18Aの組
成のガラスロッドだけを用いて融着した磁気ヘッド素材
は、融着ガラスにBi2 3 を含有しているので、上記
のような段差を生じなかった。
【0057】然し、融着に当たり、ガラス部分18Aの組
成のガラスロッドだけを用いて溝部22の充填を行うと、
耐アルカリ性の問題は解消されるが、溝部22全体にこの
組成のガラスを充填するためには融着温度を 580℃とせ
ねばならず、その際、ヘッドチップ23のギャップ部の接
合に使用されているガラス(図13の41A)のガラス転移
点Tg(この例の場合、 570℃)よりも高温になるた
め、ヘッドチップのギャップ周辺が弛んで位置ずれを起
こし、磁気ヘッドの寸法精度が甚だしく低下する。従っ
て、ガラス部分18Aの組成のような1回目の融着ガラス
(ギャップボンディングガラス)のTgよりも最適融着
温度が高いガラスは、2回目以降の融着用としては不適
である。
【0058】また、ガラス部分18Aの組成と同18Bの組
成の各ガラスロッドを用意して、溝21に両者をセット
し、 560℃で融着する方法を用いると、本実施例のよう
に両者の長所を生かしたヘッド作製を行えるが、生産性
が悪く、セット作業が大変困難である。
【0059】これに対し、この例では、複数の組成のガ
ラスロッドを合体して1本の融着用ガラスロッドとして
融着を行い、各ガラス組成の長所を生かしながら磁気ヘ
ッド素材が作製されるので、融着作業が簡単である上
に、上記のような位置ずれを起こすことがなく、耐アル
カリ性にも問題がない。その結果、製造される磁気ヘッ
ドは信頼性の高いものとなる。また、2種類のガラスロ
ッドを間違えて使用するという、前述したような不都合
も起こらない。更に、各組成のガラスに対応して別々に
ガラス供給用溝を設ける必要もない。
【0060】図6〜図7は、ハードディスク用磁気ヘッ
ドの製造過程の概略を示す部分斜視図である。
【0061】図6に示すように、チタン酸カルシウムか
らなるスライダ素材20の上面に融着用ガラスをセットす
るためのV型の溝21が設けられ、溝21に融着用ガラスロ
ッド19を載せるようになっている。また、スライダ素材
20の側面にはヘッドチップセット用の溝22が設けてある
ことは前述のとおりである。このヘッドチップ用の溝22
は約15個設けられていて、各溝にヘッドチップ23がセッ
トされ、この状態で 560℃に加熱される。
【0062】この加熱により、図5で説明したように、
ヘッドチップ23がガラス融着されたスライダ素材20は、
次の工程において、図7に示すように、ヘッドチップ23
をセットし易くするためのヘッドチップの足23aは切断
して取り除かれ、同時にスライダ20の上面が研削されて
ヘッドチップ23の上部と同じ面位置に合わせて研磨され
る。
【0063】次の工程で、面取り等を行った後、図7に
示すように、スライダ20の上面の仮想線で囲まれた部分
が研削されて図8に示す形状に仕上げられる。そして、
同図において、仮想線で表示した1単位ごとに切断され
て、図9に示すような1個のスライダ20(ヘッドチップ
23を含む)が完成する。
【0064】以上説明したように、本実施例によれば、
従来の技術による工法において、例えば、磁気ヘッドの
摺動面に出るガラスとそれ以外のガラスを区別し、別々
にセットすることによる工数が省かれる。また、複数回
のボンディングを行うヘッドにおいて、先に融着された
部材がずれてしまうような不具合や信頼性の劣るガラス
を敢えて摺動面に使用せざるを得ない不具合も解消さ
れ、磁気ヘッドのコア結合用として極めて好都合であ
る。
【0065】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。例えば、図10に示すように、合体による融着用
ガラスの形状や構成は各種の変形が可能である。
【0066】図10(a)のA、Bによる2本のロッド並
列型、同図(b)の芯Bと外層Aとの2重構造、同図
(c)の円錐逆重ね型、同図(d)のロッド3本の束ね
型、同図(e)、(f)の交互配置型、等で、図中A
は、Bは各々、別の特徴を有するガラス組成(例えば高
融点と低融点、コアとの反応大と反応防止、透明と不透
明、Tg大とTg小等)を表している。
【0067】図10の各融着用ガラスロッドは、図11に示
すように、鋳型を用いて容易に製造が可能である。図11
(a)は、鋳型24のキャビティに前もって製造しておい
たガラス部分Aを間隔を置いてセットしておき、その後
に空間になっているキャビティ部分(仮想線で示すA部
分)に、低融点ガラスの融液を注入口24aから注入する
方法(インモールド法)によれば良い。図11(b)のダ
ブルキャビティの鋳型25の場合も同じ要領で製造するこ
とができる。図10の他の形状の融着用ガラスロッドも図
4の坩堝を改造した場合の図3の方法や図11の方法に準
じて夫々に応じた要領で容易に製造が可能である。
【0068】また、例えば、液状ガラス原料の坩堝から
の押出し方向は、ガス圧と液状ガラス原料の自重とによ
って可能な範囲で図3に示した方向以外の適宜の方向と
して良く、上記押出しのためのノズルの位置も、適宜の
位置として良い。また、装置の各構成部分の構造、形状
や配置等も種々変更してよい。
【0069】また、融着用ガラスは、2種類のガラス部
分からなるほか、3種類又はそれ以上の種類からなって
いて良く、前記のようなロッド状のガラス部分からなる
以外に、粉粒体を集合させて一体化した構造としても良
く、更には全体の形状をロッド状以外の適宜の形状とし
ても良い。
【0070】更に、本発明によって製造された融着用ガ
ラスロッドは、磁気ヘッドのコア結合用以外の目的(電
子デバイスの封止やブラウン管のパネルとファンネルと
の結合等)に使用しても良好な結果が得られる。この場
合、融着用ガラスロッドの組成は、目的に対応できる性
質を示すような組成にできることは言う迄もない。
【0071】
【発明の作用効果】本発明に基づく融着用ガラスは、互
いに組成を異にする複数のガラス部分が一体になってい
るので、1回の融着作業で、連続した複数の融着箇所の
夫々に対し、これらに対応した組成のガラスで融着を行
うことができ、融着作業が簡単に行える。その上、複数
種の融着用ガラスを別々に用いて融着する場合における
ような融着用ガラスの管理が不要になり、またこの管理
ミスによってトラブルを起こすことがない。
【0072】また、本発明に基づく融着用ガラスは、融
着箇所に応じた種類のガラスを用いて連続した複数箇所
の融着を行う場合或いは、本来のガラス単体の最適融着
温度より低温で融着を行いたい場合の磁気ヘッドの製造
に使用して特に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による融着用ガラスロッドの斜
視図である。
【図2】同融着用ガラスロッド製造装置の概略断面図で
ある。
【図3】液状ガラス原料押し出し時の図2と同様の概略
断面図である。
【図4】坩堝の拡大斜視図である。
【図5】同融着用ガラスロッドの使用例を示すハードデ
ィスク用磁気ヘッドの要部拡大斜視図である。
【図6】同磁気ヘッドの製造プロセスの一例を示す要部
の斜視図である。
【図7】同融着後の研磨工程終了状態を示す要部の斜視
図である。
【図8】同研削工程終了状態を示す要部の斜視図であ
る。
【図9】同スライダ完成状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例による融着用ガラスロッド
の斜視図である。
【図11】インサートモールド法による融着用ガラスロッ
ド製造の要領を示す鋳型の斜視図である。
【図12】フロッピーディスク用の磁気ヘッドの斜視図で
ある。
【図13】ハードディスク用の磁気ヘッドコアの斜視図で
ある。
【図14】従来のロッド状ガラスによるコア素材の結合要
領を示す斜視図である。
【図15】結合された同コア素材を示す斜視図である。
【図16】従来例による引上げ線引き法に用いるロッド状
ガラス製造装置の概略正面図である。
【図17】従来例による引下げ線引き法に用いるロッド状
ガラス製造装置の概略正面図である。
【符号の説明】
1・・・融着用ガラス製造装置 3A、3B・・・坩堝 3Aa、3Ba・・・ノズル 4・・・上蓋 5A、5B・・・回転軸 6・・・ストッパ機構 7・・・モータ 7A、7B、8A、8B・・・ベベルギヤ 9・・・冷却機構 10・・・融着用ガラス収納機構 11・・・制御機構 12・・・ヒータ 13・・・ガス供給管 14A、14B・・・バルブ 15A、15B・・・攪拌アーム 16・・・スペーサ 17・・・ガス 18A、18B、28A、28B・・・ガラス部分 19、29・・・融着用ガラスロッド 20・・・スライダ 21・・・融着用ガラスロッドセット用溝 22・・・ヘッドチップセット用溝 23・・・ヘッドチップ 24、25・・・鋳型 118A、 118B・・・液状ガラス原料 F・・・漏斗状管

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに組成を異にする複数のガラス部分
    が一体になっている融着用ガラス。
  2. 【請求項2】 複数部分が互いに単独での最適融着温度
    を異にする、請求項1に記載された融着用ガラス。
  3. 【請求項3】 複数部分が互いに組成を異にすることに
    より、融着温度で被融着材料に対して互いに異なる濡れ
    性を示す、請求項1又は2に記載された融着用ガラス。
  4. 【請求項4】 ロッド状になっている、請求項1、2又
    は3に記載された融着用ガラス。
  5. 【請求項5】 複数部分の夫々がロッド状になってお
    り、かつ、これら複数部分が幅方向に並んで互いに接合
    されている、請求項4に記載された融着用ガラス。
  6. 【請求項6】 磁気ヘッド構成材料の融着用である、請
    求項1〜5のいずれか1項に記載された融着用ガラス。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載され
    た融着用ガラスを製造するに際し、 攪拌手段及びガス供給手段を夫々具備する複数の容器
    と、ストッパ機構と、制御機構と、前記複数の容器を加
    熱する加熱手段とを用い、前記の各容器中で溶融させた
    互いに組成を異にする液状ガラス原料を、ガス圧と前記
    液状ガラス原料の自重とにより、5〜150cm/sec の速度
    で前記各容器の開口から夫々押し出して、互いに合体さ
    せる、融着用ガラスの製造方法。
  8. 【請求項8】 押し出された液状ガラス原料を冷却機構
    によって冷却する、請求項7に記載された、融着用ガラ
    スの製造方法。
  9. 【請求項9】 攪拌手段と、ガス供給手段と、液状ガラ
    ス原料を押し出すための開口とを夫々具備する複数の容
    器、前記開口を閉塞及び閉塞解除するためのストッパ機
    構、加熱手段及び制御機構を有する、請求項7又は8に
    記載された方法を実施するための装置。
  10. 【請求項10】 押し出された液状ガラス原料を冷却する
    ための冷却機構を更に有する、請求項9に記載された装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6のいずれか1項に記載され
    た融着用ガラスを使用し、磁気ヘッド構成材料を融着す
    る、磁気ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 磁気ヘッドチップとこれを保護するスラ
    イダ材との間の間隙に融着用ガラスを溶融させて充填す
    る、請求項11に記載された、磁気ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 磁気コア間の間隙に融着用ガラスを充填
    する、請求項11に記載された磁気ヘッドの製造方法。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8981103B2 (en) 2004-05-20 2015-03-17 Japan Tobacco Inc. Stable crystal of 4-oxoquinoline compound
US9221804B2 (en) 2013-10-15 2015-12-29 Janssen Pharmaceutica Nv Secondary alcohol quinolinyl modulators of RORγt
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US9328095B2 (en) 2013-10-15 2016-05-03 Janssen Pharmaceutica Nv Heteroaryl linked quinolinyl modulators of RORgammat
US9346782B2 (en) 2013-10-15 2016-05-24 Janssen Pharmaceutica Nv Alkyl linked quinolinyl modulators of RORγt
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