JPH08262608A - 写真フィルムの感光度曲線のトウ領域の低減 - Google Patents

写真フィルムの感光度曲線のトウ領域の低減

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JPH08262608A
JPH08262608A JP8057323A JP5732396A JPH08262608A JP H08262608 A JPH08262608 A JP H08262608A JP 8057323 A JP8057323 A JP 8057323A JP 5732396 A JP5732396 A JP 5732396A JP H08262608 A JPH08262608 A JP H08262608A
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pat
silver halide
photographic
curve
anthraquinone
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James A Gavney Jr
ジェイムズ・アルバート・ゲイブニー・ジュニア
James E Lindquist
ジェイムズ・エミル・リンドクウィスト
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、感光性粒子としてハロゲン化銀結
晶または粗粒を含有する写真成分を提供し、かつ感光度
応答曲線、特にその曲線のトウ(toe)、即ち写真フィル
ム内で最も感光度の高い結晶または感光度応答の高い結
晶に対応する曲線の部分を制御する方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、ハロゲン化銀エマルジョンお
よびハロゲン化銀1モル当たりアントラキノン50〜1000
mgを含有する親水性コロイドバインダーを含むネガとし
て働くハロゲン化銀写真成分に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性粒子として
ハロゲン化銀結晶または粗粒を含有する写真成分に関
し、かつ感光度応答曲線、特にその曲線のトウ(toe)、
即ち写真フィルム内で最も感光度の高い結晶または感光
度応答の高い結晶に対応する曲線の部分を制御する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムの放射線照射への応答(粒
子が分光増感される元の感度の波長または電磁スペクト
ル領域のいずれかに対する)は感光度曲線により測定さ
れる。感光度曲線は従来より、写真成分を露光するのに
用いられるエネルギー(通常、「logE」、エネルギー
の対数として表される)と光学濃度(通常、写真現像後
に写真成分に発現する「D」)の間の関係の図示するも
のである。フィルムを階調光強度に露光し、光階調の関
数としてのフィルム応答(通常、現像後光学濃度として
測定される)を測定する。フィルムが最初に露光に応答
する応答曲線の部分を、その曲線のトウ(toe)と呼ぶ。
ほとんどの濃度の画像がトウ領域を露光するのに必要で
あるより高い露光で形成される一方、トウ領域により決
定される画像の重要な特徴がある。グラフィックアート
用途で用いられるフィルムでは、ハーフトーンドットの
エッジは、曲線のトウ領域の感光度により制御され得
る。広いトウ領域により、ソフトドットとして公知のド
ットの回りに低濃度の暗部(shadow)を形成し、これは続
いて印刷版を露光するのに用いられるフィルムには望ま
しくない。
【0003】医療用放射線透過写真フィルム、特にレー
ザー画像形成装置により照射されたものは、感光度曲線
の主要部の情報のほとんどを示すが、長いトウ領域は画
像上の不鮮明な英数字文字の外観を生じ、最低照射領域
内のバックグラウンド濃度がより高くなる。
【0004】そのようなフィルムのトウ領域の形状が、
ある種の有機化合物の写真エマルジョンの添加により改
善され得ることを見い出した。
【0005】
【課題を解決する手段】写真フィルムの感光度曲線のト
ウ領域は、可溶性アントラキノン類のエマルジョン内へ
の配合により、抑制され得ることを見い出した。フィル
ムが本発明のトウ抑制剤を含有し、レーザーダイオード
に暴露される場合、赤外感応性フィルム、特に赤外線感
応性医療用X線フィルムのトウ領域が短いほど、鮮明な
英数字および低い最低濃度が得られる。アントラキノン
類誘導体のエマルジョンの添加により、感光度曲線の残
りの部分の応答に悪影響を与えることなしに、そのよう
なフィルムのトウ領域の長さを低減する。
【0006】写真フィルムは、露光に対するフィルム応
答に関して異なる要求がなされる多くの種類の画像形成
システムに用いられる。通常、そのフィルムの使用は、
特殊な種類のフィルム用の実際の用途に用いられる露光
に対するフィルム応答を反映する感光度曲線の主要部に
より決定される。特定画像形成用途には、感光度曲線の
ある一定領域、例えばその曲線のショルダーまたはトウ
に厳しい要求がある。トウ領域が重要な例には、トウが
ハーフトーンドットのエッジの外観を決定し得るグラフ
ィックアートフィルムおよび曲線のトウ領域が画像中の
英数字文字の外観に影響を与え、高い最低画像濃度を示
すことに寄与し得るレーザー画像形成医療用フィルムが
ある。
【0007】レーザーダイオードにより画像形成される
フィルムは好ましくは、そのようなレーザーにより提供
される比較的短い露光領域に関して適合する感光度曲線
を示すべきである。レーザーダイオードはしばしば、露
光領域80:1または100:1を提供するようにのみ調節
され得る。これを対数露光1.9〜2.0LogEに変換する。
従って。、そのような画像形成システムに用いようとす
るフィルムは、この様々な光に露光する場合、最低から
所望の最大までの全領域濃度を示す。長いトウ領域を有
するフィルムはレーザーダイオードにより可能な最低露
光でも真の最低濃度を示さず、従って画像のそのような
領域の最低濃度より高くなる。一般的画像の最低濃度領
域はグレーを呈し、最低濃度であることが予想される画
像上の英数字文字の領域もグレーかまたは曇っている。
これは美的には好ましくなく、文字を読みにくくする。
【0008】レーザー画像形成をしようとするフィルム
の感光度曲線のトウ領域サイズは、アントラキノン構造
を含有する化合物のエマルジョン中に導入することによ
り低減され得ることを見い出した。そのような化合物
は、被覆操作前のどの段階でエマルジョンに加えられて
もよく、感光度曲線の主要部にほとんど作用しない。そ
れらは水可溶性または水混和性溶剤であり、エマルジョ
ン中に容易に導入され得る。写真業者に公知のように、
アントラキノン環系に結合した好適な基、例えばカルボ
キシレート基、スルホネート基等により、溶解度は改善
され得る。
【0009】感光度曲線のトウ領域を低減するのに有効
であることを見い出した化合物の一般構造は、
【化1】 (式中、Xは、アントラキノン分子により高溶解度を提
供する1種以上の様々な置換基、例えばスルホン酸、ヒ
ドロキシ、アミノ、カルボン酸等であってよい)により
表される。その一般構造には、1種以上のそのような置
換基を含有し得る。化合物は、ウィスコンシン州、ミル
ウォーキー(Milwaukee)のアルドリッチ・ケミカル(Aldri
ch Chemical)から市販されている。
【0010】選択される的確なアントラキノン誘導体に
依存して、ハロゲン化銀1モルに対してその化合物20〜
1000mgを有するエマルジョンに加えることにより、所望
の効果が得られる。より好ましくはハロゲン化銀1モル
当たり添加量50〜500mgである。
【0011】感光度曲線のトウ領域を低減させるそのよ
うな化合物の作用の正確なモードは明らかではないが、
ある意味では、「平版印刷」現像剤中のキノン類の作用
と同様で有り得る。平版印刷現像剤は故意に保恒剤およ
び酸化剤としてのスルフィットをほとんど含有しないよ
うに配合される。結果として、現像処理時にヒドロキノ
ンの酸化により生成されるキノンは現像剤中で活性なま
まであり、それは最も反応性の高いエマルジョン結晶の
現像を抑制し、それは通常感光度曲線のトウ領域内に画
像濃度を形成する。
【0012】現像工程中に生成される多量のスルフィッ
トやセミキノン類を含有する標準の現像剤、例えば医療
用X線フィルムを現像するのに用いられる現像剤は、ス
ルフィットと反応し、ほとんど含有されないキノンがト
ウ領域を制御するのに有用である。アントラキノン化合
物はキノン部分を含有するが、スルフィットを用いるオ
ルソ位置でのケトキノン基への反応は、アントラキノン
構造中のキノン環の両側に縮合した芳香族環により妨害
される。この構造の結果として、トウ領域でのキノンの
現像遅延作用が X線現像剤として一般的に公知の大過
剰のスルフィットの存在下でさえ、生じる。
【0013】様々な種類ののハロゲン化銀写真エマルジ
ョンを、本発明の実施に用いてもよい。例えば、塩化
銀、臭化銀、臭化ヨウ化銀、塩化臭化銀、臭化塩化銀、
臭化塩化ヨウ化銀、塩化臭化ヨウ化銀、およびそれらの
混合物を用いてもよい。
【0014】如何なる粒子形状、立方晶、斜方晶、六方
晶、平板状、エピタキシャルまたはそれらの混合物を用
いてもよい。これらのエマルジョンは、ウィエッツ(Wie
tz)等の米国特許第2,222,264号、イリングスワース(Ill
ingsworth)の米国特許第3,320,069号、マクブライド(Mc
Bride)の米国特許第3,271,157号および同4,425,425号お
よび同4,425,426号に開示の公知の方法、例えばシング
ルまたはダブルジェットエマルジョンにより調製され
る。
【0015】本発明のハロゲン化銀エマルジョンは、生
成物により可溶性塩を除去するのに洗浄されてもされな
くてもよい。後者の場合、可溶性塩は冷却固化および浸
出により除去され、また、エマルジョンは、例えばヒュ
ーイットソン(Hewitson)等の米国特許第2,618,556号、
ユッチー(Yutzy)等の米国特許第2,614,928号、ハート(H
art)等の米国特許第3,241,969号、およびワーラー(Wall
er)等の米国特許第2,489,341号に開示の方法により、洗
浄凝固物と成り得る。
【0016】本発明のハロゲン化銀エマルジョンは、帯
電防止剤および安定剤を単独または組合せて加えること
により、保存中のかぶりの形成を防止し、感度の変化を
安定化し、これらには、スタウド(Staud)の米国特許第
2,131,038号およびアレン(Allen)の米国特許第2,694,71
6号に開示のチアゾリウム塩;ピパー(Piper)の米国特許
第2,886,437号およびヘイムバッハ(Heimbach)の米国特
許第2,444,605号に開示のアザインデン;アレン(Allen)
の米国特許第2,728,663号に開示の水銀塩;アンダーソ
ン(Anderson)の米国特許第3,287,135号に開示のウラゾ
ール類;ケナード(Kennard)の米国特許第3,235,652号に
開示のスルホカテコール類;キャロル(Carrol)等の英国
特許第623,448号に開示のオキシム類;ニトロン;ニト
ロインダゾール類;ジョーンズ(Jones)等の米国特許第
2,839,405号に開示の多価金属塩;ハーズ(Hers)の米国
特許第3,220,839号に開示のチウロニウム塩;およびト
リベリ(Trivelli)の米国特許第2,566,263号および同2,5
97,915号に開示のパラジウム、白金および金塩を含む。
【0017】本発明のハロゲン化銀エマルジョンは、ビ
ヒクルまたは結合剤としての種々の親水性コロイド単独
または組合せの中へ分散されていてもよい。好適な親水
性材料には、天然物質、例えばプロテイン、例えば酸法
または石灰法により動物の骨および皮革から誘導したゼ
ラチン類および化学変性ゼラチン類、例えば(フタル
化、スクシニル化等)セルロース誘導体、多糖類、例え
ばデキストラン、アラビアゴム等;および合成物質、例
えば水溶性ポリビニル化合物、例えばポリ(ビニルピロ
リドン)、アクリルアミドポリマーまたは他の合成ポリ
マー化合物、例えばラテックス状の分散ビニル化合物、
特に写真材料の寸法安定性を向上したものを含む。好適
な合成ポリマーには、ノットーフ(Nottorf)の米国特許
第3,142,568号、ホワイト(White)の同3,193,386号、ホ
ーク(Houck)、スミス(Smith)およびユーデルソン(Yudel
son)の同3,062,674号、ホーク(Houck)、スミス(Smith)
およびユーデルソン(Yudelson)の同3,220,844号、リー
ム(Ream)およびホウラー(Fowler)の同3,287,289号、お
よびデックストラ(Dykstra)の同3,411,911号を含み、特
に有効であるのは、アルキルアクリレートおよびメタク
リレート、アクリル酸、スルホアルキルアクリレートま
たはメタクリレートの水不溶性ポリマー、硬化またはキ
ュアを促進する架橋位置を有するものおよびカナダ特許
第774,054号に開示の繰り返し単位を有するものを含
む。
【0018】本発明のハロゲン化銀写真エマルジョンは
コロイド中に分散されてもよく、それは種々の有機また
は無機硬化剤の単独または組合せ、例えばアルデヒド
類、ケトン類、カルボン酸および炭酸誘導体、スルホン
酸エステル、ハロゲン化スルホニル、およびビニルスル
ホン、活性ハロゲン化合物、エポキシ化合物、アジリジ
ン類、活性オレフィン、イソシアネート類、カルボジイ
ミド類、酸化多糖類のような混合官能基硬化剤、例えば
ジアルデヒド澱粉、オキシグアールガム、により硬化さ
れてもよい。
【0019】本発明のエマルジョンは、帯電防止層また
は導電層、例えば可溶性塩、例えばクロリド、ニトレー
ト等を含む層、蒸着金属層、ミンスク(Minsk)の米国特
許第2,861,056号および同3,206,312号に開示のようなイ
オン性ポリマー、またはトレボイ(Trevoy)の米国特許第
3,428,451号に開示のような不溶性無機塩、に含まれる
写真成分に使用され得る。
【0020】本発明の写真エマルジョンは様々な支持体
上に被覆され得る。典型的支持体には、ポリエステルフ
ィルム、下塗りした(subbed)ポリエステルフィルム、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフ
タレートフィルム、セルロースエステルフィルム、ポリ
ビニルアセタールフィルム、ポリカーボネートフィルム
および関連するまたは樹脂材料、そしてガラス、金属、
紙等が挙げられる。通常写真プリントでは、可撓性支持
体、特に、部分的にアセチル化またはバリタおよび/ま
たはα-オレフィンポリマー、特に2〜10個の炭素原子
を含むα-オレフィンを有するポリマー、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン-ブテンコポリマー
等で被覆し得る紙支持体を用いる。
【0021】本発明のエマルジョンには、可塑剤および
滑剤、例えばミルトン(Milton)の米国特許第2,960,404
号に開示のタイプのポリアルコール類、例えばグリセリ
ンおよびジオール類;ロビンス(Robins)の米国特許第2,
588,765号およびテュアン(Duane)の米国特許第3,121,06
0号に開示の脂肪酸類またはエステル類;および例えば
デュポン(DuPont)の英国特許第955,061号に開示のシリ
コーン樹脂を含有してもよい。
【0022】本明細書中に記載の写真エマルジョンに
は、界面活性剤、例えばサポニン、アニオン化合物、例
えばバルドジーヘン(Baldsiefen)の米国特許第2,600,83
1号に開示のアルキルアリールスルホネート類、フッ素
化界面活性剤、および両性化合物、例えばベン・エズラ
(Ben-Ezra)の米国特許第3,133,816号に開示の化合物を
含んでもよい。
【0023】本明細書中に記載のようなエマルジョン層
を含む写真成分には、艶消剤、例えば澱粉、二酸化チタ
ン、シリカ、酸化亜鉛、ジェリー(Jelley)等の米国特許
第2,992,101号およびリン(Lynn)の米国特許第2,701,245
号に開示の種類のビーズを含有するポリマービーズ、を
含有してもよい。
【0024】本発明のエマルジョンは、スチルベン、ト
リアジン、オキサゾールおよびクマリン増白剤を含む増
白剤を含有する写真成分に用いられてもよい。水可溶性
増白剤、例えばアルバーセット(Albers)等の独国特許第
927,067号およびマクフォール(McFall)等の米国特許第
2,933,390号に開示のものが用いられてもよく、増白剤
の分散体、例えばジャンセン(Jansen)の独国特許第1,15
0,274号およびオエチカー(Oetiker)等の米国特許第3,40
6,070号に開示の分散体が用いられてもよい。
【0025】本発明のエマルジョン層を有する写真成分
は、光吸収材料およびフィルター染料、例えばソーデイ
(Sawdey)の米国特許第3,253,921号、ガスパー(Gaspar)
の米国特許第2,274,782号、キャロル(Carrol)等の米国
特許第2,257,583号、バン・キャンペン(Van Campen)の米
国特許第2,956,879号、に開示のものを含む写真成分に
用いられてもよい。要すれば、その染料を、例えばミル
トン(Milton)およびジョーンズ(Jones)の米国特許第3,2
82,699号に開示のように、媒染剤につけてもよい。
【0026】コントラスト強調剤、例えばヒドラジン
類、ロージウム、イリジウム、およびそれらの組合せも
有用である。
【0027】本発明の写真エマルジョンは、様々な被覆
方法、例えば浸漬被覆、エアーナイフ被覆、流し被覆、
またはベグイン(Beguin)の米国特許第2,681,294号に開
示のタイプのホッパーを用いる押出被覆により被覆され
てもよい。要すれば、2つ以上の層を、ラッセル(Russe
ll)の米国特許第2,761,791号およびウィン(Wynn)の英国
特許第837,095号に開示の方法により、同時に被覆して
もよい。
【0028】ハロゲン化銀写真成分を用いて、染料の選
択的形成により、染料画像を形成してもよい。前述の銀
画像形成用写真成分を用いて、染料画像形成剤、例えば
カラーカプラーを含有する現像剤の使用により、染料画
像を形成してもよい。そのようなカラーカプラーは、英
国特許第478,984号、ヤーゲル(Yager)等の米国特許第3,
113,864号、ビチューム(Vittum)等の米国特許第3,002,8
36号、同2,271,238号および同2,362,598号、シュワン(S
chwan)等の米国特許第2,950,970号、キャロル(Carrol)
等の米国特許第2,592,243号、ポーター(Porter)等の米
国特許第2,343,703号、同2,376,380号および同2,369,48
9号、スパース(Spath)等の英国特許第886,723号および
米国特許第2,899,306号、ツイト(Tuite)の米国特許第3,
152,896号およびマンネス(Mannes)等の米国特許第2,11
5,394号、同2,252,718号および同2,108,602号、および
ピラト(Pilato)の米国特許第3,547,650号、に開示され
ている。このように、現像剤にはカラー現像主薬、例え
ば1級芳香族アミンを含有し、その酸化された形はカプ
ラーと反応し、画像染料を生成する。また、インスタン
ト自己現像拡散転写フィルムを用いてもよい。
【0029】染料形成カプラーを写真成分に導入しても
よく、それらは、シュナイダー(Schneider)等のディー・
ケミー(Die Chemie)、第57巻、1944年、113頁、マンネ
ス(Mannes)等の米国特許第2,304,940号、マーチネス(Ma
rtinez)の米国特許第2,269,158号、ジェリー(Jelley)等
の米国特許第2,376,697号、フィーク(Fierke)等の米国
特許第2,801,171号、スミス(Smith)の米国特許第3,748,
141号、トン(Tong)の米国特許第2,772,163号、サートル
(Thirtle)等の米国特許第2,835,579号、ソーデイ(Sawde
y)等の米国特許第2,533,514号、ピーターソン(Peterso
n)の米国特許第2,353,745号、シーデル(Siedel)の米国
特許第3,409,435号、およびチェン(Chen)のリサーチ・デ
ィスクロージャー(Research Disclosure)第159巻、1977
年7月、15930項、に開示されている。染料形成カプラー
は異なる量で導入され、異なる写真への作用を達成し得
る。例えば、英国特許第923,045号およびクマイ(Kumai)
等の米国特許第3,843,369号には、銀被覆面積に関係す
るカプラーの濃度を、通常、より高感度および中間感度
のエマルジョンに用いられる量以下に制限することが開
示されている。
【0030】染料形成カプラーは通常、減法混色の原色
(即ち、イエロー、マゼンタおよびシアン)画像染料を
形成するように選択され、かつ非拡散性の、無色カプラ
ー、例えば高沸点有機(カプラー)溶剤への導入に対して
疎水的に安定化された開鎖ケトメチレン、ピラゾロン、
ピラゾロトリアゾール、ピラゾロベンズイミダゾール、
フェノールおよびナフトール種の2当量および4当量の
カプラーである
【0031】そのカプラーは、親水性コロイドにより直
接結合するか、または高沸点有機溶剤中に保持され続い
て親水性コロイド中に分散されるかのいずれかの状態で
存在してもよい。コロイドは部分的に硬化されるか、ま
たは様々な公知の写真硬化剤により完全硬化されていて
もよい。そのような硬化剤は遊離アルデヒド類であり、
米国特許第3,232,764号に開示のアルデヒド放出化合
物、米国特許第2,870,013号および同3,819,608号に開示
のs-トリアジン類およびジアジン類、米国特許第3,325,
287号および同3,992,366号に開示のアジリジン類、米国
特許第3,217,175号に開示のビニルスルホン類、米国特
許第3,490,911号に開示のカルボイミド類等を用いても
よい。
【0032】その他の従来の写真添加剤、例えば被覆助
剤、分光増感剤、帯電防止剤、アキュータンス染料、ハ
レーション防止染料、かぶり防止剤、安定剤、潜像安定
剤、キンク防止剤、滑剤、艶消剤等を含有してもよい。
【0033】
【実施例】
(トウ領域の定義および測定)後述の実験フィルムを、
レーザーダイオードからの光をフィルム試料上の階調中
間濃度フィルターを通することにより得られた階調光源
への露光により評価した。露光フィルムを、従来のX線
現像剤および定着剤により処理した。そのフィルムの写
真応答を、現像画像濃度を走査することにより測定して
通常の感光度曲線を得た。その曲線のトウ領域を以下の
ように:感光度曲線上の、Dminの0.25上の濃度でのLog
E露光および0.5LogEの間のDmin以上の領域と定義し
た。試験に用いた赤外増感染料、染料Aは:3-エチル-
5,6-ジメチル-2-(2-(3-(2-(3-エチル-5,6-ジメチル-2-
ベンズオキサゾール)-エチレン)-2-クロロシクロペント
-1-エニル)-エチレン)ベンズオキサゾリウムヨージドで
あった。
【0034】(実施例1)直径0.24μmの結晶から成る
純粋な臭化銀エマルジョンを、N-メチルチオスクシネ
ートおよびテトラクロロ金酸ナトリウムにより化学増感
した。最適レベルに増感した後、そのエマルジョンをテ
トラアザインデンの添加により安定化した。分光増感前
に、アントラキノン2-スルホン酸を50〜800mg/モルの範
囲で加えた。波長820nmへの分光増感は、染料Aの添加
により行った。その染料をスチレントリアジン化合物サ
ンドズ・カンパニー(Sandoz Company)から市販のロイコ
ホー(Leucophor)BCFにより超増感した。7ミルポリエス
テル上に被覆する前に、更に化合物、例えば界面活性剤
を加えて良好な被膜性質を確保し、例えばホルムアルデ
ヒドを加えてゼラチンを硬化した。感光度曲線の早期露
光領域の評価により、アントラキノンスルホン酸400mg
以下(表1)の量の増加に伴ってトウ領域が低減されるこ
とを示した。更なる量のアントラキノン2-スルホン酸に
より、僅かにトウ領域が増加した。
【表1】
【0035】(実施例2)直径0.12μmの結晶から成る
純粋な臭化銀エマルジョンを、N-メチルチオスクシネ
ートおよびテトラクロロ金酸ナトリウムにより化学増感
した。最適レベルに増感した後、そのエマルジョンをテ
トラアザインデンの添加により安定化した。分光増感前
に、アントラキノン2-スルホン酸を50〜800mg/モルの範
囲で加えた。波長820nmへの分光増感は、染料Aの添加
により行った。その染料をスチレントリアジン化合物サ
ンドズ・カンパニー(Sandoz Company)から市販のロイコ
ホー(Leucophor)BCFにより超増感した。7ミルポリエス
テル上に被覆する前に、更に化合物、例えば界面活性剤
を加えて良好な被膜性質を確保し、例えばホルムアルデ
ヒドを加えてゼラチンを硬化した。感光度曲線の早期露
光領域の評価により、アントラキノンスルホン酸800mg
以下(表2)の量の増加に伴ってトウ領域が低減されるこ
とを示した。
【表2】
【0036】直径0.24μmの結晶から成る純粋な臭化銀
エマルジョンの化学増感前に、アントラキノン2-スルホ
ン酸を75〜300mg/モルの範囲で加えた。この添加に続い
て、エマルジョンを、N-メチルチオスクシネートおよ
びテトラクロロ金酸ナトリウムにより化学増感した。最
適レベルへの増感後、そのエマルジョンをテトラアザイ
ンデンの添加により安定化した。波長820nmへの分光増
感は、染料Aの添加により行った。その染料をスチレン
トリアジン化合物サンドズ・カンパニー(Sandoz Compan
y)から市販のロイコホー(Leucophor)BCFにより超増感し
た。7ミルポリエステル上に被覆する前に、更に化合
物、例えば界面活性剤を加えて良好な被膜性質を確保
し、例えばホルムアルデヒドを加えてゼラチンを硬化し
た。感光度曲線の早期露光領域の評価により、アントラ
キノンスルホン酸300mg以下(表3)の量の増加に伴って
トウ領域が低減されることを示した。実際、その化合物
アントラキノン2-スルホン酸は、化学増感前に添加する
場合には、トウ領域の低減には最も有効であった。
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・エミル・リンドクウィスト アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀エマルジョンおよびハロゲ
    ン化銀1モル当たりアントラキノン50〜1000mgを含有す
    る親水性コロイドバインダーを含むネガとして働くハロ
    ゲン化銀写真成分。
  2. 【請求項2】 該アントラキノンが該アントラキノンの
    芳香環に結合した水可溶化基を有する請求項1記載の成
    分。
  3. 【請求項3】 該水可溶化基が、スルホン酸、スルホン
    酸塩、スルホネート、スルフィン酸、スルフィン酸塩、
    カルボン酸およびカルボン酸塩から成る種類から選択さ
    れる請求項2記載の成分。
  4. 【請求項4】 放射線照射発現潜像を有さないハロゲン
    化銀エマルジョンおよびハロゲン化銀1モル当たりアン
    トラキノン50〜1000mgを含有する親水性コロイドバイン
    ダーを含むネガとして働くハロゲン化銀写真成分。
JP8057323A 1995-03-20 1996-03-14 写真フィルムの感光度曲線のトウ領域の低減 Pending JPH08262608A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/406,706 US6087080A (en) 1995-03-20 1995-03-20 Reduction of the sensitometric toe area of photographic films
US406706 1995-03-20

Publications (1)

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JPH08262608A true JPH08262608A (ja) 1996-10-11

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ID=23609127

Family Applications (1)

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JP8057323A Pending JPH08262608A (ja) 1995-03-20 1996-03-14 写真フィルムの感光度曲線のトウ領域の低減

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US (1) US6087080A (ja)
EP (1) EP0733941B1 (ja)
JP (1) JPH08262608A (ja)
DE (1) DE69627413T2 (ja)

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EP0733941B1 (en) 2003-04-16
DE69627413T2 (de) 2004-02-12
US6087080A (en) 2000-07-11
EP0733941A1 (en) 1996-09-25
DE69627413D1 (de) 2003-05-22

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