JPH0826640A - エレベーター用ドアー安全装置 - Google Patents

エレベーター用ドアー安全装置

Info

Publication number
JPH0826640A
JPH0826640A JP16142794A JP16142794A JPH0826640A JP H0826640 A JPH0826640 A JP H0826640A JP 16142794 A JP16142794 A JP 16142794A JP 16142794 A JP16142794 A JP 16142794A JP H0826640 A JPH0826640 A JP H0826640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
plate
contact rod
elevator
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16142794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyoshi Yuki
秀義 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP16142794A priority Critical patent/JPH0826640A/ja
Publication of JPH0826640A publication Critical patent/JPH0826640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベーターの乗降口のドアーの前縁部に沿
い配置された接触棒に、乗降方向から押圧力が加わった
ときの、接触棒支持用のリンク機構の破損を防止するこ
と。 【構成】 乗降口のドアーの前縁部に沿い該前縁部より
張り出して配置された接触棒2と、この接触棒2を後退
可能に前記ドアー1に支持する平行リンク機構を構成す
るリンク4とを有するエレベーター用ドアー安全装置に
おいて、前記接触棒2の後縁部に張り出して取り付けた
緩衝板15と、この緩衝板15の乗降方向への過移動を
阻止する補強板10及び補強ベース板11を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は閉じ動作時のドアーと
乗降口の壁面との間に人又は物がはさまった場合、自動
的にドアーの閉じ動作を停止又はドアーを開き方向に反
転動作させるエレベーター用ドアー安全装置、特に接触
検知機構の破壊防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は従来のエレベーター用ドアー安
全装置を示す全体構成図、図20は図19のF−F線に
沿う横断正面図である。図19、20において、1はエ
レベーターのカゴのドアー、2はドアー1の前縁部1a
に沿い該前縁部1aより張り出して配置された接触棒、
3はドアー1の表面に固定した接触棒支持板、4は接触
棒2を後退可能にドアー1に装着する平行リンク機構を
構成したアルミニューム等の軽量部材からなるリンクで
あり、その一端は支持ピン4aで回動自在に接触棒支持
板3に支持され他端は支持ピン4bで回動自在に接触棒
2に支持されている。なお、図示した従来例において
は、リンク4の他端はL型止め板5を介して接触棒2に
支持されており、このL型止め板5はその終端が図20
に示される様にボルト8及びナット7によって接触棒2
にしっかりと固定されている。
【0003】6は接触棒2が乗員あるいは荷と接触して
後退したことをリンク4の押圧変位により検出するスイ
ッチであり、接触棒支持板3の表面に設けられている。
【0004】次に動作について説明する。カゴのドアー
1の閉動作時に人又は物等が乗降口の壁面と接触棒2と
の間にはさまると、接触棒2はドアー1に対しては後退
して、このとき回動したリンク4がスイッチ6をオン動
作させ、カゴのドアー1を停止又は動作方向に反転させ
るので安全である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベーター用
ドアー安全装置は以上のように構成されているので、エ
レベータを使って台車で重量物を搬送するような場合、
接触棒2に台車等が当り、図20に示すア又はイの乗降
方向に大きな押圧力が加えられると、その押圧力は機械
的強度の最も弱い支持ピン4a、4bに集中して平行リ
ンク機構を構成するリンク4が破損するという問題点が
あった。
【0006】また、リンク3aが破損したままドアー1
を閉じ、カゴが昇降動すると、リンクの破損により昇降
路(図示しない)へはみだした接触棒2が該昇降路に設
けられた他機器に接触して被害を拡大させ、保守費がか
さむという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ことを課題になされたもので、接触棒に乗降方向の押圧
力が加えられても、この押圧力を直接ドアー側に逃がし
て平行リンク機構を構成するリンクの破損を防止するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るエレベーター用ドアー安全装置は、ドアーの前縁部に
張り出して後退可能に配置された接触棒の後縁部に取付
けた緩衝板と、この緩衝板の乗降方向への過移動を阻止
する補強板及び補強ベース板とを備えたものである。
【0009】請求項2記載の発明に係るエレベーター用
ドアー安全装置は、前記緩衝板の穴を貫通し前記空間の
補強板及び補強ベース板に取り付けたストッパを備えた
ものである。
【0010】請求項3記載の発明に係るエレベーター用
ドアー安全装置は、前記緩衝板で前記接触棒を包んだも
のである。
【0011】請求項4記載の発明に係るエレベーター用
ドアー安全装置は、前記ドアーの前縁部に形成した凹部
を前記補強板及び補強ベース板を兼用とものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明における緩衝板は接触棒と
一体化しており、接触棒に加えられた押圧力をドアー側
に伝え、この押圧力がリンク機構を構成するリンクには
直接そのまま作用しないようにしたことにより、リンク
の破損を確実に防止することができる。
【0013】請求項2記載の発明におけるストッパ棒は
緩衝板の穴を貫通して取付られていることにより、リン
クが破損したとしても、接触棒はドアーから離れる方向
にある限られた範囲以上は移動することがなく、昇降路
の他機器に接触することがない。
【0014】請求項3記載の発明における緩衝板は接触
棒を包んでいることにより、両者間に遊びがなくなり、
動作の円滑性が向上する。
【0015】請求項4記載の発明における空間は、ドア
ーの前縁部に直接形成されていることにより、使用部品
数が少なく、構成を簡略化することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図面について説明
する。図1乃至図8はこの発明のエレベーター用ドアー
安全装置の実施例1を示し、図1は全体構成図、図2は
図1のA−A線に沿う横断平面図、図3は支持板と緩衝
板の構成図、図4は当て板の外形斜視図、図5は緩衝板
の平面図、図6は緩衝板の正面図、図7は緩衝板の側面
図、図8は緩衝板の外形斜視図である。
【0017】前記図19、20に示す従来例と同一部分
には同一符号を付して重複説明を省略した図1乃至図8
において、1bはドアー1の表面に設けられたねじ穴で
あり、このねじ穴1bを利用して、補強板10及び補強
ベース板11が締結ネジ(以下、締結具と称す)12に
よりドアー1の表面に固定されている。補強板10は実
施例において、ドアー1との締結部の近傍から直角L字
形に折曲げられ、図1乃至図3に示すように、補強ベー
ス11との間に接触棒2の一部が入る空間13を形成し
ている。
【0018】横断面U字形とした接触棒2の両側内面に
は対向して突条2aが形成されている。この突条2aの
一面に当接するように当て板14(図4)を配置し、こ
の突条2aの他面に当接するように緩衝板15(図5乃
至図8)をねじ16によって固定配置する。上記当て板
14にはその中央部にネジ穴14aが設けられており、
上記緩衝板15には図3、図5乃至図8に示すように、
接触棒2の後退方向と平行に取付けボルト(以下、締結
具と称する)を通す貫通穴15aが設けられている。そ
して、この緩衝板15は当て板14との間に突条2aを
挟み、上記貫通穴15aに通した締結具16をネジ穴1
4aに螺合することにより接触棒2に固定される。
【0019】ストッパ棒20は、補強板10の一側面に
設けた穴10a(図3)を通り、緩衝板15に貫通穴a
と交差して設けた穴15bを貫通し、先端ねじ部20a
が補強ベース板11に設けられたねじ穴11aに螺合さ
れている。
【0020】次に動作について説明する。緩衝板15は
接触棒2の動きに合わせ、補強板10と補強ベース板1
1の間に形成された空間13中を、補強板10と補強ベ
ース板11との間にある一定の間隙を保つて動く。この
場合、ストッパ棒20は緩衝板15の穴15b内に位置
するため、緩衝板15の移動のさまたげにはならない。
【0021】いま、台車等が接触棒2に当接してア又は
イの乗降方向に押圧力を作用させると、図3に示す緩衝
板15の一面15cは補強板10の面10bに接触し、
又は緩衝板15の他面15dは補強板10の内面10c
に接触する。このため、接触棒2に作用する乗降方向か
らの押圧力は、緩衝板15を介して補強板10に伝えら
れ、リンク4には伝わることがないので、リンク4を破
損することがなくなる。
【0022】万一、ア又はイの乗降方向から過大な押圧
力が作用して、補強板10がドアー1から離れる方向に
変形し、リンク4が破損したとしても、補強板10に取
付られたストッパ棒20に緩衝板15に設けられた穴1
5bの端面が当り、接触棒2はドアー1から遠くなる方
向にそれ以上は移動しなくなる。よって、接触棒2は昇
降路へはみ出すことが無く、走行中、昇降路の他機器に
接触して被害を拡大させるようなことがない。
【0023】実施例2.図9は補強板110の上部と下
部の直角折曲部110eを補強ベース板111に固定す
る構造とした実施例2を示すもので、ア又はイ方向に対
する押圧力に対し強度を強化した。又、カゴのドアー1
に対する補強板110と補強ベース板111の取付位置
を実施例1に比し、図示の構成によって接触棒2側に近
付けることが可能となり、ドアー1に対する取付も強化
したものである。
【0024】実施例3.図10は補強板210の接触棒
2側の先端を210g丸く曲げ加工した実施例3を示す
もので、補強板210をこのような形状にすることによ
り強度が強化し、同時に安全性が向上する。
【0025】実施例4.前記の各実施例では接触棒2と
緩衝板8の間に遊びが出来易いので、図11、図12は
緩衝板315で接触棒2を包む構造とした実施例4を示
すもので、接触棒2を緩衝板315で包むことにより、
遊びがなくなり、動作の円滑性が向上する。
【0026】実施例5.図13、図14は接触棒2の上
端と下端に緩衝板415を取付けた実施例5を示すもの
で、上記各実施例のように緩衝板415を接触棒2の略
中央付近に取付けると、美感を損うので、目につきにく
い位置に緩衝板を設けたものである。
【0027】実施例6.図15、図16は補強板510
を接触棒2の全体に取付ける構造とした実施例6を示す
もので、強度を強化したものである。
【0028】実施例7.図17、図18は前記各実施例
において補強板610と補強ベース板611により形成
した空間613をドアー1自体に形成したもので、使用
部品数が少なく、構成を簡略化することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、ドアーの前縁部に張り出して後退可能に配置され
た接触棒に緩衝板を取り付け、この緩衝板を補強板及び
補強ベース板で形成した空間内に位置させ、接触棒に加
えられた押圧力を緩衝板を介してドアーに伝えるように
構成したので、上記押圧力がリンク機構を構成するリン
クに直接作用することがなく、リンクの破損を確実に防
止することができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、緩衝板の穴
を貫通してストッパ棒を空間の対向壁面に取付けて構成
したので、リンクが破損したとしても、接触棒はドアー
から離れる方向にある限られた範囲以上は移動すること
がない。従って、リンクが破損した状態で、カゴが昇降
動しても、昇降路の他機器に作用して被害を拡大するよ
うなことがない。
【0031】請求項3記載の発明によれば、接触棒を緩
衝板で包んで構成したので、両者間に遊びがなくなり、
動作の円滑性が向上する。
【0032】請求項4記載の発明によれば、ドアーの前
縁部に直接緩衝板の入り込む空間を形成して構成したの
で、使用部品数が少なく、構成を簡略化することができ
る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエレベーター用ドアー安全装置の実
施例1を示す全体構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】補強板と緩衝板の構成図である。
【図4】当て板の外形斜視図である。
【図5】緩衝板の平面図である。
【図6】緩衝板の正面図である。
【図7】緩衝板の側面図である。
【図8】緩衝板の外形斜視図である。
【図9】この発明の実施例2における補強板の斜視図で
ある。
【図10】この発明の実施例3における補強板の斜視図
である。
【図11】この発明の実施例4における緩衝板の取付図
である。
【図12】図11のB−B線断面図である。
【図13】この発明の実施例5における緩衝板の取付図
である。
【図14】図13のC−C線断面図である。
【図15】この発明の実施例6を示す全体構成図であ
る。
【図16】図15のD−D線断面図である。
【図17】この発明の実施例7を示す全体構成図であ
る。
【図18】図17のE−E線断面図である。
【図19】従来のエレベーター用ドアー安全装置を示す
全体構成図である。
【図20】図19のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1 カゴのドアー 2 接触棒 2a 突条 3 接触棒支持板 4 リンク 10、110、210、510、610 補強板 11、111、211、511 補強ベース板 13、613 空間 15、315、415、515、615 緩衝板 20、620 ストッパ棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗降口のドアーの前縁部に沿い該前縁部
    より張り出して配置された接触棒と、この接触棒を後退
    可能に前記ドアーに支持する平行リンク機構を構成する
    リンクとを有するエレベーター用ドアー安全装置におい
    て、前記接触棒の後縁部に張り出して取り付けた緩衝板
    と、この緩衝板の乗降方向への過移動を阻止する補強板
    及び補強ベース板と、を備えたエレベーター用ドアー安
    全装置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝板の穴を貫通し前記補強板及び
    補強ベース板に取り付けたストッパを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベーター用ドアー安全装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝板で前記接触棒を包んだことを
    特徴とする請求項1記載のエレベーター用ドアー安全装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ドアーの前縁部に形成した凹部によ
    り前記補強板及び補強ベース板を兼用としたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベーター用ドアー安全装置。
JP16142794A 1994-07-13 1994-07-13 エレベーター用ドアー安全装置 Pending JPH0826640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16142794A JPH0826640A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 エレベーター用ドアー安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16142794A JPH0826640A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 エレベーター用ドアー安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0826640A true JPH0826640A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15734906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16142794A Pending JPH0826640A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 エレベーター用ドアー安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0826640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308287A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308287A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5570598B2 (ja) エレベータカー・ドアによって軸ドアをエントレインさせるためのデバイス
US7178467B2 (en) Door threshold for access to the interior of a railway vehicle
JPH0826640A (ja) エレベーター用ドアー安全装置
JP2002104758A (ja) エレベータ乗場のドア装置
EP1524234A1 (en) Elevator system
JPWO2003089357A1 (ja) エレベータ装置
JP2951650B1 (ja) 可動ホーム柵装置
JP2008285248A (ja) 安全装置付き自動開閉扉
KR101164023B1 (ko) 철도차량의 승강문 비상핸들용 잠금장치
JPH0859156A (ja) エレベータのかご
JP2002020067A (ja) エレベータの出入口装置
JPH06298477A (ja) エレベータのドア装置
JP2643050B2 (ja) 乗客コンベアの乗降口
JP4609873B2 (ja) エレベータのドア開放ロック装置
KR102421796B1 (ko) 엘리베이터 승강장 도어의 이탈방지장치
US5203431A (en) Elevator rotary lost door interlock
JP2515934B2 (ja) 乗客コンベア及び乗客コンベア用安全装置
JP4606609B2 (ja) エレベーター出入口装置
JPH1077180A (ja) エレベータの乗場戸
JP2507651Y2 (ja) 斜行エレベ―タのドア係合装置
KR200141636Y1 (ko) 자동차도어의 셀프록킹 방지장치
JPS581404Y2 (ja) 鉄道有蓋貨車の引戸止め装置
JPH0672678A (ja) エレベータ用ドアシューの取付方法及びその取付構造
JPH0120373Y2 (ja)
JP2559675Y2 (ja) エレベータ乗場ドアの錠装置