JPH08260338A - 繊維ウエブ乾燥装置 - Google Patents

繊維ウエブ乾燥装置

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JPH08260338A
JPH08260338A JP8048409A JP4840996A JPH08260338A JP H08260338 A JPH08260338 A JP H08260338A JP 8048409 A JP8048409 A JP 8048409A JP 4840996 A JP4840996 A JP 4840996A JP H08260338 A JPH08260338 A JP H08260338A
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JP
Japan
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band
cooled
bands
wire
fibrous web
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Application number
JP8048409A
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Inventor
Jukka Lehtinen
ユッカ・レーティネン
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Valmet Technologies Oy
Original Assignee
Valmet Oy
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Publication date
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/004Drying webs by contact with heated surfaces or materials
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
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    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/08Arrangement of steam points in the cylinders

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来装置の欠点が除去されかつ乾燥処理を促
進する繊維ウエブの乾燥装置を提供することにある。 【解決手段】 繊維ウエブ(5)がバンド(1,2)に
より画成された乾燥領域を通って加熱ワイヤ(3,
3’)間に取られ、そして補助ワイヤ(4,4’)が加
熱ワイヤ(3,3’)とバンド(1,2)との間に配置
される、平行に動きかつ回転ローラ(6a,6b,7
a,7b)のまわりを回転する2つの緩みのないバンド
(1,2)間の繊維ウエブ(5)を乾燥するための乾燥
装置。加熱ワイヤ(3,3’)が蒸気を通し、それによ
り繊維ウエブ(5)から蒸発する蒸気が両側から同時に
冷却されたバンド(1,2)に向かって加熱ワイヤ
(3,3’)および補助ワイヤ(4,4’)を通過す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気を通さない2
つの無端バンド;第1バンドがその回りを走行すべく配
置される第1回転ローラ;および第2バンドがその回り
を走行すべく配置される第2回転ローラからなり;前記
第1および第2バンドはこれらがそれらの間に少なくと
も前記第1バンドが冷却されかつ加熱要素が配置される
乾燥領域を画成するように平行に通路の1部分を走行す
べく配置され;前記繊維ウエブおよび少なくとも1本の
ワイヤが前記繊維ウエブが前記加熱要素に接触しかつ前
記補助ワイヤが前記冷却されたバンドに接触するように
前記乾燥領域を通って導かれる繊維ウエブ乾燥装置に関
する。
【0002】本発明はまた、空気を通さない2つの無端
バンド;第1バンドがその回りを走行すべく配置される
第1回転ローラ;および第2バンドがその回りを走行す
べく配置される第2回転ローラからなり;前記第1およ
び第2バンドはこれらがそれらの間に少なくとも前記第
1バンドが冷却される乾燥領域を画成するように平行に
通路の1部分を走行すべく配置され;繊維ウエブおよび
少なくとも1本のワイヤが前記補助ワイヤが前記冷却さ
れたバンドに接触しかつ前記繊維ウエブがそれから水分
を蒸発させるために加熱されるように前記乾燥領域を通
って導かれる抄紙機、とくに精密抄紙機の乾燥部分に関
する。
【0003】
【従来の技術】繊維ウエブが加熱された金属バンドと接
触しかつ繊維ウエブと第2の冷却された金属バンドとの
間にフエルトがある、それにより加熱によつて繊維ウエ
ブから除去される蒸気が冷たい金属バンドの作用により
フエルト上に凝縮するように同一方向に動いている2つ
の平行な金属バンド間の繊維ウエブの乾燥は、フインラ
ンド特許第78,755号のごとき、多くの特許公報か
ら以前に知られている。その作動は2つの無端金属バン
ドが回転ローラのまわりに走行すべく配置され、そして
結果として生じるループの内部に残る表面に対して、発
生された圧力が熱いおよび冷たいバンドをそれらの間に
配置された繊維ウエブおよびフエルトに対して押圧する
ように、それぞれ、熱い蒸気および水分を収容する圧力
室がある概念に基礎を置いている。密封体とともに、圧
力室間に配置されたバンドは蒸気および水分がバンドに
直接作用するように圧力室の1側に供給する。本装置の
作動は、例えば、本書に参考として組み込まれる、上述
した特許公報に開示されている。
【0004】さらに、フインランド特許第78,755
号は繊維ウエブを乾燥するための装置を開示している。
該装置において、空気がまずウエブおよび乾燥フエルト
から除去され、次いでウエブと乾燥フエルトはこれらと
同一の割合で動く2つの平行な金属バンド間に導かれ
る。乾燥工程を行うために、ウエブの側にあるバンドは
該バンドが乾燥領域に入る前に加熱装置により加熱さ
れ、かつ乾燥フエルトの側にあるバンドが該バンドが乾
燥領域に入りかつ乾燥フエルトと接触する前に冷却され
る。
【0005】
【発明が解決すべき課題】繊維ウエブを乾燥するための
上記装置の欠点は、ウエブに存在しかつステンレス鋼の
疲労抵抗を減少する可能性がある、同様に部分的には有
害な化学薬品、例えばチオ硫化物または塩化物による、
周期的な負荷により熱いバンドおよび冷たいバンドとし
て使用される金属ベルトの疲労である。さらに、乾燥状
態がウエブの両側で正確に同一でないので、紙の2つの
側が完全に同一ではない。
【0006】本発明の目的は、上述した欠点が除去され
かつ乾燥処理を促進する繊維ウエブの乾燥装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の乾燥装置は、補
助ワイヤが加熱要素と第1の冷却されたバンドとの間に
配置され、そして前記加熱要素が蒸気を通しかつ繊維ウ
エブおよび前記補助ワイヤとともに乾燥領域を通過する
無端バンドであり、それにより前記繊維ウエブから蒸発
する蒸気が、前記第1の冷却されたバンドに向かって前
記加熱要素およびさらに前記補助ワイヤを通過し、そし
て前記第1の冷却されたバンドの表面上で凝縮すること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による抄紙機の乾燥部分は
また、蒸気を通さない両バンドが冷却され;それらの間
に2つの補助ワイヤが配置され、その両方が一方の冷却
されたバンドと接触し;そして前記補助ワイヤ間には蒸
気を通し、無端ループを形成し、良好な熱伝導性を有し
かつ前記乾燥領域を通過する2つのバンド、例えば金属
ワイヤがあり、前記バンドが乾燥領域の前で加熱され、
そして前記バンドと接触する繊維ウエブが前記乾燥領域
を通って前記バンド間に取られ、それにより前記バンド
が前記繊維ウエブ中に存在する水分を加熱してそれを蒸
気に変え、そして前記繊維ウエブから蒸発する蒸気が前
記冷却されたバンドに向かって前記蒸気浸透バンドおよ
びさらに前記補助ワイヤを通過しそして前記補助ワイヤ
の側部にある前記バンドの表面上で凝縮することを特徴
とする。
【0009】本発明の必須の概念は、湿ったウエブを加
熱する加熱要素が蒸気を通す、金属ワイヤのごとき無端
バンドであり、それにより繊維ウエブから蒸発している
蒸気が加熱要素を通ってかつさらに加熱要素の他側に配
置された補助ワイヤを通って蒸発し;そして蒸気が次い
で補助ワイヤの側にある冷却されたバンドのその表面上
で凝縮するということである。さらに、1実施例の必須
の概念は、繊維ウエブの1側が上記蒸気浸透加熱要素に
よりかつ他側が他の加熱要素により加熱されるというこ
とである。他の実施例の必須の概念は、繊維ウエブの両
側が同様な蒸気浸透加熱要素により加熱されるというこ
とである。
【0010】本発明の1つの利点は、使用される加熱要
素が、金属ワイヤのごとき、機械的にかつ化学的に強い
バンドにすることができるということである。本発明の
他の利点は、同一の乾燥状態が繊維ウエブの両側で供給
され、それにより製造される紙の両側が乾燥工程後同一
であるということである。さらに他の利点は本発明が乾
燥処理を促進するということである。
【0011】以下に、本発明を添付の図面を参照してよ
り詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1はウエブの走行方向において本発明によ
る1つの乾燥装置の概略断面側面図を示す。乾燥装置は
第1バンド1、または上方バンド、および第2バンド
2、または下方バンドからなり、それらは無端で、空気
を通さず、良好な熱伝導性を有し、そして例えば、金属
または重合材料から作られる。バンドは平行に通路の1
部分を走行し、そして加熱ワイヤ3、補助ワイヤまたは
フエルト4および繊維ウエブ5が互いに向かい合うバン
ドのそれらの表面間に配置される。繊維ウエブ5は下方
バンド2と加熱ワイヤ3との間で走行する。加熱ワイヤ
3の上面はここでは補助ワイヤ4に対しておりかつ該補
助ワイヤは、順次、上方バンド1に対している。繊維ウ
エブは矢印Aによつて示される方向に動く。
【0013】第1バンド1は乾燥装置の端部に配置され
る第1回転ローラ6aおよび6bのまわりに回転するよ
うに配置される。第2バンド2は、順次、乾燥装置の端
部で回転ローラ6aおよび6bの下に配置される第2回
転ローラ7aおよび7bのまわりに回転するように配置
される。ワイヤ3および4は案内ローラ8により支持さ
れかつ案内される。簡略化のために、案内ローラ8を備
えたワイヤ3および4の支持体は簡単化された形状にお
いて図1に示される。ワイヤ3および4の支持および案
内は、そのように、従来技術から知られ、かつそこでそ
れらは本書ではより詳細には議論されない。
【0014】バンド1および2間の空間において、乾燥
領域に存在する圧力が通常バンド1および2の外方にま
たはその側部に存在する圧力と異なるので、密封体がバ
ンドおよび2の間に、またはそれらの縁部に近接して、
装置の両側に配置され、密封体はバンド1および2間の
空間からの横方向への液体またはガスの転送を阻止する
かまたは逆もあり得る。このような密封体の実施例は図
3により詳細に示される。支持部材はバンド1および
2、ワイヤ3および4、および繊維ウエブ5をそれ自体
公知の方法において下から支持するように乾燥領域に配
置され得る。
【0015】乾燥に必要な熱を発生するために、加熱ユ
ニツト11が加熱ワイヤ3を加熱するのに配置される。
加熱ワイヤ3はかくして乾燥装置の加熱要素として作用
する。冷却室9が第1バンド1を冷却するのに配置さ
れ、この室の縁部は第1バンド1がそれにより冷却室9
に対して密封される密封体9aからなる。第1バンド1
には、ドクターブレード12が配置され、該ドクターブ
レード12により第1バンド1上に凝縮された水分がバ
ンドの表面から取り除かれる。
【0016】補助ワイヤ4には、吹き出し箱13aおよ
び吸い込み箱13bが配置され、これらは補助ワイヤ4
から水分を除去するのに使用される。該補助ワイヤ4は
プラスチツクワイヤまたはフエルトにすることができ、
必須の特徴はウエブから除去される水分により形成され
る凝縮水を保持し得るということである。
【0017】乾燥装置の作動の基本はウエブ5と接触す
る加熱ワイヤ3が加熱ユニツト11において加熱され、
それにより加熱ワイヤ3の熱がウエブ5中に存在する水
分を加熱しその結果水分が蒸発しかつ第1バンド1に向
かって加熱ワイヤ3および補助ワイヤ3を通過する。第
1バンド1は、順次、その上方に配置される冷却室9に
より連続して冷却され、それによりその表面上の蒸気が
水に凝縮しかつ補助ワイヤ4により放出する。冷却室9
は実質上圧力なしにし得るかまたは加圧されても良く、
それにより繊維ウエブ5は冷却室9の圧力を調整するこ
とにより厚さの方向において所望の圧力を受けることが
できる。圧力はまた冷却されたバンドの温度を調整する
ことにより制御され得る。
【0018】乾燥処理は第2バンド2の下に加熱室10
を配置することにより有効性を増してなされ得る。第2
バンド2は密封体10aにより加熱室10に関連して密
封される。第2バンド2は次いで加熱室10中に存在す
る媒体により加熱される。
【0019】繊維ウエブ5、加熱ワイヤ3および補助ワ
イヤ4がバンド間に導かれる前に、それらは空気排出ユ
ニツト14を通して導かれ、該ユニツトにおいて空気
は、例えば、ウエブ5およびワイヤ3および4の細孔を
通して適宜な温度の飽和蒸気を通すことにより、できる
だけ慎重にウエブ5およびワイヤ3および4の細孔から
排出され、蒸気は空気分子を細孔から離して押し、それ
らを蒸気中に含まれる水分子と置換する。さらに、空気
排出ユニツト14の内部にはいわゆるコアンダ(流体の
湾曲表面吸着傾向)箱15が配置され、該コアンダ箱は
繊維ウエブ5を前記コアンダ箱15を通して供給される
蒸気によつて支持する。1またはそれ以上のコアンダ箱
15がウエブ5の走行方向に続けて配置され得る。空気
排出ユニツト14およびコアンダ箱15は、そのよう
に、従来から公知であるので、それらは本書では詳細に
は議論されない。
【0020】加熱ワイヤ3は例えば加熱ワイヤ3が密封
体を備えた適宜な開口を介して通過する或る種の加圧蒸
気室内で加熱ワイヤ3の表面上に直接背圧蒸気を凝縮さ
せることにより、かつ例えば加熱ユニツト11の最終段
階において極度に加熱された蒸気により加熱ワイヤ3の
表面から発生された凝縮物を除去することにより、加熱
ユニツト11において加熱され得る。さらに、加熱ワイ
ヤ3はガス噴流またはバーナーを使用する熱いガスによ
り加熱され得る。また、IRラジエータまたは誘導加
熱、またはそれ自体公知の他の加熱方法を使用すること
ができる。
【0021】乾燥工程後補助ワイヤ4から水を除去する
ために、ワイヤ4の対向端、またはそれらの一方のみに
配置される吹き出し箱13aおよび吸い込み箱13bを
使用することもできる。
【0022】図2はウエブの走行方向において本発明に
よる装置の他の実施例の概略断面側面図を示す。図2は
精密印刷紙の乾燥にとくに良好に適する抄紙機の乾燥部
分を示す。図2に使用される数字は図1の数字に対応す
る。図2の装置において、図1の繊維ウエブ5の上方に
配置された構造に対応する構造が繊維ウエブ5の両側に
配置される。図2において、図1の繊維ウエブ5の上方
の構造に対応する繊維ウエブ5の下の構造は、図2にお
いて数字にダツシユ(例えば、3’,4’)が付いてい
ることを除いて、図1におけるように対応する数字によ
り示される。第1バンド1は、例えば、冷却室9により
このようにして冷却され、そして第2バンド2が対応す
る冷却室9’により冷却される。
【0023】繊維ウエブ5の両側の乾燥状態はその場合
に同じである。すなわち、水分は繊維ウエブ5から第1
バンド1および第2バンドに向かって蒸発する。このた
めに、繊維ウエブ5は両側で等しく良好に乾燥し、かつ
そこで乾燥された紙の2つの側が乾燥後同一である。さ
らに、関連の装置は乾燥処理を促進する。
【0024】図3は乾燥領域の縁部の断面図を示し、断
面は図2の線B−Bに沿って取られている。図3の参照
符号は図1および図2の参照符号に対応する。第1バン
ド1および第2バンド2は、図3に示される方法におい
て第1バンド1の上面および第2バンド2の下面に対し
て支持する密封体16により密封され得る。該密封体1
6は必ずしもバンド1および2と接触する必要はない。
密封体16の内部の蒸気はそれにより密封体16とバン
ド1および2との間から排除できる。さらに、他の密封
体がそれ自体公知の方法において第1バンド1と第2バ
ンド2との間に配置され得る。
【0025】本発明による乾燥装置は薄い印刷紙の製造
にとくに好都合であるが、他の種類の紙の製造にも適用
され得る。例えば45グラムの新聞用紙が紙の乾燥物質
内容が50%から93%に増加する一方加熱要素の温度
が190°Cであるように本乾燥装置により乾燥させら
れるとき、使用される最大走行量は25m/秒であり、
代表的な走行量は20m/秒である。乾燥部分の所定長
さはその場合に50m以上である。本発明による装置は
40m/秒への走行量の増加、または25m/秒の走行
量において、25mへの乾燥部分の短縮を可能にする。
かくして処理を促進するかまたは乾燥装置をより小さく
することができ、それにより乾燥装置を安価に構成しか
つスペースを少なくし得る。
【0026】本明細書およびそれに添付された図面は本
発明の概念を例示するためめのみに向けられる。本発明
による乾燥装置はその細部において特許請求の範囲内で
変更することができる。かくして加熱および冷却室にお
いてどんな媒体が使用されるかは必須ではない。例え
ば、冷却室9内の媒体は例えば水または空気、または他
の適宜な媒体であつても良い。さらに、加熱室10内の
媒体は例えば蒸気、空気または熱い燃料燃焼製品であつ
ても良い。
【0027】第1および第2バンド1および2はまた冷
却室による以外の方法において冷却され得る。それらは
例えば乾燥領域の外部で冷却され得る。例えば空気を収
容する別個の圧力室がその場合に厚さの方向に繊維ウエ
ブ5を圧縮するように配置されることも可能である。同
様に、第2バンド2の任意の加熱が加熱室10による以
外の他の方法において実施され得る。
【0028】
【発明の効果】本発明に依る繊維ウエブ乾燥装置は、叙
上のごとき構成としたので、使用される加熱要素を、金
属ワイヤのごとき、機械的にかつ化学的に強いバンドに
することができ、同一の乾燥状態を繊維ウエブの両側に
供給し、それにより製造される紙の両側を乾燥工程後同
一にして乾燥処理を促進すると言った効果を生ずる。
【0029】また、本発明に依る抄紙機、とくに精密抄
紙機の乾燥部分は、使用される加熱要素を、金属ワイヤ
のごとき、機械的にかつ化学的に強いバンドにすること
ができ、同一の乾燥状態を繊維ウエブの両側に供給し、
それにより製造される紙の両側が乾燥工程後同一にし、
乾燥処理を促進すると言った効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエブの走行方向において本発明による乾燥装
置の1実施例を示す概略断面側面図である。
【図2】抄紙機の乾燥部分として実施される、ウエブの
走行方向において本発明による乾燥装置の他の実施例を
示す概略断面側面図である。
【図3】図2の線B−Bに沿って示される、図2による
装置の細部の断面図である。
【符号の説明】
1 第1バンド(上方バンド) 2 第2バンド(下方バンド) 3 加熱ワイヤ(加熱要素) 4 補助ワイヤ 5 繊維ウエブ 6a 第1回転ローラ 6b 第1回転ローラ 7a 第2回転ローラ 7b 第2回転ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を通さない2つの無端バンド(1,
    2);第1バンドがその回りを走行すべく配置される第
    1回転ローラ(6a,6b);および第2バンドがその
    回りを走行すべく配置される第2回転ローラ(7a,7
    b)からなり;前記第1(1)および第2(2)バンド
    はこれらがそれらの間に少なくとも前記第1バンド
    (1)が冷却されかつ加熱要素が配置される乾燥領域を
    画成するように平行に通路の1部分を走行すべく配置さ
    れ;前記繊維ウエブ(5)および少なくとも1本のワイ
    ヤ(4)が前記繊維ウエブ(5)が前記加熱要素に接触
    しかつ前記補助ワイヤ(4)が前記冷却されたバンドに
    接触するように前記乾燥領域を通って導かれる繊維ウエ
    ブ乾燥装置において、前記補助ワイヤが前記加熱要素と
    第1の冷却されたバンド(1)との間に配置され、そし
    て前記加熱要素が蒸気を通しかつ前記繊維ウエブ(5)
    および前記補助ワイヤ(4)とともに前記乾燥領域を通
    過する無端バンドであり、それにより前記繊維ウエブ
    (5)から蒸発する蒸気が、前記第1の冷却されたバン
    ド(1)に向かって前記加熱要素およびさらに前記補助
    ワイヤ(4)を通過し、そして前記第1の冷却されたバ
    ンド(1)の表面上で凝縮することを特徴とする繊維ウ
    エブ乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記第2バンド(2)が同様に加熱され
    そして前記繊維ウエブ(5)が第2の加熱されたバンド
    (2)と接触することを特徴とする請求項1に記載の繊
    維ウエブ乾燥装置。
  3. 【請求項3】 蒸気を通さない前記両方のバンドが冷却
    され、蒸気を通しかつ加熱要素として作動する無端バン
    ドが前記繊維ウエブ(5)の両側に配置され、そして前
    記第2加熱要素と前記第2の冷却されたバンド(2)と
    の間には第2補助ワイヤ(4’)が配置され、それによ
    り前記繊維ウエブ(5)から蒸発する蒸気が前記第1の
    冷却されたバンド(1)および前記第2の冷却されたバ
    ンド(2)の両方に向かって両加熱要素かつさらに両補
    助ワイヤ(4,4’)を通過し、かつそれにより蒸気が
    前記第1の冷却されたバンド(1)および前記第2の冷
    却されたバンド(2)双方の表面上に凝縮することを特
    徴とする請求項1に記載の繊維ウエブ乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸気浸透加熱要素が前記加熱ワイヤ
    が前記乾燥領域に入る前に加熱ユニツト(11)におい
    て加熱される加熱ワイヤであることを特徴とする前記請
    求項のいずれか1項に記載の繊維ウエブ乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱ワイヤ(3)が金属ワイヤであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の繊維ウエブ乾燥装
    置。
  6. 【請求項6】 空気を通さない2つの無端バンド(1,
    2);第1バンドがその回りを走行すべく配置される第
    1回転ローラ(6a,6b);および第2バンドがその
    回りを走行すべく配置される第2回転ローラ(7a,7
    b)からなり;前記第1(1)および第2(2)バンド
    はこれらがそれらの間に少なくとも前記第1バンド
    (1)が冷却される乾燥領域を画成するように平行に通
    路の1部分を走行すべく配置され;繊維ウエブ(5)お
    よび少なくとも1本のワイヤ(4)が前記補助ワイヤ
    (4)が前記冷却されたバンドに接触しかつ前記繊維ウ
    エブ(5)がそれから水分を蒸発させるために加熱され
    るように前記乾燥領域を通って導かれる抄紙機、とくに
    精密抄紙機の乾燥部分において、蒸気を通さない前記両
    バンド(1,2)が冷却され;それらの間に前記2つの
    補助ワイヤ(4,4’)が配置され、その両方が一方の
    冷却されたバンド(1,2)と接触し;そして前記補助
    ワイヤ間には蒸気を通し、無端ループを形成し、良好な
    熱伝導性を有しかつ前記乾燥領域を通過する2つのバン
    ド(3,3’)、例えば金属ワイヤがあり、前記バンド
    が前記乾燥領域の前で加熱され、そして前記バンドと接
    触する前記繊維ウエブ(5)が前記乾燥領域を通って前
    記バンド間に取られ、それにより前記バンドが前記繊維
    ウエブ(5)中に存在する水分を加熱してそれを蒸気に
    変え、そして前記繊維ウエブ(5)から蒸発する蒸気が
    前記冷却されたバンド(1,2)に向かって前記蒸気浸
    透バンド(3,3’)およびさらに前記補助ワイヤ
    (4,4’)を通過しそして前記補助ワイヤ(4,
    4’)の側部にある前記バンドの表面上で凝縮すること
    を特徴とする抄紙機、とくに精密抄紙機の乾燥部分。
JP8048409A 1995-02-14 1996-02-13 繊維ウエブ乾燥装置 Pending JPH08260338A (ja)

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FI950652A FI97485C (fi) 1995-02-14 1995-02-14 Kuivauslaite kuiturainan kuivaamiseksi ja paperikoneen kuivausosa
FI950652 1995-02-14

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US (1) US5594997A (ja)
EP (1) EP0727521B1 (ja)
JP (1) JPH08260338A (ja)
KR (1) KR100412118B1 (ja)
AT (1) ATE200919T1 (ja)
CA (1) CA2167882C (ja)
DE (1) DE69612631T2 (ja)
FI (1) FI97485C (ja)

Cited By (1)

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