JPH08251474A - 動きベクトル検出装置,動きベクトル検出方法,画像ぶれ補正装置,画像追尾装置及び撮像装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置,動きベクトル検出方法,画像ぶれ補正装置,画像追尾装置及び撮像装置

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JPH08251474A
JPH08251474A JP5575195A JP5575195A JPH08251474A JP H08251474 A JPH08251474 A JP H08251474A JP 5575195 A JP5575195 A JP 5575195A JP 5575195 A JP5575195 A JP 5575195A JP H08251474 A JPH08251474 A JP H08251474A
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motion vector
area
image
screen
motion
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Kazuya Inao
和也 稲生
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の動きベクトルを検出する装置におい
て、画像中に複数の移動物が存在する場合でも画像全体
の動きベクトルを精度良く検出できるようにし、画像ぶ
れ補正や画像追尾処理を効果的に行えるようにする。 【構成】 画面中の複数のブロック位置での画像の動き
ベクトルを動きベクトル検出回路13により検出し、検
出した動きベクトルが有効か否かを信頼性判定手段14
により判定する。また、画面をそれぞれ動きベクトルの
異なる複数の領域に分割する画面分割手段4と、分割さ
れた領域の一つを所定の条件に従って選択する領域選択
手段5を設け、これらに上記判定手段14で有効と判定
された動きベクトルを送出する。そして、領域選択手段
5で選択された領域の動きベクトルから画像全体の動き
ベクトルを動きベクトル決定手段15により決定し、そ
の動きベクトルを用いて画像ぶれ補正や画像追尾処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の動きベクトルを
検出する動きベクトル検出装置,動きベクトル検出方
法,動きベクトル検出装置を用いた画像ぶれ補正装置,
画像追尾装置及び撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像の動きベクトルを検出する手段とし
て、従来相関演算に基づく相関法やブロックマッチング
法が知られている。
【0003】ブロックマッチング法は、入力された画像
信号を複数の適当な大きさのブロック(例えば8画素×
8ライン)に分割し、このブロック単位で前のフィール
ド(またはフレーム)の一定範囲の画素との差を計算
し、この差の絶対値の和が最小となる前のフィールド
(またはフレーム)のブロックを探索する方法である。
そして、画面間の相対的なずれが、そのブロックの動き
ベクトルを示している。
【0004】また、マッチング演算については、尾上守
夫等により、情報処理Vol.17,No.7,p.634 〜640 July 1
976 で詳しく論じられている。
【0005】図13は上記ブロックマッチング法を用い
た従来の動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図
であり、以下この図を用いてその構成及び動作を簡単に
説明する。
【0006】動きベクトルの検出対象となる画像信号が
空間周波数フィルタ10に印加されると、フィルタ10
はその画像信号から動きベクトル検出に有用な空間周波
数成分を抽出する。即ち、画像信号の低空間周波数成分
及び高空間周波数成分を除去する。
【0007】上記フィルタ10を通過した画像信号は、
相関演算回路11及び1フィールド期間遅延手段として
設けられたメモリ12に印加される。相関演算回路11
には更にメモリ12より前フィールドの画像信号が印加
されている。そして、相関演算回路11はブロックマッ
チング法に従い、ブロック単位に現フィールドと前フィ
ールドの相関演算を行い、その結果を動きベクトル検出
回路13に出力する。
【0008】動きベクトル検出回路13は、相関演算回
路11からの相関値を用いて、ブロック単位の動きベク
トルを検出する。具体的には、相関値が最小となる前フ
ィールドのブロックを探索し、その相対的なずれを動き
ベクトルとする。
【0009】上記動きベクトル検出回路13は、検出し
たブロック単位の動きベクトルを信頼性判定手段14に
送出する。信頼性判定手段14は、各ブロックの動きベ
クトルの信頼性を評価し、信頼性の高い動きベクトルを
動きベクトル決定手段15に出力する。
【0010】動きベクトル決定手段15は、信頼性判定
手段14から送出された動きベクトルから、全体の動き
ベクトルを決定する。この全体の動きベクトルは、信頼
性の高い動きベクトルの平均値または中央値として求め
られる。そして、この領域の動きベクトルが画像全体の
動きベクトルとして出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、画像中に複数の移動物がある場合の処理が不
十分であり、以下のような問題点があった。
【0012】即ち、検出された動きベクトルの平均値を
全体の動きベクトルにすると、画像中の複数の移動物の
動きが混合してしまう。例えば、平均値を用いて画像ぶ
れ補正処理をした場合、画面が移動物に引っ張られたよ
うな動きをしてしまう。
【0013】また、検出された動きベクトルの中央値を
全体の動きベクトルにすると、画像中の移動物の大きさ
及び数によって動きベクトルの信頼性が異なってしま
う。例えば、中央値を用いて画像ぶれ補正した場合、移
動物が多いと防振対象が随時変化し、適切な画像ぶれ補
正ができない。
【0014】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、画像中に複数の移動物が存在する場合
でも、画像全体の動きベクトルを精度良く検出すること
ができる動きベクトル検出装置及びその検出方法、また
これを用いた画像ぶれ補正装置、画像追尾装置、更にこ
れらの装置を備えた撮像装置を提供することを目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動きベクト
ル検出装置は、次のように構成したものである。
【0016】(1)画面中の複数の位置での画像の動き
ベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそ
れぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面
分割手段と、分割された領域の一つを所定の条件に従っ
て選択する領域選択手段と、選択された領域の動きベク
トルから画像全体の動きを代表する動きベクトルを決定
する動きベクトル決定手段とを備えた。
【0017】(2)上記(1)の装置において、画面分
割手段は、画面の各位置での動きベクトルの大きさに応
じて分割精度を変えるようにした。
【0018】(3)上記(1)または(2)の装置にお
いて、領域選択手段は、複数の領域のうち最も範囲が大
きな領域を選択するようにした。
【0019】(4)上記(1)または(2)の装置にお
いて、領域選択手段は、複数の領域のうち最も動きベク
トルが小さな領域を選択するようにした。
【0020】(5)上記(1)または(2)の装置にお
いて、領域選択手段は、複数の領域のうち前回選択した
領域に重なる範囲が最も大きな領域を選択するようにし
た。
【0021】(6)上記(1)または(2)の装置にお
いて、領域選択手段は、複数の領域のうち、最も範囲が
大きな領域と、最も動きベクトルが小さな領域と、前回
選択した領域に重なる範囲が最も大きな領域の何れかを
選択するようにした。
【0022】本発明に係る画像ぶれ補正装置は、次のよ
うに構成したものである。
【0023】(7)画面中の複数の位置での画像の動き
ベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそ
れぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面
分割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選択
手段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体の
動きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル決
定手段とからなる動きベクトル検出装置を備えた。
【0024】(8)上記(7)の装置において、動きベ
クトル検出装置の画面分割手段は、画面の各位置での動
きベクトルの大きさに応じて分割精度を変えるようにし
た。
【0025】(9)上記(7)または(8)の装置にお
いて、動きベクトル検出装置の領域選択手段は、複数の
領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も動きベクト
ルが小さな領域と、前回選択した領域に重なる範囲が最
も大きな領域の何れかを選択するようにした。
【0026】本発明に係る画像追尾装置は、次のように
構成したものである。
【0027】(10)画面中の複数の位置での画像の動
きベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面を
それぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画
面分割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選
択手段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体
の動きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル
決定手段とからなる動きベクトル検出装置を備えた。
【0028】(11)上記(10)の装置において、動
きベクトル検出装置の画面分割手段は、画面の各位置で
の動きベクトルの大きさに応じて分割精度を変えるよう
にした。
【0029】(12)上記(10)または(11)の装
置において、動きベクトル検出装置の領域選択手段は、
複数の領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も動き
ベクトルが小さな領域と、前回選択した領域に重なる範
囲が最も大きな領域の何れかを選択するようにした。
【0030】本発明に係る撮像装置は、次のように構成
したものである。
【0031】(13)画面中の複数の位置での画像の動
きベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面を
それぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画
面分割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選
択手段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体
の動きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル
決定手段とからなる動きベクトル検出装置を備えた画像
ぶれ補正装置を有するようにした。
【0032】(14)上記(13)の装置において、画
像ぶれ補正装置の画面分割手段は、画面の各位置での動
きベクトルの大きさに応じて分割精度を変えるようにし
た。
【0033】(15)上記(13)または(14)の装
置において、画像ぶれ補正装置の領域選択手段は、複数
の領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も動きベク
トルが小さな領域と、前回選択した領域に重なる範囲が
最も大きな領域の何れかを選択するようにした。
【0034】また本発明に係る撮像装置は、次のように
構成したものである。
【0035】(16)画面中の複数の位置での画像の動
きベクトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面を
それぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画
面分割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選
択手段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体
の動きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル
決定手段とからなる動きベクトル検出装置を備えた画像
追尾装置を有するようにした。
【0036】(17)上記(16)の装置において、画
像追尾装置の画面分割手段は、画面の各位置での動きベ
クトルの大きさに応じて分割精度を変えるようにした。
【0037】(18)上記(16)または(17)の装
置において、画像追尾装置の領域選択手段は、複数の領
域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も動きベクトル
が小さな領域と、前回選択した領域に重なる範囲が最も
大きな領域の何れかを選択するようにした。
【0038】(19)本発明に係る動きベクトル検出方
法は、画面中の複数の位置での画像の動きベクトルを検
出し、その画面をそれぞれ動きベクトルの異なる複数の
領域に分割し、この分割された複数の領域の中から所定
の条件に従って一つの領域を選択し、その選択された領
域の動きベクトルから画像全体の動きを代表する動きベ
クトルを検出するようにしたものである。
【0039】(20)また上記(19)の検出方法にお
いて、分割された画面の複数の領域の中から、最も範囲
が大きな領域と、最も動きベクトルが小さな領域と、前
回選択した領域に重なる範囲が最も大きな領域の何れか
を選択するようにしたものである。
【0040】
【作用】本発明の動きベクトル検出装置及びその検出方
法においては、画面をそれぞれ動きベクトルの異なる複
数の領域に分割し、その中から所定の条件に従って一つ
の領域を選択し、その領域の動きベクトルから画像全体
の動きベクトルを決定するようにしているので、画像全
体の動きベクトルを精度良く検出することができる。
【0041】また本発明の画像ぶれ補正装置において
は、上記構成の動き検出装置を備えているので、精度の
良い画像ぶれ補正を行うことができる。
【0042】また本発明の画像追尾装置においては、上
記構成の動き検出装置を備えているので、精度の良い画
像追尾処理を行うことができる。
【0043】また本発明の撮像装置においては、上記の
動きベクトル検出装置を備えた画像ぶれ補正装置あるい
は画像追尾装置を有しているので、高性能の撮像を行う
ことができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0045】(動きベクトル検出装置の実施例)図1は
本発明に係る動きベクトル検出装置の概略構成を示すブ
ロック図であり、図13と同一符号は同一構成要素を示
している。
【0046】動きベクトルの検出対象となる画像信号
は、まず空間周波数フィルタ10に印加される。フィル
タ10は、その画像信号から動きベクトル検出に有用な
空間周波数成分を抽出する。即ち、画像信号の低空間周
波数成分及び高空間周波数成分を除去する。
【0047】上記フィルタ10を通過した画像信号は、
相関演算回路11及び1フィールド期間遅延手段として
設けられたメモリ12に印加される。相関演算回路11
には、更にメモリ12より前フィールドの画像信号が印
加されている。そして、相関演算回路11は前述のブロ
ックマッチング法に従い、ブロック単位に現フィールド
と前フィールドの相関演算を行い、その結果を動きベク
トル検出回路13に出力する。
【0048】動きベクトル検出回路13は、画面中の複
数のブロック位置での画像の動きベクトルを検出するも
のであり、相関演算回路11からの相関値を用いて、ブ
ロック単位の動きベクトルを検出する。具体的には、相
関値が最小となる前フィールドのブロックを探索し、そ
の相対的なずれを動きベクトルとする。
【0049】上記動きベクトル検出回路13は、検出し
たブロック単位の動きベクトルを信頼性判定手段14に
送出する。信頼性判定手段14は、各ブロックの動きベ
クトルの信頼性を評価し、有効,無効を判定する。そし
て、信頼性の高い動きベクトルを画面分割手段4に出力
する。
【0050】画面分割手段4は、信頼性判定手段14か
ら送られてきた動きベクトルに基づき、画面をそれぞれ
動きベクトルの異なる複数の領域に分割するものであ
り、その分割結果を領域選択手段5に出力する。
【0051】領域選択手段5は、上記画面分割手段4に
より分割された複数の領域の中から所定の条件に従って
一つの領域を選択するものであり、その選択結果を動き
ベクトル決定手段15に出力する。
【0052】そして、動きベクトル決定手段15は、領
域選択手段5により選択された領域の動きベクトルか
ら、その領域全体の動きベクトルを決定する。この全体
の動きベクトルは、信頼性の高い動きベクトルの平均値
あるいは中央値として求められ、この領域の動きベクト
ルが画像全体の動きベクトルとして出力される。
【0053】このように、画面をそれぞれ動きベクトル
の異なる複数の領域に分割し、その中から所定の条件に
従って一つの領域を選択し、その領域の動きベクトルか
ら画像全体を代表する動きベクトルを決定するようにし
ているので、画像中に複数の移動物が存在する場合で
も、画像全体の動きベクトルを精度良く検出することが
できる。
【0054】(画像ぶれ補正装置及び画像追尾装置の実
施例)図2は上記の動きベクトル検出装置を備えた画像
ぶれ補正装置及び画像追尾装置の概略構成を示すブロッ
ク図であり、この画像ぶれ補正装置と画像追尾装置は同
一の構成ブロックで表わされる。
【0055】図2において、入力クロマ信号はメモリ2
0に加えられ、入力輝度信号はメモリ21及び図1の構
成の動きベクトル検出装置1に加えられる。そして、メ
モリ20は入力クロマ信号を一時記憶し、メモリ21は
入力輝度信号を一時記憶する。
【0056】動きベクトル検出装置1は、入力輝度信号
より画像全体の動きベクトルを上述のようにして検出
し、検出した動きベクトルを積分手段22に送出する。
【0057】積分手段は、検出された動きベクトルを積
分し、メモリ読み出し手段23は、積分された動きベク
トルに従ってメモリ20,メモリ21の読み出し部分を
制御する。これにより、メモリ20からはクロマ信号、
メモリ21からは輝度信号がそれぞれ送出される。
【0058】そして、このように構成された画像ぶれ補
正装置、画像追尾装置は、それぞれ精度の良い画像ぶれ
補正、画像追尾処理を行うことができ、高性能の装置を
実現することができる。
【0059】(撮像装置の実施例)図3は上述の画像ぶ
れ補正装置または画像追尾装置を有する撮像装置の概略
構成を示すブロック図であり、以下その構成及び動作に
ついて説明する。
【0060】図3において、被写体画像は撮像レンズ3
0を通り、撮像素子であるCCD31によって電気信号
に変換される。このCCD31の出力は、サンプルホー
ルド(S/H)回路32を経て自動利得制御(AGC)
回路33に送出される。
【0061】AGC回路33のアナログ出力は、A/D
変換器34によりディジタル信号に変換され、輝度信号
(Y)と色信号(C)のY/C分離回路35に入力され
る。Y/C分離回路35は、2つの1H遅延線と、入力
信号及び2H遅延信号を加算する加算器からなり、該加
算器の出力は色信号処理回路であるCプロセス回路36
に加えられ、また1H遅延信号は輝度信号処理回路であ
るYプロセス回路37に加えられる。
【0062】Cプロセス回路36は、Y/C分離回路3
5より出力された色信号からクロマ信号を生成し、Yプ
ロセス回路37は、Y/C分離回路35より出力された
輝度信号に対して、エッジ強調,ガンマ補正等の処理を
行う。
【0063】上記Cプロセス回路36から出力されたク
ロマ信号及びYプロセス回路37から出力された輝度信
号は、図2の構成の画像ぶれ補正装置または画像追尾装
置2に入力される。そして、画像ぶれ補正装置の場合
は、ここからぶれ補正されたクロマ信号及び輝度信号が
出力される。また画像追尾装置の場合は、ここから追尾
処理されたクロマ信号及び輝度信号が出力される。
【0064】画像ぶれ補正装置または画像追尾装置2か
ら出力されたクロマ信号は、D/A変換器38によりア
ナログ信号に変換されて出力される。また画像ぶれ補正
装置あるいは画像追尾装置2から出力された輝度信号
は、D/A変換器39によりアナログ信号に変換されて
出力される。
【0065】このようにして、画像ぶれを補正した映像
信号あるいは画像追尾処理した映像信号が得られ、この
画像ぶれ補正装置または画像追尾装置2を備えることに
より、高性能の撮像装置を得ることができる。
【0066】次に、図1の画面分割手段4の詳細につい
て、図4,図5のフローチャートにより説明する。
【0067】(画面分割手段の実施例1)図4は図1中
の画面分割手段4の動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【0068】まず、この画面分割手段4は、信頼性判定
手段14によって有効と判断された動きベクトルを受信
して受け取る(ステップ401)。次に、その動きベク
トルの大きさを複数の閾値と比較していく。ここでは、
動きベクトルのX成分を閾値A及び閾値−A(Aは定
数)と比較して(ステップ402,403)、動きベク
トルをAより大きい集合(A)、−A以上A以下の集合
(0)、−Aより小さい集合(−A)の3つの集合に分
類する(ステップ404,405,406)。
【0069】そして、Y成分も同様に3つの集合に分類
すれば、X,Yの組み合わせで図10に示すように2次
元で表わされる9つの集合(集合(−A, A)、集合
(0, A)、集合(A, A)、集合(−A,
0)、集合(0, 0)、集合(A, 0)、集合(−
A,−A)、集合(0,−A)、集合(A,−A))に
動きベクトルを分けることができる。例えば、図10中
の矢印で示される動きベクトルは集合(A,A)に分類
される。
【0070】このとき、各動きベクトルの検出ブロック
は分かっているので、動きベクトルの集合に対応する検
出ブロックを分類すれば、その画像を動きの異なる9つ
の領域に分割することができる。そして分割後、各検出
ブロックにおける領域情報をメモリに保存する(ステッ
プ407)。
【0071】以上の動作を、図11により具体的に説明
する。図11の(a)は入力画像を模式的に示したもの
であり、画面の左右に向かって移動する自動車が1台ず
つ存在している。また、図11の(b)は入力画像中の
各検出ブロックで検出された動きベクトルを表してい
る。
【0072】自動車が存在する検出ブロックでは、X方
向(画面の横方向)に大きな動きベクトルが検出され、
背景の検出ブロックでは、Y方向(画面の縦方向)に小
さな動きベクトルが検出されている。ここで、簡単のた
め全てのベクトルが高い信頼性を持ち、信頼性判定手段
14において有効と判断されているとすると、閾値Aを
自動車の移動速度より小さく設定しておけば、上記フロ
ーチャートの動作に従って、左に移動する自動車の動き
ベクトルは集合(−A)、背景の動きベクトルは集合
(0)、右に移動する自動車の動きベクトルは集合
(A)の3つに分類される。
【0073】したがって、画面は図11の(c)に示す
ように、領域(−A),領域(0),領域(A)の3つ
に分割される。
【0074】(画面分割手段の実施例2)上記の例では
閾値を固定としたが、閾値の個数や値を変化させれば、
画面分割の精度をコントロールすることができる。図5
は画面の各ブロック位置での動きベクトルの大きさに応
じて分割精度を変えるようにした画面分割手段4の動作
を示すフローチャートであり、図4と同一符号のステッ
プは同一処理内容を示している。
【0075】図4の画面分割手段4の実施例1の動作と
異なる点は、閾値との比較ルーチンが複数用意されてい
て、適応的に選択できるようにしたことである。複数の
比較ルーチンでは、それぞれ異なった個数、値の閾値を
用意しておき、それぞれのルーチンを通すことによっ
て、異なった精度で画面を分割することができる。
【0076】例えば、前フィールドで分割された領域の
個数を判別し(ステップ408)、少なくなればより細
かい精度で画面分割を行うように比較ルーチンを選択し
(ステップ411)、逆に分割された領域の個数が多く
なればより粗い精度で画面分割を行うように比較ルーチ
ンを選択し(ステップ409)、中間であれば中間の比
較ルーチンを選択する(ステップ410)。これによ
り、ある領域の動きベクトルを更に精度良く検出するこ
とができる。
【0077】次に、図1の領域選択手段5の詳細につい
て、図6〜図9のフローチャートにより説明する。
【0078】(領域選択手段の実施例1)図6は図1中
の領域選択手段5の動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【0079】画面分割手段4によって保存された領域情
報を読出し(ステップ501)、画面分割後の各領域に
付いてその領域を構成する検出ブロックの個数を計測す
る(ステップ502)。次に、計測された個数を比較し
(ステップ503)、最も個数の多い領域を選択する
(ステップ504)。最後に、選択された領域の動きベ
クトルを送出する(ステップ505)。
【0080】以上の動作を、図11により具体的に説明
する。図11の(d)は図11の(a)の入力画像を前
述の画面分割手段4の実施例1の動作に従って分割した
後の領域情報を示している。この領域情報は、各検出ブ
ロックにつき領域を区別する情報である。この例では、
画面は3つの領域に分かれており、それぞれの領域の個
数は領域(−A)が13個、領域(0)が49個、領域
(A)が8個で、最も範囲が大きな背景を表わす領域
(0)が選択される。
【0081】このように、画像中で最も大きな物体の動
きベクトルを検出することで、例えばTV会議システム
等でカメラが固定されて、画像はほとんど一人の人物で
占められているような場合、非常に効果的な画像追尾処
理を行うことができる。
【0082】(領域選択手段の実施例2)図7は上記領
域選択手段5の動作の他の例を示すフローチャートであ
る。
【0083】画面分割手段4によって保存された領域情
報を読出し(ステップ501)、各領域内の動きの大き
さを比較してステップ(506)、最も動きの小さな領
域を探す。ここでは、画面分割手段4により画面は動き
ベクトルの大きさによって分割されているので、領域情
報の中で最も絶対値の小さな領域を選択する(ステップ
507)。そして、最後に選択された領域の動きベクト
ルを送出する(ステップ505)。
【0084】以上の動作を、図11により具体的に説明
する。図11の(d)は図11の(a)の入力画像を前
述の画面分割手段4の実施例1の動作に従って分割した
後の領域情報を示している。この領域情報は、各検出ブ
ロックにつき領域を区別する情報である。この例では、
画面は3つの領域に分かれており、それぞれの領域で0
が最も絶対値が小さいので、その背景を表わす領域
(0)が選択される。
【0085】このように、画像中で最も小さな物体の動
きベクトルを検出することで、例えばビデオカメラで撮
像する画像は被写体が動かないように意識して撮影する
ので、非常に効果的な画像ぶれ補正を行うことができ
る。
【0086】(領域選択手段の実施例3)図8は上記領
域選択手段5の動作の他の例を示すフローチャートであ
る。
【0087】現フィールドで画面分割手段4によって保
存された領域情報を読出すとともに(ステップ50
1)、前回のフィールド処理時に領域選択手段5によっ
て保存された前選択領域情報を読出す(ステップ50
8)。そして、前フィールドで選択された領域につい
て、今フィールドで分割された領域の占める個数、つま
り前選択領域内の各領域の検出ブロック数を計測する
(ステップ509)。
【0088】次に、計測された個数を比較し(ステップ
503)、最も個数の多い領域を選択する(ステップ5
04)。この選択された領域の位置データの情報は、次
回の領域選択時に比較するためメモリに保存する(ステ
ップ510)。最後に、選択された領域の動きベクトル
を送出する(ステップ505)。
【0089】以上の動作を、図12により具体的に説明
する。図12の(a),(b)は連続する2フィールド
の入力画像を示している。また、図12の(c)は図1
2の(a)の画像処理時に、領域選択手段5によって保
存された選択領域情報を示しており、図中の斜線で表わ
された領域が選択領域である。
【0090】図12の(d)は図12の(b)の入力画
像を前述の画面分割手段4の実施例1の動作に従って分
割した後の領域情報を示している。そして、図12の
(c)の選択領域における図12の(d)の領域情報
は、図12の(e)に示すように、最大個数を占める領
域(−A)が選択される。よって、図12の(b)の画
像の選択領域情報は、図12の(f)に示すようにな
り、この情報が次のフィールド処理時に備えて保存され
る。
【0091】このように、画像中のある一つの物体の動
きベクトルを時間的に連続して検出することで、物体の
大きさや速さの変化に関係なくある物体の動きベクトル
を検出することができ、非常に効果的な画像ぶれ補正や
画像追尾処理を行うことができる。
【0092】(領域選択手段の実施例4)図9は上記領
域選択手段5の動作の他の例を示すフローチャートであ
る。
【0093】現フィールドで画面分割手段4によって保
存された領域情報及び、前フィールド処理時に領域選択
手段5によって保存された選択領域情報を読出す(ステ
ップ501,508)。そして、前フィールドで選択さ
れた領域があれば(ステップ511)、その領域内で現
フィールドで分割された領域の占める個数を計測する
(ステップ509)。次に、計測された個数を比較し
(ステップ503)、最も個数の多い領域を選択する
(ステップ504)。
【0094】また、前フィールドで選択された領域がな
ければ(ステップ511)、画面分割手段4によって保
存された領域情報に従って各領域内の動きの大きさを比
較し(ステップ506)、最も動きの小さな領域を探し
て選択する(ステップ507)。このとき、画面分割手
段4により、画面は動きベクトルの大きさによって分割
されているので、領域情報の中で最も絶対値の小さな領
域を選択する。そして、選択した領域の位置データを次
回の領域選択時に比較するために保存する(ステップ5
10)。最後に、選択された領域の動きベクトルを送出
する(ステップ505)。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面をそれぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割
し、その中から所定の条件に従って一つの領域を選択
し、その領域の動きベクトルから画像全体の動きベクト
ルを決定するようにしたため、画像中に複数の移動物が
存在する場合でも、画像を各移動物が存在する移動領域
と、移動物がない静止領域に分割することによって、画
像全体の動きベクトルを精度良く求めることができる。
【0096】また、画面分割手段の分割精度を適応的に
変化させることによって、ある領域の動きベクトルを更
に精度良く求めることができる。
【0097】また、領域選択手段で最も範囲が大きな動
きベクトルの領域を選択することにより、例えばTV会
議システム等で使われるカメラは固定されているが、画
像はほとんど一人の人物で占められているような場合、
画像追尾処理が非常に効果的に行える。
【0098】また、領域選択手段で最も動きの小さな動
きベクトルの領域を選択することにより、例えばビデオ
カメラで撮影する画像は撮影したい被写体が動かないよ
うに撮影者が意識するので、画像ぶれ補正処理が非常に
効果的に行える。
【0099】また、画像中のある一つの物体の動きベク
トルを時間的に連続して検出することにより、物体の大
きさや速さの変化に関係なくある物体の動きベクトルを
検出でき、画像ぶれ補正処理や画像追尾処理を非常に効
果的に行える。
【0100】また、上記の画像ぶれ補正処理あるいは画
像追尾処理が可能な高性能の撮像装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る動きベクトル検出装置の構成を
示すブロック図
【図2】 動きベクトル検出装置を備えた画像ぶれ補正
装置及び画像追尾装置の構成を示すブロック図
【図3】 画像ぶれ補正装置または画像追尾装置を有し
た撮像装置の構成を示すブロック図
【図4】 画面分割手段の動作の一例を示すフローチャ
ート
【図5】 画面分割手段の動作の他の例を示すフローチ
ャート
【図6】 領域選択手段の動作の一例を示すフローチャ
ート
【図7】 領域選択手段の動作の他の例を示すフローチ
ャート
【図8】 領域選択手段の動作の他の例を示すフローチ
ャート
【図9】 領域選択手段の動作の他の例を示すフローチ
ャート
【図10】 動きベクトルの分類を示す説明図
【図11】 画面分割手段及び領域選択手段の具体的動
作を示す説明図
【図12】 領域選択手段の具体的動作を示す説明図
【図13】 従来の動きベクトル検出装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
1 動きベクトル検出装置 2 画像ぶれ補正装置または画像追尾装置 4 画面分割手段 5 領域選択手段 11 相関演算回路 13 動きベクトル検出回路 14 信頼性判定手段 15 動きベクトル決定手段 31 CCD

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面中の複数の位置での画像の動きベク
    トルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそれぞ
    れ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面分割
    手段と、分割された領域の一つを所定の条件に従って選
    択する領域選択手段と、選択された領域の動きベクトル
    から画像全体の動きを代表する動きベクトルを決定する
    動きベクトル決定手段とを備えたことを特徴とする動き
    ベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 画面分割手段は、画面の各位置での動き
    ベクトルの大きさに応じて分割精度を変えることを特徴
    とする請求項1記載の動きベクトル検出装置。
  3. 【請求項3】 領域選択手段は、複数の領域のうち最も
    範囲が大きな領域を選択することを特徴とする請求項1
    または2記載の動きベクトル検出装置。
  4. 【請求項4】 領域選択手段は、複数の領域のうち最も
    動きベクトルが小さな領域を選択することを特徴とする
    請求項1または2記載の動きベクトル検出装置。
  5. 【請求項5】 領域選択手段は、複数の領域のうち前回
    選択した領域に重なる範囲が最も大きな領域を選択する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の動きベクトル
    検出装置。
  6. 【請求項6】 領域選択手段は、複数の領域のうち、最
    も範囲が大きな領域と、最も動きベクトルが小さな領域
    と、前回選択した領域に重なる範囲が最も大きな領域の
    何れかを選択することを特徴とする請求項1または2記
    載の動きベクトル検出装置。
  7. 【請求項7】 画面中の複数の位置での画像の動きベク
    トルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそれぞ
    れ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面分割
    手段と、分割された領域の一つを選択する領域選択手段
    と、選択された領域の動きベクトルから画像全体の動き
    を代表する動きベクトルを決定する動きベクトル決定手
    段とからなる動きベクトル検出装置を備えたことを特徴
    とする画像ぶれ補正装置。
  8. 【請求項8】 動きベクトル検出装置の画面分割手段
    は、画面の各位置での動きベクトルの大きさに応じて分
    割精度を変えることを特徴とする請求項7記載の画像ぶ
    れ補正装置。
  9. 【請求項9】 動きベクトル検出装置の領域選択手段
    は、複数の領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も
    動きベクトルが小さな領域と、前回選択した領域に重な
    る範囲が最も大きな領域の何れかを選択することを特徴
    とする請求項7または8記載の画像ぶれ補正装置。
  10. 【請求項10】 画面中の複数の位置での画像の動きベ
    クトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそれ
    ぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面分
    割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選択手
    段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体の動
    きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル決定
    手段とからなる動きベクトル検出装置を備えたことを特
    徴とする画像追尾装置。
  11. 【請求項11】 動きベクトル検出装置の画面分割手段
    は、画面の各位置での動きベクトルの大きさに応じて分
    割精度を変えることを特徴とする請求項10記載の画像
    追尾装置。
  12. 【請求項12】 動きベクトル検出装置の領域選択手段
    は、複数の領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も
    動きベクトルが小さな領域と、前回選択した領域に重な
    る範囲が最も大きな領域の何れかを選択することを特徴
    とする請求項10または11記載の画像追尾装置。
  13. 【請求項13】 画面中の複数の位置での画像の動きベ
    クトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそれ
    ぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面分
    割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選択手
    段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体の動
    きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル決定
    手段とからなる動きベクトル検出装置を備えた画像ぶれ
    補正装置を有することを特徴とする撮像装置。
  14. 【請求項14】 画像ぶれ補正装置の画面分割手段は、
    画面の各位置での動きベクトルの大きさに応じて分割精
    度を変えることを特徴とする請求項13記載の撮像装
    置。
  15. 【請求項15】 画像ぶれ補正装置の領域選択手段は、
    複数の領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も動き
    ベクトルが小さな領域と、前回選択した領域に重なる範
    囲が最も大きな領域の何れかを選択することを特徴とす
    る請求項13または14記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 画面中の複数の位置での画像の動きベ
    クトルを検出する動きベクトル検出回路と、画面をそれ
    ぞれ動きベクトルの異なる複数の領域に分割する画面分
    割手段と、分割された領域の一つを選択する領域選択手
    段と、選択された領域の動きベクトルから画像全体の動
    きを代表する動きベクトルを決定する動きベクトル決定
    手段とからなる動きベクトル検出装置を備えた画像追尾
    装置を有することを特徴とする撮像装置。
  17. 【請求項17】 画像追尾装置の画面分割手段は、画面
    の各位置での動きベクトルの大きさに応じて分割精度を
    変えることを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】 画像追尾装置の領域選択手段は、複数
    の領域のうち、最も範囲が大きな領域と、最も動きベク
    トルが小さな領域と、前回選択した領域に重なる範囲が
    最も大きな領域の何れかを選択することを特徴とする請
    求項16または17記載の撮像装置。
  19. 【請求項19】 画面中の複数の位置での画像の動きベ
    クトルを検出し、その画面をそれぞれ動きベクトルの異
    なる複数の領域に分割し、この分割された複数の領域の
    中から所定の条件に従って一つの領域を選択し、その選
    択された領域の動きベクトルから画像全体の動きを代表
    する動きベクトルを検出することを特徴とする動きベク
    トル検出方法。
  20. 【請求項20】 分割された画面の複数の領域の中か
    ら、最も範囲が大きな領域と、最も動きベクトルが小さ
    な領域と、前回選択した領域に重なる範囲が最も大きな
    領域の何れかを選択することを特徴とする請求項19記
    載の動きベクトル検出方法。
JP5575195A 1995-03-15 1995-03-15 動きベクトル検出装置,動きベクトル検出方法,画像ぶれ補正装置,画像追尾装置及び撮像装置 Withdrawn JPH08251474A (ja)

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