JPH08261604A - 空気調和装置用ドライヤー - Google Patents

空気調和装置用ドライヤー

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Publication number
JPH08261604A
JPH08261604A JP6983395A JP6983395A JPH08261604A JP H08261604 A JPH08261604 A JP H08261604A JP 6983395 A JP6983395 A JP 6983395A JP 6983395 A JP6983395 A JP 6983395A JP H08261604 A JPH08261604 A JP H08261604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner pipe
refrigerant
dryer
pressure vessel
desiccant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6983395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nishibatake
秀男 西畠
則夫 ▲よし▼田
Norio Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6983395A priority Critical patent/JPH08261604A/ja
Publication of JPH08261604A publication Critical patent/JPH08261604A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷暖房運転時にドライヤー内の乾燥剤を粉砕
させることを防止する。乾燥剤の粉により膨張弁を詰ま
らせたり、圧縮機のメカ部の潤滑に悪影響を与えて信頼
性を低下させたり、熱交換器内部や配管内壁に付着して
熱交換能力を落としたりするなどの、冷凍サイクル上重
要な問題を起こすことがない。 【構成】 圧力容器13と、前記圧力容器13内の同軸
上の両端より前記圧力容器13の中心に向かって延びる
第1の内管b12,第2の内管10と、少なくとも冷凍
サイクル内の水分を吸収する乾燥剤5とを具備し、前記
第1の内管b12が前記第2の内管10に近づくにした
がって前記第1の内管b12の内径が、前記第2の内管
10の内径より徐々に大きくなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に冷暖房用空気調和
装置に使用されるドライヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について図5、6に基づいて説明
する。
【0003】図5は従来例を示すヒートポンプシステム
の冷凍サイクル図である。基本的な運転状態として、冷
房運転時には密閉型電動圧縮機1(以下圧縮機1)より
吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方弁2を通過し室外
熱交換器3にて凝縮され高温高圧の冷媒液となる。そし
て冷媒液中の水分はドライヤーa4の中の乾燥剤5に吸
着される。その後高温高圧の冷媒液は、電動膨張弁6に
て減圧され低温低圧の気液混合の冷媒となり室内熱交換
器7にて蒸発し過熱蒸気となった冷媒ガスは、四方弁
2、アキュームレータ8を通って圧縮機1へ戻る。
【0004】一方暖房運転時には圧縮機1より吐出され
た高温高圧の冷媒ガスは四方弁2を通過し室内熱交換器
7にて凝縮されて高温高圧の冷媒液となり、電動膨張弁
6にて減圧され低温低圧の気液混合の冷媒となる。そし
て冷媒中の水分はドライヤーa4の中の乾燥剤5に吸着
される。その後室外熱交換器3にて蒸発し過熱蒸気とな
った冷媒ガスは、四方弁2、アキュームレータ8を通っ
て圧縮機1へ戻る。
【0005】上記冷凍サイクルにおいて、ドライヤーa
4内を通過する冷媒の速度は、運転状態によって異な
り、例えば冷房運転時は、高温高圧の液冷媒となり、暖
房運転時は低温低圧の気液混合の状態となる。すなわ
ち、冷媒の比容積の大きい暖房運転時の方が冷房運転時
より冷媒の配管内の通過速度が早い。
【0006】また図6は従来例を示すドライヤーa4の
断面図であり、暖房運転時の冷媒の流れを示している。
【0007】暖房運転時は、流速の速い気液混合の低温
低圧の冷媒が第2の内管10の方向よりドライヤーa4
の内部へ流入し、内部の乾燥剤5により冷媒中の水分が
吸収されて第1の内管a9より流出するが、第2の内管
10より流入した冷媒は第1の内管a9と圧力容器13
へ衝突し大きな乱れを生じるため、ドライヤーa4の乾
燥剤5の周囲の冷媒の流速が速くなり、乾燥剤5同士の
振動などにより乾燥剤5が粉砕されることがある。
【0008】冷房運転時は、流速の遅い高圧の液冷媒が
第1の内管a9の方向よりドライヤーa4の内部へ流入
し内部の乾燥剤5により冷媒中の水分が吸収され第2の
内管10より流出するが、冷媒の流速が暖房時より遅い
ため乾燥剤5が粉砕されることはない。
【0009】具体的な冷媒の流速は、ドライヤーa4内
の第1の内管a9、第2の内管10内において、冷房標
準運転状態で約0.6m/s、暖房標準状態で約20m
/sであり、暖房運転時は冷房運転時の約30倍の速度
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】暖房運転時に粉砕され
たドライヤーa4内の乾燥剤5は、冷凍サイクル内を冷
媒、オイルとともに循環することになる。冷凍サイクル
内を循環する乾燥剤の粉は膨張弁を詰まらせたり、圧縮
機のメカ部の潤滑に悪影響を与え、圧縮機の信頼性を低
下させたり、熱交換器内部や配管内壁に付着して熱交換
能力を落としたりするなどの、冷凍サイクル上重要な問
題を起こしていた。
【0011】本発明は、乾燥剤を粉砕しない構造にする
ことにより、膨張弁を詰まらせたり、圧縮機の信頼性を
低下させたり、熱交換器の熱交換能力を落としたりする
などの、冷凍サイクル上重要な問題を起こさないことを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の手段は、
圧力容器と、前記圧力容器内の同軸上の両端より前記圧
力容器中心に向かって延びる第1の内管a,第2の内管
と、少なくとも冷凍サイクル内の水分を吸収する乾燥剤
とを具備し、前記第1の内管aが前記第2の内管に近づ
くにしたがって前記第1の内管aの内径が、前記第2の
内管2の内径より徐々に大きくなるものとする。
【0013】
【作用】本発明の手段によれば、暖房運転時に流速の速
い冷媒がドライヤーb内に流入しても、第1の内管aが
第2の内管に近づくにしたがって前記第1の内管aの内
径が、前記第2の内管の内径より徐々に大きくなってい
るため、第2の内管から第1の内管aへの通路抵抗を最
小限に保つことができ、冷媒は流速を落とすことなく第
1の内管aより流出し、ドライヤー内の乾燥剤の中を高
速の冷媒が通過することがなく乾燥剤同士の振動による
接触がないため、乾燥剤が粉砕されることがないのであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の1実施例による自動車用空気
調和装置を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の自動車用空気調和装置のド
ライヤーb11の断面図を示す。13は圧力容器であ
り、内部に第1の内管b12と第2の内管10を具備
し、第2の内管10と圧力容器13との間には仕切り板
14により乾燥剤5(例えば合成ゼオライト)が固定さ
れている。仕切り板14には乾燥剤5の外径より小さい
多数の穴が開いており、仕切り板14は乾燥剤5の固定
と冷媒の通路とフィルターの役割をしている。第1の内
管b12の内径は、第2の内管10に近づくにしたがっ
て大きくなっており、第1の内管b12と第2の内管1
0が接触することはない。
【0016】図2は冷房運転中のドライヤーb11内の
冷媒の流れを示す。冷媒は図3の左から右へ流れる。冷
媒の状態は、高温高圧の液冷媒であり、流速は標準運転
状態で約0.6m/sである。圧力容器13内へは第1
の内管b12より液冷媒が流入し、内部は液冷媒で満た
され、乾燥剤5にて冷媒中の水分は吸着される。乾燥さ
れた液冷媒は第2の内管10より流出される。
【0017】図3は暖房運転中の冷媒の流れを示す。冷
媒は図3の右から左へ流れ、冷媒の状態は、低温低圧の
気液混合の冷媒である。流速は標準運転状態で約20m
/sであり、冷房運転時の約30倍である。圧力容器1
3内へは第2の内管10より気液混合の冷媒が流入する
が、流速の速い冷媒がドライヤーb11内に流入して
も、第1の内管b12が第2の内管10に近づくにした
がって第1の内管b12の内径が、第2の内管10の内
径より徐々に大きくなっているため、第2の内管10か
ら第1の内管b12への通路抵抗を最小限に保つことが
できるため、冷媒はスムーズに流れ、流速を落とすこと
なく第1の内管b12より流出する。この際ドライヤー
b11内の冷媒の乱れは少なく乾燥剤5の中を高速の冷
媒が通過することがなく乾燥剤5同士の振動による接触
がないため、乾燥剤5が粉砕されることがないのであ
る。
【0018】また、第1の内管b12の構成は図4のよ
うにハーフユニオンにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、暖房運転時にドライヤー内の乾燥剤を粉砕すること
がないため、冷凍サイクル内を循環する乾燥剤の粉は存
在せず、乾燥剤の粉により膨張弁を詰まらせたり、圧縮
機のメカ部の潤滑に悪影響を与えて信頼性を低下させた
り、熱交換器内部や配管内壁に付着して熱交換能力を落
としたりするなどの、冷凍サイクル上重要な問題を起こ
すことがないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す自動車用空気調和装置
のドライヤーの断面図
【図2】本発明の1実施例を示す冷房運転中の冷媒の流
れを示すドライヤーの断面図
【図3】本発明の1実施例を示す暖房運転中の冷媒の流
れを示すドライヤーの断面図
【図4】本発明の1実施例を示す内管にハーフユニオン
を使用しドライヤーの断面図
【図5】従来例を示すヒートポンプシステムの冷凍サイ
クル図
【図6】従来例を示すドライヤーの断面図
【符号の説明】
1 密閉型電動圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 4 ドライヤーa 5 乾燥剤 6 電動膨張弁 7 室内熱交換器 8 アキュームレータ 9 第1の内管a 10 第2の内管 11 ドライヤーb 12 第1の内管b 13 圧力容器 14 仕切り板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力容器と、前記圧力容器内の同軸上の両
    端より前記圧力容器中心に向かって延びる第1の内管,
    第2の内管と、少なくとも冷凍サイクル内の水分を吸収
    する乾燥剤とを具備し、前記第1の内管が前記第2の内
    管に近づくにしたがって前記第1の内管の内径が、前記
    第2の内管の内径より徐々に大きくなることを特徴とす
    る空気調和装置用ドライヤー。
JP6983395A 1995-03-28 1995-03-28 空気調和装置用ドライヤー Pending JPH08261604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6983395A JPH08261604A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 空気調和装置用ドライヤー

Applications Claiming Priority (1)

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JP6983395A JPH08261604A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 空気調和装置用ドライヤー

Publications (1)

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JPH08261604A true JPH08261604A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13414189

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6983395A Pending JPH08261604A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 空気調和装置用ドライヤー

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JP (1) JPH08261604A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020044429A (ko) * 2000-12-06 2002-06-15 윤종용 드라이어를 갖춘 냉각장치
CN105875894A (zh) * 2016-06-30 2016-08-24 贵州四季春茶业有限责任公司 一种苦丁茶杀青机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020044429A (ko) * 2000-12-06 2002-06-15 윤종용 드라이어를 갖춘 냉각장치
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