JPH08255312A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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Publication number
JPH08255312A
JPH08255312A JP5901195A JP5901195A JPH08255312A JP H08255312 A JPH08255312 A JP H08255312A JP 5901195 A JP5901195 A JP 5901195A JP 5901195 A JP5901195 A JP 5901195A JP H08255312 A JPH08255312 A JP H08255312A
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JP
Japan
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width
magnetic
effect element
magnetoresistive effect
magnetic head
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Pending
Application number
JP5901195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Otsuka
善徳 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】磁気ヘッドの先端面に露出し、磁気記録媒体か
らの信号磁界を磁気抵抗効果素子に導くフラックスガイ
ドを有する磁気抵抗効果型磁気ヘッドに関し、再生出力
を低下させずに磁気ヘッド先端部の微細化を図るととも
に、再生出力やS/N比の更なる向上を図る。 【構成】長手方向に沿う先端部と後端部を有し、短手方
向に幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素子103と、
センス領域SAを挟んで磁気抵抗効果素子103の長手
方向の両端部に接触する一対の引出し電極と、先端部の
縁から幅aの範囲で磁気抵抗効果素子103と重なって
いる矩形状の前磁束導体102aと、後端部の縁から幅
bの範囲で磁気抵抗効果素子103と重なっている矩形
状の後磁束導体102bとを備え、(a+b)/hが
0.4以上、0.6以下の範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドに関し、より詳しくは、磁気ヘッドの先端面に露出
し、磁気記録媒体からの信号磁界を磁気抵抗効果素子に
導くフラックスガイド(磁束導体)を有する磁気抵抗効
果型磁気ヘッド(以下、FGMRヘッドと称する。)に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの外部記憶装置の大
容量化に伴い、これに用いられる磁気記録再生装置の磁
気ヘッドの高性能化が要望されている。このため、記録
媒体の移動速度に依存せず、小径ディスクに対しても利
用でき、高い出力が得られる磁気抵抗効果型磁気ヘッド
(以下、MRヘッドと称する。)が注目されている。
【0003】このようなMRヘッドのうち、特に、磁気
抵抗効果素子(以下、MR素子と称する。)がギャップ
内に納められて磁気ヘッドの先端面に露出しないFGM
Rヘッドが注目されている。FGMRヘッドの主なもの
として、上下磁極1,5間にMR素子3とコイル4が挟
まれた図8(a)に示すインギャップタイプと、磁気シ
ールド12と磁極12とが共用され、上下磁気シールド
11,12間にMR素子3が配置されるとともに、上下
磁極12,14間にコイル13が配置された図8(b)
に示す共用タイプがある。
【0004】FGMRヘッドでは、図8(a),
(b),図9(a),(b)に示すように、磁気記録媒
体7と対面する磁気ヘッドの先端面6に前フラックスガ
イド(前磁束導体)2aの先端部が露出するとともに、
前フラックスガイド2aの後端部がMR素子3の長手方
向に沿う先端部と重なっている。この前フラックスガイ
ド2aは、電気的に絶縁されるとともに、MR素子3と
磁気的に結合されて磁気記録媒体7からの信号磁界を拾
い、MR素子3に導く。更に、MR素子3の後端部に重
なってMR素子3と磁気的に結合された後フラックスガ
イド(後磁束導体)2bが形成され、できるだけ多くの
信号磁束がMR素子3を通過するようにしている。MR
素子3を通過する信号磁束によりMR素子3の磁気抵抗
が変化するので、MR素子3のセンス領域SAを挟んで
その両端部に接触する引出し電極8a,8bを介してセ
ンス電流Isを導き、磁気抵抗の変化を電圧の変化とし
て検出する。
【0005】このように、FGMRヘッドでは、MR素
子3が磁気ヘッドの先端面6に露出せず、フラックスガ
イド2a,2bとMR素子3が電気的に絶縁されている
ため、磁気ヘッドの先端面6を磁気記録媒体7に接触す
るくらい近づけることが出来る。このため、感度向上を
図ることができ、磁気記録媒体7の一記録領域の微細化
を図ることが可能となる。
【0006】また、両タイプともに、図9(a)に示す
ように、MR素子3及びフラックスガイド2a,2bは
アスペクト比が大きな矩形形状を有している。これによ
り、MR素子3、フラックスガイド2a,2bの長手方
向に大きな磁気異方性が付与されるため、これらの単磁
区化が図られ、磁壁移動に伴うノイズが抑制される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気記録媒
体の更なる高密度化に伴い、上記の構造で、再生出力を
低下させないようにするためには、磁気ヘッド先端面6
からMR素子3までの距離を凡そ1μm以内に保つ必要
がある。しかしながら、MR素子3上に磁気シールド1
1,12,又は磁極1,5を重ねて形成する際、この距
離を維持するように、引出し電極8a,8bの先端部と
磁気シールド11,12又は磁極1,5の先端部との間
の位置合わせをしようとすると、位置合わせ精度のばら
つきの範囲で、引出し電極8a,8bの先端部が磁気ヘ
ッドの先端面6に露出してしまうことがある。このた
め、磁気ヘッドの先端面6を磁気記録媒体7に接触する
くらい近づけた場合、引出し電極8a,8bと磁気記録
媒体7とが接触し、ショートしてしまうという問題があ
る。
【0008】また、MR素子3上に重ねて形成されるフ
ラックスガイド2a,2bは形状異方性による単磁区化
が図られているものの、なお磁壁が生じ、磁壁移動に伴
うノイズの原因になるという問題がある。更に、再生出
力の一層の向上を図るため、MR素子3やフラックスガ
イド2a,2bの形状や寸法を最適化する必要がある。
【0009】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
創作されたものであり、再生出力を低下させずに磁気ヘ
ッド先端部の微細化を図るとともに、再生出力やS/N
比の更なる向上を図ることが可能な磁気抵抗効果型磁気
ヘッドを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、長
手方向に沿う先端部と後端部を有し、短手方向に幅hを
有する矩形状の磁気抵抗効果素子と、センス領域を挟ん
で前記磁気抵抗効果素子の長手方向の両端部に接触する
一対の引出し電極と、前記先端部の縁から幅aの範囲で
前記磁気抵抗効果素子と重なっている矩形状の前磁束導
体と、前記後端部の縁から幅bの範囲で前記磁気抵抗効
果素子と重なっている矩形状の後磁束導体とを備え、
(a+b)/hが0.4以上、0.6以下の範囲にある
ことを特徴とする磁気ヘッドによって達成され、第2
に、長手方向に沿う先端部と後端部を有し、短手方向に
幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素子と、センス領域
を挟んで前記磁気抵抗効果素子の長手方向の両端部に接
触する一対の引出し電極と、前記先端部の縁から幅aの
範囲で前記磁気抵抗効果素子と重なり、前記短手方向に
幅hffを有する矩形状の前磁束導体と、前記後端部の
縁から幅bの範囲で前記磁気抵抗効果素子と重なり、前
記短手方向に幅hfbを有する矩形状の後磁束導体とを
備え、h+(hff−a)+(hfb−b)が7μm以
上あることを特徴とする磁気ヘッドによって達成され、
第3に、長手方向に沿う先端部と後端部を有し、短手方
向に幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素子と、センス
領域を挟んで前記磁気抵抗効果素子の長手方向の両端部
に接触する一対の引出し電極と、前記先端部の縁から幅
aの範囲で前記磁気抵抗効果素子と重なり、前記短手方
向に幅hffを有する矩形状の前磁束導体と、前記後端
部の縁から幅bの範囲で前記磁気抵抗効果素子と重な
り、前記短手方向に幅hfbを有する矩形状の後磁束導
体とを備え、(a+b)/hが0.4以上、0.6以下
の範囲にあり、かつh+(hff−a)+(hfb−
b)が7μm以上あることを特徴とする磁気ヘッドによ
って達成され、第4に、前記前磁束導体と前記磁気抵抗
効果素子との重なり幅aと前記後磁束導体と前記磁気抵
抗効果素子との重なり幅bとが等しくなっていることを
特徴とする第1乃至第3の発明のいずれかに記載の磁気
ヘッドによって達成され、第5に、前記引出し電極は前
記磁気抵抗効果素子の先端部の縁面にその先端部の縁面
が揃っていることを特徴とする第1乃至第4の発明のい
ずれかに記載の磁気ヘッドによって達成され、第6に、
前記磁気抵抗効果素子及び前記引出し電極の前記先端部
の縁面はテーパ形状となっていることを特徴とする第5
の発明に記載の磁気ヘッドによって達成され、第7に、
前記後磁束導体は、前記センス領域及びその延長領域を
除き、前記引出し電極の上にあることを特徴とする第1
乃至第6の発明のいずれかに記載の磁気ヘッドによって
達成される。
【0011】
【作用】本発明の磁気ヘッドにおいては、矩形状の磁気
抵抗効果素子の短手方向の幅hと、磁気抵抗効果素子の
長手方向に沿う先端部と前磁束導体との重なり幅aと、
磁気抵抗効果素子の長手方向に沿う後端部と後磁束導体
の重なり幅bとの間に、 0.4≦(a+b)/h≦0.6 の関係がある。実験によれば、上記の関係を満たすこと
により、抵抗変化Δρ、従ってΔρに比例する再生出力
が大きくなることを見いだした。
【0012】また、磁気抵抗効果素子本体の短手方向の
幅hと、磁気抵抗効果素子の先端部と前磁束導体との重
なり幅aと、前記短手方向の前磁束導体の幅hffと、
磁気抵抗効果素子の後端部と後磁束導体の重なり幅b
と、前記短手方向の後磁束導体の幅hfbとを有する磁
気ヘッドにおいて、前及び後磁束導体を含めたMR素子
の短手方向の幅h+(hff−a)+(hfb−b)が
7μm以上ある。実験によれば、上記の関係を満たすこ
とにより、Δρが大きくなることを見いだした。
【0013】更に、上記の両方をともに満たすようにす
る、即ち、(a+b)/hが0.4以上、0.6以下の
範囲にあり、かつh+(hff−a)+(hfb−b)
が7μm以上あるようにすることにより、Δρが更に向
上する。特に、上記でa=bのときが、Δρが最も大き
くなる。また、上記の構成に加え、引出し電極の先端部
の縁面と磁気抵抗効果素子本体の先端部の縁面とが揃
い、或いは後磁束導体がセンス領域及びその延長領域を
除き引出し電極の上に載っているので、引出し電極及び
磁気抵抗効果素子本体の上に重なる前及び後磁束導体の
段差の数を減らすことが出来る。これにより、段差の箇
所に形成されやすい磁壁の形成が抑制され、S/N比の
向上を更に図ることが可能となる。特に、磁気抵抗効果
素子及び引出し電極の先端部の縁面をテーパ形状とする
ことにより、段差が緩和され、段差での磁壁の形成が一
層抑制される。
【0014】更に、引出し電極の先端部の縁面と磁気抵
抗効果素子の先端部の縁面とが揃っているので、磁気ヘ
ッドの先端面から磁気抵抗効果素子本体までの距離を短
くしたいような場合でも、パターニング時の位置合わせ
余裕が増し、引出し電極や磁気抵抗効果素子本体の先端
が磁気ヘッドの先端面に露出する危険性を減らすことが
可能となる。また、引出し電極や磁気抵抗効果素子本体
の先端部が明確になるので、位置合わせが容易になり、
位置合わせ精度の向上をはかることができる。これによ
り、引出し電極や磁気抵抗効果素子本体の先端が磁気ヘ
ッドの先端面に露出する危険性を一層減らすことが可能
となる。
【0015】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)本発明の実施例に係るフラックスガイド型MR素
子を有する磁気ヘッドの説明 図1は、本発明の実施例に係るフラックスガイド型MR
素子を有する磁気ヘッドの再生部の詳細を示す断面図で
ある。例えば図8(b)に示すような共用型磁気ヘッド
の再生部(A部)に相当する。
【0016】更に、図6(d)は、上記磁気ヘッドのう
ち、MR素子103及びフラックスガイド102a,1
02bが形成された部分の詳細を示す平面図であり、図
7(d)は、図6(d)のII-II 線断面図である。ま
た、図1は図6(d)のIII-III 線断面に相当する。図
1において、103は長手方向に沿う先端部と後端部を
有し、短手方向に幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素
子(MR素子)である。MR素子103は軟磁性体であ
る膜厚約200ÅのNiFe膜からなる。MR素子10
3には図6(d)に示すように、センス領域SAを挟ん
でMR素子103の長手方向の両端部に接触する一対の
引出し電極108a,108bが形成されている。引出
し電極108a,108bの先端部の縁面とMR素子1
03の先端部の縁面は揃っており、更に、テーパ形状を
有している。
【0017】なお、MR素子103として、図2に示す
ように、NiFeからなる軟磁性層124の裏面にTa
等からなる非磁性導電層123を介してNiFeCrやNiFeRh
等からなるSAL層(Soft Adjacent Layer )122が
形成されたMR素子103を用いることも可能である。
なお、上記MR素子103は磁気シールド等を被覆する
絶縁層121上に形成されている。
【0018】102aはMR素子103の長手方向と一
致する方向に幅150μmを有し、MR素子103の短
手方向と一致する方向に幅hffを有する矩形状の前フ
ラックスガイド(前磁束導体)である。前フラックスガ
イド102aは、軟磁性体である膜厚約500ÅのNi
Fe膜からなる。前フラックスガイド102aの先端部
は磁気ヘッドの先端面106に露出して磁気記録媒体1
07と対面し、前フラックスガイド102aの後端部
は、MR素子103の先端部の縁から幅aの範囲で不図
示の絶縁層を介在させてMR素子103と重なり、MR
素子103と磁気的に結合している。
【0019】102bは、MR素子103の長手方向と
一致する方向に幅150μmを有し、MR素子103の
短手方向と一致する方向に幅hfbを有する矩形状の後
フラックスガイド(後磁束導体)である。後フラックス
ガイド102bの先端部は、MR素子103の後端部の
縁から幅bの範囲で不図示の絶縁層を介在させてMR素
子103と重なり、MR素子103と磁気的に結合して
いる。後フラックスガイド102bの後端部はギャップ
の更に奥の方に延在している。後フラックスガイド10
2bはセンス領域SA及びその延長領域を除き、引出し
電極108a,108bの上にすべて載っている。
【0020】上記のMR素子103を有する磁気ヘッド
では、MR素子103を通過する信号磁束によりMR素
子103の磁気抵抗ρが変化するので、MR素子103
のセンス領域SAを挟んでその両端部に接触する引出し
電極108a,108bを介してセンス電流Isを導
き、磁気抵抗の変化Δρを電圧の変化として検出する。
次に、上記の磁気ヘッドのうち、MR素子103及びフ
ラックスガイド102a,102bの形成方法について
図6(a)〜(d)及び図7(a)〜(d)を参照しな
がら説明する。
【0021】まず、絶縁体基板上にNiFe膜をスパッ
タ等により形成してパターニングし、図8(b)に示す
下部の磁気シールド111を形成する。続いて、磁気シ
ールド111を被覆して絶縁層121を形成した後、図
6(a)に示すように、絶縁層121上にNiFe膜を
スパッタ等により形成してパターニングし、矩形状のM
R素子103を形成する。
【0022】次いで、Au膜或いはCu膜を形成した
後、図6(b)に示すように、パターニングし、センス
領域SAを挟んでMR素子103の長手方向の両端部と
接触し、MR素子103の長手方向に沿う先端部を越え
て延在する引出し電極108a,108bを形成する。
これらの引出し電極108a,108bとMR素子10
3は次工程でエッチングにより整形される。
【0023】引出し電極108a,108bとMR素子
103を被覆してレジスト膜を形成した後、露光し、現
像してレジストマスク126を形成する。このとき、図
7(a)に示すように、レジストマスク126の縁面は
ほぼ垂直に切り立っている。続いて、温度110〜14
0℃で加熱処理を行うことにより、図7(b)に示すよ
うに、レジストマスク126の縁面にテーパを付ける。
【0024】次に、図6(c)に示すように、レジスト
マスク126に基づいて、Arのプラズマガスを用いた
ドライエッチングにより、引出し電極108a,108
bと、MR素子103の先端部を連続してエッチングす
る。このとき、図7(c)に示すように、Arのプラズ
マガスによりレジストマスク126も同時にエッチング
されるため、形成された引出し電極108a,108b
及びMR素子103の先端部の縁は揃い、かつ先端部の
縁面はレジストマスク126のテーパ形状と一致したテ
ーパ形状を有することになる。
【0025】次に、図6(d)及び図7(d)に示すよ
うに、MR素子103を被覆して絶縁層を形成した後、
絶縁層上にNiFe膜をスパッタ等により形成してパタ
ーニングし、前フラックスガイド102a及び後フラッ
クスガイド102bを形成する。その後、前フラックス
ガイド102a及び後フラックスガイド102bを被覆
して絶縁層を形成した後、絶縁層上にNiFe膜をスパ
ッタ等により形成してパターニングし、上部の磁気シー
ルド112を形成すると、図8(b)のMRヘッドのA
部に相当する再生部が作成される。なお、その後所定の
工程を経て再生部A上に記録部Bが形成される。
【0026】次に、上記MRヘッドの抵抗変化Δρにつ
いて調査した結果を説明する。調査においてa,b,
h,hff,hfbを種々変化させた磁気ヘッドを作成
し、各々についてΔρを取得した。なお、他のMRヘッ
ドの条件として、MR素子厚さtm=0.015μm,
前フラックスガイド厚さtff=後フラックスガイド厚
さtfb=0.05μm,磁気シールド厚さtsu=t
sl=2μm,ギャップ幅G1=G2=G3=0.1μ
mに設定し、MR素子103にセルフバイアスによりバ
イアス磁化が付与される。また、磁気記録媒体107の
条件として、t・Br=168Gμm,磁化遷移幅=
0.06μmに設定し、動作条件としてスペーシング=
0.08μmに設定した。なお、tは磁気記録媒体10
7の記録層の厚さを表し、Brは前記記録層の残留磁束
を表す。
【0027】その調査結果を図3〜図5に示す。図3
は、フラックスガイド102a,102bの重なり幅と
MR素子103の本体幅の比(a+b)/hに対する抵
抗変化Δρの関係を示す特性図である。縦軸は線形目盛
りで表された抵抗変化Δρ(μΩcm)を示し、横軸は
線形目盛りで表した(a+b)/hを示す。なお、重な
り幅a,bは等しくした。
【0028】調査はMR素子103本体の短手方向の幅
hが2,2.5及び3μmの場合について行った。調査
結果によれば、hが2,2.5及び3μmの場合とも
に、(a+b)/hが0.4〜0.6の間に抵抗変化Δ
ρの最大値があり、それぞれ次のような最大値、即ち
0.054μΩcm(h=2μm)、0.05μΩcm
(h=2.5μm)、0.048μΩcm(h=3μ
m)が得られた。
【0029】図4は、前及び後フラックスガイド102
a,102bとMR素子103を含めたMR素子部の短
手方向の全幅h+(hff−a)+(hfb−b)に対
する抵抗変化Δρの関係を示す特性図である。縦軸は線
形目盛りで表された抵抗変化Δρ(μΩcm)を示し、
横軸は線形目盛りで表したh+(hff−a)+(hf
b−b)(μm)を示す。
【0030】調査はMR素子103本体の短手方向の幅
hが3μmの場合について行った。調査結果によれば、
h+(hff−a)+(hfb−b)が5μmから急激
にΔρが高くなっていき、凡そ7μmで0.048μΩ
cmに近づき、7μm以上でほぼ一定値0.048μΩ
cmとなる。図5は、センス電流Isに対する抵抗変化
Δρの関係を示す特性図である。縦軸は線形目盛りで表
された抵抗変化Δρ(μΩcm)を示し、横軸は線形目
盛りで表したセンス電流Is(mA)を示す。
【0031】調査は、a及びbについて、a=0.5μ
m/b=1μm、a=0.75μm/b=0.75μ
m、a=1μm/b=0.5μmの3つの組み合わせに
ついて行った。調査結果によれば、各条件についてセン
ス電流Isが凡そ13mAでΔρが最大値を有し、a=
0.75μm/b=0.75μmの場合にその最大値が
最も大きくなり、0.048μΩcmとなる。
【0032】以上のように、本発明の実施例に係る磁気
ヘッドにおいて、フラックスガイド102a,102b
の重なり幅とMR素子103の本体幅の比(a+b)/
hを0.4以上、0.6以下の範囲とし、或いは前及び
後フラックスガイド102a,102bとMR素子10
3を含めたMR素子部の短手方向の全幅h+(hff−
a)+(hfb−b)を7μm以上あるようにすること
により、抵抗変化Δρの向上を図ることができる。特
に、前フラックスガイド102aとMR素子103との
重なり幅aと、後フラックスガイド102bとMR素子
103との重なり幅bが等しいときにΔρが最も大きく
なる。
【0033】また、上記の構成に加え、引出し電極10
8aの先端部の縁面とMR素子103本体の先端部の縁
面とが揃い、或いはセンス領域SA及びその延長領域を
除き、後フラックスガイド102bが引出し電極108
bの上に載っているので、引出し電極108a,108
b及びMR素子103本体の上に重なる前及び後フラッ
クスガイド102a,102bの段差の数を減らすこと
が出来る。これにより、段差の箇所に形成されやすい磁
壁の形成が抑制され、S/N比の向上を更に図ることが
可能となる。特に、MR素子103及び引出し電極10
8a,108bの先端部の縁面をテーパ形状とすること
により、段差が緩和され、段差での磁壁の形成が一層抑
制される。
【0034】更に、引出し電極108aの先端部の縁面
とMR素子103の先端部の縁面とが揃っているので、
磁気ヘッドの先端面からMR素子103本体までの距離
を短くしたいような場合でも、パターニング時の位置合
わせ余裕が増し、引出し電極108aやMR素子103
本体の先端が磁気ヘッドの先端面に露出する危険性を減
らすことが可能となる。また、引出し電極108aやM
R素子103本体の先端部が明確になるので、位置合わ
せが容易になり、位置合わせ精度の向上をはかることが
できる。これにより、引出し電極108aやMR素子1
03本体の先端が磁気ヘッドの先端面に露出する危険性
を一層減らすことが可能となる。 (2)本発明の実施例に係るフラックスガイド型MR素
子を組み込んだ磁気記録再生装置の説明 次に、上記の実施例に係るMR素子103を組み込んだ
磁気記録再生装置について図8(a),(b)を参照し
ながら説明する。図8(a),(b)は、磁気記録再生
装置の磁気ヘッドの部分を示す断面図である。
【0035】図8(a)はインギャップ型MRヘッドを
示す。同図に示すように、軟磁性層からなる磁極10
1,105が間隔をおいて対向し、ギャップ内にフラッ
クスガイド型MR素子とコイル104が挟まれている。
MR素子103は、磁気記録媒体107との対面部分1
06に露出させずに、磁気ヘッドの内側に引っ込められ
ている。対面部分106には、MR素子103と電気的
に絶縁され、磁気的に結合されている前フラックスガイ
ド102aが露出している。磁気記録媒体107からの
漏洩磁界は前フラックスガイド102aに入り、MR素
子103に検出される。なお、MR素子103の他端に
は、MR素子103と電気的に絶縁され、かつ磁気的に
結合された後フラックスガイド102bが形成されてお
り、MR素子103を通った磁束を磁極101,105
に導く。
【0036】図8(b)は、共用型MRヘッドを示す。
A部が再生用ヘッド、B部が記録用ヘッドを示し、再生
用ヘッドの磁気シールド112と記録用ヘッドの磁極1
12は共用されている。図8(b)に示すように、再生
用ヘッドの部分では、軟磁性層からなる磁気シールド1
11,112が間隔をおいて対向し、磁気記録媒体10
7と対面する部分106のギャップ内に上記のフラック
スガイド型MR素子が挟まれている。磁気記録媒体10
7からの漏洩磁界は前フラックスガイド102aを介し
てMR素子103に検出される。
【0037】また、記録用ヘッドの部分では、軟磁性層
からなる磁極112,114が間隔をおいて対向し、磁
極112,114間のギャップ内に磁極112,114
を通流する磁束を発生するコイル113が形成されてい
る。この磁束により対面部分106のギャップから漏洩
磁界を発生させて磁気記録媒体107に記録を行う。な
お、図8(a),(b)に示す磁気記録再生装置では、
ともに磁気ヘッドが形成される基板や層間の絶縁層等は
省略してある。
【0038】上記の磁気記録再生装置によれば、実施例
に係るフラックスガイド型MR素子を用いているので、
再生出力の大きい磁気記録再生装置を提供することがで
きる。なお、本発明に係るフラックスガイド型MR素子
は、上記磁気記録再生装置に限らず、種々の磁気記録再
生装置に用いることができる。
【0039】また、そのMR素子を再生専用の磁気再生
装置に用いることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気ヘッドにお
いては、MR素子本体幅とフラックスガイドの重なり幅
比(a+b)/hが0.4以上、0.6以下の範囲にあ
り、或いは、前及び後磁束導体を含めたMR素子の短手
方向の幅h+(hff−a)+(hfb−b)が7μm
以上あるように最適設計を行うことにより、抵抗変化Δ
ρ、従ってΔρに比例する再生出力を向上させることが
可能である。
【0041】また、上記の構成に加え、引出し電極の先
端部の縁面と磁気抵抗効果素子本体の先端部の縁面とが
揃い、或いは後磁束導体がセンス領域及びその延長領域
を除き引出し電極の上に載っているので、前及び後磁束
導体の段差の数が減り、これにより、段差の箇所に形成
されやすい磁壁の形成が抑制され、S/N比の向上を更
に図ることが可能となる。特に、磁気抵抗効果素子及び
引出し電極の先端部の縁面をテーパ形状とすることによ
り、段差が緩和され、段差での磁壁の形成が一層抑制さ
れる。
【0042】更に、引出し電極の先端部の縁面と磁気抵
抗効果素子の先端部の縁面とが揃っているので、パター
ニング時の位置合わせ余裕が増し、しかも位置合わせが
容易になる。これにより、引出し電極や磁気抵抗効果素
子本体の先端が磁気ヘッドの先端面に露出する危険性を
減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドの再生部の詳細を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドの再生部のMR素子の詳細について示す断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドにおいてMR素子本体幅とフラックスガイドの重
なり幅比(a+b)/hに対する抵抗変化Δρの調査結
果について示す特性図である。
【図4】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドにおいてMR素子部の全幅(h+hff−a+h
fb−b)に対する抵抗変化Δρの調査結果について示
す特性図である。
【図5】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドにおいてセンス電流に対する抵抗変化Δρの調査
結果について示す特性図である。
【図6】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドの再生部のMR素子部の作成方法について示す平
面図である。
【図7】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドの再生部のMR素子部の作成方法について示す図
6のII-II 線断面図である。
【図8】本発明の実施例に係るフラックスガイド型磁気
ヘッドについて示す断面図である。
【図9】従来例に係るフラックスガイド型磁気ヘッドの
再生部のMR素子部の詳細について示す平面図及び側面
図である。
【符号の説明】
101,105,114 磁極、 102a 前フラックスガイド(前磁束導体)、 102b 後フラックスガイド(後磁束導体)、 103 MR素子、 104,113 コイル、 106 磁気ヘッドの先端面、 107 磁気記録媒体、 108a,108b 引出し電極、 111 磁気シールド、 112 磁気シールド(磁極)、 121 絶縁層、 122 SAL層、 123 非磁性導電層、 124 軟磁性層、 126 レジストマスク、 Is センス電流、 SA センス領域。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿う先端部と後端部を有し、
    短手方向に幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素子と、
    センス領域を挟んで前記磁気抵抗効果素子の長手方向の
    両端部に接触する一対の引出し電極と、前記先端部の縁
    から幅aの範囲で前記磁気抵抗効果素子と重なっている
    矩形状の前磁束導体と、前記後端部の縁から幅bの範囲
    で前記磁気抵抗効果素子と重なっている矩形状の後磁束
    導体とを備え、(a+b)/hが0.4以上、0.6以
    下の範囲にあることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 長手方向に沿う先端部と後端部を有し、
    短手方向に幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素子と、
    センス領域を挟んで前記磁気抵抗効果素子の長手方向の
    両端部に接触する一対の引出し電極と、前記先端部の縁
    から幅aの範囲で前記磁気抵抗効果素子と重なり、前記
    短手方向に幅hffを有する矩形状の前磁束導体と、前
    記後端部の縁から幅bの範囲で前記磁気抵抗効果素子と
    重なり、前記短手方向に幅hfbを有する矩形状の後磁
    束導体とを備え、h+(hff−a)+(hfb−b)
    が7μm以上あることを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 長手方向に沿う先端部と後端部を有し、
    短手方向に幅hを有する矩形状の磁気抵抗効果素子と、
    センス領域を挟んで前記磁気抵抗効果素子の長手方向の
    両端部に接触する一対の引出し電極と、前記先端部の縁
    から幅aの範囲で前記磁気抵抗効果素子と重なり、前記
    短手方向に幅hffを有する矩形状の前磁束導体と、前
    記後端部の縁から幅bの範囲で前記磁気抵抗効果素子と
    重なり、前記短手方向に幅hfbを有する矩形状の後磁
    束導体とを備え、(a+b)/hが0.4以上、0.6
    以下の範囲にあり、かつh+(hff−a)+(hfb
    −b)が7μm以上あることを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記前磁束導体と前記磁気抵抗効果素子
    との重なり幅aと前記後磁束導体と前記磁気抵抗効果素
    子との重なり幅bとが等しくなっていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記引出し電極は前記磁気抵抗効果素子
    の先端部の縁面にその先端部の縁面が揃っていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の磁
    気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記磁気抵抗効果素子及び前記引出し電
    極の前記先端部の縁面はテーパ形状となっていることを
    特徴とする請求項5に記載の磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記後磁束導体は、前記センス領域及び
    その延長領域を除き、前記引出し電極の上に載っている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の磁気ヘッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888705B2 (en) * 2002-01-18 2005-05-03 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. High linear density tunnel junction flux guide read head with in-stack longitudinal bias stack (LBS)
US7057864B2 (en) 2001-07-10 2006-06-06 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method and apparatus for achieving physical connection between the flux guide and the free layer and that insulates the flux guide from the shields

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