JPH08267161A - 金属製二重容器の製造方法 - Google Patents

金属製二重容器の製造方法

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JPH08267161A
JPH08267161A JP6612295A JP6612295A JPH08267161A JP H08267161 A JPH08267161 A JP H08267161A JP 6612295 A JP6612295 A JP 6612295A JP 6612295 A JP6612295 A JP 6612295A JP H08267161 A JPH08267161 A JP H08267161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
double container
bottle
different diameters
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP6612295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Hongo
邦彦 本合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Rikagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Toyo Rikagaku Kenkyusho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Rikagaku Kenkyusho Co Ltd filed Critical Toyo Rikagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority to JP6612295A priority Critical patent/JPH08267161A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接工程を要せずそのため溶接工程により生
じる欠点が解決され、一枚の薄板から二重容器の内瓶外
瓶の二部品が一回の加工で作ることができるなど、著し
く製作作業能率が向上し、量産性が飛躍的に向上する金
属製二重容器の製造方法を提供すること。 【構成】 一枚の板材を深絞り加工して周辺部を直径が
二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を形成
し、その直径の異なる境界周辺をスピニング加工を施し
て更に小径に絞り変形加工し、所定形状に形成した後二
分割して内瓶と外瓶を同時に形成する金属製二重容器の
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製の魔法瓶・マグ
カップ・ランチジャーなど保冷,保温用に使用されてい
る断熱及び真空製の二重容器の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最も普及している金属製真空二重魔法瓶
を例にとって説明すると、従来法では図1に示すように
二重容器の内瓶Aについては先ず金属の薄板材の両縁部
同志を溶接してパイプ状の円筒基体aを形成し、周面を
プレス加工で縮管・拡管を施し上部の口部をスピニング
加工で必要形状にネッキングする。これと別に形成した
底蓋bを前記円筒基体aの底部開口部に嵌合し溶接止着
して内瓶Aを形成する。又、外瓶Bについてはやはり金
属の薄板状の両縁部同志を溶接してパイプ状の円筒基体
cを形成し、これと別に形成した短身の筒体の周面形状
を所定形状にプレス加工などにより変形形成した口部部
材dを、前記円筒基体cに嵌合して溶接止着して形成し
たり、或いは円筒基体の上部の周面を所定形状に変形加
工して口部を形成したりするもので、図2に示すように
この円筒基体cの底部開口部より内瓶Aを挿入し、底部
開口部に底蓋eを嵌合して溶接止着し、真空処理して真
空二重瓶を製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来法
ではいずれにしても溶接によりパイプ状の円筒基体を形
成する手法である為、溶接工程中の不良率が高く、ピン
ホールなどの溶接欠陥が生じ、これを発見するために高
精度の検査設備や作業が必要となり、それだけ作業能率
が向上せず量産性に適さない問題がある。しかも内瓶と
外瓶を別々に製作しなければならないため加工工程が複
雑になり、加工費や加工に使用する金型費・設備費が極
端にかかるという問題も抱えている。そのためにコスト
ダウンや合理化が著しく阻害されている。
【0004】本発明は、魔法瓶を始めとする従来の金属
製二重容器の製造方法にこのような問題点を見出し、こ
の問題点を解決する製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】一枚の板材を深絞り加工して周辺部を直径
が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を形
成し、その直径の異なる境界周辺をスピニング加工を施
して更に小径に絞り変形加工し、所定形状に形成した後
二分割して内瓶と外瓶を同時に形成することを特徴とす
る金属製二重容器の製造方法に係るものである。
【0007】また、一枚の板材を深絞り加工して周辺部
を直径が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒
体を形成し、更に必要な胴部周面を薄く延ばす加工(扱
き加工)を施して有底部に比して胴部周面を肉薄に形成
した長円筒体を形成し、その直径の異なる境界周面にス
ピニング加工を施して更に小径に絞り変形加工し、所定
形状に形成した後二分割して内瓶と外瓶を同時に形成す
ることを特徴とする金属製二重容器の製造方法に係るも
のである。
【0008】また、一枚の板材を深絞り加工して周辺部
を直径が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒
体を形成し、更に必要な胴部周面を薄く延ばす加工(扱
き加工)を施して有底部に比して胴部周面を肉薄に形成
した長円筒体を形成し、その直径の異なる境界部を最初
に二分割した後、各々の開口部にスピニング加工等を施
して夫々を内瓶外瓶として形成することを特徴とする金
属製二重容器の製造方法に係るものである。
【0009】
【作用】一枚の板材を深絞り加工して周辺部を直径が二
段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を形成
し、少容量の小さい製品では図3のようにそのまま直径
の異なる境界周辺にスピニング加工を施し、或いは容量
の大きい製品では図4,図5のように、有底状の円筒体
を更に薄く延ばす加工(扱き加工)を施して長円筒体を
形成した後、直径の異なる境界周辺をスピニング加工を
施して更に小径に絞り変形加工し、所定形状に形成した
後二分割して内瓶と外瓶を同時に形成するか、又は直径
が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を先
に二分割してその後、各々の開口部にスピニング加工等
を施して夫々を内瓶外瓶として形成している。
【0010】
【実施例】本実施例は金属製(鉄・アルミ・銅・ステン
レス・チタニウムなど)の薄板材fを加工して形成する
ものである。
【0011】本実施例では、図3,図4,図5に示すよ
うに、この一枚の板材fを深絞り加工して周辺部を直径
が二段階に異なる形状に絞り上げて有底状の円筒体gを
形成し、図3では直径の異なる境界周辺を更に小径の所
定形状にするために、スピニング加工を施して内瓶A外
瓶Bの開口接合部iを同時成形し、その後二分割し、内
瓶A外瓶Bを同方向から嵌合せしめ開口部を接合し更に
別部品の外底jを嵌合止着して例えば図6に示すような
二重容器を完成するものである。又、図4では有底状の
円筒体gを形成後、更に胴部周面の必要部分を薄く延ば
す加工(扱き加工)を施して有底部に比して胴部周面を
肉薄に形成し容積を増した長円筒体hを形成し、その異
なる境界周面にスピニング加工を施して内瓶A外瓶Bの
開口接合部iを同時成形し、その後二分割し、同様に二
重容器を完成するものであり、更に図5では図4の胴部
周面を肉薄に形成した長円筒体hを最初に二分割し、各
々の開口部iにスピニング加工等を施して夫々を内瓶A
外瓶Bとして形成し、同様に二重容器を完成するもので
ある。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、二重容器において従来
のように長円筒体の製品においてもパイプ状の円筒基体
を形成する手法でないため、溶接工程を要せずそのため
溶接工程により生じる欠点が解決され溶接によるピンホ
ールなどの欠陥品の発生が防止でき、これを確認する為
の検査作業が不要となり、又、一枚の薄板から二重容器
の内瓶外瓶の二部品が一回の加工で作ることができるな
ど、著しく製作作業能率が向上し、量産性が飛躍的に向
上する。
【0013】また、請求項2記載の発明においては、同
じ一枚の板材から長筒形状でも所定の形状の瓶に容易に
加工形成でき、請求項3記載の発明においては、加工条
件に対応して分断後に口部の加工を施すように構成で
き、前記効果を発揮すると共に、更に実用性に秀れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来法による魔法瓶など二重容器の内瓶と外瓶
の工程手順図である。
【図2】従来法による魔法瓶など二重容器の完成状態の
断面図である。
【図3】第一実施例の内瓶外瓶の工程手順図である。
【図4】第二実施例の内瓶外瓶の工程手順図である。
【図5】第三実施例の内瓶外瓶の工程手順図である。
【図6】各実施例による二重容器の完成状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
A 内瓶 B 外瓶 f 薄板材 g 円筒体 h 長円筒体 i 開口接合部,開口部 j 外底

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の板材を深絞り加工して周辺部を直
    径が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を
    形成し、その直径の異なる境界周辺をスピニング加工を
    施して更に小径に絞り変形加工し、所定形状に形成した
    後二分割して内瓶と外瓶を同時に形成することを特徴と
    する金属製二重容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 一枚の板材を深絞り加工して周辺部を直
    径が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を
    形成し、更に必要な胴部周面を薄く延ばす加工(扱き加
    工)を施して有底部に比して胴部周面を肉薄に形成した
    長円筒体を形成し、その直径の異なる境界周面にスピニ
    ング加工を施して更に小径に絞り変形加工し、所定形状
    に形成した後二分割して内瓶と外瓶を同時に形成するこ
    とを特徴とする金属製二重容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 一枚の板材を深絞り加工して周辺部を直
    径が二段階に異なる形状に絞り上げた有底状の円筒体を
    形成し、更に必要な胴部周面を薄く延ばす加工(扱き加
    工)を施して有底部に比して胴部周面を肉薄に形成した
    長円筒体を形成し、その直径の異なる境界部を最初に二
    分割した後、各々の開口部にスピニング加工等を施して
    夫々を内瓶外瓶として形成することを特徴とする金属製
    二重容器の製造方法。
JP6612295A 1995-03-24 1995-03-24 金属製二重容器の製造方法 Pending JPH08267161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4918629B2 (ja) * 2010-01-05 2012-04-18 パナソニック株式会社 燃料処理装置
CN105312442A (zh) * 2014-06-17 2016-02-10 柳一韩 用于制造金属罐的装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4918629B2 (ja) * 2010-01-05 2012-04-18 パナソニック株式会社 燃料処理装置
CN105312442A (zh) * 2014-06-17 2016-02-10 柳一韩 用于制造金属罐的装置
CN105312442B (zh) * 2014-06-17 2018-04-13 柳一韩 用于制造金属罐的装置

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