JPH082573Y2 - 発信リセット機構 - Google Patents

発信リセット機構

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JPH082573Y2
JPH082573Y2 JP4132790U JP4132790U JPH082573Y2 JP H082573 Y2 JPH082573 Y2 JP H082573Y2 JP 4132790 U JP4132790 U JP 4132790U JP 4132790 U JP4132790 U JP 4132790U JP H082573 Y2 JPH082573 Y2 JP H082573Y2
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JP4132790U
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JPH041412U (ja
Inventor
武博 畑仲
Original Assignee
オーバル機器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は一定の流量計量毎に信号を発信する円板を計
量スタート前に零復帰する発信リセット機構に関する。
従来技術 近年、ガソリンの需要が自動車の増加に伴って増大
し、ガソリン販売店新設が目立つ反面、販売競争の激化
が安価販売をもたらしている。販売価格の低下は販売店
の利潤を低下させることからガソリンに対して安価な灯
油を混入させた粗悪ガソリンを販売することが目立って
いる。この結果、税務の上においても、低税価格の灯油
に応じた納税が行われる等の脱税行為も生ずる。税制改
革に伴って石油税制も変更されることから粗悪ガソリン
を検知する検知手段が検討されている。その一つとして
検出感度が高く温度変化に安定で長期間変質しないクマ
リン(無水オキシクマル酸)結晶をアルコールに溶解し
た無色液を灯油に一定量例えば100ppmを混入し、混入し
た灯油が、ガソリンに混合された場合、試薬により赤色
に発色することを利用した異物検知方法がある。この方
法は、別に設けられた着色剤クマリン溶液を収容したタ
ンクから灯油ラインに介装された流量計により計量され
た流量に対して一定割合のクマリン溶液を注液混合する
ものである。
上述の注入混合方式としては通常ガソリンを容積流量
計で計量し、一定流量毎に別置された定量計から定めら
れた比率のクマリン溶液を注液するバツチブレンド方式
を採用している。容積流量計は周知のように流量に比例
して回転する回転子の回転を歯車機構により減速し、更
に正確なデジタル量で指示発信する機構を具備する。前
記バツチブレンド方式ではクマリン液の注入指令は、ガ
ソリンを計量する容積流量計の出力軸に介装されクマリ
ン液の混合割合に応じて定められた減速歯車を具備する
発信器に発信信号により駆動される定量注液装置により
クマリン溶液の定量をガソリンに注液する。即ち、容積
流量計のデジタル量で指示される指針の所定回転毎に一
定割合のクマリン液を定量注入する。
問題点 容積流量計を用いて計量されるガソリンに対して一定
割合のクマリン液を注液する上述の方法においてはガソ
リン計量開始前に流量計の指針を周知技術に基づいて予
め零戻しするのが原則となっているが、指針の零戻しが
なされても、発信器の発信位置の零戻しがなされていな
いため、ガソリン計量値に対しクマリン液の注液時期は
一定せず、この結果、極端には、ガソリン計量開始と同
時にクマリン液が注液されることもあり、必ずしも定量
比率の混合はなされないという問題がある。逆に、定量
出荷の最後の定量化に達したとき、クマリン液をその直
前において注液することもあり、この場合はクマリン濃
度は高くなり、配管中に残留するという好ましくない問
題も生ずる。
問題解決の手段 本考案は叙上の問題点を解決するためになされたもの
で、ガソリンの計量開始以降定量出荷完了時に到る区間
クマリン液の混合比が常に一定となるように容積流量計
の指針の零戻しを行うと共に発信器の零戻しを手動で行
なうリセット機構を有する発信器を提供することを目的
とする。更に、本考案の他の目的は零戻しのカムを回動
するに当って発信円板が何れの方向に回転しても誤発信
しないようにするものであり、また、発信時期の設定に
当っても配管内にクマリン液が残留することなくガソリ
ンで洗浄できるようにすることを他の目的をするもの
で、その主旨とするものは、流量計の計量軸に連接し、
計測する油液の所定出荷量毎に一定割合の混合液を注入
する注入指令を発信する発信器において、発信磁石をス
タート位置に固着し流量の所定出荷量で1回転する非磁
性の円板と、該円板の回転位置で円板に対向して固設さ
れ発信磁石に感応して円板の所定角度範囲で信号を発信
する磁気センサと、前記円板の回転軸に円板と平行して
固着され軸対称なハート形のカムと、該カムの面方向に
配設され常時ばね力によりカムと離隔し、押圧によりカ
ムの側面に接してカムを回動するローラを配設したリセ
ット棒とからなり、該リセット棒を押圧することにより
前記円板を計量値のスタート位置に回動する発信リセッ
ト機構である。
実施例 第1図は、本考案の発信リセット機構を説明する横断
面図で、図において、1は発信器の外筺で容積式の流量
計(図示せず)に装着されている。2は流量計の流量に
比例して回転する出力軸、3はこの流量計出力軸の回転
を所定比で減速して例えば1回転当り1kl等のデジタル
量となるようにする減速機構である。4は該減速機構の
出力する回転軸であり、外筺1を第1空室14と、第2空
室15とに2分する隔壁11のボス12にベアリング13、13に
より軸承される。6はクマリン液を定量注入する信号を
図示しない定量機構に発信する円板でボス61に一体的に
固着される。7は後述する磁気センサ8を励磁する発信
磁石であり、円板6の面上の磁気センサ8と対向位置に
貼着される。5はハート形をしたカムで、円板6ととも
に該円板6に平行してボス61にビス62で一体的に固着さ
れる。摺動ボス64は回転軸4の先端部外周に穿設された
溝41にばね65で圧接してなるすべり機構で、軸4に摺動
可能に固定される。9は該カム5側面を押圧して円板6
を回動させるリセット棒で、外筺1に嵌着された取付筒
91の軸上を摺動する。リセット棒9は、外筺1外に突出
してカム5を押圧する押釦901と、カム5の側面を押圧
するローラ92をローラ軸93を植設している。取付筒91に
穿穴された凹嵌911内には取付筒91と押釦901間を張力す
るばね94が嵌挿されており、カム5とローラ92とは常時
離間して対峙している。第2図は第1図の矢視A−Aを
示し、カム5、円板6およびリセット棒9の関係動作と
発信関係を説明する図であり、本考案の要旨となるもの
である。カム5は軸Y−Y′に関しハート形の対称形を
しており頂点Pから反対側の位置qに到るまでの回転軸
4からカム5の辺51または52への長さが漸減している。
いま、リセット棒9をばね94のばね力に抗して押釦901
を押圧すると、ローラ92はカム51に圧接し乍らカム面51
又は52の何れかに沿って回動しq位置で安定停止する。
円板6もカム5の回動に従って回動して出荷スタート位
置となる。カム5のP点が明らかに右寄りであればR方
向の回転、左寄りであればL方向の回転となり、何れも
場合もq位置で安定停止する。一方、発信磁石7は図の
Y−Y′軸上P側に貼着されており、計量時はR方向に
回転し斜線範囲θのON位置で磁気センサ8が作動し、OF
F位置で発信停止する。範囲θは円板6の1回転当りの
計量時間と定量注液時間とで定められ、範囲θの角度調
節は発信ユニット81の内に配設される図示しないバイア
ス磁石等の磁気手段によってなされる。また、リセット
操作による回転する円板5はR,L何れの方向であっても
発信磁石7が磁気センサ8から離反する方向である。リ
セット操作中の途中位置で定量注液機構が作動し注液す
ることはない。
次に、以上に述べた本考案の発信リセット機構を用い
た場合の定量注液動作を第3図の例により説明する。第
3図(a)はガソリン2klを出荷するまでの出荷流量Q
に関するタイムチャートで、第3図(b)は第3図
(a)に対応したクマリン液の定量注液ON-OFFのタイム
チャートを示す。第3図(a)のタイムチャートにおい
ての出荷流量Qは開始時においては油液の注液時、発生
する静電気による静電爆発の危険を防止する為流量制限
が定められているので段階を径て上昇し、以後一定流量
となり完了時に油液の撓性による誤差をなくす為再び徐
減される。出荷開始のt0においてはカム5のP位置はY
−Y′軸のY側にあり、発信磁石7も同様Y側にある。
出荷開始の接合により流量Qの段階を径て図において約
1/3、即ち0.33klのt1位置で磁気センサ8がONとなり定
量qの注液がなされる。t1からt2に到る出荷量1klまで
は定量注液がなされずt2で2回目の定量qの注液がなさ
れる。以降0.67kl間はガソリンのみが出荷されるので、
このガソリンにより配量中に残存しているクマリン液は
洗浄され正確に1kl当りqの定量注液がなされる。
効果 叙上の如く本考案の発信リセット機構によれば、リセ
ット釦を押すことによる発信の円板は定量出荷開始のス
タート位置に戻り、この間、円板が何れの位置にあって
も誤まって定量注液することはない。しかもクマリン液
の定量注液はガソリンの定量出荷の初期になされるの
で、定量出荷完了時には配管内に残存したクマリン液も
洗浄されるので常に正しい定量注液比の混合がなされ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の発信リセット機構の原理説明図、第2
図は矢視A−Aの要部説明図、第3図は本考案の発信リ
セット機構を用いた定量注液を示すタイムチャートであ
る。 1……外筺、2……流量計出力軸、3……減速機構、4
……回転軸、5……カム、6……円板、7……発信磁
石、8……磁気センサ、9……リセット棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量計の計量軸に連接し、計測する油液の
    所定出荷量毎に一定割合の混合液を注入する注入指令を
    発信する発信器において、発信磁石をスタート位置に固
    着し流量の所定出荷量で1回転する非磁性の円板と、該
    円板の回転位置で円板に対向して固設され発信磁石に感
    応して円板の所定角度範囲で信号を発信する磁気センサ
    と、前記円板の回転軸に円板と平行して固着され軸対称
    なハート形のカムと、該カムの面方向に配設され常時ば
    ね力によりカムと離隔し、押圧によりカムの側面に接し
    てカムを回動するローラを配設したリセット棒とからな
    り、該リセット棒を押圧することにより前記円板を計量
    値のスタート位置に回動することを特徴とする発信リセ
    ット機構。
JP4132790U 1990-04-18 1990-04-18 発信リセット機構 Expired - Lifetime JPH082573Y2 (ja)

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JP4132790U JPH082573Y2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 発信リセット機構

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JP4132790U JPH082573Y2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 発信リセット機構

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JPH041412U JPH041412U (ja) 1992-01-08
JPH082573Y2 true JPH082573Y2 (ja) 1996-01-29

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ID=31551899

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JP4132790U Expired - Lifetime JPH082573Y2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 発信リセット機構

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JPH041412U (ja) 1992-01-08

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