JPH08255229A - Icカードリーダーライター - Google Patents

Icカードリーダーライター

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JPH08255229A
JPH08255229A JP7293066A JP29306695A JPH08255229A JP H08255229 A JPH08255229 A JP H08255229A JP 7293066 A JP7293066 A JP 7293066A JP 29306695 A JP29306695 A JP 29306695A JP H08255229 A JPH08255229 A JP H08255229A
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card
sensor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ICカードをスムースに移動させる。 【解決手段】 ICカード3の挿入方向に沿って所定の
間隔で配置された第1カードセンサー11及びに第2カ
ードセンサー12を設ける。ICカード3をカード出入
口52から挿入して、第1カードセンサー11がICカ
ード3の先端部を検知すると、駆動モータ7が正転して
送りローラ対10、19を回転させICカード3を移動
させ、第2カードセンサー12がICカード3の先端部
を検知すると前記駆動モータ7が停止してローディング
動作を終了する。イジェクト指令信号及び第2カードセ
ンサー12からのカード有り信号があれば、駆動モータ
7が逆転して、ICカード3をカード出入口52で指で
挟んで取り出せる位置までイジェクトする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードを装置
内に搬送された状態でICカードに記憶されている情報
を読み出し、あるいはICカードに情報を書き込むIC
カードリーダーライターに係り、特にそれのカード搬送
機構に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図17ないし図19は、従来のICカー
ドリーダーライターの構成を説明するための概略構成図
で、図17はICカードが挿入される前の状態、図18
はICカードが挿入されている途中の状態、図19はI
Cカードがローディング位置にある状態をそれぞれ示し
ている。 【0003】これらの図において101はハウジング
で、ICカード102の挿入方向Xに沿って入口側から
奥側に向けて徐々に高くなったスロープ103が設けら
れている。104はハウジング101のカード出入口1
05付近に設けられたロック爪である。 【0004】106は移動子で、図示しない引張バネに
よって常にカード出入口105側に弾性付勢されている
が、ICカード102の挿入に伴って奥側に移動するよ
うになっている。この移動子106には前記ICカード
102の挿入方向と直交する方向に貫通した平面形状が
四角形の中空部107が形成されており、その中に中空
部107と同形のコンタクト部材108が上下動可能に
挿入されている。このコンタクト部材108の上面、す
なわち挿入されるICカード102と対向する側に所定
本数のコンタクトピン109が突設されている。一方、
コンタクト部材108の下面は、前記スロープ103上
を摺動する傾斜面110が形成されている。111はカ
ードエンドセンサーで、スロープ103の終端付近に配
置されている。 【0005】図17に示すようにICカード102を挿
入する前、ロック爪104は閉成状態にあり、移動子1
06はカード出入口105の付近に待機している。IC
カード102をカード出入口105からある程度挿入す
ると、図18に示すようにICカード102の先端部が
移動子106に当接する。この状態でさらにICカード
102を挿入すると、それに伴って移動子106はハウ
ジング101の奥側に向けて水平に移動する。一方、コ
ンタクト部材108も移動子106に押されながらハウ
ジング101の奥側に向けて移動する訳であるが、その
移動の際にスロープ103上を摺動しながら徐々に上昇
する。 【0006】そして図19に示すようにICカード10
2が所定の位置(ローディング位置)まで挿入されたと
ころで、コンタクトピン109の先端がICカード10
2のコンタクト端子パターン(図示せず)に押圧する。
またこのようにICカード102がローディング位置に
来たことを前記カードエンドセンサー111で検知し、
その検知信号によって図示しない電磁ソレノイドを駆動
して、ロック爪104を回動せしめる。この状態で情報
の読み出し、あるいは書き込みが行なわれる。一方、I
Cカード102のイジェクト操作は、制御部(図示せ
ず)からのイジェクト指令信号によって前記電磁ソレノ
イドが動作して、それによりロック爪104が図14に
示す位置まで自動復帰し、それと同時に移動子106を
付勢しているバネの復元力によって移動子106ならび
にコンタクト部材108がカード出入口105側に押し
やられ、それによってICカード102のイジェクトが
行なわれる仕組になっている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】この従来のICカード
リーダーライターは、図17に示すようにICカード1
02を挿入し始めてから図19のローディング位置まで
比較的強い力で押し続ける必要があり、そのため使い勝
手が悪かった。 【0008】また、ICカード102のイジェクト時に
は、移動子106を付勢しているバネの復元力によって
移動子106ならびにコンタクト部材108がカード出
入口105側に引っ張られ、それによってICカード1
02がイジェクトされる機構になっている。 【0009】そのため、バネの復元力がもともと弱かっ
たり、あるいは使用を繰り返しているうちにバネの復元
力が弱くなると、ICカード102のイジェクト動作が
緩慢で時間がかかる。一方、バネの復元力が強過ぎる
と、移動子106とコンタクト部材108の慣性力も加
わってICカード102が急にカード出入口105から
飛び出し、リーダーライターから落下することがある。 【0010】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解消して、操作性が良好なICカードリーダーライ
ターを提供するにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明は、ICカードを間に挟んで挿入ならびに排
出する例えばローラパットと押圧ローラとからなる送り
ローラ対と、その送りローラ対を駆動する正逆転可能な
駆動モータと、ICカードの挿入、排出方向に沿って所
定の間隔おいて配置された第1カードセンサーならびに
第2カードセンサーとを備え、ICカードをカード出入
口から挿入して、前記第1カードセンサーによりICカ
ードの先端部を検知すると前記駆動モータを正転して送
りローラ対を回転させICカードを自動挿入し、前記第
2カードセンサーがICカードの先端部を検知すると前
記駆動モータを停止してローディング動作を終了し、イ
ジェクト指令信号と第2カードセンサーからのカード有
り信号とによって前記駆動モータを逆転して、ICカー
ドが送りローラ対から外れてかつICカードの一部をカ
ード出入口で指で挟んで取り出せる位置までICカード
をイジェクトするように構成されていることを特徴とす
るものである。 【0012】 【発明の実施の態様】本発明は前述のような構成になっ
ており、第1カードセンサーと第2カードセンサーの動
作に基づく駆動モータの制御でICカードの自動挿入な
らびに自動排出ができるため、ICカードの取扱が非常
にスムーズで、従来のようにICカードが飛び出してリ
ーダーライターから落下するようなこともなく、取扱性
が良好なICカードリーダーライターを提供することが
できる。 【0013】次に本発明の実施例について、図面ととも
に説明する。図1はICカードが挿入される前のICカ
ードとリーダーライターの平面図、図2はリーダーライ
ターの正面図、図3は栓体を取り外した状態でのリーダ
ーライターの正面図、図4はリーダーライターの底面
図、図5はリーダーライターの要部分解斜視図である。
まず、リーダーライターの全体的な概略構成について説
明する。ダイキャストからなるシャーシ1の前面には、
合成樹脂の成形体からなる前面板2が取り付けられてい
る。シャーシ1のほぼ中央部には、後述するICカード
3の挿入方向Xに沿うように延びたガイド部材4が固定
されており、そのガイド部材4内に移動子5が所定のス
トロークをもって移動可能に指示されている。この移動
子5は、引張バネ6によって前面板2側に常に弾性付勢
されている。 【0014】正逆転可能な駆動モータ7がガイド部材4
とほぼ平行にシャーシ1へ固定されており、それの駆動
軸に駆動側傘歯車8が取り付けられている。この駆動側
傘歯車8には従動側傘歯車9が噛合し、その従動側傘歯
車9と同軸上にゴムなどの弾性体からなるローラパッド
10が設けられ、前記従動側傘歯車9と一体回転する。 【0015】ガイド部材4の付近には、透過性フォトセ
ンサーからなる第1カードセンサー11と同じく透過性
フォトセンサーからなる第2カードセンサー12とが、
ICカード3の挿入方向Xに沿ってシャーシ1のほぼ中
央部と奥側に配置されている。 【0016】ガイド部材4とほぼ平行にカード取出バー
13が設けられ、それの先端部は前面板2に形成された
透孔14に挿入され、通常は栓体15によって透孔14
は塞がれている。 【0017】図4に示すようにシャーシ1の下方にはI
Cカード3が挿入されるに十分な間隔を有するカード挿
入空間33(図3参照)を介して下面板16がシャーシ
1に取り付けられ、その下面板16の前記ガイド部材4
と対向する位置には長穴17が形成されている。この長
穴17には、下面板16の上側から板状のスライダー1
8が嵌合して固定されている。 【0018】下面板16には前記ローラパッド10に弾
接する押圧ローラ19が回転可能に取り付けられ、この
押圧ローラ19は合成樹脂からなり、コイルバネ20に
よってローラパッド10への弾性付勢力が与えられてい
る(図12参照)。 【0019】また下面板16の前記カード取出バー13
と対応する位置には、端縁からスライド溝21が切り込
まれている。図1ならびに図4に示すように、第1カー
ドセンサー11ならびに第2カードセンサー12の例え
ば発光素子がそれぞれシャーシ1側に固定された場合、
それと対向する受光素子が下面板16側に固定される。
全体的な概略構成は以上の通りである。 【0020】次にICカード3のローディング(イジェ
クト)機構について詳細に説明する。 【0021】図5に示すようにシャーシ1に固定される
ガイド部材4は正面形状がほぼコ字形をしており、両側
壁22には図5、図10に示すように同形をしたガイド
溝23が、2個ずつICカード3の挿入方向Xに沿って
形成されている。このガイド溝23は、上位置水平部2
3aと、下位置水平部23bと、その上位置水平部23
aと下位置水平部23bとを連結する傾斜部23cとか
ら構成されている。 【0022】このガイド部材4によって案内される移動
子5は、図6ならびに図7に示すように、例えばポリア
セタール樹脂など摩擦抵抗の小さい材質で作られたキャ
リッジ24と、例えばリン青銅薄板などからなる8個の
接触子25と、2本の支持ピン30と、その支持ピン3
0の両端にそれぞれ回転自在に支持された金属製のロー
ラ31とから構成されている。 【0023】前記キャリッジ24は水平部26と、その
水平部26の後端から垂下したカード当接部27とから
構成され、図7に示すように水平部26の前側と後側と
にピン挿入孔28が互に平行に形成されている。ICカ
ード3とカード当接部27との摩擦抵抗を可及的に少な
くするため、図6に示すようにカード当接部27の幅W
1は水平部24の幅W2よりも狭く設計されている。2
9はバネ掛部で、図1に示すように引張バネ6の一端が
掛けられている。 【0024】図7に示すように前記接触子25の先端部
がく字状に屈曲されており、また図6に示すようにその
先端部が2つ割れになっている。このように2つ割れに
した理由は後で説明する。8個の接触子25がキャリッ
ジ24の水平部26にそれぞれ固定されるとともに、接
触子25は図1に示すようにフレキシブルプリントサー
キット(FPC)32に接続されている。 【0025】キャリッジ24の幅はガイド部材4におけ
る両側壁22、22の間隔より若干狭くなっており、図
1に示すようにキャリッジ24が両側壁22、22間に
配置され、図10に示すように前記ローラ31がそれぞ
れガイド溝23内に回転可能に挿入されることによっ
て、ガイド部材4に移動子5が支持される。 【0026】図13に示すようにシャーシ1の一方の側
壁には、カード挿入空間33を臨むように山形に屈曲さ
れた板バネ34が2本の抜止ピン35によって支持さ
れ、この板バネ34と対向するシャーシ1の他方の側壁
がカード受部36となっている。 【0027】ICカード3のローディング動作を説明す
る前に、ICカード3の構造について図1、図8ならび
に図9を用いて簡単に説明する。 【0028】ICカード3は図8に示すように硬質合成
樹脂板からなるカード基板38と、それの上、下面に貼
着されたオーバレイ39、39と、カード基板38の所
定位置に接着剤40を介して埋設固定されたモジュール
41と、図1に示すようにカード基板38に埋設された
ストライプ状の磁性層42とから構成されている。 【0029】前記モジュール41の構造を示すのが図9
である。モジュール41は、コンタクト端子パターン4
3を表面に形成した第1プリント基板44と、その下面
に接着剤45を介して固定されたICチップ46と、前
記第1プリント基板44の下面に接着剤45を介して固
定され両面に所定の導電パターン47を形成した第2プ
リント基板48と、前記ICチップ46と第2プリント
基板48とを接続するボンデングワイヤー49と、封止
枠50と、その封止枠50内に形成された樹脂層51と
から構成されている。 【0030】次にこのICカード3のローディング動作
について説明する。図1ならびに図10は、ICカード
3が挿入される前の待機状態を示している。 【0031】これらの図に示すように、引張バネ6によ
って移動子5は最も前面板2側に引寄せられており、そ
のときローラ31は図10に示すようにガイド溝23の
上位置水平部23aの所にある。従って移動子5はガイ
ド部材4内で最も高い位置にあり、接触子25の先端部
はカード挿入空間33の上部に位置して、押圧変形され
ていない自由状態にある。図7において実線で描いてい
る接触子25の状態が、この自由状態を示している。 【0032】また図10に示しているように、この待機
状態のとき移動子5(キャリッジ24)におけるカード
当接部27の先端部がカード挿入空間33を横切ってス
ライダー18の角溝37に臨んでいる(図4参照)。 【0033】このような状態において、図1に示すよう
にモジュール41の方を上にかつ先にしてICカード3
を、リーダーライターのカード出入口52(図2参照)
から挿入する。この挿入によってICカード3の側縁が
図13に示すように板バネ34に当接し、この板バネ3
4の押圧力によってICカード3はカード受部36側に
押寄せられて、カード挿入空間33内での幅方向(挿入
方向Xと直交する方向)の位置規制がなされる。 【0034】図10に示すように下面板16に固定され
ているスライダー18の上面は下面板16の上面より若
干突出しており、さらにそれの前部にはICカード3を
スムースに案内するための傾斜面53が設けられてい
る。従って挿入されたICカード3の先端部はその傾斜
面53に沿ってスライダー18の上面に乗上げ、さらに
ICカード3を挿入するとその先端が第1カードセンサ
ー11の発光素子と受光素子との間を通過する。この通
過によってカード到来信号が出力され、その信号に基づ
いて駆動モータ7がICカード3を挿入する方向に正転
し始め、その回転力は傘歯車8、9を介してローラパッ
ド10に伝達され、ローラパッド10と押圧ローラ19
とがICカード3を挿入する方向に回転してICカード
3の到来を待っている。 【0035】さらにICカード3を挿入すると、その先
端部が図12に示すようにローラパッド10と押圧ロー
ラ19の間に挟まれ、これからはICカード3が自動的
に挿入される。ICカード3はローラパッド10と押圧
ローラ11との間で挟持されることによって、下面板1
6から離れカード挿入空間33のほぼ中間位置で浮かん
だ状態で挟持される。これはICカード3の全体が湾曲
して、ICカード3の周縁とモジュール41の部分との
間に高低差があっても、ICカード3の周縁を浮かして
モジュール41の部分だけをスライダー18と接触子2
5との間で挟持することによって、ICカード3のカー
ルによる弊害を解消して、接触子25がモジュール41
のコンタクト端子パターン43に適正に接触するように
してある。 【0036】ローラパッド10と押圧ローラ19との回
転によってICカード3がさらに奥側に押し込まれる
と、先端部が移動子5のカード当接部27に当接し、引
き続くICカード3の押込によって今度は移動子5も一
緒に移動することになる。この移動に伴いローラ31は
ガイド溝23の上位置水平部23aから脱して、傾斜部
23cを通り図11に示すように下位置水平部23bの
部分に到達する。このようにローラ31が移動すること
によって、移動子5は奥側に移動しながら降下し、それ
によって接触子25がICカード3のコンタクト端子パ
ターン43に接触する。前述のようにICカード3は板
バネ34とカード受部36との共働によりカード挿入空
間33内で幅方向の位置規制がなされているから、接触
子25がコンタクト端子パターン43に対して正確に接
触する。この接触によって接触子25は、図7で点線で
示すように無理なく押圧変形される。 【0037】図1において一点鎖線で示しているICカ
ード3の位置が、それのローディング位置である。この
位置に来たときICカード3の先端によって第2カード
センサー12における発光素子と受光素子との間の光路
が遮断され、それによって第2カードセンサー12から
カード到来信号が出力されて、その信号に基づいて駆動
モータ7の回転を停止し、ICカード3のローディング
動作を終了する。図12に示すようにローラパッド10
と押圧ローラ19との間のカード挟持力は、引張バネ6
が延びた状態での引張力よりも大きく設計されているた
め、前述のように駆動モータ7が停止した状態でICカ
ード3は引戻されることなく、ローディング位置に保持
されている。この状態でICカード3に対して情報の読
み出しあるいは書き込みが行なわれる。 【0038】次にイジェクト動作について説明する。カ
ードリーダーライターからICカード3をイジェクトす
る場合、図示しない制御部からのイジェクト指令信号
と、第2カードセンサー12によってICカード3がロ
ーディング位置にあることを検知するカード有り信号と
のアンド条件とによっ駆動モータ7が逆転する。それに
よってローラパッド10ならびに押圧ローラ19も逆転
して、ICカード3がカード出入口52側に押し戻され
る。そして駆動モータ7にはICカード3の後端がロー
ラパッド10を十分に通過まで通電するように指令され
ており、駆動モータ7への通電が遮断されるとローラパ
ッド10の回転が停止される。ローラパッド10の回転
が停止したときには、すでにICカード3の後端はロー
ラパッド10と押圧ローラ19との間から離れており、
ICカード3の先端部がカード出入口52から突出して
おり、この突出部分を指で挟んでICカード3を取出す
ことによってイジェクト動作が終了する。 【0039】本発明の実施例に係るICカードリーダー
ライターは前述のようなローディング機構、イジェクト
機構を有しているが、この他にカード強制排出機構も備
えられている。このカード強制排出機構は、ICカード
3がリーダーライター内にあるときに、例えば駆動モー
タ7が故障したり何んらかの原因で駆動モータ7への給
電が停止するなどしてICカード3がローラパッド10
と押圧ローラ19との間で挟持されたままになった場
合、そのICカード3を強制的にカード出入口52から
排出するためのものである。 【0040】次にこのカード強制排出機構について説明
する。図1に示すようにカード取出バー13がICカー
ド3の挿入方向Xに沿って配置され、それの基端部側
(前面板2側)には図1ならびに図16に示すように若
干径大のつまみ部54が設けられ、それの前端面にドラ
イバーなどの治具の先端が挿入される−形状あるいは+
形状の溝部55が形成されている。このつまみ部54の
若干後方には雄ネジ56が設けられ、一方、前面板2の
すぐ後方にはバー支持部57がシャーシ1から突設さ
れ、それの透孔には前記雄ネジ56が螺合する雌ネジが
形成されている。 【0041】バー13の軸方向の途中には止めリング5
8が設けられ、また先端部には止めワッシャー59が固
定されている。この止めリング58と止めワッシャー5
9との間にコイルスプリング60とカードフック61と
が介在され、カードフック61はコイルスプリング60
の弾性力によって止めワッシャー59側に付勢されてい
る。カードフック61は図14に示すように、側面形状
がほぼコ字状をしたフック部61aと、そのフック部6
1aの上部に設けられたバー貫通部61bとから構成さ
れている。前記フック部61aの垂直部分は若干幅狭に
なっており、この部分が前記シャーシ1のスライド溝2
1に挿入されて、カードフック61がシャーシ1から抜
け止めされている。図1ならびに図16に示すように、
スライド溝21の後端付近にはストッパー板62がシャ
ーシ1に固定されている。 【0042】図1は、カード強制排出機構を使用してい
ないときの状態を示している。このときは、カード取出
バー13が押込まれてコイルスプリング60が止めリン
グ58とカードフック61との間で圧縮され、バー13
の基端部は雄ネジ56がバー支持部57に螺合されるこ
とによって支持され、一方、バー13の先端部はカード
フック61に支持されている。コイルスプリング60の
圧縮によって生じた弾性力により、カードフック61が
ストッパー板62に当接した状態で待機している。IC
カード3がローディング位置まで押込まれたとき、図1
5に示すようにICカード3の先端部がカードフック6
1には当接しないで、フック部61aと対向している。 【0043】このようにバー13が所定の位置にセット
された状態のとき、図1に示すようにバー13のつまみ
部54は前面板2の前面から若干(12mm程度)奥ま
った位置にあり、透孔4の前部には栓体15が弾性的に
押込まれて透孔14を閉塞している。前面板2は合成樹
脂で成形されて電気絶縁性であるが、前記カード取出バ
ー13は金属製で導電性を有している。そのためバー1
3の端面が前面板2と面一であったりそれより突出して
いると、静電気を帯た部材がバー13の端部に接触した
場合、静電気はバー13を通ってシャーシ1に流れる。
この際、リーダーライター内にICカード3が装填され
ていると、前述の静電気によって情報の読み出しや書き
込時にノイズが発生する心配がある。 【0044】本実施例ではこの点を配慮して、バー13
がセットされているとき、それの基端部が透孔14の奥
まった箇所に配置され、しかもその透孔14は電気絶縁
性の栓体15で閉塞された構造になっている。 【0045】ICカード3をリーダーライターから強制
的に取り出す場合、図16に示すようにまず栓体15を
透孔14から抜き出す。そしてドライバーなどの治具の
先端を透孔14に挿入してカード取出バー13を回転す
ることによって、バー13をバー支持部材57から外
す。そうするとコイルスプリング60の反発力によって
バー13とカードフック61がストッパー板62から瞬
間的に離れ、図に示すようにバー13のつまみ部54が
前面板2より突出する。この状態でつまみ部54を持っ
てバー13を手前に引けばカードフック61がICカー
ド3の先端部に当接し、さらにバー13を引くことによ
ってローラパッド10ならびに押圧ローラ19を逆転し
て、ICカード3をカード出入口52から強制的に排出
することができる。 【0046】ICカード3の排出が終了すると、再びバ
ー13のつまみ部54を透孔14に押込んで雄ネジ56
をバー支持部57に螺合することにより、図1に示すよ
うにバー13がバー支持部57とカードフック61との
間で支持される。 【0047】前記実施例ではガイド部材に溝状のガイド
部を設けたが本発明はこれに限定されるものではなく、
例えばガイド部材の端面に所定の形状のガイド部を形成
することもできる。 【0048】また前記実施例ではICカード挿入時の抵
抗を可及的にすくなくするため、移動子の側面から突出
する突部としてローラを用いたが、ローラの代わりにピ
ンやボールなどを用いてもよい。 【0049】さらに前記実施例では移動子の両側面にそ
れぞれ2個ずつの突部を設けたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば一方の側面に2個の突部を
所定の間隔をおいて設け、他方の側面に前記2個の突部
の中間位置に1個の突部を設けて、3点支持構造にして
もよい。 【0050】さらにまた前記実施例ではICカードの先
端部をカード当接面で受けたが、移動子のカード当接部
に上下に延びた2本程度の突条を形成して、その突条で
ICカードの先端部を受けるようにすれば、移動子とI
Cカードとの摺動抵抗はさらに小さくなる。 【0051】前記実施例のように移動子カード当接部を
移動子の他の部分よりも幅狭にしたり、少なくともカー
ド当接面が摩擦抵抗の低い材料で構成されておれば、I
Cカードとの摺動抵抗がさらに小さくなる。 【0052】さらに前記実施例のように先端部が2つ割
れになった接触子を使用すれば、ICカードの表面にゴ
ミや油などが付着して一方の先端部の接触状態が悪くて
も、他方の先端部で確実に接触して信号の授与が行なわ
れて信頼性の向上が図れる。また前述のようにカード取
出バーを導電性の材料で製作した場合、それの先端部を
電気絶縁性の前面板に形成された透孔内に押し込み、さ
らに透孔の開口を電気絶縁性の栓体で閉塞しておけば、
静電気によるノイズの発生が防止できる。 【0053】さらに前記実施例のように、接触子がIC
カードのコンタクト端子パターンと接触する位置に相当
するガイド部の部分に水平部を設けておけば、接触子と
コンタクト端子パターンとの接触状態が非常に安定して
いる。すなわち、図17ないし図19に示す従来のIC
カードリーダーライターのように、スロープ103の途
中でコンタクトピン109がICカード102のコンタ
クト端子パターンに接触する構造になっておれば、何か
の原因で移動子106がカード出入口105側にずれた
場合にコンタクト端子パターンへのコンタクトピン10
9の接触が悪くなり、情報の読み出あるいは書き込みに
支障を与える。この点本発明の実施例のようにガイド部
に水平部を設けておけば、移動子が少しずれてもコンタ
クト端子に対する接触子の接触状態が安定しており、信
頼性の向上が図れる。 【0054】また移動子側面の厚さ方向中間位置あるい
はそれより上側の位置に突部を設ければ、ICカードリ
ーダーライターの総高を低くして、薄形化を図ることが
できる。 【0055】 【発明の効果】本発明は前述のような構成になってお
り、第1カードセンサーと第2カードセンサーの動作に
基づく駆動モータの制御でICカードの自動挿入ならび
に自動排出ができるため、ICカードの取扱が非常にス
ムーズで、従来のようにICカードが飛び出してリーダ
ーライターから落下するようなこともなく、取扱性が良
好なICカードリーダーライターを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係るICカードリーダーライ
ターを説明するためのもので、カード挿入前のリーダー
ライターとICカードの平面図である。 【図2】リーダーライターの正面図である。 【図3】栓体を取外した状態でのリーダーライターの正
面図である。 【図4】リーダーライターの底面図である。 【図5】リーダーライターの要部分解斜視図である。 【図6】移動子の平面図である。 【図7】移動子の断面図である。 【図8】ICカードの一部断面図である。 【図9】ICカードのモジュール部分の拡大断面図であ
る。 【図10】ICカード挿入前における移動子の位置を説
明するための側面図である。 【図11】ICカード挿入時における移動子の位置を説
明するための側面図である。 【図12】ICカードがローラパッドと押圧ローラとの
間に挟持された状態を示す一部側面図である。 【図13】ICカードが板バネとカード受部との間で位
置規制された状態を示す一部平面図である。 【図14】キャリッジの斜視図である。 【図15】ICカードとカードフックとの対向状態を示
す一部断面図である。 【図16】本発明の実施例に係るICカードリーダーラ
イターを説明するためのもので、ICカードを強制取出
しする状態を説明するためのリーダーライターの平面図
である。 【図17】従来のICカードリーダーライターを説明す
るための図で、ICカードが挿入される前の状態を示す
断面図である。 【図18】従来のICカードリーダーライターを説明す
るための図で、ICカードが挿入される途中の状態を示
す断面図である。 【図19】従来のICカードリーダーライターを説明す
るための図で、ICカードがローディング位置にある状
態を示す断面図である。 【符号の説明】 3 ICカード 7 駆動モータ 10 ローラパット 11 第1カードセンサー 12 第2カードセンサー 19 押圧ローラ X ICカード挿入方向

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ICカードを間に挟んで挿入ならびに排出する送
    りローラ対と、 その送りローラ対を駆動する正逆転可能な駆動モータ
    と、 ICカードの挿入、排出方向に沿って所定の間隔おいて
    配置された第1カードセンサーならびに第2カードセン
    サーとを備え、 ICカードをカード出入口から挿入して、前記第1カー
    ドセンサーによりICカードの先端部を検知すると前記
    駆動モータを正転して送りローラ対を回転させICカー
    ドを自動挿入し、前記第2カードセンサーがICカード
    の先端部を検知すると前記駆動モータを停止してローデ
    ィング動作を終了し、 イジェクト指令信号と第2カードセンサーからのカード
    有り信号とによって前記駆動モータを逆転して、ICカ
    ードが送りローラ対から外れてかつICカードの一部を
    カード出入口で指で挟んで取り出せる位置までICカー
    ドをイジェクトするように構成されていることを特徴と
    するICカードリーダーライター。
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