JPH08248367A - 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置

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JPH08248367A
JPH08248367A JP4875295A JP4875295A JPH08248367A JP H08248367 A JPH08248367 A JP H08248367A JP 4875295 A JP4875295 A JP 4875295A JP 4875295 A JP4875295 A JP 4875295A JP H08248367 A JPH08248367 A JP H08248367A
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JP
Japan
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liquid crystal
light
pair
protective film
polarizing plates
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JP4875295A
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English (en)
Inventor
Yasunao Akehi
康直 明比
Masumi Kubo
真澄 久保
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輝点欠陥絵素を修正するために偏光板に凹陥
加工部を形成した場合であっても、機械的強度、透過率
および偏光度が低下せず、安定した表示特性を得る。 【構成】 基板部材6,7間に液晶層8が介在された液
晶パネル4の表面に、偏光板2,3がそれぞれ貼り合わ
せられる。また、偏光板2の液晶パネル4とは反対側に
光源5が配置される。輝点欠陥絵素に対し、前記光源5
からの光16が輝点欠陥絵素を通る光路上であって、た
とえば偏光板2の液晶パネル4とは反対側の第1保護膜
表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加工部17が形成され
る。さらに、凹陥加工部17を覆って第2保護膜が形成
される。入射光および出射光は、凹陥加工部17によっ
て散乱し、輝点欠陥絵素は目立たなくなる。第2保護膜
によって偏光子の機械的強度が向上し、また透過率や偏
光度の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルの輝点欠陥
絵素を修正するために偏光板を加工した場合であって
も、当該偏光板の機能が低下しない液晶表示装置の製造
方法および液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の偏光板間に透過型の液晶パネルを
配置し、前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板
側から、入射面に対して概ね垂直な光を入射させ、他方
偏光板側から出射する光のうちの、光軸に対して垂直な
光を観察する液晶表示装置として、たとえばプロジェク
ション装置に使用されるアクティブマトリクス駆動方式
の液晶表示装置がある。当該液晶表示装置の液晶パネル
は、一対の基板部材のうちの一方基板部材が、マトリク
ス状に配置される絵素電極と、各絵素電極に接続される
TFT(薄膜トランジスタ)素子とを有する。液晶表示
素子は、前記TFT素子のスイッチング動作によって、
各絵素電極を選択/非選択し、これによって光を透過/
遮断して表示を行う。このようなアクティブマトリクス
駆動方式の液晶表示装置は、単純マトリクス駆動方式の
欠点である非選択時のクロストークが発生せず、高画質
な表示を実現することができる。
【0003】しかしながら、前記TFT素子は、たとえ
ばガラスなどの透光性基板上に、ゲート電極、ソース電
極およびドレイン電極などを積層した多層構造で構成さ
れるので、これらの金属薄膜を透光性基板上に積層する
工程と、前記金属薄膜を所定の形状にパターン形成する
工程とを繰返すことによって形成される。このため、断
線や短絡のないTFT素子を形成するためには、各工程
において、所定の製造条件を確実に維持し、管理するた
めに非常な努力を要する。
【0004】また、場合によっては正常なTFT特性が
得られない欠陥TFT素子を生ずることもあり、欠陥が
修復可能なものは、その欠陥に対応した修正技術を用い
て修復が図られる。欠陥TFT素子は、光源からの光が
出射しないように液晶の配向状態を制御したときに、欠
陥TFT素子に接続された絵素電極に相当する絵素が、
輝点となって認識される輝点欠陥絵素によって識別する
ことができる。
【0005】図10は、輝点欠陥絵素の修正方法を説明
するための図である。また図11は、液晶表示装置の輝
点修正領域48を示す平面図である。さらに図12は、
修正が施された偏光板42を示す断面図である。
【0006】液晶表示装置41は、一対の偏光板42,
43と、当該偏光板間に配置され、一対の基板部材4
5,46間に液晶が介在されて構成される液晶パネル4
4とを含んで構成される。前記一対の基板部材45,4
6のうちのいずれか一方基板部材は、前述した複数の絵
素電極と各絵素電極に接続されるTFT素子とを少なく
とも有する。液晶表示装置41で生じた輝点欠陥絵素4
7aは、光入射側の偏光板42の液晶パネル44とは反
対側表面付近であって、前記輝点欠陥絵素47aに対応
する領域に凹陥加工部55が形成されて修正される。図
11中の符号47は、輝点欠陥絵素でない正常な絵素を
表している。凹陥加工部55の底面は、光散乱特性を示
すよう凹凸状に形成されており、これによって光源から
輝点欠陥絵素47aに入射した光を散乱して減光し、当
該輝点欠陥絵素47aを目立たないようにする。
【0007】ここで、前記凹陥加工部55が形成される
偏光板42の領域は、輝点欠陥絵素47aに入射する光
源からの光の光路上に選ばれる。すなわち、コンデンサ
レンズ49を通して液晶表示装置41に入射し、投影レ
ンズ50に収束される光のうちの、輝点欠陥絵素47a
を通過する光路51に相当する偏光板42の表面の領域
が選ばれる。
【0008】また、偏光板42,43は、図12に示さ
れるように、ヨウ素および染料を分散させたポリビニル
アルコール(以下、「PVA」という)などで実現され
る偏光子52と、当該偏光子52の表面を覆う2枚の保
護膜53とを含んで構成される。保護膜53は、たとえ
ばトリアセチルセルロース(以下、「TAC」という)
で実現され、偏光子52の機械的強度を補強するため
に、および分散させているヨウ素および染料の変質や劣
化を、光、温度(熱)および湿気などから保護するため
のものである。
【0009】前記凹陥加工部55は、偏光板42の保護
膜53表面付近に形成される。たとえば、エキシマレー
ザなどによるレーザエッチングや、ヤスリおよびタイヤ
モンド針などによる触刻によって形成される。また、凹
陥加工部55の大きさは、液晶表示装置41の大きさや
精細さによって異なるけれども、たとえば矩形の領域を
加工する場合、その長手方向が約20μm〜250μm
に選ばれる。このように、偏光板42を加工する輝点欠
陥修正が採用されるのは、プロジェクション装置など
の、輝点欠陥絵素と修正箇所との光軸が常に一定となる
ような表示装置に限られ、たとえば直視型のように視角
が一定でないものに採用しても、その効果は低い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
輝点欠陥絵素の修正方法では、偏光板42の保護膜53
を触刻して凹陥加工部55を形成するため、保護膜53
の厚みが薄くなる。通常、保護膜53の厚みは、偏光子
52の充分な保護機能を得るために、少なくとも60μ
m〜70μm程度が必要であり、通常、80μmに選ば
れる。しかしながら、このような充分な厚みを有してい
ても、場合によっては加工によって偏光子52が傷つく
こともあり、偏光子52の形状が変形したり、分散され
たヨウ素および染料などの配向の程度が低下して、偏光
度が低下する。また、水、温度(熱)および湿気などの
影響を受けて色あせしたり、透過率が低下する。
【0011】本発明の目的は、偏光板に凹陥加工部を形
成して輝点欠陥絵素を修正しても、偏光子の機械的強度
が低下せず、偏光特性の信頼性が低下することのない液
晶表示装置の製造方法およびこのような液晶表示装置を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏光子と、当
該偏光子を介在する2枚の第1保護膜とを含んでそれぞ
れ構成される一対の偏光板と、前記一対の偏光板間に配
置され、液晶の配向状態が、マトリクス状に配列された
複数の絵素の各絵素毎に制御される液晶パネルと、前記
一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パネル
とは反対側に配置され、光入射面に対して概ね垂直に光
を照射する光源とを備える液晶表示装置の製造方法にお
いて、一対の偏光板間に液晶パネルを配置し、前記一対
の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パネルとは
反対側に光源を配置する工程と、前記光源からの光が他
方偏光板側から出射しないように液晶の配向状態を制御
したときに光が出射する輝点欠陥絵素に対し、前記光源
からの光が前記輝点欠陥絵素を通る光路上であって、前
記一対の偏光板のうちの少なくともいずれか一方偏光板
の液晶パネルとは反対側の第1保護膜表面付近に、底面
が凹凸状の凹陥加工部を形成する工程と、少なくとも前
記凹陥加工部を覆って第2保護膜を形成する工程とを含
むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。ま
た本発明は、偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の第
1保護膜とを含んでそれぞれ構成される一対の偏光板
と、前記一対の偏光板間に配置され、液晶の配向状態
が、マトリクス状に配列された複数の絵素の各絵素毎に
制御される液晶パネルと、前記一対の偏光板のうちのい
ずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側に配置され、
光入射面に対して概ね垂直に光を照射する光源とを備え
る液晶表示装置の製造方法において、一対の偏光板間に
液晶パネルを配置し、前記一対の偏光板のうちのいずれ
か一方偏光板の液晶パネルとは反対側に光源を配置する
工程と、前記光源からの光が他方偏光板側から出射しな
いように液晶の配向状態を制御したときに光が出射する
輝点欠陥絵素に対し、少なくとも前記光源からの光が前
記輝点欠陥絵素を通る光路上であって、前記一対の偏光
板のうちの少なくともいずれか一方偏光板の液晶パネル
とは反対側の第1保護膜上に、第2保護膜を形成する工
程と、前記光路上であって、第2保護膜と接する第1保
護膜の表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加工部を形成す
る工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方
法である。さらに本発明の前記第1保護膜は、特定波長
帯域の光を吸収する材料から成り、前記第2保護膜は、
前記特定波長帯域の光を透過する材料から成り、前記凹
陥加工部を、前記特定波長帯域の光を照射することによ
って形成することを特徴とする。また本発明は、偏光子
と、当該偏光子を介在する2枚の第1保護膜とを含んで
それぞれ構成される一対の偏光板と、前記一対の偏光板
間に配置され、液晶の配向状態が、マトリクス状に配列
された複数の絵素の各絵素毎に制御される液晶パネル
と、前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液
晶パネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね
垂直に光を照射する光源とを備える液晶表示装置の製造
方法において、一対の偏光板間に液晶パネルを配置し、
前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パ
ネルとは反対側に光源を配置する工程と、前記光源から
の光が他方偏光板側から出射しないように液晶の配向状
態を制御したときに光が出射する輝点欠陥絵素に対し、
少なくとも前記光源からの光が前記輝点欠陥絵素を通る
光路上であって、前記一対の偏光板のうちの少なくとも
いずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側の第1保護
膜上に、第2保護膜を形成する工程と、前記光路上であ
って、第2保護膜の表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加
工部を形成する工程とを含むことを特徴とする液晶表示
装置の製造方法である。さらにまた本発明は、偏光子
と、当該偏光子を介在する2枚の第1保護膜とを含んで
それぞれ構成される一対の偏光板と、前記一対の偏光板
間に配置され、液晶の配向状態が、マトリクス状に配列
された複数の絵素の各絵素毎に制御される液晶パネル
と、前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液
晶パネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね
垂直に光を照射する光源とを備える液晶表示装置におい
て、前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないよ
うに液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝点
欠陥絵素に対し、前記光源からの光が前記輝点欠陥絵素
を通る光路上であって、前記一対の偏光板のうちの少な
くともいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側の第
1保護膜表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加工部が形成
され、少なくとも前記凹陥加工部を覆う保護膜を含むこ
とを特徴とする液晶表示装置である。また本発明は、偏
光子と、当該偏光子を介在する2枚の第1保護膜とを含
んでそれぞれ構成される一対の偏光板と、前記一対の偏
光板間に配置され、液晶の配向状態が、マトリクス状に
配列された複数の絵素の各絵素毎に制御される液晶パネ
ルと、前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の
液晶パネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概
ね垂直に光を照射する光源とを備える液晶表示装置にお
いて、前記光源からの光が他方偏光板側から出射しない
ように液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝
点欠陥絵素に対し、少なくとも前記光源からの光が前記
輝点欠陥絵素を通る光路上であって、前記一対の偏光板
のうちの少なくともいずれか一方偏光板の液晶パネルと
は反対側の第1保護膜上に形成される第2保護膜を含
み、前記光路上であって、前記第2保護膜の表面付近
に、底面が凹凸状の凹陥加工部が形成されていることを
特徴とする液晶表示装置である。
【0013】
【作用】本発明に従えば、一対の偏光板間に液晶パネル
が配置され、前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏
光板の液晶パネルとは反対側に光源が配置される。偏光
板は、偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の第1保護
膜とを含んで構成される。光源は、光の入射面に対して
概ね垂直に光を照射するようにして配置される。次に、
輝点欠陥絵素があるかないかが検査される。すなわち、
前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないように
液晶の配向状態を制御したときに、光が出射する絵素が
輝点欠陥絵素として判断される。輝点欠陥絵素がある場
合、当該絵素に対し、前記光源からの光が輝点欠陥絵素
を通る光路上であって、前記一対の偏光板のうちの少な
くともいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側にあ
る第1保護膜表面付近に、凹陥加工部が形成される。凹
陥加工部は、底面が凹凸状となるように形成される。次
に、少なくとも前記凹陥加工部を覆うように第2保護膜
が形成される。
【0014】このように、底面が凹凸状の凹陥加工部を
形成することによって、入射光が散乱するので、輝点欠
陥絵素に入射する光および当該輝点欠陥絵素から出射す
る光が減少し、輝点欠陥絵素が目立たなくなる。また、
前記凹陥加工部を覆って第2保護膜が形成されるので、
凹陥加工部を形成することによる偏光子の機械的強度の
低下が防止できる。また、偏光子が物理的要因によって
傷つくことや、光、温度(熱)および湿気などによって
変色することなどを防止することができる。また、偏光
子中の分散されたヨウ素および染料の配向の程度が低下
することが防止でき、偏光度の低下を防ぐことができ
る。したがって、偏光板の信頼性が向上し、表示特性が
低下することのない液晶表示装置を実現することができ
る。
【0015】また、上述したような液晶表示装置は、次
のようにしても作成することができる。すなわち、先
ず、一対の偏光板間に液晶パネルを配置し、いずれか一
方偏光板の液晶パネルとは反対側に光源を配置する。次
に、前述した凹陥加工部を形成すべき偏光板の第1保護
膜上に、第2保護膜を形成する。さらに、第2保護膜と
接する第1保護膜の表面付近に、前記凹陥加工部を形成
する。
【0016】また好ましくは、前記第1保護膜は、特定
波長帯域の光を吸収する材料から成り、第2保護膜は前
記特定波長帯域の光を透過する材料から成り、前記凹陥
加工部は、前記特定波長帯域の光を照射することによっ
て形成される。たとえば、前記特定波長帯域として紫外
光帯域が選ばれ、凹陥加工部を形成するための光として
は、紫外光帯域である100nm〜400nmの光、好
ましくは380nm以下の波長帯域の紫外線レーザを用
いることができる。第1保護膜上に形成される第2保護
膜は、特定波長帯域の光を透過するので、凹陥加工部を
形成する前に第2保護膜を形成しても、照射光が第2保
護膜を透過し、第1保護膜で吸収され、第1保護膜に凹
陥加工部を形成することができる。
【0017】また本発明に従えば、先ず、一対の偏光板
間に液晶パネルが配置され、前記一対の偏光板のうちの
いずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側に、光源が
配置される。次に、輝点欠陥絵素の検査が行われ、輝点
欠陥絵素がある場合には、少なくとも前記光源からの光
が輝点欠陥絵素を通る光路上であって、前記一対の偏光
板のうちの少なくともいずれか一方偏光板の液晶パネル
とは反対側の第1保護膜上に、第2保護膜が形成され
る。続いて、前記光路上であって、第2保護膜の表面付
近に、底面が凹凸状の凹陥加工部が形成される。
【0018】このようにして形成される液晶表示装置で
あっても、前述したのと同様に輝点欠陥絵素を目立たな
くすることができるとともに、偏光子の機械的強度が向
上し、かつ偏光特性が低下することが防止でき、表示特
性が低下することのない液晶表示装置を実現することが
できる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である液晶表示装
置1の構成を示す断面図である。液晶表示装置1は、一
対の偏光板2,3、液晶パネル4および光源5を含んで
構成される。偏光板2,3は、後述するように、共に偏
光子と当該偏光子の表面に貼り付けられる保護膜とを含
んで構成される。液晶パネル4は、一対の基板部材6,
7間に液晶層8を介在して構成され、前記一対の偏光板
2,3間に配置される。光源5は、前記一対の偏光板
2,3のうちのいずれか一方偏光板、たとえば偏光板2
の液晶パネル4とは反対側に配置され、光の入射面に対
して概ね垂直に光16を照射するようにして配置され
る。このような液晶表示装置1は、たとえばプロジェク
ション装置などに使用され、偏光板3側から出射する光
のうちの、光軸に対して垂直な光が観察される。プロジ
ェクション装置では、光軸に対して約±10°の範囲で
液晶パネルを傾けて使用することがあり、光源5は、前
述したように、光の入射面に対して概ね垂直に光16を
照射するように配置される。
【0020】前記液晶パネル4の一方基板部材7は、マ
トリクス状に配置される絵素電極14と、当該絵素電極
14への表示用の信号をスイッチングするTFT素子1
5とを有し、絵素電極14およびTFT素子15は、た
とえばガラスなどで実現される透光性基板13上に形成
される。また、他方基板部材6は、少なくとも前記絵素
電極14に対向する領域に設けられるカラーフィルタ1
0と、カラーフィルタ10以外の領域に設けられる遮光
膜11と、カラーフィルタ10および遮光膜11を覆っ
て形成される対向電極12とを有し、カラーフィルタ1
0、遮光膜11および対向電極12は、たとえばガラス
などで実現される透光性基板9上に形成される。なお、
前記他方基板部材6において、前記絵素電極14に対向
する領域にカラーフィルタ10を設けない場合もある。
【0021】このような基板部材6,7は、絵素電極1
4と対向電極12とが対向するようにして配置され、当
該基板部材間には液晶層8が配置される。液晶層8は、
たとえば前記基板部材間で90°あるいはそれ以上捩れ
配向するツイステッドネマティック液晶で実現される。
基板部材6の液晶層8とは反対側表面に偏光板2が貼り
合わせられ、基板部材7の液晶層8とは反対側表面に偏
光板3が貼り合わせられる。
【0022】光源5から光16を照射し、偏光板2側か
ら入射した光が偏光板3側から出射しないように液晶層
8の液晶分子の配向状態を制御し、このときに、出射す
る光があるかないかによって輝点欠陥絵素が検査され
る。たとえば、図示されるTFT素子15aに欠陥が生
じていた場合、当該TFT素子15aに接続される絵素
電極14aの領域が輝点欠陥絵素となる。検出された輝
点欠陥絵素に対しては、後述するような修正法によっ
て、たとえば偏光板2の表面、すなわち偏光子を保護す
る保護膜に凹陥加工部17が形成される。なお、凹陥加
工部17は、光入射側の偏光板2に限らず、光出射側の
偏光板3に形成してもよく、また両方の偏光板2,3に
形成してもよい。なお、凹陥加工部17は、プロジェク
ション装置などの使用条件、すなわち実際の使用時にお
ける液晶パネルの傾き角度を考慮して形成される。これ
によって、凹陥加工部17と輝点欠陥絵素との位置ずれ
をなくすことができる。
【0023】図2は、本発明の第1の実施例である液晶
表示装置の製造方法を示す工程図である。また、図3
は、各工程を説明するための断面図である。図3(A)
を参照して、前記偏光板2,3を実現する偏光板23
は、偏光子21と、当該偏光子21の表面に貼り付けら
れる2枚の保護膜(以後、当該保護膜を第1保護膜とい
う)22とを含んで構成される。偏光子21は、たとえ
ばPVAにヨウ素および染料を分散させ、当該PVAを
延伸することによって作成される。また、第1保護膜2
2は、たとえばTACを含む材料で実現される。当該第
1保護膜22は、偏光子21の機械的強度を補強するた
めに、またヨウ素および染料の変質や劣化を、光、温度
(熱)および湿気などから保護するために形成される。
第1保護膜22の膜厚は、偏光子21の充分な保護機能
を得るために60μm〜70μm必要であり、通常、8
0μm程度に選ばれる。
【0024】工程a1では、図3(A)に示される偏光
板23が図1に示される偏光板2,3として液晶パネル
4の表面にそれぞれ貼り付けられる。また、光源5が配
置される。
【0025】工程a2では、前述したようにして輝点欠
陥絵素の検査が行われ、検出された輝点欠陥絵素に対し
て修正を施すために、凹陥加工部17が形成される。た
とえば、後述するようにして照射され、図3(B)に示
されるレーザ光25によって偏光子21の液晶パネル4
とは反対側に貼り付けられた第1保護膜22の表面付近
に、凹陥加工部17が形成される。凹陥加工部17の底
面は、粗面な凹凸状に形成され、その深さは、たとえば
偏光子21に到達しない深さに、たとえば数μm〜70
μmで形成される。
【0026】工程a3では、第2保護膜24が形成され
る。当該第2保護膜24は、少なくとも前記凹陥加工部
17を覆う領域に、たとえば図3(C)に示されるよう
に、凹陥加工部17が形成された第1保護膜22の全面
に形成される。第2保護膜24としては、複屈折性を有
さない材料が適しており、たとえば前記第1保護膜22
と同様のTACを用いてもよい。またたとえば、アクリ
ル樹脂、SiO2などのSiOx、またはガラスを用いて
もよい。形成方法としては、上述した樹脂を塗布する方
法や、蒸着する方法などが選ばれ、またあるいは上述し
た材料から成る板やフィルムを貼り合わせることによっ
て形成してもよい。また、第2保護膜24の膜厚は、塗
布および蒸着などによって形成する場合、数μm〜10
0μmに、アクリル樹脂やガラス製の板を貼り合わせる
場合、数100μm〜1mm程度に形成される。
【0027】図4は、前記凹陥加工部17の形成方法の
1例を説明するための図である。前記凹陥加工部17の
形成に用いられるレーザ光25としては、たとえばエキ
シマレーザやYAG(Y3Al512)レーザ(第3高調
波:355nm)などで実現される380nm以下の波
長帯域の光が用いられる。紫外線レーザ発振器31から
出射したレーザ光25は、スリットパターン32を通過
し、紫外線反射ミラー33で反射され、レンズ34を通
過して載置台35上に配置された液晶表示装置1の輝点
修正領域36に集光されて照射される。図5の斜線を付
して示す輝点修正領域36は、光源5からの光16が輝
点欠陥絵素37aを通る光路上に選ばれる。このような
方法によって、凹陥加工部17を形成する例は、たとえ
ば特開平4−353821号公報に開示されている。レ
ーザ光25が照射された偏光板2の第1保護膜22の表
面はレーザエッチングされて、凹部が形成され、さらに
その底面に微細な凹凸が形成される。図5中の符号37
は、輝点欠陥絵素でない正常な絵素を示している。
【0028】前記偏光板23の第1保護膜22がTAC
を含む材料から成ることから、前述したような380n
m以下の波長のレーザ光25を用いると、偏光子21を
傷つけることなく、凹陥加工部17を形成することがで
きる。すなわち、前記第1保護膜22は、通常、TAC
に紫外線吸収剤を添加したもので実現され、この場合、
380nm以下の波長の透過率がほぼ0%であることか
ら、レーザ光25の吸収率が高くなり、偏光子21を傷
付けることが少なくなる。TACは、通常、単独では紫
外線を吸収しないので、上述したように紫外線吸収剤が
添加されて用いられる。前記紫外線吸収剤としては、一
般に、サリチル酸誘導体や2−ヒドロキシベンゾフェノ
ン誘導体などを用いることができ、TACとの相性を考
慮してベンゾフェノン系の紫外線吸収剤が用いられる。
また、その添加量は数%程度である。
【0029】また、本実施例の場合、前記凹陥加工部1
7の形成には、レーザ光25を用いる方法以外に、他の
方法、たとえばヤスリまたはダイヤモンド針による触刻
によって形成することもできる。前者は、たとえば円錐
形のヤスリを回転させながら偏光板23に押し当て、か
つ左右に振動させなら所望の大きさに凹陥加工部17を
形成する。凹陥加工部17の深さは、ヤスリを押し付け
る度合によって選ぶことができる。また、後者は、ダイ
ヤモンド針によって偏光板23の表面に引っ掻き傷を付
けることによって、凹陥加工部17が形成される。この
場合も、凹陥加工部17の深さは、針を押し付ける度合
によって選ぶことができる。このような形成方法のヤス
リやダイヤモンド針の微細な動きは、マイクロメータな
どによって制御される。また、当該形成方法は、先に説
明したレーザ光25を用いた加工方法と比べて加工精度
は劣る。
【0030】図6は、本発明の第2の実施例である製造
方法を示す工程図である。また図7は、前記工程を説明
するための断面図である。第2の実施例は、第2保護膜
24を形成してから第1保護膜22に凹陥加工部17を
形成することを特徴とする。先ず、工程b1では、前記
工程a1と同様にして図7(A)に示される偏光板23
が偏光板2,3として貼り付けられ、また光源5が配置
される。
【0031】工程b2では、第2保護膜24が形成され
る。当該第2保護膜24の形成領域は、第1の実施例と
同様に選ばれ、たとえば図7(B)に示されるように、
偏光板23の第1保護膜22の全面に形成される。
【0032】工程b3では、図7(C)に示されるよう
に第1の実施例と同様のレーザ光25を用いて、第2保
護膜24に接する第1保護膜22の表面付近に凹陥加工
部17が形成される。本実施例では、凹陥加工部17を
第2保護膜24ではなく第1保護膜22に形成するの
で、前記第2保護膜24としては、380nm以下の波
長の光を透過し、かつ複屈折性を有さない材料が選ばれ
る。たとえば、第1実施例の第2保護膜24と同様の材
料や、石英などが選ばれる。また第2保護膜24の形成
方法は、第1の実施例の第2保護膜24の形成方法の中
から選ばれる。
【0033】第2の実施例は、第2保護膜24を形成し
てから第1保護膜22に凹陥加工部17を形成するの
で、凹陥加工部17の形成方法としては、レーザ光25
を用いる方法が選ばれる。レーザ光25は、第2保護膜
24を透過し、第1保護膜22で吸収されて、第2保護
膜24に接する第1保護膜22の表面がレーザエッチン
グされ、凹陥加工部19が形成される。
【0034】図8は、本発明の第3の実施例である製造
方法を示す工程図である。また図9は、前記工程を説明
するための断面図である。第3の実施例は、第2保護膜
24を形成した後、当該第2保護膜24に凹陥加工部1
7を形成することを特徴とする。工程c1では、前記工
程a1と同様にして図9(A)に示される偏光板23が
偏光板2,3として貼り付けられ、さらに光源5が配置
される。
【0035】工程c2では、前記工程b2と同様にして
第2保護膜24が形成される。第2保護膜24の形成領
域は、第1の実施例の第2保護膜24の形成領域と同様
に選ばれ、たとえば図9(B)に示されるように、偏光
板23の第1保護膜22の全面に形成される。
【0036】工程c3では、形成した第2保護膜24の
表面付近に凹陥加工部17が形成される。凹陥加工部1
7は、図9(C)に示されるように前述したのと同様の
レーザ光25を用いることによって形成される。したが
って、この場合、第2保護膜24としては、380nm
以下の波長の光を吸収し、かつ複屈折性を有さない材料
が選ばれ、たとえば紫外線吸収剤を含むTACを用いる
ことができる。また、ガラス、またはポリイミドなどの
材料を用いることができる。また、ガラス、またはポリ
イミドなどの材料に紫外線吸収剤を添加した材料を用い
ることもできる。紫外線吸収剤としては、たとえばサリ
チル酸誘導体や2−ヒドロキシベンゾフェノン誘導体な
どを用いることができる。
【0037】なお、第3の実施例では、第1の実施例で
説明したようなヤスリやダイヤモンド針を用いて凹陥加
工部17を形成することも可能である。
【0038】以上のように、第1〜第3の実施例の製造
方法によって作成される液晶表示装置1では、輝点欠陥
絵素が凹陥加工部17を形成することによって修正され
るので、輝点欠陥絵素に入射した光は、凹陥加工部17
の凹凸状の底面によって散乱される。また、出射する光
も凹陥加工部17によって散乱される。したがって、輝
点欠陥絵素を目立たなくすることができる。
【0039】また、第1および第2の製造方法によれ
ば、凹陥加工部17が形成された偏光板23の第1保護
膜22上に第2保護膜24が形成されるので、偏光子2
1の機械的強度が低下することはなく、また偏光子21
が物理的要因によって傷つくことがなくなる。また偏光
子21中のヨウ素や染料が、光、温度(熱)および湿気
などによって変色したり、配向の程度が低下して、透過
率や偏光度が低下することを低減させることができる。
また、第3の実施例の製造方法では、第2保護膜24に
凹陥加工部17が形成されるので、前述したのと同様の
効果を得ることができる。すなわち、輝点欠陥絵素が目
立たず、偏光子21の機械的強度が低下せず、偏光板2
3の偏光機能が低下することが低減する。したがって、
優れた表示特性が得られるとともに、液晶表示装置1の
信頼性が向上する。
【0040】なお、上述したように凹陥加工部17を形
成することによる輝点欠陥絵素の修正は、TFT素子1
5の断線や短絡を原因とする欠陥以外に、偏光板2,3
自身に起因する欠陥に対しても適用することができ、こ
のような場合であっても輝点欠陥絵素を目立たなくする
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、偏光板が
有する第1保護膜に凹陥加工部が形成された後、当該凹
陥加工部を覆う第2保護膜が形成される。
【0042】また、偏光板の第1保護膜上に第2保護膜
が形成された後、第1保護膜に凹陥加工部が形成され
る。
【0043】また、第1保護膜上に第2保護膜が形成さ
れた後、第2保護膜に凹陥加工部が形成される。
【0044】このようにして形成された液晶表示装置
は、偏光板の偏光子の機械的強度が高く、また偏光子が
有するヨウ素や染料が、光、温度(熱)および湿気など
によって変色および劣化することがなく、透過率や偏光
度の変化を小さくすることができるので、優れた表示品
位を安定して得ることができる。
【0045】また、第2保護膜を形成した後に第1保護
膜に凹陥加工部を形成する場合、保護膜材料および照射
する光の波長帯域を選ぶことによって、第1保護膜を選
択的に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液晶表示装置1の構成
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例である製造方法を示す工
程図である。
【図3】第1の実施例の工程を説明するための断面図で
ある。
【図4】凹陥加工部17の形成方法を説明するための図
である。
【図5】輝点欠陥絵素37aと輝点修正領域36とを示
す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例である製造方法を示す工
程図である。
【図7】第2の実施例の工程を説明するための断面図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施例である製造方法を示す工
程図である。
【図9】第3の実施例の工程を説明するための断面図で
ある。
【図10】輝点欠陥絵素の修正方法を説明するための図
である。
【図11】輝点欠陥絵素47aと、輝点修正領域48と
を示す平面図である。
【図12】凹陥加工部55を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2,3,23 偏光板 4 液晶パネル 5 光源 6,7 基板部材 8 液晶層 17 凹陥加工部 21 偏光子 22 第1保護膜 24 第2保護膜 25 レーザ光 36 輝点修正領域 37 絵素 37a 輝点欠陥絵素

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の
    第1保護膜とを含んでそれぞれ構成される一対の偏光板
    と、 前記一対の偏光板間に配置され、液晶の配向状態が、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素の各絵素毎に制御さ
    れる液晶パネルと、 前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パ
    ネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね垂直
    に光を照射する光源とを備える液晶表示装置の製造方法
    において、 一対の偏光板間に液晶パネルを配置し、前記一対の偏光
    板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側
    に光源を配置する工程と、 前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないように
    液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝点欠陥
    絵素に対し、前記光源からの光が前記輝点欠陥絵素を通
    る光路上であって、前記一対の偏光板のうちの少なくと
    もいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側の第1保
    護膜表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加工部を形成する
    工程と、 少なくとも前記凹陥加工部を覆って第2保護膜を形成す
    る工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の
    第1保護膜とを含んでそれぞれ構成される一対の偏光板
    と、 前記一対の偏光板間に配置され、液晶の配向状態が、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素の各絵素毎に制御さ
    れる液晶パネルと、 前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パ
    ネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね垂直
    に光を照射する光源とを備える液晶表示装置の製造方法
    において、 一対の偏光板間に液晶パネルを配置し、前記一対の偏光
    板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側
    に光源を配置する工程と、 前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないように
    液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝点欠陥
    絵素に対し、少なくとも前記光源からの光が前記輝点欠
    陥絵素を通る光路上であって、前記一対の偏光板のうち
    の少なくともいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対
    側の第1保護膜上に、第2保護膜を形成する工程と、 前記光路上であって、第2保護膜と接する第1保護膜の
    表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加工部を形成する工程
    とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1保護膜は、特定波長帯域の光を
    吸収する材料から成り、 前記第2保護膜は、前記特定波長帯域の光を透過する材
    料から成り、 前記凹陥加工部を、前記特定波長帯域の光を照射するこ
    とによって形成することを特徴とする請求項2記載の液
    晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の
    第1保護膜とを含んでそれぞれ構成される一対の偏光板
    と、 前記一対の偏光板間に配置され、液晶の配向状態が、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素の各絵素毎に制御さ
    れる液晶パネルと、 前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パ
    ネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね垂直
    に光を照射する光源とを備える液晶表示装置の製造方法
    において、 一対の偏光板間に液晶パネルを配置し、前記一対の偏光
    板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側
    に光源を配置する工程と、 前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないように
    液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝点欠陥
    絵素に対し、少なくとも前記光源からの光が前記輝点欠
    陥絵素を通る光路上であって、前記一対の偏光板のうち
    の少なくともいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対
    側の第1保護膜上に、第2保護膜を形成する工程と、 前記光路上であって、第2保護膜の表面付近に、底面が
    凹凸状の凹陥加工部を形成する工程とを含むことを特徴
    とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の
    第1保護膜とを含んでそれぞれ構成される一対の偏光板
    と、 前記一対の偏光板間に配置され、液晶の配向状態が、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素の各絵素毎に制御さ
    れる液晶パネルと、 前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パ
    ネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね垂直
    に光を照射する光源とを備える液晶表示装置において、 前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないように
    液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝点欠陥
    絵素に対し、前記光源からの光が前記輝点欠陥絵素を通
    る光路上であって、前記一対の偏光板のうちの少なくと
    もいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対側の第1保
    護膜表面付近に、底面が凹凸状の凹陥加工部が形成さ
    れ、 少なくとも前記凹陥加工部を覆う保護膜を含むことを特
    徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 偏光子と、当該偏光子を介在する2枚の
    第1保護膜とを含んでそれぞれ構成される一対の偏光板
    と、 前記一対の偏光板間に配置され、液晶の配向状態が、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素の各絵素毎に制御さ
    れる液晶パネルと、 前記一対の偏光板のうちのいずれか一方偏光板の液晶パ
    ネルとは反対側に配置され、光入射面に対して概ね垂直
    に光を照射する光源とを備える液晶表示装置において、 前記光源からの光が他方偏光板側から出射しないように
    液晶の配向状態を制御したときに光が出射する輝点欠陥
    絵素に対し、少なくとも前記光源からの光が前記輝点欠
    陥絵素を通る光路上であって、前記一対の偏光板のうち
    の少なくともいずれか一方偏光板の液晶パネルとは反対
    側の第1保護膜上に形成される第2保護膜を含み、 前記光路上であって、前記第2保護膜の表面付近に、底
    面が凹凸状の凹陥加工部が形成されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171061A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Nitto Denko Corp 液晶パネル用偏光板の輝点欠陥修復方法及びこれを用いた液晶表示装置
JPWO2006016463A1 (ja) * 2004-08-09 2008-05-01 シャープ株式会社 液晶パネル、液晶表示装置、液晶パネルの製造方法、及び液晶パネルの製造装置

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