JPH08249267A - Dmaコントローラ - Google Patents

Dmaコントローラ

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Publication number
JPH08249267A
JPH08249267A JP5240195A JP5240195A JPH08249267A JP H08249267 A JPH08249267 A JP H08249267A JP 5240195 A JP5240195 A JP 5240195A JP 5240195 A JP5240195 A JP 5240195A JP H08249267 A JPH08249267 A JP H08249267A
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JP
Japan
Prior art keywords
transfer
request signal
register
dma controller
asserted
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5240195A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Tanaka
哲也 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メディアデータの周期的な高速転送に適した
DMAコントローラを提供する。 【構成】 始動信号115がアサートされる毎に1ブロ
ック転送の実行を制御するようにアドレスを順次生成し
かつ1ブロック転送の実行が終了する毎に待機要求信号
114をアサートするためのアドレス生成部1と、1ブ
ロック転送の実行に要する時間より長い周期で反復要求
信号111をアサートするためのタイマ部2と、開始要
求信号112がアサートされた場合にタイマ部2の計時
動作を起動しかつアドレス生成部1への始動信号115
をアサートするための制御部10とをDMAコントロー
ラ200に内蔵させる。制御部10は、アドレス生成部
1が待機要求信号114をアサートした後に、かつ停止
要求信号113がアサートされる前にタイマ部2が反復
要求信号111をアサートした場合にも、タイマ部2の
計時動作を起動しかつ始動信号115をアサートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムでメデ
ィアデータを取り扱うDMAコントローラに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機システムが普及するに従っ
て、音声や動画などのメディアデータを取り扱うといっ
たマルチメディア処理の必要性が高まってきた。このよ
うなマルチメディア処理は単純なデータ転送の繰り返し
処理でありかつ高速性が要求されるため、中央処理装置
(CPU)の負担が大きいプログラムIO制御方式(P
IO制御方式)ではなくて、ダイレクト・メモリ・アク
セス制御方式(DMA制御方式)が採用される。
【0003】CPU、主記憶、入力デバイス、出力デバ
イス及びDMAコントローラを備えた従来の計算機シス
テムにおいて入力デバイスと主記憶との間、主記憶と出
力デバイスとの間、主記憶の異なる領域間、又は入力デ
バイスと出力デバイスとの間のメディアデータの周期的
な高速転送を実行する場合、タイマからCPUへの周期
的な割り込みにより割り込み処理プログラムを起動し、
該割り込み処理プログラムでDMAコントローラの動作
を制御することとしていた。具体的には、第1のステッ
プで、CPUは、DMAコントローラの転送元アドレス
レジスタ、転送先アドレスレジスタ及び転送サイズレジ
スタに1ブロック転送のための適切な値を設定する。第
2のステップでは、タイマからCPUへの割り込みによ
り、割り込み処理プログラムが起動される。この割り込
み処理プログラムの実行により、CPUからDMAコン
トローラへ1ブロック転送の開始要求が発せられる。第
3のステップでは、この転送開始要求に応答して、DM
Aコントローラが1ブロック転送の実行を制御する。1
ブロック転送の実行が終了すると、その旨がDMAコン
トローラからCPUへ通知される。メディアデータの転
送を継続する場合には、上記第2のステップ以降の処理
が繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
成は、CPUへの周期的な割り込みにより割り込み処理
プログラムを起動し、該割り込み処理プログラムでDM
Aコントローラの動作を制御することによりメディアデ
ータの周期的な転送を実現していたので、次のような問
題を有していた。
【0005】第1に、CPUにDMAコントローラの動
作を制御するための周期的割り込み処理プログラムが必
要である。そのため、プログラムのサイズが大きくな
る。
【0006】第2に、CPUに周期的に割り込みが発生
し、そのつど割り込み処理プログラムを実行するのでC
PUの負担が増大する。
【0007】第3に、CPUの高いリアルタイム性が要
求され、計算機システムのコストが高くなる。メディア
データを取り扱う場合にはデータの連続性を保つことが
重要であり、CPUに割り込みが発生してからDMAコ
ントローラを起動するまでの処理時間を一定時間以下に
する必要がある。そのため、CPUの高いリアルタイム
性を実現するためのソフトウェア、ハードウェアが要求
される。
【0008】第4に、周期の異なる複数のメディアを同
時に取り扱う場合には、より高いリアルタイム性がCP
Uに要求される。この場合には、それぞれのメディアの
取り扱い周期の最小公倍数の周期でCPUに同時割り込
みが発生し、どのメディアに対応する転送を行なうかを
割り込み処理プログラムで判断する必要が生じる。その
ため、CPUの負担はさらに増大する。
【0009】本発明の目的は、上記諸問題に鑑み、メデ
ィアデータの周期的な高速転送に適したDMAコントロ
ーラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ブロック転送の再起動を制御するための
タイマ部を内蔵したDMAコントローラの構成を採用し
たものである。
【0011】具体的には、本発明のDMAコントローラ
は、始動信号がアサートされる毎に1ブロック転送の実
行を制御しかつ1ブロック転送の実行が終了する毎に待
機要求信号をアサートするための第1の手段と、該第1
の手段の制御による1ブロック転送の実行に要する時間
より長い周期で反復要求信号をアサートするための第2
の手段と、開始要求信号がアサートされた場合又は前記
第1の手段が待機要求信号をアサートした後にかつ停止
要求信号がアサートされる前に前記第2の手段が反復要
求信号をアサートした場合には前記第2の手段の計時動
作を起動しかつ前記第1の手段への始動信号をアサート
するための第3の手段とを備えた構成を採用したもので
ある。
【0012】
【作用】本発明のDMAコントローラによれば、第3の
手段は、転送停止モードと、転送実行モードと、待機モ
ードとの3つの内部状態を有する。開始要求信号がアサ
ートされると、第3の手段は、転送停止モードから転送
実行モードへ遷移して、第2の手段の計時動作を起動し
かつ第1の手段への始動信号をアサートする。第1の手
段は、始動信号のアサートを受けて、1ブロック転送の
実行を制御し、該1ブロック転送の終了時点で待機要求
信号をアサートする。このとき、第3の手段は、待機要
求信号のアサートを受けて、転送実行モードから待機モ
ードへ遷移する。第2の手段は第1の手段の制御による
1ブロック転送の実行に要する時間より長い周期で反復
要求信号をアサートするようになっており、待機モード
において停止要求信号がアサートされる前に第2の手段
から反復要求信号がアサートされると、第3の手段は、
待機モードから転送実行モードへ遷移して、第2の手段
の計時動作を再起動し、かつ次のブロック転送が実行さ
れるように第1の手段への始動信号を再びアサートす
る。つまり、CPUの介在なしにブロック転送が自動的
に再起動される。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係るDMAコント
ローラを備えた計算機システムの概略構成を示してい
る。図1において、200は本発明の実施例に係るDM
Aコントローラ、201はCPU、202は主記憶、2
03は出力デバイス、204は入力デバイス、3はこれ
らの回路ブロック間を結ぶシステムバスである。システ
ムバス3は、アドレスバス及びデータバスを備えてい
る。
【0014】DMAコントローラ200は、入力デバイ
ス204と主記憶202との間のDMA転送を実行する
第1の転送モードと、主記憶202と出力デバイス20
3との間のDMA転送を実行する第2の転送モードと、
主記憶202の異なる領域間のDMA転送を実行する第
3の転送モードと、入力デバイス204と出力デバイス
203との間のDMA転送を実行する第4の転送モード
とを有するものである。転送サイズは、1ワード(4バ
イト)を単位とするものとする。DMAコントローラ2
00は、後述するように複数の制御レジスタを内蔵した
プログラマブルな回路ブロックであって、制御レジスタ
を特定するためのアドレスと、該アドレスによって特定
された制御レジスタに書き込むべきデータ(制御情報)
とが、CPU201からシステムバス3を介してPIO
制御方式で供給される。入力デバイス204及び出力デ
バイス203にも同様のPIO制御方式が採用される。
【0015】DMAコントローラ200の内部構成を図
2に示す。図2において、1はブロック転送の実行を制
御するようにアドレスを順次生成するためのアドレス生
成部、2はブロック転送の再起動を制御するためのタイ
マ部、10はDMAコントローラ200の内部全体動作
を制御するための制御部、11はデータを一時的に保持
するためのデータバッファ、12はシステムバス3との
インターフェースとして機能するバスインターフェース
である。バスインターフェース12とデータバッファ1
1とアドレス生成部1とタイマ部2との間には内部デー
タバス100が、バスインターフェース12とアドレス
生成部1との間には内部アドレスバス101がそれぞれ
設けられている。タイマ部2は、設定された分周数デー
タを保持するための分周数レジスタ50と、クロックを
計数するためのカウンタ51と、カウンタ51の計数値
と分周数レジスタ50の保持データとを比較するための
比較器52とを備えており、内部データバス100が分
周数レジスタ50に接続されている。110はカウンタ
リセット信号、111は反復要求信号、112は開始要
求信号、113は停止要求信号、114は待機要求信
号、115は始動信号である。タイマ部2の比較器52
は、カウンタ51の計数値と分周数レジスタ50の保持
データとが一致した時に反復要求信号111をアサート
する。
【0016】アドレス生成部1の内部構成を図3に示
す。図3において、13は設定された転送サイズを保持
するための転送サイズレジスタ、14は設定された転送
先アドレスを保持するための転送先アドレスレジスタ、
15は設定された転送元アドレスを保持するための転送
元アドレスレジスタである。これらのレジスタ13,1
4,15の設定データは、内部データバス100を通じ
て供給されるようになっている。16は、待機要求信号
114を出力するための比較器である。20、21、2
2は、それぞれ転送サイズ、転送先アドレス、転送元ア
ドレスの更新中の値を保持するためのレジスタである。
23、24、25、26はマルチプレクサ、27は入力
値から1を減ずるデクリメンタ、28、29は入力値に
4を加算するインクリメンタである。比較器16は、転
送サイズの更新中の値(レジスタ20の出力)が0にな
った時に待機要求信号114をアサートする。マルチプ
レクサ26は、転送先アドレスの更新中の値(レジスタ
21の出力)と転送元アドレスの更新中の値(レジスタ
22の出力)とを切り替えて内部アドレスバス101へ
出力するものである。
【0017】図4は、図2中の制御部10の状態遷移図
である。制御部10は、3つの内部状態T0,T1,T
2を持っている。T0は転送停止モード、T1は転送実
行モード、T2は待機モードをそれぞれ示している。各
種制御レジスタの初期設定の後にCPU201からの制
御情報に応じてバスインターフェース12から開始要求
信号112がアサートされると、制御部10の内部状態
はT0(初期状態)からT1へ遷移し、該制御部10か
らカウンタリセット信号110と始動信号115とがア
サートされる。これにより、タイマ部2の計時動作が開
始すると同時に、アドレス生成部1による1ブロックの
転送制御が開始する。1ブロックの転送終了に伴ってア
ドレス生成部1から待機要求信号114がアサートされ
ると、制御部10の内部状態はT1からT2へ遷移す
る。この待機モードの内部状態T2でCPU201から
の制御情報に応じてバスインターフェース12から停止
要求信号113がアサートされると、制御部10の内部
状態はT2からT0へ遷移し、ブロック転送動作が完了
する。一方、タイマ部2はアドレス生成部1の制御によ
る1ブロック転送の実行に要する時間より長い周期で反
復要求信号111をアサートするようになっており、待
機モードの内部状態T2でタイマ部2から反復要求信号
111がアサートされると、制御部10の内部状態はT
2からT1へ遷移し、該制御部10からカウンタリセッ
ト信号110と始動信号115とがアサートされる。こ
れにより、タイマ部2の計時動作が再開すると同時に、
アドレス生成部1による次ブロックの転送制御が開始す
る。
【0018】図5はDMAコントローラ200の全体動
作を示し、同図中のS1〜S7は各ステップに付した符
号である。図5中のブロック転送ステップS4の詳細を
図6に示す。
【0019】図1の計算機システムで音声を再生する場
合について、図5及び図6を参照しながら具体的に説明
する。音声データは入力デバイス204から入力され、
出力デバイス203に音声データを供給することによっ
て音声が再生されるものとする。DMAコントローラ2
00の転送モードとして、前記第4の転送モードが選択
される。DMAコントローラ200の転送サイズレジス
タ13、転送先アドレスレジスタ14、転送元アドレス
レジスタ15及び分周数レジスタ50には、それぞれ固
有のアドレスが割り当てられている。同様に転送制御用
のアドレスもDMAコントローラ200に割り当てられ
ており、このアドレスにCPU201が転送開始要求用
の値又は転送停止要求用の値を書き込むことでDMAコ
ントローラ200の動作を制御する。さらに、入力デバ
イス204の音声データ供給の開始・停止及び出力デバ
イス203の音声再生の開始・停止にも、それぞれアド
レスと制御用の値とが割り当てられている。
【0020】図5中のステップS1では、DMAコント
ローラ200の転送元アドレスレジスタ15、転送先ア
ドレスレジスタ14、転送サイズレジスタ13及び分周
数レジスタ50の初期設定を実行する。この際、制御部
10の内部状態は転送停止モードT0である。例えば、
転送元アドレスレジスタ15の初期設定の際には、CP
U201は、PIO制御方式に従って、入力デバイス2
04が音声データを格納しているブロックの先頭アドレ
スをシステムバス3のデータバスに、転送元アドレスレ
ジスタ15に割り当てられたアドレスをシステムバス3
のアドレスバスにそれぞれ出力して、システムバス3上
に書き込みトランザクションを起こす。バスインターフ
ェース12は、システムバス3のアドレスバスの内容を
見て、転送元アドレスレジスタ15にシステムバス3の
データバスの値を格納する。転送先アドレスレジスタ1
4、転送サイズレジスタ13及び分周数レジスタ50の
初期設定も、同様のPIO制御方式に従って実行され
る。なお、分周数レジスタ50には、アドレス生成部1
の制御による1ブロック転送の実行に要する時間より長
い音声再生周期をカウンタ51のクロック周期で除して
得られた値が分周数データとして設定される。
【0021】ステップS2では、DMAコントローラ2
00は、CPU201からの転送開始要求があるまで何
もしないで待つ。CPU201は、転送制御用に割り当
てられたアドレスに転送開始要求用の値を書き込むこと
でDMAコントローラ200に転送の開始を要求する。
それと同時に、入力デバイス204の音声供給制御に割
り当てられたアドレスに供給開始要求用の値を書き込む
ことで入力デバイス204に音声データの供給を開始さ
せ、かつ出力デバイス203の音声再生制御に割り当て
られたアドレスに再生開始要求用の値を書き込むことで
出力デバイス203に音声の再生を開始させる。DMA
コントローラ200のバスインターフェース12は、転
送開始要求であることを認識すると、制御部10への開
始要求信号112をアサートする。開始要求信号112
がアサートされると、制御部10は内部状態を転送停止
モードT0から転送実行モードT1にする。
【0022】ステップS3では、制御部10はカウンタ
リセット信号110のアサートによりカウンタ51を0
にリセットしてタイマ部2の計時動作を起動する。タイ
マ部2では、クロックによりカウンタ51が自動的にイ
ンクリメントされ、比較器52がカウンタ51の計数値
と分周数レジスタ50の保持データとを比較する。
【0023】ステップS4では、制御部10は始動信号
115のアサートによりアドレス生成部1に1ブロック
の転送制御を開始させる。これにより、DMAコントロ
ーラ200の制御下で、転送元アドレスから転送先アド
レスへの転送サイズ分のデータ転送が実行される。アド
レス生成部1は、後述するように、1ブロック転送の終
了時点で待機要求信号114をアサートする。この待機
要求信号114のアサートにより、制御部10は内部状
態を転送実行モードT1から待機モードT2にする。
【0024】ステップS5では、制御部10はバスイン
ターフェース12からの停止要求信号113のアサート
の有無を調べる。CPU201は、DMA転送を停止さ
せる場合には、転送制御用に割り当てられたアドレスに
転送停止要求用の値を書き込むことでDMAコントロー
ラ200に転送の停止を要求する。バスインターフェー
ス12は、転送停止要求であることを認識すると、制御
部10への停止要求信号113をアサートする。停止要
求信号113がアサートされると、制御部10は内部状
態を待機モードT2から転送停止モードT0にしてステ
ップS6へ進み、カウンタリセット信号110のアサー
トにより計時動作中のタイマ部2のカウンタ51を0に
リセットしたうえで、転送制御を終了する。この場合、
DMAコントローラ200の動作は終了となる。
【0025】停止要求信号113のアサートがない場合
には、待機モードT2のままステップS5からステップ
S7へ進み、制御部10がタイマ部2からの反復要求信
号111のアサートの有無を調べる。反復要求信号11
1のアサートがない場合には、待機モードT2のままス
テップS5へ戻って、停止要求信号113又は反復要求
信号111がアサートされるまで待つ。タイマ部2の比
較器52は、カウンタ51の計数値と分周数レジスタ5
0の保持データとが一致した時に反復要求信号111を
アサートする。反復要求信号111がアサートされる
と、制御部10は内部状態を待機モードT2から転送実
行モードT1にしてステップS3へ戻る。したがって、
タイマ部2が再起動されたうえ、自動的に次ブロックの
転送制御が開始する。
【0026】次に、図5中のブロック転送ステップS4
におけるアドレス生成部1(図3参照)の内部動作を、
図6を参照しながら詳細に説明する。図6中のS11〜
S15は各ステップに付した符号である。
【0027】ステップS11では、制御部10からの始
動信号115のアサートに応答して、マルチプレクサ2
3,24,25を介して転送サイズレジスタ13、転送
先アドレスレジスタ14及び転送元アドレスレジスタ1
5の保持データをそれぞれレジスタ20,21,22に
格納する。
【0028】ステップS12では、比較器16がレジス
タ20の保持値(転送サイズの更新中の値)と0とを比
較する。レジスタ20の保持値が0になった時には、比
較器16は待機要求信号114をアサートする。そし
て、1ブロックの転送制御を終了する。
【0029】レジスタ20の保持値が0でない場合に
は、ステップS12からステップS13へ進み、バスイ
ンターフェース12がレジスタ22の保持値(転送元ア
ドレスの更新中の値)をシステムバス3のアドレスバス
に出力して、読み込みトランザクションを起こす。読み
込んだデータは、データバッファ11に格納される。
【0030】ステップS14では、バスインターフェー
ス12がレジスタ21の保持値(転送先アドレスの更新
中の値)をシステムバス3のアドレスバスに、データバ
ッファ11のデータをシステムバス3のデータバスにそ
れぞれ出力して、書き込みトランザクションを起こす。
【0031】ステップS15では、デクリメンタ27と
マルチプレクサ23とを用いてレジスタ20の保持値か
ら1を減ずる。これと同時に、インクリメンタ28とマ
ルチプレクサ24とを用いてレジスタ21の保持値に4
を加え、インクリメンタ29とマルチプレクサ25とを
用いてレジスタ22の保持値に4を加える。そして、ス
テップS12に戻る。
【0032】以上のステップS11〜S15の動作によ
り、入力デバイス204から出力デバイス203への1
ブロックの音声データのDMA転送が遂行される。次ブ
ロックの転送の際にはステップS11において転送サイ
ズレジスタ13、転送先アドレスレジスタ14及び転送
元アドレスレジスタ15の保持データがそれぞれレジス
タ20,21,22に再度格納されるので、同じ転送元
アドレスから同じ転送先アドレスへの同じ転送サイズ分
のデータ転送が実行される。
【0033】以上のとおり、本実施例によれば、CPU
201がDMAコントローラ200に転送開始要求を与
えた後はDMAコントローラ200に内蔵されたタイマ
部2がブロック転送を自動的に再起動する構成を採用し
たので、CPU201に負担をかけずにメディアデータ
の周期的な高速転送を実行することができる。しかも、
分周数レジスタ50とカウンタ51と比較器52とを備
えたタイマ部2という特別なハードウェアでブロック転
送の再起動を高速制御することとしたので、メディアデ
ータの連続性を容易にかつ低コストで保つことができ
る。また、周期の異なる複数のメディアを同時に取り扱
う場合には、本実施例に係るDMAコントローラをメデ
ィアの数だけ用意し、それぞれのメディアの取り扱い周
期に応じた分周数データを各DMAコントローラの分周
数レジスタに設定すればよい。これにより、CPUに負
担をかけずに、複数のメディアデータの各々の周期的な
高速転送を同時に実行することができる。
【0034】なお、上記の具体例では入力デバイス20
4と出力デバイス203との間のDMA転送に係る第4
の転送モードのみを説明したが、本実施例のDMAコン
トローラ200によれば、前記第1〜第3の転送モード
でも同様に、CPU201に負担をかけずにメディアデ
ータの周期的な高速転送を実行することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明によれ
ば、ブロック転送の再起動を制御するためのタイマ部を
内蔵したDMAコントローラの構成を採用し、CPUの
介在なしにブロック転送が自動的に再起動されるように
したので、DMAコントローラの動作を制御するための
周期的割り込み処理プログラムをCPUに設ける必要が
なく、プログラムサイズが縮小される。また、該周期的
割り込み処理プログラムをCPUが実行する必要がない
ので、CPUの負担が軽減される。また、ブロック転送
の再起動を制御するための特別なハードウェアをDMA
コントローラ内に設けたので、メディアデータの連続性
を容易にかつ低コストで保つことができる。周期の異な
る複数のメディアを同時に取り扱う場合への対応も容易
である。
【0036】したがって、本発明によれば、メディアデ
ータの周期的な高速転送に適したDMAコントローラを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るDMAコントローラを備
えた計算機システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1中の本発明の実施例に係るDMAコントロ
ーラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】図2中のアドレス生成部の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図2中の制御部の状態遷移図である。
【図5】図2のDMAコントローラの動作を示すフロー
チャート図である。
【図6】図5中のブロック転送ステップの詳細を示すフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1 アドレス生成部(第1の手段) 2 タイマ部(第2の手段) 3 システムバス 10 制御部(第3の手段) 11 データバッファ 12 バスインターフェース 13 転送サイズレジスタ 14 転送先アドレスレジスタ 15 転送元アドレスレジスタ 16 比較器 20,21,22 レジスタ 23,24,25,26 マルチプレクサ 27 デクリメンタ 28,29 インクリメンタ 50 分周数レジスタ 51 カウンタ 52 比較器 100 内部データバス 101 内部アドレスバス 110 カウンタリセット信号 111 反復要求信号 112 開始要求信号 113 停止要求信号 114 待機要求信号 115 始動信号 200 DMAコントローラ 201 CPU 202 主記憶 203 出力デバイス 204 入力デバイス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動信号がアサートされる毎に1ブロッ
    ク転送の実行を制御し、かつ1ブロック転送の実行が終
    了する毎に待機要求信号をアサートするための第1の手
    段と、 前記第1の手段の制御による1ブロック転送の実行に要
    する時間より長い周期で反復要求信号をアサートするた
    めの第2の手段と、 開始要求信号がアサートされた場合又は前記第1の手段
    が待機要求信号をアサートした後にかつ停止要求信号が
    アサートされる前に前記第2の手段が反復要求信号をア
    サートした場合には、前記第2の手段の計時動作を起動
    しかつ前記第1の手段への始動信号をアサートするため
    の第3の手段とを備えたことを特徴とするDMAコント
    ローラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のDMAコントローラにお
    いて、 前記第1の手段は、 設定された転送元アドレスを保持するための転送元アド
    レスレジスタと、 設定された転送先アドレスを保持するための転送先アド
    レスレジスタと、 設定された転送サイズを保持するための転送サイズレジ
    スタとを備えたことを特徴とするDMAコントローラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のDMAコントローラにお
    いて、 前記第2の手段は、 設定された分周数データを保持するための分周数レジス
    タと、 クロックを計数するためのカウンタと、 前記カウンタの計数値が前記分周数レジスタの保持デー
    タと一致したときに前記反復要求信号をアサートするた
    めの比較器とを備えたことを特徴とするDMAコントロ
    ーラ。
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