JPH08266271A - 有用微生物の利用方法 - Google Patents

有用微生物の利用方法

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JPH08266271A
JPH08266271A JP7109895A JP10989595A JPH08266271A JP H08266271 A JPH08266271 A JP H08266271A JP 7109895 A JP7109895 A JP 7109895A JP 10989595 A JP10989595 A JP 10989595A JP H08266271 A JPH08266271 A JP H08266271A
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JP
Japan
Prior art keywords
odor
feces
bacillus subtilis
cells
defecation
Prior art date
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Pending
Application number
JP7109895A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakada
悦弘 中田
Koji Sugano
弘二 菅野
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ABA KK
Original Assignee
ABA KK
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Publication date
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バチルス・ズブチリスに属する微生物の生菌
体及びその生菌剤を食することにより、腸内の細菌によ
って発生する悪臭を抑制し、且つ排便を滑らかにするこ
とによって悪臭ガスや蓄便による生体への悪影響を無く
し、健全な体を維持できる方法を目的とする。 【構成】 食しても全く安全なバチラス・ズブチリスに
属し、脱臭能力の有する微生物を純粋培養して、得られ
た生菌体及びその生菌剤を食して、糞便の悪臭を抑制
し、且つ排便を滑らかにする。これによって、悪臭ガス
や蓄便による生体への悪影響を無くし、健全な体を維持
する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安全なバチルス・ズブ
チリスに属する微生物の生菌体及びその生菌剤を食する
ことにより腸内の細菌によって発生する悪臭を抑制し、
且つ排便を滑らかにして健全な体を維持する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】糞便の悪臭を抑制する方法として従来か
ら、ユッカ、お茶葉等の植物からの抽出物が使用される
場合があるが、期待されるほどの効果がでない。また、
排便を促す種々の便秘薬が出回っているが、使用時に違
和感のある場合が多い。この様に糞便の悪臭を抑制する
物質、あるいは排便を滑らかにする薬剤は知られている
が十分に満足の行くものはなく、糞便の悪臭の抑制と同
時に排便を滑らかにする方法はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一部の健康食品等に使
用されている植物からの抽出による糞便の悪臭抑制は認
められるが排便を滑らかにする効果は見られない。ま
た、排便を滑らかにする薬剤は多くの企業から売り出さ
れているが、同時に糞便の悪臭を抑制する薬剤はなく、
その様な薬剤はいまた開発されていない。そこで、これ
らの求められている技術分野を同時に満足出来る安全な
微生物を用いた発明を提供するのが本発明の課題であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来から悪臭を脱臭する
方法として悪臭を含んだ空気を微生物の存在する土壌の
中を通過させることによって脱臭させる土壌脱臭法があ
る。
【0005】そこで土壌に存在する食しても安全な微生
物の属種であるバチラス・ズブチリスについて、脱臭能
力のある微生物の生菌体及びその生菌剤を食して調べた
ところ、糞便の悪臭を抑制し、しかも排便を滑らかにす
ることが分かった。
【0006】
【作用】腸内で悪臭を発生させる細菌は大部分が通性嫌
気性菌か嫌気性菌である。これらの細菌が発生する悪臭
を分解して脱臭する土壌脱臭菌はすべて好気性菌である
ことが一般に知られている。
【0007】人が食した時に胃酸等による影響が少ない
胞子形成菌で、しかも自然界のどこでも見いだされる人
体に安全な好気性菌の代表であるバチラス・ズブチリス
の属種で脱臭能力のある数種を選んだ。
【0008】好気性菌であるにもかかわらず、食すると
腸の絨毛からの酸素の補給により、嫌気状態であるはず
の腸内で発育が促され活発な悪臭のないガスの発生が観
察された。これらの属種の微生物は長時間にわたり賜内
に生育あるいは留まることはなく、常時の補給が必要で
ある。
【0009】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限
定されたものではない。
【0010】水1Lにグルコース7g、肉エキス5g、
ペプトン10g,塩化ナトリウム4gを溶解してpH
7.0に調整した組成の培地を500mlのフラスコに
入れて121℃、30分間殺菌したのち冷却後、土壌よ
り純粋分離したバチラス・ズブチリスを接種して、30
℃、24時間振とう培養した。得られた培養液を遠心分
離して、菌体部分を澱分と混合し、乾燥したのちに生菌
数1×10個/gの生菌剤とした。
【0011】尿を水で10倍に希釈した液を2個の50
0mlフラスコに各々300ml入れて、一方に生菌剤
5mgを投入混合後、静置した状態での臭気の経時変化
を観察したところ表−1に示す結果が得られ、生菌剤に
悪臭を抑制する効果のあることを確認した。
【0012】 臭気強度の表示は 1:やっと感知できる臭い、2:何
の臭いであるかが分かる弱い臭い、3:楽に感知できる
臭い、4:強い臭い である。
【0013】生菌剤を10mg、乳糖を主とした増料剤
240mgを合わせて1個当り250mgの食品を作成
した。使用量は個人差があって1〜10個/人(平均3
個)であったが、120人(男性24名、女性96名)
が食した後で提出されたアンケートを集計したところ、
表−2の結果が得られた。このことから作成した生菌剤
を食した80%以上の人々によって排便時の便臭の悪臭
抑制と同時に便を滑らかにする効果が評価された。
【0014】
【0015】
【発明の効果】本発明は、食しても全く安全なバチラス
・ズブチリスに属する既存種(例えば、バチラス・ズブ
チリス BN1001、バチラス・ズブチリス クボタ
等)あるいは新規種も含めて脱臭能力の有する微生物の
生菌体及びその生菌剤を食して、糞便の悪臭を抑制し、
且つ排便を滑らかにする方法である。これによって、悪
臭ガスや蓄便による生体への悪影響を無くし、健全な体
を維持できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バチラス・ズブチリス(Bacillus
    subtilis)に属して、脱臭能力の有する微生
    物の生菌体及びその生菌剤を食して、糞便の悪臭を抑制
    し、且つ排便を滑らかにする方法。
JP7109895A 1995-03-31 1995-03-31 有用微生物の利用方法 Pending JPH08266271A (ja)

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