JPH08255739A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH08255739A
JPH08255739A JP7057359A JP5735995A JPH08255739A JP H08255739 A JPH08255739 A JP H08255739A JP 7057359 A JP7057359 A JP 7057359A JP 5735995 A JP5735995 A JP 5735995A JP H08255739 A JPH08255739 A JP H08255739A
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light
exposure
illumination
illumination light
area
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JP7057359A
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Takechika Nishi
健爾 西
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Publication date
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査露光方式で露光する際に、露光用光源か
ら出力される照明光の照度が所定の割合以下の範囲内
で、且つ高い周波数で変動した場合でも、感光性の基板
上での積算露光量を適正範囲内に収める。 【構成】 露光用の光源を定電力で点灯し、その光源か
らの照明光の通過領域7a内に光量調整ロッド23を設
置し、光量調整ロッド23で通過領域7a内を部分的に
遮光する。インテグレータセンサで照明光の照度を連続
的にモニタし、実際の照度が目標照度になるように、そ
の光量調整ロッド23の回転角の制御により通過光量を
調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子又は
液晶表示素子等をフォトリソグラフィ工程で製造する際
に使用される露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に、マスクと
してのレチクルのパターンをフォトレジストが塗布され
たウエハ(又はガラスプレート等)の各ショット領域に
転写露光するために使用される露光装置では、一般にウ
エハ上の各ショット領域への露光量をそれぞれ適正範囲
に収めるための照度制御機構が設けられている。斯かる
露光装置における照度制御機構は主に、レチクルの照明
領域内での照度分布のむらを抑制するための照度分布制
御機構と、ウエハ上の各ショット領域への積算露光量を
適正露光量にするための露光量制御機構とに分けられ
る。
【0003】これに関して、従来の露光装置としては主
に、ステップ・アンド・リピート方式でウエハの各ショ
ット領域を露光位置に位置決めした後、それぞれ静止状
態でレチクルのパターンを投影光学系を介して各ショッ
ト領域に転写する一括露光方式の投影露光装置(ステッ
パー等)が使用されていた。一括露光方式では、先ず照
度分布制御は、照明光学系内に設けたオプティカル・イ
ンテグレータ(フライアイレンズ等)を用いて、多数の
光源像からの光束を重畳することにより行われている。
また、一括露光方式では、各ショット領域に静止状態で
露光が行われるため、各ショット領域への積算露光量
は、露光用の照明光を分岐して得られるモニタ用の光束
を実際の露光時間中に連続的に受光し、そのモニタ用の
光束の光電変換信号を積分して得られる信号に予め実験
的に求められている所定の係数を乗算することにより算
出される。
【0004】従って、一括露光方式の投影露光装置用の
露光量制御機構は、そのモニタ用の光束を受光する光電
検出器(インテグレータセンサ)と、このインテグレー
タセンサの検出信号を積分する積分手段と、この積分手
段による積分結果と目標値との差分が小さくなるように
照明光の照度、又は露光時間を制御する制御手段とから
容易に構成することができる。
【0005】また、例えば微細な周期的なパターンに対
する解像度、及び焦点深度を向上させるために、照明系
開口絞りを光軸に対して偏心した複数の開口からなる形
状とする変形光源法(例えば特開平4−225358号
公報参照)、又は照明系開口絞りの形状を輪帯状にする
輪帯照明法等が提案されている。このように照明系開口
絞りの開口の形状が種々に変化した場合でも、そのイン
テグレータセンサの受光面をウエハの表面と実質的に共
役な検出面上に配置することにより、ウエハの表面での
実際の照度が正確にモニタできる。従って、そのインテ
グレータセンサの検出信号を積分して得られる値が所定
の目標値に収束されるように、例えば露光時間を制御す
ることにより、ウエハの各ショット領域での積算露光量
を容易に適正範囲に収めることができる。
【0006】これに対して最近、半導体素子等の1個の
チップパターンが大型化する傾向にあり、投影露光装置
においては、より大きな面積のパターンを効率的にウエ
ハ上に露光するための大面積化が求められている。この
ような大面積化を行うためには、特にディストーション
を全面で所定量以下に収めることが必要となる。そこ
で、広い露光面積の全面でディストーションを小さくす
るために、ウエハ上の各ショット領域を走査開始位置に
ステッピングした後、投影光学系に対してレチクル及び
ウエハを同期して走査することにより、レチクル上のパ
ターンをウエハ上の各ショット領域に逐次露光する所謂
ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置が注目され
ている。このステップ・アンド・スキャン方式の投影露
光装置は、従来の等倍の投影光学系を用いて、レチクル
とウエハとを同期して走査することにより、レチクルの
パターンをウエハの全面に逐次露光する所謂スリットス
キャン方式の投影露光装置(アライナー等)を発展させ
たものである。
【0007】そのようなスリットスキャン方式又はステ
ップ・アンド・スキャン方式等の走査露光方式の投影露
光装置の照度制御機構の内で、照度分布制御機構として
は一括露光方式の場合と同じくオプティカル・インテグ
レータが使用されている。但し、オプティカル・インテ
グレータとしてフライアイレンズを使用する場合、最終
段のフライアイレンズの各レンズエレメントの入射面が
レチクルのパターン面と共役となる。また、走査露光方
式ではレチクル上の照明領域は細長い矩形状、又は円弧
状の領域(以下、「スリット状の照明領域」という)で
あるため、照明効率を高めるためには、最終段のフライ
アイレンズを構成する各レンズエレメントの断面形状
は、スリット状の照明領域とほぼ相似の細長い矩形であ
ることが望ましい。
【0008】一方、走査露光方式用の露光量制御機構と
して、一括露光方式用の露光量制御機構をそのまま適用
することは困難である。走査露光方式では、ウエハの各
ショット領域をこれらショット領域の長さより短いスリ
ット状の露光フィールドに対して走査するため、各ショ
ット領域内の積算露光量の制御は、そのスリット状の露
光フィールド内の積算露光量をウエハ上の全ての点で一
定にするように実行される。仮に、ウエハ上の各点での
積算露光量が異なると、各ショット領域内で積算露光量
のむらが生じることになり、これは一括露光方式の露光
装置における照明領域内での照度むらと同様の誤差とな
ってしまう。
【0009】また、一括露光方式では積算露光量を制御
するための1つの方法として、例えばシャッターの開閉
により露光時間の制御が行われるが、走査露光方式では
連続して露光が行われるため、ウエハ上の各点での積算
露光量をシャッターの開閉によって制御することはでき
ない。そこで、走査露光方式では、例えばレチクルとウ
エハとをそれぞれ所定の一定速度で走査することで積算
露光量を制御している。このように走査速度を制御する
方法では、積算露光量を時間的に微調整することは困難
である。従って、走査露光方式では更に、各ショット領
域への露光を行っている間、連続して照度が時間的安定
性を保つように照度制御を行う必要がある。これに関し
て、一括露光方式の場合には、そのように照度を一定に
保つ制御方法として、照明光の照度を常時モニタし、そ
の結果を露光用光源の電源にフィードバックして、その
電源から露光用光源に供給する電力を制御する定照度制
御法が知られている。
【0010】また、照明光の光量を例えばNDフィルタ
や2つの簾状の遮光部材の重ね量を調整する機構(2重
簾方式)等で調整することが提案されている(特開平2
−135723号公報参照)。また、近年、照明光学系
の開口数(N.A.)を絞る、即ち照明光学系の開口数の投
影光学系の開口数に対する比の値であるコヒーレンスフ
ァクタ(σ値)を小さくすることにより、所定のパター
ンに対する焦点深度を向上させる技術が開発されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一括露
光方式で使用されている定照度制御法をそのまま走査露
光方式の露光装置に適用しても、ウエハ上の各点での積
算露光量を適正範囲に収めるのが困難である場合があ
る。即ち、例えば露光用光源として水銀ランプのような
アーク放電を行う放電ランプを使用する場合、電源ノイ
ズ等に起因する照明光の照度変動や、放電ランプ内の気
体の対流の状態等に起因する所謂アーク揺らぎと呼ばれ
る照明光の照度変動が生ずることがある。このような照
度の変動(揺らぎ)は振幅は比較的小さいが、その中で
特に周波数の高い変動があると、放電ランプの駆動電力
を制御する定照度制御方式では追従しきれないという不
都合があった。
【0012】そのため、走査露光方式で露光を行う場合
に、電源ノイズ等に起因する高い周波数の照度の変動が
発生したショット領域では、部分的に積算露光量が適正
範囲から外れることとなり、これが最終的に製造される
半導体素子等の歩留まりが悪化する1つの要因となって
いた。また、露光用光源として例えばエキシマレーザ光
(KrFエキシマレーザ、又はArFエキシマレーザ
等)、又はYAGレーザの高調波等のレーザ光を使用す
る場合でも、何等かの要因で光源の出力が比較的高い周
波数で変動すると、部分的に積算露光量が適正範囲から
外れる恐れがある。そのため、レーザ光源を使用するよ
うな場合でも、照度の揺らぎを抑制する機構が必要であ
る。
【0013】また、照明光の光量をNDフィルタ等で調
整する場合には、NDフィルタの切り換えにより不連続
にしか光量可変ができなかった。更に、2重簾方式では
連続で光量可変できるダイナミックレンジが少ないとい
う問題点があった。また、照明光学系の開口数(N.A.)
を絞ると、レチクル及びウエハ上での照明光の照度が低
下してしまうという問題点があった。
【0014】本発明は斯かる点に鑑み、露光用の光源か
ら出力される照明光の照度が所定の割合以下の範囲内
で、且つ高い周波数で変動した場合でも、感光性の基板
上での積算露光量を容易に適正範囲内に収めることので
きる走査露光型の露光装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、照明光の照度むら(各ショット領
域内での積算露光量のむら)の発生を極力抑えつつ、感
光性の基板上での積算露光量を広いダイナミックレンジ
で連続的に調整することができる露光装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】また、本発明は、照明光学系の開口数(N.
A.)を絞る、即ち照明光学系の開口数の投影光学系の開
口数に対する比の値であるコヒーレンスファクタ(σ
値)を小さくした場合でも、レチクル及びウエハ上での
照明光の照度を低下させない露光装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の露光
装置は、例えば図1及び図7に示すように、露光用の照
明光を発生する露光用光源(1)と、その照明光により
転写用パターンの形成されたマスク(R)上の所定の照
明領域を照明する照明光学系(6,8,9,16,3
4,38,39)とを備え、その所定の照明領域に対し
てマスク(R)を所定方向に走査するのと同期して、そ
の所定方向に対応する方向に感光基板(W)を走査する
ことにより、感光基板(W)上にマスク(R)のパター
ンを逐次露光する走査露光型の露光装置において、その
照明光の露光エネルギーを連続して計測する露光量計測
手段(31〜33)と、露光用光源(1)とマスク
(R)との間に配置され、露光量計測手段(31〜3
3)により計測される露光エネルギーに応じてその照明
光が通過する領域(7a)内の一部の領域での通過光量
を調整する光量微調整手段(23,24)と、を有する
ものである。
【0017】本発明の第2の露光装置は、その光量微調
整手段として、その照明光が通過する領域(7a)の断
面積の10%以内の面積を有する遮光体(23a)をそ
の照明光が通過する領域(7a)内で回転するか、又は
その領域(7a)に出し入れする手段を用いるものであ
る。本発明の第3の露光装置は、露光用の照明光を発生
する露光用光源(1)と、照明光により転写用パターン
の形成されたマスク(R)を照明する照明光学系(6,
8,9,16,34,38,39)とを備え、感光基板
(W)上にマスクのパターンを逐次露光する露光装置に
おいて、第1のオプティカル・インテグレータ(9)
と、第1のオプティカル・インテグレータからの照明光
を入射する第2のオプティカル・インテグレータ(1
4)と、第1のオプティカル・インテグレータから第2
のオプティカル・インテグレータに向かう照明光の光量
を連続的に調整する光量調整部材(10)とを有するも
のである。
【0018】本発明の第4の露光装置は、露光用の照明
光を発生する露光用光源(1)と、照明光により転写用
パターンの形成されたマスク(R)を照明する照明光学
系(6,8,9,16,34,38,39)とを備え、
感光基板(W)上にマスクのパターンを逐次露光する露
光装置において、第1のオプティカル・インテグレータ
(9)と、第1のオプティカル・インテグレータからの
照明光を入射する第2のオプティカル・インテグレータ
(14)と、第2のオプティカル・インテグレータの射
出面内の照明光が通過する領域の大きさ(照明系のN.
A.)を可変とする第1の調整機構(16,17)と、第
1の調整機構に連動して第2のオプティカル・インテグ
レータの入射面での照明視野の大きさを可変とする第2
の調整機構(12A,12B,13)とを有するもので
ある。
【0019】
【作用】斯かる本発明の第1の露光装置によれば、感光
基板上の或るショット領域に走査露光方式で露光を行っ
ている際に、露光用光源(1)の電源ノイズ等により照
明光の照度が、所定の割合以下の範囲内で且つ高い周波
数で変動したときには、露光量計測手段(31〜33)
の検出信号よりその変動が検出される。そこで、その照
度の変動を抑制するように、光量調整手段(23,2
4)を介して通過光量を増減することにより、照明光の
照度が高い応答速度で目標値に維持され、積算露光量も
適正範囲内に維持される。
【0020】また、本発明の第2の露光装置は、その光
量微調整手段が、その照明光が通過する領域(7a)の
断面積の10%以内の面積を有する遮光体(23a)を
その照明光が通過する領域(7a)内で回転するか、又
はその領域(7a)に出し入れするものである場合に
は、照明光の照度の10%程度以内の変動を高い応答周
波数で補正できる。
【0021】また、本発明の第3の露光装置によれば、
第1のオプティカル・インテグレータ(9)と第1のオ
プティカル・インテグレータからの照明光を入射する第
2のオプティカル・インテグレータ(14)を設け、第
1のオプティカル・インテグレータの射出面又は入射
面、もしくはその共役面に設けられた光量調整部材(1
4)により照明光の一部を遮光して照明光の光量を調整
したので、照明光の照度むら(各ショット領域内での積
算露光量のむら)の発生を極力抑えつつ、感光性の基板
上での積算露光量を広いダイナミックレンジで連続的に
調整することができる。
【0022】また、本発明の第4の露光装置によれば、
第1のオプティカル・インテグレータ(9)からの照明
光を入射する第2のオプティカル・インテグレータ(1
4)の射出面内の照明光が通過する領域の大きさ(照明
系のN.A.)を可変とする第1の調整機構(16,17)
と、第1の調整機構に連動して第2のオプティカル・イ
ンテグレータの入射面での照明視野の大きさを可変とす
る第2の調整機構(12A,12B,13)とを設けた
ので、照明系のN.A.が小さくなった場合でも、第2のオ
プティカル・インテグレータの入射面での照明視野の大
きさを小さくして第2のオプティカル・インテグレータ
で照明光の照度が高くなるため、マスク及び感光基板上
での照明光の照度がほぼ一定に維持される。
【0023】
【実施例】以下、本発明による露光装置の一実施例につ
き図面を参照して説明する。本実施例は、ステップ・ア
ンド・スキャン方式の投影露光装置に本発明を適用した
ものである。図1は、本実施例の投影露光装置を示し、
この図1において、水銀ランプ1からの照明光は楕円鏡
2によって集光されて、ミラー3により反射される。ミ
ラー3で反射された照明光の通過領域に、シャッター制
御機構5により開閉されるシャッター4が配置され、シ
ャッター4が開状態の場合、その照明光はインプットレ
ンズ6を介してほぼ平行光束に変換された後、光量調整
ロッド23に達する。光量調整ロッド23の先端部は矩
形の平板状の遮光板部23aとなっており、回転制御機
構24によりその遮光板部23aを回転することによ
り、遮光板部23aが照明光の通過領域で回転して、通
過光量が調整できるようになっている。
【0024】図7(a)は、その光量調整ロッド23、
及び回転制御機構24を照明光学系の光軸AX1の方向
に見た拡大図であり、この図7(a)において、円形の
通過領域7a内が水銀ランプ1からの照明光が通過する
領域である。そして、光量調整ロッド23の先端の遮光
板部23aの中心はほぼ光軸AX1上に位置し、且つそ
の光量調整ロッド23は光軸AX1にほぼ垂直になるよ
うに配置されている。従って、回転制御機構24により
光量調整ロッド23を回転して、図7(b)に示すよう
に、遮光板部23aが水銀ランプ1からの照明光ILの
進行方向に対してほぼ垂直になると最も遮光される光量
が多くなり、図7(c)に示すように遮光板部23aが
照明光ILの進行方向に平行になると遮光される光量が
最も少なくなる。
【0025】一例として、本例では図7(b)に示すよ
うに遮光板部23aを照明光の進行方向に垂直にしたと
きで、通過領域7a内の3%程度の面積が遮光され、図
7(c)に示すように遮光板部23aを照明光の進行方
向に平行にしたときで、通過領域7a内の1%程度の面
積が遮光されるものとする。従って、遮光板部23aは
極めて軽量な部材となり、高い応答速度で回動すること
ができる。初期状態では、遮光板部23aは通過領域7
a内で2%程度の面積を遮光するように斜めに回転され
た状態、即ち図7(b)と図7(c)とのほぼ中間の状
態にあり、定照度制御モード時には照明光の照度を調整
するように回動制御が行われる。これにより、全体の照
度の±1%程度の範囲内の照度変動を補正できる。
【0026】図1に戻り、本実施例では、ウエハWに対
する露光量の制御を行うのは露光量制御系20であり、
露光量制御系20が回転制御機構24の動作を制御する
と共に、シャッター制御機構5の動作をも制御する。更
に、露光量制御系20は、水銀ランプ1用の電源系22
を介して、水銀ランプ1に供給される電力を制御する。
【0027】光量調整ロッド23の周囲を通過した照明
光は、第1リレーレンズ8を経て2段のフライアイレン
ズ群の内の第1フライアイレンズ9に入射する。第1フ
ライアイレンズ9による複数の光源像(第1フライアイ
レンズ9の射出面に形成される複数の光源像)からの照
明光は、第2リレーレンズ12Aを介して第2フライア
イレンズ14に導かれる。本例では、第1フライアイレ
ンズ9の射出面、即ち光源像の形成面の近傍に光量絞り
10が配置され、光量絞り10の開口の大きさは光量絞
り駆動機構11によって任意の大きさに調整できるよう
になっている。光量絞り駆動機構11の動作も露光量制
御系20により制御される。本例ではその光量絞り10
の開口の大きさを調整することにより、第1フライアイ
レンズ9から第2フライアイレンズ14に向かう照明光
の光量を連続的に調整できる。
【0028】図2(a)は、光量絞り10の一例を示
し、図2(a)において、光量絞り10は虹彩絞りより
構成されている。この場合、例えばその虹彩絞りの周囲
のレバーを動かすことにより、図2(b)に示すよう
に、その虹彩絞りのほぼ円形の開口の大きさが連続的に
調整できるようになっている。このように、光量絞りを
虹彩絞りとしたので、照明光の光量を調整するダイナミ
ックレンジを大きくとることができる(例えば100%
透過〜数%透過まで)。また、第2フライアイレンズ1
4を構成する複数のレンズエレメントの個々の射出面に
は、第1フライアイレンズ9の射出面上で光量絞り10
内に形成される複数の光源像が形成される。即ち、第2
フライアイレンズ14の射出面に形成される光源像の数
=第2フライアイレンズ14のレンズエレメントの数×
光量絞り10内の光源像の数、となり、2つのフライア
イレンズを用いることで、1つのフライアイレンズを用
いる場合と比較して照度均一性が向上する。従って、第
1フライアイレンズ9と第2フライアイレンズ14を用
いて、光量絞り10を第1フライアイレンズ9の射出面
に設けることにより、照明光の照度むらを極力抑えつ
つ、照明光の光量(ウエハWに対する露光量)を広いダ
イナミックレンジで連続的に調整することができる。ま
た、光量絞り10を第1フライアイレンズ9の入射面も
しくはその共役面に設けるようにしてよい。
【0029】さて、前述の如く、近年、照明光学系の開
口数(N.A.)を絞る、即ち照明光学系の開口数の投影光
学系の開口数に対する比の値であるコヒーレンスファク
タ(σ値)を小さくすることにより、所定のパターンに
対する焦点深度を向上させる技術が開発されている。こ
のようにσ値を小さくする(照明光が通過する(第2フ
ライアイレンズ14の射出面の領域を小さくする))と
きには、レチクルを照明する照明光の照度が減少する。
図1に示すように、本例ではそのような照明光の照度の
減少を防止する手段として、第2フライアイレンズ14
の入射面での照明領域の大きさを調整する調整機構が設
けられている。
【0030】その調整機構は、第2リレーレンズ12A
と、この第2リレーレンズ12Aより屈折力の大きな別
の第2リレーレンズ12Bと、それら2つの第2リレー
レンズ12A,12Bを切り換える交換機構13とから
構成され、本例の投影露光装置全体の動作を統括制御す
る主制御系19によりその交換機構13の動作が制御さ
れる。そして、通常のσ値で照明を行うときには、交換
機構13を介して第1フライアイレンズ9と第2フライ
アイレンズ14との間に一方の第2リレーレンズ12A
が配置され、これにより第2フライアイレンズ14の入
射面のほぼ全面が照明光により照明される。一方、σ値
を小さくして(照明光学系の開口数を絞って)照明を行
うときには、交換機構13を介して第1フライアイレン
ズ9と第2フライアイレンズ14との間に他方の第2リ
レーレンズ12Bが配置され、これにより第2フライア
イレンズ14の入射面の中央部が部分的に照明光で照明
される。従って、σ値を小さくしたときには、第2フラ
イアイレンズ14の段階での照明光の照度が高くなるた
め、σ値の如何に拘らず、レチクル及びウエハ上での照
明光の照度がほぼ一定に維持される。また、照明光学系
の開口数を絞るための光学部材は光量絞り10のような
虹彩絞りでもよい。
【0031】なお、本例の調整機構は、切り換え方式で
あるが、その調整機構を第1フライアイレンズ9と第2
フライアイレンズ14との間に配置されるズームレンズ
系と、このズームレンズ系の変倍を行う変倍機構とから
構成してもよい。このようにズームレンズ系を使用する
ことにより、第2フライアイレンズ14の入射面での照
明視野の大きさを連続的に変化させることができる。従
って、σ値を連続的に変化させたような場合でも、常に
レチクル及びウエハ上での照度を高く維持できる利点が
ある。
【0032】次に、本例の第2フライアイレンズ14
は、それぞれモザイク状にレンズエレメントが密着して
配置された片面が平面状の2個のレンズ束14a及び1
4bを、それぞれの平面部が対向するように近接して配
置したものである。そこで、以下では第2フライアイレ
ンズ14を「モザイク型フライアイレンズ14」と呼
ぶ。
【0033】図3(a)は本例のモザイク型フライアイ
レンズ14の側面図であり、この図3(a)において、
照明光学系の光軸AX1に沿ってそれぞれの平面部FB
及びFCが間隔δで対向するように配置された2個のレ
ンズ束14a及び14bよりモザイク型フライアイレン
ズ14が構成されている。この場合、光源側の第1のレ
ンズ束14aを構成する各レンズエレメントはそれぞれ
入射面FA側で屈折力を有し、レチクル側の第2のレン
ズ束14bを構成する各レンズエレメントはそれぞれ射
出面FD側で屈折力を有する。
【0034】更に、第1のレンズ束14aに光源側から
入射する平行光束は、第2のレンズ束14bの射出面F
D上に集光され、逆に第2のレンズ束14bにレチクル
側から入射する平行光束は、第1のレンズ束14aの入
射面FA上に集光されるように、各レンズエレメントの
屈折力が定められている。即ち、第2のレンズ束14b
の射出面FDは、モザイク型フライアイレンズ14の焦
点面となっており、その射出面FDに多数の光源像が形
成される。従って、レンズ束14a及び14bは、2つ
が組み合わされて初めて1個のフライアイレンズとして
作用する。なお、図3(a)〜(c)に示すモザイク型
フライアイレンズ14の2つのレンズ束14a,14b
を構成するレンズエレメントの個数は一例であり、実際
には必要とされる照度分布の均一性の要求精度に応じて
そのレンズエレメントの個数が決定される。
【0035】図3(b)は、図3(a)のAA線に沿っ
て第1のレンズ束14aを示す正面図、図3(c)は図
3(a)のCC線に沿って第2のレンズ束14bを示す
正面図であり、図3(a)及び図3(c)において、本
例の投影露光装置の走査露光時のレチクルの走査方向に
対応する方向をX1方向として、その走査方向に垂直な
非走査方向に対応する方向をY1方向としている。
【0036】この場合、図3(b)に示すように、第1
のレンズ束14aは、X1方向の幅dxでY1方向の幅
dy(dy>dx)の細長い矩形の断面形状を有するレ
ンズエレメント61を、それぞれY1方向に密着して配
列することにより、第1行62A、第2行62B、第3
行62C、…の各行のレンズ群を構成し、且つ奇数番目
の第1行62A、第3行62C、…のレンズ群と、偶数
番目の第2行62B、第4行62D、…のレンズ群とを
Y1方向にレンズエレメントの幅dyの1/2だけずら
して構成されている。
【0037】本例では図3(a)において、モザイク型
フライアイレンズ14の入射面、即ち第1のレンズ束1
4aの入射面FAがレチクルのパターン面と共役であ
り、その第1のレンズ束14aを構成するレンズエレメ
ント61の断面形状が、レチクル上のスリット状の照明
領域と相似であるときに最も照明効率が高くなる。そこ
で、レンズエレメント61の断面形状のX1方向の幅d
xと、Y1方向の幅dyとの比の値は、レチクル上のス
リット状の照明領域の走査方向の幅と、非走査方向の幅
との比の値にほぼ等しく設定されている。そのため、レ
ンズエレメント61の断面は、非走査方向に対応するY
1方向に細長い矩形となっている。一例として、dx:
dy=1:3程度に設定される。
【0038】また、図3(c)に示すように、第2のレ
ンズ束14bは、X1方向の幅ex(=2・dx)でY
1方向の幅ey(=dy/2)のほぼ正方形に近い断面
形状を有するレンズエレメント65を、それぞれX1方
向に密着して配列することにより、第1列66A、第2
列66B、第3列66C、…の各列のレンズ群を構成
し、且つ奇数番目の第1列66A、第3列66C、…の
レンズ群と、偶数番目の第2列66B、第4列66D、
…のレンズ群とをX1方向にレンズエレメントの幅ex
の1/2だけずらして構成されている。因みに、第1の
レンズ束14aのレンズエレメント61の断面形状につ
いて、dx:dy=1:3程度である場合、第2のレン
ズ束14bのレンズエレメント65の断面形状につい
て、ex:ey=2:1.5=4:3程度となり、レン
ズエレメント65の断面形状はほぼ正方形状となる。
【0039】このような配置において、更に第1のレン
ズ束14aの或るレンズエレメントの中心と第2のレン
ズ束14bの或るレンズエレメントの中心とをX1方
向、及びY1方向に関して合わせておく。これにより、
第1のレンズ束14aを構成する全てのレンズエレメン
ト61の中心63と、第2のレンズ束14bを構成する
全てのレンズエレメント65の中心67とが、X1方向
及びY1方向に関して同じ位置に配列されている。
【0040】このようにモザイク型フライアイレンズ1
4を2つのレンズ束14a,14bに分けた場合の作用
効果につき説明すると、本例のモザイク型フライアイレ
ンズ14は、2段目のフライアイレンズであり、この2
段目のフライアイレンズの射出面に形成される個々の光
源像は、図1の1段目のフライアイレンズ9の射出面上
で光量絞り10の開口内に形成される多数の光源像の像
である。即ち、モザイク型フライアイレンズ14の射出
面に形成される個々の光源像は、多数の微小な光源像を
例えば円形の領域内に一様に分布させたものとなる。
【0041】従って、このモザイク型フライアイレンズ
14の射出面に形成される光源像を、図3(b)に示す
ように第1のレンズ束14aの端面に射影して得られる
光源像は、各レンズエレメント61の中心63を中心と
する円形の領域64内に微小な光源像を分布させたもの
となる。その円形の領域64は、図2に示す光量絞り1
0の開口の形状と相似である。ところが、本例の第1の
レンズ束14aの各レンズエレメント61の断面形状は
細長い矩形であるため、特にその光量絞り10の開口を
大きく設定すると、その円形の領域63が各レンズエレ
メント61の端面からはみ出してしまう。従って、モザ
イク型フライアイレンズ14の代わりに、そのレンズエ
レメント61と同じ断面形状のレンズエレメントを束ね
たフライアイレンズを使用すると、射出面で光源像のケ
ラレが生じて照明効率が低下してしまう。
【0042】これに対して、本例では第1のレンズ束1
4aの直後に、図3(c)に示すように、それぞれほぼ
正方形の断面形状を有するレンズエレメント65からな
る第2のレンズ束14bが配置され、各レンズエレメン
ト65の中心67を中心とする円形の領域64内に分布
するような光源像が形成される。この場合、レンズエレ
メント65の断面形状は正方形に近いため、図2の光量
絞り10の開口を大きく設定したときでも、その円形の
領域64はほぼそのレンズエレメント65の断面内に収
まっている。従って、モザイク型フライアイレンズ14
の射出面に形成される多数の光源像のケラレが少なくな
り、照明効率が改善されている。そして、モザイク型フ
ライアイレンズ14の射出面に形成される多数の光源像
からの照明光で重畳的に照明を行うことにより、レチク
ル及びウエハ上での照度分布の均一性は極めて高くなっ
ている。
【0043】また、図1において、モザイク型フライア
イレンズ14のレチクル側の第2のレンズ束14bに
は、このレンズ束14bを光軸AX1に垂直な方向にシ
フトさせると共に、このレンズ束14bのアオリ角(傾
斜角)を所定範囲内で調整する調整機構15が取り付け
られている。本例では、調整機構15を介してレンズ束
14bのシフト量、及びアオリ角を調整することによ
り、照明光学系におけるテレセントリック性のずれ量の
補正を行う。例えば、水銀ランプ1の交換時、又は照明
条件の切り換え時(通常照明と変形光源との切り換え
等)に、主制御系19が調整機構15の動作を制御する
ことにより、自動的にそのテレセントリック性の補正が
行われるようになっている。
【0044】さて、図1において、モザイク型フライア
イレンズ14の射出面の近傍に複数種類の照明系開口絞
りが配置された照明系開口絞り板16が設置されてい
る。図4は、その照明系開口絞り板16を示し、この図
4において、照明系開口絞り板16上にはほぼ等角度間
隔で、通常の円形開口よりなる開口絞り18A、小さな
円形開口よりなりコヒーレンスファクタであるσ値を小
さくするための開口絞り18B、輪帯照明用の輪帯状の
開口絞り18C、及び変形光源法用に複数の開口を偏心
させて配置してなる変形開口絞り18Dが配置されてい
る。その照明系開口絞り板16を回転させることによ
り、4個の開口絞りの内の所望の開口絞りを選択でき
る。
【0045】図1に戻り、主制御系19が、駆動モータ
よりなる照明系用絞り駆動機構17を介して、照明系開
口絞り板16の回転角を制御する。モザイク型フライア
イレンズ14から射出された後、照明系開口絞り板16
中から選択された開口絞りを通過した照明光ILは、透
過率が98%程度のビームスプリッター31に入射す
る。そして、ビームスプリッター31を透過した照明光
が、第1リレーレンズ34を経て2枚の可動ブレード3
5A及び35Bを有する可動ブラインド(可変視野絞
り)に至る。以下、その可動ブラインドを「可動ブライ
ンド35A,35B」と呼ぶ。可動ブラインド35A,
35Bの配置面は、モザイク型フライアイレンズ14の
射出面のフーリエ変換面となっている。即ち、可動ブラ
インド35A,35Bの配置面は、後述のレチクルRの
パターン形成面と共役であり、可動ブラインド35A,
35Bの近傍に、開口形状が固定された固定ブラインド
37が配置されている。
【0046】固定ブラインド37は、例えば4個のナイ
フエッジにより矩形の開口を囲んだ機械的な視野絞りで
あり、その矩形の開口によりレチクルR上でのスリット
状の照明領域の形状が規定される。即ち、可動ブライン
ド35A,35B、及び固定ブラインド37により制限
された照明光ILが、第2リレーレンズ38、コンデン
サーレンズ39、及びミラー40を介してレチクルR上
のスリット状の照明領域41を均一な照度分布で照明す
る。
【0047】この場合、固定ブラインド37の配置面
は、レチクルRのパターン形成面の共役面から僅かにデ
フォーカスされているため、スリット状の照明領域41
の輪郭部の照度分布が所定の勾配をもって変化する。ま
た、可動ブラインド35A,35Bは、走査露光の開始
時及び終了時にスリット状の照明領域がレチクルR上の
露光すべきでない領域にかかるのを防止する役割を果た
す。そのため、可動ブレード35A及び35Bは、それ
ぞれスライド機構36A及び36Bにより開閉できるよ
うに支持されている。スライド機構36A及び36Bが
可動ブラインド駆動機構を構成し、可動ブラインド駆動
機構の動作はステージ制御系46により制御される。
【0048】レチクルR上の照明領域41内のパターン
の像が、投影光学系PLを介して投影倍率β(βは例え
ば1/4、又は1/5等)でウエハW上のスリット状の
露光フィールド47に投影される。ここで、投影光学系
PLの光軸に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で
走査露光時のレチクルR及びウエハWの走査方向に平行
にX軸を取り、Z軸に垂直な平面内でX軸に垂直な方向
(非走査方向)にY軸を取る。本例では、レチクルR
は、X方向に摺動自在な走査ステージ42を介してレチ
クルベース43上に保持され、ウエハWは、ウエハWを
X方向に走査すると共にY方向に位置決めするウエハス
テージ48上に保持されている。ウエハステージ48に
は、ウエハWをZ方向に位置決めするZステージ等も組
み込まれている。
【0049】走査ステージ42及びウエハステージ48
よりステージ駆動機構が構成され、このステージ駆動機
構の動作がステージ制御系46により制御されている。
走査露光時にはステージ制御系46は、走査ステージ4
2を介して照明領域41に対して+X方向(又は−X方
向)に所定速度VR でレチクルRを走査するのと同期し
て、ウエハステージ48を介してウエハW上の所定のシ
ョット領域を露光フィールド47に対して−X方向(又
は+X方向)に速度VW(=β・VR)で走査する。これに
より、そのショット領域上にレチクルRのパターンが逐
次転写露光される。また、ステージ制御系46は、走査
露光中にスライド機構36A及び36Bを介して、可動
ブラインド35A,35Bの位置を制御する。この場合
の制御方法につき図6を参照して説明する。
【0050】先ず、走査露光の開始直後には、図6
(a)に示すように、レチクルRのパターン領域87を
囲む遮光帯88に対して、図1の固定ブラインド37の
開口部の像37Rが外側に出ている。そこで、不要な部
分への露光を避けるため、図1の可動ブレード35Bの
位置を移動させて、可動ブラインド35A,35Bの像
35Rの一方のエッジ部35Raを遮光帯88内に入れ
ておく。その後、図6(b)に示すように、固定ブライ
ンド37の像37Rが走査方向にパターン領域87内に
収まっているときには、可動ブラインド35A,35B
の像35Rをその像37Rを囲むように設定する。そし
て、走査露光の終了時に、図6(c)に示すように、遮
光帯88に対して、固定ブラインド37の像37Rが外
側に出るときには、図1の可動ブレード35Aの位置を
移動させて、可動ブラインド35A,35Bの像35R
の他方のエッジ部35Rbを遮光帯88内に入れてお
く。このような動作により、レチクルR上のスリット状
の照明領域41が遮光帯88の外側に出ることが防止さ
れ、ウエハW上への不要なパターンの露光が防止され
る。
【0051】また、図1において、ウエハステージ48
上のウエハWの近傍に、ウエハWの露光面と同じ高さの
受光面を有する光電検出器よりなる照度むらセンサ49
が設置され、照度むらセンサ49から出力される検出信
号が主制御系19に供給されている。更に、ウエハステ
ージ48上にレチクルアライメント等を行う際に使用さ
れる基準マーク板50が設けられ、この基準マーク板5
0上に開口パターンよりなる基準マーク50aが形成さ
れ、レチクルR上にも対応するようにアライメントマー
クが形成されている。例えばレチクルRを交換したとき
には、基準マーク板50を投影光学系PLの有効露光フ
ィールド内に移動させ、基準マーク板50の基準マーク
50aを底面側から光源51により照明光ILと同じ波
長帯の照明光により照明する。この照明光のもとで、レ
チクルRの上方のミラー45を介してレチクルアライメ
ント顕微鏡44により、基準マーク50a及びレチクル
R上のアライメントマークの像を観察する。そして、こ
の観察結果に基づいて基準マーク板50に対するレチク
ルRの位置合わせを行う。
【0052】更に、基準マーク板50上にはフォーカス
・キャリブレーション用の基準マークも形成され、この
基準マークの底部に検出系が配置されている。図5
(a)はそのフォーカス・キャリブレーション用の基準
マーク、及び検出系を示し、この図5(a)において、
基準マーク板50上の遮光膜中に例えば十字型の開口パ
ターンよりなる基準マーク50bが形成され、この基準
マーク50bの底部に検出系54が配置されている。こ
の基準マーク50bを用いて、次のように投影光学系P
Lの結像面の位置が求められる。即ち、その検出系54
において、光ファイバ81を介してウエハステージ48
の内部に図1の照明光ILと同じ波長帯の照明光を導
き、この照明光によりコリメータレンズ82、ハーフミ
ラー83、及び集光レンズ84を介して基準マーク50
bを底面側から照明する。この基準マーク50bを通過
した照明光が、投影光学系PLを介してレチクルRのパ
ターン形成面に基準マーク50bの像を結像し、このパ
ターン形成面からの反射光が投影光学系PLを介して基
準マーク50bに戻る。そして、基準マーク50bを通
過した照明光が、検出系54内で集光レンズ84、ハー
フミラー83、及び集光レンズ85を経て光電検出器8
6に入射する。
【0053】光電検出器86の検出信号(光電変換信
号)S6は、図1の主制御系19に供給される。この場
合、ウエハステージ48内のZステージを駆動して、基
準マーク50bのZ方向の位置を変化させると、図5
(b)に示すように、検出信号S6は基準マーク50b
のZ座標が投影光学系PLの結像面の位置に合致すると
きにピークとなるように変化する。従って、検出信号S
6の変化より、投影光学系PLの結像面の位置を求める
ことができ、それ以後はその位置にウエハWの露光面を
設定することにより、良好な状態で露光が行われる。従
って、その基準マーク板50の基準マーク50bを用い
ることにより、投影光学系PLの結像面の位置のキャリ
ブレーション(フォーカス・キャリブレーション)が行
われる。
【0054】図1に戻り、透過率が98%程度のビーム
スプリッター31で反射された漏れ光が、集光レンズ3
2を介して光電検出器よりなるインテグレータセンサ3
3の受光面に集光されている。インテグレータセンサ3
3の受光面は、レチクルRのパターン形成面、及びウエ
ハWの露光面と共役であり、インテグレータセンサ33
からの検出信号(光電変換信号)が露光量制御系20に
供給されている。
【0055】また、照明系開口絞り板16を回転させ
て、図4の輪帯照明用の開口絞り18C、又は変形開口
絞り18Dを2段目のフライアイレンズ14の射出面に
設定した場合、インテグレータセンサ33の受光面は露
光面と共役であるため、インテグレータセンサ33への
照明光の入射角が大きくなり、入射角による感度誤差が
発生することがある。このような感度誤差を軽減するた
めには、例えばインテグレータセンサ33の受光面の直
前(又は露光面との共役面)に光束を拡散する拡散板を
配置して、これにより拡散された光束をインテグレータ
センサ33で受光すればよい。
【0056】露光量制御系20にはメモリ21が接続さ
れ、メモリ21内にインテグレータセンサ33からの検
出信号からウエハW上での露光エネルギーを求めるため
の変換係数等が格納されている。但し、本実施例では、
インテグレータセンサ33の出力信号は、所定の基準照
度計を用いて較正され、この較正結果に基づいてインテ
グレータセンサ33の出力信号を補正するための補正係
数もメモリ21内に記憶されている。
【0057】インテグレータセンサ33の受光面はレチ
クルのパターン面と共役な位置に配置されており、これ
により、照明系開口絞り板16を回転させて照明系開口
絞りの形状を変えた場合でも、インテグレータセンサ3
3の検出信号に誤差が生じないようにしている。但し、
インテグレータセンサ33の受光面を、投影光学系PL
におけるレチクルのパターンのフーリエ変換面(瞳面)
と実質的に共役な観察面に配置して、この観察面を通過
する全光束を受光できるようにしても構わない。
【0058】更に本例では、透過率が98%程度のビー
ムスプリッター31に関してインテグレータセンサ33
と反対側に、集光レンズ52、及び光電検出器よりなる
ウエハ反射率モニタ53が設置され、集光レンズ52に
よりウエハ反射率モニタ53の受光面はウエハWの表面
とほぼ共役となっている。この場合、レチクルRを透過
して投影光学系PLを介してウエハW上に照射される照
明光の内で、ウエハWでの反射光が、投影光学系PL、
レチクルR等を介してウエハ反射率モニタ53で受光さ
れ、この検出信号(光電変換信号)が主制御系19に供
給される。主制御系19では、レチクルR側に照射され
る照明光ILの光量、及びウエハ反射率モニタ53の検
出信号から算出されるウエハWでの反射光の光量に基づ
いて、投影光学系PLを通過する照明光の光量(パワ
ー)を求める。更に、このように求められた光量に露光
時間を乗じて得られる熱エネルギーに基づいて、主制御
系19は投影光学系PLの熱膨張量を予測し、この予測
された熱膨張量に依る投影光学系PLのディストーショ
ン等の結像特性の変化量を求める。そして、主制御系1
9は、投影光学系PLに接続された不図示の結像特性補
正機構を介して、投影光学系PLの結像特性を元の状態
に補正する。
【0059】次に、本例の照度制御機構の内の露光量制
御動作の一例につき説明する。これに関して、本例では
露光用光源として水銀ランプ1が使用されているが、水
銀ランプのような放電ランプでは、電源ノイズによる照
明光の照度の揺らぎや、「アーク揺らぎ」と呼ばれる例
えば30Hz程度の照度の揺らぎ等の照度変動が発生す
ることがある。このような照度変動は、変動範囲は狭い
が(例えば±1%以内程度)、周波数が比較的高いため
に、取り除くのが困難であった。本例の露光量制御機構
にはそのような照度変動を検出して補正する機構も組み
込まれている。
【0060】図1において、インテグレータセンサ33
からの検出信号が、露光量制御系20内で所定の高いサ
ンプリング周波数でD/A変換器を介して取り込まれて
いる。露光量制御系20には主制御系19から、ウエハ
Wに対する目標積算露光量(ウエハW上のフォトレジス
トの感度)の情報も供給され、更に、露光量制御系20
に接続されたメモリ21に既に述べたように、その検出
信号の値からウエハW上での実際の露光量(単位時間当
りの露光エネルギー)を求めるための換算係数等が記憶
されている。露光量制御系20では、インテグレータセ
ンサ33からの検出信号よりウエハW上での露光量を求
める。
【0061】露光量制御系20では、走査露光の開始前
にその目標積算露光量を得るための条件を設定する。こ
の場合、図1において、光量調整ロッド23を通過する
光量の入射する光量に対する比の値を光量調整ロッド2
3における透過率q1 とする。例えば、光量調整ロッド
23による照明光の通過領域に対する遮光面積の割合が
1〜3%程度であると、透過率q1 の可変範囲は0.9
9〜0.97である。そして、水銀ランプ1の出力パワ
ーをp、光量調整ロッド23での透過率をq1、光量絞
り10での透過率をq2 とすると、照明系開口絞りの形
状に応じて変化する係数kを用いて、ウエハW上での露
光量eは次のように表される。
【0062】 e=k・p・q1・q2 (1) また、ウエハW上でのスリット状の露光領域47の走査
方向の幅をDとして、ウエハステージ48の走査露光時
のX方向への走査速度をVW とすると、ウエハW上での
積算露光量ΣEは、(1)式を用いて次のようになる。
【0063】 ΣE=e・(D/VW)=k・p・q1・q2・(D/VW) (2) この場合、露光領域47の走査方向の幅Dが固定されて
いるものとすると、積算露光量ΣEを、所定の目標積算
露光量(フォトレジストの感度)ΣE0 に制御するに
は、水銀ランプ1の出力パワーp、光量調整ロッド23
での透過率q1 、光量絞り10での透過率q2 、又はウ
エハステージ48の走査速度VW の何れか、又はこれら
の内の複数個を同時に調整すればよい。そこで、図1に
おいて、積算露光量ΣEを、所定の目標積算露光量ΣE
0 に収束させるために、露光量制御系20は、先ず電源
系22に水銀ランプ1の目標出力パワーに対応する目標
照度信号を供給し、図1の回転制御機構24を介して光
量調整ロッド23の透過率q 1 を可変範囲の中点q10
設定し、交換機構13を介して光量絞り10での透過率
2 を設定し、ステージ制御系46を介してウエハステ
ージ48の走査速度V W を設定する。この場合、投影光
学系PLのレチクルRからウエハWへの投影倍率をβと
すると、レチクルステージ42の走査速度VR は−VW
/βとなる。
【0064】そして、走査露光中には、水銀ランプ1は
最初に設定された駆動電力で連続して点灯される。この
ようにフィードバック制御を行うことなく水銀ランプ1
を点灯する制御を、水銀ランプの定電力駆動と呼ぶ。更
に、露光量制御系20では、走査露光中に、例えば高速
にサンプリングされるインテグレータセンサ33からの
検出信号の所定の複数個の計測値の平均値に基づいて、
ウエハW上での実際の露光量を算出し、この算出結果が
目標となる露光量になるように、回転制御機構24を介
して光量調整ロッド23における透過率q1 を中点q10
の前後に変化させる。光量調整ロッド23は軽量である
ため、その透過率q1 の調整は高い応答速度で実行され
る。従って、電源ノイズ又はアーク揺らぎ等で照度が狭
い範囲内で高い周波数で変動しても、光量調整ロッド2
3の制御によりその変動量を相殺することができる。
【0065】なお、光量絞り10の開口形状を制御して
透過率q2 を制御してもよいが、光量絞り10の調整の
応答速度は光量調整ロッド23に比べて遅いため、光量
調整ロッド23を用いる方が高い周波数の照度変動に追
従できる利点がある。但し、光量絞り10では透過率の
調整範囲が広いため、照度の変動範囲が広く、且つ変動
周波数が低いような場合には、光量絞り10を用いて照
度の補正を行ってもよい。
【0066】なお、上述実施例では光量調整ロッド23
は、第1リレーレンズ8の前に配置されているが、第2
フライアイレンズ(モザイク型フライアイレンズ)14
よりも光源側であれば、部分的に照明光の光束を制限し
ても照度むらは発生しないため、どこに配置しても構わ
ない。また、上述実施例では、図7に示すように、光量
調整ロッド23を回転して通過光量を制御しているが、
例えば小さな遮光板を照明光の通過領域内で出し入れす
ることにより通過光量を調整してもよい。更に、例えば
液晶表示パネル等を使用して通過光量を制御してもよ
い。
【0067】更に、上述実施例では露光用光源として水
銀ランプが使用されているが、露光用光源としてキセノ
ンランプのような放電ランプを使用する場合、又はエキ
シマレーザ光源のようなレーザ光源を使用する場合で
も、光源からの照明光の照度が変動する場合には、本発
明の適用により照度を目標値に容易に制御できる。ま
た、上述の実施例では走査型の露光装置について述べた
が、2つのフライアイと光量絞り(虹彩絞り)10を使
った露光量制御や、小σに対応してインプットレンズを
交換する構成については、一括露光方式の露光装置にも
適用することができる。このように本発明は上述実施例
に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
構成を取り得る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、露光量計測手段により
計測される露光エネルギーが目標値から外れた場合に
は、光量調整手段を介して照明光の通過光量を調整する
ようにしているため、露光用の光源から出力される照明
光の照度が所定の割合以下の範囲内で、且つ高い周波数
で変動した場合でも、感光性の基板上での積算露光量を
容易に適正範囲内に収めることができる利点がある。
【0069】また、光量微調整手段が、その照明光が通
過する領域の断面積の10%以内の面積を有する遮光体
をその照明光が通過する領域内で回転するか、又は該領
域に出し入れするときには、簡単な機構で照明光の照度
を約10%程度の範囲内で高速に制御できる利点があ
る。また、本発明によれば、第1のオプティカル・イン
テグレータの射出面又は入射面、もしくはその共役面に
設けられた光量調整部材により照明光の光量を調整した
ので、マスク(R)もしくは感光基板(W)上の照度む
らを極力抑えつつ、照明光の光量(ウエハWに対する露
光量)を広いダイナミックレンジで連続的に調整するこ
とができるという利点がある。
【0070】また、本発明によれば、第1のオプティカ
ル・インテグレータ(9)からの照明光を入射する第2
のオプティカル・インテグレータ(14)の射出面内の
照明光が通過する領域の大きさ(照明系のN.A.)を可変
とする第1の調整機構(16,17)と、第1の調整機
構に連動して第2のオプティカル・インテグレータの入
射面での照明視野の大きさを可変とする第2の調整機構
(12A,12B,13)とを設けたので、σ値(照明
系のN.A.と投影光学系のN.A.との比)にかかわらず、マ
スク及び感光基板上での照明光の照度がほぼ一定に維持
されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の走査露光型の投影露光装置
を示す一部を切り欠いた構成図である。
【図2】実施例で使用される光量絞り10の一例を示す
図である。
【図3】(a)は図1のモザイク型フライアイレンズ
(第2フライアイレンズ)14を示す拡大側面図、
(b)は図3(a)のBB線に沿う正面図、(c)は図
3(a)のCC線に沿う正面図である。
【図4】図1の照明系開口絞り板16上に配置される複
数の照明系開口絞りを示す図である。
【図5】(a)はフォーカス・キャリブレーションを行
うための機構を示す要部の図、(b)は図5(a)の機
構により得られる検出信号の波形図である。
【図6】実施例で走査露光を行う場合の可動ブラインド
35A,35Bの動作の説明に供給する図である。
【図7】(a)は図1の光量調整ロッド23、及び回転
制御機構24を光軸方向に見た拡大図、(b)は図7
(a)において最も遮光面積が大きい場合を示す側面
図、(c)は図7(a)において最も遮光面積が小さい
場合を示す側面図である。
【符号の説明】
R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ 1 水銀ランプ 4 シャッター 23 減光板 9 第1フライアイレンズ 10 光量絞り 12A,12B 第2リレーレンズ 14 モザイク型フライアイレンズ(第2フライアイレ
ンズ) 16 照明系開口絞り板 19 主制御系 20 露光量制御系 22 電源系 23 光量調整ロッド 23a 遮光板部 24 回転制御機構 33 インテグレータセンサ 37 固定ブラインド 42 レチクルステージ 48 ウエハステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 527

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照明光を発生する露光用光源
    と、前記照明光により転写用パターンの形成されたマス
    ク上の所定の照明領域を照明する照明光学系とを備え、
    前記所定の照明領域に対して前記マスクを所定方向に走
    査するのと同期して、前記所定方向に対応する方向に感
    光基板を走査することにより、前記感光基板上に前記マ
    スクのパターンを逐次露光する走査露光型の露光装置に
    おいて、 前記照明光の露光エネルギーを連続して計測する露光量
    計測手段と、 前記露光用光源と前記マスクとの間に配置され、前記露
    光量計測手段により計測される露光エネルギーに応じて
    前記照明光が通過する領域内の一部の領域での通過光量
    を調整する光量微調整手段と、を有することを特徴とす
    る露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光装置であって、 前記光量微調整手段は、前記照明光が通過する領域の断
    面積の10%以内の面積を有する遮光体を前記照明光が
    通過する領域内で回転するか、又は該領域に出し入れす
    ることを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 露光用の照明光を発生する露光用光源
    と、前記照明光により転写用パターンの形成されたマス
    クを照明する照明光学系とを備え、感光基板上に前記マ
    スクのパターンを逐次露光する露光装置において、 第1のオプティカル・インテグレータと;前記第1のオ
    プティカル・インテグレータからの前記照明光を入射す
    る第2のオプティカル・インテグレータと;前記第1の
    オプティカル・インテグレータから前記第2のオプティ
    カル・インテグレータに向かう前記照明光の光量を連続
    的に調整する光量調整部材とを有することを特徴とする
    露光装置。
  4. 【請求項4】 露光用の照明光を発生する露光用光源
    と、前記照明光により転写用パターンの形成されたマス
    クを照明する照明光学系とを備え、感光基板上に前記マ
    スクのパターンを逐次露光する露光装置において、 第1のオプティカル・インテグレータと;前記第1のオ
    プティカル・インテグレータからの前記照明光を入射す
    る第2のオプティカル・インテグレータと;前記第2の
    オプティカル・インテグレータの射出面内の前記照明光
    が通過する領域の大きさを可変とする第1の調整機構
    と;前記調整機構に連動して前記第2のオプティカル・
    インテグレータの入射面での照明視野の大きさを可変と
    する第2の調整機構とを有することを特徴とする露光装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503733A (ja) * 2004-06-25 2008-02-07 ライカ ミクロジュステムス ツェーエムエス ゲーエムベーハー 光ビームの光のスペクトルを選択検出するための光学装置
JP2010182704A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Nikon Corp 補正ユニット、照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法

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