JPH08252592A - 回分式汚水処理装置及び汚泥濃度計測装置 - Google Patents

回分式汚水処理装置及び汚泥濃度計測装置

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JPH08252592A
JPH08252592A JP7086288A JP8628895A JPH08252592A JP H08252592 A JPH08252592 A JP H08252592A JP 7086288 A JP7086288 A JP 7086288A JP 8628895 A JP8628895 A JP 8628895A JP H08252592 A JPH08252592 A JP H08252592A
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sludge
tank
batch
cleaning
level sensor
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Takeo Kato
武男 加藤
Keiji Hisamoto
圭司 久本
Koji Isemura
浩司 伊勢村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回分式汚水処理装置の処理能力を向上し、高
性能で安定した汚水処理を行うことを目的とする。 【構成】 計測装置12で汚泥濃度を計測し、余剰汚泥
排出手段8A,8Bを運転して余剰汚泥を汚泥濃縮槽3
に排出すると共に、上記排出手段の運転時間の積算値か
ら濃縮汚泥排出手段10の運転時間を演算して濃縮汚泥
を引き抜くようにした。 【効果】 汚泥濃度が目標値に維持されると共に、汚泥
濃縮槽に貯留・濃縮された余剰汚泥の量に応じて濃縮汚
泥が排出されるので、汚泥量の管理がより確実となり、
汚泥の流出、汚泥濃度や処理水質の不安定などが防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回分式汚水処理装置
の処理能力を向上させるための改良、及び同装置の安定
した汚水処理に必要な活性汚泥濃度の計測装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】回分式汚水処理装置においては、流入、
曝気攪拌、沈殿、排出の各工程を同一の回分槽で順次行
い、活性汚泥の濃度を所定の値に保つためにその余剰分
は排出工程で汚泥濃縮槽に排出される。この余剰汚泥の
排出は、いわゆる投げ込み式の濃度計によって汚泥の濃
度を計測し、検出された活性汚泥の濃度に応じて、管理
上の経験から余剰汚泥引き抜きポンプの運転時間を調整
することにより人為的に行うのが普通であった。また、
余剰汚泥引き抜きポンプをある周期で一定時間自動的に
運転する場合もあった。
【0003】更に、汚泥濃縮槽からの濃縮汚泥の引き抜
きも、上記のような余剰汚泥引き抜きポンプの運転時間
や運転周期に応じて管理上の経験から濃縮汚泥引き抜き
ポンプの運転時間を調整し、やはり人為的に行われるの
が普通であった。この濃縮汚泥量の管理は安定した汚水
処理にとって重要な要素であるが、上述のような人為的
な方式では管理が煩雑になり、汚泥濃縮槽の処理能力が
安定しない。また汚泥濃縮槽の不安定は汚泥の流出だけ
でなく、汚泥濃縮の際の脱離液と共に濃縮汚泥が原水槽
に返送されるという不測の事態を招き、更には汚泥濃度
制御が機能しなくなって汚水処理の不安定をも招くとい
う問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、この種の
回分式汚水処理装置において余剰汚泥濃度を自動的に計
測することにより上述のような問題点を解決することを
特願平5−351393号によって提案しているが、こ
の提案では濃縮汚泥に関しては言及しておらず、またそ
の具体的な構成には計測精度を向上するために更に改善
すべき点が見受けられた。この発明は、従来の一般的な
装置の問題点を解決すると共に、上記の提案よりも更に
高性能で汚水処理をより適切に行うことのできる回分式
汚水処理装置を実現することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載した回分式汚水処理装置に関する
第1の発明では、流入、曝気攪拌、沈殿、排出の各工程
を順次行う回分槽と、回分槽内の活性汚泥濃度を計測す
る計測手段と、回分槽内の余剰汚泥を排出する余剰汚泥
排出手段と、計測手段によって計測された汚泥濃度に応
じて目標とする汚泥濃度が得られるように余剰汚泥排出
手段に運転指令を出力する制御手段と、排出された余剰
汚泥を貯留して濃縮する汚泥濃縮槽と、汚泥濃縮槽内の
濃縮汚泥を排出する濃縮汚泥排出手段、とを備えた回分
式汚水処理装置において、上記制御手段が、余剰汚泥排
出手段の運転時間の積算値から濃縮汚泥排出手段の運転
時間を演算して濃縮汚泥排出手段に運転指令を出力する
機能を備えている。
【0006】また請求項2に記載した第2の発明では、
上記と同様に回分槽、計測手段、排出手段、制御手段、
汚泥濃縮槽とを備えた回分式汚水処理装置において、所
定のシーケンスによる流入工程が開始されたことを示す
信号が検出されると計測及び余剰汚泥排出手段と濃縮汚
泥排出手段の運転を行うまでの待機時間のカウントを開
始し、その後回分槽内の水位が設定された上限に達した
ことを示す信号が検出された時にのみ、上記計測及び余
剰汚泥排出手段と濃縮汚泥排出手段の運転を実行する制
御手段を備えている。
【0007】また、請求項3に記載した回分式汚水処理
装置における汚泥濃度計測装置に関する第1の発明で
は、回分槽の上限水位と下限水位の間に計測手段に供給
する活性汚泥混合液の採取口を配置している。この場
合、排出工程終了後の回分槽の水位が採取口より低い時
間内に採取口を洗浄する手段を設けることができる。
【0008】また請求項5に記載した汚泥濃度計測装置
に関する第2の発明では、計測手段に供給する活性汚泥
混合液の採取口の下部に、下方から上昇して来る気泡を
受け止めて気泡が採取口に達することを阻止する気泡阻
止板を配置している。
【0009】更に請求項6に記載した第3の発明では、
計測手段に供給する活性汚泥混合液を吸引によって採取
するバキュームタンクと、このバキュームタンク内に所
定量の液が供給されたことを検出するための液面センサ
とを備えると共に、この液面センサに対して計測終了ご
とに洗浄水を噴射する洗浄手段を設けている。
【0010】また請求項7に記載した第4の発明では、
計測手段に供給する活性汚泥混合液を吸引によって採取
するバキュームタンクと、このバキュームタンク内に所
定量の液が供給されたことを検出するための液面センサ
とを備えており、計測終了ごとに洗浄水をバキュームタ
ンク内に供給してバキュームタンクと液面センサを洗浄
する洗浄手段と、所定量の洗浄水供給後、又は所定量の
活性汚泥混合液の吸引採取後に液面センサからの検出信
号を感知できない場合、若しくはバキュームタンク内の
残水排出時に液面センサからの検出信号を感知する場合
に異常と判断する異常検出手段、とを設けている。
【0011】この場合、上記の液面センサより上方に第
2の液面センサを配置し、この第2の液面センサの作動
により吸引と洗浄を強制的に停止させるように構成する
ことができる。
【0012】また請求項9に記載した第5の発明では、
採取された活性汚泥混合液を通過させて汚泥濃度を計測
する計測手段の内部に洗浄用の流体を直接噴射する洗浄
手段を設けている。
【0013】更に、請求項10に記載した第6の発明で
は、活性汚泥混合液を計測手段に供給する採取配管と、
採取された活性汚泥混合液を回分槽に戻す排出配管とを
同一の配管で兼用している。
【0014】
【作用】回分式汚水処理装置に関する請求項1の発明で
は、汚泥濃縮槽に排出されて貯留・濃縮された余剰汚泥
の量に応じて濃縮汚泥排出手段が運転されるので、汚泥
量の管理がより確実に行えるようになり、汚泥の流出、
汚泥濃度や処理水質の不安定などの運転管理の失敗を防
止することが可能となる。
【0015】回分式汚水処理装置自体の動作は施設管理
制御装置によって管理されており、あらかじめ設定され
ているシーケンスに従って流入、曝気攪拌、沈殿、排出
の各工程が汚泥濃度の計測とは無関係に順次繰り返され
る。この所定のシーケンスによる流入工程の開始は、例
えば施設管理制御装置からの流入開始信号、汚水ポンプ
の起動信号や汚水を回分槽に流入させる切換弁の起動信
号、流入工程表示ランプの点灯信号などによって検出で
きる。また、回分槽内の水位が設定された上限に達した
ことは、例えば施設管理制御装置からの流入終了信号、
回分槽の水位計からの上限信号、汚水ポンプや切換弁の
停止信号、流入工程表示ランプの消灯信号などによって
検出できる。
【0016】請求項2の発明では、これらの信号が計測
及び余剰汚泥排出手段と濃縮汚泥排出手段の運転を行う
ための基準となる時期と、実際に各排出手段を運転する
時期の検出に利用される。従って、所定のタイミングで
汚泥濃度の計測が行われ、しかも、回分槽に上限まで汚
水が流入していて計測に適した状態になっている場合に
のみ計測が行われるので、計測精度が高く、汚泥濃度を
適正に制御することが可能となる。
【0017】汚泥濃度計測装置に関する請求項3の発明
では、回分槽の上限水位と下限水位の間に活性汚泥混合
液の採取口を配置しているので、排出工程の終了時には
採取口は水面より上にある。従って、水圧の掛からない
状態で採取口を逆洗したり、洗浄水を噴射して外部から
洗浄したりすることが可能であり、目詰まりが起きにく
く、メンテナンスの頻度を低下させることができると共
に、完全混合状態の活性汚泥を採取することが容易とな
る。排出工程の終了は、例えば施設管理制御装置からの
排出終了信号、回分槽の水位計からの下限信号、上澄水
排出装置の下限信号や停止信号、排出工程表示ランプの
消灯信号などによって検出できる。また、流入工程の開
始直後も採取口は水面より上にあるので、上記のような
動作が可能である。
【0018】請求項5の発明では、活性汚泥混合液の採
取口の下部に気泡阻止板を配置しているので、曝気攪拌
中でも気泡が採取口に達することがなく、気泡が混入し
ていない活性汚泥混合液を採取して計測手段に供給する
ことができ、曝気工程での計測精度が向上される。
【0019】請求項6の発明では、計測終了ごとに洗浄
水を噴射してバキュームタンク内の液面センサを洗浄す
ることが可能であり、液面センサを常に清浄な状態に保
って正確に液面を検出できる。
【0020】請求項7の発明では、バキュームタンク内
に活性汚泥混合液の所定量を吸引採取する際に液面セン
サからの検出信号を感知できないことによって、配管の
閉塞などのために採取できないという異常を、またバキ
ュームタンクと液面センサの洗浄時に液面センサからの
検出信号を感知できないことによって、洗浄水の断水な
どのため洗浄できないという異常をそれぞれ検出するこ
とができるほか、これらの場合に液面センサの故障や断
線などの異常検出が可能である。また、バキュームタン
クからの残水排出時に液面センサからの検出信号を感知
することによって、配管の閉塞などのため排出できない
こと、あるいは汚泥の堆積による液面センサの誤作動な
どの異常を検出することができる。すなわち、液面セン
サがこれらの異常検出に兼用されているのであり、これ
らの異常検出用として新たなセンサを付加する必要がな
い。
【0021】また、この液面センサより上方に第2の液
面センサを配置し、第2の液面センサが作動した場合に
吸引と洗浄を強制的に停止させることにより、吸引用の
ポンプに水が侵入したり、洗浄水用の電磁弁に汚泥が侵
入したりするトラブルを未然に防止できる。
【0022】請求項9の発明では、洗浄用の流体を直接
噴射することにより計測手段の内部を確実に洗浄するこ
とが可能となるので、付着した汚泥で正常な計測が妨げ
られることがなく、計測値の信頼性が向上すると共にメ
ンテナンスや校正の頻度を低下させることができる。
【0023】請求項10の発明では、活性汚泥混合液の
採取配管と排出配管とを同一の配管で兼用しているの
で、配管が簡素化されると共にバルブ類の使用個数を低
減することができ、また計測手段や配管の洗浄と採取口
の逆洗を同時に行うことができるので洗浄工程が簡単と
なる。
【0024】
【実施例】次に、2個の回分槽を備えた装置における実
施例について説明する。なお、回分槽が1個の場合は、
この実施例の装置や処理の手順から一方の回分槽に関す
る部分を除けばよく、容易に実施できるので説明は省略
する。
【0025】図1において、1は汚水調整槽、2A及び
2Bは一対の回分槽、3は汚泥濃縮槽、4は汚泥貯留
槽、5は汚水供給ポンプ、6A及び6Bは各回分槽2
A,2Bの底部に設けられた給気機能付きの攪拌装置、
7A及び7Bは各回分槽2A,2Bに設けられた浮上式
の上澄水排出装置、8A及び8Bは各回分槽2A,2B
に設けられた汚泥引き抜きポンプ、9A及び9Bは各回
分槽2A,2Bに設けられた水位計、10は汚泥濃縮槽
3に設けられた濃縮汚泥引き抜きポンプである。
【0026】攪拌装置6A,6Bとしては、例えばケー
シング内に設けられたインペラで汚水を下部から吸い込
んで上部から吐き出すように構成され、更に空気の吐出
口が併設された周知の構造のものが適宜使用されてお
り、上澄水排出装置7A,7Bにも周知の構造のものが
適宜使用される。なお、この発明に直接の関係がないの
で図示は省略してあるが、各槽には必要に応じて他の各
種機器が適宜設けられている。
【0027】11はコントローラ、12はこの発明によ
って設けられた計測装置である。コントローラ11は計
測装置12とこの発明に関連する各種機器類の動作を制
御するもので、例えばマイクロコンピュータを備えたも
のが使用される。計測装置12は、コントローラ11の
指令に応じて採取・排出管13A又は13Bを経て各回
分槽2A又は2Bから活性汚泥混合液のサンプルを採取
し、サンプル中の浮遊活性汚泥の濃度を自動的に計測し
た後、採取・排出管13A又は13Bを経て元の回分槽
2A又は2Bにサンプルを戻すように構成されている。
なお、回分式汚水処理装置の流入、曝気攪拌、沈殿、排
出の各工程の動作は、図外の施設管理制御装置によって
あらかじめ設定されているシーケンスに従って制御され
る。
【0028】14A及び14Bは汚泥の採取口、15A
及び15Bは採取口14A,14Bの洗浄ノズルであ
る。回分槽2A又は2Bから処理水が排出され、水位が
下限水位になったら、コントローラ11の指令に応じ
て、次の汚水の流入と同時に計測装置12から洗浄水配
管16A又は16Bを経て洗浄水を洗浄ノズル15A,
15Bから噴射させ、採取口14A又は14Bを外部か
ら直接洗浄するように構成されている。なお、信号回路
は破線又は鎖線で示してある。
【0029】実施例の装置は上述のような構成であり、
基本的な動作は従来から周知のものと同様である。すな
わち、処理される汚水は流入路17から一旦汚水調整槽
1に流入した後、汚水供給ポンプ5によって所定量が切
換弁18を経て供給路19A又は19Bから回分槽2A
又は2Bに供給され、水位計9A又は9Bによって水位
が上限に達したことが感知されると供給は停止される。
そして攪拌装置6A,6Bのインペラのみが運転される
時には嫌気攪拌が行われ、更に吐出口から空気を噴出す
ることによって曝気攪拌が行われる。なお、攪拌は流入
が終了してから開始してもよいが、通常は流入と同時に
開始される。
【0030】これらの攪拌が終了すると沈殿工程に移
り、その後に続く排出工程で各回分槽2A,2Bの上澄
水が上澄水排出装置7A,7Bによって排出される。ま
た各回分槽2A又は2Bに生じた余剰汚泥は、排出工程
で汚泥引き抜きポンプ8A及び8Bによって汚泥排出路
20A又は20Bを経て汚泥濃縮槽3に排出されて濃縮
された後、濃縮汚泥引き抜きポンプ10によって濃縮汚
泥排出管21を経て汚泥貯留槽4に排出される。
【0031】図2は以上の基本的な動作を示したシーケ
ンス図である。(a)は曝気攪拌のみを行う場合を、(b)
は嫌気攪拌と曝気攪拌の工程を複数回繰り返す場合をそ
れぞれ示している。これらの全工程は、図示のように例
えば1サイクル6時間として1日に4回繰り返されるよ
うにあらかじめ各工程の継続時間が設定され、回分槽2
A側の処理に対して回分槽2B側の処理が3時間遅れで
同様に実施されるようになっている。なお、これらの
(a)及び(b)は攪拌装置5A,5Bの使い方で任意に切
り替えることができ、両工程は全く同じ構成の装置で実
施できる。
【0032】(a)では流入工程が開始されると同時に曝
気工程も開始され、流入工程の終了後も曝気攪拌工程が
継続される。また(b)では流入工程が開始されると同時
に嫌気攪拌が開始されて曝気攪拌と嫌気攪拌が交互に行
われ、流入工程の終了後もこの攪拌工程が継続される。
この発明による浮遊活性汚泥の濃度計測は、矢印で示す
ように(a)では曝気攪拌工程の終了時に、(b)では最後
の嫌気攪拌工程若しくは曝気攪拌工程の終了時にそれぞ
れ行われる。
【0033】図3はこの濃度計測と汚泥引き抜きに関す
る装置全体の動作手順を示したフローチャートであり、
コントローラ11による制御は各回分槽2A又は2Bへ
の汚水流入開始を示す信号が検出されることを起動条件
としている。例えば、切換弁18の起動は回分式汚水処
理装置の運転開始すなわち流入開始と見なされるので、
ステップS1の待機状態において切換弁18の起動信号
がコントローラ11で検知されると、コントローラ11
による制御が起動して計測待機状態となり、コントロー
ラ11の内蔵タイマのカウントが開始される(ステップ
S2)。なお、流入開始を示す信号は切換弁18の起動
信号に限られるものではなく、前述したような各種の信
号を適宜利用することができる。
【0034】計測は回分槽の上限まで汚水が流入してい
る時に実施する必要があるので、水位計9A又は9Bが
液面を感知して水位上限信号が出力されることが計測開
始条件となっており、ステップS3で所定の設定カウン
ト数までに水位上限信号が出力されると、コントローラ
11から計測装置12に計測開始の指令信号が出力され
てステップS4に進み、活性汚泥濃度の計測が行われ
る。この計測中に異常と判定された場合には警報信号を
発信し、動作を停止する(ステップS9)。
【0035】次のステップS5では、得られた計測値と
活性汚泥濃度の目標値との差から汚泥引き抜きポンプ7
A又は7Bの運転時間がコントローラ11で算出され、
カウント数が所定の設定値に達する排出工程の最後にポ
ンプ7A又は7Bが運転されて余剰汚泥が引き抜かれる
のであり(ステップS6)、これで活性汚泥の濃度が目
標値に保たれる。更に、コントローラ11はこの汚泥引
き抜きポンプ7A及び7Bの運転時間を積算し、この積
算値から濃縮汚泥引き抜きポンプ10の運転時間を算出
する(ステップS7)。そして、カウント数が所定の設
定値に達すると濃縮汚泥引き抜きポンプ10が運転され
て濃縮汚泥が引き抜かれるのであり(ステップS8)、
汚泥濃縮槽3の管理状態が安定に保たれる。
【0036】なお、ステップS1で切換弁18の起動信
号が検知されない場合と、ステップS3で水位上限信号
が検知されない場合にはそれぞれステップS1の待機状
態に戻る。すなわち、図1に示す汚水調整槽1の水位レ
ベルWL1,WL2,WL3は、それぞれ1回分の汚水
処理に相当する水量、1回分には満たないが汚水調整槽
1のオーバーフローを防ぐために回分槽への流入を行う
水量、流入を行わない水量に対応しており、上述の動作
はこれらの水位に応じて異なるものとなる。また、後述
するように計測中に異常信号が出力された場合にもステ
ップS1の待機状態に戻るようになっている。
【0037】例えば、汚水調整槽1の水位レベルがWL
1以上の場合には汚水供給ポンプ5が起動し、切換弁1
8を介して回分槽2A又は2Bに汚水が流入される。そ
して切換弁18が作動したことを流入開始信号としてコ
ントローラ11が感知し、コントローラ11から計測装
置12に起動開始の指令信号が出力される。次に、水位
が上限に達して水位計9A又は9Bがこれを検出したこ
とをコントローラ11が感知すると、ポンプ5と切換弁
18を停止させ、更に計測装置12に計測開始の指令が
出力されるのである。なお、ポンプ5と切換弁18の作
動は図外の施設管理制御装置によって制御される。
【0038】また、汚水調整槽1の水位レベルがWL2
の場合には、一応汚水供給ポンプ5が起動して切換弁1
8を介して回分槽2A又は2Bに汚水が流入され、切換
弁18の作動をコントローラ11が感知して計測装置1
2に起動開始の指令信号が出力される。しかし、水位が
上限に達しないうちに流入が終了するので水位計9A又
は9Bからは検出信号が出力されず、あらかじめ設定さ
れた時間を経過すると起動開始の指令はリセットされ、
待機状態に戻る。
【0039】また水位レベルがWL3の場合には、汚水
供給ポンプ5と切換弁18は起動しないので計測装置1
2に対する起動開始の指令は出力されず、待機状態がそ
のまま継続される。
【0040】次に、計測装置12の構成と図3のステッ
プS4に対応する計測動作について説明する。図4は構
成の一例を示した系統図、図5はその計測動作の基本的
なシーケンスを示す図、図6は動作手順を示したフロー
チャートである。図4において、SSはセンサ部、VT
はバキュームタンク、P−1はバキュームポンプ、C−
1は小型のエアコンプレッサ、MV−1〜MV−3はモ
ータバルブ、SV−1〜SV−6はソレノイドバルブ、
LS−1は常用の液面センサ、LS−2は非常用の第2
の液面センサである。
【0041】具体的な接続は図示の通りであって、モー
タバルブMV−1,MV−2はセンサ部SSと採取口1
4A,14Bを結ぶ採取・排出管13A,13Bにそれ
ぞれ挿入され、MV−3はセンサ部SSとバキュームタ
ンクVTを結ぶ採取・排出管22に挿入されており、抽
出されたサンプルはセンサ部SSを通って一旦バキュー
ムタンクVTに入り、計測後に元の回分槽2A又は2B
に戻される。
【0042】また、ソレノイドバルブSV−1,SV−
2は洗浄水配管16A,16Bに、SV−3はセンサ部
SSとコンプレッサC−1を結ぶ配管23に、SV−4
はセンサ部SSと洗浄水源を結ぶ配管24に、SV−5
はバキュームタンクVTを大気開放する配管25に、ま
たSV−6はバキュームタンクVTと洗浄水源を結ぶ配
管26にそれぞれ挿入されている。また、ポンプP−1
とバキュームタンクVTの間は配管27により接続され
ている。
【0043】図5の左側は回分槽2Aの排水処理運転時
においての、右側は回分槽2Bの排水処理運転時におい
ての計測装置12の計測時のシーケンスをそれぞれ示し
ている。回分槽2A,2Bの運転時の各シーケンスは施
設管理制御装置に制御されて交互に行われる。例えば、
回分槽2Aについての計測が行われる場合には、まず図
3のステップS2において回分槽2Aからの流入工程開
始の信号を計測装置12が受けることによって、採取口
洗浄の工程が開始される。
【0044】すなわち、この工程ではバルブMV−1と
SV−1,3,4が開くと共にコンプレッサC−1が運
転され、洗浄水と洗浄空気が各配管を経て採取口14A
に供給されるので、センサ部SSが洗浄される。また洗
浄ノズル15Aに洗浄水が供給されるが、この発明では
採取口14A,14Bはそれぞれの回分槽2A又は2B
の上限水位と下限水位の間に配置してあるので、排出工
程後に開始される流入工程の初期には水位は下限に近
い。このため、採取口14Aは大気中に露出した状態に
なっており、採取口14Aは採取・排出管13Aから供
給される洗浄空気と洗浄水による逆洗及び洗浄ノズル1
5Aからの洗浄水噴射によって確実に洗浄され、十分に
清浄な状態が保たれる(ステップS11)。
【0045】続いて、ステップS12で採取口14Aの
逆洗が行われ、この前後で液面センサLS−1がオンで
あれば異常と判断され、オフであれば次のステップS1
3に進み、図5に示す計測工程が開始される。
【0046】すなわち、ポンプP−1が運転されてタン
クVT内が排気され、同時にバルブMV−1とMV−3
が開く。このため、回分槽2Aからサンプルが採取され
てセンサ部SSを通ってタンクVTに入り、この時に活
性汚泥の濃度が測定される。その結果はコントローラ1
1に送られて例えば測定値の平均が算出されて記憶され
る。タンクVTの液面が上昇し、所定水位に達したこと
が液面センサLS−1で検知されるとステップS14の
排出工程となる。この時、設定時間経過した後も液面セ
ンサLS−1の検出信号が感知されないと、配管の閉塞
などのため採取できないという異常があると判断され
る。
【0047】 排出工程になると、ポンプP−1が停止
すると共にバルブSV−5が開き、タンクVT内は大気
圧に開放され、サンプルは自重によって採取・排出管1
3Aを経て回分槽2Aに戻されるのである。この時、液
面センサLS−1がオンであれば、配管の閉塞などのた
め排出できないこと、あるいは液面センサの汚泥の堆積
による誤動作などの異常と判断される。そこで、活性汚
泥混合液の採取量に対応する設定時間が経過しても液面
センサLS−1の検出信号がコントローラ11で感知さ
れない時や、排出工程を開始しても液面センサLS−1
の検出信号がコントローラ11で感知される時には、上
記の異常と判断して例えば警報を発するように構成して
ある。
【0048】以後の洗浄工程では、コンプレッサC−1
の運転と各バルブの開閉が図示のように行われる(ステ
ップS15)。そしてセンサ部SS、タンクVT、液面
センサLS−1及び各配管が洗浄され、設定時間経過し
た後も液面センサLS−1がオフであれば異常と判断さ
れ、オンであれば洗浄水が排出されて今回の計測は終了
し、ステップS16の待機状態となる。このように、セ
ンサ部SSを含む重要部分は、エア洗浄や逆洗も併用し
て十分な洗浄が行われるのである。なお、異常と判断さ
れた場合は異常警報が発信されて動作を停止する(ステ
ップS17)。
【0049】この発明では、活性汚泥混合液のサンプル
を採取口14A,14Bから計測装置12まで供給する
採取配管と、計測後のサンプルや洗浄水を回分槽2A又
は2Bに戻す排出配管とが同じ採取・排出管13A又は
13Bで兼用されている。このため、採取と排出とを別
々の配管で行う場合と比較して配管が簡素化され、使用
されるバルブ類の個数が少なくなると共に操作が単純化
されている。また、センサ部SSやバキュームタンクV
T、途中の配管などを洗浄した洗浄水を採取口14A,
14Bから逆流させて逆洗に兼用することが可能となっ
て、洗浄工程の手順が削減されるのである。
【0050】次に採取口14A,14Bの配置について
説明する。従来の回分式汚水処理装置では、汚水を確実
に吸引できるようにするために採取口を回分槽の下限水
位以下のレベルに配置していた。このため、採取口に水
圧がかかるために逆洗が不確実となり、しかも外部から
の洗浄も十分に行うことは困難であるという問題点があ
り、採取口の詰まりなどのトラブルを生ずる可能性が高
かった。
【0051】これに対して、この発明では採取口を回分
槽の上限水位と下限水位の間に配置することによって上
記のような問題の発生を防止している。すなわち、図7
は採取口14A又は14Bの配置を示した回分槽2A又
は2Bの断面図であり、図中に示すように回分槽2A及
び2Bの底部から下限水位L.W.L.までの高さをh
1、上限水位H.W.L.までをh2、採取口までをHと
すると、h1<H<h2となるような位置に採取口14A
及び14Bを配置している。
【0052】このような配置によれば、排出工程後は採
取口14A,14Bは汚水水面の上にあって水圧が掛か
らないので、洗浄水を採取口から噴出させて行う逆洗が
確実にでき、また洗浄ノズル15A,15Bから噴射さ
れる洗浄水15aで外部から確実に洗浄することも可能
となるので、測定の都度採取口14A,14Bを洗浄す
ることができる。また、採取口14A,14Bの先端に
は目の細かい円筒状のフィルタ31が備えられており、
このフィルタ31を横長に配置すると共にその上部に洗
浄ノズル15A,15Bを配置してあるので、洗浄水が
当たりやすく外部洗浄はより確実に行われる。
【0053】このため、フィルタ31の目詰まりが起き
にくくなって完全混合状態の活性汚泥を採取することが
可能となり、また必要なメンテナンスの回数も低減され
るのである。なお、前述したように水位計9A又は9B
から検出信号が出力されないと計測は行われないので、
汚水の流入量が少なくて採取口14A,14Bが水面上
に露出している場合に吸引動作が行われることはない。
【0054】図8は光線透過法によって計測を行うセン
サ部SSの一例であり、計測セルSS−1を挟んで光源
ランプSS−2と検出器SS−3を対向配置し、計測セ
ルSS−1内に活性汚泥混合液のサンプル32を通水し
た時の検出器SS−3の検出出力によって活性汚泥濃度
を計測する構造となっている。従って、サンプル32に
気泡33が混入していると液相が不均一となり、光学的
な検出方式、例えば透過光や散乱光による検出では気泡
のために正常な計測ができず、特に曝気工程中の計測が
困難になる可能性がある。なお、センサ部SSとしては
例示したような光線透過法によるもののほか、例えば超
音波式や赤外線式など他の方式のものでも使用可能であ
り、これらの場合でも気泡によって正常な計測ができな
くなる点は光線透過法と同様である。
【0055】そこでこの発明では、図7に示すように採
取口14A,14Bの下部に気泡阻止板34を設け、下
方から上昇して来る気泡を受け止めて気泡が採取口に達
することを防ぐようにしてある。図9及び図10は気泡
阻止板34の形状を例示したものであり、図9は半円筒
状に湾曲した板を下向きに伏せた形状、図10は鈍角状
に折り曲げた板を下向きに伏せた形状であって、いずれ
も両縁が低くなるように傾斜させることにより上面に汚
泥が堆積しないようにしてある。
【0056】従って、沈殿工程中に気泡阻止板34に汚
泥が堆積することはなく、また気泡33は気泡阻止板3
4で受け止められてその周囲から上昇するため採取口1
4A,14Bに直接達することがない。従って、曝気工
程中でも気泡がサンプルと共に計測装置12のセンサ部
SSまで吸い込まれることが防止され、計測を支障なく
行うことが可能となる。なお、実施例の気泡阻止板34
は支持金具34aで取り付けられており、採取口14
A,14Bの支持台を兼ねた構造となっている。
【0057】活性汚泥混合液は上述したように吸引方式
で採取されるので、バキュームタンクVT内の液面セン
サLS−1が汚泥に接触して汚泥が付着あるいは堆積
し、その量が時間の経過と共に増加して液面センサの正
常な作動が妨げられるようになる可能性がある。そのた
め、この発明では図11乃至図13に示すように液面セ
ンサを洗浄できるようにしてある。
【0058】図11において、36はバキュームタンク
VTの内面上部に設けられた洗浄ノズルであって、配管
26から供給される洗浄水36aをタンクVT内に広く
噴射してタンクVTを洗浄すると共に、噴射された洗浄
水36aの一部が直接当たって液面センサLS−1も洗
浄され、付着あるいは堆積している汚泥37が除去され
るように構成してある。この洗浄は図6のフローチャー
トにおけるステップS15で計測の都度行われるので、
液面センサの機能は十分に確保されて常に正常に作動す
ることになり、センサの誤動作が防止されると共に必要
なメンテナンスの頻度を低減することができる。
【0059】液面センサLS−1としては静電容量式、
電極式、フロート式など各種のセンサが使用可能であ
り、洗浄水はそれぞれのセンサに応じて適切な位置に適
切な方向から噴射される必要がある。すなわち、図11
は静電容量式センサを用いた例であって、この場合には
表面にまとわりついた汚泥37を洗い流すような位置に
洗浄水を当て、電極式センサを用いた図12の例では2
本の電極間に堆積した汚泥37を洗い流すような位置に
洗浄水を当てるように構成される。またフロート式セン
サを用いた図13の例では、フロート上部に汚泥37が
堆積するとスイッチが入らず、フロート下部に汚泥37
が堆積するとスイッチが切れなくなるので、フロートの
上下に洗浄水を当てなければならない。
【0060】このように、汚泥37の付着や堆積の状況
はセンサの種類で異なり、また同種類のセンサであって
もフロートなどの形状やサンプルの吸引方法によっても
異なるので、状況に応じて洗浄水を当てる位置や方向は
変更しなければならない。この変更は洗浄ノズル36の
形状の変更、水圧や水量の調整などで対応できるが、場
合によってはタンク内の洗浄を兼ねた図示のようなノズ
ル36ではなく、液面センサLS−1に対する専用の洗
浄ノズルを別に設けるようにしてもよい。
【0061】上記の洗浄は前述したように図6のステッ
プS15で行われ、洗浄水は液面センサLS−1とバキ
ュームタンクVTを洗いながらタンクVT内に貯留さ
れ、液面センサLS−1の水位に達するとこれを作動さ
せる。コントローラ11はこの検出信号を受信するとソ
レノイドバルブSV−6を停止させ、モータバルブMV
−3を作動させてタンクVT内の洗浄水を排出するので
あるが、洗浄水の断水、液面センサLS−1の故障や信
号回路の断線などの異常があると上記の検出信号が発信
されない。
【0062】そこで、洗浄水の供給量に対応する設定時
間が経過しても検出信号がコントローラ11で感知され
ない時には、上記の異常と判断して例えば警報を発する
ように構成してある。このように、液面センサLS−1
は単なるバキュームタンクVT内の水位検出用としてだ
けではなく、採取不良、検出不良、断水、その他各機器
の誤動作や故障などの異常の検出用として兼用されてい
るのである。
【0063】更にこの実施例では、図4に示したように
非常用の安全装置として第2の液面センサLS−2をバ
キュームタンクVT内に設けてあり、液面センサLS−
1よりも高い水位で作動するようにセンサLS−1の上
方に配置してある。すなわち、図6のステップS13に
おいて、計測のためにバキュームタンクVT内に活性汚
泥混合液を吸引することにより、また図6のステップS
15において、洗浄のためにバキュームタンクVTと液
面センサLS−1にソレノイドバルブSV−6からの洗
浄水を当てることによって、タンクVT内の水位はそれ
ぞれ上昇するが、水位が所定値に達したにもかかわらず
液面センサLS−1が作動しないと吸引動作がそのまま
続けられることになり、バキュームポンプP−1やソレ
ノイドバルブSV−5,SV−6などに水や汚泥が侵入
し、これらの機器を故障させる恐れがある。
【0064】液面センサLS−2はこのような時に液面
を検出すると電源38の電源スイッチ39を強制的に切
るように構成されており、液面センサLS−1やコント
ローラ11の故障時にコントローラ11やポンプP−1
を緊急停止させるのである。この液面センサLS−2と
しては、前述の液面センサLS−1と同様に静電容量
式、電極式、フロート式など各種のセンサが使用可能で
ある。
【0065】上記のような各種の異常時においては、こ
の発明による汚泥濃度の計測やそれに基づく汚泥引き抜
き及び濃縮汚泥の引き抜きは行われず、タイマによる制
御に切り替えられる。すなわち、図1において41はこ
のためのタイマであり、鎖線で示す汚泥引き抜きポンプ
8A及び8Bと濃縮汚泥引き抜きポンプ10に対する信
号回路はコントローラ11からタイマ41側に切り替え
られ、あらかじめ設定されたプログラムに従ってポンプ
8A,8B及び10が運転されるのである。
【0066】次に、センサ部SSの内部洗浄について述
べる。図14において、活性汚泥混合液のサンプルは配
管22などを通じて紙面に垂直な方向に計測セルSS−
1内を流れるのであるが、この配管22などを通じて洗
浄空気や洗浄水を供給するとセンサ部に到達するまでに
空気圧や水圧が低下し、セルSS−1の内面に付着ある
いは堆積している汚泥37を確実に除去することができ
ない。
【0067】この発明ではこのような問題点を解決する
ために、計測セルSS−1に噴射ノズル42を設け、こ
れにコンプレッサC−1からの配管23を接続し、洗浄
用の高圧空気42aがサンプルの流れとは別な方向から
計測セルSS−1内に直接噴射されるようにしてある。
これにより、洗浄効率が増大してセルSS−1の内面に
付着あるいは堆積している汚泥37が十分に除去される
ようになり、センサ部SSのメンテナンスと校正の頻度
を低減することが可能となる。なお、噴射される流体は
実施例のような空気ではなく水あるいは水と空気の混合
体であってもよく、また、計測セルSS−1の壁面に垂
直に洗浄流体を噴射させた場合に良好な洗浄効果が得ら
れている。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この出
願の回分式汚水処理装置に関する第1の発明は、汚泥濃
度を計測して目標とする汚泥濃度が得られるように余剰
汚泥排出手段を運転して余剰汚泥を汚泥濃縮槽に排出す
ると共に、余剰汚泥排出手段の運転時間の積算値から濃
縮汚泥排出手段の運転時間を演算して濃縮汚泥を引き抜
くようにしたものである。従って、汚泥濃縮槽に貯留・
濃縮された余剰汚泥の量に応じて濃縮汚泥排出手段が運
転されるので、汚泥量の管理がより確実に行えるように
なり、汚泥の流出、汚泥濃度や処理水質の不安定などの
運転管理の失敗を防止することが可能となる。
【0069】また同装置に関する第2の発明は、処理さ
れる汚水の回分槽への流入が開始されると計測及び余剰
汚泥排出手段と濃縮汚泥排出手段の運転を行うまでの待
機時間のカウントを開始し、その後回分槽内の水位が設
定された上限に達した時にのみ、上記計測及び各排出手
段の運転を行うようにしたものである。従って、あらか
じめ設定されているシーケンスに従って汚泥濃度の計測
とは無関係に繰り返される回分式汚水処理装置の動作に
対して、タイミングが適切でしかも計測に適した状態に
なっている場合にのみ汚泥濃度を計測するので高い計測
精度が得られ、汚泥濃度を適正に制御することが可能と
なる。
【0070】また、汚泥濃度計測装置に関する第1の発
明は、回分槽の上限水位と下限水位の間に計測手段に供
給する活性汚泥混合液の採取口を配置したものである。
従って、排出工程の終了時には採取口は水面より上にあ
り、水圧の掛からない状態で採取口を逆洗したり、洗浄
水を噴射して外部から洗浄したりすることが可能とな
り、目詰まりが起きにくく、メンテナンスの頻度を低下
させることができると共に、完全混合状態の活性汚泥を
採取することが容易となる。
【0071】また同装置に関する第2の発明は、計測手
段に供給する活性汚泥混合液の採取口の下部に、下方か
ら上昇して来る気泡を受け止めて気泡が採取口に達する
ことを阻止する気泡阻止板を配置したものである。従っ
て、曝気攪拌中でも気泡が混入していない活性汚泥混合
液を採取して計測手段に供給することができ、曝気工程
での計測精度が向上される。
【0072】更に同装置に関する第3の発明は、計測手
段に供給する活性汚泥混合液を吸引によって採取するバ
キュームタンクと、このバキュームタンク内に所定量の
液が供給されたことを検出するための液面センサとを備
えると共に、この液面センサに対して計測終了ごとに洗
浄水を噴射する洗浄手段を設けたものである。従って、
液面センサを常に清浄な状態に保つことができ、正確な
水位検出を行うことが可能となる。
【0073】また同装置の第4の発明では、計測手段に
供給する活性汚泥混合液を吸引によって採取するバキュ
ームタンクと、このバキュームタンク内に所定量の液が
供給されたことを検出する液面センサとを備えており、
バキュームタンク内に活性汚泥混合液の所定量を吸引採
取する際に液面センサからの検出信号を感知できない場
合、バキュームタンクからの残水排出時に液面センサか
らの検出信号を感知する場合に異常と判断するようにし
たものである。更に、計測終了ごとに洗浄水をバキュー
ムタンク内に供給してバキュームタンクと液面センサと
を洗浄すると共に、所定量の洗浄水供給後に液面センサ
からの検出信号を感知できない場合に異常と判断するよ
うにしたものである。従って、採取不良、排出不良ある
いは洗浄水の断水及び液面センサの故障や断線などの異
常を検出することが可能であり、異常検出用として新た
なセンサを付加する必要がない。
【0074】また、この液面センサより上方に第2の液
面センサを配置し、この第2の液面センサが作動した場
合に吸引と洗浄を強制的に停止させるようにしたもので
は、吸引用のポンプに水が侵入したり、洗浄水用の電磁
弁に汚泥が侵入したりするようなトラブルが未然に防止
される。
【0075】また同装置の第5の発明は、採取された活
性汚泥混合液を通過させて汚泥濃度を計測する計測手段
の内部に洗浄用の流体を直接噴射する洗浄手段を設けた
ものである。従って、計測手段の内部が確実に洗浄され
て付着あるいは堆積した汚泥で正常な計測が妨げられる
ことがなくなり、計測値の信頼性が向上すると共にメン
テナンスや校正の頻度を低下させることができる。
【0076】更に、同装置の第6の発明は、活性汚泥混
合液を計測手段に供給する採取配管と、採取された活性
汚泥混合液を回分槽に戻す排出配管とを同一の配管で兼
用したものであり、配管が簡素化されると共にバルブの
使用個数を低減することができ、また計測手段や配管の
洗浄と採取口の逆洗を同時に行うことができるので洗浄
工程が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】同実施例の基本的な動作の概略を示すシーケン
ス図である。
【図3】同実施例の装置全体の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】同実施例の計測装置の構成の一例を示す系統図
である。
【図5】同計測装置の基本的な動作を示すシーケンス図
である。
【図6】同計測装置の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】同計測装置における採取口の配置を示す側面図
である。
【図8】同計測装置におけるセンサ部の動作状態の説明
図である。
【図9】同計測装置における気泡阻止板の例を示す正面
図及び側面図である。
【図10】同計測装置における気泡阻止板の他の例を示
す正面図及び側面図である。
【図11】同計測装置における液面センサの洗浄手段の
例を示す概略側面図である。
【図12】同計測装置における他の液面センサの洗浄手
段の例を示す概略側面図である。
【図13】同計測装置における他の液面センサの洗浄手
段の例を示す概略側面図である。
【図14】同計測装置におけるセンサ部の洗浄手段の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
2A,2B 回分槽 3 汚泥濃縮槽 8A,8B 汚泥引き抜きポンプ 9A,9B 水位計 10 濃縮汚泥引き抜きポンプ 11 コントローラ 12 計測装置 13A,13B 採取・排出管 14A,14B 採取口 15A,15B 洗浄ノズル 32 サンプル 33 気泡 34 気泡阻止板 36 洗浄ノズル 36a 洗浄水 37 汚泥 42 噴射ノズル SS センサ部 VT バキュームタンク P−1 バキュームポンプ C−1 エアコンプレッサ MV−1〜MV−3 モータバルブ SV−1〜SV−6 ソレノイドバルブ LS−1 液面センサ LS−2 第2の液面センサ SS−1 計測セル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入、曝気攪拌、沈殿、排出の各工程を
    順次行う回分槽と、回分槽内の活性汚泥濃度を計測する
    計測手段と、回分槽内の余剰汚泥を排出する余剰汚泥排
    出手段と、計測手段によって計測された汚泥濃度に応じ
    て目標とする汚泥濃度が得られるように余剰汚泥排出手
    段に運転指令を出力する制御手段と、排出された余剰汚
    泥を貯留して濃縮する汚泥濃縮槽と、汚泥濃縮槽内の濃
    縮汚泥を排出する濃縮汚泥排出手段、とを備えた回分式
    汚水処理装置において、上記制御手段が、余剰汚泥排出
    手段の運転時間の積算値から濃縮汚泥排出手段の運転時
    間を演算して濃縮汚泥排出手段に運転指令を出力する機
    能を備えていることを特徴とする回分式汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 流入、曝気攪拌、沈殿、排出の各工程を
    順次行う回分槽と、回分槽内の活性汚泥濃度を計測する
    計測手段と、回分槽内の余剰汚泥を排出する余剰汚泥排
    出手段と、計測手段によって計測された汚泥濃度に応じ
    て目標とする汚泥濃度が得られるように余剰汚泥排出手
    段に運転指令を出力する制御手段と、排出された余剰汚
    泥を貯留して濃縮する汚泥濃縮槽と、汚泥濃縮槽内の濃
    縮汚泥を排出する濃縮汚泥排出手段、とを備えた回分式
    汚水処理装置において、所定のシーケンスによる流入工
    程が開始されたことを示す信号が検出されると計測及び
    余剰汚泥排出手段と濃縮汚泥排出手段の運転を行うまで
    の待機時間のカウントを開始し、その後回分槽内の水位
    が設定された上限に達したことを示す信号が検出された
    時にのみ、上記計測及び余剰汚泥排出手段と濃縮汚泥排
    出手段の運転を実行する制御手段を備えたことを特徴と
    する回分式汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 回分槽の上限水位と下限水位の間に、計
    測手段に供給する活性汚泥混合液を採取する採取口を配
    置したことを特徴とする回分式汚水処理装置の汚泥濃度
    計測装置。
  4. 【請求項4】 排出工程終了後の回分槽の水位が採取口
    より低い時間内に採取口を洗浄する手段を設けた請求項
    3記載の回分式汚水処理装置の汚泥濃度計測装置。
  5. 【請求項5】 計測手段に供給する活性汚泥混合液の採
    取口の下部に、下方から上昇して来る気泡を受け止めて
    気泡が採取口に達することを阻止する気泡阻止板を配置
    したことを特徴とする回分式汚水処理装置の汚泥濃度計
    測装置。
  6. 【請求項6】 計測手段に供給する活性汚泥混合液を吸
    引によって採取するバキュームタンクと、このバキュー
    ムタンク内に所定量の液が供給されたことを検出するた
    めの液面センサとを備えると共に、この液面センサに対
    して計測終了ごとに洗浄水を噴射する洗浄手段を設けた
    ことを特徴とする回分式汚水処理装置の汚泥濃度計測装
    置。
  7. 【請求項7】 計測手段に供給する活性汚泥混合液を吸
    引によって採取するバキュームタンクと、このバキュー
    ムタンク内に所定量の液が供給されたことを検出するた
    めの液面センサとを備えており、計測終了ごとに洗浄水
    をバキュームタンク内に供給してバキュームタンクと液
    面センサを洗浄する洗浄手段と、所定量の洗浄水供給
    後、又は活性汚泥混合液の吸引採取後に液面センサから
    の検出信号を感知できない場合、若しくはバキュームタ
    ンク内の残水排出時に液面センサからの検出信号を感知
    する場合に異常と判断する異常検出手段、とを設けたこ
    とを特徴とする回分式汚水処理装置の汚泥濃度計測装
    置。
  8. 【請求項8】 液面センサより上方に第2の液面センサ
    を配置し、この第2の液面センサの作動により吸引と洗
    浄を強制的に停止させる安全装置を設けた請求項6記載
    の回分式汚水処理装置の汚泥濃度計測装置。
  9. 【請求項9】 採取された活性汚泥混合液を通過させて
    汚泥濃度を計測する計測手段の内部に洗浄用の流体を直
    接噴射する洗浄手段を設けたことを特徴とする回分式汚
    水処理装置の汚泥濃度計測装置。
  10. 【請求項10】 活性汚泥混合液を計測手段に供給する
    採取配管と、採取された活性汚泥混合液を回分槽に戻す
    排出配管とを同一の配管で兼用したことを特徴とする回
    分式汚水処理装置の汚泥濃度計測装置。
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