JPH08250338A - 変圧器鉄心 - Google Patents
変圧器鉄心Info
- Publication number
- JPH08250338A JPH08250338A JP5381495A JP5381495A JPH08250338A JP H08250338 A JPH08250338 A JP H08250338A JP 5381495 A JP5381495 A JP 5381495A JP 5381495 A JP5381495 A JP 5381495A JP H08250338 A JPH08250338 A JP H08250338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic steel
- iron core
- leg
- core
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 無負荷損失が少なく、励磁特性が良好で、低
騒音の変圧器を提供する。 【構成】 鉄心中脚と継鉄部３の接合部であるＴ接合部
４における鉄心中脚１の磁性鋼板と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚と継鉄部３の接合
部であるコーナー部５における鉄心外脚の磁性鋼板と継
鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23より小さくし
て、鉄心中脚の磁性鋼板または鉄心外脚の磁性鋼板と、
継鉄部３の磁性鋼板１３を積層して形成する変圧器鉄心
である。
騒音の変圧器を提供する。 【構成】 鉄心中脚と継鉄部３の接合部であるＴ接合部
４における鉄心中脚１の磁性鋼板と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚と継鉄部３の接合
部であるコーナー部５における鉄心外脚の磁性鋼板と継
鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23より小さくし
て、鉄心中脚の磁性鋼板または鉄心外脚の磁性鋼板と、
継鉄部３の磁性鋼板１３を積層して形成する変圧器鉄心
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は変圧器鉄心に関し、特
に、ステップラップ鉄心に関する。
に、ステップラップ鉄心に関する。
【０００２】
【従来の技術】変圧器鉄心では、一般に方向性けい素鋼
板が使用され、鉄心脚と継鉄との接合部でも磁束を圧延
方向に通すように、けい素鋼板の接合端を４５°に切っ
て額縁形とし、脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とが部
分的に重なり合わせた重ね接合（ラップジョイント）方
法をとり、接合面に働く磁気吸引力による振動や騒音を
防止している。
板が使用され、鉄心脚と継鉄との接合部でも磁束を圧延
方向に通すように、けい素鋼板の接合端を４５°に切っ
て額縁形とし、脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とが部
分的に重なり合わせた重ね接合（ラップジョイント）方
法をとり、接合面に働く磁気吸引力による振動や騒音を
防止している。
【０００３】また、近年は実開昭５７−１７０５２７号
および特公昭６０−３００８９号公報にみられるよう
に、３脚鉄心の左右両側の鉄心外脚を、上下の継鉄部と
の接合端をお互の対向側に４５°に切断した台形とし、
鉄心中脚は両端部をＶ形とした６角形となし、また、上
下の継鉄部はその両端が左右の鉄心外脚の接合端と接合
する４５°とし、中央部分に鉄心中脚のＶ形に対応する
寸法のＶ形の切り欠きを設け、これら鉄心脚と継鉄部は
多数の磁性鋼板を積み重ねて形成し、互の接合部の磁性
鋼板の端面を順次同一方向にづらして階段状に積み重ね
て形成した、所謂階段状積み重ね鉄心（ステップラップ
鉄心）となし、これらを接合組み立てて鉄損の減少を図
っている。
および特公昭６０−３００８９号公報にみられるよう
に、３脚鉄心の左右両側の鉄心外脚を、上下の継鉄部と
の接合端をお互の対向側に４５°に切断した台形とし、
鉄心中脚は両端部をＶ形とした６角形となし、また、上
下の継鉄部はその両端が左右の鉄心外脚の接合端と接合
する４５°とし、中央部分に鉄心中脚のＶ形に対応する
寸法のＶ形の切り欠きを設け、これら鉄心脚と継鉄部は
多数の磁性鋼板を積み重ねて形成し、互の接合部の磁性
鋼板の端面を順次同一方向にづらして階段状に積み重ね
て形成した、所謂階段状積み重ね鉄心（ステップラップ
鉄心）となし、これらを接合組み立てて鉄損の減少を図
っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ステップラップ鉄心を
組み立てると、鉄心脚と継鉄部との接合部に図７に示す
ように、鉄心窓内側のコーナー部に磁性鋼板どうしが接
合しない３角部分（仮に切り欠き部と称す）ａ1，ａ2が
生ずる。
組み立てると、鉄心脚と継鉄部との接合部に図７に示す
ように、鉄心窓内側のコーナー部に磁性鋼板どうしが接
合しない３角部分（仮に切り欠き部と称す）ａ1，ａ2が
生ずる。
【０００５】即ち、図７は三相３脚鉄心の継鉄部３と鉄
心外脚２との接合部を説明するための拡大図で、鉄心外
脚２は、２枚の磁性鋼板を、幅中心を同一にして１２−
１，１２−２とステップ幅Ｂ２３間隙で上方にずらして
形成し、また、継鉄部３は、このステップ幅Ｂ２３に合
わせて鉄心外脚同様に幅中心を同一にして磁性鋼板１３
−１，１３−２と図の左側にずらして形成し、互の磁性
鋼板１２−１と１３−１，および１２−２と１３−２の
端面を互に接合するようにしている。
心外脚２との接合部を説明するための拡大図で、鉄心外
脚２は、２枚の磁性鋼板を、幅中心を同一にして１２−
１，１２−２とステップ幅Ｂ２３間隙で上方にずらして
形成し、また、継鉄部３は、このステップ幅Ｂ２３に合
わせて鉄心外脚同様に幅中心を同一にして磁性鋼板１３
−１，１３−２と図の左側にずらして形成し、互の磁性
鋼板１２−１と１３−１，および１２−２と１３−２の
端面を互に接合するようにしている。
【０００６】このように、接合するので、磁性鋼板１２
−１と１３−１の接合部および１２−２と１３−２の接
合部では、内コーナーの所に接合しない３角部分ａ1，
ａ2が生ずることになる。
−１と１３−１の接合部および１２−２と１３−２の接
合部では、内コーナーの所に接合しない３角部分ａ1，
ａ2が生ずることになる。
【０００７】変圧器鉄心では、鉄心脚（外脚）と継鉄部
の接合部であるコーナー部では、磁束Φは磁気抵抗の小
さい鉄心の窓側へ寄るように通るが、図７（Ａ）に示す
ように磁性鋼板のステップ幅が大きい場合には切り欠き
が大きく、磁束Φは鉄心の外辺側にふくらみ、磁気抵抗
が大きく、損失、鉄損、振動騒音等も大きい。図７
（Ｂ）に示すように磁性鋼板のステップ幅が小さく切り
欠きが小さい場合には磁束は鉄心の外辺側へのふくらみ
は小さく、図７（Ａ）と比較すると磁気抵抗が小さく、
損失、鉄損、振動騒音等も小さい。
の接合部であるコーナー部では、磁束Φは磁気抵抗の小
さい鉄心の窓側へ寄るように通るが、図７（Ａ）に示す
ように磁性鋼板のステップ幅が大きい場合には切り欠き
が大きく、磁束Φは鉄心の外辺側にふくらみ、磁気抵抗
が大きく、損失、鉄損、振動騒音等も大きい。図７
（Ｂ）に示すように磁性鋼板のステップ幅が小さく切り
欠きが小さい場合には磁束は鉄心の外辺側へのふくらみ
は小さく、図７（Ａ）と比較すると磁気抵抗が小さく、
損失、鉄損、振動騒音等も小さい。
【０００８】磁性鋼板のステップラップ接合で、ステッ
プ幅を大きくしたり、また、ステップ枚数を増すと、切
り欠き部が大きくなり、磁束分布に乱れが生じ、損失等
の鉄心特性悪化の要因となる。特に、鉄心中脚と継鉄部
の接合部であるＴ接合部では、前記のコーナー部の磁束
の偏りが窓内側の一方向であったのに対し、磁束の偏り
が一方向でなく両側方向に生じる。したがって、コーナ
ー部と同等に扱うと、切り欠きが大きいほど損失の増加
要因となるなどの問題点を有していた。
プ幅を大きくしたり、また、ステップ枚数を増すと、切
り欠き部が大きくなり、磁束分布に乱れが生じ、損失等
の鉄心特性悪化の要因となる。特に、鉄心中脚と継鉄部
の接合部であるＴ接合部では、前記のコーナー部の磁束
の偏りが窓内側の一方向であったのに対し、磁束の偏り
が一方向でなく両側方向に生じる。したがって、コーナ
ー部と同等に扱うと、切り欠きが大きいほど損失の増加
要因となるなどの問題点を有していた。
【０００９】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたもので、無負荷損失が少なく、
磁性特性が良好で、低騒音の変圧器を提供することを目
的とする。
問題点に鑑みてなされたもので、無負荷損失が少なく、
磁性特性が良好で、低騒音の変圧器を提供することを目
的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明における変圧器鉄心は、鉄心中脚と継鉄部
の接合部であるＴ接合部の磁性鋼板のステップ幅を、鉄
心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部の磁性鋼板の
ステップ幅より小さくすることにより、Ｖ形接合部の切
り欠きの大きさをコーナー部の切り欠きの大きさより小
さくして磁性鋼板を積層することにより、Ｔ接合部の磁
束の乱れを少なくして、磁気抵抗を減らし励磁特性を改
善するとともに無負荷損失を低減する。
めに、本発明における変圧器鉄心は、鉄心中脚と継鉄部
の接合部であるＴ接合部の磁性鋼板のステップ幅を、鉄
心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部の磁性鋼板の
ステップ幅より小さくすることにより、Ｖ形接合部の切
り欠きの大きさをコーナー部の切り欠きの大きさより小
さくして磁性鋼板を積層することにより、Ｔ接合部の磁
束の乱れを少なくして、磁気抵抗を減らし励磁特性を改
善するとともに無負荷損失を低減する。
【００１１】また、鉄心中脚と継鉄部の接合部であるＴ
接合部の磁性鋼板のステップ幅を、鉄心外脚と継鉄部の
接合部であるコーナー部の磁性鋼板のステップ幅より小
さくするとともに、Ｔ接合部の磁性鋼板のステップ枚数
を、コーナー部の磁性鋼板のステップ枚数より多くして
積層することにより、Ｔ接合部の磁束の乱れを少なくし
て、磁気抵抗を減らし励磁特性を改善するとともに無負
荷損失を低減する。
接合部の磁性鋼板のステップ幅を、鉄心外脚と継鉄部の
接合部であるコーナー部の磁性鋼板のステップ幅より小
さくするとともに、Ｔ接合部の磁性鋼板のステップ枚数
を、コーナー部の磁性鋼板のステップ枚数より多くして
積層することにより、Ｔ接合部の磁束の乱れを少なくし
て、磁気抵抗を減らし励磁特性を改善するとともに無負
荷損失を低減する。
【００１２】さらに、鉄心外脚と継鉄部の接合部である
コーナー部の磁性鋼板のステップ幅を、鉄心中脚と継鉄
部の接合部であるＴ接合部の磁性鋼板のステップ幅より
大きくするとともに、それぞれの磁性鋼板のステップ枚
数を同じ枚数としコーナー部の磁性鋼板を複数枚づつ長
さを変化させて積層することにより、Ｔ接合部の磁束の
乱れを少なくして、磁気抵抗を減らし励磁特性を改善す
るとともに無負荷損失を低減する。
コーナー部の磁性鋼板のステップ幅を、鉄心中脚と継鉄
部の接合部であるＴ接合部の磁性鋼板のステップ幅より
大きくするとともに、それぞれの磁性鋼板のステップ枚
数を同じ枚数としコーナー部の磁性鋼板を複数枚づつ長
さを変化させて積層することにより、Ｔ接合部の磁束の
乱れを少なくして、磁気抵抗を減らし励磁特性を改善す
るとともに無負荷損失を低減する。
【００１３】
【作用】上述のように構成することにより、鉄心中脚と
継鉄部の接合部であるＴ接合部の磁性鋼板のステップ幅
は鉄心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部の磁性鋼
板のステップ幅より小さくしてこれら磁性鋼板を積層す
ることにより、Ｔ接合部の切り欠きの大きさを、コーナ
ー部の切り欠きの大きさより小さくすることにより、Ｔ
接合部の磁束の乱れを少なくして、損失を低減する。
継鉄部の接合部であるＴ接合部の磁性鋼板のステップ幅
は鉄心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部の磁性鋼
板のステップ幅より小さくしてこれら磁性鋼板を積層す
ることにより、Ｔ接合部の切り欠きの大きさを、コーナ
ー部の切り欠きの大きさより小さくすることにより、Ｔ
接合部の磁束の乱れを少なくして、損失を低減する。
【００１４】また、Ｔ接合部での上述鋼板のステップ枚
数を増すことにより、一つのブロック（ステップ枚数毎
の積層方向ブロック）内での磁束の渡りをスムースにす
ることにより、損失、励磁特性、騒音特性を良好にす
る。
数を増すことにより、一つのブロック（ステップ枚数毎
の積層方向ブロック）内での磁束の渡りをスムースにす
ることにより、損失、励磁特性、騒音特性を良好にす
る。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
る。
【００１６】図１は本発明の変圧器鉄心の実施例の上部
および下部の継鉄部、鉄心外脚ならびに鉄心中脚を有す
る三相３脚鉄心を略示する正面図で、図１において、長
さ方向の両端に９０°の角度（Ｖ形）の先端部を有する
六角形の磁性鋼板１１を積層した鉄心中脚１の両側に、
前記鉄心中脚１に対向する内側に向けて先端から４５°
の角度の先端部を有する台形の磁性鋼板１２を積層した
鉄心外脚２を配置した鉄心脚と、両端の前記鉄心外脚２
に対向する内側に向けて先端から４５°の角度の先端部
を有する台形の中央部に前記鉄心中脚の９０°の角度の
先端部と接合する９０°の角度のＶ字形切り欠き部を有
する磁性鋼板１３を積層した継鉄部３により前記鉄心脚
の上部または下部を接合して磁路を形成して、三相３脚
鉄心を形成している。
および下部の継鉄部、鉄心外脚ならびに鉄心中脚を有す
る三相３脚鉄心を略示する正面図で、図１において、長
さ方向の両端に９０°の角度（Ｖ形）の先端部を有する
六角形の磁性鋼板１１を積層した鉄心中脚１の両側に、
前記鉄心中脚１に対向する内側に向けて先端から４５°
の角度の先端部を有する台形の磁性鋼板１２を積層した
鉄心外脚２を配置した鉄心脚と、両端の前記鉄心外脚２
に対向する内側に向けて先端から４５°の角度の先端部
を有する台形の中央部に前記鉄心中脚の９０°の角度の
先端部と接合する９０°の角度のＶ字形切り欠き部を有
する磁性鋼板１３を積層した継鉄部３により前記鉄心脚
の上部または下部を接合して磁路を形成して、三相３脚
鉄心を形成している。
【００１７】なお、鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部
３の磁性鋼板は、Ｔ接合部４で所定のステップ幅Ｂ
13（図２参照）で突き合わせ位置をずらしながら積層さ
れ、鉄心外脚２の磁性鋼板１２と継鉄部３の磁性鋼板１
３はコーナー部５で所定のステップ幅Ｂ23（図３参照）
で突き合わせ位置をずらしながら積層される。図１では
Ｔ接合部で磁性鋼板１３のＶ字形切り欠き部の頂点を継
鉄部３の長手方向に移動させているが、この頂点を継鉄
部３の幅方向に移動させて積層する場合もあり、本発明
では、上記いずれの場合も含まれる。
３の磁性鋼板は、Ｔ接合部４で所定のステップ幅Ｂ
13（図２参照）で突き合わせ位置をずらしながら積層さ
れ、鉄心外脚２の磁性鋼板１２と継鉄部３の磁性鋼板１
３はコーナー部５で所定のステップ幅Ｂ23（図３参照）
で突き合わせ位置をずらしながら積層される。図１では
Ｔ接合部で磁性鋼板１３のＶ字形切り欠き部の頂点を継
鉄部３の長手方向に移動させているが、この頂点を継鉄
部３の幅方向に移動させて積層する場合もあり、本発明
では、上記いずれの場合も含まれる。
【００１８】図２は本発明の変圧器鉄心の実施例の鉄心
中脚の積層した状況の一例を示す正面図で、図２におい
て、鉄心中脚１は、長さ方向の両端に９０°の角度の先
端部を有する六角形の磁性鋼板１１を、鉄心中脚１と継
鉄部３の接合部であるＴ接合部４における鉄心中脚１の
磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅
Ｂ13をずらせて積層したものである。
中脚の積層した状況の一例を示す正面図で、図２におい
て、鉄心中脚１は、長さ方向の両端に９０°の角度の先
端部を有する六角形の磁性鋼板１１を、鉄心中脚１と継
鉄部３の接合部であるＴ接合部４における鉄心中脚１の
磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅
Ｂ13をずらせて積層したものである。
【００１９】図３は本発明の変圧器鉄心の実施例の鉄心
外脚の積層した状態の一例を示す正面図で、図３におい
て、鉄心外脚２は、前記鉄心中脚１に対向する内側に向
けて先端から４５°の角度の先端部を有する台形の磁性
鋼板１２を、鉄心外脚２と継鉄部３の接合部である図１
のコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板１２と継
鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23をずらせて積
層したものである。
外脚の積層した状態の一例を示す正面図で、図３におい
て、鉄心外脚２は、前記鉄心中脚１に対向する内側に向
けて先端から４５°の角度の先端部を有する台形の磁性
鋼板１２を、鉄心外脚２と継鉄部３の接合部である図１
のコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板１２と継
鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23をずらせて積
層したものである。
【００２０】図４は本発明の変圧器鉄心の第１の実施例
の上部の継鉄部の積層形状を示す斜視図で、図４におい
て、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であるＴ接合部４に
おける鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚２と継鉄部３の接
合部であるコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板
１２と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23より
小さくして、前記鉄心中脚１の磁性鋼板１１と鉄心外脚
２の磁性鋼板１２と、継鉄部３の磁性鋼板１３を積層し
て形成する。
の上部の継鉄部の積層形状を示す斜視図で、図４におい
て、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であるＴ接合部４に
おける鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚２と継鉄部３の接
合部であるコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板
１２と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23より
小さくして、前記鉄心中脚１の磁性鋼板１１と鉄心外脚
２の磁性鋼板１２と、継鉄部３の磁性鋼板１３を積層し
て形成する。
【００２１】図４は、Ｔ接合部４のステップ幅Ｂ13をコ
ーナー部５のステップ幅Ｂ23の１／２としたものを示
す。
ーナー部５のステップ幅Ｂ23の１／２としたものを示
す。
【００２２】なお、この場合鉄心中脚１と鉄心外脚２
は、図２および図３に示す状態に積層される。
は、図２および図３に示す状態に積層される。
【００２３】図５は本発明の変圧器鉄心の第２の実施例
の上部の継鉄部の積層形状を示す斜視図で、図５におい
て、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であるＴ接合部４に
おける鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚２と継鉄部３の接
合部であるコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板
１２と継鉄部３の磁性鋼板１３のステップ幅Ｂ23より小
さくするとともに、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であ
るＴ接合部４における鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄
部３の磁性鋼板１３とのステップ枚数を、鉄心外脚２と
継鉄部３の接合部であるコーナー部５における鉄心外脚
２の磁性鋼板１２と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステッ
プ枚数より多くして積層して形成する。図５は、Ｔ接合
部４のステップ幅Ｂ13を、コーナー部５のステップ幅Ｂ
23の１／２とし、コーナー部５のステップ枚数を２倍と
したものを示す。なお、この場合鉄心中脚１と鉄心外脚
２は、図２および図３に示す状態とほぼ同一の状態に積
層される。
の上部の継鉄部の積層形状を示す斜視図で、図５におい
て、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であるＴ接合部４に
おける鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚２と継鉄部３の接
合部であるコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板
１２と継鉄部３の磁性鋼板１３のステップ幅Ｂ23より小
さくするとともに、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であ
るＴ接合部４における鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄
部３の磁性鋼板１３とのステップ枚数を、鉄心外脚２と
継鉄部３の接合部であるコーナー部５における鉄心外脚
２の磁性鋼板１２と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステッ
プ枚数より多くして積層して形成する。図５は、Ｔ接合
部４のステップ幅Ｂ13を、コーナー部５のステップ幅Ｂ
23の１／２とし、コーナー部５のステップ枚数を２倍と
したものを示す。なお、この場合鉄心中脚１と鉄心外脚
２は、図２および図３に示す状態とほぼ同一の状態に積
層される。
【００２４】図６は本発明の変圧器鉄心の第３の実施例
の上部の継鉄部の積層形状を示す斜視図で、図６におい
て、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であるＴ接合部４に
おける鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚２と継鉄部３の接
合部であるコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板
１２と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23より
小さくするとともに、Ｔ接合部４における鉄心中脚１の
磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ枚
数と、鉄心外脚２と継鉄部３の接合部であるコーナー部
５における鉄心外脚２の磁性鋼板１２と継鉄部３の磁性
鋼板１３とのステップ枚数を同じ枚数とし、コーナー部
５の磁性鋼板１３を複数枚づつ長さを変化させて積層し
て形成する変圧器鉄心およびその製造方法である。図６
は、Ｔ接合部４のステップ幅Ｂ13をコーナー部５のステ
ップ幅Ｂ23の１／２とし、コーナー部５の同時に積層す
る枚数を２枚としたものを示す。なお、この場合、鉄心
中脚１は図２の状態に、鉄心外脚２は、図３に示す状態
とほぼ同じ状態に（同一のステップ幅で２枚づつ）積層
される。
の上部の継鉄部の積層形状を示す斜視図で、図６におい
て、鉄心中脚１と継鉄部３の接合部であるＴ接合部４に
おける鉄心中脚１の磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板
１３とのステップ幅Ｂ13を、鉄心外脚２と継鉄部３の接
合部であるコーナー部５における鉄心外脚２の磁性鋼板
１２と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ幅Ｂ23より
小さくするとともに、Ｔ接合部４における鉄心中脚１の
磁性鋼板１１と継鉄部３の磁性鋼板１３とのステップ枚
数と、鉄心外脚２と継鉄部３の接合部であるコーナー部
５における鉄心外脚２の磁性鋼板１２と継鉄部３の磁性
鋼板１３とのステップ枚数を同じ枚数とし、コーナー部
５の磁性鋼板１３を複数枚づつ長さを変化させて積層し
て形成する変圧器鉄心およびその製造方法である。図６
は、Ｔ接合部４のステップ幅Ｂ13をコーナー部５のステ
ップ幅Ｂ23の１／２とし、コーナー部５の同時に積層す
る枚数を２枚としたものを示す。なお、この場合、鉄心
中脚１は図２の状態に、鉄心外脚２は、図３に示す状態
とほぼ同じ状態に（同一のステップ幅で２枚づつ）積層
される。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【００２６】鉄心中脚と継鉄部の接合部であるＴ接合部
の磁性鋼板のステップ幅を、鉄心外脚と継鉄部の接合部
であるコーナー部の磁性鋼板のステップ幅より小さくす
ることにより、Ｔ接合部の切り欠きの大きさを、コーナ
ー部の切り欠きより小さくして、前記鉄心中脚の磁性鋼
板または鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板を積層
することにより、Ｔ接合部の磁束の乱れを少なくしたの
で、損失を低減できる。
の磁性鋼板のステップ幅を、鉄心外脚と継鉄部の接合部
であるコーナー部の磁性鋼板のステップ幅より小さくす
ることにより、Ｔ接合部の切り欠きの大きさを、コーナ
ー部の切り欠きより小さくして、前記鉄心中脚の磁性鋼
板または鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板を積層
することにより、Ｔ接合部の磁束の乱れを少なくしたの
で、損失を低減できる。
【００２７】また、Ｔ接合部での磁性鋼板のステップ枚
数を増すことにより、一つのブロック（ステップ枚数毎
の積層方向ブロック）内での磁束の渡りをスムースにす
ることにより、損失、励磁特性、騒音特性を良好にす
る。
数を増すことにより、一つのブロック（ステップ枚数毎
の積層方向ブロック）内での磁束の渡りをスムースにす
ることにより、損失、励磁特性、騒音特性を良好にす
る。
【図１】本発明の変圧器鉄心の一実施例の三相３脚鉄心
を略示する正面図。
を略示する正面図。
【図２】本発明の変圧器鉄心の鉄心中脚の積層した状況
の一例を示す正面図。
の一例を示す正面図。
【図３】本発明の変圧器鉄心の鉄心外脚の積層した状況
の一例を示す正面図。
の一例を示す正面図。
【図４】本発明の変圧器鉄心の第１の実施例の上部の継
鉄部の積層形状を示す斜視図。
鉄部の積層形状を示す斜視図。
【図５】本発明の変圧器鉄心の第２の実施例の上部の継
鉄部の積層形状を示す斜視図。
鉄部の積層形状を示す斜視図。
【図６】本発明の変圧器鉄心の第３の実施例の上部の継
鉄部の積層形状を示す斜視図。
鉄部の積層形状を示す斜視図。
【図７】三相３脚鉄心のコーナー部のステップ幅（また
は切り欠き）による磁束分布の差を説明するための概念
図。
は切り欠き）による磁束分布の差を説明するための概念
図。
１…鉄心中脚 ２…鉄心外脚 ３…継鉄部 ４…Ｔ接合部 ５…コーナー部 １１…鉄心中脚の磁性鋼板 １２…鉄心外脚の磁性鋼板 １３…継鉄部の磁性鋼板 Ｂ13…Ｔ接合部のステップ幅 Ｂ23…コーナー部のステップ幅
Claims (3)
- 【請求項１】 長さ方向の両端に９０°の角度の先端部
を有する六角形の磁性鋼板を積層した鉄心中脚の両側
に、前記鉄心中脚に平行に対向する内側に向けて先端か
ら４５°の角度の先端部を有する台形の磁性鋼板を積層
した鉄心外脚を配置し、両端の前記鉄心外脚に対向する
内側に向けて先端から４５°の角度の先端部を有する台
形の中央部に前記鉄心中脚の９０°の角度の先端部と接
合する９０°の角度のＶ字形切り欠き部を有する磁性鋼
板を積層した継鉄部で前記鉄心脚の上部または下部と接
合して磁路を形成した変圧器の三相３脚鉄心において、
前記鉄心中脚と継鉄部の接合部であるＴ接合部における
鉄心中脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステップ幅
を、鉄心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部におけ
る鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステップ
幅より小さくして、前記鉄心中脚と鉄心外脚の磁性鋼板
と継鉄部の磁性鋼板を積層したことを特徴とする変圧器
鉄心。 - 【請求項２】 長さ方向の両端に９０°の角度の先端部
を有する六角形の磁性鋼板を積層した鉄心中脚の両側
に、前記鉄心中脚に対向する内側に向けて先端から４５
°の角度の先端部を有する台形の磁性鋼板を積層した鉄
心外脚を配置した鉄心脚と、両端の前記鉄心外脚に対向
する内側に向けて先端から４５°の角度の先端部を有す
る台形の中央部に前記鉄心中脚の９０°の角度の先端部
と接合する９０°の角度のＶ字形切り欠き部を有する磁
性鋼板を積層した継鉄部で前記鉄心脚の上部または下部
と接合して磁路を形成した変圧器の三相３脚鉄心におい
て、鉄心中脚と継鉄部の接合部であるＴ接合部における
鉄心中脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステップ幅
を、鉄心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部におけ
る鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステップ
幅より小さくするとともに、Ｔ接合部の磁性鋼板のステ
ップ枚数を、コーナー部の磁性鋼板のステップ枚数より
多くして、前記鉄心中脚と鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部
の磁性鋼板を積層したことを特徴とする変圧器鉄心。 - 【請求項３】 長さ方向の両端に９０°の角度の先端部
を有する六角形の磁性鋼板を積層した鉄心中脚の両側
に、前記鉄心中脚に平行に対向する内側に向けて先端か
ら４５°の角度の先端部を有する台形の磁性鋼板を積層
した鉄心外脚を配置した鉄心脚と、両端の前記鉄心外脚
に対向する内側に向けて先端から４５°の角度の先端部
を有する台形の中央部に前記鉄心中脚の９０°の角度の
先端部と接合する９０°の角度のＶ字形切り欠き部を有
する磁性鋼板を積層した継鉄部で前記鉄心脚の上部また
は下部と接合して磁路を形成した変圧器の３相３脚鉄心
において、鉄心中脚と継鉄部の接合部であるＴ接合部に
おける鉄心中脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステ
ップ幅を、鉄心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部
における鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのス
テップ幅より小さくするとともに、Ｔ接合部における鉄
心中脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステップ枚数
と、鉄心外脚と継鉄部の接合部であるコーナー部におけ
る鉄心外脚の磁性鋼板と継鉄部の磁性鋼板とのステップ
枚数を同じ枚数とし、コーナー部の継鉄部の磁性鋼板を
複数枚づつ長さを変化させて積層したことを特徴とする
変圧器鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5381495A JPH08250338A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 変圧器鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5381495A JPH08250338A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 変圧器鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08250338A true JPH08250338A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12953272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5381495A Pending JPH08250338A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 変圧器鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08250338A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7978044B2 (en) | 2009-01-09 | 2011-07-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Transformer |
| JP2011210964A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Toyota Motor Corp | リアクトル |
| JP2011249373A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Japan Ae Power Systems Corp | 電磁誘導機器 |
| CN103680853A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-26 | 保定天威保变电气股份有限公司 | 一种换流变压器双级式“d”型轭结构 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP5381495A patent/JPH08250338A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7978044B2 (en) | 2009-01-09 | 2011-07-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Transformer |
| JP2011210964A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Toyota Motor Corp | リアクトル |
| JP2011249373A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Japan Ae Power Systems Corp | 電磁誘導機器 |
| CN103680853A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-26 | 保定天威保变电气股份有限公司 | 一种换流变压器双级式“d”型轭结构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7199696B2 (en) | Transformer having a stacked core with a split leg and a method of making the same | |
| US7882615B2 (en) | Method of making a transformer having a stacked core with a cruciform leg | |
| US5959523A (en) | Magnetic core structure | |
| US4140987A (en) | Core of a core-type transformer | |
| JPH08250338A (ja) | 変圧器鉄心 | |
| JPS6033291B2 (ja) | 磁気鉄心 | |
| JPH09232164A (ja) | 三角配置三脚鉄心形三相変圧器 | |
| JP3303004B2 (ja) | 漏洩磁束型高周波トランス | |
| JPS6310507A (ja) | 誘導電気機器用磁気鉄心 | |
| JPH06349643A (ja) | 変圧器鉄心 | |
| JP2775221B2 (ja) | 変圧器の積鉄心 | |
| JP2757724B2 (ja) | 三相三脚変圧器鉄心 | |
| JPS63110711A (ja) | 変圧器鉄心 | |
| JPH11307368A (ja) | 三相変圧器鉄心 | |
| JPH0574634A (ja) | 変圧器 | |
| JPS6153709A (ja) | 変圧器鉄心 | |
| JP2000124047A (ja) | チョークコイル | |
| JP3369417B2 (ja) | 電子部品のコア構造 | |
| JP3419739B2 (ja) | 電源トランス | |
| JPH0214766B2 (ja) | ||
| JPH0214183Y2 (ja) | ||
| JP2001230128A (ja) | 磁 心 | |
| JPS61136208A (ja) | 内鉄形変圧器鉄心 | |
| JPS622508A (ja) | 変圧器の五脚鉄心 | |
| JPS6113608A (ja) | 変圧器鉄心 |