JPH08249629A - 非接触型電源供給装置 - Google Patents

非接触型電源供給装置

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JPH08249629A
JPH08249629A JP7045400A JP4540095A JPH08249629A JP H08249629 A JPH08249629 A JP H08249629A JP 7045400 A JP7045400 A JP 7045400A JP 4540095 A JP4540095 A JP 4540095A JP H08249629 A JPH08249629 A JP H08249629A
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JP
Japan
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power supply
solar cell
rotary drum
contact type
supply device
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Application number
JP7045400A
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English (en)
Inventor
Toru Shibata
徹 柴田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムに内蔵した増幅器への電源の供給
を、光と光電変換素子とを用いた非接触にて簡単に行な
い、また装置の動作上での信頼性を確保する。 【構成】 増幅器8を内蔵した回転ドラム1の一部であ
る一端部側にこのドラムの回転軸2を中心として、円形
状を呈する光電変換素子として円形状の太陽電池10を
設ける。この太陽電池の周方向の一部に対向する固定側
のアーム部4に、プリズム5および半導体レーザ6によ
るレーザ光照射部を、非接触型構造によって設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばVTR(ビデ
オテープレコーダ)やDAT(デジタルオーディオテー
プレコーダ)等に用いられる回転ドラムに関し、特にこ
の回転ドラムに設けた増幅器(以下、アンプという)に
対し外部から電源を供給するための非接触型電源供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば磁気、光磁気または光等を用い
て記録再生を行なう装置にあっては、記録媒体の記録再
生用の回転型ヘッドを回転ドラムに設け、これに記録媒
体を添接した状態でこの回転ドラムを回転することによ
り、回転型ヘッドによる記録媒体への信号の記録または
記録信号の再生を行なう構造が採用されている。
【0003】このような記録再生装置による回転ドラム
には、回転型ヘッドへの記録信号を増幅したり回転型ヘ
ッドからの記録信号の再生信号を増幅するためのヘッド
用のアンプを内蔵している。
【0004】このような回転ドラムにおけるアンプに対
しての外部から電源を供給するにあたって最も簡単なも
のとして、回転ドラムの端面部分にスリップリングを設
け、かつこれに固定側に設けた給電用ブラシを摺動接触
させるという接触型構造が従来から広く用いられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な接触型の電源供給装置では、スリップリングと給電用
ブラシとが回転ドラムの回転による摩擦のために摩耗
し、寿命が短いという問題がある。そして、このような
構造では、スリップリングや給電用ブラシが消耗品とな
り、コスト高を招くという欠点があった。
【0006】また、近年では上述したような接触型の不
具合を解決するために、非接触型電源供給装置も提案さ
れている。すなわち、このような非接触型電源供給装置
では、たとえば発光素子と太陽電池等による受光素子を
用い、上述した摩耗に伴なう消耗品をなくすようにした
構造が知られている。
【0007】しかし、このような構造によれば、太陽電
池等による受光素子における受光率が低いという問題が
あり、アンプにおいて必要となる電源の供給が行えず、
装置の信頼性や性能を確保するうえで問題であった。
【0008】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたものであり、回転ドラムに内蔵したアンプに電源を
供給するにあたって、従来の接触型電源供給装置のよう
な消耗品の発生をなくし、長寿命化やコスト低減も図る
とともに、従来の非接触型電源供給装置における受光素
子での受光率の低下という問題も一掃でき、装置の信頼
性や性能を向上させることができる非接触型電源供給構
造を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る非接触型電源供給装置は、回転ドラ
ムに内蔵した増幅器に電源を供給するにあたって、回転
ドラムの一部、たとえばこの回転ドラムの一端部側で回
転軸を中心とした部分に、受光率の高い略円板状を呈す
る光電変換素子、たとえば円板状の太陽電池を設けると
ともに、この光電変換素子に対向する固定側のアーム部
に、前記太陽電池に光を照射する半導体レーザによるレ
ーザ光照射部を設けたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、回転ドラムに内蔵した増幅器
に電源を供給するにあたって、固定側のアーム部に設け
たレーザ光照射部を構成する半導体レーザからのレーザ
光を、回転ドラムに設けた光電変換素子である略円板状
の太陽電池に照射することにより、回転ドラムの増幅器
に外部から電源を供給することができる。
【0011】このとき、略円板状の太陽電池を、回転ド
ラムの回転軸を中心として配設し、その周方向の一部に
アーム部側のレーザ光照射部を構成するプリズムを対向
させることにより、回転ドラムの回転にかかわらず、半
導体レーザからのレーザ光を、略円板状の太陽電池によ
って常に受光することができる。
【0012】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る非接触型電源
供給装置の一実施例を示すもので、これらの図におい
て、本実施例では、VTR(ビデオテープレコーダ)等
に使用しているヘッド付きの回転ドラムによる回転ドラ
ム部について説明する。
【0013】これらの図において、符号1は回転ドラ
ム、2はこの回転ドラム1を回転駆動するためのモータ
軸である。3はこのモータ軸2に対し相対的に回転自在
に支持した固定側の支持ドラムであり、この支持ドラム
3は前記回転ドラム1と同軸上に配置している。なお、
この支持ドラム3内には、図示は省略したが、回転ドラ
ム1を回転駆動するためのモータを配設されている。
【0014】4は前記支持ドラム3に一端を固定しかつ
他端を前記回転ドラム1における支持ドラム3とは反対
側の端面部分に臨むように設けている固定側アーム部と
なるアームで、このアーム4の前記回転ドラム1の端面
部分に対向する部分には、レーザ光照射部としてプリズ
ム5および半導体レーザ6が実装されている。すなわ
ち、アーム4内の一部に半導体レーザ6を設け、かつこ
の半導体レーザ6からのレーザ光を、アーム4内に設け
たプリズム5を介して照射口5aから回転ドラム1側の
後述する太陽電池に向って照射させるようになってい
る。
【0015】一方、回転ドラム1の外周部には記録媒体
(図示せず)の記録再生を行なうためのヘッド7が設け
られ、またこの回転ドラム1における前記支持ドラム3
と反対側の端面部分に凹設した凹部1a内には、前記ヘ
ッド7との記録再生信号を増幅するアンプ8が設けられ
ている。
【0016】9はこのアンプ8とともに前記回転ドラム
1の凹部1a内に配設された受光回路、10はこの受光
回路9の上部に配設された略円板状の光電変換素子とし
ての環状板形状の太陽電池である。
【0017】ここで、この環状板形状の太陽電池10
は、回転ドラム1の凹部1a内に設けた受光回路9上で
ドラム1のモータ軸2による回転軸を中心として同心状
に配設されている。また、このような環状板形状の太陽
電池10の周方向の一部に前記アーム4の他端が臨み、
この部分に設けたプリズム5および照射口5aによっ
て、アーム4内での半導体レーザ6からのレーザ光を太
陽電池10に照射できるようになっている。
【0018】このような構成において、外部からの給電
によって半導体レーザ6で発光したレーザ光を、プリズ
ム5、照射口5aを介して前記回転ドラム1側の太陽電
池10に照射することにより、レーザ光を受光回路9に
よって電気変換し、これを回転ドラム1のヘッド用のア
ンプ8での電源として供給している。
【0019】このとき、環状板形状の太陽電池10を、
回転ドラム1の回転軸を中心として配設し、その周方向
の一部にアーム4側のプリズム5および照射口5aを対
向させていることから、回転ドラム1の回転にかかわら
ず、半導体レーザ6からのレーザ光を、太陽電池10に
よって常に受光することができ、受光率を向上させるこ
とができる。なお、この実施例では、アーム4にレーザ
光照射部としてプリズム5を設け、このプリズム5によ
って半導体レーザ6からのレーザ光を、環状板形状の太
陽電池10に向って照射しているが、これに限定され
ず、たとえば半導体レーザ6からのレーザ光を、回転ド
ラム1側に設けた環状板形状の太陽電池10に直接照射
するようにしてもよい。
【0020】ここで、図3は上述した回転ドラム1に内
蔵したアンプ8への外部からの電源供給装置の系統図で
ある。すなわち、レーザ光照射部を構成する半導体レー
ザ6に外部電源を接続し、これに選択的に通電すること
で、電気を光に変換してレーザ光が得られる。このレー
ザ光をアーム4のプリズム5を介して照射口5aから、
円板状の光電変換素子である環状板形状の太陽電池に照
射し、受光回路9で光を電気に変換することにより、ア
ンプ8用電源の回転ドラム1側への供給を行なえる。そ
して、この受光回路9に供給された電源は、図3に示す
ように、整流部を通し、アンプ8に電源として供給する
ことができる。
【0021】このような構造によれば、回転ドラム1内
に実装したアンプ8にレーザ光を照射することにより非
接触状態で電源を供給できるので、従来のように回転ド
ラム内に内蔵したアンプにスリップリングと給電ブラシ
とを介して電源を供給する接触型でのスリップリングが
回転ドラムの回転による摩擦のために摩耗するというよ
うなことはなく、摩耗部品による消耗品の発生を防止で
きる。さらに、回転ドラム1側でレーザ光を受光する太
陽電池10として環状板形状のものを用い、これを回転
軸を中心として同心上に配置したので、回転ドラム1の
回転時にレーザ光の受光を常に安定した状態で行なえ、
受光率が向上するという利点がある。
【0022】ここで、上述した構成では、アーム4内に
設けた半導体レーザ6からのレーザ光を、プリズム5に
よって単純に偏向して回転ドラム1側の太陽電池10に
対し集中して照射しているが、たとえばこのプリズム5
に光の拡散機能を持たせ、レーザ光を、太陽電池10に
対し面方向に広がりをもって照射できるようにしてもよ
い。このようにすれば、太陽電池10での受光可能な面
積が広くなり、太陽電池10全体としての受光率が向上
する。
【0023】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、回転ドラム部を構成する各部の形状、構造等
を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。たとえ
ば上述した実施例では、略円板状を呈する光電変換素子
として、環状板形状の太陽電池10を用いたが、その形
状は適宜変形できるものであり、要は回転ドラム1の回
転にかかわらず、常に半導体レーザ6からのレーザ光を
受光できる形状であればよい。
【0024】さらに、上述した実施例では、半導体レー
ザ6からのレーザ光を、アーム4内に設けたプリズム5
を介して方向を偏向し、照射口5aから太陽電池10側
に照射するようにしているが、これに限定されず、半導
体レーザ6からのレーザ光を太陽電池10側に直接照射
するように構成してもよい。また、本発明に係る非接触
型電源供給装置を適用する機器としても、VTRの回転
ドラム部に限定されないことも勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る非接触
型電源供給装置によれば、回転ドラムに設けた略円板状
の太陽電池による光電変換素子に、固定側アーム部に設
けた半導体レーザで発生するレーザ光を照射するための
プリズム等による照射部を対向させているので、簡単な
構造であるにもかかわらず、回転ドラムに内蔵したアン
プに外部から電源を供給するにあたって、レーザ光を利
用した非接触型構造を採用することができ、従来のよう
な接触型におけるスリップリングとブラシを用いた場合
のような摩耗部品をなくして消耗品の発生を防ぎ、装置
各部の長寿命化を図り、コスト低減化を図ることができ
る。
【0026】特に、本発明によれば、略円板状の光電変
換素子としての略円板状の太陽電池を、回転ドラムの一
端部側で回転軸を中心として配設し、これに固定側のア
ーム部のレーザ光照射部を対向させているので、回転ド
ラムの回転にかかわらず、半導体レーザからのレーザ光
の太陽電池による受光率を向上させることができ、これ
によりレーザ光を太陽電池により常に効率よく受光で
き、結果として装置の信頼性や性能を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非接触型電源供給装置の一実施
例を示し、回転ドラム部における要部構造の断面図であ
る。
【図2】 図1の回転ドラム部の平面図である。
【図3】 本発明に係る非接触型電源供給装置の一実施
例を示す電源供給系の系統図である。
【符号の説明】
1…回転ドラム、2…モータ軸(回転軸)、3…支持ド
ラム、4…アーム(固定側アーム部)、5…プリズム、
5a…照射口、6…半導体レーザ(レーザ光照射部)、
7…ヘッド、8…アンプ(増幅器)、9…受光回路、1
0…略円板状の太陽電池(光電変換素子)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに内蔵した増幅器に電源を供
    給する電源供給装置において、 前記回転ドラムの一部に略円板状をなす光電変換素子を
    設けるとともに、この光電変換素子に対向する固定側の
    アーム部に半導体レーザによるレーザ光照射部を設けた
    ことを特徴とする非接触型電源供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非接触型電源供給装置に
    おいて、 光電変換素子として略円板状の太陽電池を用い、かつこ
    の太陽電池を、回転ドラムの一端部側で回転軸を中心と
    して配設したことを特徴とする非接触型電源供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の非接触型
    電源供給装置において、 固定側のアーム部内に、レーザ光照射部を構成する半導
    体レーザからのレーザ光を回転ドラム側の光電変換素子
    に対して照射するためのプリズムを設けたことを特徴と
    する非接触型電源供給装置。
JP7045400A 1995-03-06 1995-03-06 非接触型電源供給装置 Pending JPH08249629A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567901B2 (ja) * 1989-11-30 1993-09-27 Jatco Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0567901B2 (ja) * 1989-11-30 1993-09-27 Jatco Corp

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