JPH08258613A - 高所作業台車 - Google Patents

高所作業台車

Info

Publication number
JPH08258613A
JPH08258613A JP6142795A JP6142795A JPH08258613A JP H08258613 A JPH08258613 A JP H08258613A JP 6142795 A JP6142795 A JP 6142795A JP 6142795 A JP6142795 A JP 6142795A JP H08258613 A JPH08258613 A JP H08258613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
arm
supported
work platform
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6142795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Suzuki
恒雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUZUKI GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
SUZUKI GIKEN KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUZUKI GIKEN KOGYO KK filed Critical SUZUKI GIKEN KOGYO KK
Priority to JP6142795A priority Critical patent/JPH08258613A/ja
Publication of JPH08258613A publication Critical patent/JPH08258613A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的位置に容易に接近させることができ、し
かも、操作性が向上する高所作業台車を提供する。 【構成】 台車11と、この台車11上に昇降支持機構
12により昇降自在に支持された作業ステージ13とを
有し、台車11は、昇降支持機構12を支持する台車本
体21と、該台車本体21に設けられた複数の走行車輪
22と、該走行車輪22の向きを該台車11を前進、後
退させる方向と横行させる方向とに切り換える走行方向
切換機構23と、各走行車輪22を回転駆動させる回転
駆動機構としての駆動モーター25とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台車と、この台車上に
昇降支持機構により昇降自在に支持された作業ステージ
とを有する高所作業台車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に高所作業台車は、図6に示すよう
に、台車1上部に、リンク機構2の下端が取り付けら
れ、このリンク機構2の上端に作業ステージ3が取り付
けられた構成とされている。前記リンク機構2は、伸縮
自在な4本のブーム4を菱形の各辺に配置した構成とさ
れ、下方に伸びる2本のブーム4の下端がそれぞれ台車
1に回動自在に取り付けられ、上方に伸びる2本のブー
ム4の上端がそれぞれ作業ステージ3に回動自在に取り
付けられ、4本のブーム4の伸縮量を調整することによ
り作業ステージ3を水平を保持しつつ昇降するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な高所作業台車の場合、4本のブーム4を菱形の各辺に
配置した構成のリンク機構2の使用によって、汎用性が
低下するといった問題が生じていた。すなわち、前記リ
ンク機構2の場合、小型化が困難である上、ブーム4が
交差して形成する菱形部5が、下方に伸びる2本のブー
ム4の下端の離間方向中央の直上部に位置するので、台
車1と作業ステージ3との間に十分な空間が確保されな
い。このため、例えば、航空機の機体や翼の上部での作
業のように、台車1と作業ステージ3との間の空間で障
害物を回避して作業を行なう場合では、機体や翼に菱形
部5が側方から干渉して航空機に十分に近づくことがで
きないといった問題が生じる。また、リンク機構2を縮
小する際に、台車1と作業ステージ3との間の空間に存
在する障害物に、作業ステージ3に取り付けられたブー
ム4が接触しやすいため、操作にある程度の熟練を要す
るといった問題もある。作業ステージ3に取り付けられ
ているブーム4は、作業ステージ3の下方に位置して目
視しにくく、障害物と接触しやすいといった問題もあ
る。
【0004】また、台車1は、走行車輪5の駆動機構や
走行車輪5の走行方向を制御する走行方向制御機構が搭
載されているが、これら駆動機構や走行方向制御機構の
ために内部が複雑となり、製造能率の低下やコストの上
昇の原因になっていた。特に、走行方向制御機構は、作
業ステージ3を目的位置に接近させるための制御系が高
価になっていた。このため、構成が簡便かつ低コストの
駆動機構や走行方向制御機構を有する台車の開発が求め
られていた。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、目的位置に容易に接近させることができ、しか
も、操作性が向上する高所作業台車を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の高所作業台車では、台車と、この台車上に昇降
支持機構により昇降自在に支持された作業ステージとを
有する高所作業台車において、前記昇降支持機構は、台
車上に垂直面内において回動自在となるように一端部が
支持された第1のアームと、該第1のアームの他端部に
前記垂直面内において回動自在となるように一端部が支
持され、他端部が前記作業ステージに前記垂直面内にお
いて回動自在となるように支持された第2のアームと、
該第1、第2のアームを第1のアームの前記一端部、第
1のアームの他端部および第2のアームの一端部、第2
のアームの他端部間が開放された三角形の空間が形成さ
れるように折り畳み、または伸長させて前記作業ステー
ジを上昇、下降させる駆動機構と、前記作業ステージを
昇降させる時に、該作業ステージの姿勢を一定に保つ姿
勢保持機構とを備えてなることを前記課題の解決手段と
した。
【0007】請求項2記載の高所作業台車では、台車
が、前記昇降支持機構を支持する台車本体と、該台車本
体に設けられた複数の走行車輪と、該走行車輪の向きを
該台車を前進、後退させる方向と横行させる方向とに切
り換える走行方向切換機構と、前記走行車輪の内、台車
本体の前後方向および左右方向に互いに離間して配置さ
れた少なくとも2つを回転駆動させる回転駆動機構とを
備えてなることを前記課題の解決手段とした。
【0008】請求項3記載の高所作業台車では、複数の
走行車輪が、左右一対を一組として複数組設けられ、か
つそれぞれの走行車輪は、前記台車本体に垂直方向の軸
線をもって回動自在に支持された車輪支持体に水平方向
の軸線をもって回転自在に支持され、前記車輪支持体
は、前記台車本体に該台車本体の前後方向に延在するよ
うに設けられた駆動シリンダと、この駆動シリンダのピ
ストンロッドの先端部に設けられた連結部材と、該連結
部材と前記一組の左右一対の各走行車輪を支持する車輪
支持体との間を連結する一対のロッドとを備えてなるこ
とを前記課題の解決手段とした。
【0009】請求項4記載の高所作業台車では、前記昇
降支持機構において、姿勢保持機構は、第1のアームの
他端部に水平方向の軸線を中心として回動自在に支持さ
れた回動ブラケットと、該回動ブラケットと前記台車と
の間に平行に配置されて、それぞれの端部がこれら回動
ブラケットおよび台車に回動自在に連結されて、かつ、
これら回動ブラケットおよび台車とともに平行リンクを
構成する第1、第2のリンクと、該回動ブラケットと前
記作業ステージとの間に平行に配置されて、それぞれの
端部がこれら回動ブラケットおよび作業ステージに回動
自在に連結され、かつ、これら回動ブラケットおよび作
業ステージとともに平行リンクを構成する第3、第4の
リンクとを備えてなることを前記課題の解決手段とし
た。
【0010】請求項5記載の高所作業台車では、前記台
車本体に設けられた走行車輪の回転駆動機構は、車輪支
持体に支持されていることを前記課題の解決手段とし
た。
【0011】
【作用】請求項1記載の高所作業台車によれば、昇降支
持機構の伸縮によって作業ステージが一定の姿勢を保持
したまま昇降される。昇降支持機構の伸縮は、駆動機構
の駆動力によって、第1、第2のアームを、第1のアー
ムの他端部が第2のアームの一端部を支持する部位(以
下、「回動支持部」と称する)を中心として相対回動さ
せることによってなされる。この際、第1、第2のアー
ムが直線上に位置した場合に作業ステージが最高位置と
なる。これ以外の場合には、第1、第2のアームが回動
支持部を中心として折り畳み状態になり、第1のアーム
の一端部、第1のアームの他端部および第2のアームの
一端部、第2のアームの他端部間が開放された開放され
た三角形の空間が形成される。昇降支持機構は、第1、
第2のアームの屈曲角度に関係無く、常に作業ステージ
を一定の姿勢で支持する。第1、第2のアームが完全に
折り畳まれた場合には、作業ステージが最低位置とな
る。
【0012】請求項2記載の高所作業台車によれば、走
行方向切換機構で走行車輪の向きを、台車を前進、後退
させる方向と横行させる方向のいずれかに設定して、回
転駆動機構によって回転される走行車輪を駆動すること
により、目的の方向に走行する。走行方向切換機構で走
行車輪の向きを切り換えることにより、台車の走行方向
を前進、後退させる方向と横行させる方向とに自在に変
更できる。
【0013】請求項3記載の高所作業台車によれば、駆
動シリンダを伸縮することにより連結部材が台車本体の
前後方向に移動し、この連結部材の移動に伴ってロッド
が移動して車輪支持体が垂直方向の軸線を中心として回
動することにより、車輪の向きの変更がなされる。
【0014】請求項4記載の高所作業台車によれば、台
車と回動支持部との間および回動支持部と作業ステージ
との間に平行リンクが構成されているので、昇降支持機
構の折り畳み、伸長にかかわらず、台車に対して作業ス
テージの姿勢を常時一定に保持する。
【0015】請求項5記載の高所作業台車によれば、車
輪支持体の向きがかわった場合に、回転駆動機構が車輪
支持体と一体的に向きをかえるので、回転駆動機構が台
車本体に取り付けられている場合に比して、駆動力を伝
達するための機構が単純化される。
【0016】
【実施例】以下本発明の高所作業台車の一実施例を、図
1から図5を参照して説明する。図中符号10は、本実
施例の高所作業台車である。この高所作業台車10は、
台車11と、この台車11上に昇降支持機構12により
昇降自在に支持された作業ステージ13とを有してい
る。
【0017】図1に示すように、台車11は、前記昇降
支持機構12を支持する台車本体21と、該台車本体2
1に設けられた複数の走行車輪22と、該走行車輪22
の向きを該台車11を前進、後退させる方向と横行させ
る方向とに切り換える第1、第2の走行方向切換機構2
3、24と、各走行車輪22を回転駆動させる回転駆動
機構としての駆動モーター25とを備えている。
【0018】前記台車本体21は、鋼材を組み合わせて
構成された概略「井」状のフレームである。台車本体2
1の前部(図3右側)には前記第1の走行方向切換機構
23が設けられ、後部(図3左側)には前記第2の走行
方向切換機構24が設けられている。また台車本体21
には、台車本体21の前部および後部のそれぞれに、台
車本体21の左右の一対を一組として計4基のアウトリ
ガーRが一組ずつ配置されている。
【0019】走行車輪22は、台車本体21における左
右の一対を一組として、台車本体21の前後両端部にそ
れぞれ一対ずつ設けられている。それぞれの走行車輪2
2は、図4に示すように、前記台車本体21に垂直方向
の軸線をもって回動自在に支持された車輪支持体26に
水平方向の軸線をもって回転自在に支持されている。こ
の車輪支持体26は、走行車輪22の下方のみを残して
外側全体を覆うハウジングであって、台車本体21の側
部に設けられた支持軸26aを中心として垂直軸線を中
心として回動自在に軸支されている。また、車輪支持体
26の台車本体21側中心部には、走行車輪22を回転
駆動する駆動モーター25が固定されている。この駆動
モーター25は、図示しない駆動軸が走行車輪22のハ
ブに固定されて、直接走行車輪22に回転駆動力を伝達
する構成とされている。
【0020】前記第1の走行方向切換機構23は、台車
本体21に該台車本体21の前後方向に延在するように
設けられた平面視長方形状の駆動シリンダ27と、この
駆動シリンダ27のピストンロッド28の先端部に設け
られた連結部材29と、該連結部材29の前端に第1の
ピン30を介して垂直軸線を中心として回動自在に連結
された平行四辺形状の回動プレート31と、一端が第2
のピン32を介してこの回動プレート31に、他端が第
3のピン33を介して台車本体21の前部の左右一対の
いずれかの車輪支持体26にそれぞれ垂直軸線を中心と
して回動自在に連結された一対のロッド34と、ピスト
ンロッド37aの先端が第4のピン35を介して前記連
結部材29に、本体の基端が第5のピン36を介して回
動プレート31にそれぞれ垂直軸線を中心として回動自
在に軸支され、かつこれら第4、第5のピン35、36
間の間隔を接近離間自在に変動させる回動シリンダ37
とを備えている。前記連結部材29は、図4に示すよう
に、断面視長方形枠状の角筒体であって、台車本体21
の前部の幅方向中央部において台車本体21の前後方向
に沿って配置されたガイド部材38の外側に、該ガイド
部材38の長手方向に対して摺動自在に嵌め込まれてい
る。
【0021】前記第2の走行方向切換機構24は、基端
部が前記台車本体21にブラケットVを介して垂直軸線
を中心として回動自在に軸支され、台車本体21の幅方
向に沿って配置された駆動シリンダ39と、一端が第6
のピン41を介してこの駆動シリンダ39のピストンロ
ッド40の先端に、中央部が支持ピンPを介して台車本
体21の前端部にそれぞれ垂直軸線を中心として回動自
在に軸支された回動リンク42と、一端が第7のピン4
3を介してこの回動リンク42の他端に、他端が第8の
ピン44を介して台車11後部の二つの走行車輪22の
内の一方を支持する車輪支持体26にそれぞれ垂直軸線
を中心として回動自在に連結された短ロッド45と、一
端が前記第6のピン41に、他端が第9のピン46を介
して台車11の後部の他方の走行車輪22を支持する車
輪支持体26にそれぞれ垂直軸線を中心として回動自在
に連結され、かつ台車本体21の幅方向に沿って配置さ
れた長ロッド47とで構成されている。
【0022】前記長ロッド47は、前記駆動シリンダ3
9の下方において該駆動シリンダ39に平行に配置され
ている。また、第6のピン41において、前記回動リン
ク42と長ロッド47とは、相対回動自在に取り付けら
れている。
【0023】昇降支持機構12は、図1および図2に示
すように、台車11上に垂直面内において回動自在とな
るように一端部Aが支持された第1のアーム51と、該
第1のアーム51の他端部Bに前記垂直面内において回
動自在となるように一端部Cが支持され、他端部Dが前
記作業ステージ13に前記垂直面内において回動自在と
なるように支持された第2のアーム52と、該第1、第
2のアーム51、52を第1のアーム51の前記一端部
A、第1のアーム51の他端部Bおよび第2のアーム5
2の一端部C、第2のアーム52の他端部D間が開放さ
れた三角形の空間Eが形成されるように折り畳み、また
は伸長させて前記作業ステージ13を上昇、下降させる
駆動機構としての駆動シリンダ53と、第1、第2のア
ーム51、52を相対回動自在に連結する回動ブラケッ
ト54とを備えている。ここで、昇降支持機構12は、
本発明の姿勢制御機構を兼ねている。
【0024】前記第1のアーム51は、前記回動ブラケ
ット54と前記台車本体21との間に互いに平行に配置
されて、それぞれの端部がこれら回動ブラケット54お
よび台車本体21にそれぞれ水平軸線を中心として回動
自在に連結され、かつ、これら回動ブラケット54およ
び台車本体21とともに平行リンクを構成する第1、第
2のリンク55、56を有している。
【0025】前記第1のリンク55は、一端が第1の水
平ピン57を介して回動ブラケット54に、他端が第2
の水平ピン58を介して台車11にそれぞれ水平軸線を
中心に回動自在に連結されている。第1のリンク55と
台車本体21とを連結する第1の水平ピン57は、台車
本体21の後部において台車本体21の幅方向に沿った
水平軸線上に配置されている。前記第1のリンク55
は、この第1の水平ピン57に互いに離間して2本配置
され、かつ、第1の水平ピン57を中心として回動し台
車本体21に対して起伏される同一平面内において互い
に平行とされている。
【0026】第2のリンク56は、一端が第3の水平ピ
ン59を介して回動ブラケット54に、他端が第4の水
平ピン60を介して台車11にそれぞれ水平軸線を中心
として回動自在に連結され、前記第1のリンク55の配
置平面に近接してその下側において該配置平面と平行に
なるように配置されている。
【0027】前記第2のアーム52は、回動ブラケット
54と前記作業ステージ13との間に平行に配置され
て、それぞれの端部がこれら回動ブラケット54および
作業ステージ13に水平軸線を中心として回動自在に連
結され、かつ、これら回動ブラケット54および作業ス
テージ13とともに平行リンクを構成する第3、第4の
リンク61、62を有している。
【0028】第3のリンク61は、一端が第5の水平ピ
ン63を介して回動ブラケット54に、他端が第6の水
平ピン64を介して作業ステージ13にそれぞれ水平軸
線を中心として回動自在に連結されている。第5の水平
ピン63は、作業ステージ13の後部において作業ステ
ージ13の幅方向に沿った水平軸線上に配置されてい
る。前記第3のリンク61は、この第5の水平ピン63
に互いに離間して2本配置され、かつ、第5の水平ピン
63を中心として回動し作業ステージ13に対して起伏
される同一平面において互いに平行とされている。
【0029】第4のリンク62は、前記第3のリンク6
1の配置平面に近接して、この配置平面より下側に近接
しこの配置平面と平行な配置平面に前記第3のリンク6
1と略平行に2本配置されている。第4のリンク62
は、一端が第7の水平ピン65を介して回動ブラケット
54に、他端が第8の水平ピン66を介して作業ステー
ジ13にそれぞれ水平軸線を中心として回動自在に連結
されている。第7の水平ピン65は、前記第4の水平ピ
ン60と同一軸線上に配置されている。
【0030】前記駆動シリンダ53は、一端が第9水平
ピン67を介して前記台車本体21に、他端が第10の
水平ピン68を介して前記第1のアーム51の第2のリ
ンク56の長手方向中央部にそれぞれ水平軸線を中心と
して回動自在に軸支されている。また、前記第1のアー
ム51には、一端が第11の水平ピン69を介して台車
本体21に、他端が第12の水平ピン70を介して第2
のアーム52の第4のリンク62の一端部よりやや中央
部よりにそれぞれ水平軸線を中心として回動自在に連結
された支持リンク71が設けられている。
【0031】作業ステージ13は、図1および図5に示
すように、第2のアーム52の他端部Dに支持されたス
テージフレーム80と、このステージフレーム80の上
面上に敷設された床鋼板81と、ステージフレーム80
の縁部の全周にわたって上方に突設された手摺り82
と、作業ステージ13前部(図1、図5右側)におい
て、この手摺り82の内側に設置された操作盤83と、
作業ステージ13の前後両端においてステージフレーム
80内に収納可能に設けられ、ステージフレーム80か
ら引き出すことにより作業ステージ13から突設可能な
補助ステップ84とで構成されている。
【0032】前記ステージフレーム80の前後両端部に
は、前記補助ステップ84を目的の突出量で固定するク
ランプハンドル85が設けられている。床鋼板81は平
面視長方形状であって、その四隅には、ステージフレー
ム80を厚さ方向に貫通する貫通口87を開閉する蓋板
86が取り付けられている。これら蓋板86は、開放す
ることによりステージフレーム80の貫通口を作業者の
出入口として利用するものであり、使用しない貫通口を
通常時に閉塞しておくものである。前記操作盤83は、
高所作業台車10の各駆動源と接続されて、これらを操
作可能になっている。前記補助ステップ84は、床鋼板
81よりやや狭い幅寸法を有し、ステージフレーム80
から突出された際に、前記床鋼板81上面とほ略同等の
高さで水平を維持可能になっている。
【0033】台車11の後端部と作業ステージ13の前
端部との間には、図1および図2に示すように、梯14
が架設される。この梯14は、下端部が前記台車本体2
1上部として支持され、この下端部から中央部に至る部
分が前記第1のアーム51の側部に取り付けられてい
る。梯14の上端部の上方には前記ステージフレーム8
0の貫通口が位置し、作業ステージ13と梯14との間
を作業者が移動可能になっている。
【0034】前記梯14は、複数の梯本体90と、これ
ら梯本体90同士を連結し、かつこれら梯本体90同士
を長手方向に相対的にスライド移動自在に支持するスラ
イド治具91とで構成されている。梯14は、梯本体9
0を長手方向に相対的にスライド移動させることによ
り、全体の長さが伸縮するようになっている。
【0035】(1)第1の走行方向切換機構23の動作 第1の走行方向切換機構23は、駆動シリンダ27の伸
縮による両前輪(台車11前部左右の走行車輪)22、
22の走行方向の切り換えと、回動シリンダ37の伸縮
による前進、後退方向への走行時の操縦とを行なう。
【0036】前記走行方向の切り換えは、走行車輪22
の走行方向が台車11正面前方に向く状態で回動シリン
ダ37の伸縮量を固定して、駆動シリンダ27を伸縮
し、連結部材29を前後動させる。この際、連結部材2
9は、ガイド部材38にガイドされて、安定に前後動さ
れる。この際、回動シリンダ37の伸縮量が固定されて
いるので、回動プレート31の回動が規制される。連結
部材29の前後動に伴ってこの連結部材29と両前輪2
2、22の各車輪支持体26とを連結する2本のロッド
34、34の押し出しまたは引き込みがなされ、車輪支
持体26が支持軸26aを中心として回動する。これら
各車輪支持体26の回動は、平面視、互いに反対方向で
あり、走行車輪22の走行方向が、駆動シリンダ27の
伸長量が最大時に前進、後退する方向に向けられ、最小
時に横行する方向に向けられるようになっている。
【0037】前進、後退方向への走行時の操縦は、駆動
シリンダ27の伸縮量を、前記両前輪22、22を前
進、後退方向への走行に向ける状態(最大伸長時)に保
持し、回動シリンダ37を伸縮させる。回動シリンダ3
7が伸縮すると、第4、第5のピン35、36の離間距
離に応じて回動プレート31が第1のピン30を中心と
して回動し、一方のロッド34を外側に押し出すととも
に、他方のロッド34を内側に引き込む。これら二つの
ロッド34の変位量は等しいので、結局、これらのロッ
ド34、34に連結されている両前輪22、22の走行
方向が同方向に等しい角度で左右に傾斜される。第2の
走行方向切換機構24の駆動シリンダ39を縮小状態に
保持する。
【0038】(2)第2の走行方向切換機構24の動作 第2の走行方向切換機構24は、駆動シリンダ39の伸
縮によって後輪(台車11後部左右の走行車輪)の走行
方向を、前進、後退する方向と横行する方向との間で切
り換える動作のみを行なうものである。
【0039】前記駆動シリンダ39が伸縮すると、長ロ
ッド47が台車本体21の幅方向に沿って移動するとと
もに、回動リンク42が支持ピンPを中心として回動し
て、短ロッド45が台車本体21の幅方向に沿って前記
長ロッド47と逆の方向に移動する。これら長ロッド4
7および短ロッド45の相対移動によって、各後輪2
2、22を支持する車輪支持体26が支持軸26aを中
心として平面視互いに反対方向に回動される。
【0040】第2の走行方向切換機構24が連結された
二つの車輪支持体26は、ピストンロッド40を所定位
置まで伸長した際には、それぞれの支持する走行車輪2
2の走行方向が台車11の前後方向(図3左右方向)と
一致され、ピストンロッド40を所定位置まで縮小した
際には、90度回動して台車11が横行する方向と一致
されるようになっている。
【0041】(3)昇降支持機構12の動作 昇降支持機構12は、駆動シリンダ53を伸縮すること
により、第1のアーム51が台車本体21に対して回動
起伏しつつ第2のアーム52が回動ブラケット54を中
心として第1のアーム51に対して回動、起伏すること
により作業ステージ13を昇降するようになっている。
第1、第2、第3、第4の水平ピン57、58、59、
60を支点として第1、第2のリンク55、56および
台車本体21、回動ブラケット54が平行リンクを構成
するので、第1のアーム51が起伏動作しても、回動ブ
ラケット54が常に一定の姿勢で支持される。
【0042】また、第5、第6、第7、第8の水平ピン
63、64、65、66を支点として、第3、第4のリ
ンク61、62および作業ステージ13、回動ブラケッ
ト54が平行リンクを構成するので、第2のアーム52
が第1のアーム51に対して回動動作しても、作業ステ
ージ13が回動ブラケット54に対して常に一定の姿勢
で支持される。したがって、昇降支持機構12は、第1
のアーム51と第2のアーム52との折り畳み、伸長動
作に対して、作業ステージ13を常に水平に支持しつつ
昇降する。
【0043】前記高所作業台車10を用いて、例えば、
航空機の翼F上面での作業を行なう場合には、まず、作
業者が作業ステージ13に搭乗して操作盤83を操作す
ることにより台車11を操縦して、翼Fの近傍に位置さ
せる。前記台車11は、はじめ、全ての走行車輪22の
走行方向を前進、後退する方向に向け、各走行車輪22
を駆動モーター25を駆動して回転して運転される。こ
の時、第1の走行方向切換機構23および第2の走行方
向切換機構24は、それぞれ駆動シリンダ37、39を
伸長することにより、これら第1の走行方向切換機構2
3、第2の走行方向切換機構24と接続されている各走
行車輪22の走行方向を前進、後退する方向に合わされ
ている。また、操作盤83の操作によって第1の走行方
向切換機構23の回動シリンダ37の伸縮量を調整する
ことにより、両前輪22、22の走行方向を調整するこ
とができ、自動車の如く運転される。
【0044】高所作業台車10が翼Fの作業位置の正面
に位置したら、駆動シリンダ53を駆動して昇降支持機
構12を折り畳みまたは伸長させて作業ステージ13を
適切高さに保持した後、微速で翼Fに接近する。台車1
1の走行方向を前進、後退する方向から横行する方向に
変更させる場合には、第1の走行方向切換機構23およ
び第2の走行方向切換機構24において、それぞれ駆動
シリンダ37、39を駆動して全ての走行車輪22の走
行方向を横行する方向に切り換える。切り換え動作は、
前後のそれぞれの対において左右の走行車輪22が互い
に反対方向に回動するので、走行を停止した状態で行な
う必要がある。
【0045】翼Fへの接近時の高所作業台車10の向き
が前進、後退する方向である場合には、操作盤83での
操作によって接近が微速でなされ、第1、第2のアーム
51、52の間に形成される空間Eに翼Fが入り込むの
で、作業ステージ13を翼Fの上面上にまで安全に移動
することができる。また、翼Fの奥側において作業を行
なう場合には、作業ステージ13から補助ステップ84
を引き出す。
【0046】作業ステージ13の高さを変更する場合に
は、駆動シリンダ53を伸縮する。駆動シリンダ53を
伸縮すれば、作業ステージ13が水平を維持したまま昇
降されるので、高さ調整が容易である。また、作業ステ
ージ13の高さが低い場合には、第2のアーム52が作
業ステージ13の下面に接近して空間Eが比較的大きく
確保されるので、空間Eに翼Fを回避させることは容易
である。
【0047】梯14は、作業ステージ13の四隅のいず
れにも取り付け可能である。いずれの取り付け位置の場
合も、貫通口87を利用することにより作業ステージ1
3と梯14との間の作業者の移動が可能である。また、
梯14を台車本体21の前部と作業ステージ14の後部
との間に取り付けた場合には、作業ステージ13の昇降
に伴って梯14が伸縮することにより、その上部が常に
第2のアーム52との平行を維持して移動する。
【0048】したがって、本発明の高所作業台車10に
よれば、第1、第2のアーム51、52の間に形成され
る空間Eを広く採ることができ、この空間Eにおいて台
車11と作業ステージ13との間に障害物を回避するこ
とが容易となって、作業ステージ13を障害物奥側の目
的位置に接近させることができる。また、第1のアーム
51と第2のアーム52とを回動ブラケット54を介し
て構成した平行リンクで連結したので、第1のアーム5
1と第2のアーム52との連結部分が、従来の4本のブ
ームを台車と作業ステージの間で菱形に組み上げたリン
ク機構に比して小型であり、空間Eにおける昇降支持機
構12と障害物との干渉が少なくなり、台車11と作業
ステージ13との間の障害物を回避することが容易とな
る。
【0049】また、高所作業台車10は、台車本体21
に設けられた走行車輪22の駆動モーター25が、車輪
支持体26に支持され、車輪支持体26の向きがかわっ
た場合に、駆動モーター25が車輪支持体26と一体的
に向きをかえるので、駆動モーター25が台車本体21
に取り付けられている場合に比して、駆動力を伝達する
ための機構が単純化されてコストの低減が可能であると
ともに、第1、第2の走行方向方向切換機構23、24
等の台車本体21の機構の設計に影響を与えず、設計や
製造が容易になる。
【0050】なお、走行方向切換機構の構成は、前述に
限られたものではない。昇降支持機構の構成は、前述に
限られたものではない。また、昇降支持機構において、
姿勢保持機構と台車に対して作業ステージを昇降する機
構とは、別体であっても構わない。例えば、前述の実施
例における第1のアーム51と第2のアーム52と回動
ブラケット54とでなる姿勢保持機構と、この姿勢保持
機構と別体に設けられ台車11に対して作業ステージ1
3を昇降するリフト機構とで昇降支持機構を構成しても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の高
所作業台車によれば、昇降支持機構が、台車上に垂直面
内において回動自在となるように一端部が支持された第
1のアームと、該第1のアームの他端部に前記垂直面内
において回動自在となるように一端部が支持され、他端
部が前記作業ステージに前記垂直面内において回動自在
となるように支持された第2のアームと、該第1、第2
のアームを第1のアームの前記一端部、第1のアームの
他端部および第2のアームの一端部、第2のアームの他
端部間が開放された三角形の空間が形成されるように折
り畳み、または伸長させて前記作業ステージを上昇、下
降させる駆動機構と、前記作業ステージを昇降させる時
に、該作業ステージの姿勢を一定に保つ姿勢保持機構と
を備えてなり、昇降支持機構の伸縮によって作業ステー
ジが一定の姿勢を保持したまま昇降され、しかも、第1
のアームの一端部、第1のアームの他端部および第2の
アームの一端部、第2のアームの他端部間の空間におい
て障害物を回避しつつ作業ステージを目的位置に接近さ
せることができるので、汎用性が向上するとともに、操
作性も向上する。
【0052】請求項2記載の高所作業台車によれば、台
車が、前記昇降支持機構を支持する台車本体と、該台車
本体に設けられた複数の走行車輪と、該走行車輪の向き
を該台車を前進、後退させる方向と横行させる方向とに
切り換える走行方向切換機構と、前記走行車輪の内、台
車本体の前後方向および左右方向に互いに離間して配置
された少なくとも2つを回転駆動させる回転駆動機構と
を備えてなり、走行方向切換機構で走行車輪の向きを切
り換えることにより、台車の走行方向を前進、後退させ
る方向と横行させる方向とに自在に変更できるので、作
業ステージの適切位置への移動が一層容易となって、汎
用性および操縦性が一層向上する。
【0053】請求項3記載の高所作業台車によれば、複
数の走行車輪が、左右一対を一組として複数組設けら
れ、かつそれぞれの走行車輪は、台車本体に垂直方向の
軸線をもって回動自在に支持された車輪支持体に水平方
向の軸線をもって回転自在に支持され、前記車輪支持体
は、前記台車本体に該台車本体の前後方向に延在するよ
うに設けられた駆動シリンダと、この駆動シリンダのピ
ストンロッドの先端部に設けられた連結部材と、該連結
部材と前記一組の左右一対の各走行車輪を支持する車輪
支持体との間を連結する一対のロッドとを備えてなり、
駆動シリンダを伸縮することにより連結部材が台車本体
の前後方向に移動し、この連結部材の移動に伴ってロッ
ドが移動して車輪支持体が垂直方向の軸線を中心として
回動することにより車輪の向きの変更がなされ、走行方
向切換機構の構成が単純であるのでコストが低減すると
ともに、駆動源の数が少ないので走行車輪の回転駆動機
構や昇降支持機構の駆動機構等と関連した制御が容易と
なる。
【0054】請求項4記載の高所作業台車によれば、昇
降支持機構において、姿勢保持機構は、第1のアームの
他端部に水平方向の軸線を中心として回動自在に支持さ
れた回動ブラケットと、該回動ブラケットと前記台車と
の間に平行に配置されて、それぞれの端部がこれら回動
ブラケットおよび台車に回動自在に連結されて、かつ、
これら回動ブラケットおよび台車とともに平行リンクを
構成する第1、第2のリンクと、該回動ブラケットと前
記作業ステージとの間に平行に配置されて、それぞれの
端部がこれら回動ブラケットおよび作業ステージに回動
自在に連結され、かつ、これら回動ブラケットおよび作
業ステージとともに平行リンクを構成する第3、第4の
リンクとを備えてなり、台車と回動支持部との間および
回動支持部と作業ステージとの間に平行リンクが構成さ
れるので、昇降支持機構の折り畳み、伸長にかかわら
ず、台車に対して作業ステージの姿勢を常時一定かつ安
定に保持することができる。しかも、第1、第2のリン
クの構成する平行リンクと、第3、第4のリンクの構成
する平行リンクとの連結部分は小型にすることができる
ので、第1のアームの一端部、第1のアームの他端部お
よび第2のアームの一端部、第2のアームの他端部間の
空間において障害物の干渉を回避することができ、汎用
性や操縦性が一層向上する。
【0055】請求項5記載の高所作業台車によれば、台
車本体に設けられた走行車輪の回転駆動機構が、車輪支
持体に支持され、車輪支持体の向きがかわった場合に、
回転駆動機構が車輪支持体と一体的に向きをかえるの
で、回転駆動機構が台車本体に取り付けられている場合
に比して、駆動力を伝達するための機構が単純化されて
コストの低減が可能であるとともに、走行方向方向切換
機構等の台車本体の機構の設計に影響を与えず、設計や
製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高所作業台車の一実施例を示す側面図
である。
【図2】本発明の高所作業台車の一実施例を示す正面図
である。
【図3】本発明の高所作業台車の一実施例を示す図であ
って台車を示す平面図である。
【図4】本発明の高所作業台車の一実施例を示す図であ
って台車を示す正面図である。
【図5】本発明の高所作業台車の一実施例を示す図であ
って作業ステージを示す平面図である。
【図6】従来例を示す正断面図である。
【符号の説明】
10 高所作業台車 11 台車 12 昇降支持機構 13 作業ステージ 21 台車本体 22 走行車輪 23 走行方向切換機構(第1の走行方向切換機構) 24 走行方向切換機構(第2の走行方向切換機構) 25 回転駆動機構(駆動モーター) 26 車輪支持体 27 駆動シリンダ 28 ピストンロッド 29 連結部材 34 ロッド 51 第1のアーム 52 第2のアーム 53 駆動機構(駆動シリンダ) 54 回動ブラケット 55 第1のリンク 56 第2のリンク 61 第3のリンク 62 第4のリンク A 一端部 B 他端部 C 一端部 D 他端部 E 空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車(11)と、この台車上に昇降支持
    機構(12)により昇降自在に支持された作業ステージ
    (13)とを有する高所作業台車(10)において、 前記昇降支持機構(12)は、前記台車(11)上に垂
    直面内において回動自在となるように一端部(A)が支
    持された第1のアーム(51)と、該第1のアームの他
    端部(B)に前記垂直面内において回動自在となるよう
    に一端部(C)が支持され、他端部(D)が前記作業ス
    テージ(13)に前記垂直面内において回動自在となる
    ように支持された第2のアーム(52)と、該第1、第
    2のアーム(51、52)を第1のアーム(51)の前
    記一端部(A)、第1のアーム(51)の他端部(B)
    および第2のアーム(52)の一端部(C)、第2のア
    ーム(52)の他端部(D)間が開放された三角形の空
    間(E)が形成されるように折り畳み、または伸長させ
    て前記作業ステージ(13)を上昇、下降させる駆動機
    構(53)と、前記作業ステージ(13)を昇降させる
    時に、該作業ステージ(13)の姿勢を一定に保つ姿勢
    保持機構(12)とを備えてなることを特徴とする高所
    作業台車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高所作業台車において、
    前記台車(11)は、前記昇降支持機構(12)を支持
    する台車本体(21)と、該台車本体(21)に設けら
    れた複数の走行車輪(22)と、該走行車輪(22)の
    向きを該台車(11)を前進、後退させる方向と横行さ
    せる方向とに切り換える走行方向切換機構(23、2
    4)と、前記走行車輪(22)の内、台車本体(21)
    の前後方向および左右方向に互いに離間して配置された
    少なくとも2つを回転駆動させる回転駆動機構(25)
    とを備えてなることを特徴とする高所作業台車。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高所作業台車において、
    前記複数の走行車輪(22)は、左右一対を一組として
    複数組設けられ、かつそれぞれの走行車輪(22)は、
    前記台車本体(21)に垂直方向の軸線をもって回動自
    在に支持された車輪支持体(26)に水平方向の軸線を
    もって回転自在に支持され、 前記車輪支持体(26)は、前記台車本体(21)に該
    台車本体(21)の前後方向に延在するように設けられ
    た駆動シリンダ(27)と、この駆動シリンダ(27)
    のピストンロッド(28)の先端部に設けられた連結部
    材(29)と、該連結部材(29)と前記一組の左右一
    対の各走行車輪(22)を支持する車輪支持体(26)
    との間を連結する一対のロッド(34)とを備えてなる
    ことを特徴とする高所作業台車。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の高所
    作業台車において、前記姿勢保持機構(12)は、前記
    第1のアーム(51)の他端部(B)に水平方向の軸線
    を中心として回動自在に支持された回動ブラケット(5
    4)と、該回動ブラケット(54)と前記台車(11)
    との間に平行に配置されて、それぞれの端部がこれら回
    動ブラケット(54)および台車(11)に回動自在に
    連結されて、かつ、これら回動ブラケット(54)およ
    び台車(11)とともに平行リンクを構成する第1、第
    2のリンク(55、56)と、 該回動ブラケット(54)と前記作業ステージ(13)
    との間に平行に配置されて、それぞれの端部がこれら回
    動ブラケット(54)および作業ステージ(13)に回
    動自在に連結され、かつ、これら回動ブラケット(5
    4)および作業ステージ(13)とともに平行リンクを
    構成する第3、第4のリンク(61、62)とを備えて
    なることを特徴とする高所作業台車。
  5. 【請求項5】 請求項3または4のいずれかに記載の高
    所作業台車において、前記走行車輪(22)の回転駆動
    機構(25)は、車輪支持体(26)に支持されている
    ことを特徴とする高所作業台車。
JP6142795A 1995-03-20 1995-03-20 高所作業台車 Withdrawn JPH08258613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142795A JPH08258613A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 高所作業台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6142795A JPH08258613A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 高所作業台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258613A true JPH08258613A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13170771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6142795A Withdrawn JPH08258613A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 高所作業台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08258613A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05195681A (ja) 可動式穴あけ装置
JPH11310396A (ja) 移動式昇降作業台用垂直マストの横ジブ
KR101832146B1 (ko) 접이식 원격조정 지게차
KR0162497B1 (ko) 적하기 조립체 및 적하기의 리프트 붐 조립체
KR100485818B1 (ko) 무인 교량점검차량
JPH08258613A (ja) 高所作業台車
CN115257233A (zh) 一种能够原地扩桥的行驶底盘及高空作业平台
JP2001213592A (ja) 高所作業車のジャッキ装置
JP7467195B2 (ja) ブーム式作業車
JP3001176B2 (ja) 高所作業車
CN113442107A (zh) 移动支撑装置和移动式机器人
JP4699583B2 (ja) ホイールクレーン
JP4554945B2 (ja) 高所作業車
CN217895082U (zh) 一种抬升臂总成及便于运输的直臂式高空作业平台
JP2020168992A (ja) ボーディングブリッジ
JPH0834600A (ja) 走行可能な作業壇のための取付け式クレーン
CN211308951U (zh) 一种杆杠式尾桨变距结构及其无人机
JP6807733B2 (ja) 高所作業車
JP2001049999A (ja) 補強用セグメント組立装置
JP2512999Y2 (ja) 高所作業車のトレッド調節機構
JP2017144865A (ja) 作業車両
JP2612806B2 (ja) 走行型重量物ハンドリング装置
JP3732583B2 (ja) 高所作業用車両
JP2022120884A (ja) 高所作業車
JPH08143287A (ja) 高所作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604