JPH0825993B2 - ビタミンd2およびd3又は活性型ビタミンd2およびd3の製造方法,並びにその中間体 - Google Patents
ビタミンd2およびd3又は活性型ビタミンd2およびd3の製造方法,並びにその中間体Info
- Publication number
- JPH0825993B2 JPH0825993B2 JP2218552A JP21855290A JPH0825993B2 JP H0825993 B2 JPH0825993 B2 JP H0825993B2 JP 2218552 A JP2218552 A JP 2218552A JP 21855290 A JP21855290 A JP 21855290A JP H0825993 B2 JPH0825993 B2 JP H0825993B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- hydrogen atom
- carbon
- vitamin
- brs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明はビタミンD2およびD3または活性型ビタミンD2
およびD3あるいはそれらの誘導体を、22、23−セコ−
7、8−ジヒドロキシビタミンDあるいはそれらの誘導
体から7、8−ジヒドロキシビタミンD2またはD3を経て
製造するための方法と、その中間体に関する。
およびD3あるいはそれらの誘導体を、22、23−セコ−
7、8−ジヒドロキシビタミンDあるいはそれらの誘導
体から7、8−ジヒドロキシビタミンD2またはD3を経て
製造するための方法と、その中間体に関する。
《従来の技術》 ビタミンDが腸内のカルシウム吸収や骨無機物再吸収
などを調節して、骨形成に重要な役割を果していること
は、その代謝物の詳細な研究によって、最近明らかにさ
れている(H.F.De Lucaその他、Ann,Rev.Biochem.52巻,
P.411,1983年)。
などを調節して、骨形成に重要な役割を果していること
は、その代謝物の詳細な研究によって、最近明らかにさ
れている(H.F.De Lucaその他、Ann,Rev.Biochem.52巻,
P.411,1983年)。
また最近ビタミンD3誘導体にある種の細胞分化誘導作
用(T.Sudaほか、Prco.Natl.Acad.Sci.USA,78巻、P499
0、1981年;T.Sudaほか、Bone&Mineral Res.14.ed.W.A.
Peck,Elsevier,Amsterdam,P.1,1986年)あるいは免疫作
用との関連(E.Abe、ビタミン、59巻、P418、1985年)
も見い出されてきている。
用(T.Sudaほか、Prco.Natl.Acad.Sci.USA,78巻、P499
0、1981年;T.Sudaほか、Bone&Mineral Res.14.ed.W.A.
Peck,Elsevier,Amsterdam,P.1,1986年)あるいは免疫作
用との関連(E.Abe、ビタミン、59巻、P418、1985年)
も見い出されてきている。
ところで、上記の如き作用発現のための活性種として
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(N.Ikekawaその他、
有機合成化学、33巻、P.75、1975年)、あるいはそのア
ナログである1α−ヒドロキシビタミンD3(C.Kaneko、
有機合成化学、33巻、P.75、1975年)が注目されてお
り、これらは何れも慢性腎不全疾患等の貴重な医薬品と
なっており、また後者は骨粗鬆症の優れた治療薬とし
て、その効果が認められている。
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(N.Ikekawaその他、
有機合成化学、33巻、P.75、1975年)、あるいはそのア
ナログである1α−ヒドロキシビタミンD3(C.Kaneko、
有機合成化学、33巻、P.75、1975年)が注目されてお
り、これらは何れも慢性腎不全疾患等の貴重な医薬品と
なっており、また後者は骨粗鬆症の優れた治療薬とし
て、その効果が認められている。
特に前者はこれを白血病の治療に用いようとする試み
が行なわれており(K.H.Robertその他、Scand.J.Haemat
ol.Suppl.、44巻、P36、61、1986年)、この分野の新た
な進展が期待されているところである。
が行なわれており(K.H.Robertその他、Scand.J.Haemat
ol.Suppl.、44巻、P36、61、1986年)、この分野の新た
な進展が期待されているところである。
上記のような観点から、種々のビタミンD誘導体が種
々の生理作用を発現するための、最も基本的かつ必須の
構造として1α−ヒドロキシ体が考えられるため、その
合成研究が活発に行なわれてきている。
々の生理作用を発現するための、最も基本的かつ必須の
構造として1α−ヒドロキシ体が考えられるため、その
合成研究が活発に行なわれてきている。
その代表的な例として、 (a)1α−ヒドロキシ化ステロイドの合成に始まり、
これから対応する1α−ヒドロキシ−5、7−ジエンス
テロール誘導体に変換した後、周知の光学的方法により
目的のビタミンD誘導体を得るもの(C.Kaneko、有機合
成化学、33巻、P.75、1975年、他)、 (b)ビタミンD誘導体を3、5−シクロビタミンD誘
導体とした後C(1)位をアリル酸化し、これを再びビ
タミンD誘導体に変換するもの(H.F.Delucaほか、J.Or
g.Chem.、45巻、P.352、1980年、他) (c)ビタミンD体を一旦トランスビタミンD体とし
て、C(1)位のアリル酸化を行い、再びこれを光化学
的方法によってビタミンD体に変換するもの(R.H.Hess
eほか、J.Org.Chem.、51巻、P.1635、P.4819、1986年、
他) (d)全合成的見地からC(1)位水酸基を持つA環部
相当のフラグメントを合成し、これとC、D環部相当の
フラグメントを結合させて、目的物を得るもの(W.H.Ok
amuraほか、Tetrahedron Letters、28巻、P.2095、1987
年;E.G.Baggioliniほか、J.Org.Chem.、51巻、P.3098、
1986年;L,Castedoほか、Tetrahedron Letters,28巻、P.
2099、1987年、他)等々がある。
これから対応する1α−ヒドロキシ−5、7−ジエンス
テロール誘導体に変換した後、周知の光学的方法により
目的のビタミンD誘導体を得るもの(C.Kaneko、有機合
成化学、33巻、P.75、1975年、他)、 (b)ビタミンD誘導体を3、5−シクロビタミンD誘
導体とした後C(1)位をアリル酸化し、これを再びビ
タミンD誘導体に変換するもの(H.F.Delucaほか、J.Or
g.Chem.、45巻、P.352、1980年、他) (c)ビタミンD体を一旦トランスビタミンD体とし
て、C(1)位のアリル酸化を行い、再びこれを光化学
的方法によってビタミンD体に変換するもの(R.H.Hess
eほか、J.Org.Chem.、51巻、P.1635、P.4819、1986年、
他) (d)全合成的見地からC(1)位水酸基を持つA環部
相当のフラグメントを合成し、これとC、D環部相当の
フラグメントを結合させて、目的物を得るもの(W.H.Ok
amuraほか、Tetrahedron Letters、28巻、P.2095、1987
年;E.G.Baggioliniほか、J.Org.Chem.、51巻、P.3098、
1986年;L,Castedoほか、Tetrahedron Letters,28巻、P.
2099、1987年、他)等々がある。
これらの方法のうち、最も古くから、しかも実用的な
合成法として(a)法が最も汎用されているが、この方
法では1α位に水酸基を導入するのに多段階を要し、し
かもその立体及び位置選択性は必ずしも良くなく、最終
目的のビタミンD体まで変換するのにさらに多くの工程
を要するため非効率的な方法である。
合成法として(a)法が最も汎用されているが、この方
法では1α位に水酸基を導入するのに多段階を要し、し
かもその立体及び位置選択性は必ずしも良くなく、最終
目的のビタミンD体まで変換するのにさらに多くの工程
を要するため非効率的な方法である。
(b)法によればビタミンD体から3、5−シクロビタ
ミン体への変換は公知の方法(Y.MazurほかJ.Am.Chem.S
oc.、97巻、P.6249、1975年)であり収率も良いが、そ
のアリル酸化反応は立体選択性は良いものの、C(1)
位オキソ体のソルボリシス反応では目的とする1α−ヒ
ドロキシ体と共に分離困難なトランスビタミン体もかな
り副生するなど、問題点が多い。
ミン体への変換は公知の方法(Y.MazurほかJ.Am.Chem.S
oc.、97巻、P.6249、1975年)であり収率も良いが、そ
のアリル酸化反応は立体選択性は良いものの、C(1)
位オキソ体のソルボリシス反応では目的とする1α−ヒ
ドロキシ体と共に分離困難なトランスビタミン体もかな
り副生するなど、問題点が多い。
また(c)法にあっては、ビタミンD体からトランス
ビタミンD体への変換は良いものの、酸化の過程での収
率は必ずしも良くなく、しかも酸化体をビタミンD体に
変換する際に光化学的方法によらねばならない等、問題
点が多い。さらに(d)法においては全体的に多階段を
要するので実用的見地からみて必ずしも満足できる方法
とは言い難い。
ビタミンD体への変換は良いものの、酸化の過程での収
率は必ずしも良くなく、しかも酸化体をビタミンD体に
変換する際に光化学的方法によらねばならない等、問題
点が多い。さらに(d)法においては全体的に多階段を
要するので実用的見地からみて必ずしも満足できる方法
とは言い難い。
《発明が解決しようとする課題》 上記のように、現在代表的とされる合成方法にあって
も、何れも実用的見地からみて不満足であり、より効率
的な合成法の開発が望まれているのであるが、本発明者
はこれに鑑み、特にビタミンD誘導体が種々の生理作用
を発現するための必須構造と考えられる、1α−ヒドロ
キシビタミンD誘導体に適用可能な効率的な合成方法を
開発すべく鋭意研究を重ねたところ、22、23−セコ−1
α、7、8−トリヒドロキシビタミンDあるいはその誘
導体のアルキル化反応により、C(22)位へ飽和又は不
飽和のコレステロール側鎖基を導入し、続いて還元する
ことにより、目的とするビタミンD2およびD3あるいはそ
れらの誘導体を製造すると言う従来法とは概念的にも実
施面においても根本的に異なる極めて効率的な方法を見
い出すに至った。
も、何れも実用的見地からみて不満足であり、より効率
的な合成法の開発が望まれているのであるが、本発明者
はこれに鑑み、特にビタミンD誘導体が種々の生理作用
を発現するための必須構造と考えられる、1α−ヒドロ
キシビタミンD誘導体に適用可能な効率的な合成方法を
開発すべく鋭意研究を重ねたところ、22、23−セコ−1
α、7、8−トリヒドロキシビタミンDあるいはその誘
導体のアルキル化反応により、C(22)位へ飽和又は不
飽和のコレステロール側鎖基を導入し、続いて還元する
ことにより、目的とするビタミンD2およびD3あるいはそ
れらの誘導体を製造すると言う従来法とは概念的にも実
施面においても根本的に異なる極めて効率的な方法を見
い出すに至った。
《課題を解決するための手段》 本発明は、一般式〔I〕 (ここで、R1、R2、R3およびR4は同一又は異なり、水素原
子またはヒドロキシ保護基であり、Xは水素原子、ヒド
ロキシ基またはヒドロキシ保護基である)で表される2
2,23−セコ−7,8−ジヒドロキシビタミンDをアルキル
化剤と反応させ、選択的に一般式〔II〕 〔ここで、Rは、式 (ここで、A1、A2、B1およびB2はそれぞれ水素原子である
か、A1およびB1は炭素−炭素結合であってA2およびB2は
それぞれ水素原子であるか、A1およびB1並びにA2および
B2はそれぞれ炭素−炭素結合であり、そして、D1は水素
原子であってD2はヒドロキシ基またはヒドロキシ保護基
であるか、あるいはD1およびD2は炭素−炭素結合であ
る) で表される基であり、R1、R2、R3およびXは前記と同じ意
味であるが、但し、Xが水素原子であり、かつA1、A2、B1
およびB2がそれぞれ水素原子である場合には、D1および
D2は炭素−炭素結合であるものとする〕 で表される7,8−ジヒドロキシビタミンD2若しくはD3を
生成し、得られた一般式〔II〕で表される化合物を、ピ
リジニウムトルエンスルホレートおよびオルトエチルホ
ルメートの存在下で還元して、一般式〔III〕 (ここで、R、R3およびXは前記と同じ意味である) で表されるビタミンD2若しくはD3または活性型ビタミン
D2若しくはD3に変換することを特徴とする、前記一般式
〔III〕で表される化合物の製造方法に関する。
子またはヒドロキシ保護基であり、Xは水素原子、ヒド
ロキシ基またはヒドロキシ保護基である)で表される2
2,23−セコ−7,8−ジヒドロキシビタミンDをアルキル
化剤と反応させ、選択的に一般式〔II〕 〔ここで、Rは、式 (ここで、A1、A2、B1およびB2はそれぞれ水素原子である
か、A1およびB1は炭素−炭素結合であってA2およびB2は
それぞれ水素原子であるか、A1およびB1並びにA2および
B2はそれぞれ炭素−炭素結合であり、そして、D1は水素
原子であってD2はヒドロキシ基またはヒドロキシ保護基
であるか、あるいはD1およびD2は炭素−炭素結合であ
る) で表される基であり、R1、R2、R3およびXは前記と同じ意
味であるが、但し、Xが水素原子であり、かつA1、A2、B1
およびB2がそれぞれ水素原子である場合には、D1および
D2は炭素−炭素結合であるものとする〕 で表される7,8−ジヒドロキシビタミンD2若しくはD3を
生成し、得られた一般式〔II〕で表される化合物を、ピ
リジニウムトルエンスルホレートおよびオルトエチルホ
ルメートの存在下で還元して、一般式〔III〕 (ここで、R、R3およびXは前記と同じ意味である) で表されるビタミンD2若しくはD3または活性型ビタミン
D2若しくはD3に変換することを特徴とする、前記一般式
〔III〕で表される化合物の製造方法に関する。
また、本発明は、一般式〔II〕 (ここで、R、R1、R2、R3およびXは前記と同じ意味であ
る) で表される化合物にも関する。
る) で表される化合物にも関する。
前記式〔II〕で表される化合物と類似の化合物として
は、7、8−ジヒドロキシ7、8ジヒドロビタミンD
3(前記式〔II〕において、R1、R2、R3、 および3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、
8−ジヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3(前記
式〔II〕において、R1、R2、X=H:R3=t−ブチルジメ
チルシリル基: (W.H.Okamuraほか、J.Org.Chem.48巻、P.1414、1983
年)および7、8−ジヒドロキシビタミンD2(前記式
〔II〕において、R1、R2、R3、X=H: (Y.Wangほか、Acta.Chem.Sin.,24巻、P.126、1958年)
は公知で、また7、8、25−トリヒドロキシビタミンD3
誘導体(前記式〔II〕において、X=H:R1、R2、R3=Hま
たはヒドロキシ保護基: で、Y=Hまたはヒドロキシ保護基)は特願昭59-93130
号(H.F.De Lucaほか)に開示されている。
は、7、8−ジヒドロキシ7、8ジヒドロビタミンD
3(前記式〔II〕において、R1、R2、R3、 および3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、
8−ジヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3(前記
式〔II〕において、R1、R2、X=H:R3=t−ブチルジメ
チルシリル基: (W.H.Okamuraほか、J.Org.Chem.48巻、P.1414、1983
年)および7、8−ジヒドロキシビタミンD2(前記式
〔II〕において、R1、R2、R3、X=H: (Y.Wangほか、Acta.Chem.Sin.,24巻、P.126、1958年)
は公知で、また7、8、25−トリヒドロキシビタミンD3
誘導体(前記式〔II〕において、X=H:R1、R2、R3=Hま
たはヒドロキシ保護基: で、Y=Hまたはヒドロキシ保護基)は特願昭59-93130
号(H.F.De Lucaほか)に開示されている。
本発明方法では、まず第1段階として前記の如き式
〔I〕で表わされる化合物を、ジオキサン等の不活性溶
媒中、有機金属化合物等のアルキル化剤と反応せしめた
後、得られる粗成績体をカラムクロマトグラフィー等の
手段で精製するのであり、これにより極めて高収率で前
式〔II〕で表わされる新規な化合物が得られるのであ
る。
〔I〕で表わされる化合物を、ジオキサン等の不活性溶
媒中、有機金属化合物等のアルキル化剤と反応せしめた
後、得られる粗成績体をカラムクロマトグラフィー等の
手段で精製するのであり、これにより極めて高収率で前
式〔II〕で表わされる新規な化合物が得られるのであ
る。
さらに同上式〔II〕で表わされる本発明化合物は触媒
量のピリジニウムパラトルエンスルフォネート存在下、
過剰量のオルトエチルホルメートと共にトルエン溶媒中
Dean-Stark装置下加熱還流を行なった後、得られる粗成
績体をカラムクロマトグラフィー等の手段で精製する
と、前式〔III〕で表わされるビタミンD2およびD3また
活性型ビタミンD2およびD3あるいはそれらの誘導体が効
率よく得られる。
量のピリジニウムパラトルエンスルフォネート存在下、
過剰量のオルトエチルホルメートと共にトルエン溶媒中
Dean-Stark装置下加熱還流を行なった後、得られる粗成
績体をカラムクロマトグラフィー等の手段で精製する
と、前式〔III〕で表わされるビタミンD2およびD3また
活性型ビタミンD2およびD3あるいはそれらの誘導体が効
率よく得られる。
《実施例》 以下、各種の実施例につき記述する。
実施例1 (1)3β、7、8−トリ−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)−20(S)−ヒドロキシメチル−9、10−セ
コプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン140mg、ピリ
ジン1ml、および触媒量の4−ジメチルアミノピリジン
の塩化メチレン10ml溶液に氷冷攪拌下p−トルエンスル
ホニルクロリド80mgを加える。
ルオキシ)−20(S)−ヒドロキシメチル−9、10−セ
コプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン140mg、ピリ
ジン1ml、および触媒量の4−ジメチルアミノピリジン
の塩化メチレン10ml溶液に氷冷攪拌下p−トルエンスル
ホニルクロリド80mgを加える。
反応液は室温にて13時間攪拌後、塩化メチレンにて希
釈し、水、10%塩酸、水、飽和重炭酸ナトリウム、水に
て順次洗浄後炭酸カリウムにて乾燥する。
釈し、水、10%塩酸、水、飽和重炭酸ナトリウム、水に
て順次洗浄後炭酸カリウムにて乾燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒:n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(50:1)〕に付し、3β、7、8−ト
リ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−
p−トルエンスルホニルオキシメチル−9、10−セコプ
レグナ−5(Z)、10(19)−ジエン140mgを得る。
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒:n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(50:1)〕に付し、3β、7、8−ト
リ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−
p−トルエンスルホニルオキシメチル−9、10−セコプ
レグナ−5(Z)、10(19)−ジエン140mgを得る。
NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(18H,S),0.90(27H,
S),2.47(3H,S),3,50〜4.20(3H,m),4.95(2H,br
s),5.00(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=10Hz),7.30
(2H,d,J=8Hz),7.73(2H,d,J=8Hz) マススペクトル(FD)m/e;860(M+),803,597,479,381 反応式は下記の通りである。
S),2.47(3H,S),3,50〜4.20(3H,m),4.95(2H,br
s),5.00(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=10Hz),7.30
(2H,d,J=8Hz),7.73(2H,d,J=8Hz) マススペクトル(FD)m/e;860(M+),803,597,479,381 反応式は下記の通りである。
(2)2−メチル−2−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−3−ブチン600mgのジオキサン10ml溶液に氷冷
攪拌下n−ブチルリチウムの1.5モルヘキサン溶液2mlを
滴下する。
キシ)−3−ブチン600mgのジオキサン10ml溶液に氷冷
攪拌下n−ブチルリチウムの1.5モルヘキサン溶液2mlを
滴下する。
室温にて1時間攪拌した後、3β、7、8−トリ−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−p−
トルエンスルホニルオキシメチル−9、10−セコプレグ
ナ−5(Z)、10(19)−ジエン300mgのジオキサン5ml
溶液を滴下する。
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−p−
トルエンスルホニルオキシメチル−9、10−セコプレグ
ナ−5(Z)、10(19)−ジエン300mgのジオキサン5ml
溶液を滴下する。
反応液は15時間加熱還流した後、溶媒を留去し得られ
る残渣をエーテルにて抽出する。
る残渣をエーテルにて抽出する。
抽出液は水洗後、炭酸カリウムにて乾燥し、溶媒を留
去する。
去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカ
ゲル10g、溶媒;n−ヘキサン〕に付し、3β−O−(t
−ブチルジメチルシリル)−7、8、25−トリ−(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−23(24)−イン−7、
8−ジヒドロビタミンD3 250mgを得る。
ゲル10g、溶媒;n−ヘキサン〕に付し、3β−O−(t
−ブチルジメチルシリル)−7、8、25−トリ−(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−23(24)−イン−7、
8−ジヒドロビタミンD3 250mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:2240 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(18H,S),0.13(6H,
S),0.93(36H,S),1.43(6H,S),3.40〜3.95(1H,m),
4.95(2H,brs),5.00(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=
10Hz) マススペクトル(FD)m/e;886(M+),829,667,624,505,
455,381 反応式は下記の通りである。
S),0.93(36H,S),1.43(6H,S),3.40〜3.95(1H,m),
4.95(2H,brs),5.00(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=
10Hz) マススペクトル(FD)m/e;886(M+),829,667,624,505,
455,381 反応式は下記の通りである。
(3)3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、
8、25−トリ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミンD3 30mgお
よび触媒量のロジウム−アルミナを含むメタノール2m
l、ベンゼン2mlの混液を水素気流下常圧にて30分間攪拌
する。
8、25−トリ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミンD3 30mgお
よび触媒量のロジウム−アルミナを含むメタノール2m
l、ベンゼン2mlの混液を水素気流下常圧にて30分間攪拌
する。
反応後セライトにて濾過し、濾液を濃縮して得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカゲ
ル0.5g、溶媒;n−ヘキサン〕に付し、3β−O−(t−
ブチルジメチルシリル)−7、8、25−トリ−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−23(24)−エン−7、8
−ジヒドロビタミンD3 31mgを得る。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカゲ
ル0.5g、溶媒;n−ヘキサン〕に付し、3β−O−(t−
ブチルジメチルシリル)−7、8、25−トリ−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−23(24)−エン−7、8
−ジヒドロビタミンD3 31mgを得る。
NMRスペクトル(CCl4)δ:0.03(24H,S),0.87(36H,
S),1.33(6H,S),3.30〜3.90(1H,m),4.90(2H,br
s),4.98(1H,d,J=10Hz),5.10〜5.60(1H,m),5.40
(1H,d,J=10Hz) マススペクトル(FD)m/e;831(M+−57),734,627,507,
465,407,381 反応式は下記の通りである。
S),1.33(6H,S),3.30〜3.90(1H,m),4.90(2H,br
s),4.98(1H,d,J=10Hz),5.10〜5.60(1H,m),5.40
(1H,d,J=10Hz) マススペクトル(FD)m/e;831(M+−57),734,627,507,
465,407,381 反応式は下記の通りである。
実施例2 (1)2−メチル−2−テトラヒドロピラニルオキシ−
3−ブチン500mgのジオキサン10ml溶液に氷冷攪拌下n
−ブチルリチウムの1.5モルヘキサン溶液3mlを滴下す
る。
3−ブチン500mgのジオキサン10ml溶液に氷冷攪拌下n
−ブチルリチウムの1.5モルヘキサン溶液3mlを滴下す
る。
室温にて1時間攪拌した後、3β、7、8−トリ−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−p−
トルエンスルホニルオキシメチル−9、10−セコプレグ
ナ−5(Z)、10(19)−ジエン430mgのジオキサン5ml
溶液を滴下する。
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−p−
トルエンスルホニルオキシメチル−9、10−セコプレグ
ナ−5(Z)、10(19)−ジエン430mgのジオキサン5ml
溶液を滴下する。
反応液は15時間加熱還流した後、溶媒を留去し得られ
る残渣をエーテルにて抽出する。
る残渣をエーテルにて抽出する。
抽出液は水洗後、炭酸カリウムにて乾燥し、溶媒を留
去する。
去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカ
ゲル10g、溶媒;n−ヘキサン〕に付し、3β−O−(t
−ブチルジメチルシリル)−7、8−ジ−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)−25−テトラヒドロピラニルオ
キシ−23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミンD3 2
60mgを得る。
ゲル10g、溶媒;n−ヘキサン〕に付し、3β−O−(t
−ブチルジメチルシリル)−7、8−ジ−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)−25−テトラヒドロピラニルオ
キシ−23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミンD3 2
60mgを得る。
反応式は以下の通りである。
本物質は直ちに次の反応に付す。
前記3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、
8−ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−テ
トラヒドロピラニルオキシ−23(24)−イン−7、8−
ジヒドロビタミンD3 260mgおよび触媒量のピリジニウム
−p−トルエンスルホネートを含む塩化メチレン10mlメ
タノール2mlの混液を室温にて13時間攪拌する。
8−ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−テ
トラヒドロピラニルオキシ−23(24)−イン−7、8−
ジヒドロビタミンD3 260mgおよび触媒量のピリジニウム
−p−トルエンスルホネートを含む塩化メチレン10mlメ
タノール2mlの混液を室温にて13時間攪拌する。
反応後塩化メチレンにて希釈した後水洗し炭酸カリウ
ムにて乾燥する。
ムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル5g〕に付し、第一フラクショ
ン〔n−ヘキサン+酢酸エチルエステル(100:1)〕よ
り3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、8−
ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−ヒドロ
キシ−23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミンD3 8
1mgを得る。
トグラフィー〔シリカゲル5g〕に付し、第一フラクショ
ン〔n−ヘキサン+酢酸エチルエステル(100:1)〕よ
り3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、8−
ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−ヒドロ
キシ−23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミンD3 8
1mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(18H.S),0.09(27H,
S),1.43(6H,S),3.30〜3.90(1H,m),4.90(2H,br
s),4.97(1H,d,J=10Hz),5.43(1H,d,J=10Hz) マススペクトル(FD)m/e;776(M+),772,715,642,510,
455,391 第二フラクション〔n−ヘキサン−酢酸エチルエステ
ル(100:10)〕より7、8−ジ−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−25−ヒドロキシ−23(24)−イン−
7、8−ジヒドロビタミンD3 87mgを得る。
S),1.43(6H,S),3.30〜3.90(1H,m),4.90(2H,br
s),4.97(1H,d,J=10Hz),5.43(1H,d,J=10Hz) マススペクトル(FD)m/e;776(M+),772,715,642,510,
455,391 第二フラクション〔n−ヘキサン−酢酸エチルエステ
ル(100:10)〕より7、8−ジ−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−25−ヒドロキシ−23(24)−イン−
7、8−ジヒドロビタミンD3 87mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.08(12H.S),0.93(18H,
S),1.44(6H,S),3.37〜4.00(1H,m),4.90(2H,br
s),4.93(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=10Hz) マススペクトル(FD)m/e;662(M+),601,479,465,391 本品は通常のTBS化(TBSCl,imidazole,DMF、室温、30
分間)で定量的に前記第一フラクションの3−TBS体を
与える。
S),1.44(6H,S),3.37〜4.00(1H,m),4.90(2H,br
s),4.93(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=10Hz) マススペクトル(FD)m/e;662(M+),601,479,465,391 本品は通常のTBS化(TBSCl,imidazole,DMF、室温、30
分間)で定量的に前記第一フラクションの3−TBS体を
与える。
反応式は下記の通りである。
(2)3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−7、
8−ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−ヒ
ドロオキシ−23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミ
ンD3 17mgおよびロジウム−アルミナの触媒量を含むベ
ンゼン10ml溶液を水素気流下常圧にて1時間攪拌する。
8−ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−ヒ
ドロオキシ−23(24)−イン−7、8−ジヒドロビタミ
ンD3 17mgおよびロジウム−アルミナの触媒量を含むベ
ンゼン10ml溶液を水素気流下常圧にて1時間攪拌する。
反応後セライトにて濾過し、濾液を濃縮して得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカゲ
ル0.5g、溶媒;ベンゼン〕に付し、3β−O−(t−ブ
チルジメチルシリル)−7、8−ジ−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)−25−ヒドロキシ−23(24)−エン
−7、8−ジヒドロビタミンD3 16mgを得る。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカゲ
ル0.5g、溶媒;ベンゼン〕に付し、3β−O−(t−ブ
チルジメチルシリル)−7、8−ジ−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)−25−ヒドロキシ−23(24)−エン
−7、8−ジヒドロビタミンD3 16mgを得る。
本品は通常のTBS化(t−ブチルジメチルシリルトリ
フルオロメタンスルホネート、2、6−ルチジン、塩化
メチレン、室温、2時間)で定量的に前記実施例1
(3)で得られた化合物と全く同一の成績体を与えるこ
とから確認した。
フルオロメタンスルホネート、2、6−ルチジン、塩化
メチレン、室温、2時間)で定量的に前記実施例1
(3)で得られた化合物と全く同一の成績体を与えるこ
とから確認した。
反応式は下記の通りである。
実施例3 (1)3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−20(S)−
ヒドロキシメチル−9、10−セコプレグナ−5(Z)、
10(19)−ジエン3.6g、ピリジン2mlおよび触媒量のジ
メチルアミノピリジンの塩化メチレン200ml溶液に氷冷
攪拌下無水酢酸1gを滴下する。
7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−20(S)−
ヒドロキシメチル−9、10−セコプレグナ−5(Z)、
10(19)−ジエン3.6g、ピリジン2mlおよび触媒量のジ
メチルアミノピリジンの塩化メチレン200ml溶液に氷冷
攪拌下無水酢酸1gを滴下する。
反応液は室温にて30分間攪拌したのち水、10%塩酸、
飽和重炭酸ナトリウム、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウ
ムにて乾燥する。
飽和重炭酸ナトリウム、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウ
ムにて乾燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル40g、溶媒;n−ヘキサン〕
に付し、20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリエチ
ルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、
10(19)−ジエン3.6gを得る。
マトグラフィー〔シリカゲル40g、溶媒;n−ヘキサン〕
に付し、20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリエチ
ルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、
10(19)−ジエン3.6gを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1720 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.03(6H.S),0.87(9H,S),
1.97(3H,S),3.40〜4.25(3H,m),4.90(2H,brs),4.9
5(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;748(M+),718,616,587,485,483,46
8,455 反応式は下記の通りである。
1.97(3H,S),3.40〜4.25(3H,m),4.90(2H,brs),4.9
5(1H,d,J=10Hz),5.45(1H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;748(M+),718,616,587,485,483,46
8,455 反応式は下記の通りである。
(2)20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリエチル
シリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン3gおよび二酸化セレン3gの塩化メチレン
200mlとアセトニトリル20mlの懸濁液を攪拌下16時間加
熱還流する。
ルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリエチル
シリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン3gおよび二酸化セレン3gの塩化メチレン
200mlとアセトニトリル20mlの懸濁液を攪拌下16時間加
熱還流する。
反応液は10%苛性ソーダ水、水にて洗浄後硫酸ナトリ
ウムにて乾燥する。
ウムにて乾燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル40g、溶媒;n−ヘキサン+
酢酸エチルエステル(100:2)〕に付し第一フラクショ
ンより、20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−7、
8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプ
レグナ−5(Z)、10(19)−ジエン800mgを得る。
マトグラフィー〔シリカゲル40g、溶媒;n−ヘキサン+
酢酸エチルエステル(100:2)〕に付し第一フラクショ
ンより、20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−7、
8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプ
レグナ−5(Z)、10(19)−ジエン800mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600,1720 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(6H.S),0.93(9H,S),
2.00(3H,S),3.40〜4.50(4H,m),4.93(1H,d,J=10H
z),5.07(1H,brs),5.13(1H,brs),5.70(1H,d,J=10
Hz) マススペクトルm/e;764(M+),747,736,633,615,604,57
6,560,501,470 第二フラクションより20(S)−アセトキシメチル−
3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1β−ヒ
ドロキシ−7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−
9、10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン2g
を得る。
2.00(3H,S),3.40〜4.50(4H,m),4.93(1H,d,J=10H
z),5.07(1H,brs),5.13(1H,brs),5.70(1H,d,J=10
Hz) マススペクトルm/e;764(M+),747,736,633,615,604,57
6,560,501,470 第二フラクションより20(S)−アセトキシメチル−
3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1β−ヒ
ドロキシ−7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−
9、10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン2g
を得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600,1720 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(6H.S),0.93(9H,S),
2.00(3H,S),3.40〜4.30(4H,m),4.94(1H,d,J=10H
z),5.03(1H,brs),5.30(1H,brs),5.5.57(1H,d,J=
10Hz) マススペクトルm/e;764(M+),632,617,614,603,575,50
0,482,471,469 反応式は下記の通りである。
2.00(3H,S),3.40〜4.30(4H,m),4.94(1H,d,J=10H
z),5.03(1H,brs),5.30(1H,brs),5.5.57(1H,d,J=
10Hz) マススペクトルm/e;764(M+),632,617,614,603,575,50
0,482,471,469 反応式は下記の通りである。
(3)20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン700mgの塩化メチレ
ン50ml溶液に10%メタノール性苛性ソーダ溶液1mlを滴
下し室温にて10時間攪拌する。
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン700mgの塩化メチレ
ン50ml溶液に10%メタノール性苛性ソーダ溶液1mlを滴
下し室温にて10時間攪拌する。
反応液は水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル10g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(100:5)〕に付し、3β−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−20
(S)−ヒドロキシメチル−7、8−ジ−(トリエチル
シリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン385mgを得る。
トグラフィー〔フロリジル10g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(100:5)〕に付し、3β−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−20
(S)−ヒドロキシメチル−7、8−ジ−(トリエチル
シリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン385mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(6H.S),0.90(9H,S),
3.20〜3.70(3H,m),3.80〜4.20(1H,m),4.95(1H,d,J
=10Hz),5.10(1H,brs),5.15(1H,brs),5.73(1H,d,
J=10Hz) マススペクトルm/e;722(M+),704,693,675,590,588,57
2,561,533,499,459,438 反応式は下記の通りである。
3.20〜3.70(3H,m),3.80〜4.20(1H,m),4.95(1H,d,J
=10Hz),5.10(1H,brs),5.15(1H,brs),5.73(1H,d,
J=10Hz) マススペクトルm/e;722(M+),704,693,675,590,588,57
2,561,533,499,459,438 反応式は下記の通りである。
(4)20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1β−ヒドロキシ−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン2g、ピリジン1ml、
および触媒量のジメチルアミノピリジンの塩化メチレン
溶液に氷冷下メタンスルホニウムクロリド500mgを攪拌
下滴下する。
ルジメチルシリルオキシ)−1β−ヒドロキシ−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン2g、ピリジン1ml、
および触媒量のジメチルアミノピリジンの塩化メチレン
溶液に氷冷下メタンスルホニウムクロリド500mgを攪拌
下滴下する。
反応液は30分間室温にて攪拌後、水、10%塩酸、飽和
重炭酸ナトリウム溶液、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウ
ムにて乾燥する。
重炭酸ナトリウム溶液、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウ
ムにて乾燥する。
溶媒を留去して得られる残渣を精製することなく直ち
に次の反応に使用する。
に次の反応に使用する。
上記メシレートおよび酢酸セシウム4gと18-Crown-6 1
gのベンゼン200ml懸濁液をDean-Stark装置下に16時間加
熱還流する。
gのベンゼン200ml懸濁液をDean-Stark装置下に16時間加
熱還流する。
反応液は水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル30g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(100:1)〕に付し、1α−アセトキ
シ−20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリエチルシ
リルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン2gを得る。
トグラフィー〔フロリジル30g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(100:1)〕に付し、1α−アセトキ
シ−20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリエチルシ
リルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン2gを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1720 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(6H.S),0.93(9H,S),
1.94(3H,S),2.00(3H,S),3.40〜4.30(3H,m),4.96
(1H,d,J=10Hz),5.24(1H,brs),5.35(1H,brs),5.3
4〜5.55(1H,m),5.70(1H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;806(M+),792,781,780,779,778,75
2,716,614,585,482, 反応式は下記の通りである。
1.94(3H,S),2.00(3H,S),3.40〜4.30(3H,m),4.96
(1H,d,J=10Hz),5.24(1H,brs),5.35(1H,brs),5.3
4〜5.55(1H,m),5.70(1H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;806(M+),792,781,780,779,778,75
2,716,614,585,482, 反応式は下記の通りである。
(5)実施例3(3)と全く同様の操作により、1α−
アセトキシ−20(S)−アセトキシメチル−3β−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリ
エチルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5
(Z)、10、(19)−ジエン2gより、3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−20
(S)−ヒドロキシメチル−7、8−ジ−(トリエチル
シリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン1gを得る。
アセトキシ−20(S)−アセトキシメチル−3β−(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−(トリ
エチルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5
(Z)、10、(19)−ジエン2gより、3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−20
(S)−ヒドロキシメチル−7、8−ジ−(トリエチル
シリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10
(19)−ジエン1gを得る。
各種機器データが実施例3(3)で得られたものと完
全に一致したことによりその構造を確認した。
全に一致したことによりその構造を確認した。
反応式は下記の通りである。
(6)3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1
α−ヒドロキシ−20(S)−ヒドロキシメチル−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン350mg、ピリジン1ml
および触媒量のジメチルアミノピリジンの塩化メチレン
50ml溶液に攪拌下室温にて、p−トルエンスルホニルク
ロリド110mgを加えて、さらに室温にて2時間攪拌す
る。
α−ヒドロキシ−20(S)−ヒドロキシメチル−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン350mg、ピリジン1ml
および触媒量のジメチルアミノピリジンの塩化メチレン
50ml溶液に攪拌下室温にて、p−トルエンスルホニルク
ロリド110mgを加えて、さらに室温にて2時間攪拌す
る。
反応液は10%塩酸、飽和重炭酸ナトリウム、水にて順
次洗浄後硫酸ナトリウム乾燥する。
次洗浄後硫酸ナトリウム乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:2)〕に付し、3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−20
(S)−p−トルエンスルホニルオキシメチル−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン340mgを得る。
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:2)〕に付し、3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−20
(S)−p−トルエンスルホニルオキシメチル−7、8
−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレ
グナ−5(Z)、10(19)−ジエン340mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(6H.S),0.93(9H,S),
2.45(3H,S),3.40〜4.50(4H,m),4.93(1H,d,J=10H
z),5.03(1H,brs),5.13(1H,brs),5.68(1H,d,J=10
Hz),7.30(2H,d,J=8Hz),7.73(2H,d,J=8Hz) 反応式は下記の通りである。
2.45(3H,S),3.40〜4.50(4H,m),4.93(1H,d,J=10H
z),5.03(1H,brs),5.13(1H,brs),5.68(1H,d,J=10
Hz),7.30(2H,d,J=8Hz),7.73(2H,d,J=8Hz) 反応式は下記の通りである。
(7)3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1
α−ヒドロキシ−20(S)−p−トルエンスルホニルオ
キシメチル−7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)
−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン
320mg、2、6−ルチジン100mgの塩化メチレン50ml溶液
に氷冷攪拌下、t−ブチルジメチルシリルトリフルオロ
メタンスルホネート100mgを滴下する。
α−ヒドロキシ−20(S)−p−トルエンスルホニルオ
キシメチル−7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)
−9、10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン
320mg、2、6−ルチジン100mgの塩化メチレン50ml溶液
に氷冷攪拌下、t−ブチルジメチルシリルトリフルオロ
メタンスルホネート100mgを滴下する。
反応液は30分間室温にて攪拌後、10%塩酸、飽和重炭
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾
燥する。
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾
燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をフロリジカルカラムク
ロマトグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+
酢酸エチルエステル(100:1)〕に付し、1α、3β−
ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−
p−トルエンスルホニルオキシメチル−7、8−ジ−
(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−
5(Z)、10(19)−ジエン400mgを得る。
ロマトグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+
酢酸エチルエステル(100:1)〕に付し、1α、3β−
ジ−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−
p−トルエンスルホニルオキシメチル−7、8−ジ−
(トリエチルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−
5(Z)、10(19)−ジエン400mgを得る。
NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(6H.S),0.93(9H,S),
2.45(3H,S),3.30〜4.50(4H,m),4.83(1H,d,J=10H
z),4.97(1H,ber),5.13(1H,ber),5.63(1H,d,J=10
Hz),7.28(2H,d,J=10Hz),7.73(2H,d,J=8Hz) マススペクトルm/e;990(M+),950,858,818,790,760,72
6,686,653,613,555,512 反応式は下記の通りである。
2.45(3H,S),3.30〜4.50(4H,m),4.83(1H,d,J=10H
z),4.97(1H,ber),5.13(1H,ber),5.63(1H,d,J=10
Hz),7.28(2H,d,J=10Hz),7.73(2H,d,J=8Hz) マススペクトルm/e;990(M+),950,858,818,790,760,72
6,686,653,613,555,512 反応式は下記の通りである。
(8)2−メチル−2−トリエチルシリルオキシ−4−
ブロモブタン250mgおよびマグネシウム22mgより生成し
た、3−メチル−3−トリエチルシリルオキシブチルマ
グネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液5mlに−7
8℃にて、1α、3β−ジ−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)−20(S)−p−トルエンスルホニルオキシ
メチル−7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−
9、10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン30
0mgの、テトラヒドロフラン2ml溶液を加えた後、さらに
同温度にてジリチウムテトラクロルキュープレートの0.
1モルテトラヒドロフラン溶液1mlを加える。
ブロモブタン250mgおよびマグネシウム22mgより生成し
た、3−メチル−3−トリエチルシリルオキシブチルマ
グネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液5mlに−7
8℃にて、1α、3β−ジ−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)−20(S)−p−トルエンスルホニルオキシ
メチル−7、8−ジ−(トリエチルシリルオキシ)−
9、10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン30
0mgの、テトラヒドロフラン2ml溶液を加えた後、さらに
同温度にてジリチウムテトラクロルキュープレートの0.
1モルテトラヒドロフラン溶液1mlを加える。
反応液はさらに室温にて2時間攪拌したのち飽和塩化
アンモニウム水溶液を加えエーテルにて抽出する。
アンモニウム水溶液を加えエーテルにて抽出する。
抽出液は水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン〕に付
し、3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8、25−ト
リ−(トリエチルシリルオキシ)−7、8−ジヒドロビ
タミンD3 300mgを得る。
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン〕に付
し、3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8、25−ト
リ−(トリエチルシリルオキシ)−7、8−ジヒドロビ
タミンD3 300mgを得る。
NMRスペクトル(CCl4)δ:0.07(12H.S),0.90(18H,
S),1.20(6H,S),4.00〜4.60(2H,m),4.92(1H,d,J=
10Hz),5.07(1H,ber),5.25(1H,brs),5.72(1H,d,J
=10Hz) マススペクトルm/e;1020(M+),992,950,888,859,820,7
57,724,688,669,601 反応式は下記の通りである。
S),1.20(6H,S),4.00〜4.60(2H,m),4.92(1H,d,J=
10Hz),5.07(1H,ber),5.25(1H,brs),5.72(1H,d,J
=10Hz) マススペクトルm/e;1020(M+),992,950,888,859,820,7
57,724,688,669,601 反応式は下記の通りである。
(9)3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8、25−
トリ−(トリエチルシリルオキシ)−7、8−ジヒドロ
ビタミンD3 300mgおよびテトラブチルアンモニウムフル
オライド・トリハイドレート2gのアセトニトリル30ml溶
液を13時間加熱還流する。
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8、25−
トリ−(トリエチルシリルオキシ)−7、8−ジヒドロ
ビタミンD3 300mgおよびテトラブチルアンモニウムフル
オライド・トリハイドレート2gのアセトニトリル30ml溶
液を13時間加熱還流する。
溶媒を留去し得られる残渣を酢酸エチルエステル50ml
にて希釈、水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
にて希釈、水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル2g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(1:2)〕に付し、1α、7、8、25−
テトラヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 150mg
を得る。
トグラフィー〔シリカゲル2g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(1:2)〕に付し、1α、7、8、25−
テトラヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 150mg
を得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3400 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80(3H.S),0.87(3H,d,J
=6Hz),1.23(6H,S),4.03〜4.70(2H,m),4.83(1H,
d,J=10Hz),5.03(1H,brs),5.30(1H,brs),5.77(1
H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;433(M+−17),432(M+−18),415,
414,400,399,397,396,382,379 反応式は下記の通りである。
=6Hz),1.23(6H,S),4.03〜4.70(2H,m),4.83(1H,
d,J=10Hz),5.03(1H,brs),5.30(1H,brs),5.77(1
H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;433(M+−17),432(M+−18),415,
414,400,399,397,396,382,379 反応式は下記の通りである。
(10)1α、7、8、25−テトラヒドロキシ−7、8−
ジヒドロビタミンD3 70mg、ベンゾイルクロリド140mg、
ピリジン1ml、および触媒量のジメチルアミノピリジン
を含む塩化メチレン溶液20mlを13時間室温にて攪拌す
る。
ジヒドロビタミンD3 70mg、ベンゾイルクロリド140mg、
ピリジン1ml、および触媒量のジメチルアミノピリジン
を含む塩化メチレン溶液20mlを13時間室温にて攪拌す
る。
反応液は10%塩酸、飽和重炭酸ナトリウム、水にて順
次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(10:1)〕に付し第一フラクションよ
り、3β−O−ベンゾイル−1α、7、25−トリベンゾ
イルオキシ−8−ヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミ
ンD3 130mgを得る。
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(10:1)〕に付し第一フラクションよ
り、3β−O−ベンゾイル−1α、7、25−トリベンゾ
イルオキシ−8−ヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミ
ンD3 130mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3400,1710 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.70(3H.S),1.52(6HH.
S),5.40〜6.30(6H,m),7.00〜8.30(20H,m) マススペクトルm/e;331(M+−535),279,226,199,198,1
82,181,125,124 第二フラクションより、3β−O−ベンゾイル−1
α、7−ジ−ベンゾイルオキシ−8、25−ジヒドロキシ
−7、8−ジヒドロビタミンD3 10mgを得る。
S),5.40〜6.30(6H,m),7.00〜8.30(20H,m) マススペクトルm/e;331(M+−535),279,226,199,198,1
82,181,125,124 第二フラクションより、3β−O−ベンゾイル−1
α、7−ジ−ベンゾイルオキシ−8、25−ジヒドロキシ
−7、8−ジヒドロビタミンD3 10mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3400,1720 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.70(3H.S),1.10(6HH.
S),5.30〜6.30(6H,m),7.00〜8.30(15H,m) マススペクトルm/e;518(M+−244),500,584,396,378,3
60,345,291,273,249,223 反応式は下記の通りである。
S),5.30〜6.30(6H,m),7.00〜8.30(15H,m) マススペクトルm/e;518(M+−244),500,584,396,378,3
60,345,291,273,249,223 反応式は下記の通りである。
(11)1α、7、8、25−テトラヒドロキシ−7、8−
ジヒドロビタミンD3 400mg、ベンゾイルクロリド300mg
およびピリジン10mlの塩化メチレン40ml溶液を室温にて
13時間室温にて攪拌する。
ジヒドロビタミンD3 400mg、ベンゾイルクロリド300mg
およびピリジン10mlの塩化メチレン40ml溶液を室温にて
13時間室温にて攪拌する。
反応液は10%塩酸、飽和重炭酸ナトリウム、水にて順
次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(10:3)〕に付し、3β−O−ベンゾイ
ル−1α、7、8、25−テトラヒドロキシ−7、8−ジ
ヒドロビタミンD3 200mgを得る。
トグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(10:3)〕に付し、3β−O−ベンゾイ
ル−1α、7、8、25−テトラヒドロキシ−7、8−ジ
ヒドロビタミンD3 200mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600,1720 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.85(3H.S),1.25(6H.
S),4.40〜4.70(1H,m),4,85(1H,d,J=10Hz),5.18
(1H,m),5.33(1H,brs),4.40〜5.65(1H,m),5.83(1
H,d,J=10Hz),7.30〜8.20(5H,m) マススペクトルm/e;414(M+−140),396,381,292,291,2
82,281,264,263,245 さらに第二フラクションより140mgの原料を回収す
る。
S),4.40〜4.70(1H,m),4,85(1H,d,J=10Hz),5.18
(1H,m),5.33(1H,brs),4.40〜5.65(1H,m),5.83(1
H,d,J=10Hz),7.30〜8.20(5H,m) マススペクトルm/e;414(M+−140),396,381,292,291,2
82,281,264,263,245 さらに第二フラクションより140mgの原料を回収す
る。
反応式は下記の通りである。
(12)1α、7、8、25−テトラヒドロキシ−7、8−
ジヒドロビタミンD3 140mg、ベンゾイルクロリド100m
g、ピリジン5ml、および触媒量のジメチルアミノピリジ
ンを含む塩化メチレン50ml溶液を室温にて2時間攪拌す
る。
ジヒドロビタミンD3 140mg、ベンゾイルクロリド100m
g、ピリジン5ml、および触媒量のジメチルアミノピリジ
ンを含む塩化メチレン50ml溶液を室温にて2時間攪拌す
る。
反応液は10%塩酸、飽和重炭酸ナトリウム、水にて順
次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(10:2)〕に付し、3β−O−ベンゾイ
ル−1α−ベンゾイルオキシ−7、8、25−トリヒドロ
キシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 180mgを得る。
トグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(10:2)〕に付し、3β−O−ベンゾイ
ル−1α−ベンゾイルオキシ−7、8、25−トリヒドロ
キシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 180mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3550,1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.57(3H.S),0.83(3H,d,J
=6Hz),1.23(6H,S),4.65(1H,d,J=10Hz)5.52(1H,
brs),5.60(1H,brs),5.50〜5.70(1H,m),5.93(1H,
d,J=10Hz),5.94(1H,brs),7.30〜8.20(10H,m) マススペクトルm/e;536(M+−122),522,520,508,500,4
91,483,458,403 反応式は下記の通りである。
=6Hz),1.23(6H,S),4.65(1H,d,J=10Hz)5.52(1H,
brs),5.60(1H,brs),5.50〜5.70(1H,m),5.93(1H,
d,J=10Hz),5.94(1H,brs),7.30〜8.20(10H,m) マススペクトルm/e;536(M+−122),522,520,508,500,4
91,483,458,403 反応式は下記の通りである。
(13)3β−O−ベンゾイル−1α−ベンゾイルオキシ
−7、8、25−トリヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタ
ミンD3 150mg、トリエチルオルトフォルメート200mgお
よび触媒量のピリジニウムパラトルエンスルホネートの
トルエン20ml溶液をDean-Stork装置下1時間加熱還流す
る。
−7、8、25−トリヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタ
ミンD3 150mg、トリエチルオルトフォルメート200mgお
よび触媒量のピリジニウムパラトルエンスルホネートの
トルエン20ml溶液をDean-Stork装置下1時間加熱還流す
る。
溶媒留去後得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸エ
チルエステル(100:1)〕に付し、第一フラクションよ
り3β−O−ベンゾイル−1α−ベンゾイルオキシ−25
−デヒドロビタミンD3 44mgを得る。
グラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸エ
チルエステル(100:1)〕に付し、第一フラクションよ
り3β−O−ベンゾイル−1α−ベンゾイルオキシ−25
−デヒドロビタミンD3 44mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1710 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.30(3H.S),1.70(3H.S),
4.63(2H,brs),5.10(1H,brs),5.47(1H,brs),5.50
〜6.15(3H,m),6.40(1H,d,J=10Hz),7.15〜8.20(10
H,m) マススペクトルm/e;606(M+),501,484,362,347 さらに第二フラクションより3β−O−ベンゾイル−
1α−ベンゾイルオキシ−7、8−エトキシメチレンジ
オキシ−25−デヒドロ−7、8−ジヒドロビタミンD3 1
00mgを得る。
4.63(2H,brs),5.10(1H,brs),5.47(1H,brs),5.50
〜6.15(3H,m),6.40(1H,d,J=10Hz),7.15〜8.20(10
H,m) マススペクトルm/e;606(M+),501,484,362,347 さらに第二フラクションより3β−O−ベンゾイル−
1α−ベンゾイルオキシ−7、8−エトキシメチレンジ
オキシ−25−デヒドロ−7、8−ジヒドロビタミンD3 1
00mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1720 NMRスペクトル(CCl3)δ:0.07,0.13(3H.eachs),0,60
(3H,d,J=8Hz),1.70(3H,brs),3.50(2H,q,J=7H
z),4.64(2H,brs),4.75(1H,d,J=10Hz),5.50(1H,b
rs),5,55(1H,S),5.70(1H,brs),5.95(1H,d,J=10H
z),5.96(1H,brs),7.30〜8.30(10H,m) マススペクトルm/e;606(M+−90),500,484,362,273 反応式は下記の通りである。
(3H,d,J=8Hz),1.70(3H,brs),3.50(2H,q,J=7H
z),4.64(2H,brs),4.75(1H,d,J=10Hz),5.50(1H,b
rs),5,55(1H,S),5.70(1H,brs),5.95(1H,d,J=10H
z),5.96(1H,brs),7.30〜8.30(10H,m) マススペクトルm/e;606(M+−90),500,484,362,273 反応式は下記の通りである。
実施例4 (1)20(S)−アセトキシメチル−3β−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−7、8
−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、10−セコプレグナ
−5(Z)、10(19)−ジエン500mg、2、6−ルチジ
ン 200mgの塩化メチレン50ml溶液に氷冷攪拌下、t−ブチ
ルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート200m
gを滴下する。
ルジメチルシリルオキシ)−1α−ヒドロキシ−7、8
−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、10−セコプレグナ
−5(Z)、10(19)−ジエン500mg、2、6−ルチジ
ン 200mgの塩化メチレン50ml溶液に氷冷攪拌下、t−ブチ
ルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート200m
gを滴下する。
反応液は30分間室温にて攪拌後、10%塩酸、飽和重炭
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後、硫酸ナトリウムにて
乾燥する。
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後、硫酸ナトリウムにて
乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:1)〕に付し、20(S)−アセト
キシメチル−1α、3β−ジ−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、
10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン520mg
を得る。
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:1)〕に付し、20(S)−アセト
キシメチル−1α、3β−ジ−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、
10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン520mg
を得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1720 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.03(12H.S),0.90(18H,
S),1.94(3H,S),3.50〜4.60(4H,m),4.85(1H,d,J=
10Hz),5.00(1H,brs),5.20(1H,brs),5.65(1H,d,J
=10Hz) マススペクトルm/e;878(M+),863,849,821,791,746,73
1,717,689,673,642,629,615,601 反応式は下記の通りである。
S),1.94(3H,S),3.50〜4.60(4H,m),4.85(1H,d,J=
10Hz),5.00(1H,brs),5.20(1H,brs),5.65(1H,d,J
=10Hz) マススペクトルm/e;878(M+),863,849,821,791,746,73
1,717,689,673,642,629,615,601 反応式は下記の通りである。
(2)20(S)−アセトキシメチル−1α、3β−ジ−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−ト
リエチルシリルオキシ−9、10−セコプレグナ−5
(Z)、10(19)−ジエン510mgの塩化メチレン50ml溶
液に10%メタノール性苛性ソーダ溶液1mlを滴下し、室
温にて30分間攪拌する。
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−ト
リエチルシリルオキシ−9、10−セコプレグナ−5
(Z)、10(19)−ジエン510mgの塩化メチレン50ml溶
液に10%メタノール性苛性ソーダ溶液1mlを滴下し、室
温にて30分間攪拌する。
反応液は洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:5)〕に付し、1α、3β−ジ−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−20(S)−ヒドロキ
シメチル−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、
10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン480mg
を得る。
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:5)〕に付し、1α、3β−ジ−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−20(S)−ヒドロキ
シメチル−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、
10−セコプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン480mg
を得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.05(12H.S),0.95(18H,
S),3.14〜4.50(4H,m),4.86(1H,d,J=10Hz),5.00
(1H,brs),5.20(1H,brs),5.65(1H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;836(M+),821,807,779,704,689,67
5,647,627,613 反応式は下記の通りである。
S),3.14〜4.50(4H,m),4.86(1H,d,J=10Hz),5.00
(1H,brs),5.20(1H,brs),5.65(1H,d,J=10Hz) マススペクトルm/e;836(M+),821,807,779,704,689,67
5,647,627,613 反応式は下記の通りである。
(3)1α、3β−ジ−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−20(S)−ヒドロキシメチル−7、8−ジ−トリエ
チルシリルオキシ−9、10−セコプレグナ−5(Z)、
10(19)−ジエン420mgピリジン1mlおよび触媒量のジメ
チルアミノピリジンの塩化メチレン50ml溶液に室温にて
攪拌下p−トルエンスルホニルクロリド230mgを加え
る。
シ−20(S)−ヒドロキシメチル−7、8−ジ−トリエ
チルシリルオキシ−9、10−セコプレグナ−5(Z)、
10(19)−ジエン420mgピリジン1mlおよび触媒量のジメ
チルアミノピリジンの塩化メチレン50ml溶液に室温にて
攪拌下p−トルエンスルホニルクロリド230mgを加え
る。
反応液は室温にて1時間攪拌後、10%塩酸、飽和重炭
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後、硫酸ナトリウム乾燥
する。
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後、硫酸ナトリウム乾燥
する。
溶媒を留去し得られる残渣をフロリジルカラムクロマ
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:1)〕に付し、1α、3β−ジ−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−p−
トルエンスルホニルオキシメチル−7、8−ジ−(トリ
エチルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5
(Z)、10(19)−ジエン450mgを得る。
トグラフィー〔フロリジル3g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:1)〕に付し、1α、3β−ジ−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−p−
トルエンスルホニルオキシメチル−7、8−ジ−(トリ
エチルシリルオキシ)−9、10−セコプレグナ−5
(Z)、10(19)−ジエン450mgを得る。
本品は実施例(12)において得られた標品と各種機器
データが完全に一致したことにより構造の確認を行なっ
た。
データが完全に一致したことにより構造の確認を行なっ
た。
反応式は下記の通りである。
(4)2−メチル−2−トリエチルシリルオキシ−4−
ブロモブタン500mgおよびマグネシウム100mgより生成し
た、3−メチル−3−トリエチルシリルオキシブチルマ
グネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液20mlに−
78℃にて、1α、3β−ジ−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−20(S)−p−トルエンスルホニルオキシメチ
ル−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、10−セ
コプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン200mgのテト
ラヒドロフラン5ml溶液を加えた後、さらに同温度にて
ジリチウムテトラクロルキュープレートの0.1モルテト
ラヒドロフラン溶液1mlを加える。
ブロモブタン500mgおよびマグネシウム100mgより生成し
た、3−メチル−3−トリエチルシリルオキシブチルマ
グネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液20mlに−
78℃にて、1α、3β−ジ−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−20(S)−p−トルエンスルホニルオキシメチ
ル−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−9、10−セ
コプレグナ−5(Z)、10(19)−ジエン200mgのテト
ラヒドロフラン5ml溶液を加えた後、さらに同温度にて
ジリチウムテトラクロルキュープレートの0.1モルテト
ラヒドロフラン溶液1mlを加える。
反応液をさらに室温にて13時間攪拌後飽和塩化アンモ
ニウム水溶液を加えてエーテルにて抽出する。
ニウム水溶液を加えてエーテルにて抽出する。
抽出液は水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル2g、溶媒;n−ヘキサン〕に付
し、3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−ト
リエチルシリルオキシ−25−トリエチルシリルオキシ−
7、8−ジヒドロビタミンD3 200mgを得る。
トグラフィー〔シリカゲル2g、溶媒;n−ヘキサン〕に付
し、3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−ト
リエチルシリルオキシ−25−トリエチルシリルオキシ−
7、8−ジヒドロビタミンD3 200mgを得る。
NMRスペクトル(CCl4)δ:0.03(21H,brs),0.93(18H,
brs),1.20(6H,S),4.00〜4.50(2H,m),4.80(1H,d,J
=10Hz),4.97(1H,brs),5.14(1H,brs),5.63(1H,d,
J=10Hz) マススペクトルm/e;978(M+),963,949,846,831,817,72
9,715 反応式は下記の通りである。
brs),1.20(6H,S),4.00〜4.50(2H,m),4.80(1H,d,J
=10Hz),4.97(1H,brs),5.14(1H,brs),5.63(1H,d,
J=10Hz) マススペクトルm/e;978(M+),963,949,846,831,817,72
9,715 反応式は下記の通りである。
(5)3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−
トリエチルシリルオキシ−25−トリメチルシリルオキシ
−7、8−ジヒドロビタミンD3 200mgの水2ml、メタノ
ール10mlおよび塩化メチレン50mlの混液に氷酢酸を10滴
加え室温にて13時間攪拌する。
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−
トリエチルシリルオキシ−25−トリメチルシリルオキシ
−7、8−ジヒドロビタミンD3 200mgの水2ml、メタノ
ール10mlおよび塩化メチレン50mlの混液に氷酢酸を10滴
加え室温にて13時間攪拌する。
反応後反応液は飽和重炭酸ナトリウム溶液及び水にて
洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥する。
洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル2g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:1)〕に付し、3β−O−(t−
ブチルジメチルシリル)−1α−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ
−25−ヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 180mg
を得る。
トグラフィー〔シリカゲル2g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:1)〕に付し、3β−O−(t−
ブチルジメチルシリル)−1α−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ
−25−ヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 180mg
を得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3600 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.05(12H,brs),0.90(18H,
S),1.14(6H,S),4.00〜4.60(2H,m),4.83(1H,d,J=
10Hz),4.97(1H,brs),5.14(1H,brs),5.63(1H,d,J
=10Hz) マススペクトルm/e;906(M+),877,859,774,745,717,64
3,627,613,585,569 反応式は下記の通りである。
S),1.14(6H,S),4.00〜4.60(2H,m),4.83(1H,d,J=
10Hz),4.97(1H,brs),5.14(1H,brs),5.63(1H,d,J
=10Hz) マススペクトルm/e;906(M+),877,859,774,745,717,64
3,627,613,585,569 反応式は下記の通りである。
(6)3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−
トリエチルシリルオキシ−25−ヒドロキシ−7、8−ジ
ヒドロビタミンD3 100mgピリジン1ml、ジメチルアミノ
ピリジン触媒量および塩化メチレン10mlの混液に室温に
てベンゾイルクロリド50mgを滴下し、同温度にて20時間
攪拌する。
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7、8−ジ−
トリエチルシリルオキシ−25−ヒドロキシ−7、8−ジ
ヒドロビタミンD3 100mgピリジン1ml、ジメチルアミノ
ピリジン触媒量および塩化メチレン10mlの混液に室温に
てベンゾイルクロリド50mgを滴下し、同温度にて20時間
攪拌する。
反応後反応液は10%塩酸、飽和重炭酸ナトリウム液、
水にて順次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
水にて順次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:0.5)〕に付し、3β−O−(t
−ブチルジメチルシリル)−1α−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−25−ベンゾイルオキシ−7、8−ジ
−トリエチルシリルオキシ−7、8−ジヒドロビタミン
D3 110mgを得る。
トグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸
エチルエステル(100:0.5)〕に付し、3β−O−(t
−ブチルジメチルシリル)−1α−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−25−ベンゾイルオキシ−7、8−ジ
−トリエチルシリルオキシ−7、8−ジヒドロビタミン
D3 110mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1700 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.06(12H,brs),0.93(18H,
S),1.55(6H,S),3.85〜4.55(2H,m),4.83(1H,d,J=
10Hz),5.00(1H,brs),5.20(1H,brs),5.65(1H,d,J
=10Hz),7.20〜8.20(5H,m) マススペクトルm/e;1010(M+),888,873,859,831,756,7
41,727,699,942,625 反応式は下記の通りである。
S),1.55(6H,S),3.85〜4.55(2H,m),4.83(1H,d,J=
10Hz),5.00(1H,brs),5.20(1H,brs),5.65(1H,d,J
=10Hz),7.20〜8.20(5H,m) マススペクトルm/e;1010(M+),888,873,859,831,756,7
41,727,699,942,625 反応式は下記の通りである。
(7)3β−O−(t−ブチルジメチルシリル)−1α
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−ベンゾイ
ルオキシ−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−7、
8−ジヒドロビタミンD3 130mgのテトラヒドロフラン2m
l溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド
のテトラヒドロフラン1モル溶液3mlを加え13時間攪拌
下加熱還流する。
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−25−ベンゾイ
ルオキシ−7、8−ジ−トリエチルシリルオキシ−7、
8−ジヒドロビタミンD3 130mgのテトラヒドロフラン2m
l溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド
のテトラヒドロフラン1モル溶液3mlを加え13時間攪拌
下加熱還流する。
溶媒を留去して得られる残渣を酢酸エチルエステルに
て希釈後水洗し硫酸ナトリウムにて乾燥する。
て希釈後水洗し硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒留去後の残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸エチルエ
ステル(1:2)〕に付し、25−ベンゾイルオキシ−1
α、7、8−トリヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミ
ンD3 77mgを得る。
ィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢酸エチルエ
ステル(1:2)〕に付し、25−ベンゾイルオキシ−1
α、7、8−トリヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミ
ンD3 77mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3400,1700 NMRスペクトル(CDCl3)δ:1.57(6H,S),3.70(4H,br
s),4.05〜4.60(2H,m),4.85(1H,d,J=10Hz),4.95
(1H,brs),5.90(1H,brs),5.75(1H,d,J=10Hz),7.3
0〜8.15(5H,m) マススペクトルm/e;414(M+−140),396,378,360,342 反応式は下記の通りである。
s),4.05〜4.60(2H,m),4.85(1H,d,J=10Hz),4.95
(1H,brs),5.90(1H,brs),5.75(1H,d,J=10Hz),7.3
0〜8.15(5H,m) マススペクトルm/e;414(M+−140),396,378,360,342 反応式は下記の通りである。
(8)25−ベンゾイルオキシ−1α、7、8−トリヒド
ロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 90mg、ピリジン
0.5ml、ジメチルアミノピリジン触媒量を含む塩化メチ
レン10mlの溶液に室温にてベンゾイルクロリド45mgを加
え同温度にて1時間攪拌する。
ロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 90mg、ピリジン
0.5ml、ジメチルアミノピリジン触媒量を含む塩化メチ
レン10mlの溶液に室温にてベンゾイルクロリド45mgを加
え同温度にて1時間攪拌する。
反応液は塩化メチレンにて希釈後10%塩酸、飽和重炭
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾
燥する。
酸ナトリウム、水にて順次洗浄後硫酸ナトリウムにて乾
燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(10:2)〕に付し、3β−O−(ベン
ゾイル−1α、25−ジ−ベンゾイルオキシ−7、8−ジ
ヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 120mgを得
る。
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(10:2)〕に付し、3β−O−(ベン
ゾイル−1α、25−ジ−ベンゾイルオキシ−7、8−ジ
ヒドロキシ−7、8−ジヒドロビタミンD3 120mgを得
る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:3400,1700 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.55(3H,S),1.55(6H,S),
3.70(2H,brs),4.55(1H,d,J=10Hz),5.20〜6.00(5
H,m),7.10〜8.20(15H,m) マススペクトルm/e;378(M+−384),360,273,263,245 反応式は下記の通りである。
3.70(2H,brs),4.55(1H,d,J=10Hz),5.20〜6.00(5
H,m),7.10〜8.20(15H,m) マススペクトルm/e;378(M+−384),360,273,263,245 反応式は下記の通りである。
(9)3β−O−ベンゾイル−1α、25−ジ−ベンゾイ
ルオキシ−7、8−ジヒドロキシ−7、8−ジヒドロビ
タミンD3 80mg、オルトギ酸エチルエステル80mg及び触
媒量のピリジニウム−p−トリエンスルホネートのトル
エン20ml溶液を、Dean-stork装置下30分間攪拌下加熱還
流する。
ルオキシ−7、8−ジヒドロキシ−7、8−ジヒドロビ
タミンD3 80mg、オルトギ酸エチルエステル80mg及び触
媒量のピリジニウム−p−トリエンスルホネートのトル
エン20ml溶液を、Dean-stork装置下30分間攪拌下加熱還
流する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(100:2)〕に付し、3β−O−ベン
ゾイル−1α、25−ジ−ベンゾイルオキシビタミンD3 6
0mgを得る。
マトグラフィー〔シリカゲル1g、溶媒;n−ヘキサン+酢
酸エチルエステル(100:2)〕に付し、3β−O−ベン
ゾイル−1α、25−ジ−ベンゾイルオキシビタミンD3 6
0mgを得る。
IRスペクトルνmax(CHCl3)cm-1:1700 NMRスペクトル(CCl4)δ:0.25(3H,S),1.55(6H,S),
5.07(1H,brs),5.44(1H,brs),5.40〜6.10(5H,m),
6.40(1H,d,J=10Hz),7.10〜8.20(15H,m) マススペクトルm/e;606(M+−122),518,484,469,363,3
62,347 反応式は下記の通りである。
5.07(1H,brs),5.44(1H,brs),5.40〜6.10(5H,m),
6.40(1H,d,J=10Hz),7.10〜8.20(15H,m) マススペクトルm/e;606(M+−122),518,484,469,363,3
62,347 反応式は下記の通りである。
(10)3β−O−ベンゾイル−1α、25−ジ−ベンゾイ
ルオキシビタミンD3 50mgのメタノール20ml溶液に10%
メタノール性苛性ソーダ溶液0.5mlを加え13時間攪拌下
加熱還流する。
ルオキシビタミンD3 50mgのメタノール20ml溶液に10%
メタノール性苛性ソーダ溶液0.5mlを加え13時間攪拌下
加熱還流する。
溶媒留去後の残渣に水5mlを加え酢酸エチルエステル
にて抽出する。
にて抽出する。
抽出液は水洗後硫酸ナトリウムにて乾燥する。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル0.5g、溶媒;n−ヘキサン+
酢酸エチルエステル(1:2)〕に付し、1α、25−ジヒ
ドロキシビタミンD3 20mgを得る。
マトグラフィー〔シリカゲル0.5g、溶媒;n−ヘキサン+
酢酸エチルエステル(1:2)〕に付し、1α、25−ジヒ
ドロキシビタミンD3 20mgを得る。
本品はクロロホルム滴下によりクロロホルム溶媒和体
を与えてクロロホルムより再結晶するとmp100〜106°
(文献99〜105°)のプリズム状晶を与える。
を与えてクロロホルムより再結晶するとmp100〜106°
(文献99〜105°)のプリズム状晶を与える。
D.A.Andrews,D.H.R.Barton,R.H.Hesse and M.M.Peche
J.Org.Chem 51,4819(1986) また溶媒Freeの本品はギ酸メチルエステルにより再結
晶するとmp118〜119°の無色針状晶を与える。
J.Org.Chem 51,4819(1986) また溶媒Freeの本品はギ酸メチルエステルにより再結
晶するとmp118〜119°の無色針状晶を与える。
E.G.Baggiolini,J.A.Iacabelli,B.M.Hennessy,A.D.Ba
tcho,J.F.Sereno,and M.R.Uskokovic,J.Org.Chem 51,30
98(1986) 反応式は下記の通りである。
tcho,J.F.Sereno,and M.R.Uskokovic,J.Org.Chem 51,30
98(1986) 反応式は下記の通りである。
《発明の効果》 本発明方法によるとき、22、23−セコ−7、8−ジヒ
ドロキシビタミンDまたはその誘導体を適当なアルキル
化剤と反応せしめ、選択的に効率よく本発明による新規
物質を容易に得ることができ、それら新規な中間体をピ
リジニウムトルエンスルホレートおよびオルトエチルホ
ルメートの存在下で還元して、ビタミンDまたは活性型
ビタミンDあるいはその誘導体を画期的に効率よく提供
することができる。
ドロキシビタミンDまたはその誘導体を適当なアルキル
化剤と反応せしめ、選択的に効率よく本発明による新規
物質を容易に得ることができ、それら新規な中間体をピ
リジニウムトルエンスルホレートおよびオルトエチルホ
ルメートの存在下で還元して、ビタミンDまたは活性型
ビタミンDあるいはその誘導体を画期的に効率よく提供
することができる。
本発明に係わる化合物は、上記の如く新規物質であ
り、ビタミンDとして極めて有用な物質を提供すること
ができる。
り、ビタミンDとして極めて有用な物質を提供すること
ができる。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式〔I〕 (ここで、R1、R2、R3およびR4は同一又は異なり、水素原
子またはヒドロキシ保護基であり、Xは水素原子、ヒド
ロキシ基またはヒドロキシ保護基である)で表される2
2,23−セコ−7,8−ジヒドロキシビタミンDをアルキル
化剤と反応させ、選択的に一般式〔II〕 〔ここで、Rは、式 (ここで、A1、A2、B1およびB2はそれぞれ水素原子である
か、A1およびB1は炭素−炭素結合であってA2およびB2は
それぞれ水素原子であるか、A1およびB1並びにA2および
B2はそれぞれ炭素−炭素結合であり、そして、D1は水素
原子であってD2はヒドロキシ基またはヒドロキシ保護基
であるか、あるいはD1およびD2は炭素−炭素結合であ
る) で表される基であり、R1、R2、R3およびXは前記と同じ意
味であるが、但し、Xが水素原子であり、かつA1、A2、B1
およびB2がそれぞれ水素原子である場合には、D1および
D2は炭素−炭素結合であるものとする〕 で表される7,8−ジヒドロキシビタミンD2若しくはD3を
生成し、得られた一般式〔II〕で表される化合物を、ピ
リジニウムトルエンスルホレートおよびオルトエチルホ
ルメートの存在下で還元して、一般式〔III〕 (ここで、R、R3およびXは前記と同じ意味である) で表されるビタミンD2若しくはD3または活性型ビタミン
D2若しくはD3に変換することを特徴とする、前記一般式
〔III〕で表される化合物の製造方法。 - 【請求項2】一般式〔II〕 〔ここで、Rは、式 (ここで、A1、A2、B1およびB2はそれぞれ水素原子である
か、A1およびB1は炭素−炭素結合であってA2およびB2は
それぞれ水素原子であるか、A1およびB1並びにA2および
B2はそれぞれ炭素−炭素結合であり、そして、D1は水素
原子であってD2はヒドロキシ基またはヒドロキシ保護基
であるか、あるいはD1およびD2は炭素−炭素結合であ
る) で表される基であり、R1、R2およびR3は同一又は異な
り、水素原子またはヒドロキシ保護基であり、Xは水素
原子、ヒドロキシ基またはヒドロキシ保護基であるが、
但し、Xが水素原子であり、かつA1、A2、B1およびB2がそ
れぞれ水素原子である場合には、D1およびD2は炭素−炭
素結合であるものとする〕 で表される化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218552A JPH0825993B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | ビタミンd2およびd3又は活性型ビタミンd2およびd3の製造方法,並びにその中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218552A JPH0825993B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | ビタミンd2およびd3又は活性型ビタミンd2およびd3の製造方法,並びにその中間体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499763A JPH0499763A (ja) | 1992-03-31 |
JPH0825993B2 true JPH0825993B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=16721727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2218552A Expired - Fee Related JPH0825993B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | ビタミンd2およびd3又は活性型ビタミンd2およびd3の製造方法,並びにその中間体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825993B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1021401A1 (en) * | 1995-09-21 | 2000-07-26 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Calcitriol derivatives and their uses |
CN114656413B (zh) * | 2022-03-30 | 2024-04-09 | 南通华山药业有限公司 | 一种阿法骨化醇杂环酯类衍生物及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0768208A (ja) * | 1993-09-06 | 1995-03-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 間欠塗布装置 |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP2218552A patent/JPH0825993B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0499763A (ja) | 1992-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5750746A (en) | Homologated vitamin D2 compounds and the corresponding 1α-hydroxylated derivatives | |
CA2146429C (en) | 25-carboxylic acid derivatives in the vitamin d series, method of producing them, intermediate products for this method, pharmaceutical preparations containing these derivatives and their use in the manufacture of medicines | |
JPH0610187B2 (ja) | ビタミンd▼下2▲関連化合物 | |
US4411833A (en) | Method for preparing 26,26,26,27,27,27-hexafluoro-1α,25-dihydroxycholesterol | |
CA2224440A1 (en) | New vitamin d derivatives with substituents at c-25, process for their production, intermediate products and use for the production of pharmaceutical agents | |
EP0468042B1 (en) | HOMOLOGATED VITAMIN D2 COMPOUNDS AND THE CORRESPONDING 1alpha-HYDROXYLATED DERIVATIVES | |
US5089641A (en) | Synthesis of 1α-hydroxy-secosterol compounds | |
NO972258L (no) | 18, 19-dinor-vitamin D-forbindelser | |
JP3589664B2 (ja) | ビタミンd系列の22−エン−25−オキサ−誘導体,該化合物の製造法,該誘導体を含有する薬学的調剤ならびに薬剤としての該調剤の使用 | |
US4755329A (en) | Process and intermediates for preparing 1α-hydroxyvitamin D compounds | |
US20040133026A1 (en) | Synthesis of a-ring synthon of 19-nor-1alpha,25-dihydroxyvitamin D3 from (D)-glucose | |
JPH05222089A (ja) | 1α,3β,25−トリヒドロキシ−24−ホモコレスタ−5,22−ジエン化合物 | |
JPH0825993B2 (ja) | ビタミンd2およびd3又は活性型ビタミンd2およびd3の製造方法,並びにその中間体 | |
CA2062520C (en) | Synthesis of 1-alpha-hydroxy-secosterol compounds | |
US5225579A (en) | Method of manufacturing vitamin D2, Vitamin D3, activated type vitamin D2, activated type vitamin D3, and their derivatives | |
US6359012B1 (en) | Method for making 24(S)-hydroxyvitamin D2 | |
NO972257L (no) | 18-nor-vitamin D-forbindelser | |
EP0045524A1 (en) | 22-Arylsulfonyl-24,25-dihydroxycholestanes and process for preparing the same | |
EP0157781A1 (en) | 1,23-DIHYDROXYVITAMIN D COMPOUNDS | |
JP2818493B2 (ja) | 25−ヒドロキシビタミンD2 化合物および対応する1α−ヒドロキシル化誘導体の製造方法 | |
JP2683395B2 (ja) | ステロイド誘導体 | |
EP0468037B1 (en) | Process for preparing vitamin d2 compounds and the corresponding 1 alpha-hydroxylated derivatives | |
US5446174A (en) | 1-β7,8-trihydroxy vitamin D2, 1β7,8-trihydroxy vitamin D.sub. | |
JPH0667898B2 (ja) | 22,23―セコビタミンd若しくはその活性型またはそれらの誘導体の製造方法 | |
JPH05339230A (ja) | 活性型ビタミンd2及びその誘導体の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |