JPH08254329A - 建物の外気供給構造 - Google Patents

建物の外気供給構造

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JPH08254329A
JPH08254329A JP7058415A JP5841595A JPH08254329A JP H08254329 A JPH08254329 A JP H08254329A JP 7058415 A JP7058415 A JP 7058415A JP 5841595 A JP5841595 A JP 5841595A JP H08254329 A JPH08254329 A JP H08254329A
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JP
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outside air
air
space
floor surface
building
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JP7058415A
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English (en)
Inventor
Masahiko Tokunaga
昌彦 徳永
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 居住者に対して新鮮な外気をそのまま間近に
供給することができる、建物の外気供給構造を提供す
る。 【構成】 建物1内の空間部A(B)内に外気を供給す
る構造である。空間部A(B)には、空間部A(B)を
形成する床3面の上に、これとの間に空間路9を形成す
る実床面8が形成され、実床面8には、空間路9と床3
面上の空間部A(B)内とを連通させる吹出口10が形
成され、建物1の外側に通じる位置には、外気を吸入し
てこの外気の温度および湿度のうちの少なくとも一方を
調整する外気調整装置7が配置され、外気調整装置7の
吹き出し側が空間路9に連通してなる。吹出口10に
は、その吹き出し量を調節するための調節体が設けられ
ている。吹出口10には、空間路9内の空気を吸引して
これを実床面8の上に吹き出すためのファン14を設け
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に事務所ビル、研究
所、電算センター等の建物における空調システムに係
り、詳しくはこの空調システムのうちの外気を供給する
ための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビル等での空調における
外気供給システムとしては、生外気、あるいは温湿度調
整した外気を室内空調用の空調機器に取り込み、空調機
器で空調した空気に外気を混合し、室内に供給するシス
テムが一般的である。このようなシステムでは、外気供
給量が空調空気量に比例して供給されるため、冷房負荷
や暖房負荷の多いエリアでは、空調空気量が多くなるこ
とから自ずと外気供給量も増えてしまう。また、同様に
冷房負荷や暖房負荷の少ないエリアでは、空調空気量が
少なくなることから自ずと外気供給量も減ることにな
る。
【0003】ところで、外気供給量は本来熱負荷に連動
させるものではなく、室内空気の清浄度によって増減さ
れるべきものである。すなわち、このような従来のシス
テムでは、例えばOA機器発熱が多いものの人は少ない
というような、外気供給量が少なくても支障のないエリ
アに多量の外気が供給され、これにより無駄なエネルギ
ーが費やされたり、あるいは機器発熱はほとんどないも
のの喫煙量が多いというような、外気供給量を多くした
いエリアに十分な外気が供給されず、快適性が損なわれ
るといった問題が生じているのである。このような問題
を解決するため従来では、空調エリア内の代表点にCO
2 センサ等を設け、あるいは空調機器のリターン空気路
内にCO2 センサ等を設け、空調エリア内の空気の清浄
度に合わせて外気量を調節するといったことが一部にな
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空調エ
リア内の代表点にCO2 センサ等を設けた場合には、代
表点の空気清浄度で空調エリア全体の外気量が調節され
るため、空調エリア内に代表点と大きく異なる空気清浄
度のエリアが存在すると、このエリアでは外気供給によ
る的確な空気清浄が行えないのである。また、空調機器
のリターン空気路内にCO2 センサ等を設けた場合に
は、空調エリア全体の平均値で全体の外気量が調節され
るため、空調エリア内に平均値と大きく異なる空気清浄
度のエリアが存在すると、やはりこのエリアでは外気供
給による的確な空気清浄が行えないことになる。
【0005】さらに、従来の空調では、外気が室内全体
に万遍なく供給されるものの、前述したように外気が空
調空気と混合されて薄められるため、居住者に対して新
鮮な外気をそのまま間近に供給するというような効果
的、かつ効率的な外気供給を行うことができないことに
なる。本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、居住者に対して新鮮な外気をその
まま間近に供給することができる、建物の外気供給構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の建物の外気供給
構造では、建物内の空間部内に、該空間部を形成する床
面の上に該床面との間に空間路を形成する実床面を形成
し、該実床面に、前記空間路と該床面上の空間部内とを
連通させる吹出口を形成し、前記建物の外側に通じる位
置に、外気を吸入してこの外気の温度および湿度のうち
の少なくとも一方を調整する外気調整装置を配置し、該
外気調整装置の吹き出し側を前記空間路に連通させたこ
とを前記課題の解決手段とした。
【0007】なお、前記吹出口にその吹き出し量を調節
するための調節体を設けてもよく、また、吹出口に空間
路内の空気を吸引してこれを実床面の上に吹き出すため
のファンを設けてもよい。さらに、前記実床面上の前記
空間部内にCO2 センサあるいは人感知センサを配設
し、これらセンサを第一あるいは第二のの制御部を介し
て前記調節体に接続し、前記第一あるいは第二の制御部
がCO2 センサあるいは人感知センサによる検出結果に
基づいて調節体を制御するようにしてもよい。また、前
記外気調整装置に、あるいはこれと前記調節体との間に
第三の制御部を設け、該第三の制御部を、調節体による
調節状態に基づいて外気調整装置の吹き出し量を制御す
るようにしてもよい。
【0008】
【作用】本発明の建物の外気供給構造によれば、外気調
整装置の吹き出し側を、建物内の空間部を形成する床面
と、該床面上に形成された実床面との間に形成された空
間路に連通させたので、外気調整装置によって吸入さ
れ、さらに温度あるいは湿度が調整された外気が実床面
に形成された吹出口から実床面上の空間部内に供給され
る。
【0009】また、前記吹出口にその吹き出し量を調節
するための調節体を設ければ、前記空間部内の居住者
(利用者)が、その自分の居るエリアの空気清浄度から
判断して調節体を調節することにより、そのエリアに供
給される外気の量を調節することが可能になる。また、
吹出口に空間路内の空気を吸引してこれを実床面の上に
吹き出すためのファンを設ければ、外気調整装置の吹き
出し圧を小にすることができ、外気調整装置の負荷が軽
減される。
【0010】さらに、空間部内にCO2 センサあるいは
人感知センサを配設し、これらセンサを第一あるいは第
二のの制御部を介して前記調節体に接続し、前記第一あ
るいは第二の制御部がCO2 センサあるいは人感知セン
サによる検出結果に基づいて調節体を制御するようにす
れば、センサ位置における空気清浄度に応じ、あるいは
人の居る居ないに応じて外気供給量の調節が可能にな
る。また、前記外気調整装置に、あるいはこれと前記調
節体との間に第三の制御部を設け、該第三の制御部を、
調節体による調節状態に基づいて外気調整装置の吹き出
し量を制御するようにすれば、空間部内全体の空気清浄
度に応じて外気調整装置の吹き出し量を自動的に調節す
ることが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の建物の外気供給構造を詳しく
説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であり、図
1において符号1は建物である。この建物1は、外壁2
と構造上の床3とを有し、これら外壁2と床3、さらに
は間仕切り4、天井5とから居室となる空間部A、Bを
形成したものである。ここで、空間部Aは個人ブースエ
リア(以下、ブースエリアAと呼称する)、空間部Bは
会議室(以下、会議室Bと呼称する)となっている。
【0012】外壁2には、その一部が切り欠かれて装置
埋め込み用の空間6が形成されており、この空間6に
は、外気調整装置7がその吸入口7aを外壁2の外側に
臨ませて前記床3面上に載置され、収納されている。外
気調整装置7は、外壁2の外側の空気、すなわち外気を
吸入口7aより吸入してこの外気の温度および湿度を調
整し、調整後の外気をその吹き出し口7bから吹き出す
ものであり、その内部には、吸入量および吹き出し量を
制御し、かつ温度および湿度の調整の度合いを制御する
第三の制御部(図示略)が設けられている。
【0013】床3の上には、前記ブースエリアA、会議
室Bの実質的な床となる実床面8が設けられており、こ
れによってブースエリアA、会議室Bの床は、いわゆる
フリーアクセスフロアーと呼ばれる二重床構造のものと
なっている。すなわち、この実床面8は、床3面にスペ
ーサ等(図示略)を介して該床3面と所定間隔をおいて
配設されたものであり、これによって床3面との間には
空間路9が形成されている。この空間路9は、ブースエ
リアA、会議室B内に設置されたコンピューター等OA
機器の配線や、各種の配管用に形成された空間であると
ともに、本発明においては、前記外気調整装置7からの
調整外気を案内するための流路となっている。すなわ
ち、前記外気調整装置7は、その吹き出し口7bが空間
路9に連通して配設されており、これによって外気調整
装置7からの調整外気は空間路9内に流れるようになっ
ている。
【0014】また、実床面8は、床3上からの取り外し
が可能な正方形状等の多数のピースから形成されたもの
であり、これによって実床面8上から、これらピースの
うちの一つあるいは複数を外すことにより、空間路9内
に電気配線等を自由に引き回せるようになっている。そ
して、この実床面8を形成する多数のピースのうちいく
つかのピースには、その下の空間路9とその上のブース
エリアA内、あるいは会議室B内とを連通させる吹出口
10が形成されている。
【0015】吹出口10は、ブースエリアA内、会議室
B内にそれぞれ複数ずつ形成されたもので、前記外気調
整装置7から空間路9を通って流れてきた調整外気を、
ブースエリアA内あるいは会議室B内に供給するための
ものである。吹出口10…には、それぞれその開度を調
節することによって空間路9からの吹き出し量、すなわ
ち調整外気の供給量を調節するための調節体(図示略)
が設けられており、それぞれの調節体には、この調節体
の開度を自動的に調節するための第一の制御部11、あ
るいは第二の制御部12が設けられている。
【0016】ブースエリアA内は、パーティション20
‥によって複数のブロックに仕切られており、そのうち
のブロックA1には机21と椅子22とが置かれ、通常
時人が在席するようになっている。また、ブロックA2
には、机23と椅子24とが置かれ、さらに机23上に
コンピュータ(図示略)等が置かれており、必要時にの
み人が在席し、利用するようになっている。
【0017】そして、ブロックA1内には、その机21
の前のパーティション20に人感知センサ13が設けら
れている。人感知センサ13は、例えば赤外線を出射し
て人の有無を感知するといった従来公知のものである。
また、この人感知センサ13は、ブロックA1内に位置
する吹出口10aの調節体に設けられた第二の制御部1
2に電気的に接続されている。第二の制御部12は、人
感知センサ13による検出結果に基づき、ブロックA1
内に人が居る場合には調節体を開いてブロックA1内に
調整外気を供給し、居ない場合には調節体を閉じてブロ
ックA1内への調整外気の供給を止めるようになってい
る。なお、このブロックA1内に位置する吹出口10a
には、空間路9内の調整外気を吸引してこれをブロック
A1内に吹き出すためのファン14が設けられている。
【0018】一方、ブロックA2内には、その机23の
前のパーティション20にCO2 センサ15が設けられ
ている。CO2 センサ15は、CO2 濃度を検知する従
来公知のものである。また、このCO2 センサ15は、
ブロックA2内に位置する吹出口10bの調節体に設け
られた第一の制御部11に電気的に接続されている。第
一の制御部11は、CO2 センサ15による検出結果に
基づき、ブロックA2内のCO2 濃度が高い場合には調
節体の開度を大きくしてブロックA2内への調整外気の
供給量を多くし、CO2 濃度が低い場合には調節体の開
度を小さくして調整外気の供給量を少なくし、あるいは
調節体を閉じて調整外気の供給を止めるようになってい
る。
【0019】会議室B内には、テーブル25、椅子26
…が置かれており、またこの会議室Bを形成する間仕切
り4にはCO2 センサ16が設けられている。このCO
2 センサ16は、前記CO2 センサ15と同様のもの
で、会議室B内に位置する吹出口10cの調節体に設け
られた第一の制御部11に電気的に接続されたものであ
る。そして、吹出口10cに設けられた第一の制御部1
1も、吹出口10bに設けられたものと同様に機能する
ものとなっており、これにより会議室B内への調整外気
の供給量も、そのCO2 濃度に応じて調節されるように
なっている。
【0020】また、各吹出口10a、10b、10cの
調節体には、前記外気調整装置7の第三の制御部が電気
的に接続されており、それぞれの調節体による調節状
態、すなわちその開度あるいは風量が第三の制御部で検
出されるようになっている。そして、この第三の制御部
では、検出した調節体全ての調節状態に基づき、すなわ
ち全ての調節状態から各吹出口10a、10b、10c
で必要とされる調整外気量を演算し、その演算結果にし
たがって外気を吸入し、かつこれの温湿度を調整して空
間路9内に吹き出すように外気調整装置7を制御するも
のとなっている。
【0021】また、ブースエリアA、会議室Bには、そ
の天井5の裏に排気ダクト27、空調用ダクト28が配
設されている。排気ダクト27は、天井5に設けられた
排気口29に接続され、かつ図示しない排気装置に連結
されたもので、ブースエリアA、会議室B内の空気を排
気するためのものである。また、空調用ダクト28は、
天井5に設けられた給気口30に接続され、かつ図示し
ない空調装置に連結されたもので、ブースエリアA、会
議室B内に温風あるいは冷風を吹き出し、ブースエリア
A、会議室B内を空調するためのものである。
【0022】このような建物1の外気供給構造にあって
は、外気調整装置7の吹き出し口7bを、床3面と実床
面8との間に形成された空間路9に連通させたので、外
気調整装置7によって吸入され、さらに温度あるいは湿
度が調整された外気を実床面8に形成された吹出口10
から建物1内のブースエリアA、会議室B内に供給する
ことができる。また、各吹出口10に調節体を設けたの
で、吹出口10からの外気供給量をそのエリア毎に調節
することができ、したがって各エリアに外気を、必要な
とき、必要な量のみ供給することができ、これによりエ
リアによる外気量の過不足をなくし、在室者の快適性を
向上するとともに、無駄な外気供給を無くして省エネル
ギーを図ることができる。また、吹出口10aに空間路
9内の空気を吸引してこれをブースエリアA1内に吹き
出すためのファン14を設けたので、外気調整装置7の
吹き出し圧を小にして外気調整装置7の負荷を軽減する
ことができる。
【0023】さらに、ブロックA1内に人感知センサ1
3を配設し、このセンサ13を、該人感知センサ13に
よる検出結果に基づいて調節体を制御する第二の制御部
12を介して前記調節体に接続したので、例えばブロッ
クA1内に人が居るときには十分に外気が供給されるよ
うに調節体の開度を調節し、人が居ない場合には外気の
供給を停止して無駄をなくすといったことが可能にな
る。同様に、ブロックA2内、会議室B内にCO2 セン
サ15(16)を配設し、このセンサ15(16)を、
該CO2 センサ15(16)による検出結果に基づいて
調節体を制御する第一の制御部11を介して前記調節体
に接続したので、ブロックA2内や会議室B内に人が大
勢居てCO2 濃度が高くなったり、あるいは喫煙等によ
ってCO2濃度が高くなった場合、第一の制御部11に
よって調節体の開度が調節されることにより、十分量の
外気が供給され、これによりブロックA2内や会議室B
内の空気の清浄化が可能になる。また、人が居ず、した
がってCO2 濃度が低い場合には、ブロックA1の場合
と同様に外気の供給を停止して無駄をなくすといったこ
とが可能になる。
【0024】また、外気調整装置7に第三の制御部を設
け、該第三の制御部を、調節体による調節状態に基づい
て外気調整装置7の吹き出し量を制御するようにしたの
で、調節体による調節状態、すなわち各吹出口10…に
て必要とされる外気供給量に応じた量の外気を外気調整
装置7で吸入し、温湿度調整した後これを空間路9に吹
き出すことができ、したがってブースエリアAや会議室
B全体の空気清浄度に応じた必要な量のみを供給できる
ことから、無駄をなくして省エネルギーを図ることがで
きる。
【0025】また、実床面8を、取り外しができる多数
のピースで形成し、これらピースのうちのいくつかに吹
出口10を形成したので、ピースの位置を変えることに
よって吹出口10の位置を自由に移動させることがで
き、したがって室内のレイアウト変更にもフレキシブル
に対応することができる。また、ブースエリアA、会議
室Bを、床3と実床面8とからなる、フリーアクセスフ
ロアーと呼ばれる二重床構造にしたが、現在ではOA機
器の普及に伴ってフリーアクセスフロアーは標準的なも
のとなっていることから、外気供給のみのために床下空
調で必要とされるような高さの高い二重床構造にする必
要がなく、したがって使用者にとって特別な投資を必要
としない安価なものとなる。
【0026】さらに、空間路9内を流す外気の温度は室
内温度並にしておくことができるため、伝熱による熱の
ロスがほとんどなく、省エネルギーのものとなる。ま
た、床下空調(主に冷房)の場合には、効率的な負荷処
理を行い、かつ適正な室内上下温度分布を保つうえで大
きな弊害となるため、気密性の高い特殊で高価なフリー
アクセスフロアー(二重床構造)とする必要があるもの
の、本発明の外気供給構造では、外気供給のため多少の
空気の漏洩は問題なく、したがって実床面8から空気
(外気)が多少漏洩しても何等支障がなく、よって特殊
なものでなく一般のフリーアクセスフロアーとすること
ができる。また、排気ダクト27に接続する排気口29
を天井5に配設したので、空気汚染源となる人が居るエ
リア等に実床面8側から外気が供給され、かつこの外気
が、天井5側から排気されるようになり、したがって人
体から発生されるCO2 や喫煙による煙が上方に昇る換
気の流れに沿うようになり、これにより効率のよい換気
を行うことができる。
【0027】なお、前記実施例では、外気調整装置7を
外壁2の装置埋め込み用の空間6に収納したが、例えば
これを建物2の外に配置し、その吹き出し口7bと空間
路9との間をダクト等によって連通させるようにしても
よい。また、吹出口10からの吹き出し量を調節するた
めの調節体としては、吹出口10の吹き出し量を調節で
きるものであれば従来公知のどのような構成のものでも
使用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の建物の外気
供給構造は、外気調整装置の吹き出し側を、建物内の空
間部を形成する床面と、該床面上に形成された実床面と
の間に形成された空間路に連通させたものであるから、
外気調整装置によって吸入され、さらに温度あるいは湿
度が調整された外気を実床面に形成された吹出口から実
床面上の空間部内に供給することができ、これにより空
間部内の居住者に新鮮な外気をそのまま間近に供給する
ことができる。また、吹出口にその吹き出し量を調節す
るための調節体を設ければ、空間部内の居住者(利用
者)が、その自分の居るエリアの空気清浄度から判断し
て調節体を調節することにより、そのエリアに供給され
る外気の量を調節することができ、したがって各エリア
に外気を、必要なとき、必要な量のみ供給することがで
き、これによりエリアによる外気量の過不足をなくし、
在室者の快適性を向上するとともに、無駄な外気供給を
無くして省エネルギーを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物の外気供給構造の一実施例を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
1 建物 3 床 7 外気調整装置 7b 吹き出し口 8 実床面 9 空間路 10(10a、10b、10c) 吹出口 11 第一の制御部 12 第二の制御部 13 人感知センサ 14 ファン 15、16 CO2 センサ A 個人ブースエリア(空間部) B 会議室(空間部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内の空間部内に外気を供給する構造
    であって、 前記空間部には、該空間部を形成する床面の上に、該床
    面との間に空間路を形成する実床面が形成され、 該実床面には、前記空間路と該床面上の空間部内とを連
    通させる吹出口が形成され、 前記建物の外側に通じる位置には、外気を吸入してこの
    外気の温度および湿度のうちの少なくとも一方を調整す
    る外気調整装置が配置され、 該外気調整装置の吹き出し側が前記空間路に連通してな
    ることを特徴とする建物の外気供給構造。
  2. 【請求項2】 前記吹出口にその吹き出し量を調節する
    ための調節体が設けられてなることを特徴とする請求項
    1記載の建物の外気供給構造。
  3. 【請求項3】 前記吹出口に、空間路内の空気を吸引し
    てこれを実床面の上に吹き出すためのファンが設けられ
    てなることを特徴とする請求項1又は2記載の建物の外
    気供給構造。
  4. 【請求項4】 前記実床面上の前記空間部内にCO2
    ンサが配設され、該CO2 センサが第一の制御部を介し
    て前記調節体に接続されてなり、前記第一の制御部がC
    2 センサによる検出結果に基づいて調節体を制御する
    よう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の建
    物の外気供給構造。
  5. 【請求項5】 前記実床面上の前記空間部内に人感知セ
    ンサが配設され、該人感知センサが第二の制御部を介し
    て前記調節体に接続されてなり、前記第二の制御部が人
    感知センサによる検出結果に基づいて調節体を制御する
    よう構成されてなることを特徴とする請求項2記載の建
    物の外気供給構造。
  6. 【請求項6】 前記外気調整装置に、あるいはこれと前
    記調節体との間に第三の制御部が設けられ、該第三の制
    御部が、調節体による調節状態に基づいて外気調整装置
    の吹き出し量を制御するよう構成されてなることを特徴
    とする請求項2記載の建物の外気供給構造。
JP7058415A 1995-03-17 1995-03-17 建物の外気供給構造 Pending JPH08254329A (ja)

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