JPH0826247B2 - 耐熱性コーティング材 - Google Patents

耐熱性コーティング材

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JPH0826247B2
JPH0826247B2 JP6144741A JP14474194A JPH0826247B2 JP H0826247 B2 JPH0826247 B2 JP H0826247B2 JP 6144741 A JP6144741 A JP 6144741A JP 14474194 A JP14474194 A JP 14474194A JP H0826247 B2 JPH0826247 B2 JP H0826247B2
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heat
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heat resistant
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定信 石川
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  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高温にさらされる各
種物品、例えば金型、建材又は構築材に塗布した後、高
温加熱により耐熱皮膜ができることを目的とした耐熱コ
ーティング材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来高温、耐熱、瓦斯、等による金属の
腐食は全く防ぎようがなく、耐熱性コーティング材を要
望されているにも拘らず見るべきものが知られていなか
った。
【0003】
【発明により解決すべき課題】例えば鋳造成形金型の表
面は使用時に温度750℃〜1200℃になる為、熱に
よる酸化、瓦斯に依る腐食を生じるが、これらを有効に
防止する技術は知られていなかった。
【0004】また、プレス絞り金型の場合には、絞り加
工の瞬間に温度が150℃〜1200℃に上るので、金
型をかじる問題点があった。更に炉内温度を計る温度計
の保護筒は、高温にさらされる為に、早期に腐食するの
で、比較的短期間毎に取替えなければならなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明による耐
熱性コーティング材は、これを耐熱性を必要とする金属
等の物品の表面に塗布することによって、金属等の表面
を保護し、耐熱、耐腐食性等に富むのみならず、硬度を
増強し、前記問題点を解決したのである。特に親水性で
あって、水により泥状化し、塗布できる点に特質があ
る。
【0006】即ち、この発明は、明ばん石、粉末硅酸ソ
ーダーおよびケイフッ化ソーダよりなる硬化剤40%
(重量)〜60%(重量)に、各種セラミックス類60
%(重量)〜40%(重量)又はセラミックス類と金属
類との混合物60%(重量)〜40%(重量)を加え、
これに適量の水(例えば40%(重量)〜50%(重
量)、全量に対する%)を加えて、ベース面にコーティ
ングし、50℃〜200℃まで徐々に30分位で昇温乾
燥し、ついで瓦斯火等により980℃〜1250℃まで
5分〜15分間に焼成することによって高温崩壊又は融
解を生じない耐火性コーティング皮膜が形成できる耐熱
コーティング材を得たのである。
【0007】この発明における明ばん石は、40%(重
量)〜65%(重量)、硅酸ソーダは、55%(重量)
〜30%(重量)、ケイフッ化ソーダは、5%(重量)
前後とする。またセラミックス類としては、炭化硅素、
ジルコニア、黒鉛、シラス、パーライト、又は硅素
などが考えられ、金属類としては、マンガン、クロー
ム、鉄鋼が考えられる。
【0008】前記において、硬化剤を40%(重量)
下にすると、硬化しにくくなり、65%(重量)以上に
すると、靭性がなくなる。また、ケイフッ化ソーダ5%
(重量)前後であるから、粉末硅酸ソーダは前記残量の
55%(重量)〜30%(重量)となる。
【0009】
【作用】この発明の耐熱性コーティング材は、親水性で
あるから、水を加えて混練すれば、均一な泥状になるの
で、これを刷毛、又はローラー或いは吹付けなどの手段
により、所望のベース面へ薄く塗布することができる。
また高温焼付けによって、ベース面へ強固に層着され、
激しい熱変化を受けてても剥離するおそれのない強固な
皮膜となる。
【0010】
【実施例1】金型表面又は炉内温度計の保護管へコーテ
ィングするのに使用する耐熱性コーティング材の実施例
について説明する。
【0011】明ばん石55%(重量)、粉末硅酸ソーダ
40%(重量)およびケイフッ化ソーダ5%(重量)
りなる硬化剤60%(重量)へ、クローム5%(重
量)、炭化硅素28%(重量)、ジルコニア7%(重
量)を同一容器に入れて均一に撹拌混合すれば、金型等
の表面に塗布する耐熱性コーティング材ができる。
【0012】前記コーティング材を金型1の表面に塗布
するには、前記コーティング材の中へ、水を40%(重
量)〜50%(重量)(混合物に対する比率)を加えて
均一に撹拌し、泥状になったものを刷毛で塗布し、厚さ
0.4mmのコーティング層を設ける。前記金型1を乾燥
炉に入れ、50℃〜200℃まで徐々に30分間位昇温
乾燥し、ついで瓦斯火等で980℃〜1250℃まで5
分で昇温し、恒温で15分間焼成すれば、高温崩壊又は
融解を生じない耐火性コーティング層2ができる。
【0013】前記コーティング層2の表面を研磨して、
厚さ0.2mm位で表面を鏡面状に磨き仕上げる。前記コ
ーティング層2は、例えば0.5mm〜0.2mm位であっ
ても、耐火性が大きく、例えば1500℃〜1600℃
の高温に長時間耐え得ることが確認されている。尚、高
温腐食(耐ガス性)を生じるおそれもない。
【0014】
【実施例2】次に絶縁用の耐熱性コーティング材につい
て説明する。
【0015】明ばん石60%(重量)、粉末硅酸ソーダ
35%(重量)およびケイフッ化ソーダ5%(重量)
りなる硬化剤60%(重量)に、炭化硅素33%(重
量)とジルコニア7%(重量)を同一容器内に入れて均
一に撹拌混合すれば、絶縁用の耐熱性コーティング材が
できる。
【0016】前記耐熱性コーティング材に水45%(重
量)(混合物に対する比率)を入れて混練し、泥状にな
った時に鉄板1の表面へ厚さ0.3mmに塗布し、この鉄
板1を乾燥炉内へ入れ、50℃〜200℃まで徐々に3
0分間位かけて昇温乾燥し、ついで瓦斯火等で980℃
〜1250℃まで5分で昇温し、恒温で10分間焼成す
れば、絶縁性に優れ、配電盤その他の電気関係器材とし
て優れた耐熱性コーティング層ができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、硬化剤にセラミックス類又
はセラミックス類と金属類との混合物よりなる耐熱性コ
ーティング材であり、かつ親水性があるので、前記コー
ティング材に、適量の水を入れることによって、金属面
その他の物品の表面へ強固に付着させて加熱により耐熱
性皮膜とすることができる効果がある。
【0018】従来、金属面へ耐火性材料を強固に付着さ
せることは至難とされていたが、この発明のコーティン
グ材は、水を入れて混練することにより、泥状となり塗
布できると共に焼付で強固な耐熱層を形成できる。よっ
て、この発明のコーティング材は、水で混練した後、物
品の表面へ容易に薄層として設けることができると共
に、高温焼付けによって強固な耐熱層ができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコーティング材の使用例の断面図。
【図2】同じく他の使用例の断面図。
【符号の説明】
1 金型(又は鉄板) 2 耐熱性コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 28/26 C09D 1/02 PCL 5/00 PQQ C23C 24/08 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明ばん石、粉末硅酸ソーダ、及びケイフ
    ッ化ソーダよりなる硬化剤40%(重量)〜60%(重
    量)にセラミックス類60%(重量)〜40%(重量)
    を加え、又はセラミックス類と金属類の混合物60%
    (重量)〜40%(重量)を加えてなり、水を加えて泥
    状化し、高温加熱により耐熱皮膜が形成できる耐熱性コ
    ーティング材。
  2. 【請求項2】 セラミックス類は、炭化硅素、ジルコニ
    ア、黒鉛、シラス、パーライト、又は窒化硅素とした請
    求項1記載の耐熱性コーティング材。
  3. 【請求項3】 金属類をマンガン、鉄鋼又は金属繊維と
    した請求項1記載の耐熱性コーティング材。
  4. 【請求項4】 硬化剤は、明ばん石40%(重量)〜6
    5%(重量)、粉末硅酸ソーダ55%(重量)〜30%
    (重量)、およびケイフッ化ソーダ5%(重量)前後と
    した請求項1記載の耐熱性コーティング材。
JP6144741A 1994-06-27 1994-06-27 耐熱性コーティング材 Expired - Lifetime JPH0826247B2 (ja)

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JP60234882A Division JPH0699646B2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21 耐熱性コーティング材を用いた耐熱性皮膜の形成方法

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JPH07166090A JPH07166090A (ja) 1995-06-27
JPH0826247B2 true JPH0826247B2 (ja) 1996-03-13

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