JPH082485A - 水面下移動体航行システム - Google Patents

水面下移動体航行システム

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JPH082485A
JPH082485A JP7164804A JP16480495A JPH082485A JP H082485 A JPH082485 A JP H082485A JP 7164804 A JP7164804 A JP 7164804A JP 16480495 A JP16480495 A JP 16480495A JP H082485 A JPH082485 A JP H082485A
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JP
Japan
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killer
vehicle
mine
magnetic field
magnetic
Prior art date
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JP7164804A
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Donald G Polvani
ジョージ ポルバニ ドナルド
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CBS Corp
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Westinghouse Electric Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/15Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation specially adapted for use during transport, e.g. by a person, vehicle or boat

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁場を発生させる水面下の機雷(22)にむ
かってキラー移動体(20)を航行させるシステムを提
供する。 【構成】 キラー移動体に固定した2つの磁気センサー
(10)による機雷磁場の測定値を用いて機雷に対する
キラー移動体の相対位置を算出し、これにより磁場を発
生している機雷にむかってキラー移動体を航行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は航行システムに係わり、
特に磁場を発生させる水面下の機雷にむかってキラー移
動体を航行させる方法及びシステムに係わる。本発明は
キラー移動体に固定した2つの磁気センサーによって得
られる機雷の磁場測定値を利用して機雷からのキラー移
動体の相対位置を計算する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現代の
紛争において、機雷を迅速に発見し、破壊する能力が極
めて重要な場合が多々ある。鉄系の装甲を有する機雷に
対する方式の1つとして、2つの自律的水中移動体(A
UV)を利用するものがある。第1のAUSはソナーと
磁気センサーの双方を利用して機雷を探知しその種類を
識別するハンター移動体として働く。磁気センサーは機
雷の位置を探知すると同時に機雷の磁気モーメントの大
きさ及び方向を探知する。(磁気モーメントとは磁気発
生源の強さと被磁化体の磁気方向を表わす公知のベクト
ル量である)。ハンター移動体は複数の第2のキラー移
動体(AUV)を搭載している。
【0003】キラー移動体は小型魚雷のような機能を果
たす。ハンター移動体から発射されたキラー移動体はハ
ンター移動体によりあらかじめ設定された機雷に近い位
置で自力で保留し、ハンター移動体がその海域から離れ
るのに充分な時間が経過すると機雷にむかって移動しこ
れを破壊する。
【0004】この方式にとって重大な課題は機雷にむか
って移動させ、これを破壊するためキラー移動体に正確
な航行情報を提供することである。ハンター移動体は一
定の許容誤差の範囲内で機雷の位置を探知し、同様に、
キラー移動体は別に設定された許容誤差の範囲内で所期
のアンカー点に到達する。もしキラー移動体がハンター
移動体による機雷位置の推定値を利用して単なる推定航
法で機雷にむかって進めば、これら2つの誤差発生源
(これに加えて未知の潮流強さのような他の誤差要因)
によってキラー移動体が機雷を破壊するのに充分な至近
距離を通過できなくなるおそれがある。また、キラー移
動体はハンター移動体によって運搬されるから、キラー
移動体の弾頭は小さくかつ軽量でなければならない。そ
の場合、確実に機雷を破壊するためにはキラー移動体の
弾頭が機雷のケーシングに近い位置に来るようにすれば
よい。航行システムの精度が高ければキラー移動体を小
型化することによって軽量化できる。キラー移動体の小
型軽量化が可能なら、ハンター移動体の航続時間を延ば
すか、または積載重量を、例えばキラー移動体の個数を
増やすことができる。
【0005】能動ソナーを使用すれば必要な航行情報を
得ることができるであろうが、本発明よりも高いコスト
と大きい電力が必要となる。
【0006】本発明の目的は、キラー移動体に正確な航
行情報を提供することによってキラー移動体の弾頭を正
確に機雷に近づけこれを破壊することにある。
【0007】本発明の他の目的は、キラー移動体の弾頭
を軽量化することによってハンター移動体の航続時間を
延ばすことにある。
【0008】本発明の他の目的は、機雷磁場の受動的測
定値をキラー移動体のための航行情報として利用するこ
とにより、キラー移動体のコストおよび電力条件を比較
的高価な能動ソナーによる測定よりも緩和することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的及び利点の一部を以下に
述べるがこれらは以下の説明から、または本発明の実施
から察知することができるであろう。本発明の目的及び
利点は頭書した特許請求の範囲で指摘した構成要素及び
その組合わせによって実現され、達成されるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁場を発生さ
せる機雷にむかってキラー移動体を水面下航行させるシ
ステムにおいて、キラー移動体の前後方向軸線に沿って
一定間隔を置いてキラー移動体に固定され、機雷の磁場
を測定する2つの磁気センサーと;キラー移動体に搭載
され、一定間隔を置いて設けられた各磁気センサーによ
る機雷磁場測定値に従って機雷からのキラー移動体の相
対位置を計算するプログラムを有するコンピュータと;
キラー移動体に搭載され、計算された相対位置に従って
機雷にむかってキラー移動体を航行させる誘導システム
から成ることを特徴とするキラー移動体航行システムに
よって上記目的を達成する。
【0011】なお、以上に述べた説明も以下の詳細な説
明もあくまで実施例の説明であって本発明を限定するも
のではなく、本発明は頭書した特許請求の範囲によって
のみ限定される。
【0012】本願明細書の一部を構成する添付図面は本
発明の一実施例を示し、該添付図面に沿って以下に本発
明の原理を説明する。
【0013】
【実施例】本発明は、磁場を発する機雷にむかってキラ
ー移動体を水面下航行させるシステムに係わり、このシ
ステムはキラー移動体の前後軸線に沿って一定の間隔で
キラー移動体に固定され、機雷の磁気を測定する2つの
磁気センサーと;キラー移動体に搭載され、一定間隔を
置いた各磁気センサーによる機雷の磁場測定に従って機
雷からのキラー移動体の相対位置を計算するためのプロ
グラムを有するコンピュータと;キラー移動体に搭載さ
れ、計算された相対位置に従って機雷にむかってキラー
移動体を航行させる誘導システムから成る。
【0014】図2は、航行システムの作用範囲と該範囲
内の関連の直角座標系の斜視図である。ソナー及び磁気
センサーを利用してハンター移動体24が機雷22の位
置を探知する。ハンター移動体24は機雷22に近い所
定のアンカー位置からの機雷の相対位置及び機雷の磁気
モーメントの大きさ及び方向を推定し、これらの推定値
を搭載するキラー移動体20に伝送する。次いでハンタ
ー移動体24はアンカー点にむかってキラー移動体20
を発射する。
【0015】本発明の好ましい実施例においてキラー移
動体20は地球の固定座標軸Xe、Ye、Zeに対する
キラー移動体の方向を測定する慣性航行システム(図示
しない)を有する。慣性航行システムとして、戦術慣性
航行用センサーの斬新なものを用いることができる
(“New Inertial Sensor Uses Quartz Crystal Techno
logy,”Aviation Week and Space Technology、McGraw-
Hill, June 15, 1992,p.101)。
【0016】キラー移動体20は機雷の磁場を測定す
る。この測定は、下記の最近の文献に報告されたよう
に、機雷の磁気誘導ベクトル(B)の3つの直交成分を
測定する磁気センサーまたは1基の3軸磁力計10を利
用して行うことができる(D. G.Polvaniの“A Magnetic
System for AUV Position Resets”、Undersea Defens
eTechnology '92 Conference Proceedings、June 30-Ju
ly 2、1992、London、UK、pp.369-374)。ただし、地球
の大きい周囲磁場にかんがみ、1基の磁力計方式ではダ
イナミックレンジの問題が起こる可能性がある。さらに
また、地球磁場中における3軸磁力計の不規則な運動
(その結果磁力計出力が経時的に変動する)に起因する
磁気ノイズのようなノイズ発生源が機雷22による信号
と干渉するおそれがある。
【0017】好ましい解決策としてキラー移動体20の
前後方向軸線に沿って距離dxだけ離された2基の3軸
磁力計10を用いることにより機雷の磁場を双方の磁力
計で測定する。この2つの測定値を減算すると地球磁場
の大きい定常成分や双方の磁力計に共通の他のノイズ発
生源が除去される。実用的な作用距離で、磁力計10は
1ナノテスラ以上の感度を持つ必要がある。機雷22と
キラー移動体20の間の初期距離を長くすることができ
るという意味で0.1ナノテスラの感度は好ましい。標
準的なフラックスゲート3軸磁力計の感度は0.1ない
し1ナノテスラである。
【0018】図1は機雷22にむかってキラー移動体2
0を航行させるシステムの機能ブロック図である。
【0019】キラー移動体20の発射前に、搭載コンピ
ュータ16が機雷22とキラー移動体20の予定アンカ
ー点との相対位置及び機雷の磁気モーメントの大きさと
方向に関する推定値をハンター移動体から受信する。ハ
ンター移動体24はアンカー点にむかってキラー移動体
20を発射する。発射するには、予定アンカー点の真上
に来た時にアンカーと共にキラー移動体20を投下し、
安全に海底に沈下し、固定されるように浮力を設定する
だけでよい。ハンター移動体がこの海域を離れるのに充
分な時間が経過した後、キラー移動体20が機雷22に
むかって移動する。この移動中、磁力計10(M1及び
M2)は機雷の磁場を測定し、それぞれの測定値をA/
Dコンバータ14を介して搭載コンピュータ16に入力
する。
【0020】好ましい実施例においては、慣性航行シス
テム(INS)18が地球の固定座標軸に対するキラー
移動体の位置及び方向を測定する。この測定値もコンピ
ュータ16に入力される。さらに、機雷22にむかって
キラー移動体20を航行させる方法を実行するための指
令を含むアルゴリズム17もコンピュータ16に入力さ
れる。
【0021】本発明の方法によると、キラー移動体20
と機雷22との相対位置を数値計算するのに充分な情報
が機雷磁気モーメントの大きさと方向、及びキラー移動
体20の姿勢に含まれている。キラー移動体20に組み
込まれている誘導システム(図示しない)が計算された
相対位置を受信し、これに従ってキラー移動体20をア
ンカー点へ誘導する。
【0022】図2から明らかなように、相対位置の計算
には4つの座標系を使用する。キラー移動体を機雷にむ
かって航行させる方法を詳細に説明する前にこれらの座
標系について説明する。
【0023】第1の座標系は地球の固定座標系であり、
座標軸Xe、Ye、Zeを含む。ハンター移動体24の
慣性航行システムとキラー移動体20の慣性航行システ
ムはこれらの座標軸と整列している。
【0024】第2の座標系はハンター移動体24の固定
座標系であり、座標軸Xh、Yh、Zhを含む。ハンタ
ー移動体の慣性航行システムは地球の固定座標軸に対す
るこれらの座標軸の位置及び方向を測定する。
【0025】第3の座標系はキラー移動体20の固定座
標系であり、座標軸Xk、Yk、Zkを含む。Xk軸の
方向は移動体の前後方向軸線と一致する。キラー移動体
20の慣性航行システムは地球の固定座標軸に対するこ
れらの座標軸の位置及び方向を測定する。
【0026】第4の座標系は機雷22の固定座標系であ
り座標軸Xm、Ym、Zmを含む。Zm軸は機雷22の
磁気モーメントと一致する。これら4つの座標系は直接
的に機雷22に対するキラー移動体20の位置を示す。
これらの座標系はまた機雷磁場の成分を数学的に表現す
るのに利用される。これらの座標系を以下に相対座標系
と呼ぶ。
【0027】ハンター移動体24の磁気勾配計及び慣性
航行システムは、公知の方法(例えば、W. Wynn等の“A
dvanced Superconducting Gradiometer/Magnetometer
Arrays and a Novel Signal Processing Technique,”I
EEE Trans. Mag., Vol. MAG-II, pp.701-707、Mar. 197
5)を利用して機雷22の磁気モーメントの位置及び方
向を地球の固定座標系に基づいて測定する。ハンター移
動体24はキラー移動体20のアンカー点をも測定す
る。アンカー点は機雷22の磁気モーメントの位置から
所定の距離及び方向に位置ぎめされる。
【0028】図3はアルゴリズム17を利用してキラー
移動体を機雷にむかって航行させる方法を示すフローチ
ャートである。
【0029】キラー移動体のコンピュータ16はハンタ
ー移動体による地球の固定座標軸に対する機雷磁気モー
メントの位置及び方向の測定値に基づいて機雷座標を形
成する。このため、コンピュータ16は先ず地球の固定
座標軸と平行な座標軸セットを機雷22の位置まで並進
させてから、新しいZ軸(Zm)が機雷磁気モーメント
と平行となるようにこれらの座標軸を回転させる。
【0030】コンピュータ16は、キラー移動体の慣性
航行システムが測定したキラー移動体の方向を用いてキ
ラー移動体と機雷の座標軸間の角度を計算し、この2つ
の座標系間の変換を計算により行う。
【0031】次いでコンピュータ16は下記ステップを
順次実行することにより、キラー移動体20と機雷22
との間の相対座標を計算する: 1.キラー移動体20の方向を用いて、各磁力計10に
よって測定されたキラー移動体の座標軸に沿った機雷の
磁気誘導の3つの直交成分(Bxk、Byk、Bzk)を
機雷座標軸に沿うこれと等価の3成分(Bxm、Bym
Bzm)に変換する。この変換は標準的座標変換法を用
いて行う(例えば、H. Goldsteinの“Classical Mechan
icsc,”Addison-Wesley, Reading, Mass.,1959参照)。
【0032】2.変換された磁気誘導成分の、キラー移
動体20のx軸に沿う3つの方向性導関数を形成する。
即ち、
【数1】 ただし、dxはキラー移動体の前後方向軸線に沿う2つ
の磁力計10の間隔であり、(1)は第1磁力計10
(M1)に、また(2)は第2磁力計10(M2)に関
連する。
【0033】3.キラー移動体20と機雷22の相対座
標の、機雷座標軸に沿う非線形関数(後述する)に等し
い方向性導関数を設定し、相対座標を求める。
【0034】4.計算された相対座標をキラー移動体の
誘導システムに転送し、アンカー点にむかってキラー移
動体20を操舵する。
【0035】コンピュータ16は新しい磁力計出力セッ
トがサンプルされるごとにステップ1−4を繰り返す。
必要なサンプリング速度は所要の命中精度及びキラー移
動体の誘導システムの必要条件に応じて異なる。機雷の
磁場は距離の3乗に反比例して低下するから(また、磁
気誘導の方向性導関数が距離の4乗に反比例して低下す
るから)、磁場が急激に変化する距離の近傍で最大サン
プリング速度となることが必要である。標準的な分析法
を利用して計測量を分析した結果によれば、所要の命中
精度を達成するためのサンプリング速度(N)は下記式
によって与えられる:
【数2】 ただし、Vはキラー移動体の速度、Rは機雷22までの
距離、pは所要の命中精度を達成する上で許容できるサ
ンプルからサンプルへの測定方向性導関数の最大変化
(%)である。サンプリング速度はキラー移動体の速度
に正比例し、距離及び測定される磁場の方向性導関数の
許容変化%に反比例する。
【0036】速度が10kt(5m/秒)なら、機雷か
ら5m、p=10%で、所要サンプリング速度は標準的
方法で容易に達成できる約40サンプル/秒である。
【0037】上記ステップ3において、標準的磁気双極
子式及びキラー移動体座標軸と機雷座標軸の間の既知の
角度関係から非線形関数を求める。即ち、
【数3】 ただし、α、β、γは相対座標Xm、Ym、Zmに対す
る線dxの方向性余弦関数であり、キラー移動体座標軸
(Xk、Yk、Zk)及び相対座標軸(Xm、Ym、Z
m)の既知方向を用いる標準的な方法(例えばH. Golds
teinの上記論文)で計算される。
【0038】式(4)−(6)の右辺の部分導関数は下
記のように計算される。磁気双極子の磁気誘導は下記の
公知式で表わされる(例えば、J.E. Mcfee and Y. Das
の“Fast Recursive Method for Estimating Locationa
ndDipole Moment Componentsof a Static Magnetic Dip
ole,m”IEEE Trans, on Geoscience and Remote Sensin
g, Vol. GE-24, Sept. 1986, pp.663-673):
【数4】 ただし、μ0=自由空間透磁率(4π×10-7ウェーバ/
m−ampere)、 M=機雷の磁気モーメント、 γm=(Xm +Ym +Zm)1/2 標準的な方法を用いてZm軸に沿ってMを取れば:
【数5】 次いで、式(8)−(10)の右辺を標準的微分法で処
理することによってBxm、Bym、Bzmの部分導関数
を得る。
【0039】式(4)−(6)は機雷22とキラー移動
体20の間の所要の相対座標Xm、Ym、Zmを求める
式である。各式の左辺は式(1)−(3)の場合と同様
に磁力計測定値によって与えられる。右辺は非線形であ
り、数値解法が必要である。これには標準的な解法を用
いることができる(W.M. Press等の“Numerical Receip
es”Cambridge University Press, Cambridge, 1989, C
hapter 9)。
【0040】数値解法を開始するには先ず初期の試算が
必要である。この相対位置初期試算は機雷22の位置推
定値からハンター移動体によるキラー移動体20のアン
カー点位置の推定値を差引くことによって行われる。キ
ラー移動体20が機雷22にむかって誘導される過程で
新しい相対位置が測定され、最終命中精度を得るに必要
な、かつ誘導システムが必要とする条件に応じてサンプ
リング速度が設定される。新しい位置測定ごとの初期試
算は先行の相対位置の計算結果に基づいて行われる。こ
れらの試算結果は真の解に比較的近いから、試算の収斂
は迅速であり、多重解は回避される。
【0041】当業者には明白なように、頭書した特許請
求の範囲に示した本発明の範囲及び思想から逸脱するこ
となく、本発明の磁気航行システム及びこの磁気航行シ
ステムの構成に多様な変更を加えることができる。本発
明の明細書を検討し、本発明を実施することにより、当
業者は他にも実施態様が可能であることを知るであろ
う。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】キラー移動体を機雷にむかって航行させる好ま
しいシステムの機能ブロック図である。
【図2】航行システムの作用領域及び該領域内の直角座
標系の斜視図である。
【図3】キラー移動体を機雷にむかって航行させる方法
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 磁力計 14 A/Dコンバーター 16 コンピューター 17 アルゴリズム 18 慣性航行システム 20 キラー移動体 22 機雷 24 ハンター移動体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向軸線に沿って一定間隔を置いて
    設けた2つの磁気センサーとコンピュータを有するキラ
    ー移動体を、磁場を発生させる機雷にむかって水面下航
    行させる方法において、 機雷の磁場を各磁気センサーで測定し;一定間隔を保つ
    各磁気センサーによる磁場測定値の差に従って機雷から
    のキラー移動体の相対位置を計算し;計算された相対位
    置に従ってキラー移動体を機雷にむかって航行させるス
    テップから成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 機雷からのキラー移動体の相対位置を計
    算するステップを、測定ステップが実行されるごとに行
    うことを特徴とする請求項1に記載の水面下キラー移動
    体航行方法。
  3. 【請求項3】 磁場を発生させる機雷にむかってキラー
    移動体を水面下航行させるシステムにおいて、 キラー移動体の前後方向軸線に沿って一定間隔を置いて
    キラー移動体に固定され、機雷の磁場を測定する2つの
    磁気センサーと;キラー移動体に搭載され、一定間隔を
    置いて設けられた各磁気センサーによる機雷磁場の測定
    値に従って機雷からのキラー移動体の相対位置を計算す
    るプログラムを有するコンピュータと;キラー移動体に
    搭載され、計算された相対位置に従って機雷にむかって
    キラー移動体を航行させる誘導システムとから成ること
    を特徴とするキラー移動体航行システム。
  4. 【請求項4】 磁気センサーが3つの直交方向に機雷磁
    場を測定する3軸フラックスゲート磁力計であることを
    特徴とする請求項3に記載のキラー移動体航行システ
    ム。
  5. 【請求項5】 航行システムが慣性航行システムである
    ことを特徴とする請求項3に記載のキラー移動体航行シ
    ステム。
JP7164804A 1994-06-07 1995-06-06 水面下移動体航行システム Withdrawn JPH082485A (ja)

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US08/255863 1994-06-07
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US5425001A (en) 1995-06-13

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