JPH08254160A - ディーゼル機関の排気ガス還流制御装置 - Google Patents

ディーゼル機関の排気ガス還流制御装置

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JPH08254160A
JPH08254160A JP7057599A JP5759995A JPH08254160A JP H08254160 A JPH08254160 A JP H08254160A JP 7057599 A JP7057599 A JP 7057599A JP 5759995 A JP5759995 A JP 5759995A JP H08254160 A JPH08254160 A JP H08254160A
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JP
Japan
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exhaust gas
passage
gas recirculation
diesel engine
control valve
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Application number
JP7057599A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Nakayama
信義 中山
Takashi Yamashita
尚 山下
Youichi Kamiyashiro
洋一 神社
Hideaki Sakurai
秀明 桜井
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過給機を備えるディーゼル機関における排気
ガスの還流率を、NOx低減効果が大きく達成されるよ
うに最適値に保つこと。 【構成】 過給機のブロアには、排気ガス還流通路を介
して排気ガスの一部を還流するとともに、そのブロアに
燃焼用空気を供給し、ブロアの入口の給気圧が常にほぼ
大気圧程度であるので、流量制御弁によって、NOx低
減に最適な流量となるように開度の制御を容易に行う。
排気ガス還流率ηは、排気ガス通路と給気通路に設けら
れた第1および第2CO2濃度検出手段の出力を演算す
ることによって求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の排気
ガスの一部を給気側に戻すようにしたディーゼル機関の
排気ガス還流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディーゼル機関の排気ガスの
一部を、給気通路に混入して、ディーゼル機関への給気
ガス中のO2濃度の低減と燃焼温度の低減とによって、
NOxを低減させることが行われている。
【0003】典型的な先行技術は、実開平1−1662
54に開示されている。この先行技術は、ディーゼル機
関の排気ガスをクーラで冷却し、給気通路に戻す構成を
有する。この先行技術では、クーラによって排気ガスを
冷却する際、そのクーラでは硫酸を含んだドレンが生
じ、このドレンが給気通路に供給されると、その給気通
路の管路の腐食などの損傷が生じる。
【0004】またこの先行技術では、排気ガス通路から
の排気ガスが還流通路を経て給気通路に供給される単純
な構造であって、希望する流量の排気ガスが安定して供
給されることが困難であるという問題もある。
【0005】さらにこの先行技術では、単1個のクーラ
によってたとえば250〜400℃の高温度の排気ガス
を常温程度にまで冷却しており、したがってそのクーラ
の入口と出口の温度差が大きく、したがって大きな熱応
力が作用し、クーラの耐久性が低下するという問題があ
る。
【0006】他の先行技術は特開平4−47156に開
示されており、この先行技術でもまた、排気ガスの還流
通路に、その排気ガスを冷却するクーラを介在させた構
成を有し、前述の先行技術と同様な問題がある。
【0007】さらに他の先行技術は特公昭63−233
78に開示されている。この先行技術では、過給機を備
えるディーゼル機関において、排気ガスの一部はダイア
フラム装置を介して過給機のブロアの下流側、すなわち
ディーゼル機関の給気入口に還流する構成となってお
り、ダイアフラム装置は、排気圧または給気圧に応じて
排気ガスの還流率を制御する。
【0008】この先行技術では、ディーゼル機関の負荷
に応じて過給機のブロアの吐出圧が大きく変動し、した
がって排気ガスの還流率を安定に維持することができな
い。排気ガスの還流率が大きくなって、大きい流量の排
気ガスが還流されるようになると、酸素不足による燃料
消費率の悪化が著しくなり、またスモーク濃度の悪化も
著しくなる。スモークが増加すると、ブローバイガスお
よびエンジンオイルにカーボン粒子が混入するので、デ
ィーゼル機関の摺動部分の摩耗が生じやすく、またエン
ジンオイルが劣化しやすくなり、さらに給気管などの給
気系統に未燃のカーボンが堆積し、給気効率が低下す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、再循
環されて還流される排気ガスの流量を、NOx低減のた
めに最適な値で安定して制御することができるようにし
たディーゼル機関の排気ガス還流制御装置を提供するこ
とである。
【0010】本発明の他の目的は、排気ガスによる腐食
などの損傷が生じることを防ぎ、NOxを低減させるた
めに最適に還流することができるようにしたディーゼル
機関の排気ガス還流制御装置を提供することである。
【0011】本発明のさらに他の目的は、ディーゼル機
関からの還流される排気ガスを冷却するクーラの熱応力
を緩和することができるようにしたディーゼル機関の排
気ガス還流制御装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディーゼル機
関の排気ガス通路に過給機のタービンが設けられ、その
過給機のブロアが設けられる給気通路に、排気ガスの一
部を、排気ガス還流通路を介して還流するディーゼル機
関の排気ガス還流制御装置において、排気ガス還流通路
に介在される流量制御弁と、排気ガス通路に設けられ、
CO2濃度を検出する第1CO2濃度検出手段と、給気通
路に設けられ、CO2濃度を検出する第2CO2濃度検出
手段と、第1および第2CO2濃度検出手段からの各出
力に応答して、流量制御弁の開度を制御する制御手段と
を含むことを特徴とするディーゼル機関の排気ガス還流
制御装置である。また本発明は、ディーゼル機関の排気
ガス通路に過給機のタービンが設けられ、その過給機の
ブロアが設けられる給気通路に、排気ガスの一部を、排
気ガス還流通路を介して還流するディーゼル機関の排気
ガス還流制御装置において、排気ガス還流通路に介在さ
れる流量制御弁と、給気通路に設けられ、O2濃度を検
出するO2濃度検出手段と、O2濃度検出手段の出力に応
答して、流量制御弁の開度を制御する制御手段とを含む
ことを特徴とする。また本発明は、ディーゼル機関の排
気ガス通路に過給機のタービンが設けられ、その過給機
のブロアが設けられる給気通路に、排気ガスの一部を、
排気ガス還流通路を介して還流するディーゼル機関の排
気ガス還流制御装置において、排気ガス還流通路に介在
される流量制御弁と、排気ガスのNOx濃度を検出する
NOx濃度検出手段と、NOx濃度検出手段の出力に応
答して、流量制御弁の開度を制御する制御手段とを含む
ことを特徴とするディーゼル機関の排気ガス還流制御装
置である。また本発明は、ブロアの入口側にエジェクタ
が設けられ、このエジェクタによって、排気ガス還流通
路からの排気ガスをノズルから噴出させて空気を吸入す
ることを特徴とする。また本発明は、前記流量制御弁
は、前記ノズルの前方に設けられる栓体を有し、排気ガ
ス噴出方向に沿ってノズルと栓体とが変位可能とされ、
ノズルと栓体とを相対的に変位調整する手段を有するこ
とを特徴とする。また本発明は、排気ガス還流通路に
は、上流側から下流側に、除塵用の第1フィルタと、排
気ガスを冷却するクーラと、ミストを除去するミストキ
ャッチャと、除塵用の第2フィルタとがこの順序で配置
され、第2フィルタの下流側に前記流量制御弁が配置さ
れることを特徴とする。また本発明は、クーラは、複数
段、直列に設けられ、冷却媒体は、排気ガスの下流側に
設けられたクーラから上流側に設けられたクーラに順次
的に導かれることを特徴とする。また本発明は、ミスト
キャッチャは、複数段のクーラの間に配置されることを
特徴とする。また本発明は、排気ガス通路の排気ガス還
流通路との接続個所よりも下流側に排気ガスエコノマイ
ザが配置されることを特徴とする。また本発明は、排気
ガス通路の排気ガス還流通路との接続個所よりも上流側
に排気ガスエコノマイザが配置されることを特徴とす
る。また本発明は、第1フィルタとクーラとの間にもう
1つのブロアが配置され、このもう1つのブロアは、過
給機のタービンによって駆動されることを特徴とする。
また本発明は、第1フィルタとクーラ間にもう1つのブ
ロアが配置され、このもう1つのブロアは、過給機のタ
ービン以外の駆動源によって駆動されることを特徴とす
る。また本発明は、排気ガス通路の排気ガス還流通路と
の接続個所よりも上流側に排気ガスエコノマイザが配置
されることを特徴とする。また本発明は、排気ガス還流
通路には、上流側から下流側に、排気ガスに水を直接に
接触させるスクラバと、ミストを除去するミストキャッ
チャと、除塵用フィルタとはこの順序で配置され、フィ
ルタの下流側に前記流量制御弁が配置されることを特徴
とする。また本発明は、ディーゼル機関の排気ガス通路
に、過給機のタービンが設けられ、給気通路にその過給
機のブロアが設けられるディーゼル機関の排気ガス還流
制御装置において、排気ガス通路に排気ガスエコノマイ
ザが介在され、給気通路のブロアよりも上流側のガス通
路には、上流側から下流側に、排気ガス源と、その排気
ガスを冷却するクーラと、ミストを除去するミストキャ
ッチャと、除塵用フィルタと、流量制御弁とがこの順序
で配置され、さらに、排気ガス通路に設けられ、NOx
濃度を検出するNOx濃度検出手段と、NOx濃度検出
手段の出力に応答して、流量制御弁の開度を制御する制
御手段とを含むことを特徴とするディーゼル機関の排気
ガス還流制御装置である。また本発明は、排気ガス通路
の排気ガス還流通路との接続個所よりも下流側に、もう
1つの流量制御弁が配置されることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明に従えば、過給機が設けられたディーゼ
ル機関におけるブロアが設けられる給気通路に、ディー
ゼル機関からの排気ガスの一部を、排気ガス還流通路を
介して還流し、こうして排気ガスはブロアによって、燃
焼用空気とともにディーゼル機関に供給され、このブロ
アの吸入圧は、常にほぼ大気圧程度であり、したがって
希望する安定した流量で排気ガスを再循環して還流し、
これによって排気ガスの還流率をNOxの低減効果が大
きい値に安定して保つことが容易に可能になる。これに
よって燃料消費率を向上することができ、またスモーク
濃度を低下させ、ブローバイガスおよびエンジンオイル
にカーボン粒子が混入することが防がれ、これによって
ディーゼル機関の摺動部分の摩耗を防ぎ、エンジンオイ
ルの劣化を防ぐことができ、さらに未燃のカーボンが給
気系統に堆積することが防がれ、給気効率の低下を防ぐ
ことができる。
【0014】また本発明に従えば、排気通路に第1CO
2濃度検出手段が設けられて排気ガスのCO2濃度が検出
され、また給気通路では、還流される排気ガスと燃焼用
空気との混合ガスのCO2濃度が第2CO2濃度検出手段
によって検出され、これらの第1および第2CO2濃度
検出手段の出力に基づいて排気ガス還流率ηを演算して
求めることができる。したがってこの排気ガスの還流率
ηが、負荷に対応した値となるように排気ガス還流通路
に介在された流量制御弁の開度が制御される。
【0015】また本発明に従えば、還流された排気ガス
と燃焼用空気との混合ガスが導かれる給気通路にO2
度検出手段が介在され、これによって検出されたO2
度に基づいて還流率を演算して求めることができ、この
還流率ηが、ディーゼル機関の負荷に対応した値となる
ように流量制御弁の開度を制御し、このようにしてNO
x濃度が低減されるために最適な還流率ηを達成するこ
とができる。
【0016】さらに本発明に従えば、ディーゼル機関か
らの排気ガス中のNOx濃度を、NOx濃度検出手段に
よって検出し、このNOx濃度検出手段は、排気ガス通
路に介在されていてもよいし、または排気ガス還流通路
における燃焼用空気の混合位置よりも上流側に設けられ
ていてもよく、こうして検出されたNOx濃度が負荷に
対応した予め定める値となるように流量制御弁の開度を
制御し、こうしてNOx濃度を低く保つことができる。
【0017】本発明に従えば、ブロアの入口側にエジェ
クタが設けられ、このエジェクタは、給気通路の燃焼用
空気を吸引するサイレンサから燃焼用空気が、ノズルか
ら噴出される排気ガスの運動エネルギによって流入さ
れ、このようなエジェクタ効果によって、構成の簡略化
を図ることができる。
【0018】さらに本発明に従えば、前記エジェクタに
おけるノズルと、ノズルの前方に設けられる栓体との排
気ガス噴出方向に沿う相互の間隔が変化されるようにノ
ズルと栓体とを相対的に変位調整し、これによって排気
ガスの流量を、したがって排気ガスの還流率を、制御す
ることができ、このような構成によって流量制御弁を実
現することができる。
【0019】さらに本発明に従えば、排気ガス還流通路
において第1および第2フィルタによって除塵を行い、
この第1フィルタよりも下流側にある第2フィルタの網
目またはフィルタ孔径を小さく設定し、すなわち上流側
の第1フィルタの網目を第2フィルタの網目よりも大き
く選び、これによって第1および第2フィルタの網目の
目詰りを防いで確実に除塵することができるようにな
る。また本発明では、クーラによって排気ガスを冷却し
た後、その排気ガスをミストキャッチャに導いてミスト
を除去するようにしたので、クーラで凝結した硫酸を含
むドレンが除去される。これによって硫酸を含んだ水滴
が流量制御弁およびその下流側のブロアを含む給気経路
に導かれることが防がれ、腐食などによる損傷を防ぐこ
とができる。
【0020】また本発明に従えば、クーラは、複数段、
たとえば2段、直列に設けられ、これによって各クーラ
における排気ガスの入口と出口の温度差を小さくして熱
応力を抑制することができ、クーラの大きな熱応力に起
因した損傷を防ぐことができる。クーラは排気ガスを間
接熱交換して冷却するものであって、その冷却媒体は排
気ガスの下流側に設けられたクーラから上流側に設けら
れたクーラに順次的に導くことによって、冷却媒体と排
気ガスとの温度差を大きくして熱交換効率を向上するこ
とができる。
【0021】本発明に従えば、複数段のクーラの間にミ
ストキャッチャを介在し、これによってそのミストキャ
ッチャよりも下流側に配置されたクーラは硫酸を含む水
滴による耐食性の構造とする必要がなく、実現が容易と
なる。
【0022】また本発明に従えば、排気ガス通路で排気
ガス還流通路との接続個所よりも下流側に排気ガスエコ
ノマイザを介在してもよいけれども、前記接続個所より
も上流側に排気ガスエコノマイザを配置して排気ガス還
流通路に導かれる排気ガスの温度を低下し、クーラの負
担を軽減することもまた可能である。
【0023】さらに本発明に従えば、排気ガス還流通路
における第1フィルタによって排気ガス中の除塵を行
い、その後過給機のタービンによって駆動されるもう1
つのブロアによって昇圧し、クーラ、ミストキャッチャ
および第2フィルタを経て流量制御弁に排気ガスを供給
し、こうして排気ガスを安定した圧力でNOx低減に最
適な流量で排気ガスを還流させることが可能になる。前
記もう1つのブロアは、過給機のタービンによって駆動
される他に、他の実施例として、電動機などの駆動源に
よって駆動される構成としてもよい。
【0024】さらにこのようなもう1つのブロアが用い
られる構成においては、排気ガス通路の排気ガス還流通
路との接続個所よりも上流側に排気ガスエコノマイザを
配置して、前記もう1つのブロアに供給される排気ガス
の温度を低下し、前記もう1つのブロアの耐熱性の程度
を低下することができるようにしてもよい。
【0025】さらに本発明に従えば、排気ガス還流通路
にスクラバを介在して排気ガスに水をシャワーなどによ
って直接に接触させ、除塵とともにSOx(たとえばS
2,SO3)、NOx(たとえばNO2,NO,NO3
などを除去し、こうして清浄化された排気ガスをミスト
キャッチャに導いて水滴を除去し、さらに除塵用フィル
タで除塵を行った後、流量制御弁に導くようにし、こう
してスクラバによる排気ガスの冷却効果もまた達成する
ことができる。このスクラバを用いることによって、そ
れよりも上流側の除塵用フィルタおよびクーラなどを省
略し、構成の簡略化を図ることができる。
【0026】本発明に従えば、過給機が備えられたディ
ーゼル機関において、排気ガス通路に排気ガスエコノマ
イザが介在されて熱回収を行い、給気通路のブロアより
も上流側のガス通路には、別途設けられたガスタービン
からの排気ガスは、ボイラからの排気ガスタービンまた
は燃焼器からのO2濃度が零またはごく低い不活性ガス
であるイナートガスなどが供給され、その排気ガスがク
ーラによって冷却され、硫酸などのドレンである水滴が
ミストキャッチャによって除去され、さらに除塵用フィ
ルタで除塵されて流量制御弁に供給され、この流量制御
弁からの排気ガスが燃焼用空気とともに、前記過給機の
ブロアに供給されて吸入されディーゼル機関に供給され
る。ディーゼル機関からの排気ガスが導かれる排気ガス
通路にNOx濃度検出手段を設け、その検出されたNO
x濃度が、負荷に対応した予め定める値、または負荷に
依存することなく定められた値となるように、流量制御
弁の開度を制御手段によって制御する。
【0027】さらに本発明に従えば、過給機のタービン
からの排気ガスの一部は、排気ガス還流通路に供給さ
れ、この排気ガス還流通路には除塵用フィルタ、クー
ラ、ミストキャッチャさらには前述のようにスクラバな
どが介在されており圧力損失が大きく、これによって過
給機の背圧が低下し、すなわち過給機のタービンの出口
の圧力がたとえば200mmAq程度に低下してしま
い、排気ガス還流通路における排気ガスの流量が必要な
値に確保することができないおそれが生じる。本発明で
はこの問題を解決するために、排気ガス通路の排気ガス
還流通路との接続個所よりも下流側に、もう1つの流量
制御弁を配置し、このもう1つの流量制御弁の開度を小
さくすることによって、圧力損失が大きい排気ガス還流
通路への必要な流量の排気ガスを供給することが可能に
なる。また前述のように排気ガス還流通路に前記もう1
つのブロアを設けて加圧することによってもまた、排気
ガス還流通路に、必要な流量で排気ガスを分流して供給
することが可能になる。
【0028】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す系統図である。ディーゼル機関1の排気ガス通路2に
は過給機3のタービン4が設けられ、このタービン4に
よってブロア5が回転駆動される。ブロア5は、ディー
ゼル機関1の給気通路6に介在される。この給気通路6
には、排気ガス循環通路7からの排気ガスと空気通路8
からの燃焼用空気とが混合されたガスが流過する。
【0029】排気ガス通路2には、給気ガス還流通路7
が接続個所9において接続される。排気ガス還流通路7
には、その上流側および下流側に、除塵用の第1フィル
タ10と、排気ガスを間接熱交換して冷却するクーラ1
1と、ミストを除去するミストキャッチャ12と、除塵
用の第2フィルタ13とがこの順序で配置され、さらに
第2フィルタ13の下流側で排気ガス還流通路7には流
量制御弁14が配置される。クーラ11は伝熱管34を
有する間接熱交換器であって、その耐熱性、耐食性金属
材料たとえばステンレス鋼から成る伝熱管34には、排
気ガスの下流側の入口35から冷却媒体、たとえば水が
供給され、排気ガスの上流側の出口36から排出され
る。排気ガス通路2の前記接続個所9よりも下流側に
は、排気ガスエコノマイザ15が設けられ、熱回収が行
われ、その後、排気ガス煙突16から、大気放散され
る。
【0030】図2は、図1に示される実施例におけるブ
ロア5の入口の構成を簡略化して示す断面図である。ブ
ロア5の入口側にエジェクタ17が設けられる。このエ
ジェクタ17は、消音のためのサイレンサを構成する。
エジェクタ17の軸線18と同一軸線を有してノズル1
9が設けられる。ノズル19は、排気ガス還流通路7に
接続され、排気ガスがノズル19から噴出される。これ
によってハウジング20内には、ノズル19からの排気
ガスの運動エネルギによって取入れ口21から燃焼用空
気が吸入される。
【0031】図3は、本発明の他の実施例のブロア5の
入口側の構成を簡略化して示す断面図である。この実施
例においてもまたエジェクタ17が設けられ、したがっ
て前述の実施例に類似するけれども、注目すべきはノズ
ル7aの前方の固定位置に排気ガス噴出方向22の上流
側(図3の右方)に先細状に形成された栓体23が設け
られる。ノズル7aは気密性の案内手段24によって排
気ガス噴出方向22に沿って変位可能に設けられる。こ
のノズル7aは、排気ガス還流通路7内に部分的に挿入
される。ノズル7aはノズル7aを排気ガス噴出方向2
2の前後に変位調整する空気圧シリンダまたは電動機と
ねじ送り機構との組合わせなどから成る変位調整手段2
5に連結される。こうしてノズル7aと栓体23とは排
気ガス噴出方向22の前後に変位可能に調整され、エジ
ェクタ効果による取入れ口21からの燃焼用空気の吸引
作用を達成するとともに、ノズル7aと栓体23との組
合わせは流量制御弁14の働きを兼ねることができる。
この図3の実施例によれば、構成の簡略化がさらに図ら
れる。
【0032】再び図1を参照して、排気ガス通路2にお
いて、前記接続個所9よりも下流側には、もう1つの流
量制御弁26が配置される。この流量制御弁26の開度
を小さくして絞ることによって、圧力損失が大きい排気
ガス還流通路7への排気ガスの一部の分流を容易に行っ
て、NOx低減に最適な排気ガス流量を、排気ガス還流
通路7において確保することが容易に可能になる。
【0033】排気ガス還流通路7に設けられる流量制御
弁14と、接続個所9よりも下流側で排気ガス通路2に
設けられる流量制御弁26との各開度は、ディーゼル機
関1の負荷に応じて、図4に示されるように変化され
る。排気ガス還流通路7に介在されている流量制御弁1
4の開度L14は、負荷の増大に応じて大きくされ、分
流されて還流される排気ガスの流量が増大される。これ
に対して、排気ガス通路2に介在されているもう1つの
流量制御弁26の開度L26は、負荷の増大に伴って、
小さく変化され、したがって排気ガス還流通路7への排
気ガスの一部の分流による流量が確保される。
【0034】ディーゼル機関1の負荷の増大に応じて排
気ガス還流率ηは増大し、この排気ガス還流率ηに応じ
て、排気ガス還流通路7に介在されている流量制御弁1
4の開度は、図5に示されるように増大される。こうし
て負荷が大きく、したがって大きな還流率ηが必要とさ
れるとき、流量制御弁14の開度が大きくなる。
【0035】図6は、ディーゼル機関における排気ガス
還流率ηと、その排気ガスのNOx濃度との関係を示す
本件発明者の実験結果を示すグラフである。排気ガス還
流率ηを大きく設定することによって、排気ガス中に含
まれるNOx濃度が低下されることが理解される。この
還流率ηを増大し過ぎると、NOxの低減効果は大きく
なる反面、酸素不足による燃料消費率およびスモーク濃
度の悪化が著しくなる。スモークの増加によって、ブロ
ーバイガスおよびエンジンオイルにカーボン粒子が混入
し、ディーゼル機関1の摺動部分の摩耗およびエンジン
オイルの劣化が生じ、また、給気系統に未燃のカーボン
が次第に堆積して、給気効率の低下を招くおそれがあ
る。したがってディーゼル機関1の負荷に対応した還流
率ηを、上述の問題を生じることなく、NOxの低減効
果が大きくなるように定める。
【0036】図7は、上述の各実施例における電気的構
成を示すブロック図である。ディーゼル機関1の負荷は
負荷検出手段27によって検出され、その出力はマイク
ロコンピュータなどによって実現される処理回路28に
与えられる。負荷検出手段27は、たとえば燃料噴射流
量、したがって燃料噴射ポンプにおけるバレルに形成さ
れた燃料吸込孔に、プランジャに形成された斜溝が一致
する軸線方向の変位量を調整するためにプランジャをバ
レルと相対的に軸線まわりに角変位するための調整スリ
ーブに固定されているピニオンに噛合うラックの変位量
を検出するように構成されていてもよく、この燃料噴射
ポンプにおいて調整スリーブは、プランジャの軸線方向
の変位を許容し、軸線まわりにプランジャとともに角変
位する構成を有する。この負荷検出手段27はまた他の
実施例として、ディーゼル機関1のクランク軸の回転速
度を検出する構成であってもよく、その他の負荷を検出
する構成であってもよい。
【0037】排気ガス還流率ηを演算して求めるため
に、排気ガス通路2には、CO2濃度を検出する第1C
2濃度検出手段29が設けられ、また還流された排気
ガスと燃焼用空気との混合ガスが導かれる給気通路6に
もまたCO2濃度を検出する第2CO2検出濃度手段30
が設けられる。
【0038】排気ガス還流通路7の流量制御弁14を経
て還流される排気ガスの流量をQ2とし、給気通路6を
経てディーゼル機関1に供給される給気ガスの流量をQ
3とし、過給機3のタービン4から排気通路2に導かれ
る排気ガスの流量をQ4とするとき、 Q4 ≒ Q3 …(1) であり、第1および第2CO2検出手段29,30によ
って検出されるCO2濃度をA29,A30とすると、
式2が成立する。
【0039】 Q2・A29 = Q3・A30 ≒ Q4・A30 …(2) したがって排気ガス還流率η1は式3のように示され
る。
【0040】
【数1】
【0041】したがって排気ガス還流率η1は、第1お
よび第2CO2検出手段29,30の出力に基づいて演
算して求めることができることが理解される。前述の式
3によって得られた排気ガスの還流率η1が目標値より
も大きく変化したとき、流量制御弁14の開度を小さく
制御し、これとは逆に小さく変化したとき開度を大きく
制御し、こうして還流率η1を目標値に保つように制御
する。流量制御弁14の開度が最大開度になっても、算
出される還流率η1が目標値未満であるときには、もう
1つの流量制御弁26の開度を小さく制御する。
【0042】図8は、図7に示される処理回路28の動
作を説明するためのフローチャートである。ステップa
1からステップa2に移り、負荷検出手段27によって
ディーゼル機関1の負荷が検出され、その負荷に対応し
て流量制御弁14,26の開度が一旦、設定される。そ
の後ステップa4では、第1および第2CO2濃度検出
手段29,30の出力に基づいて、前述の式3から排気
還流率η1が算出される。ステップa5では、前述の式
3によって得られた還流率η1が、検出された負荷に対
応する目標値である還流率に一致するように、流量制御
弁14の開度を制御し、こうしてステップa6において
一連の動作を終了する。
【0043】図9は、本発明の他の実施例の電気的構成
を示すブロック図である。この実施例は前述の実施例に
類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目す
べきはこの実施例では、給気通路6には、還流される排
気ガスと空気との混合ガスのO2濃度を検出するO2濃度
検出手段31が、前述の図1に示されるように設けられ
る。処理回路28は、このO2濃度検出手段31の出力
に応答して、排気ガス還流率η2を次に述べるようにし
て演算して求める。空気通路8から吸入される燃焼用空
気の流量をQ1とするとき、その空気の20.8%はO
2であり、O2濃度検出手段31によって検出されるO2
濃度をB31とするとき、式4が成立する。
【0044】 Q1・0.208 = Q3・B31 …(4) したがって排気ガス還流率η2は、
【0045】
【数2】
【0046】図10は、図9に示される実施例における
処理回路28の動作を説明するためのフローチャートで
ある。ステップb1からステップb2に移り、負荷検出
手段27によってディーゼル機関1の負荷を検出し、そ
の検出された負荷に対応してステップb3では、各流量
制御弁14,26の開度を一旦、設定する。次のステッ
プb4では、O2濃度検出手段31の検出出力によって
排気ガス還流率η2を前述の式5に基づいて算出する。
ステップb5では、流量制御弁14の開度を制御して、
式5によって算出された還流率η2が、前述のステップ
b2において検出された負荷に対応する目標値である還
流率となるように、流量制御弁14の開度が制御され
る。ステップb6では、一連の動作を終了する。前述の
式5で得られる排気ガス還流率η2が目標値未満である
ときには、換言すると、酸素濃度検出手段31によって
検出される酸素濃度B31が予め定める還流率η2の目
標値に対応した予め定める値以上であるときには、流量
制御弁14の開度を小さく制御し、これとは逆に算出し
て得られる還流率η2が目標値を越えるときにはその開
度を大きく制御する。 前述の参照符η1,η2を、総括的に、参照符ηで示す
ことがある。
【0047】図11は、本発明のさらに他の実施例の電
気的構成を示すブロック図である。この実施例は前述の
実施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。注目すべきはこの実施例では図1にもまた示される
ように、ディーゼル機関1の排気ガスのNOx濃度を検
出するために、NOx濃度検出手段32を、たとえば排
気ガス通路2に設ける。NOx濃度検出手段32はま
た、排気ガス還流通路7に設けられていてもよい。
【0048】図12は、図11に示される処理回路28
の動作を説明するためのフローチャートである。ステッ
プc1からステップc2に移り、負荷検出手段27によ
って検出される負荷が読取られ、ステップc3では、そ
の検出された負荷に対応して流量制御弁14,26の開
度が一旦、設定される。その後ステップc4では、NO
x濃度検出手段30によって検出されるNOx濃度が読
込まれ、ステップc5ではその検出されたNOx濃度
が、前述のステップc2で検出された負荷に対応するN
Ox濃度を目標値とし、その目標値となるように流量制
御弁14の開度が制御され、ステップc6では、一連の
動作を終了する。検出されるNOx濃度が大きくなった
とき、流量制御弁14の開度を小さく制御する。
【0049】このような図7〜図12の各実施例におい
て、ガスの流量を検出する手段が設けられておらず、こ
れによって構成の小形化を図ることが可能であるという
効果が達成される。
【0050】図13は、本発明の他の実施例の全体の構
成を示す系統図である。この実施例において、前述の実
施例に対応する部分には同一の参照符を付す。この実施
例は前述の図1に示される構成に類似するけれども、注
目すべきは第1フィルタ10とミストキャッチャ12と
の間で排気ガス還流通路7に介在されているクーラ11
は、排気ガスの上流側から下流側に複数段(この実施例
では2段)、直列に設けられ、参照符11a,11bで
示されている。
【0051】クーラ11a,11bには伝熱管34a,
34bが設けられ、排気ガスの下流側のクーラ11bの
伝熱管34bの入口36からの冷却媒体、たとえば海水
などの水は、排気ガスの上流側に設けられたクーラ11
aの伝熱管34aに管路37を介して順次的に導かれ、
出口38から排出される。クーラ11aに供給される排
気ガスの温度は、たとえば250〜400℃であり、そ
のクーラ11aから排出される冷却された排気ガスの温
度は、たとえば150〜200℃であり、このクーラ1
1aでは排気ガス中の水蒸気は結露しない。クーラ11
bでは、上述の150〜200℃の排気ガスは、常温、
たとえば50℃程度にまで冷却され、排気ガスの水蒸気
は結露する。したがって下流側のクーラ11bは、硫酸
などによる腐食が生じないようにした耐食性金属製材料
などから構成される。これに対して上流側のクーラ11
aでは、水蒸気の結露は生じないので、耐食性材料製と
する必要はなく、高温度に耐える耐熱性材料製からなる
構造とする。
【0052】図13に示される実施例では、クーラ11
が2段にされ、各クーラ11a,11bにおいて排気ガ
スが段階的に冷却されるようにしたので、各クーラ11
a,11bにおける排気ガスの入口と出口の温度差を小
さくすることができる。したがってクーラ11a,11
bに作用する熱応力を、前述の図1に示されるクーラ1
1に比べて熱応力を小さくすることができる。したがっ
て構成を簡単にすることができる。ミストキャッチャ1
2もまた、耐熱性に優れた材料製とし、ミストキャッチ
ャ12よりも下流側の第2フィルタ13などは、耐食性
材料製とする必要はない。その他の構成は、図1〜図1
2に示される各実施例に類似する。
【0053】図14は、本発明のさらに他の実施例の全
体の構成を示す系統図である。この実施例は前述の実施
例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。注
目すべきはこの実施例では、排気ガス還流通路7には、
上流側から下流側にスクラバ40と、ミストキャッチャ
12と除塵用フィルタ13とがこの順序で配置され、フ
ィルタ13の下流側に流量制御弁14が配置される。
【0054】図15は、スクラバ40の具体的な構成を
示す断面図である。ハウジング41の上部にはノズル4
2が設けられ、このノズル42には、管路43から冷却
媒体である水、たとえば海水が供給され、ノズル42か
ら水が霧状に噴射される。ハウジング41には、噴射さ
れた水が参照符44で示されるように貯留され、排出管
路45から排水される。排気ガス還流通路7の前記接続
個所9からの排気ガスは、水の貯留部44よりも上方の
入口46からハウジング41内の空間に供給され、ノズ
ル42よりも下方であって、かつ入口46よりも上方の
出口47から排出されて後続のミストキャッチャ12に
導かれる。
【0055】スクラバ40では、入口46からの高温度
の排気ガスがノズル42からの水と直接に接触して除塵
が行われるとともに、NOxおよびSOxが水に吸収さ
れ、さらに効率よく冷却される。スクラバ40の出口4
7から排出される排気ガスの温度は、たとえば50℃程
度である。
【0056】図16は、本発明のさらに他の実施例の全
体の構成を示すブロック図である。この実施例は全体の
図13に示される実施例に類似するけれども、注目すべ
きは複数段(たとえば2段)のクーラ11a,11bの
間に、ミストキャッチャ12が配置される。これによっ
て初段のクーラ11aで排気ガス中の水蒸気が結露して
生じた硫酸を含むミストは、ミストキャッチャ12によ
って捕捉され、したがって後続のクーラ11bを耐食性
材料とする必要がなくなる。その他の構成は前述の実施
例と同様である。
【0057】図17は、本発明のさらに他の実施例の全
体の構成を示す系統図である。この実施例は、前述の図
1に示される実施例に類似するけれども、注目すべきは
排気ガスエコノマイザ15は、排気ガス通路2の排気ガ
ス還流通路7との接続個所9よりも上流側に配置され
る。これによって排気ガスエコノマイザ15から排出さ
れる排気ガスの温度を、たとえば150〜200℃に低
下させることができ、第1フィルタ10およびクーラ1
1の熱応力を低下させて、構成を簡略化することができ
る。第1フィルタ10およびクーラ11は、耐食性材料
から成る。
【0058】図18は、本発明のさらに他の実施例の全
体の構成を示す系統図である。この実施例では、図17
の実施例に、さらにもう1つのブロア49が設けられ、
第1フィルタ10で除塵された排気ガスは、ブロア49
で加圧され、クーラ11に導かれる。その他の構成は前
述の図17の構成と同様である。ブロア49が設けられ
ることによって、排気ガス通路2から排気ガス還流通路
7への必要な流量を確保することが容易になる。ブロア
49は、ブロア5と同様に、タービン4によって回転駆
動される。
【0059】図19は、本発明のさらに他の実施例の全
体の構成を示すブロック図である。この実施例は、前述
の図18に示される実施例に類似するけれども、注目す
べきはブロア49は、過給機3のタービン4以外の駆動
源51によって回転駆動される。駆動源51は、たとえ
ば電動機であってもよく、またはガスタービンなどの内
燃機関であってもよく、その他の構成であってもよい。
このような図19の実施例によってもまた、前述の図1
8の構成と同様な効果が達成される。
【0060】図20は、本発明の他の実施例の全体の構
成を示す系統図である。前述の実施例の対応する部分に
は、同一の参照符を付す。ディーゼル機関1からの排気
ガスは、過給機3のタービン4に供給されてタービン4
が駆動され、その後、排気ガスは排気ガスエコノマイザ
15によって熱回収され、煙突16に導かれる。タービ
ン4によってブロア5が回転駆動され、排気ガス通路7
のブロア5よりも上流側のガス通路には、上流側から下
流側に、排気ガス源52と、その排気ガスを冷却するク
ーラ11と、クーラ11によって排気ガス中の結露した
水を除去するミストキャッチャ12と、除塵用フィルタ
13と、流量制御弁14とがこの順序で配置される。排
気ガス源52は、たとえばガスタービンであってもよ
く、ボイラであってもよく、あるいはまた燃焼器から得
られるO2濃度が零または低い不活性ガスなどのイナー
トガスを発生する構成であってもよく、さらに他の構成
であってもよい。
【0061】NOx検出手段32は、排気ガス通路2に
設けられ、その排気ガスのNOx濃度を検出し、処理回
路53は、流量制御弁14の開度を、NOx濃度検出手
段32の出力に応答して制御する。たとえば検出される
NOx濃度が、予め定める目標値を越えているときに
は、流量制御弁14の開度を大きくする。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、過給機が
備えられたディーゼル機関のブロアに、ディーゼル機関
の排気ガスの一部を還流し、この還流された排気ガスと
燃焼用空気とがブロアに吸入されてディーゼル機関に供
給されるようにしたので、このブロアの入口における圧
力は常にほぼ大気圧程度であり、したがって排気ガス還
流通路に流れる排気ガスの流量を安定して維持すること
が可能となる。これによってNOx低減に最適な流量排
気ガスを再循環して還流することができる。そのため燃
料消費率を向上することができ、またスモーク濃度を低
くし、これによってブローバイガスおよびエンジンオイ
ルにカーボン粒子が混入することを抑制し、ディーゼル
機関の摺動部分の摩耗を防ぎエンジンオイルの劣化を防
ぐことができ、さらにディーゼル機関の給気系統に未燃
のカーボンが堆積することが防がれ、給気効率を良好に
保つことができるようになる。
【0063】また本発明によれば、排気ガス通路および
給気通路に第1および第2CO2濃度検出手段を設け、
あるいはまた給気通路にO2濃度検出手段を設け、さら
にまた排気ガス通路にNOx濃度検出手段を設け、これ
らの各濃度検出手段の出力によって排気ガス還流率を演
算し、その還流率がディーゼル機関のたとえば負荷に対
応したNOx低減に最適な値となるように排気ガス還流
通路に介在されている流量制御弁の開度を制御する。こ
れによって排気ガス通路および給気通路におけるガスの
圧力変動にかかわらず、排気ガスの還流率を希望する値
に制御することが容易に可能になる。
【0064】本発明によれば、排気ガス還流通路からの
排気ガスの運動エネルギを利用してエジェクタによって
燃焼用空気を吸引するようにし、構成の簡略化を図り、
しかも排気ガスの有する運動エネルギを有効に利用する
ことができ、さらにまた流量制御弁は排気ガスを噴出す
るノズルとそのノズルの前方に配置された栓体との排気
ガス噴出方向に沿う相互の間隔を調整することができる
ようにして構成することができ、構成の簡略化を図るこ
とができる。
【0065】本発明によれば、排気ガス還流通路には除
塵用の第1および第2フィルタを設けて除塵を確実に行
うとともに、クーラによって排気ガス中の水蒸気が凝結
して得られる硫酸を含むドレン水滴をミストキャッチャ
によって除去し、これによってそのミストキャッチャよ
りも下流側における排気ガス通路および給気通路におけ
る硫酸などによる腐食による損傷を防ぐことができる。
【0066】本発明によれば、クーラを複数段とし、各
クーラに作用する熱応力を抑制してクーラの耐熱性を低
減させることができ、またそのクーラの寿命を長くする
ことができる。各段のクーラには、冷却媒体を排気ガス
の下流側から上流側に順次的に導くことによって、冷却
媒体と、それによって間接熱交換されて冷却される排気
ガスとの温度差を大きくして熱交換効率を高めることが
できる。
【0067】さらに本発明によれば、複数段のクーラの
間にミストキャッチャを介在し、ミストキャッチャより
も下流側におけるクーラの耐食性を低減することが可能
となり、本発明の実現が容易となる。
【0068】本発明によれば、排気ガス通路に設けられ
る排気ガスエコノマイザを、排気ガス還流通路との接続
個所よりも下流側に設けてもよいけれども、その接続個
所よりも上流側に設けることによって、排気ガス還流通
路に導かれる排気ガスの温度を低下させ、これによって
排気ガス還流通路に設けられるクーラの排気ガスを冷却
するための負荷を低減するが可能となり、クーラを小形
化することができるようになる。
【0069】排気ガス還流通路における第1フィルタと
クーラとの間にもう1つのブロアを配置して過給機のタ
ービンによって、または別途設けた駆動源によって前記
もう1つのブロアを駆動し、これによって排気ガス還流
通路に、排気ガス通路からのNOx低減効果に最適な流
量を利用して導くことが可能になる。
【0070】さらに本発明によれば、上述のように排気
ガス通路におれる排気ガス還流通路との接続個所よりも
上流側に排気ガスエコノマイザを設けて前記もう1つの
ブロアに供給される排気ガスの温度を低下して前記もう
1つのブロアの耐熱性の低減を図ることができる。
【0071】さらに本発明によれば、排気ガス還流通路
に、スクラバを配置し、このスクラバにおいて排気ガス
に水を直接に接触させることによって、排気ガスの除塵
とNOx、SOxの低減、および排気ガスの冷却を併せ
て行うことができ、構成の簡素化を図ることができる。
【0072】さらに本発明によれば、排気ガス通路に
は、ディーゼル機関とは別の排気ガス源からの排気ガス
を導き、この排気ガス通路にNOx濃度検出手段を設
け、そのNOx濃度がディーゼル機関の負荷などに依存
した目標値または別途設けた目標値となるように、排気
ガス通路に設けられた流量制御弁の開度を制御し、この
ような構成によってもまた、ディーゼル機関の排気ガス
のNOx低減効果を充分に達成することができる。
【0073】さらに本発明によれば、排気ガス通路の排
気ガス還流通路との接続個所よりも下流側、もう1つの
流量制御弁を設け、この流量制御弁を絞ることによっ
て、排気ガス還流通路への排気ガスの流量を確保するこ
とができる。このような構成によれば、前記もう1つの
ブロアを排気ガス還流通路に介在する構成に比べて、構
成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す系統図で
ある。
【図2】ブロア5の入口付近の構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例のブロア5の入口付近の構
成を示す断面図である。
【図4】ディーゼル機関1の負荷に対応する流量制御弁
14,26の開度を示す図である。
【図5】排気ガス還流率ηに対応する流量制御弁14の
開度を示す図である。
【図6】本件発明者の実験結果による排気ガスの還流率
ηに対応する排気ガスのNOx濃度を示す図である。
【図7】図1〜図6に示される実施例の電気的構成を示
すブロック図である。
【図8】図7に示される処理回路28の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】図9に示される処理回路28の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】本発明のさらに他の実施例の電気的構成を示
すブロック図である。
【図12】図11に示される処理回路28の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施例の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例の全体の構成を示
すブロック図である。
【図15】図14に示されるスクラバ40の具体的な構
成を示す断面図である。
【図16】本発明の他の実施例の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】本発明の他の実施例の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】本発明のさらに他の実施例の全体の構成を示
すブロック図である。
【図19】本発明の他の実施例の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図20】本発明のさらに他の実施例の全体の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディーゼル機関 2 排ガス通路 3 過給機 4 タービン 5 ブロア 6 給気通路 7 排ガス循環通路 9 接続箇所 10 第1フィルタ 11,11a,11b クーラ 12 ミストキャッチャ 13 第2フィルタ 14,26 流量制御弁 15 排ガスエコノマイザ 17 エジェクタ 7a,19 ノズル 21 取入れ口 23 栓体 25 変位調整手段 27 負荷検出手段 29 第1CO2濃度検出手段 30 第2CO2濃度検出手段 31 CO2濃度検出手段 32 NOx濃度検出手段 51 駆動源
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 570 F02M 25/07 570P F01N 3/04 F01N 3/04 A 5/02 5/02 B F02B 37/00 302 F02B 37/00 302F (72)発明者 神社 洋一 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 桜井 秀明 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関の排気ガス通路に過給機
    のタービンが設けられ、その過給機のブロアが設けられ
    る給気通路に、排気ガスの一部を、排気ガス還流通路を
    介して還流するディーゼル機関の排気ガス還流制御装置
    において、 排気ガス還流通路に介在される流量制御弁と、 排気ガス通路に設けられ、CO2濃度を検出する第1C
    2濃度検出手段と、 給気通路に設けられ、CO2濃度を検出する第2CO2
    度検出手段と、第1および第2CO2濃度検出手段から
    の各出力に応答して、流量制御弁の開度を制御する制御
    手段とを含むことを特徴とするディーゼル機関の排気ガ
    ス還流制御装置。
  2. 【請求項2】 ディーゼル機関の排気ガス通路に過給機
    のタービンが設けられ、その過給機のブロアが設けられ
    る給気通路に、排気ガスの一部を、排気ガス還流通路を
    介して還流するディーゼル機関の排気ガス還流制御装置
    において、 排気ガス還流通路に介在される流量制御弁と、 給気通路に設けられ、O2濃度を検出するO2濃度検出手
    段と、 O2濃度検出手段の出力に応答して、流量制御弁の開度
    を制御する制御手段とを含むことを特徴とする請求項1
    記載のディーゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  3. 【請求項3】 ディーゼル機関の排気ガス通路に過給機
    のタービンが設けられ、その過給機のブロアが設けられ
    る給気通路に、排気ガスの一部を、排気ガス還流通路を
    介して還流するディーゼル機関の排気ガス還流制御装置
    において、 排気ガス還流通路に介在される流量制御弁と、 排気ガスのNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段
    と、 NOx濃度検出手段の出力に応答して、流量制御弁の開
    度を制御する制御手段とを含むことを特徴とするディー
    ゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  4. 【請求項4】 ブロアの入口側にエジェクタが設けら
    れ、このエジェクタによって、排気ガス還流通路からの
    排気ガスをノズルから噴出させて空気を吸入することを
    特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載のディーゼ
    ル機関の排気ガス還流制御装置。
  5. 【請求項5】 前記流量制御弁は、前記ノズルの前方に
    設けられる栓体を有し、 排気ガス噴出方向に沿ってノズルと栓体とが変位可能と
    され、 ノズルと栓体とを相対的に変位調整する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項4記載のディーゼル機関の排気ガ
    ス還流制御装置。
  6. 【請求項6】 排気ガス還流通路には、上流側から下流
    側に、 除塵用の第1フィルタと、 排気ガスを冷却するクーラと、 ミストを除去するミストキャッチャと、 除塵用の第2フィルタとがこの順序で配置され、 第2フィルタの下流側に前記流量制御弁が配置されるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載のディ
    ーゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  7. 【請求項7】 クーラは、複数段、直列に設けられ、 冷却媒体は、排気ガスの下流側に設けられたクーラから
    上流側に設けられたクーラに順次的に導かれることを特
    徴とする請求項6記載のディーゼル機関の排気ガス還流
    制御装置。
  8. 【請求項8】 ミストキャッチャは、複数段のクーラの
    間に配置されることを特徴とする請求項7記載のディー
    ゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  9. 【請求項9】 排気ガス通路の排気ガス還流通路との接
    続個所よりも下流側に排気ガスエコノマイザが配置され
    ることを特徴とする請求項6記載のディーゼル機関の排
    気ガス還流制御装置。
  10. 【請求項10】 排気ガス通路の排気ガス還流通路との
    接続個所よりも上流側に排気ガスエコノマイザが配置さ
    れることを特徴とする請求項6記載のディーゼル機関の
    排気ガス還流制御装置。
  11. 【請求項11】 第1フィルタとクーラとの間にもう1
    つのブロアが配置され、 このもう1つのブロアは、過給機のタービンによって駆
    動されることを特徴とする請求項6記載のディーゼル機
    関の排気ガス還流制御装置。
  12. 【請求項12】 第1フィルタとクーラ間にもう1つの
    ブロアが配置され、 このもう1つのブロアは、過給機のタービン以外の駆動
    源によって駆動されることを特徴とする請求項6記載の
    ディーゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  13. 【請求項13】 排気ガス通路の排気ガス還流通路との
    接続個所よりも上流側に排気ガスエコノマイザが配置さ
    れることを特徴とする請求項11または12記載のディ
    ーゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  14. 【請求項14】 排気ガス還流通路には、上流側から下
    流側に、 排気ガスに水を直接に接触させるスクラバと、 ミストを除去するミストキャッチャと、 除塵用フィルタとはこの順序で配置され、 フィルタの下流側に前記流量制御弁が配置されることを
    特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載のディーゼ
    ル機関の排気ガス還流制御装置。
  15. 【請求項15】 ディーゼル機関の排気ガス通路に、過
    給機のタービンが設けられ、給気通路にその過給機のブ
    ロアが設けられるディーゼル機関の排気ガス還流制御装
    置において、 排気ガス通路に排気ガスエコノマイザが介在され、 給気通路のブロアよりも上流側のガス通路には、上流側
    から下流側に、排気ガス源と、その排気ガスを冷却する
    クーラと、ミストを除去するミストキャッチャと、除塵
    用フィルタと、流量制御弁とがこの順序で配置され、さ
    らに、 排気ガス通路に設けられ、NOx濃度を検出するNOx
    濃度検出手段と、 NOx濃度検出手段の出力に応答して、流量制御弁の開
    度を制御する制御手段とを含むことを特徴とするディー
    ゼル機関の排気ガス還流制御装置。
  16. 【請求項16】 排気ガス通路の排気ガス還流通路との
    接続個所よりも下流側に、もう1つの流量制御弁が配置
    されることを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記
    載のディーゼル機関の排気ガス還流制御装置。
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