JPH0826111A - 軌道回路短絡器 - Google Patents
軌道回路短絡器Info
- Publication number
- JPH0826111A JPH0826111A JP18413394A JP18413394A JPH0826111A JP H0826111 A JPH0826111 A JP H0826111A JP 18413394 A JP18413394 A JP 18413394A JP 18413394 A JP18413394 A JP 18413394A JP H0826111 A JPH0826111 A JP H0826111A
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- JP
- Japan
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- short
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- current
- rail
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】軌道回路短絡器の短絡確認の表示を行うことに
より、正常に短絡していることを容易に確認する。 【構成】レール間を短絡子２と短絡線４で短絡を行う軌
道回路短絡器において、レール間を短絡する短絡子のほ
かに、レールに電圧端子５を接続してレール間電圧と、
短絡線に接続した電流センサー６から短絡電流を測定し
て、その値を交流／直流変換器７で直流に変換した後に
除算器９で短絡抵抗を計算し、その値が一定値以下の時
に短絡正常の表示を行う。
より、正常に短絡していることを容易に確認する。 【構成】レール間を短絡子２と短絡線４で短絡を行う軌
道回路短絡器において、レール間を短絡する短絡子のほ
かに、レールに電圧端子５を接続してレール間電圧と、
短絡線に接続した電流センサー６から短絡電流を測定し
て、その値を交流／直流変換器７で直流に変換した後に
除算器９で短絡抵抗を計算し、その値が一定値以下の時
に短絡正常の表示を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道の保守作業等に軌
道回路を短絡させて、当該軌道回路を列車「有」の状態
にして信号を赤にすることで安全に作業することができ
る軌道回路短絡器に関するものである。
道回路を短絡させて、当該軌道回路を列車「有」の状態
にして信号を赤にすることで安全に作業することができ
る軌道回路短絡器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】軌道の保守作業等において、軌道回路を
短絡する場合には、軌道回路短絡器で短絡し、確実に短
絡をしたかを判定するために、軌道回路の電流を利用す
て軌道回路電流の比が一定値以上であることを確認する
電流比較法により行っている。
短絡する場合には、軌道回路短絡器で短絡し、確実に短
絡をしたかを判定するために、軌道回路の電流を利用す
て軌道回路電流の比が一定値以上であることを確認する
電流比較法により行っている。
【０００３】この電流比較法は、軌道回路短絡器は図３
に示すように、レール１を短絡する１組の短絡子３、短
絡線４、短絡子前後のレール電流を測定する電流コイル
１２と電流コイル１２の誘起電圧を測定する電圧計１３
を内蔵した短絡器本体２から構成される。２つの電圧計
１３の比が一定値以上であると短絡器の短絡状態は正常
であると判定される。
に示すように、レール１を短絡する１組の短絡子３、短
絡線４、短絡子前後のレール電流を測定する電流コイル
１２と電流コイル１２の誘起電圧を測定する電圧計１３
を内蔵した短絡器本体２から構成される。２つの電圧計
１３の比が一定値以上であると短絡器の短絡状態は正常
であると判定される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】電流比較法は、短絡器
自体で短絡状態を確認できるが、電流コイルと電圧計が
それぞれ２組必要で、回路が複雑で信頼度が低くなり、
電池の消耗も大きく、さらに、短絡器の大きさが大きく
なり、かつ、重量も重くなるという欠点がある。
自体で短絡状態を確認できるが、電流コイルと電圧計が
それぞれ２組必要で、回路が複雑で信頼度が低くなり、
電池の消耗も大きく、さらに、短絡器の大きさが大きく
なり、かつ、重量も重くなるという欠点がある。
【０００５】本発明は、このような短所を解決するため
になされたものであり、短絡器がレール間を確実に短絡
したことを短絡器で確認でき、かつ、小形、軽量で実現
することを目的とするものである。
になされたものであり、短絡器がレール間を確実に短絡
したことを短絡器で確認でき、かつ、小形、軽量で実現
することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、レール間を短
絡子と短絡線で短絡を行い、電圧端子は短絡子に近接し
たレール間電圧を測定し、電流センサーは短絡線の電流
を測定し、交流／直流変換器は電圧、電流を交流から直
流に変換し、除算器は電圧値から電流値を除算して短絡
抵抗を求め、表示器は短絡抵抗が一定値以下の時に短絡
正常の表示を行い、短絡時のレール間電圧と短絡電流を
除算して求めた短絡抵抗が一定値以下ならば、短絡正常
の表示を行う機能を持つ。さらに、レール間短絡子とレ
ール間電圧測定用の電圧端子を１個の成形物に収納し、
レール間電圧と短絡電流を測定するために、切替器は切
替制御器の指示により交流／直流変換器の入力と出力を
同時に切り替える。切替制御器は切替器を制御し、レベ
ル保持回路は切替制御器が選択された時の直流レベルを
保持する。また、電圧、電流を交流から直流へ切り替え
る交流／直流変換器は１個でよいため、回路構成が簡易
になる。
絡子と短絡線で短絡を行い、電圧端子は短絡子に近接し
たレール間電圧を測定し、電流センサーは短絡線の電流
を測定し、交流／直流変換器は電圧、電流を交流から直
流に変換し、除算器は電圧値から電流値を除算して短絡
抵抗を求め、表示器は短絡抵抗が一定値以下の時に短絡
正常の表示を行い、短絡時のレール間電圧と短絡電流を
除算して求めた短絡抵抗が一定値以下ならば、短絡正常
の表示を行う機能を持つ。さらに、レール間短絡子とレ
ール間電圧測定用の電圧端子を１個の成形物に収納し、
レール間電圧と短絡電流を測定するために、切替器は切
替制御器の指示により交流／直流変換器の入力と出力を
同時に切り替える。切替制御器は切替器を制御し、レベ
ル保持回路は切替制御器が選択された時の直流レベルを
保持する。また、電圧、電流を交流から直流へ切り替え
る交流／直流変換器は１個でよいため、回路構成が簡易
になる。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図で示すように、短絡器は、レール間を短絡子３と
短絡線４で短絡する。確実に短絡したことを確認するた
めに、レール間電圧と短絡電流を測定して、短絡器が実
際に短絡している短絡抵抗を求め、その値が一定値以下
の場合に短絡正常の表示を行う。
る。図で示すように、短絡器は、レール間を短絡子３と
短絡線４で短絡する。確実に短絡したことを確認するた
めに、レール間電圧と短絡電流を測定して、短絡器が実
際に短絡している短絡抵抗を求め、その値が一定値以下
の場合に短絡正常の表示を行う。
【０００８】レール間電圧は電圧端子５をレールに接触
させて測定し、短絡電流は短絡線４に挿入した電流セン
サー６から測定する。電圧、電流成分は交流／直流変換
器７で直流に変換する。
させて測定し、短絡電流は短絡線４に挿入した電流セン
サー６から測定する。電圧、電流成分は交流／直流変換
器７で直流に変換する。
【０００９】電化区間の軌道回路ではレールに電気車電
流も重畳して流れるので、測定する電圧電流成分に信号
成分以外の雑音成分が多く含まれ、短絡抵抗を精度よく
測定できないので交流／直流変換回路７に信号成分以外
の雑音成分を除去する帯域フィルタを入れておく。
流も重畳して流れるので、測定する電圧電流成分に信号
成分以外の雑音成分が多く含まれ、短絡抵抗を精度よく
測定できないので交流／直流変換回路７に信号成分以外
の雑音成分を除去する帯域フィルタを入れておく。
【００１０】電圧、電流のそれぞれのレベル保持回路８
の出力を除算器９に入力し、電圧を電流で除算すること
で短絡抵抗を求める。
の出力を除算器９に入力し、電圧を電流で除算すること
で短絡抵抗を求める。
【００１１】求めた短絡抵抗を表示回路１０に入力し
て、短絡抵抗が一定値以下の場合に、短絡正常の表示を
行う。短絡抵抗が設定した値より大きい場合には、短絡
不良の表示を行うか無表示とする。こうすることによ
り、軌道回路短絡器でレール間を短絡した時に、その短
絡が正常か否かを判定することができる。
て、短絡抵抗が一定値以下の場合に、短絡正常の表示を
行う。短絡抵抗が設定した値より大きい場合には、短絡
不良の表示を行うか無表示とする。こうすることによ
り、軌道回路短絡器でレール間を短絡した時に、その短
絡が正常か否かを判定することができる。
【００１２】短絡子と電圧端子を独立して軌道回路のレ
ールに接続しているので、短絡子によるレール間短絡が
正常でなく、接触抵抗が大きくなった場合にはレール間
電圧が大きく、かつ、短絡電流が小さく測定することに
なってレール間電圧を短絡電流で除算した短絡抵抗が大
きくなって、短絡不良を検出することができる。
ールに接続しているので、短絡子によるレール間短絡が
正常でなく、接触抵抗が大きくなった場合にはレール間
電圧が大きく、かつ、短絡電流が小さく測定することに
なってレール間電圧を短絡電流で除算した短絡抵抗が大
きくなって、短絡不良を検出することができる。
【００１３】短絡子と電圧端子を１個の成形物に収納す
ることで、１度の短絡操作でレール間の短絡と電圧端子
の取り付けを同時に行うことが可能となり、取り扱い易
くなるとともに、持ち運びが容易となる。
ることで、１度の短絡操作でレール間の短絡と電圧端子
の取り付けを同時に行うことが可能となり、取り扱い易
くなるとともに、持ち運びが容易となる。
【００１４】図１の場合、交流／直流変換器７は電圧、
電流のそれぞれの成分を測定するために、２個必要であ
るが、図２にように切替制御器１２と切替器１０によっ
て交互に切り替え、レベル保持器１１で直流値を保持す
ることで１個にすることが可能である。すなわち、交流
／直流変換器７の入力、出力は、切替制御器１２の制御
により切替器で同時に切り替えられ、電圧と電流とを交
互に選択される。電圧を選択した場合には、電圧成分が
交流から直流に変換され、その直流値が電圧用のレベル
保持回路１１に保持される。また、電流を選択した場合
には、電流成分が交流から直流に変換され、その直流値
が電流用のレベル保持回路１１に保持される。
電流のそれぞれの成分を測定するために、２個必要であ
るが、図２にように切替制御器１２と切替器１０によっ
て交互に切り替え、レベル保持器１１で直流値を保持す
ることで１個にすることが可能である。すなわち、交流
／直流変換器７の入力、出力は、切替制御器１２の制御
により切替器で同時に切り替えられ、電圧と電流とを交
互に選択される。電圧を選択した場合には、電圧成分が
交流から直流に変換され、その直流値が電圧用のレベル
保持回路１１に保持される。また、電流を選択した場合
には、電流成分が交流から直流に変換され、その直流値
が電流用のレベル保持回路１１に保持される。
【００１５】軌道回路に種々の信号電流が流れている場
合に、特定の周波数のみを短絡したい場合には、図４に
示すように短絡線４の間にコイルおよびコンデンサによ
る共振子１５を挿入する。
合に、特定の周波数のみを短絡したい場合には、図４に
示すように短絡線４の間にコイルおよびコンデンサによ
る共振子１５を挿入する。
【００１６】
【発明の効果】軌道回路の列車検知は、短絡抵抗値が
０．０６Ω以下で確実に検知できるように定められてい
る。したがって、軌道回路の電流を利用した軌道回路電
流の比が一定値以上であることによる電流比較法の列車
検知よりも、短絡器の短絡表示の設定値を０．０６Ωに
しておく軌道回路を短絡する方法の本願発明の装置によ
る列車検知の方が直接的に確認することができる。さら
に、本願発明による装置の場合、装置構成部品を小さく
することができるので、小形、軽量化をはかることがで
きるほか、信頼性の向上、電池の消耗も少なくなる等の
効果を生ずる。
０．０６Ω以下で確実に検知できるように定められてい
る。したがって、軌道回路の電流を利用した軌道回路電
流の比が一定値以上であることによる電流比較法の列車
検知よりも、短絡器の短絡表示の設定値を０．０６Ωに
しておく軌道回路を短絡する方法の本願発明の装置によ
る列車検知の方が直接的に確認することができる。さら
に、本願発明による装置の場合、装置構成部品を小さく
することができるので、小形、軽量化をはかることがで
きるほか、信頼性の向上、電池の消耗も少なくなる等の
効果を生ずる。
【図１】軌道回路短絡器の説明図である。
【図２】２個の交流／直流変換器を切替制御器、切替
器、レベル保持器とにより１個とする方式の説明図であ
る。
器、レベル保持器とにより１個とする方式の説明図であ
る。
【図３】従来の軌道回路短絡器の説明図である。
【図４】特定の周波数のみを短絡するために共振子を挿
入した場合の説明図である。
入した場合の説明図である。
１ レール ２ 軌道回路短絡器本体 ３ 短絡子 ４ 短絡線 ５ 電圧測定端子 ６ 短絡線電流センサー ７ 交流／直流変換器 ８ 除算器 ９ 表示器 １０ 切替器 １１ レベル保持回路 １２ 切替制御器 １３ レール電流センサー １４ 電圧計 １５ 共振子
Claims (3)
- 【請求項１】 レール間を短絡子と短絡線で短絡をする
軌道回路の短絡器であって、 電圧端子は短絡子に近接したレール間電圧を測定するも
のであり、電流センサーは短絡線の電流を測定するもの
であり、交流／直流変換器は電圧、電流を交流から直流
に変換するものであり、除算器は電圧値から電流値を除
算して短絡抵抗を求めるものであり、表示器は短絡抵抗
が一定値以下の時に短絡正常の表示行うものであり、短
絡時のレール間電圧と短絡電流を除算して求めた短絡抵
抗が一定値以下ならば、短絡正常の表示を行う機能を有
することを特徴とした軌道回路短絡器。 - 【請求項２】 レール間短絡子とレール間電圧測定用の
電圧端子を１個の成形物に収納したことを特徴とする請
求項１記載の軌道回路短絡器。 - 【請求項３】 レール間電圧と短絡電流を測定するため
に、切替器は切替制御器の指示により交流／直流変換器
の入力と出力を同時に切り替えるものであり、切替制御
器は切替器を制御するものであり、レベル保持回路は切
替制御器が選択された時の直流レベルを保持するもので
あり、電圧、電流を切替制御器で１個の交流／直流変換
器で切り替えて交互に直流に変換し、その値をそれぞれ
のレベル保持回路に保持することによって電圧値と電流
値を求めることを特徴とする請求項１記載の軌道回路短
絡器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18413394A JP2940658B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 軌道回路短絡器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18413394A JP2940658B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 軌道回路短絡器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826111A true JPH0826111A (ja) | 1996-01-30 |
| JP2940658B2 JP2940658B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16147958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18413394A Expired - Lifetime JP2940658B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 軌道回路短絡器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2940658B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116228A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Jfe Koken Corp | 導通検査装置 |
| FR2951262A1 (fr) * | 2009-10-08 | 2011-04-15 | Amesys | Dispositif permettant d'analyser l'etat d'usure des frotteurs d'un vehicule a traction electrique. |
| JP2016011047A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置、及びその装置の不良検査方法 |
| JP2017013581A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置 |
| JP2017154513A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置 |
| JP2019043448A (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-22 | 大同信号株式会社 | 軌道短絡器 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP18413394A patent/JP2940658B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008116228A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Jfe Koken Corp | 導通検査装置 |
| FR2951262A1 (fr) * | 2009-10-08 | 2011-04-15 | Amesys | Dispositif permettant d'analyser l'etat d'usure des frotteurs d'un vehicule a traction electrique. |
| JP2016011047A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置、及びその装置の不良検査方法 |
| JP2017013581A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置 |
| JP2017154513A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置 |
| JP2019043448A (ja) * | 2017-09-05 | 2019-03-22 | 大同信号株式会社 | 軌道短絡器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2940658B2 (ja) | 1999-08-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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