JPH08258206A - 積層構造体 - Google Patents

積層構造体

Info

Publication number
JPH08258206A
JPH08258206A JP7066499A JP6649995A JPH08258206A JP H08258206 A JPH08258206 A JP H08258206A JP 7066499 A JP7066499 A JP 7066499A JP 6649995 A JP6649995 A JP 6649995A JP H08258206 A JPH08258206 A JP H08258206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
low molecular
laminated structure
type
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7066499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiko Mashita
成彦 眞下
Yasushi Imai
康 今井
Mitsuaki Maeda
光明 前田
Shinichi Toyosawa
真一 豊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP7066499A priority Critical patent/JPH08258206A/ja
Publication of JPH08258206A publication Critical patent/JPH08258206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量物用の防振構造体に適する制振性能に
優れた積層構造体を提供する。 【構成】 複数枚の硬質板14と、軟質板12とを積層
してなる積層構造体10において、前記軟質板12が、
低分子材と三次元網状の骨格構造を有する水素添加ブタ
ジエン−スチレン共重合体の如き媒体材とを含む複合物
とゴム材料の如き高分子材料とを含む高分子組成物であ
って、好ましくは25℃、5Hzにおける損失正接が
0.05〜1.0である高分子組成物で構成され、前記
硬質板14が、金属板、プラスチック板等、25°Cに
おける曲げ弾性率100kgf/mm 2 以上である材料
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層構造体に係り、更に
詳しくは、低弾性率であり、高ロス特性を有し、生産
性、経済性及び汎用性に優れ、多量の低分子材を保持し
た高分子組成物を軟質板として用いた、軽量物用の防振
構造に適する積層構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】軽量物、例えば、精密機械、OA機器、
各種モーター類、研究用機器等の防振用としては、柔軟
な材料を用いた防振構造体を用いるのが一般的である。
即ち、軽量物への振動の伝達を減衰するためには、防振
材料としてのバネ、ゴム板等の弾性体は柔らかくする必
要があり、通常はゲル状の物質が使用されている。
【0003】しかしながら、このゲル状物質は、形状保
持性を有するものの、本来防振を必要とする方向、通常
は水平方向、以外の方向に対しても柔軟であるため、負
荷時の初期変形、使用中のヘタリ、クリープ等の弊害が
発生する点等の欠点があり、良好な防振効果と、その持
続性を有する防振材料は得難かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、各種機器の高機
能化に伴い、これらの機器に取りつけられる防振構造体
についてもより一層の制振性能の改善が望まれている。
【0005】以上述べてきたことから明らかなように、
本発明の目的は非常に低弾性率であり、しかも、所望の
方向に対する高ロス特性を有し、諸特性、生産性、経済
性、汎用性に優れた高分子組成物を軟質板として用い
た、軽量物用の防振構造体に適する制振性能に優れた積
層構造体を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決するため、先に、低弾性率の高分子組成
物、例えば非常に低弾性率の高分子組成物を用いた制振
材を完成させ、特許出願を行った。本発明はこれにさら
に改良を加え、この低弾性率の高分子組成物を用いて軟
質板を構成し、硬質板とともに積層体を形成することに
より、積層方向、即ち縦方向には、バネ定数が大きく、
横方向には柔軟である防振構造体を得ることができるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明の積層構造体は、複数枚の硬
質板と、軟質板とを積層してなる積層構造体において、
(1)前記軟質板が、低分子材と媒体材とを含む低分子
材保持媒体材複合物(A)と高分子材料(B)とを含む
高分子組成物であって、該低分子材が100℃において
5×105 センチポイズ以下の粘度を有し、該低分子材
と該媒体材の各々の溶解度パラメーター値の差が3.0
以下であり、該低分子材と該媒体材の重量比が1.0以
上であり、該低分子材と該高分子材料の各々の溶解度パ
ラメーター値の差が4.0以下であり、及び該低分子材
と該高分子材料の重量比が0.3以上である、高分子組
成物で構成され、(2)前記硬質板が、25°Cにおけ
る曲げ弾性率100kgf/mm2 以上である材料で構
成される、ことを特徴とする。
【0008】本発明の積層構造体の軟質板を構成する高
分子組成物は一般の高分子材料に多量の低分子材を保持
した低分子材保持媒体材複合物を添加して成形すること
によって、本発明の防振用積層構造体に適する低弾性率
やロス特性等を高分子材料に簡単に付与することがで
き、また従来のオイル添加による低弾性率化の欠点であ
ったブリード性も改善できる。このため、本発明の積層
構造体は制振性に優れ、しかも、その構造は安定で効果
の持続性に優れる。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
積層構造体の軟質板を構成する高分子材料に使用される
低分子材としては100℃における粘度が5×105
ンチポイズ以下、効果の点から好ましくは1×105
ンチポイズ以下の材料である。分子量の観点から付言す
れば低分子材の数平均分子量は20,000以下、効果
の点から好ましくは10,000以下、より好ましくは
5,000以下である。通常、室温で液体又は液体状の
材料が好適に用いられる。また、親水性、疎水性のいず
れの低分子材も使用できる。
【0010】低分子材としては前記の条件を満たすもの
であればすべて使用でき、特に制限されないが例示すれ
ば次のような材料を挙げることができる。
【0011】軟化材: 鉱物油系、植物油系、合成油
系等の各種ゴム用或いは樹脂用軟化剤。鉱物油系として
は、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系等の
プロセス油等が挙げられる。植物油系としては、ひまし
油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、
やし油、落花生油、木ろう、パインオイル、オリーブ油
等が挙げられる。合成油系としては、アロマティック系
等が挙げられる。
【0012】可塑剤: フタル酸エステル、フタル酸
混基エステル、脂肪族二塩基酸エステル、グリコールエ
ステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、ステアリン
酸エステル等の各種エステル系可塑剤、エポキシ系可塑
剤、その他プラスチック用可塑剤又は、フタレート系、
アジペート系、セバケート系、フォスフェート系、ポリ
エテール系、ポリエステル系等のNBR用可塑剤。
【0013】粘着付与剤: クマロン樹脂、クマロン
−インデン樹脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化
水素、ロジン誘導体等の各種粘着付与剤(タッキファイ
ヤー)。
【0014】オリゴマー: クラウンエテール、含フ
ッ素オリゴマー、ポリイソブチレン、キシレン樹脂、塩
化ゴム、ポリエチレンワックス、石油樹脂、ロジンエス
テルゴム、ポリアルキレングリコールジアクリレート、
液体ゴム(ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴ
ム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリクロロプ
レン等)、シリコーン系オリゴマー、ポリ−α−オレフ
ィン等の各種オリゴマー。
【0015】滑剤: パラフィン、ワックス等の炭化
水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸等の脂肪酸系滑
剤、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミド等の脂
肪酸アミド系滑剤、脂肪酸低級アルコールエステル、脂
肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエ
ステル等のエステル系滑剤、脂肪族アルコール、多価ア
ルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール等のアル
コール系滑剤、金属石鹸、混合系滑剤等の各種滑剤。
【0016】その他、ラテックス、エマルジョン、液
晶、歴青組成物、粘土、無機系のシリコンオイル、フォ
スファゼンなども低分子材として適している。更に、牛
油、豚油、馬油等の動物油、鳥油或いは魚油:炭化水素
系、ハロゲン化炭化水素系、アルコール系、フェノール
系、エーテル系、アセタール系、ケトン系、脂肪酸系、
エステル系、窒素化合物系、硫黄化合物系等の有機溶
剤:石油類、水、水溶液が適している。これらの成分は
1種で用いても2種以上混合しても良い。
【0017】低分子材は積層構造体の要求特性、制振用
途、また高分子組成物に用いられる他の成分である媒体
材、高分子材料との相溶性等を勘案して、最適なものが
選択され、最適な量で使用される。
【0018】本発明に用いられる媒体材とは低分子材と
高分子材料との媒体としての機能を有する材料であり、
本発明の目的達成に重要な成分である。詳しくは、多量
の低分子材と高分子材料との均一な組成物を可能とする
ため、多量低分子材と媒体材を用いて、多量の低分子材
を保持した低分子材保持媒体材複合物を先ず得て、これ
と高分子材料との組合せで目的とする多量の低分子材を
保持した高分子組成物を得ようとするものである。低分
子材と媒体材と高分子材料とを同時に混合しても均一
な、低弾性率の高分子組成物とはなり得ない。また、多
量の低分子材と高分子材料を直接混合し、多量の低分子
材を含む高分子材料を得ようとしても、低分子材が均一
に混合し得ず、またブリードし易いことがしばしば起こ
り、目的とする低弾性率の高分子組成物は得られない。
ここで、前記した低分子材を”保持する”とは低分子材
が媒体材及び高分子材料に均一に分散し、ブリードしな
いか、ブリードが抑制されることを意味するものであ
る。勿論、高分子組成物の目的によってはブリードの程
度をコントロールすることも容易に行うことができる。
最終的に、この低分子材保持媒体材複合物が高分子材料
との混合時に、この中に均一分散する統一的なメカニズ
ムは必ずしも明らかでないがこの複合物の多くは微小粒
に分断した状態で高分子材料中に保持されるものと考え
られる。
【0019】本発明の媒体材は前記したような機能を有
する、多量の低分子材を保持する複合物を形成する材料
であれば、すべて使用することができるが通常、熱可塑
性の高分子材料又はこの高分子材料を構成要素とする各
種材料が用いられる。
【0020】媒体材としては、数平均分子量が20,0
00以上、特に30,000以上、とりわけ40,00
0以上の熱可塑性高分子有機材料が好ましく、例えば、
スチレン系(ブタジエンスチレン系、イソプレンスチレ
ン系等)、塩化ビニル系、オレフィン系(ブタジエン
系、イソプレン系、エチレンプロピレン系等)、エステ
ル系、アミド系、ウレタン系などの各種熱可塑性エラス
トマー、並びに、それらの水素添加物、その他による変
性物、スチレン系、ABS系、オレフィン系(エチレン
系、プロピレン系、エチレンプロピレン系、エチレンス
チレン系、プロピレンスチレン系等)、アクリル酸エス
テル系(アクリル酸メチル系等)、メタクリル酸エステ
ル系(メタクリル酸メチル系等)、カーボネート系、ア
セタール系、ナイロン系、ハロゲン化ポリエーテル系
(塩化ポリエテール系等)、ハロゲン化オレフィン系
(塩化ビニル系、四フッ化エチレン系、フッ化−塩化エ
チレン系、フッ化エチレンプロピレン系等)、セルロー
ス系(アセチルセルロース系、エチルセルロース系
等)、ビニリデン系、ビニルブチラール系、アルキレン
オキサイド系(プロピレンオキサイド系等)等の熱可塑
性樹脂、及びこれらの樹脂のゴム変性物などが挙げられ
る。中でも熱可塑性エラストマーが効果の点から好まし
く使用される。
【0021】この中で結晶構造、凝集構造などの硬質ブ
ロックを形成しやすい部分と、アモルファス構造などの
軟質ブロックとを一緒にもち合わせているものが好まし
い。
【0022】本発明における低分子材、媒体材及び低分
子材保持媒体材複合物に関して、一部、特開平5−23
9256号公報及び特開平5−194763号公報に記
載されている。媒体材としてはこの公報に開示された三
次元連続の網状骨格構造を有するものが本発明において
も、代表的なものとして、好適に使用され、例えばブタ
ジエン重合体の水素添加物、ブタジエン−スチレン共重
合体の水素添加物及びエチレン−プロピレン系共重合体
等が挙げられ、中でも、ブタジエン重合体の水素添加
物、ブタジエン−スチレン共重合体の水素添加物が更に
好ましい。
【0023】1.前記ブタジエン重合体の水素添加物は
この重合体の水素添加率が90%以上のものが好ましく
用いられる。この水素添加物は出発重合体であるブタジ
エン重合体の1,4結合と1,2結合の組成及びその組
成分布により、種々の分子構造をとることができる。こ
の分子構造によって、水素添加物は1分子鎖中に結晶
性、アモルファス性並びに結晶性とアモルファス性とを
併せもつ特性等種々の結晶特性のセグメントを含むこと
ができる。
【0024】この水素添加物の結晶特性のセグメントは
具体的には(1)1,4結合ブタジエン単位の水素添加
に基づく、エチレン単位を主として含むエチレンブロッ
クからなる結晶性セグメント(S1)、(2)1,4結
合ブタジエン単位と1,2結合ブタジエン単位の水素添
加に基づく、各々エチレン単位とブチレン単位を主とし
て含むブロックからなるアモルファス性セグメント(S
2)等を挙げることができる。
【0025】本発明におけるブタジエン重合体の水素添
加物は結晶性とアモルファス性とを併せもつ結晶特性の
セグメントを有することが好ましい。
【0026】中でも、前記エチレンブロックからなる結
晶性セグメント(S1)と前記エチレン単位とブチレン
単位を含むブロックからなるアモルファス性セグメント
(S2)とを併せもつものが好ましい。この場合、1分
子鎖中の前記エチレンブロックは1つのブロックでも、
又は2つ以上のマルチブロックとして存在してもよい。
また、1分子鎖中の前記エチレンブロックの割合は5〜
80%、効果の点から、好ましくは10〜70%であ
る。さらに、この水素添加物の数平均分子量は3×10
4 以上、効果の点から、好ましくは5×104 以上であ
る。2.前記ブタジエン−スチレン共重合体の水素添加
物はこの共重合体の水素添加率が90%以上のものが好
ましく用いられる。この水素添加物は出発共重合体のブ
タジエン部の1,4結合、1,2結合及びスチレン部の
組成及びその組成分布により、種々の分子構造をとるこ
とができる。この分子構造によって、水素添加物は1分
子鎖中に結晶性、凝集性、アモルファス性、結晶性とア
モルファス性とを併せもつ特性、凝集性とアモルファス
性とを併せもつ特性並びに結晶性と凝集性とアモルファ
ス性とを併せもつ特性等種々の結晶特性のセグメントを
含むことができる。
【0027】この水素添加物の結晶特性のセグメントは
具体的には(1)1,4結合ブタジエン単位の水素添加
に基づく、エチレン単位を主として含むエチレンブロッ
クからなる結晶性セグメント(S1)、(2)1,4結
合ブタジエン単位と1,2結合ブタジエン単位の水素添
加に基づく、各々エチレン単位とブチレン単位を主とし
て含むブロックからなるアモルファス性セグメント(S
2)、(3)スチレン単位を主として含むスチレンブロ
ックからなる凝集性セグメント(S3)、(4)1,2
結合ブタジエン単位とスチレン単位の水素添加に基づ
く、各々ブチレン単位とスチレン単位を主として含むブ
ロックからなるアモルファス性セグメント(S4)、
(5)1,4結合ブタジエン単位と1,2結合ブタジエ
ン単位とスチレン単位の水素添加に基づく、各々エチレ
ン単位とブチレン単位とスチレン単位を主として含むブ
ロックからなるアモルファス性セグメント(S5)等を
挙げることができる。
【0028】本発明におけるブタジエン−スチレン共重
合体の水素添加物は結晶性とアモルファス性とを併せも
つ特性、凝集性とアモルファス性とを併せもつ特性並び
に結晶性と凝集性とアモルファス性とを併せもつ特性等
の結晶特性のセグメントを有することが好ましい。
【0029】中でも、次の水素添加物等が好ましく用い
られる。2−1.前記エチレンブロックからなる結晶性
セグメント(S1)と前記エチレン単位とブチレン単位
とスチレン単位を含むブロックからなるアモルファス性
セグメント(S5)とを併せもつ水素添加物。この場
合、1分子鎖中の前記エチレンブロックは1つのブロッ
クでも、又は2つ以上のマルチブロックとして存在して
もよい。また、1分子鎖中の前記エチレンブロックの割
合は5〜80%、効果の点から、好ましくは10〜70
%である。さらに、この水素添加物の数平均分子量は3
×104 以上、効果の点から、好ましくは5×104
上である。2−2.前記スチレンブロックからなる凝集
性セグメント(S3)と前記エチレン単位とブチレン単
位を含むブロックからなるアモルファス性セグメント
(S2)とを併せもつ水素添加物。この場合、1分子鎖
中の前記スチレンブロックは2つ以上のマルチブロック
として存在することが好ましい。また、1分子鎖中の前
記スチレンブロックの割合は5〜60%、効果の点か
ら、好ましくは10〜50%である。さらに、この水素
添加物の数平均分子量は3×104 以上、効果の点か
ら、好ましくは5×104 以上である。2−3.前記エ
チレンブロックからなる結晶性セグメント(S1)と前
記スチレンブロックからなる凝集性セグメント(S3)
と前記エチレン単位とブチレン単位を含むブロックから
なるアモルファス性セグメント(S2)及び/又は前記
エチレン単位とブチレン単位とスチレン単位を含むブロ
ックからなるアモルファス性セグメント(S5)とを併
せもつ水素添加物。この場合、1分子鎖中の前記エチレ
ンブロック、前記スチレンブロック及び前記アモルファ
ス性セグメントはいずれも1つのブロックでも、又は2
つ以上のマルチブロックとして存在してもよい。また、
1分子鎖中の前記アモルファス性セグメントの割合は2
0〜90%、効果の点から、好ましくは30〜85%で
ある。さらに、この水素添加物の数平均分子量は3×1
4 以上、効果の点から、好ましくは5×104 以上で
ある。3.前記エチレン−プロピレン系共重合体にはエ
チレン−プロピレン二元共重合体及びエチレン−プロピ
レン−ジエン三元共重合体が好適に含まれる。好ましい
エチレン−プロピレン系共重合体としては、エチレン単
位を主として含むエチレンブロックからなる結晶性セグ
メントの割合が5〜60%、効果の点から7〜50%で
ある共重合体及びプロピレン単位を主として含むプロピ
レンブロックからなる結晶性セグメントの割合が5〜6
0%、効果の点から7〜50%である共重合体等を挙げ
ることができる。
【0030】これらブタジエン重合体の水素添加物、ブ
タジエン−スチレン共重合体の水素添加物及びエチレン
−プロピレン系共重合体等のような各種熱可塑性エラス
トマーは主に単独で用いられるが、2種以上をブレンド
して用いてもよい。
【0031】本発明における媒体材は特に制限されない
が通常のバルク状、粒状、ゲル状、フォーム状、不織布
状等の使用形態をとることができる。また、低分子材を
包含するカプセルを内蔵した形態でも用いることができ
る。
【0032】また、多量の低分子材と媒体材を含む低分
子材保持媒体材複合物を得るにあたっては、用いる低分
子材と媒体材の各々の溶解度パラメーター値の差が3.
0以下、効果の点から好ましくは2.5以下となるよ
う、両材料が選択される。この差が3.0を超えると相
溶性の点から、低分子材を多量に保持されにくく、高分
子組成物の低弾性率化に障害となり、また、低分子材の
ブリードが発生し易くなるので、好ましくない。
【0033】さらに、低分子材と媒体材の重量比は1.
0以上であり、効果の点から2.0以上が好ましく、
3.0以上がさらに好ましい。この重量比が1.0未満
では非常に低弾性率の高分子組成物を得ることが困難と
なり、本発明の目的を達成することができない場合があ
る。
【0034】低分子材と媒体材を含む低分子材保持媒体
材複合物の生成方法は、用いる低分子材及び媒体材の種
類、特性、混合割合等により、公知の方法を含む最適な
方法を用いればよく、特に制限されない。前出の特開平
5−239256号公報に記載の方法も1つの方法であ
る。
【0035】特に好ましい方法としては、本出願人が先
に提案した高剪断型特殊ミキサーを用いる方法、即ち、
媒体材である熱可塑性高分子材料と低分子材とをロータ
ーの剪断速度5.0×102 (sec-1)以上の能力を
有する高剪断型特殊ミキサーを用いて混練することによ
り、多量の低分子材を均一に含み、且つあ、該低分子材
のブリードが少ない低分子材保持媒体材複合物を得る方
法(特願平5−316431号)が挙げられる。
【0036】前記低分子材保持媒体材複合物とブレンド
する本発明における高分子材料は汎用性のある材料であ
ればよく、特に制限されない。即ち、通常の熱可塑性材
料又は熱硬化性材料を広く用いることができる。
【0037】熱可塑性材料としては例えば、スチレン系
(ブタジエンスチレン系、イソプレンスチレン系等)、
塩化ビニル系、オレフィン系(ブタジエン系、イソプレ
ン系、エチレンプロピレン系等)、エステル系、アミド
系、ウレタン系などの各種熱可塑性エラストマー、並び
に、それらの水素添加物、その他による変性物、スチレ
ン系、ABS系、オレフィン系(エチレン系、プロピレ
ン系、エチレンプロピレン系、エチレンスチレン系、プ
ロピレンスチレン系等)、アクリル酸エステル系(アク
リル酸メチル系等)、メタクリル酸エステル系(メタク
リル酸メチル系等)、カーボネート系、アセタール系、
ナイロン系、ハロゲン化ポリエーテル系(塩化ポリエテ
ール系等)、ハロゲン化オレフィン系(塩化ビニル系、
四フッ化エチレン系、フッ化−塩化エチレン系、フッ化
エチレンプロピレン系等)、セルロース系(アセチルセ
ルロース系、エチルセルロース系等)、ビニリデン系、
ビニルブチラール系、アルキレンオキサイド系(プロピ
レンオキサイド系等)等の熱可塑性樹脂、及びこれらの
樹脂のゴム変性物などが挙げられる。
【0038】一方、熱硬化性材料即ち、硬化剤の存在下
又は非存在下で熱硬化する材料としては例えば、エチレ
ンプロピレンゴム(EPR)、エチレンプロピレンジエ
ン三元共重合体ゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NB
R)、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、クロロプレ
ンゴム(CR)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム
(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジ
エンゴム(BR)、アクリルゴム、エチレン−酢ビゴム
(EVA)、ポリウレタン等の一般ゴム、シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、エチレンアクリルゴム、ポリエステル
エラストマー、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム、
ハイパロン、塩素化ポリエチレン等の特殊ゴム、フェノ
ール、ユリア、メラミン、アニリン、不飽和ポリエステ
ル、ジアリルフタレート、エポキシアルキド、ケイ素樹
脂、ポリイミド、などの各熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0039】なお、これらの熱硬化性材料の硬化材とし
ては、硫黄、有機過酸化物、ニトロソ化合物等の公知の
ものがひろく用いられる。
【0040】これらの高分子材料は1種類でも、2種以
上をブレンドして用いてもよい。また、これらの高分子
材料には必要に応じて各種の加硫促進剤、老化防止剤、
紫外線吸収剤等のゴム薬品を併用することができる。さ
らに、硬質板との接合性を向上するための粘着付与剤、
軽量化のための発泡剤、難燃化剤等を目的に応じて使用
することができる。
【0041】高分子材料としては、例えば、エチレンプ
ロピレンゴム、エチレンプロピレンジエン三元共重合体
ゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエン
ゴム、ブタジエンゴム等が効果の点から、好ましく用い
られる。
【0042】本発明においては低分子材と高分子材料の
各々の溶解度パラメーター値の差が4.0以下、効果の
点から好ましくは3.0以下となるように、両材料が選
択される。低分子材は低分子材保持媒体材複合物の形で
高分子材料と混合されるが、この場合も低分子材と高分
子材料の相溶性が問題となる。このパラメーターの差が
4.0を超えると相溶性の点から前記複合物中に多量に
保持された低分子材材は高分子材料中に保持されにく
く、高分子組成物の弾性率の低下に支障をきたし、また
低分子材のブリードが発生し易くなるので好ましくな
い。
【0043】また、低分子材と高分子材料の重量比は
0.5以上であり、効果の点から好ましくは0.8以
上、より好ましくは1.0以上を要する。この重量比が
0.5未満では非常に低弾性率の高分子組成物を得るこ
とが難しくなるので好ましくない。
【0044】なお、本発明に掛かる高分子材料中の、未
加硫状態のゴム成分の含有割合は、3.0重量%である
ことが望ましい。
【0045】本発明の低分子材保持媒体材複合物と高分
子材料の混合方法は制限されないが両者の特性、混合割
合等により、公知の方法を含む最適な方法を採用すれば
よい。これにより本発明の高分子組成物が容易に得られ
る。
【0046】低分子材保持媒体材複合物と高分子材料と
を混合した後、必要に応じてゴムの加硫硬化を行うこと
により、容易に本発明に係る高分子組成物を得ることが
できる。
【0047】本発明の高分子組成物には、必要に応じ
て、更に、次のような充填材を配合してもよい。例え
ば、クレー、ケイ藻土、カーボンブラック、シリカ、タ
ルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、金属酸化物、マイカ、グラファイト、水酸化アルミ
ニウム等の鱗片状無機充填剤、各種の金属粉、木片、ガ
ラス粉、セラミックス粉、粒状ないし粉末ポリマー等の
粒状ないし粉末状固体充填剤、その他各種の天然又は人
工の短繊維、長繊維(例えば、ワラ、毛、ガラスファイ
バー、金属ファイバー、その他各種のポリマーファイバ
ー等)等を配合することができる。
【0048】また、中空フィラー、例えば、ガラスバル
ーン、シリカバルーン等の無機中空フィラー、ポリフッ
化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ共重合物等からなる
有機中空フィラーを配合することにより、軽量化を図る
ことができる。さらに、軽量化等の各種物性の改善のた
めに、各種発泡剤を混入することも可能であり、また、
混合時に機械的に気体を混ぜ込むことも可能である。
【0049】ところで、本発明の積層構造体の軟質板と
して使用される高分子組成物として好適な物性は次の通
りである。前記高分子組成物はこれら全ての物性を満た
すことができる。
【0050】(A)損失正接(tanδ、25℃、5H
z):0.05〜1.0 (B)剪断弾性率(25℃):0.0005〜0.03
kgf/mm2 なお、損失正接は、剪断型動的粘弾性試験機(東洋精機
社製)により25℃、5Hzの条件で測定した値であ
り、損失正接は前記の如く0.05〜1.0、好ましく
は効果の点から0.07〜1.0であり、損失正接が
0.05未満では目的とする高ロス特性の材料とはなり
えず、損失正接が1.0を超えると弾性率等諸物性の温
度依存性が大きくなり好ましくない。
【0051】また、剪断弾性率は剪断型動的粘弾性試験
機(東洋精機社製)により25℃の条件で測定して0.
0005〜0.03kgf/mm2 であり、好ましく
は、0.002〜0.03kgf/mm2 である。剪断
弾性率が0.0005kgf/mm2 未満であると形状
保持性が低下し、ヘタリ等が生じる虞があり、0.03
kgf/mm2 を超えると固くなって、軽量物に対する
制振効果が低下するため好ましくない。
【0052】本発明の軟質板に用いる高分子組成物は、
多量の液体のような低分子材を保持することが可能であ
るため弾性率を極めて低い範囲までコントロールできる
ろいう利点を有するものである。
【0053】本発明の積層構造体の硬質板としては、2
5°Cにおける曲げ弾性率100kgf/mm2 以上薄
板が好適に使用され、金属、セラミックス、プラスチッ
ク、繊維強化プラスチック、木材、紙板、スレート板、
化粧板で構成されることが好ましい。ここで、曲げ弾性
率は、ASTM D 790に準拠して測定される。硬
質板の厚みは、積層構造体の使用目的によって異なる
が、一般的には、0.05〜2mm程度が好ましい。硬
質板を構成する素材としては、鉄、アルミニウム、銅、
亜鉛、ステンレス等の金属材料、各種セラミックス材
料、硬質ウレタン樹脂、メラミン樹脂、スチレン樹脂等
のプラスチック材料、これらのプラスチック材料にガラ
ス繊維、カボーン繊維、アラミド繊維等の強化材を複合
した繊維強化プラスチック等が挙げられるが、積層構造
体の使用目的によっては、木材、紙板、スレート板、化
粧板等の板体をそのまま使用することもできる。
【0054】本発明の積層構造体は前記軟質板と硬質板
とを必要に応じて積層して構成するものである。通常
は、軟質板と硬質板とを交互に積層するが、所望の制振
効果を得るために、軟質板のみを複数層積層し、それを
硬質板と積層して用いたり、層間に、例えば、通常の弾
性率を有するゴム板等の異種材料で構成される層を積層
して用いることもできる。
【0055】また、本発明の積層構造体は各層を積層す
るのみで構成することができるが、層間の親和性を向上
する目的で、接着剤を用いて各層を接着してもよく、軟
質層に接着性向上剤を添加することにより各層間の接着
性を向上してもよい。
【0056】本発明の積層構造体は、幅広い産業分野に
おける用途の提供が可能であるが、特に、通常の制振材
料では、所望の制振性能及びその持続性、安定性が得難
い軽量物、例えば、面圧20〜2000g/cm2 程度
の軽量物の制振用として好適に用いられる。用途を例示
するに、例えば、軽量物の防振・制振・緩衝材として、
精密機器類、OA機器、各種モーター類、研究用機器等
に特に適するものであり、その他、各種プリンター、各
種スピーカー、クーラー、洗濯機、冷蔵庫、扇風機、掃
除機、ドライヤー、送風機等の振動・音を発生する装置
又は家電製品の振動防止用部材としても好ましく用いら
れる。更に衝撃吸収材としてオーディオ機器、電子・電
気機器、あるいはベッド、椅子、特に長時間同じ姿勢を
続ける医療用ベッド、理容用・美容用ベッド、観劇用椅
子、さらには振動をうける車輌用座席用材料の振動防止
用部材としても好適に用いられる。
【0057】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが本発明の主旨を越えないかぎり、本実施例に
限定されるものではない。
【0058】各種の測定は下記の方法によった。数平均
分子量の測定はゲルパーミエイションクロマトグラフィ
[GPC;東ソー製GMH−XL(2本直列)]により
行い、示差屈折率(RI)を用いて、単分散ポリスチレ
ンを標準としてポリスチレン換算で行った。
【0059】tanδの測定は、剪断型動的粘弾性試験
機(東洋精機社製)を使用し、温度25°C、歪み10
%、周波数5Hzで行った。
【0060】剪断弾性率は、25℃において、剪断型動
的粘弾性試験機(東洋精機社製)を使用し、温度25°
Cで測定した。
【0061】液体の粘度及び溶解度パラメーターの測定
は常法により行った。 〔実施例〕下記表1に示した材料で、低分子材と媒体材
を高剪断型混合機(T.K.オートホモミクサー:特殊
機化工業社製)で混合し(180℃、6,000r.
p.m.、剪断速度2.0×104 sec-1、40分
間)、低分子材保持複合物を得た。この複合物を電子顕
微鏡で観察したところ、三次元連続の網状骨格構造を有
し、その中に低分子材を保持していることが確認され
た。
【0062】
【表1】
【0063】次に、得られた低分子材保持複合物と下記
に示した高分子材料とをブラベンダーで混合し(40
℃、40r.p.m.、15分間)、これを150℃、
20分間加硫硬化させて高分子組成物を得た。得られた
高分子組成物は、tanδ値は大きく、0.3を示し、
剪断弾性率は0.03kgf/mm2 であった。
【0064】〔高分子材料:配合量(重量%)〕 ・天然ゴム:100 ・カーボンブラック:40 ・その他(加硫促進剤、老化防止剤等):4.0 このように、得られた高分子組成物の硬化物を厚さ2.
5mm、直径50mmとし、軟質板を作製した。
【0065】図1は、本実施例の積層構造体10の概略
断面図である。前記の如く作製した軟質板12と硬質板
14とを、交互に19段積層して積層構造体10を得た
ものである。硬質板14としては厚さ1.0mm、直径
50mmのアルミニウム板を用いた。
【0066】この積層構造体10をモーター(面圧10
00g/cm2 )の制振用部材として用いたところ、モ
ーターの振動が極めて低減したことから、本実施例の積
層構造体10は極めて優れた制振性を有することが確認
された。また、上記のように、本実施例の積層構造体1
0は製造も容易に行え、生産性が高いものであった。
【0067】図2は、前記実施例の積層構造体10の周
囲をゴム板層16で被覆した構造体18の概略断面図で
ある。このように、横方向へのずり応力を低減し、保型
性を向上し、ヘタリを有効に防止するために積層構造体
10の周囲に弾性を有する薄層を形成することもでき
る。
【0068】
【発明の効果】本発明の積層構造体は、非常に低弾性率
であり、しかも、所望の方向に対する高ロス特性を有
し、諸特性、生産性、経済性、汎用性に優れた高分子組
成物を軟質板として用いたことにより、軽量物用の防振
構造体に適し、制振性能に優れるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の積層構造体の概略断面図である。
【図2】積層構造体の周囲をゴム板層で被覆した構造体
の概略断面図である。
【符号の説明】
10 積層構造体 12 軟質板 14 硬質板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 15/02 9138−3J F16F 15/02 Q

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の硬質板と、軟質板とを積層して
    なる積層構造体において、 (1)前記軟質板が、低分子材と媒体材とを含む低分子
    材保持媒体材複合物(A)と高分子材料(B)とを含む
    高分子組成物であって、 該低分子材が100℃において5×105 センチポイズ
    以下の粘度を有し、 該低分子材と該媒体材の各々の溶解度パラメーター値の
    差が3.0以下であり、 該低分子材と該媒体材の重量比が1.0以上であり、 該低分子材と該高分子材料の各々の溶解度パラメーター
    値の差が4.0以下であり、及び該低分子材と該高分子
    材料の重量比が0.5以上である、高分子組成物で構成
    され、 (2)前記硬質板が、25°Cにおける曲げ弾性率10
    0kgf/mm2 以上である材料で構成される、 ことを特徴とする積層構造体。
  2. 【請求項2】 前記軟質板を構成する高分子組成物が、
    25°C、5Hzにおける損失正接(tanδ)が0.
    05〜1.0であり、且つ、25°Cにおける剪断弾性
    率が0.0005〜0.03kgf/mm2 である特性
    を有する、ことを特徴とする請求項1記載の積層構造
    体。
  3. 【請求項3】 前記媒体材が熱可塑性エラストマーであ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の積層構造体。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性エラストマーがブタジエン
    重合体の水素添加物又はブタジエン−スチレン共重合体
    の水素添加物である、ことを特徴とする請求項3記載の
    積層構造体。
  5. 【請求項5】 前記高分子材料がエチレンプロピレンゴ
    ム、エチレンプロピレンジエン三元共重合体ゴム、天然
    ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム又はブ
    タジエンゴムから選択される少なくとも1種以上であ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の積層構造体。
  6. 【請求項6】 前記硬質板が、金属、セラミックス、プ
    ラスチック、繊維強化プラスチック、木材、紙板、スレ
    ート板、化粧板で構成されることを特徴とする請求項1
    記載の積層構造体。
JP7066499A 1995-03-24 1995-03-24 積層構造体 Pending JPH08258206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066499A JPH08258206A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 積層構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066499A JPH08258206A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 積層構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258206A true JPH08258206A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13317581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7066499A Pending JPH08258206A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 積層構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08258206A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019069684A1 (ja) * 2017-10-02 2019-04-11 クラレプラスチックス株式会社 多数の貫通孔を有する制振性シート
JP2019113182A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 株式会社タイカ 制振ダンパ用の付加ばね構造体及び制振ダンパ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019069684A1 (ja) * 2017-10-02 2019-04-11 クラレプラスチックス株式会社 多数の貫通孔を有する制振性シート
JPWO2019069684A1 (ja) * 2017-10-02 2020-11-05 クラレプラスチックス株式会社 多数の貫通孔を有する制振性シート
JP2019113182A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 株式会社タイカ 制振ダンパ用の付加ばね構造体及び制振ダンパ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103502362B (zh) 具有高耐久性的热塑性树脂组合物
JP6866072B2 (ja) 熱可塑性エラストマー樹脂組成物
CN109401331B (zh) 一种吸能高温硫化硅橡胶及其制备方法
JP2010255782A (ja) 免震装置用プラグ及びその製造方法
JP2832983B2 (ja) ダンパー
AU2003229583A1 (en) Thermoplastic material comprising a vulcanized rubber in a subdivided form
US4820764A (en) High gas oil ratio resistant elastomer
JPH0420554A (ja) 高減衰ゴム組成物
JP3419948B2 (ja) 積層構造体
JPH08258206A (ja) 積層構造体
JPH0841363A (ja) 高分子組成物
JPH07324167A (ja) 制振材
JPH107876A (ja) 防振ボス
JP3441678B2 (ja) 超低硬度防振用ゴム材料
JP2817879B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPH09235477A (ja) 防振部材
JP3314716B2 (ja) 建築用制振装置
JPS63218762A (ja) 防振用シリコ−ンゴム組成物
JP3363013B2 (ja) 積層構造体
JP2836068B2 (ja) ダンパー
JPH083457A (ja) 車両用内装部材
JPH10298352A (ja) 弾性体
JP2832986B2 (ja) 建築用制振材
JPH0873697A (ja) ゴム組成物
KR102464166B1 (ko) 생분해성 고무 조성물