JPH08257547A - 脱気装置 - Google Patents

脱気装置

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Publication number
JPH08257547A
JPH08257547A JP6602295A JP6602295A JPH08257547A JP H08257547 A JPH08257547 A JP H08257547A JP 6602295 A JP6602295 A JP 6602295A JP 6602295 A JP6602295 A JP 6602295A JP H08257547 A JPH08257547 A JP H08257547A
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JP
Japan
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liquid
bubbles
bubble removing
turbulent flow
reagent
Prior art date
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Pending
Application number
JP6602295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Shudo
智一 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6602295A priority Critical patent/JPH08257547A/ja
Publication of JPH08257547A publication Critical patent/JPH08257547A/ja
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送液中の気体除去をより確実に行う得る脱気
装置を提供する。 【構成】 この発明の脱気装置は、試薬L等の液体を管
路2、4を介して移送する液送系の途中に送液中の気泡
を除去するための気泡除去室3を設置し気泡を除去して
送液する装置において、気泡除去室3に至るまでの送液
路2に、液体L中に気泡の発生を促進させる乱流を生起
させるための括れ部2Kを設けたもので、気泡除去室3
に至るまでの送液路2において乱流が生起され、この乱
流によって液L中に気泡が多数発生し溶解ガスは気泡化
されることになる。そのため気泡除去室3においては効
果的に気泡除去が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,液中に気泡(ガス)
が存在しては不都合な場合のために、液中に存在する気
泡を除去しつつ液体を移送する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば液体クロマトグラフにおいては、
クロマト分析に使用する試薬を容器から分析器に移送す
るが、この場合試薬の中に気泡が含まれていると精度よ
い分析が期待できない。そのために分析器(カラム)に
ポンプなどにて圧送する試薬はその前段で気泡の除去が
行われる。具体的には液送系の途中に送中の気泡を除去
するための気泡除去機構を設置している。すなわち、図
6に示すように試薬Lが入ったビーカーBと右方の分析
側との間には管路P1、P2からなる液送系が設けら
れ、この両管路P1、P2間に気泡除去室(エア・トラ
ップ)Tが設置されている。特に管路P1は意図的に屈
曲させないで配置させ、試薬Lを気泡除去室(エアトラ
ップ)Tに導くようになっている。したがって、試薬L
は気泡除去室Tに至ると滴下され室T内に溜まるが、こ
の際気泡が大気中に逃げ気泡除去が行われるのである。
気泡除去された試薬Lは管路P2を通じて圧送用ポンプ
などにより分析器に移送されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな気泡除去機構だけでは液中の気泡(ガス)が除去で
きない場合がある。特にガスが溶解されている場合には
気泡除去室Tでの滴下方式だけでは除去しきれず、溶解
ガスが液中に残存し、気泡除去室(エアトラップ)Tよ
り下流で気泡となって現れ、クロマト分析に悪影響を及
ぼすことになる。この発明はこのような問題点を解決す
る脱気装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明が提供する脱気
装置は、気泡除去機構を設置している装置において、気
泡除去機構に至るまでの送液路に、液中に気泡の発生を
促進させる乱流を生起させるための手段、例えば管路に
括れや堰による絞り機構などを設けたものである。
【0005】
【作用】この発明の脱気装置によれば、気泡除去機構に
至るまでの送液路において乱流が生起され、この乱流に
よって液中に気泡が多数発生し溶解ガスは気泡化される
ことになる。そのため気泡除去機構においてはより効果
的に気体(ガス)の除去が行われる。
【0006】
【実施例】以下、この発明が提供する脱気装置を図示実
施例にしたがって説明する。
【0007】図1は、液体クロマトグラフにおいてクロ
マト分析に使用する試薬を分析器側に移送する脱気装置
にこの発明を実施した場合の構成を示している。
【0008】図1において、1は内方の断熱層8を介し
て試薬Lを収納する保冷庫(容器)で、この保冷庫(容
器)1には送液用の管路2の一端が挿入されている。7
は管路2の先端に付設された吸引フイルタである。管路
2は例えば外径3mm、内径2〜1mmのテフロン材で
つくられた細管であって、図に示すように途中には3〜
4cm間隔で多数個の括れ部2Kが設けられた全長約2
m程度のものであり、この括れ部2Kで屈曲され環状部
が形成されている。この各括れ部2Kは、図2の管路2
の断面を示す図2のように、管路2内に流路断面を急激
に縮小させる部分で、この括れ部2Kにおいては試薬L
の流れに乱流が生起する。保冷庫1からの試薬Lは、室
温中に吸出されると気泡が発生しやすいが、試薬Lが多
数の括れ部2Kを経て移送される過程で乱流が幾度も生
起し、試薬Lの中に溶解されているガスが乱流の生起に
てより効果的に気泡化されることになる。
【0009】気泡を含んだ試薬Lは管路2の出口から気
泡除去室(エア・トラップ)3内に滴下される。そして
当然のことながら、この気泡除去室3にて試薬L中の気
泡は放出され、気泡除去室3の底には純然たる試薬Lが
溜まる。この試薬Lは管路4を介して液体クロマトグラ
フのための圧送ポンプ5に移送され供給される。6は圧
送ポンプ5によって試薬Lを図示しない液体クロマトグ
ラフの分析器へ圧送するための管路を示している。
【0010】この発明が提供する脱気装置の特徴は以上
のとおりであるが、上記ならびに図面に示す実施例に限
定されず、発明の特徴を逸脱しない範囲でいくつもの変
形実施例を包含するものである。まず乱流を生起させる
ための手段であるが、括れ部2K以外にも管路2に簡略
な堰を設置してもよい。図3はこの実施例を示すもの
で、板状の堰を管路2の流れ方向に横断するように介設
したものである。いわゆるしぼり機構である。さらにこ
の乱流を生起させるための手段の部位に加熱手段すなわ
ちヒータ等を設けて試薬等の液体を加熱するようにする
ことも考えられ、この場合は気泡化がより促進される。
また、図4に示すように直線状の管路2に括れ部K1〜
K4を設置してもよい。この括れ部K1〜K4の断面形
状は図2または図3あるいはそれ以外の構成でもよい。
9は試薬Lの入ったビーカーである。さらに、図5はス
ペースの有効利用を図るべく管路2を曲折したもので折
曲部には乱流を生起させるための手段としての絞り部R
1〜R4が設置された実施例を示している。勿論この絞
り部R1〜R4の断面構造も、図2のような括れあるい
はそれ外の構成でもよい。この乱流を生起させるための
手段は多数個設置するのが有効であるが、場合によって
は数個あるいは1個でもよい。
【0011】管路2はテフロン材で形成されることに限
定されず、それ以外のプラスチック材やガラス材等にて
製作することもできる。図5の実施例の場合は管路2を
比較的柔軟なプラスチック材にて製作するとビーカー9
と気泡除去室3との距離を調整することができる。この
管路の大きさや長さは上記実施例に限定されるものでは
なく、脱気装置として使用される機器の機能、目的に応
じた大きさと長さに設定される。さらにこの発明が提供
する脱気装置は、液体クロマトグラフの試薬移送のため
にのみ適用できるものではなく、液中に気泡(ガス)が
存在しては不都合な場合のあらゆる脱気装置や機器とし
ても適用可能である。対象の液体も試薬以外用途に応じ
て種々の液体例えば油などの脱気装置にも適用可能であ
る。この発明はこれらすべてを包含する。
【0012】この発明が提供する脱気装置は上記のとお
りであるが、その内容をまとめるとつぎのとおりであ
る。
【0013】付記1 液中の気泡を除去するための気泡除去機構を設置た装置
において、気泡除去機構に至るまでの送液路に、液中に
気泡の発生を促進させる乱流を生起させるための手段を
設けたことを特徴とする脱気装置。
【0014】付記2 液中の気泡を除去するための気泡除去機構を設置した装
置において、気泡除去機構に至るまでの送液路に、液中
に気泡の発生を促進させる乱流を生起させるための括れ
部を設けたことを特徴とする脱気装置。
【0015】付記3 液中の気泡を除去するための気泡除去機構を設置した装
置において、気泡除去機構に至るまでの送液路に、液中
に気泡の発生を促進させる乱流を生起させるための絞り
部を設けたことを特徴とする脱気装置。
【0016】付記4 液中の気泡を除去するための気泡除去機構を設置した装
置において、気泡除去機構に至るまでの送液路に、液体
中に気泡の発生を促進させる乱流を生起させるための手
段を複数個設けたことを特徴とする脱気装置。
【0017】付記5 液中の気泡を除去するための気泡除去機構を設置した装
置において、気泡除去機構に至るまでの送液路に、液体
中に気泡の発生を促進させる乱流を生起させるための手
段を設けるとともに、この乱流を生起させるための手段
に加熱手段を近接して設置したことを特徴とする脱気装
置。
【0018】
【発明の効果】この発明が提供する脱気装置は以上説明
したとおりであるから、気泡除去機構に至るまでに液中
の溶解ガスの気泡化が進み、気泡除去機構での気泡除去
が確実に行われる。したがって、液体クロマトクラフ等
の分析機器における試薬等の脱気装置として使用した場
合、試薬中の気体(ガス)を完全に除去でき分析精度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる脱気装置の構成を示す図であ
る。
【図2】この発明にかかる脱気装置の要部構成を示す図
である。
【図3】この発明にかかる脱気装置の変形例を示す図で
ある。
【図4】この発明にかかる脱気装置の変形例を示す図で
ある。
【図5】この発明にかかる脱気装置の変形例を示す図で
ある。
【図6】この発明に関する従来の装置の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…保冷庫(容器) 2、4、6…管路 3…気泡除去室 5…液体クロマトグラフにおける圧送ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液中の気泡を除去するための気泡除去機構
    を設置した装置において、気泡除去機構に至るまでの送
    液路に、液中に気泡の発生を促進させる乱流を生起させ
    るための手段を設けたことを特徴とする脱気装置。
JP6602295A 1995-03-24 1995-03-24 脱気装置 Pending JPH08257547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6602295A JPH08257547A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 脱気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6602295A JPH08257547A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 脱気装置

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JPH08257547A true JPH08257547A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13303891

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JP6602295A Pending JPH08257547A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 脱気装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517580A (ja) * 2008-02-29 2011-06-16 ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド 滲出液の収集システムおよび方法
CN107993960A (zh) * 2016-10-26 2018-05-04 细美事有限公司 基板处理装置、工艺流体处理装置及臭氧分解方法
KR20180125426A (ko) * 2018-11-15 2018-11-23 세메스 주식회사 기판 처리 장치, 공정 유체 처리기 및 오존 분해 방법

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